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▼2013年08月29日

iMacの内蔵HDDを交換しました

 私のiMacたん。もうひと月前くらいから、内蔵HDDでS.M.A.R.T.エラーが出ていました。その頃からコンソールでマシンのログをチェックしているのですが、定期的に02エラーが出ています。02はThroughput Performanceの異常のせいか、定期的にHDDへのアクセスが固まる症状になり、コレはマズイとすぐに代替HDDを注文していました。

 でも…HDD交換するのめんどくさいし、タイムマシンでバックアップも取ってるし、いっそ限界まで行こうか!と、そのままにしておいたのです。

 しかし、徐々にHDDが固まる時間が長くなり…昨日は遂に、PhotoShopCCを立ち上げるのに15分位…。更にHDDが固まる頻度も、初めは10分に一度位だったのが、もはや30秒に一度位(そして数分間固まる)になり、さすがに使えないなぁ…と。仕方なくHDD交換に踏み切りましたよ。データ復旧時間を見越して、今日の朝、文字通り朝飯前にね。あ〜いやだいやだ。

 前回交換した記事がこちらなので、今のHDDはもう2年以上使ったことになるのか。内蔵HDDは、熱的に決していい環境には置かれていないので、仕方ないかも知れません。2年保てばいい方かも。交換するHDDはスピンドルの回転数が7200rpmになりましたので、少しはアクセス速度が上がっているかな。この記事を書いているときは、タイムマシンから復元中なので、何ともいえませんが。

 しかし、相変わらずiMacのHDD交換はメンドイね。吸盤でフロントガラスを外して、9Tドライバで14本のねじを外し、その後布団の上(この上でやるのが一番簡単w)で本体を寝かせて、上の写真のように液晶を少し立てかけて隙間からHDDを取り出します。あ、以前も書きましたが、この状態にするには、本体正面左上あたり、液晶パネルからロジックボードにきしめんケーブルがつながってますので、忘れずに外して下さい。

 液晶と本体の隙間には、最近竹書房さんで復刊された、サーキットの狼を挟みました。分厚い割に軽いので便利。読んで楽しく、iMacのHDD換装にも便利なこのマンガ、できるマカーならみんなゲットしておこうね(笑)

 つことで、交換自体は大体30分もかからず終了します。その後HDDがカラのままでiMacを立ち上げますが、Macはその場合、インストーラーとディスクユーティリティー、そしてバックアップからの復元アプリが立ち上がりますので、まずは新しい内蔵HDDを「拡張ジャーナリング」でフォーマットしてから、タイムマシンで復旧!

 私のiMacは、2TBのHDD内蔵で、それなりにデータが入っていましたので、復旧完了まで18時間と出ました。仕方ないですけど、結構かかりますよね。因みにタイムマシンのバックアップ先は、Firewire800でレイド化されたディスクになりますので、それなりにデータの吸い出しは早いはず。普通のUSBとかでやってると、3日位かかったりして…。

 とまぁ、ソフトウェア的な復旧手段はとても素晴らしいMacなのですが、ハード的な復旧(HDD交換とか)は、それなりに面倒なのがたまにきずですかね。

 ちなみに、私はこの手の機械いじりって、なるべく自分でやる方ではありますが、結構キライです。今回も作業がイヤで、いずれやるしかない作業なのに、交換HDD手配して1ヶ月くらい放置してたからね。
 同様にPCとかも本質的には好きではないので、昨日のエントリで書いたロジックで言えば、私がMacにこだわるのは、PCとか基本的に興味ないからなのかなーと、改めて思いました。

 さて、中身のデータも無事復旧できるといいな。

RICOH GR


▼2013年08月28日

好きなもの程こだわらない

 「こだわり」という言葉は、近頃は一般的にとてもよい言葉として使われることが多いです。私の記憶では、いわゆるバブル前後から、広告やコピーの世界で「こだわりの○○」的な使われ方が、飛躍的に増えてきたような気がします。

 自分も、なんだか他人から必要以上にマニアックに見られる事が多いのか(実際はミーハーでマニアでも何でもありません)、本や音楽について「こだわってそうだね」みたいな言われ方をすることが、普通の人よりは多いのかなぁ…と思っています。
 そんなときいつも思うのが、どんなジャンルでもマニアックになればなるほど、そのジャンルが好きになれば成る程、いわゆる「こだわり」ってのは減っていくのでは?…ということ。

 例えば、昔の自分は今以上にクルマが大好きだったのですが、あの頃はとにかく色々なクルマに乗りたくて仕方ありませんでした。もちろん、口では「あの車種はあのグレードじゃなければ」とか「あのメーカーのアレには…」などと適当なことを言っているのですが、と言いつつも、運転できる機会がありそうなクルマは、片っ端から乗ってきたと思います。
 私が一番好きなジャンルであるスポーツカーはもちろん、セダン、ハッチバック、軽自動車、軽トラ、4トン車、ATにMT…運転できる機会があればどんどん自分で運転してきました。これは車が好き故に、クルマに対するこだわりがなかったからだと思っています。普通は、わざわざ軽トラとか、機会があっても自分から運転したいとはあまり思わないものです。

 他、音楽も同じかなと思っています。
 このブログを読んでいる人は、いつもの私が訳わからん現代音楽とアニソンしか聴いていないと思っているかも知れませんが(笑)、それはネタとして書きやすいからそのような音楽についてどんどん書く訳で、実のところ、今日の通勤途中に聴いてきた音楽には、ビートルズがあったり、サザンオールスターズがあったり、ジャズがかかっていたりと、色々聴いているのです。

