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▼2014年08月26日

音が良いUSBケーブル、FitEar USB01-Micro35を入手してみた。

IMG_20140826_124901 世間では「音の良いUSBケーブル」というジャンルがあります。私はというと、実はおーまにのクセに結構懐疑的ではあるのですが、にしても以前ワイヤーワールドのUSBケーブルを導入して、それなりに良い結果を得ていることから、高品質USBケーブルに関して全てを否定している訳ではありません。ま、一定品質のケーブルであればそれなりのパフォーマンスは示すのではないかとの立ち位置。

 それと、オーディオとは別の視点で、高品質なUSBケーブルというのは最近流行っておりまして、スマホなどの充電が早くなるUSBケーブルというのは、家電量販店の一角を占めるまで市場に受け入れられるようになりました。実際使ってみると確かに充電早いし…。

 ということで、音はともかく、電気を伝達する道具としてのUSBケーブルには、明らかに製品によって優劣があるようです。

 そんななか、私の会社オーディオ(笑)については、MacBookAirからHEGEL SUPERへの接続に、ごく一般的なエレコム製のUSB→MicroUSBケーブルを使っていたのですが(写真違うけどおそらくこの製品、ここをもう少しグレードアップすれば、更なる音質向上が見込めるのではないかというスケベ心がでてきてしまい、早速会社帰りのアキヨドで商品を物色。
 ただ、MicroUSBのオーディオグレードUSBケーブルって数が少ないんですよね。更に私がほしい15cm前後の長さに至っては、モンスターケーブルの製品しか見当たらず、モンスターはね…と思っていたのです。

 ならばネットで検索!ということで見つけたのが、我らがFitEarのUSB01-Micro35というケーブル。なんでもシルバープレイテッドワイヤー(要は銀メッキだ)採用の高品質USB→MicroUSBケーブルだとのこと。同社のイヤモニ用交換ケーブルFitEar cable 001と同じ線材っぽい?お値段13,800円也とUSBケーブルとしてはベラボーな値段ではありますが、オーディオ用ケーブルとしては「こんなもんかな」という値段(笑)なので、サクッと手に入れてみました。

 早速会社でエレコムの安物ケーブルから交換して音を聴いてみますが、これはっ!確かに音が良い!!いいですよこれ!!!

 試聴はMacBook Air → Audirvana Plus(この間にFitEar USB01-Micro35)→ HEGAL SUPER → 萌音 で行ったのですが、エレコムのUSBケーブルと比較して、

1:音が締まる
2:低域が伸びる
3:位相がより正確になった気がする

 という変化となりました。
 以下あまり大げさにとらえられても困るのですが、聞いた印象を少し強調して音の違いを具体的に説明すると、エレコムではFitEarと比べ、音のエッジがふらついていて締まりがないように聞こえたこと。低域についてもエレコムはFitEarと違い情報量が減っている気がしたこと。そして位相については、エレコムのケーブルはFitEarと比較すると、音の出だしと消える所が少し滲むような表現になり時間軸が不鮮明、結果ステレオ効果をやや阻害している気がすること。その他全域で音の情報量がエレコムだと不足気味で、FitEarケーブルの方が音の種類が増えているように聞こえること。ま、値段なりの価値はあったのかな。

 参考に、様々なMicroUSBケーブルを比較試聴した方のページリンクを貼っておきますが、その中で私が求めている15cm程度のオーディオグレードMicroUSBケーブルは、実質モンスターとFitEarしか存在しないことになります。ただ、上記のページだと今回入手したFitEarケーブルはそんなに音が良いという評価ではないので、長さや接続アダプタが許容出来る人にとっては、別な製品を試してみても良いかもしれません。なんだかんだでせいぜい数千円だし。

 もちろん「音のいいUSBケーブルとかオカルトだろ!」という方にはお勧めしませんが、PCオーディオ周りの手軽なアップグレードを考えている方には、このFitEar USB01-Micro35、なかなかお勧めだと思いますよ。見た目もなんかカッコイイしw。

Nexus 5


▼2014年08月25日

Bromptonの駆動系リフレッシュとTバッグ

R0322891.JPG 私のブロンプトン、もう走行距離にしておそらく2万キロくらいは走ってるんじゃないかな?というのも、サイクルメーターを、5,000km越えた所と、同じく5,000km手前と、3,000km越えた所で計三回紛失して、そこからやる気無くして(笑)1〜2年の間未装着だったサイクルメーターだけど、その次買ったサイクルメーターは1,500km位で電池切れしてリセットかかり、今のサイクルメーターは既にodoメータ覚えてない(笑)ので、そんなものかなと。

