RICOH GR
自分のブログを読み返すと、約2年ぶりのデジカメ新規投入となります。
前回買ったカメラがE-3、その前がXZ-1、その前がμTOUGH-8010となりますから、久しぶりオリンパス以外のカメラの上に、撮影素子がAPS-Cとなり、手持ちで一番大型の素子を持つデジカメになってしまいました。
ブログでの紹介は今日ですが、実は7月末にはもう入手していて、FacebookやTwitterであげている画像には、既にこのGRで撮影した写真も含まれています。
ワタシとしては、GRシリーズのデジカメとしては3台目。初代GR Digitalと、酔って無くしてしまった(笑)GR Digital II、それに続くデジカメです。
ちなみに、GRシリーズというくくりで言えば、GR-1s、LマウントGR28mmrレンズと、5台目に手にしたモデルとなり、実は結構なGRらーだったりします。
使ってみると、やはりGRはいいなぁ…としみじみ思いますね。XZ-1もよいカメラでしたが、どうもあちらだと、鞄からカメラを取り出すときの精神的ハードルが、GRよりもすこし大きかった気がしたのです。今回GRを買ってみたのは、そういったことの反省もあったりしました。それと、ZX-1もほとんど広角側しか使わなかったので、私にとっては単焦点でも構わないな、というのも。
今回のGR、一番の特徴は、撮影素子にAPS-Cという大型素子を内蔵したことです。
その為、以前のGR Digitalシリーズに比べ、若干サイズは大きくなってしまいました。でも、このサイズ、フィルム時代のGR-1と外寸は同じらしいですね。ただ、GR-1の最大奥行きは、フィルムを収納するグリップ部分ですが、今回のGRはレンズ鏡胴部分なので、見た目はGRの方が大きく、手にしてもかさばる印象があります。
早速使ってみましたが、性能にはとても満足です。4/3ではなく3/2の対角比をもつ画角は、フィルム時代のGR-1を思い出させます。ローパスレスの生々しい色や、先入観でしかないでしょうが、電子補正を行っていないとされるシャープな描写は、さすがGRレンズです。
AFは、前評判通り、暗いところだと少し迷いますね。それと、各種操作ボタンのカスタマイズ設定がまだこなれていないような印象があり、MFの操作方法などは少し不便です。しかし、GRシリーズの特徴は、ファームウェアのバージョンアップによる機能・操作性向上にあるので、そのうち何らかの解決策が提示されるはずです。
ちょっと残念なのは、仕方ないとは思いますが、大型撮影素子を内蔵しているせいで、手ぶれ防止機能がオミットされていること。そのため意外と手ぶれは起こします…というか、キッチリカメラを停止させないと手ぶれします。当たり前ですね。
なので、巷の評価にある「最強のスナップシューター」というのは、個人的にちょっと違うかなと思いますし、片手でバシバシとスポーティーに風景を切り取りたいなら、まだ流通在庫があるGR Digital IVの方が向いているような気がします。
少し大型化したとはいえ、XZ-1よりはかさばらないですし、最近流行している大型素子を備えたコンパクトデジカメの中でも、GRは圧倒的にコンパクトです。昔からこのカメラを使い続けてきた私にとっては、その用途も、製品ポジションも、操作性もほとんど変わらず、常に最新のプロダクトに進化してくれるこのGRシリーズに感謝しつつ、これからも今までと同様、どんどん写真を撮っていこうかと思っていますよ。
コメント
GRにフォーカスリングがあってMFが可能だったらおれも欲しい。
屋外で使うと違うのかもしれないけど、これまでのGRをヨドとかの店舗で触ってるぶんにはAFの合照がストレスで萎える感じだったなあ。
投稿者: いのうえ | 2013年08月09日 20:19
AFの合焦は、暗所とマクロモードだと確かに遅いし迷いますね。あと、ヨドとか店内品だと、変な設定にされているのが多いというのも(笑)。
実際に使ってみると、屋外でマルチAFだと合焦も素早く気になることはないかなぁ。
MFはグリップ部分のリングで調整できるのと、シャッターを素早く押し切ったときに合焦する距離があらかじめ決められたりして、なかなか面白いです。
ま、今度あったときにでも、ごゆるりとご覧下さい。
投稿者: よっち | 2013年08月12日 11:40