 私の場合、自分から聴く音楽については殆ど語らないため「サザンオールスターズのアルバムは全部買ったしカラオケでも歌える」というと、すごく驚かれる場合もありますし「ビートルズのレコードはみんな持ってますよ」と話すと、意外そうな顔をされます。
 最近ではブリリアントのモーツァルトBOX買ったときも、モーツァルト聴くんだ…と言われたりしましたが、ブログにも書いたように、モーツァルトのCDもレコードも前からそれなりに持っていたのです。
 他にも仕事で知り合ったJAZZ好きなおじさんに「今日お話しに出たアルバムのうち数枚は持ってますよ」と話したら、これも驚いた顔されたっけ…。その間にポップスやアニソンや現代音楽も同様に聴いているので、我ながら本当に聴くジャンルにこだわりはないなと思っています。

 もちろん、相対的に聞くことが少ないジャンルというのはある訳ですが、それについては結構理由がハッキリしていたりします。例えば子供の頃はエレキギターの音が嫌いだったので、今でもロックはあまり聴かないかな?というのはあります。でも、手持ちのiPhoneを見ると、プレイリストの中に、マイケルジャクソンやクィーンなどもチラホラありますので、今となっては聴き始める時期が遅かった為、量が他のジャンルに追いついていないだけです。

 そして私の場合「聴く」以外については本当に興味が無くて、例えば好きなアーティストのライブにせっせと通おう!とも思いませんし、ファングッズのたぐいも殆ど買いません。また、手持ちのレコードやCDのライナーノーツは未見だったりすることが多いです。
 たまに見ることはあっても、殆どの場合、写真やデザインを見ているだけで、そこに書かれている文章は読んでいません。なので、好きな音楽は沢山あっても、それについて他人と語るだけの知識は何も持っていないのです。
 おそらくこの先も持たないと思います。何故なら音楽は「聴け」ればそれで満足してしまうから。これもある意味こだわりがないと言えるでしょうか。

 ここまで書くと「それを聴くオーディオにはこだわってるじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、ぶっちゃけオーディオ機器にはこだわらないからNaimAudioなんて使ってる訳でね(笑)。多分私が「オーディオ機器」を趣味としていたら、アキュフェーズとかマッキントッシュとか、もっとわかりやすい方に行っていると思います。私的には「音楽>オーディオ」の主従関係はハッキリしているつもりなんだけど、これも世間的には「こだわり」に見えるのかな?

 逆に音楽好きを自称する人で、「私はアニソンが嫌いなので聴かない」とか「クラシックが大好きでそればかり聴いている」というこだわりを持っている人は大勢いますし、私もそのような人を知っています。
 別にそういった聴き方を否定する訳ではないですが、私が考える「音楽が好き」という考え方にはあまり合致しません。それは、そういう特定のジャンルが好きだという話で、世間ではそういう人達も「音楽マニア」と言うのかもしれませんが、私は違うものと認識しています。ま、私がどう思おうとどうという事もないので、気にする必要はありませんが。

 逆に嫌いなモノ程こだわるな…と実感できるジャンルは、私の場合は食べものでしょうか。
 体質的な面もあり、私はネギを使った料理は基本的に口にしないのですが、そのせいか、食べられるレパートリーが他の人よりも少なく、食べものについては基本あまり興味がありませんし、見知らぬモノは殆ど口にしません。

 興味が無く好き嫌いが多いが故に、自分の好きなモノをしつこく探して買いますし、また、そればかり食べ続けたりします。
 なので特定料理や食材については、不要な知識ばかり付いてしまい、一部では「食べものにこだわってる?」みたいな扱いされているのですが、これは食べものというジャンルを愛さないが故に、特定のモノへの知識が深まり、それが逆に世間では「こだわり」と認識されてしまっている例です。
 嫌いなものが多いからこそ、他人から見るとなんだか詳しく見えてしまう、面白いなぁ…と思います。

 逆に、食べものが好きな人は、本当に何でもおいしそうに食べるんですよね。何を食べても「おいしい」という人は、私的にはすごく魅力的に見えますが、残念ながら(?)世間的にはあまり「こだわりの食マニア」的な視点で見られないようです。これもまた面白い現象です。

▼2013年08月24日

パシフィック・リムを見てきました

R0310655.JPG 「…そうです。ロボの動力は原子力です」

 今巷で話題になっている、米帝の作ったロボットアニ…じゃない、ロボット映画「パシフィック・リム」、私も早速見てきました。

 しかしまぁ…面白いねこの映画。以前何かの映画を見たときに予告編を見た記憶があるんだけど、その時は「ロボットカッコ悪いな」としいう位しか思っていなかったのですが、映画でみると、ロボのデザインがカッコいいとかカッコ悪いとかどうでもいい感じ。とにかく、重量感溢れるロボ(イェーガー)達の動きにしびれるし、その操縦方法もまた熱い!エヴァンゲリオンとジャンボーグA合わせたような操縦法です。子供の頃や今でもロボットアニメに熱くなっている人は絶対に見た方がいいです、それも映画館で。

 どことなく鉄人を思い起こさせるロボ達は、イェーガーと呼ばれています。そのイェーガー達が闘う相手は、そのものズバリ、カイジュウ。日本語訳ではなく、作品中もローマ字でKAIJUと表記され、カイジュウと呼ばれています。このどことなくギャオスやギロンを思い起こさせる、口から強烈な酸を吐くオソロシイ奴等です。

 そんでまた、この映画については絶対に吹き替え版を見た方がいいと思う。つか、字幕版見てないので分かりませんけど、なんたって声優のキャストが、アムロやシャア、綾波レイや、三ツ矢雄二、玄田哲章とくれば「何が始まるんです?」と言わざるを得ません。とにかく、始まりから終わりまで血圧上がりっぱなしの展開でした。

