微妙だとの評判だったMachine Headハイレゾを買ってみた
私のロックの師匠wであるこの方やこの方が、「Machine Headのハイレゾは微妙」と仰っていたのです。
でも、心の中で私は「えーだってお二人は往年のロックアルバムによくあるリマスタ版だとか高音質版とか聴いての評価でしょ〜、自分のCDはそういうたぐいのものじゃないし」とタカを括っていたのです。
だって、自分の持ってるDeep PurpleのMachine Headは、若造の頃に買ったそういう高音質版とは無縁なごく普通のCDですから。買ったのってもう20年位前なんじゃないの?
つことで、ありがたいご神託を無視して、最近ではハイレゾに浮かれ踊っている私は、またまたHDTracksのカートをポチりと。ダウンロード販売って、24時間のべつまくなく仕事中だろうが何だろうが買えるのがヤバイよね〜と、無事ダウンロード終了。今回の決済はペイパルではなくVISAカードで。クレカでもちゃんと決済出来るのか疑問だったので。
早速AudirvanaとDragonFlyで音出し!聴き始めて2秒、ハイウェイスターの冒頭エレキギターの音を聞いた瞬間、あ〜なるほど〜と理解しました。
何がロックかとか、ロックンロールの目指す世界とか、そういうめんどくさい事はどうでもいいのですが、このMachine Headに関していえば、ギターやベース、ドラムなどの音が綺麗に分離して伸びやかになっています。いや…むしろなりすぎな印象。これがジャズとかクラシックでは間違いなくプラスに働くんでしょうけどね。
しかし、元祖ヘビメタともいわれるDeep Purpleの場合は、そのクリアさと引き替えに迫力を失っているような気もしました。思い出してみると、自分の持っているCDでは、もっと音がダンゴでギターとか歪んで汚い感じ?だった気がします。
更に副次的な効果として、ハイレゾ化したおかげで、楽器の分離と情報量が飛躍的に増えているせいか、演奏がややゆっくり聴こえるんですよ(笑)。コレってオーディオ的には正しいことなんですが、ロック的にはね…どうなんでしょ。
かといって、先日解禁になったLed Zeppelinとか、ハイレゾ化して本当に良くなった印象ですし、同じDeep Purpleのハイレゾでも、ちょっと前に買ったMade in Japanの方は高音質と迫力がうまく同居している気がします(これもファンにとっては色々な意見があるようですが)。
このMachine Headについては、まだハイレゾ元年に近い2012年に発売されたデータなので、エンジニアの方もハイレゾロックの音造りには慣れていなかったのかもしれませんね。
とはいえ、音質的には手持ちのCDなんかよりもはるかに高音質なので、コレはコレで満足です。楽しんでいこうと思います。それに、こういうのは例え微妙だと聞いていても、自分で毒を喰らわないと納得しないので。
そうそう…お値段ですけど、17.98ドルでした。円安の今となっては日本のe-onkyoでも2,571円なので、無理してHDTracksから買う必要もないかもしれません。