 まずは定番のチェーン交換。なんかゆるゆるだったので交換しました。間違えて厚さ3/32買ってきて、再び1/8を買い直すというオチがあったモノの、チェーン交換は無事終了。そうしたら、リアのスプロケットが歯飛びするようになりまして…、慌ててブロンプトンの駆け込み寺であるダーワーサイクルに持ち込んで、リアスプロケットを交換。作業費込みで金額は1,500円位だったかな。自分でパーツ買って交換する手間を考えると激安。つかどのみち都内だと和田サイ位しか小物パーツの在庫なんてないので、どうせ行くならお願いしちゃうよねw。ついでにその場で割れているのを確認したフロントフェンダーも交換してもらいました。

 結果、チェーンとリアスプロケットが新品になり、駆動系の剛性感が格段にアップしました。今までと違いチェーンがリアのスプロケットに吸い付いてダイレクトに駆動力へ変換される感じ。ま、チェーンもスプロケットも消耗品なので仕方がない。お店の人にも「スプロケット、減ってますねー」とか呆れられたしw。

 写真はちょっと前に購入したブロンプトン用Tバッグを装着したお姿。
 こちらバッグのフタ部分をくるくる丸めて閉めるタイプなので、中のモノが取り出しにくいかと思いましたが、意外や意外、クルクルをほどくように手を突っ込めば、むしろSバッグよりもバッグの中からモノが取り出しやすいです。Sバッグも持っているのですが、見た目はカッコいいんだけど、案外バッグの中身が取り出しにくいんだよね。ま、ハンドルの形状によってはこのバッグ以外装着できない車種もあるので仕方ないけどね。結局フォールディングバスケットを含め、手持ちのブロンプトン用のバッグは3種類になってしまいましたけど、Tバッグはもう少し早く買っていればよかった。

 つことで、次はヘッドパーツの交換もしたいし、私のブロンプトンもいろいろとメンテナンスが必要な時期になってきましたね。

RICOH GR

▼2014年08月16日

主人公は小学生女児!夕焼けロケットペンシルがすごく良かった件

9190z-DhOfL 女児ですよ!小学生女児!!JSですよ!!!

 先日ふらっと寄ったブクオフで、小学生女児の絵に 文具店の看板を持ったイラストに引かれて立ち読んでみたのですが、これがすごく良かった!もうホロッときちゃう。

 ザッとあらすじ書くと、主人公の少女は、売れない文房具屋さんの娘で、母親が家を出て行っちゃってて、父親はネトゲばかりでまともに仕事しない境遇の中、お店をたて直そうと頑張ります。そんな中彼女は、途中で出ていった母親に会ったり、漫画家の年上のお兄さん好きになっちゃったり失恋したりと、色々と年頃の少女にありがちなことを経験しならがら、最後はまぁ…ハッピーエンド。
 全三巻というボリウムも丁度良いというか、ごめんなさい、ブクオフで全て制覇してしまいました。読むのとまらないんだもんw

 つことで、せめてもの償いとしてこちらで紹介させて頂きますというか、この感動を皆さんと分かち合いたい!
 終わってみれば、結構オーソドックスな家族ドラマだけど、こういうストレートなのはやはりクるね。この歳になると。

 あと、文房具好きの人にも結構楽しめるんじゃないかな。あまりクドい描写はないですが、作者はきっと文房具が好きなんだろうな…というのがほんのり伝わってきて、それもまた心地よいです。画像はゾンアマから。

▼2014年08月11日

カスタムIEMのフィッティングを確認しよう(ユニパでもOK)

 Music TO GO!からの受け売りなんだけどね、ただ向こうのリンクが切れてたので、敢えてこちらでも紹介します。

 注文したカスタムイヤホン(以下IEM)、また普段使用しているイヤホンのフィッティングテストとして、sensaphonicsではテストページでテストトーンを公開しています。

 テストページ中盤にMP3形式とWAV形式のテストファイル2種類のリンクがあり、ダウンロードして使用します。ま、テストトーンなのでどちらでも良いと思いますが、自分は何となくWAV形式をダウンロードしました。
 そして、ダウンロードしたzipファイルを解凍すると「sealtest_wma」というフォルダ内に音声ファイルが2つできています。「salt_tones.wma」が、50Hzと500Hzのトーンが交互に流れるファイル。「simul_tones.wma」が、50Hzと500Hzのトーンが同時に流れるファイルです。
 こちらをお使いのPC…USB/DAC経由でもなんでも良いですが、で再生してイヤホンのチェックを行うというものです。特にカスタムIEMの場合は、フィッティング確認にも使えるとあります。