 いや〜、久しぶりにスカッとした映画が見られて、満足でしたよ。音楽もカッコよかったので、サントラも予約注文しちゃおうかな。

RICOH GR


▼2013年08月22日

Fireface UCを購入してみました

E8220013.JPG お馴染みのアキヨドで、箱無しアウトレットではあるんだけど、ちょっと信じられない位の値段で売っていたので、思わず買ってしまいました。

 というのも最近、DAC欲しい熱が再燃していて、何というかオーディオライクな正当派DACよりも、USBとか付いた色々遊べそうなDACはないものかと、ケンブリッジオーディオとか、ATOLLとか色々調べていた矢先だったので、とてもタイミングがよかったのです。

 Fireface UCとは、独逸製RME社から発売されているオーディオインターフェイス、日本ではシンタックスが販売代理店となります。

 元々…というか、今でもそうですが、この製品はPCのオーディオインターフェイスとして作られていて、音楽StudioやDTM用途では、機能と音質を含め、最強に近い製品と言われていたようです。
 そこに目を付けたのが、オーマニな方々。実はコレ、PCオーディオ用のDACとしても非常に優秀だとの評判で、更に一般的なUSB/DACとは違い、音声出力だけでなく、入力にも使え、更にマルチチャンネル音声出力までもが可能という、音楽制作を趣味としていなくても、色々な用途で遊べる優れもの機器だったりします。
 私も以前からうすらぼんやりと「ほしーなー」とは思っていたのですが、さすがに市中では12~4万円位で売られている、それなりに高価な機械ではありますので、長い間My物欲優先リストの下の方でくすぶっていたのです。

 ということで、昨晩帰宅してから取りあえず音出しはしてみようと思い、今使っているネットワークオーディオプレーヤーのLINN Majik DSに接続し、外部DACとして使ってみることにしました。

 タダのDACと違い、この製品はオーディオインターフェイスになりますので、使用前にはPCにつないで様々な設定が必要となります。詳しくは代理店であるシンタックスの紹介ページを見てもらえばわかるのですが、まず注意なのが、付属CD-ROMに収録されているドライバとアプリは、MacのMountain Lionでは動作しません。こちらのページでダウンロードして使って下さい。本体ファームウェアの更新もでているようですが、そちらは買ったままの状態で大丈夫でした(当然新しくした方がいいと思いますが)。また、Fireface UCのアナログ出力は、オーディオで一般的なRCA端子ではなく、φ6.3のマイク端子でL/R独立となりますから、一般的なオーディオケーブルを使う為には、このようなアダプタが2個必要となります。

 私の場合、デジタルは同軸出力で、オーラルシンフォニクスのデジタルケーブルを使用、FirefaceからはテクニカのAT514CMアダプタを介して、LINNシルバーで自作したRCA→DINケーブルでNAC12へ入力しました。セッティングとかそういうのは後回しで、取りあえずはラックの横ホコリまみれの床(笑)に直置きです。

 夜なのであまり大きな音は出せなかったのですが、サックリと聴いてみると…

・出力ゲインはMajik単体より高め
・音の解像度は高い
・音像が少し広がる…というか大きくなる
・少し固い音

 という印象。電源投入直後なので後に評価は変わってきそうですが、素性の良さは伝わってきました。翌朝、少し早めに起きて鳴らしてみると…

・音が昨晩よりふくよかになってきた
・解像度はバリバリ
・音像は昨晩よりも固まってきたっぽい
・外部DACとしても優秀

 といった印象でした。
 しばらく電源入れていると、また印象が変わってきそうですが、現状でMajikの内部DACに比べて、音質的グレードアップ、特に解像度の向上はめざましい結果になっていることは確認できました。ただ、キャラクター的にはMajikからのアナログ出力も、あれはあれで音楽表現が巧みで捨てがたいモノがあるけどね。

 このまま、DACとして使い続けるのも由!PCに接続して「一航戦、赤城。出ます!」の勇ましいセリフを高音質で聴くのもw由!また出力だけでなく、まだCD化されていないレコード音源をデジタル化するのも由!とのことで、遊び方楽しみ方は、普通のオーディオ機器とは比べものにならないくらい、色々な事ができます。
 それでいてDACとしての音質も優れている訳で、今10〜15万円クラスのDACを物色されている方は、オーディオコーナーだけでなく、一度DTMコーナーにも足を伸ばしてみるといいのではないでしょうか?

 ちなみにヨドの売り場の方によると、FireFace UCは販売終了だそうで(ヨドだけの話かもしれません。未確認)、次はちょっとお値段高目でFireWire端子装備のFireFace UCXへシフトしてゆくとのことです。
 RMEはBabyfaceからFireFace UFXまで、音質的なランク付けを行っていないそうなので、FireWireが必要ない人は、早目にUCを確保しておいた方がイイカモ…。

OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro


▼2013年08月19日

デッサンは全ての基本だね

 昨日は友人の漫画家さん夫妻の家へ遊びに行ったのですが、丁度その時奥さんの方は、親戚のJCと一緒にデッサン教室をやっておられました。

 私も飛び入りで参加させてもらったのですが、イザやってみると、デッサンとかとてもむつかしいですね。
 デッサンって、私は高校生の頃の美術でしか習ったことないので、対する知識も経験もないに等しい。何か絵を描くためにはデッサンが全ての基本!だということは理解しているつもりなのですが、やはり個人の趣味でデッサンをやるのは、それなりに精神的ハードルが高かったりします。

 だって…つまんないもんね。欲望にかまけて、美少女や美少年の絵を描いている方が、趣味としては当然楽しいです。

 しかし、やはり「絵を描く」事の基本は全て「デッサン」なのです。昨日はそれをしっかりと再認識しました。ホンの20分程度の参加ではありましたが、久しぶりに色々と得るものもあったなので、私の悲惨なデッサンについては棚に上げた上でw、感じたことのメモを残しておきます。

