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▼2014年12月31日

BRUTUSの本特集をながめながら、それでは良いお年を…

R0324470.JPG 毎回買うと決めている「BRUTUS」の年末本特集。今年も買いました。

 去年の特集タイトルは「本があれば大丈夫」だったっけ?それに比べると今年は「読書入門。」と、結構ストレートなタイトルですが、内容は去年同様なかなか面白い。
 早速数冊読んでみたい本があったので、東京に帰ったら買いに行こう…と思ったら、今ではKindleでこの場で買えちゃうんだよね。まだ買ってないけど(笑)

 つことで、今年は読書量的には結構少なかった。ただ、その分心に残る読書ができたような気がしています。来年はどんな本を読もうかな。

 それでは、皆さん良いお年を。

RICOH GR


エア・パワーの時代/マーチン・ファン・クレフェルト

IMG_5208.JPG ずっと読もうと思っていたのですが、高くてなかなか買えなかった本。なので図書館で借りてきました。
 もっとも「高くて…」というより、部屋にもう本の数増やしたくないんだよね。Kindleで出ていたらそっちで買ってました。税込みで5,000円位になりますけど。

 それはそうと、この本の著者であるマーチン・ファン・クレフェルトという人は、グノタの間で永遠の名著といわれる「補給戦―何が勝敗を決定するのか」の著者でもあります。その彼が書き起こしたエアパワーの本なのですから、そりゃもう内容についてはワクテカです。

 戦争における航空兵器とは、当然ながら時代と共に大きくその役割を変えています。戦争における初期の航空機は、戦闘を行う機械ではなく、偵察や大砲の弾着観測を行っていました。
 それが、テクノロジーの進化と共に航空機は大型でパワーを持つようになり、都市爆撃などの任務に使われるようになります。その頃にイタリア人であったドゥーエが「制空」という概念を提唱し、それが世界の空軍関係者達の中で標準のドクトリンとなってゆきます。

 そして時が過ぎ第二次世界大戦が終わった現代、かつての先進国家VS先進国家という戦争はすっかり姿を消し、空軍はその強大な力を持て余すようになってしまいました。
 強力な敵師団に対して、爆弾やミサイルを雨あられのごとく降らせる作戦は、現代戦では殆ど行われなくなり、超高性能を誇るステルス攻撃機や爆撃機を戦場に投入するコストと、得られる成果のバランスが割に合わなくなってきました。例えば、現代では例え軍事予算が潤沢なアメリカであっても、B2爆撃機を1機でも作戦で失うことは、国家規模の損失と見なされます(故にB2爆撃機は激戦地には投入されないという本末転倒な結果になっています)。つまり、従来型の「大空軍」的思想は、これからの時代にそぐわない。それがこの本の結末です。

 おそらく、軍関係者の人達は薄々気が付いていたと思うんですよね。例え精密誘導弾でピンポイントの作戦目標を撃破できるにせよ、それにかかるコストと得られる戦果のバランスが大きく変わりつつあること、そして現代の戦争では、そもそもエアパワーを投入すべき固定作戦目標が存在しないケースが多いことなど…。

 やや高価ではありますが、軍用機や空軍戦略に興味がある方は、是非ご一読を。

iPhone6 Plus


フューリーを見てきました

 鹿島の別荘でずっとボーッとしてるのもアレだと思って、隣町の映画館に行ってフューリーを見てきました。
 グノタ的には結構微妙な出来との前評判があったのですが、ま、動く戦車が大スクリーンで見られるだけでも貴重かなって。

 で、見終わった結果は…う〜む…やっぱり微妙、そう判断せざるを得ない出来でした。
 まぁね、戦闘シーンで曳光弾が多過ぎとか、その曳光弾がガンダムの連邦とジオンみたいにきちんとアメリカとドイツでオレンジと緑に区別されてるのかよ…みたいなのはいいんですわ。演出だし、んなこと気にしても仕方ないしね…。

 ただまぁ…ストーリがかなりご都合主義というか、戦車長のウォーダディーが最後であの戦車に残るという判断もかなり意味不明。つか、単に自殺したかっただけなんじゃないか?あと、ドイツ軍のしかもSSがあそこまでアホな訳ないというか、コンバットに出てくるのドイツ軍から全く変わってないな、アメリカ人のこの感覚というのは。