 チェックの方法としては、

1:音量を少し大き目にする
  小音量だと低音は減衰してしまいます。爆音にする必要はありませんが耳に負担がない程度に音量を上げて下さい。

2:ダウンロードしたファイルを再生して聞く
  以下、sensaphonicsのテストページからリザルトを少し意訳して転載します。

聞いた結果考えられる問題解決方法
50Hz-500Hzが同じ大きさに聞こえるイヤホンとフィッティングは正常ロック・オン!(正常)
50Hz-500Hzが違う大きさに聞こえるイヤチップが正しく装着されていない、カスタムIEMの場合はフィッティングが不完全イヤホンを再度挿入し直して下さい。正しく聞こえるまで何度かイヤホンを再装着して下さい。マニュアルにある正しい装着方法を再確認して下さい。
50Hzが聞こえないイヤチップが破損、カスタムIEMの場合は耳型が合っていないイヤホンが故障していないとするなら、もう一度イヤホンを装着しなおして下さい。左右とも同様に50Hz帯が聞こえないか確認して下さい。問題が解決しない場合は、あなたの聴覚についても確認して下さい。格安イヤホンの場合、再生周波数帯域外の場合もあります。
その他の問題イヤホンの故障・聴覚の問題イヤホン購入元に問い合わせて下さい。あるいはあなたの聴覚をテストして下さい。

 つまり上記のテストトーンで、50Hzと500Hzの音が両方とも左右同じ大きさ(センターに定位)に聞こえれば問題ないという事になります。そうでない場合は、ユニバーサルイヤホンの場合は装着方法を見直す、カスタムIEMの場合も装着方法を見直す…といっても、カスタムだと普通に装着すれば耳にすっぽり入る訳ですから、基本的には耳型がきちんと合っていなくて、どこかから音が洩れて低音が減衰していると考えられます。

 イヤホンで低域がきちんと出ない理由の殆どは、耳へのフィッティングが正しくないことが原因になります。このテストトーンを使えば、カスタムIEMの仕上がりチェック以外にも、通常のユニバーサルイヤホンを装着する際のチェックにも使えます。50Hz-500Hzの音量違いの他、左右で音の聞こえ方が違うときは、両方同じに聞こえるよう、イヤホンを少しねじってみたり、チップを交換してみたりして、色々試してみましょう。

 また、50Hzという音は、一般的なPC内蔵スピーカーや、格安イヤホンだと再生できなかったりします(実はホームオーディオでも50Hzまでフラットは割とキツイ)ので、全く聞こえなくても慌てないで下さい。
 参考までに手持ちの非高級イヤホンだと、iPhone5純正イヤホンは問題なく聞こえましたが、Motorola 201Mに付属するイヤホンでは、どうやっても50Hz帯域はまともに再生できませんでした。

 ちなみに私のMonetちゃんは、ちゃんと問題なくテストトーンの再生が出来ましたよ。

MUSIC TO GO!/佐々木 喜洋

▼2014年08月07日

フェアレディZ開発の記録/植村 齊

IMG_20140731_072642 フェアレディZといえば、マツダのロードスターと並び、日本車の中ではとても成功したスポーツカーです。
 1970年代に米国で販売が始まると、その価格の安さと高性能ぶりから、たちまち大ヒットとなり、当時安価なスポーツカーと言えばMGトライアンフが主流だった中、中規模なスポーツカーメーカーを軒並み蹴散らし米国撤退に追い込んでしまった、日本車にとってある意味伝説の自動車だったりします。MGユーザーの自分としてはちょっと複雑な思いではありますけど(笑)

 そのフェアレディZに関する歴史ですが、米国で初めて大成功を収めた日の丸スポーツカーとして、様々な伝説が語られているようです。特にフェアレディZの生みの親とされているミスターKこと片山 豊氏にまつわるエピソードについては、ドラマチックに語られる事が多いみたい。

 本書はそんな「片山氏一辺倒」であるフェアレディZ誕生神話に、若干の冷や水を浴びせるような内容。著者の植村 齊氏は現在書道家として有名らしいですが、実は昔日産車体に勤めていて、フェアレディZのボディ開発にあたった1人でもあります。

 その彼が本書で書いていることを一言でまとめますと「フェアレディZは売れる車として企画された商品」だということ。つまりZ誕生秘話で良く語られる「1人の技術者の情熱が生み出した」というストーリーではなく、ちゃんとマーケティングを行って、ユーザーのニーズをくみ取って、当然ながら会社として何度も修正や承認を得て誕生した車だだそうです。ま、当たり前と言えば当たり前なんだけどね。