 昨日のお題は、上記にある箱を二つ重ねた図です。真っ白な線画ですが、実際は下が殺虫剤?の箱、上はティッシュペーパーの箱です。コレが重なって、また少し斜めになっているところが嫌らしい感じです。

 デッサンを開始するに辺り、一番始めに行う事は、対象をじっくりと見ることです。昨日の私は、対象をあまりじっくり見なかったので失敗してる訳ですが(笑)、デッサンのために見るときは、以下のポイントを意識すると、描きやすくなります。

1:対象を見る位置を決定
見る角度はもちろん、距離なども決定します。特に対象が近いと、首の位置が変わっただけで見え方が全く変わりますので、注意です。また、対象からの距離が変わると、カメラで言うところ、レンズの「焦点距離」が変わります。広角レンズでパースを強調して描くか、ロングレンジで対象のより正確なフォルムを描くか、こちらも見え方が変わってきますので、どこから見た姿を描くのか、きちんと決めましょう。

2:ホワイトバランスを決める
対象で一番明るい部分を見つけましょう。この明るい部分をどんな色で描くかによって、全体のトーンが変わってきます。明るさのトーンは、一度描き始めてしまうと後から修正がむつかしいので、描き始める前にきちんと観察しておくのがいいです。

 以上を見極めてから、デッサンを開始します。
 ちなみにテクニック的なポイントは、私では全くお話しすることができませんし、そもそも知りませんので(笑)、以下は今回のデッサンで私が考えていた事を、光線の状態に絞って書くことにします。

 単に平面に見える物体も、その表面は様々な方向からの光を受け、複雑なトーンを形成しています。そして私達の脳は、その複雑なトーンを無意識のうちに観察し、物体の距離、カタチ、表面の素材、重さ、種類などを、過去の経験則に照らし合わせ、判断しています。
 つまり、デッサンとは、それらの情報を可視化し、紙の上に表現する作業となります。

 ポイントは、物体はどのようなモノでも、必ず光を反射し、その方向を照らしますので、光が当たる位置、そしてその光がどの方向に飛ぶのかをイメージすることです。そうすれば、面の中にはどのような陰影があるかを見つけやすくなりますよ。

 面の陰影は、デッサン用に用意された白い石膏を使えばとてもよくわかるのですが、身近にある箱を重ねてみても、光の基本は同じなので、とにかく対象をじっくりとよく観察しましょう。
 下の図の中に、昨日の対象を見て、私が感じた部分を図の中にメモしておきます。クリックするとFlickerに飛び、拡大表示が可能です。

 ホワイトバランスについて補足します。
 光源から当たった光は、対象物にあたり、反射することで私達はそれを目にすることができます。それを絵にする場合、私達は光を紙の上に「描く」訳ですから、描く紙よりも明るいモノは、基本的に描く事が出来ません。その為、上記に書いたホワイトバランスの決定が重要になります。

 図の下の方に2つの箱がありますが、ホワイトバランスを極端に変えた例です。左は、一番明るい部分をアミ15%で表現した場合、右が45%で表現した場合となります。印象は大分変わりますが、どちらもデッサン的には間違った表現ではありません。
 また、実際もっとも明るい部分は対象のハイライト部分などになりますので、一番明るい面は、更に明るい部分を描く際の保険として、少し色を載せた方が後で助かります。
 その際のハイライト部分は、紙に何も描いていない色の部分で表現することになるのですが、明るい部分との差によって、左はすこしやさしい雰囲気、右の場合は少しドラマチックな表現になります。こちらは周辺の光量、雰囲気にマッチした陰影表現に努めます。

 デッサンがうまくなりたい…更にその先にある「絵がうまく描けるようになりたい」へ到達するには、ひたすら描きまくるしかないようです。
 沢山デッサンを重ねれば、その物体を表現するためのポイントが何処なのか、すぐに判断できるようになるので、自ずと絵画はもちろん、ヲタ絵のようなモノも上手に描けるようになるかと思います。

 また、特にヲタ絵の場合ですが、線画は描けても色塗りができない(実はプロの漫画家さんでも色塗りできない人って意外といるんです。その場合は上手な人に外注出したりします)というのは、デッサンの経験が足りていないからかも知れません。対象を輪郭で捉えることができても、その面を正確に表現するためには、やはり対象をよく観察する思考が必要になるかと思います。

 つことで、私もデッサンやりまくりみたいな事はムリにしても、せめて、身近にあるモノの光や影などを、うまく観察するようなクセは付けるべきだなと、ごく短時間のデッサンを通じて、色々と学ぶことができました。ありがとうございます。

 ちなみに、私の下手くそなデッサンは、その場に置いてきてしまいましたので、残念ながらお見せすることはできません(笑)

▼2013年08月18日

益子で菊池弘さんのご飯茶碗を買う

E8170001.JPG お盆は過ぎたというのにまだ残暑厳しいなか、昨日は益子へドライブ。たまにはクルマで出かけるのもいいしね。

 渋滞のない東北自動車道をばびょんと走り、益子町についたらまずお食事。木の香というお蕎麦屋さんに入りました。ちょっと待たされたけど、蕎麦の香りが心地よく、とてもおいしかったです。値段も安いし量も満足。お勧めです。

 その後は、益子町町営の駐車場に車を駐め、友人と別行動で陶芸の街を散策。今日は、以前笠間市で買った愛用のご飯茶碗がもうあちこち欠けてきたので、新しいご飯茶碗を物色しようと思っていたのです。しかし、今見てみたら、もう10年以上使ってたんだな。ま、毎日使う茶碗くらい、自分の気に入ったモノを使いたいしね。

