さようなら高岡市
朝目が覚めると、高岡市は雨の中。今日はTOKIOに帰ります。朝5時過ぎに起床して、シャワーを浴びて支度をして、06:30頃にホテルを後にします。
ホテルの朝食時間には間に合いませんでしたので、駅前の立ち食い蕎麦屋さんで朝食を。実はこの今庄というお蕎麦屋さんには入ってみたかったんですよね。創業は大正4年の名門!なんでも高岡市民の人達にとっては永遠のソウルフードらしいと聞いてたので(笑)。
高岡駅周辺だと、前日にオープンしているクルン高岡2Fの他、南口のロータリー脇に店舗があります。南口の店舗は朝06:00からオープンしているので、早起きな人でも助かりますね。
● あこがれの今庄できつねそば食べました
この今庄、蕎麦とうどんのちゃんぽんが名物らしいのですが、私はチキンなのでオーソドックスにきつねそばを注文。値段は270円だったかな?立ち食い蕎麦屋さんに分類されるようですが、店内はちゃんとテーブルと椅子が用意されており、ゆったりと食事が出来る雰囲気。食券を渡して待つこと数分、きましたよきましたよきつねそば。
そばは適度なコシがあって食感が気持ちよく、つゆは関東風と関西風の中間くらいですかね。関東程黒くなくて、関西程薄くもない。味も出汁がきいていてまいうー。そばの完食はもちろん、しるも全て飲み干してしまいましたよ。
しかし、美味しいえきそばがある駅っていいよね。それだけで心が豊かになれる気がしますが、大げさ?(笑)
さて、おなかもふくれたし、高岡駅構内へ。
新しくなったばかりの高岡駅構内には、でっかく「あみたん娘」のカノンとセシルのでっかい垂れ幕がかかっており、ここはアニメイト高岡店かよ!と心の中で軽く突っ込みを入れながら、18きっぷを使いホームへ入場します。
● 西高岡駅を攻撃して糸魚川へ
東京へ戻るのだから、そのまま富山方面に…と思うあなたは甘いw。まずは金沢方面の列車に乗り、隣の西高岡駅まで。なんでこんな駅に来るのかというと、Ingressであちこちにリンク貼ってるエンライテンドのポータルを見つけたので潰しておこうと思ってw。 雨の西高岡駅に降り立って、1人ホームでNW-ZX1をタップする状況は怪しさ満点ですが(笑)、ま、それはいいとして、無事ポータルを奪還した後、07:27の黒部駅行き普通列車に乗り込みます。お、ちょうど北陸本線名物のギョロ目たんこと、457系の登場です。これは嬉しい。
JRの普通列車って、今では基本的に古い車両の方がシートの座り心地がいいんですよね。音や振動はちょっとうるさいけどね。車内の乗客数は日曜の朝という事もありガラガラでした。
ボックスシートでノンビリしながら、となりの高岡駅をスルーして、そのまま列車は雨の北陸本線を東進。大体20分程度で富山駅に到着。列車はその先黒部駅まで向かいますが、わぁはここで下車して、08:25発の普通列車糸魚川行きに乗り換えます。車両は先程と同じく475系電車。ただ、今回は真っ青に塗られていますね。これもいい感じ。車内は学生が多く、ちょうどボックスシートがひと組ずつ埋まる程度の乗車率でしたが、数駅でガラガラになりました。
● 崩れの大糸線にのりますよ
さて、大体1時間強、普通列車は日本海沿いを進み、糸魚川駅へ到着。先程まで降っていた雨もこちらでは上がっています。ここから大糸線で松本方面へ向かうのですが、ちょっと接続が悪いんですよね、次の列車が到着するまで65分の時間があります。せっかくなので、Ingressやりながら糸魚川駅付近を散歩。その後駅の売店でおむすびとお茶を買い、4番線で大糸線車両の到着を待ちます。
この大糸線、特に糸魚川駅と南小谷駅の間は、非常に線形が悪く、更に台風などが到来する度に山が崩れて運休を繰り返している、日本でも屈指の鉄道難所路線。そのせいか、運転本数も1日7往復しかありません。また1995年の集中豪雨では、路線の大部分が水害で流され、数年にわたり大糸線は普通になった事もありました。
ちなみにその水害後の夏、私はこの地方を自転車で訪れた事があるのですが、そりゃすごかったというか「こんなの復旧させること出来るの?」みたいな惨状でしたよ。
そんな事を思いながら、駅のベンチで15分程度待っていると、ようやく列車が到着。前回の2009年に訪れた時は、懐かしの国鉄色したキハ52形だったのですが、今ではキハ120形に刷新!運転本数が少ないせいか、降りてくる乗客は結構多かったです。
で、ちょっとイヤな気分になったのは、駅員が全ての乗客が降りるまで車両後方で待っているように合図していたにもかかわらず、いかにも鉄オタみたいなおじさん(50〜60歳前後?)が、それを振り切ってまだ乗客が降りきっていない車両へ強引に突入したこと。ま、良い席確保したいのは判るんだけど、いい歳して何やってるんだろうなぁ〜、みっともないったらありゃしない。もちろん、私をはじめ、他の乗客達は全て駅員さんの指示に従っていました。
さて、10:48に列車は糸魚川駅を出発!糸魚川駅までは1時間程度の乗車となります。車内はかなり混雑していて、シート占有率は100%、立っているお客様も大勢いました。だったらもう少し増発すればと思うのですが、18きっぷシーズン以外はこんな事もないんでしょうね。