 そのため、プロジェクトXで紹介されたフェアレディZ誕生秘話は、そのほとんどが大げさに語られた演出だとのことで、植村氏に当時NHKから取材があったときも、ストーリーありきの取材姿勢に少なからず違和感を感じていたそうです。
 しかし、当時は会社としてそのストーリーに対して文句を付けようという風潮ではなかったので、それはそれでアリかと思って、当時は番組取材班に対してあまり意見しなかったらしく、ただ後年、それらのエピソードを全て否定しないにしても、Zの開発現場にいた人間として、本当の事は書き残しておこうと思って書いたのが本書だとのこと。

 1人の情熱が会社を動かして革新的なスポーツカーを誕生させた!確かにスポーツカーを売るためのエピソードとしてはこちらの方が世間に対してウケはいいと思いますが、当然新規の自動車を一台制作するのは、大メーカーだとしても大変ですからね。社員個人の好き嫌いで新型車が簡単に出来る筈はない訳です。
 Zの製造にあたっても、如何に既存の自動車からパーツを流用するか。またその調達コストを如何に抑えるか。その中でバランスの良いスタイリングや、スポーツカーとしての性能をどう両立するかなど、割と生臭い話も書いてあります。

 ちなみに、後出しジャンケンみたいで恥ずかしいのですが、私がNHKのフェアレディZの回を見たとき、あまり共感できなかったというか、コレ本当なのかな?と少し思っていました。
 何故ならこのプロジェクトXのエピソードは、1980年代後半に出版された、デビット・ハルバースタム氏による「覇者の驕り」のエピソードまんまだったからです。なので、内容の信憑性というより、当時NHKが作成していたNスペ「自動車」の焼き直しだね…って感じで。もちろん、その当時に本当のフェアレディZ開発現場がこうまで違うという話があるとは思ってもいませんでしたけど。

 ということで、ミスターKの伝説もある意味フェアレディZが作った伝説の一部であり、片山 豊氏の功績を否定するものではありませんが、それらを全て含めたストーリを作った技術者の後日談として、なかなか興味深く読むことが出来ました。あと個人的には、MGFがちょっと紹介されているのも嬉しかった(笑)

 クルマ好きの方は、是非呼んでみて下さい。
 それと、プロジェクトXのタネ本である「覇者の驕り」も、私は確か中学生か高校生の頃に読んだ本なので、今となっては内容が古いと思いますが、当時はとても面白かったです。現在は絶版みたいですけど(英語ならKindleで買える)、また読み返したいな。

Nexus 5


Android機に物理ボタンを追加する「iKey」を買ってみた

IMG_20140806_200201 イヤホンジャックに突き刺して、Androidに物理ボタンを追加する「iKey」、ゾンアマでかなりお安くなっていたので買ってみました。どうせ私はNexus5で音楽聴かないし。

 終末を挟んだので注文してから中2日、紙の封筒にはいって荷物が無事到着。
 随分小さい封筒だと思ったら、実際中のパッケージも小さくて、数センチ四方の厚紙に本体がシュリンクされた状態です。ま、合理的ではありますが、この大きさだと店頭売りは厳しいかもね。

 早速インストール。本体はイヤホンジャックにインします。思ったよりもキツイ上に、しっかりと中に入りますので、ちゃんと奥まで差し込んで下さい。そしてパッケージの裏にあるQRコードを読み込んで制御アプリをインストール。もちろんGoogleplayからもインストールできます。

 ボタンに設定できる機能は全部で4つ。アプリで設定するのですが、ちゃんと日本語化されていますし、使い方はすぐにわかると思います。ちなみに私は…

 1クリック:Bluetooth Remote起動(ZX-1制御用)
 2クリック:写真撮影
 3クリック:ingress起動
 ボタン長押:googlemap起動

 に割り当てました。

 使ってみるとコレは確かに便利ですね。外で地図を見たり、リモコンアプリ起動したりするとき、一つの指でかんたんに起動させることが出来ますので、電車の中や、街中でホーム画面をタップしてアプリを選ぶ必要がなく、ワンタッチのらくちん感覚。もちろん本体がスリープ中では、解除しないとアプリは起動しませんけど、にしても便利です。

 値段も安いし、イヤホン端子のカバーにもなるし、防水防滴機だと刺した状態で濡らすとトラブルの元になるかもしれませんが、端子の埃よけとしても実用性があります。Androidでイヤホンを使っていない人には広くお勧めしますよ。

Nexus 5


▼2014年08月06日

やっとかめな名古屋2日目

 さて、名古屋2日目です。外は傘が必要ない位の小雨。ホテルを朝の8:00時過ぎにチェックアウトしてから、地下鉄東山線栄駅へ歩きます。

 そうそう、昨晩乗ったタクシーで聞いたんだけど、昨日は栄近くにある愛知芸術文化センターで世界コスプレサミットやってたんだってね。どうりでタクシーの外見たら変な格好してる人が多いなと思った。運転手さんは「お客さんもコスプレーヤーかと思いましたよ、ははは…」だってw。レイヤー参加は無理だけどw、もうちょっとホテルに早く戻って見に行けば良かった。