 つことで、何件か陶芸屋さんを見て回ってみると、中心に向かってぐるぐる渦を巻いた柄のご飯茶碗が目につきました。菊池弘さんという作家の焼き物みたいです。白とライトブラウンの明るい配色です。見ていると、こんなので毎日ご飯食べられたらな〜と、イメージがわいてきましたので、こちらに決定。お値段は2,300円位だったと思う。

 早速家に帰って、炊きたてのご飯と鰹節、そしてついでに購入してきた日光たまり醤油をかけて食事。大満足でした。

 日常のご飯茶碗に2,300円は、ちょっと高い気もするけど、気に入ったモノをなら長く使えるし(前回のは10年以上使った訳だし)、それに、食事も少しおいしく感じるかも。

OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro

▼2013年08月14日

鉄砲を捨てた日本人/ノエル・ペリン

P8140004.JPG 歴史の本としての体裁を取っていますが、実は思想書と言った方が正しいかもしれません。

 私達日本人が初めて「鉄砲」を手にしたのは、1543年9月23日、種子島に漂着した中国船に乗っていたポルトガル人が持っていた火縄銃を手にしたときです。時の種子島島主がその銃に興味を持ち、二千両という破格の値段で買い取ります。そして、丁度戦国時代だった日本の隅々にまで広がってゆきます…というのが、歴史の教科書で習う記述です。

 でも、冷静に考えると,今まで見たこともない「鉄砲」と呼ばれる武器を、たった二丁買い取っただけで、すかさずコピーしてしまう当時の日本の技術力には驚きますよね。しかも、場所が「堺」や「国友」という技術者の街ではなく、種子島という田舎(失礼)であることも注目だと思います。これは、当時の日本で、銃製造に必要なレベルの製鉄・冶金技術が国内で普遍的に広まっていたという証拠になります。
 本書では「日本刀制作の技術があったので銃の製造は容易だった」みたいに書いてありますが、当然ながら日本刀制作技術だけで銃の制作はできない訳で、当時の日本の鍛冶職人達は「鉄」という素材について、幅広く深い知識を共有していた…ということになるでしょう。

 因みに、現代においても銃の設計と製造というのはそれなりに大変なことで、コピー品のAK-47製造はともかく、独自に高性能な銃を設計・製造出来る技術を持った国は限られています。完全オリジナルに近い銃を製造できるのは、アジアでは今でも日本くらいかな。
 激しい衝撃と温度変化、並びに粗雑な扱いに耐え、暴発などを絶対に起こさないようしかも安く設計しなければならない銃とは、火薬や冶金などに高度な技術と経験則が求められ、コピーは簡単でも、オリジナルの設計はなかなか難しいのです。

 で、16世紀に戻りますが、当時の日本人は、その二丁の銃を元に、様々な改造…再設計を施し、日本国内で大量生産を始めます。呆れたことに、その数は全世界の銃を合わせた数よりも多いとされていて、戦国の日本国内は大量の銃で埋め尽くされます。
 やがて、秀吉の時代になり、日本が平定されてゆく中で余り始めた銃は、逆に東南アジアへと輸出されるようになります。その時の日本製火縄銃の評価は、それなりに高いモノだったようです。

 で,ここからが本題なのですが、世界の全てを合わせてもまだ多いとされる銃を、日本社会は何故か捨ててしまいます。もちろん、秀吉の時代に行われた、刀狩りなどによる在野の武器強制徴収政策や、次の徳川幕府による徹底した軍縮命令(武家諸法度等で、銃はもちろん、城、刀、軍備など幅広く縮小させられた)によるものではあるのですが、刀については、なんだかんだで皆手放さなかった割に、大量の銃だけが綺麗さっぱりと日本国内から消えてゆったという現象は、お上からの命令だけでは説明しきれないと思うのです。
 この著者は、その理由を日本人特有の「美意識」に求めていますが、私としてはなかなか納得できるモノではないな…と考えたりします。

 当時の日本人が、そろそろ終わりにさしかかっていたとは言え、野蛮な植民地政策をとっていた西欧諸国すらびびらせる程の重武装を、たった100年程度で放棄してしまう事は、確かに世界史上では大変珍しい出来事かもしれません。
 しかし、お隣の大国中国を見ても、大戦乱の中、中国を統一した王朝は、割とアッサリ軍備を解体してしまい、その隙にまた北方蛮族に襲撃されて慌てるというマヌケな歴史が何度かあったりするので、この軍縮という考え方は、ひょっとしたら、アジア的価値観の中でもう少し説明できる現象なのかも…とも思ったりします。

 また、ここであまり突っ込んだ説明はしませんが、象徴的な日本国の皇帝である天皇家は、歴史上軍隊を殆ど所持していませんでした。
 武士の前の時代、象徴ではなく実質の皇帝であった時代にも、天皇家は私設軍隊を所持せず、必要な軍備は傭兵を用いて対応していましたし、また、用が終わればその軍事力を維持しようとせず、アッサリと解雇したりしていました(だからこそ職と食を失った武士が団結し、後の武家社会が始まったとも言えるのですが)
 何が言いたいのかというと、私達日本人は、昔から軍事力については血をもたらす「穢れ」として、忌み嫌っている部分が多かれ少なかれあったということです。この考え方は案外現代人である私達にも受け継がれていて、現代の反戦運動についても、理屈ではない部分での軍隊への嫌悪感は、この「穢れ」の思想が続いているのではないかな?と思っています。

 そんな日本人だからこそ、軍事力の象徴であった「銃」を、割と当然のように捨ててしまったのかもしれませんし、その心境は、残念ながら私も普通に理解できてしまうのです。だって…必要ないのに軍備増強してても仕方ないし(笑)
 なので、本書で言うところの「美意識」というのは、西欧的価値観による後付設定なのかも…と思ったりもしました。

