Brompton Toolkitを入手しました
一番始めに発売されたのは2012年〜13年頃?その頃から極度な品薄状態が続いていたBrompton toolkitですが、今年の後半になってようやく量産体制に入れたのか、年末になってある程度まとまった数が日本にも入荷したようです。
お店の人に聞いた限りですと日本には一気に300個程輸入されたらしく、私も事前に予約していましたので、入荷連絡を頂いてから、代官山のBrompton Junctionまで出かけて受け取ってきました。
このtoolkit、写真を見ると変なカタチしていますけど、実はこれ、ブロンプトンのメインフレーム内に完全収納できるカタチしてるんですよね。特にブロンプトンの場合は、一般的な自転車用携行工具と違い、15mmレンチなどあまりスポーツ自転車用としては使わないサイズの工具が必要となるので、旅先で必要になる携行工具を揃えると、それなりにかさばる数の工具を持参する必要がありました。しかしこのツールキットがあれば、ブロンプトンで使う基本工具の全てがこの1本で揃い、なおかつフレーム内に収まってしまうという優れものなのです。
ただ、問題なのはこの円安時代の中、モノは一向に入荷しないくせに価格はどんどん上昇してゆき、今では遂に大台の10,000円(税別)なんて値段になってしまったこと。もっともこれは日本だけがぼったくられてる訳ではなく、本国でも£48.00とかしますので仕方ないのかなと。発売初期の超円高時代では確か価格は7,000円くらいだったような気がしますけど。
それなりに高価な工具だけあり、実際に手に持ってそれぞれのツールを眺めてみると、この手のよくあるセットものツールとは違い、それぞれがなかなか高級感のある仕上がり。驚いたのはメインのソケットレンチがちゃんとラチェット式になっていることで、確かにこのクオリティの工具を島忠ホームセンターとかで買おうすると、これだけできっと2,000円くらいは取られますのである程度高価なのも仕方ないのかな?
タイヤレバーは初期タイプだとプラ製だったのですが、強度的に問題があったらしく一度交換対象になりました(初期ユーザーはこの交換でさらに1年位待たされたとかw)。そのため今では金属製になっています。その他、チューブのパッチは予備を含め10枚位入ってましたが、私は基本チューブの修理はしないので(全て交換しちゃう)、これは使わないかも。
ちょっと心配だった点は、フレームに入れると奥にある磁石と手前の弾力性があるプラ部品でカチャッと固定される仕組みについて、もうすこしフレームへの固着力が強めだと安心かなと。今の状態でもそれなりにしっかりしてはいますが、輪行中にツールキットが落ちたりしないか少しだけ心配です。なんたって私は折りたたんだ状態でCAT EYEのメーター、既に5〜6個落としてなくしてますからね(笑)。駅などでBromptonをコロコロ転がしていると、案外フレームから外れて落ちたパーツには気が付かないのです。ま、この大きさなら仮にフレームから外れて落ちても気が付くかな。
このツールキット、今回は比較的大量に入荷したようですが、生産体制はまだ不規則らしく、安定した供給にはまだ少し時間がかかるようです。ちなみにJunctionで大量に入荷したツールキット(神戸と合わせて150個らしいですが)は完売してしまったそうで、欲しい方はキャンセル待ちか、別なショップでの店頭在庫品が少しあるみたいなので、それを狙うしかないかも。次の入荷は年内にもう一度ごく少量あるかもとのことでした。
ちなみにこちらの商品、もう少し安く買いたいと思うのもまた人情ですが、残念ながら意外と内外価格差はなかったりします。先程書いたように本家Junctionでも£48.00。アメリカのお店でも$79.00と、日本への送料を入れればむしろ割高になるくらい。探してみたところ、こちらスペインの通販ショップでセール扱いになっていて、これだと送料(国際郵便の場合)込みでも8,328円ですみますけど、注文してから約2週間待ちはちょっと長いですね。この先為替が円高に振れればまた違ってくるんでしょうけど。