 途中イングレながら栄駅に到着し、そこから地下鉄に乗って、終点の藤が丘駅へ到着。駅から出てみると周辺は少しオシャレな郊外商業地という感じでなかなかの雰囲気。
 駅前のビルにはスタバとかあって、思わずドヤリングしていこうかとも思いましたがそこは我慢w。今日は、前回に乗り逃した「リニモ」に乗るつもりなのです。

● チャームポイント:文化の香り発見器(あほ毛)

 リニモとは路線の愛称、本来の名前は愛知高速交通東部丘陵線といいます。

 この路線で採用されている方式は、リニアモーターカーの中でも「HSST方式」となり、もちろん日本では初の実用化路線です。ちなみにJR東日本が開発しているリニアモーターカーは「超電導リニア」と呼ばれ、同じリニアモーターカーでも種類が違います。詳しくはウィキベディア等色々調べてみてほしいのですが、わかりやすいキーワードでいえば、HSSTが常電導磁石方式による浮上で、超電導リニアは名前の通り、超電導磁石によって浮力を得ています。

 そして、リニアモーターの「リニア」とは、直線という意味。つまり、普通のモーターがスイッチを入れると軸に対して回転運動を行うのに対して、リニアモーターは起動そのものが真っ直ぐなモーターとなっています。なので、モーターを乗せた車両が走るというより、車両がモーターの上を走っていると考えた方が良いかもしれません。

 軌道そのものが動力源でもある訳で、軌道敷設コストは通常の鉄道に対して大幅に高くなりますが、車両については完全浮上式で回転部分が存在しないため(停車時のみ機械式ブレーキというか足が出る)、車両のメンテナンスコストは大幅に下がります。可動部分が無いという事は、保守交換などの整備や故障などのトラブルも起きにくいということで、予備車両の確保も少なくてすみます。消費電力についても、意外ですが通常の鉄道とあまり変わらないため、ランニングコストについては通常の鉄道よりも大幅に安くなります。
 とは言いつつ、日本国内で実際に営業用としてリニアモーターカーが敷設されているのは、まだこの愛知高速交通東部丘陵線しかない訳で、これはやはり「万博マネー」の成せるワザだったのでしょう。

● 趣味・特技:読書、毒舌でオタクをやっつけること

 機械的な解説はこの辺にしておいて、このリニモのもう一つの特徴はやはり「萌え」でしょうか。愛知ぽぷかる聖地化計画という イベントプランナに騙された 萌えを中心としたブランディングで沿線を盛り上げようというプロジェクトがあるようで、リニモについては、リニモたん(リニモちゃんじゃないよ、たんだよ☆)というキャラで擬人化されていて、駅構内の各地に立て看板が設置されています。

 ま、萌えで盛り上げるのはいいと思うのですが、住民が普段使う定期券予約サイトや、沿線の駐車場予約サイトまでリリカルに萌化されているのはさすがに沿線一般住民の方には少しキツいんじゃないかと 実にうらやましい 同情しちゃいます。更にどうでもいいけど、車両チャーター予約ページだけは萌えというか、敢えてちょっと外した感じになってるのが、わかってやってるとしたらなかなか小技効いてると思いました(笑)

● 好きな食べ物:リニもなか

 うんちくはさておき、早速藤が丘のリニモ乗り場へ!ホームは地下にあるため、階段を降りて切符を買います。プラットホームはホームドアで完全に分離されており、リニモの車両はガラス越しにしか見ることができません。ちょっと残念。

 暫く待っていると、折り返し八草駅ゆきの列車が入線。ラッピングリニモじゃなかったのが少し残念ですが、先頭車両一番前の席をゲットできました。このリニモは無人制御運転で運転手がいませんので、前窓の眺望独り占めなのです!