 ま、色々とダラダラ書きましたが、本書は、世界史上でも珍しい、江戸時代前期に起きた「軍縮」にスポットを当てた思想書として、なかなか面白いです。しかし、この思想が現代の核軍縮理論にそのまま結びつくのか?といえば、ちょっと疑問ではありますし、少しユートピア的過ぎるかもしれません

 何故なら、私達日本人はイザ軍備が必要とあらば、すぐに周辺諸国が引く程に重武装することを繰り返している訳ですから。

OLYMPYS XZ-1


▼2013年08月13日

確かに大型液晶テレビはいらないかも

 こちら、家電コンシェルジュさんの記事を読んで私も確かにそうだと思ったのです。

 実は、私も以前からテレビについては妙なこだわりがあり、例えばブラウン管時代では「SONYトリニトロン管のテレビデオじゃないとダメ」みたいに思ってました。
 何故なら、当時からオーディオにそれなりに凝っていた私からすると、スピーカーの間に入り込むテレビという存在は、邪魔者でしかなかったのです。また、ビデオを使う為に機械と配線とコンセントを増やすのもイヤで、テレビ+ビデオ一体型は絶対だと思っていました。そして、テレビを付けている時間以外は、テレビに布をかけて隠してしまうという徹底ぶり…テレビ嫌いだったのかな?

 ま、それでも、トリニトロン管&ブラウン管時代のテレビは、私が使っていた21インチだとしても、それなりに場所を取りますので邪魔です。しかし、あまりテレビを見ていないとはいえ、ニュース番組とかは見てますので、なければ困ってしまう…どうしようかなぁ、とずっと悩んでいました。

 そのテレビに対する考え方の転換点になったのが、例の地デジ化で古いテレビを買い換える必要がでたこと、それと、人生初(ま、classicとかSE30とかはありますが)のデスクトップPC、iMac 27inchを購入した事です。あ、これにテレビチューナーつなげばテレビとして使えるな?と。

 結果、大きくて重くて邪魔だったテレビは、ラックごと処分し、部屋はスッキリとしました。またテレビについても、家に帰ってPCでダラダラとネット見ながら、テレビも見れるようになりましたので、逆に視聴時間は増えています。
 そして、本を読んだり、音楽を聴いたりと、純粋に部屋で「何かする」ときは、部屋の中に使っていないテレビがなくなったので、オーディオの音的にも、気分的にも、よい選択になりました。

 この私の選択は極端としても、皆さん少し考えてみてほしいのですが、今の時代、よく考えるとテレビって基本「何かをしているときに使う」事が多いモノなんですよね。
 朝起きて、学校や会社に行く支度をしながら、朝のニュース番組を見る、また、帰宅後に食事や晩酌でもしながら、ボーッとニュースやバラエティなどを見る…とか。
 となると、リビングの正面にドカンとでかいテレビがあるよりも、何かをしている場所にそれなりのサイズのテレビが複数あった方がいいのでは?と考える訳です。

 実際、私の家でも、自分の部屋にはiMacのテレビチューナー。1Fの倉庫部屋みたいな場所には、14インチくらいの小さなテレビ。その他の場所でテレビが見たくなったときは(滅多にないですが)、iPadでwi-fiを通してテレビを見るという体制になっています。
 そして居間にはメインとして52インチのテレビがある訳ですが、こちらは、朝家族が食事をしているときと、夕食で家族が集まっているときには使いますが、それ以外ではあまり使っていません。実は稼働時間をカウントしてみると、メインテレビの稼働が一番短いかもしれません。

 別にテレビの存在を否定している訳ではなく、例えばお気に入りのドラマや映画を見るときは、やはりリビングでくつろぎながら、大画面でじっくりと見たいのです。しかし、そのように能動的に画面を見るときを除けば、別にテレビなんて小さいので構わないというのはアリかもしれません。

 実は、そういった用途を見据えて、以前シャープがこのようなテレビを発売していました(今でも売ってんのかな?)。つまり、大画面の液晶テレビは娯楽のメインとして、他の日常生活では、手軽に持ち運べるこのようなテレビを使った方が便利なのでは?という提案型の家電です。
 私も当時、電気屋さんで見て「面白いなぁ…」と思っていたのですが、残念ながら価格がちょっとアレ過ぎました。発売されたばかりだったからかも知れませんが、液晶20インチで確か12〜15万円しましたので、その隣で38〜42インチが同じような値段で売られているのを見るとね…そりゃ売れないよな、というのもわかります。だって、iPadとそれに使えるwi-fi地デジチューナー買った方が安いんですから。あと、液晶のサイズも13インチくらいで充分ですよね。もっと軽くバッテリ駆動時間が長く安い事の方が重要で、別に20インチはいらなかったと思います。

 そんなこんなで、「大型テレビはもう必要ない」のではなく、長い間家電の王様扱いされてきたテレビが、技術革新により、本来の使い易いスタイルに進化しつつあるのかも…という点で、上記リンクにある「もう大型液晶テレビはいらないかも」という視点は新しいなぁ、と感じました。別にみんなが映画やドラマが大好きな訳でもないし、そうでなければ大型液晶のテレビは確かに必要ありません。

 皆さんも、次にテレビを買い換えるときには、もう少し自分のテレビ生活を見直して「本当にリビングの真ん中に大型テレビが必要なのだろうか?代わりに洒落た家具でもおいて綺麗な植物でも飾った方が、部屋の雰囲気よくなるかも」的な考え方もしてみた方がいいのかもしれません、あるいは「パソコンでインターネットしながら見られば充分だ」とかね。

 ちなみに、自分が使っているMac用地デジフルセグチューナーは以下の製品。Windows用だともっと安くて多機能な製品があると思いますよ。

OLYMPYS XZ-1


▼2013年08月12日

このオレがソシャゲにハマるはずがない!