 という感じで、自分的にはけっこう不完全燃焼的な映画だったのでした。

海沿いの別荘でオーディオ引きこもり

R0324472.JPG 会社が冬休みに入った12月27日からずっと別荘ライフ中。海沿いにあるこの別荘は本当に居心地が良くて、人里離れた…って程でもない、程よく人の気配がしない地域にあって、ボーッと過ごすのにとてもいいところです。
 なんたって目の前は海!ただ、砂浜ではありますが遊泳禁止です。波荒いので。

 さて、今年の冬休みは、このお別荘に自分のオーディオシステムを持ち込んでみようと画策していたのです。海沿いの別荘で死ぬほど音楽を聴きまくる休日を過ごしたい。ちょっとしたバカンス気分ですね。で、そのシステム達がこの写真です。ちょっと露出オーバー目に撮影しましたので、こんなに明るい場所ではないのですが…。

 機器を解説しますと、出口の方から…

 ・Celestion SL6Si
 ・AudioLab 8000A
 ・Fireface UC
 ・MacBookPro13+Audirvana 2.0

 となります。ちなみに写真手前右にあるもう一台の液晶はMacBookAirです。コレは普通にネットとか用(笑)

 しかし、PCオーディオになってから、機器は仕方ないにせよ、音源を持ち歩くのがものすごく便利になりましたよね。このMacBookProは、元々SSD/250GBを入れてあるのですが、今回は更に使わなくなった光学ドライブを取り外して、そのスペースに1TBの2.5inch/HDDを載せてあります。なので、家にあるPC音源ライブラリをそのままコピーして持ち歩けるわけで、実に便利です。

 で、肝心の音なんですが、とても素晴らしい!
 ソース側はFireFaceまで最新のオーディオ機器になりますが、そこから先は1980年代のブリティッシュオーディオ機器となります。なかなかどうして…古さを感じさせませんね。特にこのAudioLab 8000Aは、開発のリファレンスに今回持ち込んでいる前のバージョンとなるCelestion SL6をつかって開発されたプリメインアンプ。相性がわるいはずがありません。

 セッティングについては、写真でおわかりのように正直満足行くモノではありません。中央に懐かしのブラウン管アナログテレビが鎮座坐していますが、コレはコレでなくなると困るので撤去するわけにも行かないという代物。またスピーカーの設置場所もスタンドではなく出窓になります。一応大理石とインシュレータで浮かせてはいますけどね。ただ、部屋のエアボリウムが大きいせいか、実に豊かに音が弾みます。このCelestionの特徴である「不安げのない低音」も遺憾なく発揮されています。もちろん件のハイエンドスピーカーなどに比べれば、レンジは狭いはずなのですが、そういった雰囲気を感じさせない堂々とした鳴り方です。

 で、この別荘オーディオが楽しくて楽しくて、27日の土曜日に別荘入りしてから、毎日の食べものや生活必需品(洗剤とか石油とか)を買いに行く以外全く外出しない引きこもり生活になっています。観光というか遊びで出かけたのは、昨日隣町のシネコンまで映画を見に行ったくらい。それもせいぜい3〜4時間でしかないし、それ以外はずっと籠もりっきりで音楽聴きまくってます。実に楽しい(笑)
 別荘でまとめて読もうと本も何冊か持ってきたのですが、今のところは一冊読み終えるのが精一杯だったな。音が楽しくてあまり読書に熱中できません。

 てな感じで、今年の年末年始は引きこもりライフを満喫中。そういえば会社終わってから、他人と殆ど会話もしてないレベルです(笑)

RICOH GR


▼2014年12月30日

京都旅行2014総括編【京都旅行:11】

 ということで、年をまたぐ前に(笑)、夏の京都旅行について総括を。

 前回同様、夏はBromptonを持って京都に行こうと大分前から考えていたのですが、仕事の都合や天候を考え、今回は九月の後半に日程を設定しました。旅行期間は4泊5日と前回と同じ長さ。