 しばらくすると列車は出発します。この加速感と乗り心地、確かに普通の鉄道とは全く違いますね。特に立ち上がりのトルク感と振動のなさは一般的な乗り物では味わえない感覚です。
 あと、この地下ホームからの発進風景がカッコよすぎます。リニアモーター軌道の複雑な造形も含め、なんだかエヴァンゲリオンのワンシーンにいるかのよう!たまりませんわ〜これ。ま、毎日乗っていたら何とも感じなくなるんでしょうけど(笑)

 地下区間を出ると、しばらくは郊外の新興住宅地風。そしてトヨタ博物館付近にさしかかると、辺りのの風景はすっかり山の中になります。軌道も通常の鉄道ではあり得ないくらいの急カーブや登り下りがあり、観光で乗っている私は面白いからいいのですが、真面目に鉄道作るならもう少し線形をよくして運転速度を上げる方向にした方がいいのに…なんて思ったりも。
 ま、この路線自体が万博にに合わせたHSSTのデモみたいなもんだし、こういうモンなのかもしれません。加速・減速力、そして登坂能力は通常の鉄道とは全くレベルが違うのはわかりました。特に登坂時のあのグイグイ押される感じは、リニアモーター駆動故の特徴かな。
 とまぁ…色々感動しながら、およそ15分程度でリニモは終点の八草駅へ到着しました。

● 住んでいる場所:長久手の森

 八草駅からは愛知環状線へ乗り換えるぜべいべーー!!!と、私が愛知県で感情的になっても仕方ないのですが、ここからは愛知環状鉄道に乗って岡崎駅まで。

 こちらの路線は元々JR岡多線として運行されていた路線が第三セクター化したもので、沿線には多数の高校や天下のトヨタ自動車などがあり、のどかな通勤通学路線として運営されていたのですが、こちらも万博マネーでパワーアップ!一部複線化や高速化を果たしています。確かに乗車してみると、ローカル線とは思えない程の軌道設備や速度、そして線形の良さなど、なかなか侮れない快適な路線でした。
 岡崎駅まではおよそ30分程度?乗り心地もいいし、速度も速いし、車両もキレイで実に良い路線です。ただ、一般的な鉄ちゃんが喜びそうな、風光明媚的な味わいはないかもしれませんね。

● もっと見て。もっと触れて。

 岡崎駅からはJR東海道本線で豊橋駅まで移動します。
 豊橋からは、今回のミッション最後となる豊橋鉄道渥美線へ乗車です。駅ではとてもカラフルな一日券を購入して列車に乗り込みます。ちなみに私が乗った編成は、写真にある菖蒲号ではなく、菜の花1807号でした。なんでも「田原市の花として、渥美半島に早春を告げる花。」だそうで、ヘッドマークや外見の色の他、車内のシートも菜の花の柄になっていて、とても華やか。

 さて、しばらく待っていると列車は豊橋駅を出発。東に進んだ後は大きく南へカーブして、なかなか男らしい形をした渥美半島を南下してゆきます。沿線の風景は…どんな感じでしょうね、ローカルという程ローカルでもないし、都会という程でもない、そんな地方の市街地をクネクネと進んでゆきます。列車はおよそ30分かけて終点の三河田原駅へ到着。こちらは2013年に駅舎が新築されたそうで、駅前広場も含めローカル線の駅とは思えない清潔感でした。

● もっと感じて。

 このまま豊橋に引き返してもいいのですが、折角なのでちょっと三河田原付近を散策。駅から歩いて5分位の場所にセントファーレという商業施設があったので、そこに入っていたフードオアシスあつみというスーパーマーケットへ潜入!

 このスーパー、なかなかいいですね、コンパクトな売り場ながらも、普及品からこだわりの品までバランス良く配置されています。特に地醤油のコーナーなどが面白く、色々と買って帰りたかったのですが、ココはグッと我慢。あまりかさばらない特産品として、コーミーの焼きそばソースを小さいボトルと粉末タイプの2種類買ってきました。他にも山本製粉のポンポコラーメンとか、ポンポコやきそばとか買ってきたかったけどなぁ〜。この辺は手荷物をあまり増やせない電車旅最大の難点ですね。しかたないけど。

 さて…小雨も降ってきたし、河原田原駅へ戻りますか!

● そうして僕らは愛を知る。

 復路は先の写真でも紹介した「菖蒲」の編成に乗車。一緒に乗り合わせた子供達の集団が少しうるさい感じもありましたけど、ま、夏休み出し仕方がない。30分程で豊橋駅へ戻ります。

 豊橋駅構内では昼食にカツカレーを食べて、構内のサンジェルマンでプレミアムなクリームパンというのを買って、東海道本線普通列車の浜松行きに乗り込みました。この先は東海道本線を乗り継いで東京方面へ。お疲れさまでした。

R0322870.JPG
豊橋鉄道には名古屋圏の私鉄にしては珍しく萌えがない!
と思っていたら、腐のほうはちゃんとありました。

RICOH GR



▼2014年08月05日

Monetたんと名古屋へお出かけ

 前回の名古屋行きからまだ半年経っていませんけど、名古屋では色々やり残したことがあったので、再び18きっぷシーズンに青春18きっぷ買って出かけてきました。

 名古屋までのルートは、繰り返しませんが前回と大体一緒です。始発で地元の駅を出て、6時過ぎ東京発の普通列車に乗ってひたすら東海道を西に進むというアレ。
 熱海駅までは普通列車のグリーン車で快適なんですが、その後の静岡県内は快速運転もないひたすらロングシートに座り続けるという苦行も一緒。