私が座っていたボックスシートには、お父さんと息子2人組のグループが乗り込んできて、車内で駅弁を食べていました。うまそう(笑)。
糸魚川線の車窓は、私のような崩らー(崩れを愛する人)にとってもタマラン景色。この姫川沿いのルートは土砂災害の定点観測地みたいなもので、日本三大崩れの1つで20世紀国内最大の山岳崩壊とも言われた稗田山崩れ等もあり、もう至る所で山崩れを起こしております。大自然のパワーをマジマジと感じますね。
ただ、車内は暖房が効きすぎのせいか、再び雨が降ってきたせいか、人が多いせいなのか判りませんけど、窓がどんどん曇ってきていて、あまり車窓を楽しめなかったのが残念。ま、これは仕方ないですけどね。
● E127系車内では昔おねてぃのコスプレ集団見ました
途中あまり降りる人もなく、列車は南小谷駅へ到着。ここからはJR西日本ではなく、JR東日本管轄の路線となります。既に2番線に待機している松本行き12:03分に向けてテツ達が一世にダッシュ!私もダッシュはしませんでしたが早歩きでクロスシート窓際席を確保。向かいにはおばあちゃんが1人座りましたが、彼女も18キッパーみたいでした。ここからは電車となり、車両はE127系となります。車内はクロスシートとロングシートのハイブリットレイアウト。南小谷出発時で、シート占有率は7割程度となりました。
ここから松本駅までは、地味に長い137分乗車。外が晴れていて景色が良ければまだ救いもあるのですが、雨で湿気が多いせいか、窓は相変わらず曇ってしまい、更に何故か判らないのですが、車内が異様に寒い。暖房入ってないのかしら?
また、途中から車内はちょっとしたラッシュ並みの混雑ぶりとなり、寒いし外は見えないし車内は混んでいるしの三重苦をひたすら耐えて松本駅に到着しました。前回は晴れていたせいかとても快適な列車旅だった気もするのですが…。
松本駅に到着後、たまらずあたたかい缶コーヒーを買い、既に入線していた14:26発遠山行き115系車両に乗り換え。こちらは暖房が効いていてホッとします。今度は小淵沢駅まで78分間の乗車。隣のボックス席には地元JCとおぼしきジャージ姿の女の子達が座っており、楽しそうに会話していたのがローカル線っぽい感じ。車内はその他だと、大体シート占有率3割程度の乗車率ですかね。
塩尻峠を越えて諏訪市内に入ると、曇り空ですが雨も上がります。その先茅野駅で15分程度の特急列車待ちをした頃には、雲も切れてきました。
● ホリデー快速ビューやまなしに初乗車します
さて、その先の小淵沢駅で私は下車。ここからは本日のハイライト!ホリデー快速ビューやまなしに乗り換えて新宿駅まで一直線デース!!そして更に私はあらかじめ指定券を買っておきましたので、2F席でゆったりのんびり新宿駅まで戻ることができます。え、18きっぷで指定席券使えるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの列車はあくまでも「快速列車」なので、大丈夫です。ただ、グリーン制定席は18きっぷでは乗車できませんのでご注意下さい。
小淵沢駅で待つこと30分程度、やってきました215系電車。私は普通車指定席の2Fに席を取っていますので、6号車の2Fに上がります。シートはBox式のクロスシート、ただ、一般的な普通列車よりも少し未来的インテリア。観光列車の割に荷物を置くスペースが少ないのが気になりますが、席は北側A席の窓側進行方向。空もすっかり晴れて、新宿まで絶好の車窓風景を楽しめそう。これで指定席券が510円ですから買わない手はありません。
普段は観光客で混む列車らしいのですが、当日は雨だったせいか車内はガラガラ。
そのせいもあり、ついシートに足を投げ出してくつろいでいたら、次の韮崎駅で、若い女性が乗車してきましたので、慌てて足を引っ込めます(笑)。どうやら私の向かい席のシートを取っていたようなのですが、車内はガラガラだったので、何故か荷物だけ通路側の席において、隣のBoxに移動。途中車掌さんに席変更できるか聞いていたようですが、ホリデー快速は席変更は不可能だとのこと。ま、考えてみれはこの日は例外的にガラガラだったけど、普段は席が全て埋まるみたいですからね。途中でお客さんが乗車してくるか判らないし、仕方ないかも。ただ「他のお客さんが来るまでは別の席に座っていて良いですよ」と言われていました。また、私の前の方の席でも、同じく家族連れで座っていた席の向かいにカップルがきたようで、席変更は出来ないかと言われていましたが、断られていましたね。
列車は雨上がりの甲府盆地の絶景の中を進みます。途中塩山付近では、今年の豪雪でビニルハウスが潰れている状態を沢山見ました。早く復旧すると良いのですが。
その後、相模湖駅付近で日も落ちて、八王子を越える頃はすっかり辺りも夜景色。ただ、普段乗り慣れた中央線を2階席から眺められるのは新鮮な感じ。途中武蔵境駅前ロイホの店内がよく見えたのが面白かったです。
新宿駅に到着したのは、18:55。ここからは家までは1時間強ですね。お疲れさまでした。
↑東小金井(だったかな?)で中央線快速をパス
2階席なので更に優越感w