 往復には新幹線を利用しますが、まず往路は一日目の旅行記にある通り、神戸の奥の方に出かけようと思っていたので、普通にのぞみで神戸まで指定席を取っていきました。朝7:20発→新神戸10:12着で料金は指定料金込みで14,790円。差席はもちろん車両一番後の席。ここだとシート後ろに荷物が置けるんですよね。そのせいか、私の反対側の席には、ミュージシャンらしき人が結構大きな荷物を持ち込んで乗車していました。
 新幹線については特に語る事はないですが、新神戸まで乗ったのは初めてです。私の隣にはモデル風にバリッと決めたスタイルの良い女の子が座っていて、私の方に頭を傾けて寝ていましたが、さすがに新幹線のシート、肩に寄りかかるまではいきませんでした「お姉さん、良ければ私の膝をおつかい…」とか言えば良かったか(笑)

 ホテルは毎度お馴染みの名門!東横インの四条烏丸。色々と割引券や貯めたポイントがあったので、4泊分の宿泊費は10,000円位しか払ってない。領収書なくしちゃったので正確な金額はわかりませんけど。

E9280058.JPG 今回の京都旅行で買ってきたお土産はおおよそ写真の通り、他は3日目に買った澤井醤油のお醤油くらいかな。もちろん他人へのお土産は別。

 説明すると、手ぬぐい2枚は伏見稲荷神社で買ってきたもの。なんというかとてもカワカッコイイ!見た瞬間「買う!」となってしまいました。

 手前の扇子は「京まふ」特製の扇子。こちらは会場で買ったわけではなく(そもそもイベント行ってないし)、河原町の商店街にある扇子屋さんで売ってるのを見かけて、何となく記念に買ってみようかと思って買ったモノ。どうやら「京とあまのね」というお店らしいんだけど、記憶と地図の場所がちょっと違う。
 買うときに、かわいい女の子の店員さんに「京まふ行ってきたんですか?」とニッコリした表情で聞かれたのですが、コミュ症の私は「いいいいいってないですすみません」とかキョドってお金払ってきましたw。確かくじを引かせてくれたんだけど、外れだったな。いずれにせよ世の女性達は私みたいなキモヲタに気安く話しかけたりしないでほしい、動揺して血圧上がって脳梗塞にでもなったらどうするんですか(笑)

 そしてその上のCDは、京都マンガミュージアムの館内でかかっていたBGMが収録されたアルバムです。というのも、館内でかかっている曲がとても素敵だなーと思っていたのです。そして帰りにミュージアムショップに寄ったらCDが売っていたので、これ幸いと買ってきたのでした。

 京都というか関西では、昨年同様Suicaを1万円分チャージして出かけました。今回はあまり遠出をしなかったせいか、半分くらいしか使わなかったな。

 復路についてはもちろん新幹線ですが、今回は「ふらっとこだま」のグリーン席を購入。京都から東京まで11,600でした。ただ、私的には正直微妙かなぁ。グリーン席はとても快適でしたけどね。
 というのも今回の旅行は、後半の日程で台風16号の直撃が予想されていたのですが、事前にふらっとこだまの切符を買ってしまったので、当然ながら予定の変更ができません。下手をすれば途中で新幹線が止まることを事前に予想しながらも、仕方がなく規定の列車に乗車するという羽目になっていたかもしれません。日本の場合、夏から秋の場合は台風の影響というのはどうも避けがたいものがあるので、ややリスクかなと。
 あと、切符を買いに行くのが結構面倒というか、東京駅にあるJR東海ツアーズに切符申し込んで手続きして購入するまで、待ち時間を含めて1時間くらいかかった。その際知ったのですが、ふらっとこだまプランだと、車両最後尾みたいな場所は席取れないんですよね。割とランダムに車両中央付近しか指定できないみたいで、大荷物を持っている人だとちょっと困ります。ましてや、京都発の列車は始発ではないので、混んでいる車内をBrompton持って…というのは、あまり現実的ではありません。ブロ輪行にはグリーン席必須だなと。

 今回使ったお金ですが、もう半年位前のことなので忘れました(笑)。ただ、前回の67,950円までは使ってないと思います。
 4泊5日の旅行としては、まずまずなのではないかと。

 京都については、来年もう一回くらいは行きたいかなと。それで大体は行きたい場所を制覇できそうな気がしています。

R0324220.JPG
↑新幹線のグリーン席だとこのように足下にBromptonが置けます。

RICOH GR


▼2014年12月29日

OLIO.SPECでNaimAudio mu-soを聴いてきました

R0324448.JPG おかえりなさい!ネイムオーディオ!!