 でもね、なんと、今回の旅は1人じゃないんですよ。先に納品されMonetちゃんと一緒!彼女と一緒なら、きっと退屈でつらい静岡県内における普通列車の旅も楽しく過ごせるでしょう。

 萌音との出会いから始まる新しいものがたり、私もいっちゃいますかね!きんも〜♡ w

● イヤモニってなんだろう?

 東海道をひたすら西に進みたどり着いたのがJR蒲郡駅。何故こんな駅に降り立ったのかというと、今回の第一目的はこの名鉄蒲郡線に乗りたかったから。

 いや…ね、前回の西枇杷島駅紀行から私、すっかり名鉄のファンになっちゃってさw。あの関東とも関西とも違うツンデレな雰囲気がまたたまりませんよね!って、意味わかんないかw。

 その名鉄蒲郡線なのですが、なんと廃線の噂も出ていています。この路線、実は名鉄なんて大私鉄に属しているからまだ廃線にならずに済んでいるようなモノで、路線単体で見ればすっかり赤字らしく、名鉄自身による前島の観光開発が終了した今、沿線には観光地もなく、更に周辺では自動車社会への切り替わりが著しく、今では採算性が悪化しているようです。そういえば名鉄の中でもこの路線だけはICカードの利用が出来ません。

 それと、ツンデレとはちょっと違いますが、名鉄って割と自社路線をバンバン廃線にしてるんですよね。この理由については、もちろん不採算路線だからというのは前提としても、関東や関西と違い中京地区は自動車の利用が他の都市圏よりも盛んらしく、鉄道での利益を上げにくい土地柄というのもあるようです。

 それはともかくとして、この名鉄蒲郡線は、沿線の風景や駅の佇まい、そして車両のエアコンの効かなさも含め(笑)、想像以上に素晴らしい路線でした。蒲郡の都市風景から田園地帯、海沿い、そして里山の中、風景のダイナミックさと沿線の雰囲気は、関東では江ノ電に似ているかもしれません。但し江ノ電と違って全く観光地化されていない素朴な風景が広がっています。

 そんな風景を楽しみながら、およそ30分位?蒲郡線終点の吉良吉田駅に到着。こちらで名鉄西尾線に乗り換えます。この西尾線のまわりにも、かつては名鉄の路線がいくつか存在したようですが、現在では採算性の高いこの路線のみ生き残っているみたいです。
 ここからは車両も豪華に変わって、特急同様に転換シート仕様の車両も沢山乗り入れているようです。私はロングシート車両に乗ったのですが、すれ違う車両みんな豪華なシートの車両ばかりでした。ちょっと外れだったかな。
 ここから西尾線→名鉄本線の直通急行列車で神宮前駅へと移動します。

● 次元の違う静寂な音楽環境

 この神宮前駅の周辺もかなりのネタになりそうな複雑な構造なのですが、とりあえず今回は先を急ぎます。
 ここからは名鉄河和線に乗って知多武豊駅へ。知多半島は一度きてみたかった場所でもありましたが、なかなか東京から出かけるきっかけもないしね。知多半島と言えばヲタ的に「知多娘。」の萌え起こしが有名ですが、特に沿線では彼女達の姿を見かけることはなかったな。

 乗車時間は40分位?特急列車のシートで快適に過ごしながら知多武豊駅に到着。特急列車が停車する駅ながら、割と普通にある郊外駅といった趣がそそる感じ。
 ここからツンデレな武豊市街をフラフラと歩きながら、次の目的地であるJR武豊駅へと向かいます。今回名古屋行きを思い立ったもう理由の一つである、JR武豊線に乗車するためです。

 この武豊線、愛知県内ではJR唯一の盲腸線であり、また非電化区間でもあります。
 ただ、こちらの路線は電化工事が進められていて、2015年春から全線で電化される模様。その前の非電化時代に一度乗りに行きたいなと思っていたのです。JRのローカル盲腸線ってのは、私鉄と違った味わいがあるんですよね。前回の名古屋紀行ではちょっとスケジュール合わずに行けなかったし。

 武豊の市街地を10分位、海の方に向かって歩くと大きなカーブがあり、その先にJR武豊駅が見えてきました。丁度武豊発下り列車(武豊線では武豊駅行きが登り扱いとなる)が入線してきたようです。ホームへと急ぎます。

