三省堂書店でデビットカードが使えずレジで驚愕した件w
先週の金曜日、会社が終わって三省堂書店神保町本店に寄ったのですが、2冊ほど持ってレジに出して、支払いをいつも通りの「デビットカードで」と伝えたら、渡したカードをゴソゴソやったあげく「申し訳ございませんVISAのデビットカードしか使えません」と言われました。
VISAのデビットカードってなんだそりゃ?(もちろん意味はわかってるけど)と思いましたけど、使えないモノをゴネても仕方ないので「そうですか」といってそのまま帰ってきました。もちろん本は買ってません。つか、そのうちの1冊は帰りの電車の中でAmazonにて注文して買い物は終了。
そういえば、書泉もブックマートを閉める半年位前から急にデビットカードが使えなくなりましたし、三省堂もヤバいんですかね。教科書検定の不正接待問題とかあったばかりだし。
しかし…実店舗がネット書店に追われてるとか取って代わられるとか言われてるこの昨今に、いきなり決済手段を減らすってのはすごいなーと思います。なんたって、顧客サービスを切り捨て始めてるんですからね。
その当日に買おうと思ってた本の合計額は5,000円弱でしたが、銀行に行っても基本的に現金を5,000円しか下ろさない(銀行に下ろしに行くのは財布の中身が1,000円切ってから)な自分にとっては、当然そんな金は持ち歩いてないのです。だったらクレカで決済すれば?と言われる方もいると思いますが、それならAmazonで注文しますよね。その場で読みたいのならともかく、持って帰るの重いし(笑)。
それと、クレカ払いはやはり決済にひと月くらいのタイムラグがあるので、個人的にはデビットカードが使える店舗なら、デビット払いを優先してます。なので、三省堂がリタイアした中、現在自分が把握してるデビットカードが使える大型書店は丸善だけになっちゃったのかな?
じゃ…この先三省堂には行かないのかというと、そんな事はなくて、最近ではリアル店舗に行ったときは、気になる本をスマホでAmazonの欲しいものリストへ突っ込んでます。いわゆるショールーミング用途ですな。だってその場でリアル店舗である故の優位性だったデビット払いが使えないんだから仕方ないよね。すぐに読みたい本ならともかく…。
自称本好きリアル書店好きの方達にとってはちょっと不愉快な話かもしれませんが、自ら顧客サービスの合理化を進める業界に対しては、消費者側だって当然ながら利用方法の合理化を行うわけです。
それと、以前では「リアル書店にはネット書店にはない新たな本との出会いが」とかよく言われてましたけど、最近だとネットの書評(プロアマ問わず)で本を知って買う機会の方が増えてきたと感じてきてます。となると、この先リアル書店って本当に必要なのかな?なんて気もしてきちゃいますね。
そうそう、ネット系の本屋さんと言えば、既存の大手取り次ぎがやってるe-honというネット書店では、在庫アリで注文した数日後に「売り切れました」とかいう連絡が来るという目に2回程あいまして、つまりこの対立軸としては、リアル書店とネット書店の優位性云々ではなく、単に「既存取り次ぎ+傘下のリアル書店」がダメなだけなのでは?と思いました。
ちなみに買おうと思ってたもう1冊の本はこちら。
家帰って検索したら千代田区の図書館にあるみたいなので、そちらで借りることにしましょう。