 ということで、以前Naim Audioのmu-soについて記事にしましたが、その後なかなか実物を目にする機会がない。前回も書いたとおり、別に買うつもりではないのですが、やはり音は聴いてみたいものです。

 そんな中、某S氏と静音PCでお馴染みOLIO.SPECさんのご厚意で、プチ試聴会を開催して頂ける事に。早速東京に住むネイマー(Naim Audio使い)4人、S氏を含めて5人、そして驚きのLinn KLIMAX DSM使いの方々を含む、都内で現役としてNaim Audio使っている人の半数(嘘)がクリスマス本番(25日)の夜に集合した、とても濃いメンツの試聴会となりました。

 Naim Audio?mu-soってなんぞや?という方は、オリオスペックさんの非公式ブログ、こちらで始まるエントリをご覧下さい。その5までありますが、とても情熱に溢れたエントリです。

 私は少し遅れて現地に到着したので、既に試聴会は始まっていたのですが、途中参加で初めて聞いた音は「あれ?意外とエッジが強調された音がするな?」ということ。ハッキリいえば少し音がキツい。
 それでも、独特の音場感は事前にWeb等で知っていた評判その通りで、目の前で眉をしかめて聴くのではなく、適当な場所に腰掛けて音を聴いてもその高音質ぶりが遺憾なく発揮されています。
 この手の一体型ルームオーディオ機器の多くは、価格という制約もあるのでしょうが、どうも筐体が軽くスカスカで、筐体の余計な響きがバリバリ乗るか、あるいはパワーが必要な音の芯を出すことをあきらめて、キレイ目にまとめてある製品が多いです。
 しかしmu-soの場合は、一体型という制約があるのにもかかわらず、力強い音、そして何よりも音の芯がブレない、とても乗りが良くリズミカルな音楽を再生してくれます。確かにアルミとMDFで固めたボディーはそれなりに大きくそして重い。でも、こんなオーディオ機器が自宅のリビングにあったら、どんなに楽しいでしょう?

 mu-so-は当日、OLIO.SPECさんのオーディオコーナー入り口付近の窓を背に設置していたのですが、意外にも店内奥の角地がスィートスポットでした。

 そんなこんなで、しばらくみんなでmu-soの音楽を聴いていましたら、誰かが「あれ?この電源ケーブル…」なんて話を。
 確かによく見ると、どうも純正っぽくない白い太い電源ケーブルが使われています。スタッフの方に話を聞くと、オヤイデのオーディオ用電源ケーブルでした。コレを知ってしまうとね、ネイマーというか、LINN使いもそうですが、純正の電源ケーブルに戻した状態で聴いてみたくなります。というか、不思議とイギリス系Hi-Fiオーディオの多くは、市中の高品質電源ケーブルが合わないんですよね、何故か。
 自分も家のLINNとNaimは、純正ではありませんが、同社が推奨する屋内配線用電源ケーブルを使っています。NAP250は純正で端子をキャノンに付け替えたケーブルですけどね。

 で、電源ケーブルを純正に戻すと、コレが不思議なんですが実に朗々と歌い出しまして本当にすごかった。そしてこの音の鳴り方って、本当にNait2に似てる。ドラムなどが軽快に弾んで、部屋の中いっぱいに飛び跳ねて、膝でリズムを取らないと聴いていられない!そんな楽しいNaimオーディオの音そのもの。
 オリオスペック店長さんも「いや〜電源ケーブルについて指摘するのは、このS氏だけかと思ってましたよ」と笑っていましたが、確かにそうなんです。高級電源ケーブルはいらないのです、Naimに限って言えば(笑)

 こんなに素晴らしい音のmu-soですが、販売実績は今のところあまり振るわないようで、直接の輸入代理店であるトリニティーが、どうもこの機器をオシャレなインテリアグッズとしてとらえているようで、オーディオ販売では常識の「試聴機」を用意していないみたい。
 なので、店頭でちゃんと視聴出来る場所って、今のところ都内だとこのオリオスペックだけなんじゃないかな?Apple Storeで展示しているって話も聞かないし、例え展示していたとしてもあの環境ではきちんと音は聴けない。