 武豊駅からはJR線です。
 キハ25という転換クロスシートの気動車に乗って出発!二人がけシート隣には浴衣姿の女の子が座ってきてドキドキしましたが、近隣でお祭でもあるんですかね。

 はじめは港町郊外といった風景から、工場地帯、そして終点の大府駅付近では田園風景と、こちらの車窓もそれなりに楽しめました。かわいい女の子隣にハベらせてたし(笑)
 大府駅からは再びJR東海道本線に乗り換えて名古屋駅に向かいます。

● カスタムならではのフィット感

 名古屋駅からは、JR関西本線に乗り換えます。再びヤツに乗りに行く訳ではなく、今度はもう一つのナロー!近鉄内部線へ向かいます。これで日本国内の営業ナローは制覇できたかな?

 ということで、JR四日市駅へ到着した後、駅前を通って近鉄四日市駅へ歩きます。
 国道1号線を越えて大体10分程度ですかね。近鉄四日市駅の方は思ったよりも賑やかで、アーケード街や近鉄デパート、そして都内にあっても屈指の大きさなのではないかという書店、丸善もあります。

 目指す近鉄内部線は中央通りを渡って反対側。ICカードは使えませんので、切符を買って駅に入ると丁度内部駅行きの列車が入線していました。中に入ると夏祭りなのか浴衣姿の女の子達がいっぱいで、狭いw。更に車両には冷房もなく扇風機。ナローの狭い車内の中、女の子達の匂いむんむんで列車は内部駅へ向けて出発しました。

 大体20分位ですかね。列車は終点の内部駅へ到着。

 内部駅へ到着後、一度駅を出て駅前を一回りします。小雨が降っていたし時間もあまりなかったのですぐ内部駅に戻ってきたのですが、時間があればもう少し散策したかった。駅前の自販機で缶コーヒーを買って飲み干し。それから帰りの切符を買って、15分後に出発する近鉄四日市行き列車に乗り込みます。
 はじめはガラガラな車内も、出発直前になると全てのシートが埋まり、人で賑わってきました。更に内部駅を出発した後も、途中駅から結構なお客さんが乗り込んできて、近鉄四日市駅へ到着する頃にはちょっとしたラッシュアワー並みに。この路線、廃線が噂されているらしいですが、土曜の午後なのに結構な乗客で賑わっていて、廃線の危機が想像できませんでした。

● いつも聴いていたお気に入りのあの曲が、もっと好きになる、もっと楽しくなる

 さて、本日のミッションはコレで終了。辺りも暗くなってきたので、近鉄急行で名古屋駅へ戻ります。そういえば近鉄名古屋駅に入ったのは初めて。雰囲気は小田急新宿駅に似ているかな。

 その後は駅前の成城石井さんでチーズを買って、何となく大須の繁華街に行って、街を少し歩いてからワインとペヤング(笑)を買い、タクシー捕まえてホテルへ。
 ホテルは名門!東横イン名古屋栄を予約しています。チェックインは19:00過ぎ。お風呂入って夕食とお酒を飲んでおやすみなさい…。

 と思ったんだけど、この東横イン、隣のビルの地下にライブハウスがあって、これがまたうるさいのなんの。
 朝方6時過ぎまでズンドコやってたんだけど、お陰で酒が切れた夜中の3時頃に目が覚めて、その後はあまり眠れませんでした。
 他、真夜中だというのに東横イン自慢の無線LANも酷く不安定で(ライブハウスにいる客にタダ乗りでもされてるのでは?)、ちょっとあまり良いホテルじゃなかったというのが正直な感想です。

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↑大須のアメ横ビルで売ってた「知多娘。」のキャラCD。
美浜 恋の「輝け野間灯台」って、演歌みたいな芸名と曲名w

RICOH GR / Nexus 5



 

鹿島市のらーめん青龍で醤油ラーメンを食べる

IMG_20140720_125103 もうちょっと古い話なのですが、鹿島市に行ったときにこの「らーめん青龍」というお店でラーメンを食べました。

 私ももう年なのか、今流行のこってりくっきり背脂マシマシ系のラーメンはちょっと口にしたいと思わなくなりつつあり、逆にこのようにベーシックな醤油ラーメンがとても愛おしくなってくるというか。

 味はとってもシンプル、少し醤油味が強い気もしたけど、麺も含めサッパリおいしく頂けました。昔のラーメンってこういう味だったよね。同行した友人は「正しい海の家で出るラーメン」と言っていましたが、まさしくそんな感じ。

 わざわざ都心から食べに出かける程でもないと思いますが、鹿行方面に出かけてシンプルでおいしいラーメンが食べたくなったら、是非。

Nexus 5

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