 今まで事ある毎に馬鹿にしていたSNSゲームですが、いい歳ぶっこいて今では2つのゲームにモロハマリ厨!しかも両方課金まで(笑)。タイムマシンに乗って、天に唾していた自分をなぐってやりたい!

 ひとつ目については、ちょっと前にもエントリ立てた「艦コレ」ね。一部では「ソシャゲ業界って、客を集めるためにありとあらゆる方法がとられ、巨万の宣伝費が注ぎこまれてきたわけど、ついに発見された人を集める方法が「がめつくない誠実な運営」だったっていうの、童話にしても出来過ぎてるレベル。」とまで言われているゲームですが、ゴメンなさい、人生初課金やらかしてしまいました!

 使った金は、やってる人なら分かると思うんですが、ドッグ解放です。このゲーム、アイテム集めとかなんだとかに金ぶっ込む必要は皆無なんですが、傷ついた艦むす達をすばやく直すためのドッグについては、増えるとゲームについての効率が格段にアップしますので…思わず、ね。

 通常は、ドッグ解放1つに付き1,000円で、フル解放に2,000円かかるのですが、私の場合、DMM.comのWebマネー初購入とのことで、500円分のマネーがプレゼントされたので、1,500円でドッグフル稼働体制になりました。これで大破してあられもない姿の艦むす達も、素早く修理できますよ!

 あと、Androidな人は「艦これぴったん」という無料アプリを使えば、外出先でも艦コレプレイが可能。プレイはともかく、外から遠征中の艦隊を管理するにはとても便利。いや〜全くもってハマってますな。

 で、もう一つのSNSゲームが、なんだかんだでここ半年近くハマっております、ingressです。
 こちらはグーグル謹製のソシャゲで、プレイするにはアンドロイド端末が必要となります。まだクローズドβ段階なので、参加するには公式サイトからアカウントを申請する必要があり、以前はアカウントアクティブまで1ヶ月位はかかっていたようですが、最近は2〜3日でアクティブになるようです(2013年11月現在、承認制が終了し、Googleアカウント持っている方ならすぐに参加出来ます)

 こちら、グーグル様謹製ということで、ソシャゲながらも完全無料ゲームなのですが、アクティブにハマった人は、別な意味での重課金に苦しめられることとなります。何故から、世界各地に散らばったポータルをハックし、攻撃し、リンクを貼るためには、実際に現地へと出かけなければならないからです。
 おかげで私も、このゲームのために多額の電車賃、ガソリン代、高速道路料金w…それと体力をつぎ込んできました。一説によると、度重なる徒歩移動で贅肉をつぎ込んだ人も多数いるようですが、残念ながら私については、まだ贅肉課金を行うまでに至っておりません(笑)

 ちなみにさすがグーグル様、課金逃れ(?)の元となる、位置情報の不正には堅いガードがかかっており、そもそも端末側で「疑似ロケーションを許可」にするとアプリが起動しません。また、一説によるとGPSのデータ取得を、不正防止のためOSを介さずにアプリ独自で行っているようで、同じ端末でGoogleマップを参照したときと、ingress内での位置情報が若干(時には盛大に)ずれている場合があります。
 あと、ポータル間の早すぎる移動についても監視されていて、快速電車などで駅間を移動していると、移動先でしばらくポータルハックできなかったり、バースターがぶっ放せなかったりする場合もあります。
 これら厳重なプロテクトとゲームの中毒性により、課金逃れは絶対に無理!すでのな オソロシイ…。

 ただ、ingressについては、このゲームにはまると、本当に色々な場所に気付かされてくれて、お出かけ好きでAndroidな人で英語にアレルギー起こさない人(アプリの言語は全て英語です。ま…英語を読める必要はないですが。)には是非試してもらいたいゲームだな、と思います。つか、最近ポータルが急増してる割にプレーヤーが増えないので、ポータルの維持と管理が大変なのよ(笑)
 都内に数あるポータルを巡っているだけでも「あ、こんな駅の近くにこんな神秘的な場所があったんだ!」とか「普段通っているルートにはこんな裏道が!」などと、日々の発見がクセになっちゃいます。ゲーム以外でも、こういった部分がとても楽しいのがingressです。

 また、これらポータルは、自分でジオタグ付きの写真を撮って申請することも可能です(審査に数週間かかりますが)。だからこそ、休日は電車賃やガソリン代を「課金」して、あちこち出かけちゃう訳なんですけどね。

RICOH GR

▼2013年08月11日

Eye-Fi PRO X2 16GB

R0310354.JPG Eye-Fi !すでのな

 実は、GRを買ったときにEye-Fiはもう1枚買い足そうと思っていたのです。ただ、都内量販店だと知らない間に随分と値上がりしたみたいで、少し様子を見ていました。

 何故旧に値上がりしたのか…というと、どうやらEye-Fi Mobiという新シリーズが発売されたからみたいです。
 この商品、従来のEye-Fiと違い、機能をスマホへの転送に特化したせいで、少し判りにくかった初期設定が簡単になり、一部では評判みたいなのですが、私の用途としては、直接Flickerに上がってくれればそれで問題なく、むしろスマホに撮影した写真がじゃかじゃか貯まっても困ってしまうのです。
 Eye-Fiアカウントを持っていれば、従来のようにFlickerへの直接転送も可能だという噂もあるのですが、買ってみないと判らないしね。

 このMobiの登場により、従来のPROシリーズの卸値が変わったのか、特に8GB版は以前の価格の倍くらいで売られているショップも出始めて、これは早目に商品を確保しておかないと…という気分になっていました。