 それと、当日もS氏と話したのですが、日本ではどうもこの手の高品質一体型オーディオシステムというマーケットがあまりないという問題も。長くオーディオを経験して、一体型でこの値段(¥165,000)でこの音が出る!といったカタチで本製品を正しく評価出来るバイヤーもカスタマーも少ない。Naimに限らず、国内ではBOSEやB&Oでもそこそこ高級な一体型オーディオシステムをリリースしていますが、どうもあの手の製品が日本で多く売れているという話も聞きません。

 でも、だからこそ、興味を持った人は一度でいいから音を聴いてほしいなーと思うのです。
 そしてこういった機器がリビングの窓際などに置いてある生活を想像してみて下さい。良い音…というか、楽しい音楽は、きっとみんなを幸せにします。自分もカタマリがなければ買っていたかもしれないな。音楽だけでなく、普段はPC用のスピーカーとして使ったりするのも楽しいと思います。
 ちょっとイヤラシイ言い方しますが、ハイエンダーオーディオファイルである某氏は、その場でmu-so買いました。自宅以外の場所で音楽を聴くのに最適だということで。

 ちなみに、今のオリオスペックは、mu-soもそうですが、イギリスミッドレンジオーディオの濃いプリメインアンプが集まっています。どちらも売り物ではありませんが、LINNのINTEKや、同じくLINNのMAJIK(LP黒箱サイズ)とか…。
 INTEKは自宅で聞いたことある上に、Majikは今でも手元にありますが、これらのアンプも本当に本当に音がよいです。ソースがデジタルやハイレゾ時代になって、益々あの時代のプリメインアンプの凄さに驚いている私です。どーでもいい話ですが、このエントリ書いてる今は、AudioLab 8000Aでハイレゾ音源鳴らしてます。もうね、音がイイとかワルいとかじゃなくて、顔がニヤけるんですよ、マジで(笑)

 これからオーディオを始める人、また、今までオーディオを散々やってきた人など、是非、ブリティッシュコンパクトオーディオの素晴らしさを体験して頂きたいのとともに、リビングの棚におくだけで楽しい音楽生活が約束されるmu-soも是非聴いてみて下さい。二つのスピーカーの前で眉をつり上げて聴くのだけがオーディオではありませんよ。

RICOH GR


▼2014年12月26日

聖地でひゅいごー!なヲタ系最終日【京都旅行:10】

R0324184.JPG さて、大分間が空きましたが、いよいよ夏の京都最終日!
 連日「本州直撃」と報道されていた台風16号ですが、よくわからないうちにいなくなっちゃいました。夜のウチに雨が降っていたみたいで、朝の京都市内の路面は湿っていましたが、雨はもう降る気配がありません。

 さて…となるとどうしましょうかね?
 実は、昨日今日と台風が来る!という予定だったので、あまりやる事を考えていなかったのです。つか、最終日は新幹線の時間まで京都国際マンガミュージアムでノンビリしてるかな?と思っていたので。
 ただまぁ…折角晴れているとはいえ一度行ってみるのも悪くないと思い、開館時間の10時を狙って行ってきました。烏丸のホテルからは自転車で5分、歩いても10分程度の場所です。

 入場料金は大人800円。古い学校をそのまま博物館にしているようです。そういえば、自分が京都に到着した4日前の日曜日には、「京まふ」という大型イベントやっていたみたいですが、今日はイベント数日後の平日の朝…という事もあり、館内は静かでした。

 館内の学校風のギシギシいう廊下を抜けると、その先ではコミックIKKI休刊フェア?みたいなのをやっていて、IKKI本誌とコミックスが沢山展示されています。で、もちろん読めます!いやー素晴らしい、その場ですかさず単行本を数冊読みふけります。
 その後はでっかい火の鳥の模型を横に見ながら、メインフロアへ!す…すばらしい!移動中の廊下にもマンガがぎっしり!メインフロアの方には、おそらく古本屋で売っていても手にできないような1960年代のマンガ雑誌など、普通に閲覧出来るように並べられています。すげー!!ここでも数冊漫画を読みふけります。
 その後は3Fフロアトイレ前にある本棚で、気になるマンガを見つけてまた数冊読みふけるとか…やばい!これは油断してると簡単に1日過ごせてしまう!!
 いわゆる市中の「マンガカフェ」と違って、マイナーなマンガ、古いマンガ、見たことないようなマンガ、売れない漫画(笑)などがバランス良く本棚に並んでいて、もう手に取り放題見放題。つか、廊下にまでぎっしりと漫画の本棚が並んでいる様は、マンガヲタにとっちゃドリームなプレースw、こんな場所で黙々と漫画読みまくれるなんて夢のよう!あっという間にお昼過ぎまで過ごしてしまいました。

IMG_20140925_115126 やべ!と我に帰った私は、あわてて特別展示の艦これ展のフロアに移動。入り口で「てんしんふう」のクリアファイルをもらってちょっと得した気分。そこから、入り口のミュージアムショップでお土産を物色してから、併設されているミュージアムカフェえむえむで昼食を。写真にあるチーズカレーを頼みましたけど、結構おいしかったです。

 さて、マンガミュージアムを出たのが大体13:00時前。帰りの新幹線は16:59京都発なので、少し時間があります。
 そこで、実は今回晴れてたら行ってみようかな?と思っていた京都巨椋池跡地に行くことにしました。特に観光地化されている場所でもないので、なんかのついでに行ってみたいなと思っていたのですが、まさに今がなんかのついでw。そうと決まればBromptonで一気に南下します。京都市街地から大体1時間くらいですかね。

 まぁ…結局巨椋池跡地に行っても、田んぼがあるだけで特に何があるわけでもないし、写真も撮らなかったのですが、台風一過炎天下の中、観光地でもない行った事がない場所を走るってのも楽しかったです。

 そろそろ京都駅に戻るかと思っていたのですが、もう一つだけネタ振りをw。そういえば私の高校生時代の友達が、去年この付近にある木幡駅を訪ねたとの事。JR木幡駅といえば、アニヲタお馴染みの制作会社「京都アニメーション」が駅前にあります。丁度今はBromptonにのってるし、ひゅいごーしに行くしかないなとw。

R0324202.JPG と、ペダルを漕いで軽く東に坂を上り気味に20分位?走ると、来ました!京都アニメーション!!
 言っちゃなんですが、割と建物が地味で小さい規模が多いアニメーション制作会社の中でも、本社ビル(?)は、ちょっと大き目の住宅かアパートか?みたいな雰囲気で、しかも平日の昼間なのに人通りが全くないw。地味な場所だとは想像していたのですが、想像以上に地味な感じでした。窓や壁に「たまこまーけっと」のポスターがあるから何となくアニメの関連施設かな?と気が付くくらい。一応駅から歩いて2分なので、利便性はいいと思います。JR京都駅まで電車で20分位らしいし。

 そして、おそらく数多くのブロンプトン乗りが、この建物の前でBromptonと一緒に写真撮ってるんだろうな〜恥ずかしいな〜と思いながらも、一応写真は撮って(笑)、その後はちょっと西に坂を下って京阪木幡駅の方にも行ってみます。
 こっちの駅前にも、京アニ第2スタジオと、テレビで宣伝してる「京アニショップ!デース!」があるらしいのですが、さすがに店内には入らずビルだけ見てきました。さーて、そろそろ京都駅に戻るか。

 再びJR木幡駅に戻り、Bromptonを収納してJR奈良線に乗り京都駅へ。新幹線の時間まで少し時間がありましたので、駅構内のカフェで一休みしたあと、東京行きの列車に乗り込みます。
 帰りは「ぷらっとこだま」のグリーン券を利用してみました。1,500円程度の増額でグリーン車に乗車できるのですからおトクです。それとBrompton輪行だと重要なポイントが、自分の座席足下に折りたたんだBromptonを収納できるスペースがあるくらい席が広いということ。これは助かります。

 東京駅着は19:47分。ここから家まで一時間くらい?京都旅行もこれで終了です。

R0324212.JPG
↑奈良線ではあの103系が登場!
懐かしい乗り心地も楽しめました。


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