 で、見つけたのがこのPRO X2 16GB、実は16GB版については、まだ買い慌てる程値上がりしている感じでもなかったのですが、ネットでの最安値よりも安い値段で見つけたから買っとこうかなと。

 容量については8GB版にしようか迷ったのですが、最近外出先で度々SDカードが一杯になってしまう事態が発生していて、Flickerにアップされた写真とローカルの写真を照合してからカード内の写真を削除…というプロセスが取れなくなってしまう事があったので、念のため16GB版にしておきました。RICOH GRの最大サイズJPEGでも、1,900枚近く撮れるみたいなので、この先外出先でカード容量不足になる事は恐らくないでしょう。

 つことで、PROシリーズのEye-Fiをお探しの方は、安いうちに確保しておいた方がいいよ…というお知らせでした。

RICOH GR


Bromptonで鎌ヶ谷大仏

R0310348.JPG 本当に暑い!この糞暑い中、千葉県は鎌ケ谷地方へ出かけてきましたよ。

 何故鎌ケ谷なのかというと、実は先週、自宅から江戸川を下り、本八幡を経由して北総台地を北上して柏方面に抜ける…というサイクリングを計画していたのですが、途中暑さでギブアップして、鎌ヶ谷駅からブロンプトンを畳んで輪行で帰ってきてしまっていたのです。なので、そのリベンジのつもりでガツンとね。

 ガツンとね…といいながらも、実は昨日の天候は、日本列島で6年ぶりに各所で40℃以上の気温が観測された超猛暑日!結局出かけたのですが、鎌ヶ谷大仏を見て、途中のPCデポで商品見るフリをしながら一休み(PCデポはサポート待ち用に店内にカフェスペースがある)したりで、あまり距離は稼げませんでした。手賀沼を回って、柏方面から流山おおたかの森まで達するのが精一杯。ま、しかたないけどね。

 写真は、今回の目的の一つであった鎌ヶ谷大仏の写真。大仏といっても高さが1.8m位なので、人の身長と変わりません。大仏というより、小仏ですね。でも、それなりに威厳のあるお顔でしたよ。

 しかし暑かった…。もう少し涼しくならないと、日中のサイクリングは危険かも知れませんね。

RICOH GR


▼2013年08月08日

RICOH GR

E8031031.JPG 自分のブログを読み返すと、約2年ぶりのデジカメ新規投入となります。

 前回買ったカメラがE-3、その前がXZ-1、その前がμTOUGH-8010となりますから、久しぶりオリンパス以外のカメラの上に、撮影素子がAPS-Cとなり、手持ちで一番大型の素子を持つデジカメになってしまいました。

 ブログでの紹介は今日ですが、実は7月末にはもう入手していて、FacebookやTwitterであげている画像には、既にこのGRで撮影した写真も含まれています。

 ワタシとしては、GRシリーズのデジカメとしては3台目。初代GR Digitalと、酔って無くしてしまった(笑)GR Digital II、それに続くデジカメです。
 ちなみに、GRシリーズというくくりで言えば、GR-1sLマウントGR28mmrレンズと、5台目に手にしたモデルとなり、実は結構なGRらーだったりします。

 使ってみると、やはりGRはいいなぁ…としみじみ思いますね。XZ-1もよいカメラでしたが、どうもあちらだと、鞄からカメラを取り出すときの精神的ハードルが、GRよりもすこし大きかった気がしたのです。今回GRを買ってみたのは、そういったことの反省もあったりしました。それと、ZX-1もほとんど広角側しか使わなかったので、私にとっては単焦点でも構わないな、というのも。

 今回のGR、一番の特徴は、撮影素子にAPS-Cという大型素子を内蔵したことです。
 その為、以前のGR Digitalシリーズに比べ、若干サイズは大きくなってしまいました。でも、このサイズ、フィルム時代のGR-1と外寸は同じらしいですね。ただ、GR-1の最大奥行きは、フィルムを収納するグリップ部分ですが、今回のGRはレンズ鏡胴部分なので、見た目はGRの方が大きく、手にしてもかさばる印象があります。

 早速使ってみましたが、性能にはとても満足です。4/3ではなく3/2の対角比をもつ画角は、フィルム時代のGR-1を思い出させます。ローパスレスの生々しい色や、先入観でしかないでしょうが、電子補正を行っていないとされるシャープな描写は、さすがGRレンズです。
 AFは、前評判通り、暗いところだと少し迷いますね。それと、各種操作ボタンのカスタマイズ設定がまだこなれていないような印象があり、MFの操作方法などは少し不便です。しかし、GRシリーズの特徴は、ファームウェアのバージョンアップによる機能・操作性向上にあるので、そのうち何らかの解決策が提示されるはずです。

 ちょっと残念なのは、仕方ないとは思いますが、大型撮影素子を内蔵しているせいで、手ぶれ防止機能がオミットされていること。そのため意外と手ぶれは起こします…というか、キッチリカメラを停止させないと手ぶれします。当たり前ですね。
 なので、巷の評価にある「最強のスナップシューター」というのは、個人的にちょっと違うかなと思いますし、片手でバシバシとスポーティーに風景を切り取りたいなら、まだ流通在庫があるGR Digital IVの方が向いているような気がします。

 少し大型化したとはいえ、XZ-1よりはかさばらないですし、最近流行している大型素子を備えたコンパクトデジカメの中でも、GRは圧倒的にコンパクトです。昔からこのカメラを使い続けてきた私にとっては、その用途も、製品ポジションも、操作性もほとんど変わらず、常に最新のプロダクトに進化してくれるこのGRシリーズに感謝しつつ、これからも今までと同様、どんどん写真を撮っていこうかと思っていますよ。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 50mm F2.0 Macro


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