野生のハマグリを食べる!
5月の連休は1週間ずっと別荘にこもってたのですが、その間に2度ほど友達が遊びに来てくれまして…1回目は普通の車でいらしてくれた方と一緒に、MGFでは運べない布団干しを買いに行き、2度目は電車できた友達と一緒に、目の前の浜にハマグリを採りにいきました。
ちなみにハマグリの採取について、千葉県の九十九里浜などでは採取禁止ですが(連休中のテレビのニュースでもやってました)、こちら目の前の海では、条件付きでOKです。条件も特殊なものではないので、一般の人が自分で食べる量を採ってくる分には問題ないかと。
さて、そのハマグリちゃんですが、基本は干潮の直後に採れます。タイミングがよければ浜に打ち上げられたものを採取できますので、海に浸かる必要もありません。
私達は満汐からちょっと後の時間に出かけましたので、膝くらいまで海に入って採ることになります。
採取のコツは…言葉で説明しても理解しにくいと思いますが、波打ち際を観察していると、水の中でコロコロと転がっている貝が見えます。それをアミでサッとすくいます。このコロコロ転がっている…という状態が経験しないとなかなか良く分からないポイントで、去年同じ場所でハマグリ採取にチャレンジしたときは、全く採ることができませんでした。同じ時に近くで採取していた別の人は何個もすくっていたので、やはり経験の差でしょう。それと偏光グラスがあるといいかな。
ということで、今年は大小あわせて8個くらい…採取することができました。
帰ってきたら早速砂抜き。塩分3%程度の水に付けて一晩放置します。その日の晩酌にと思ったのですが、ハマグリはもともと砂を吐く力が弱く、一晩程度放置しないと砂が抜けないとのこと。仕方ないのでその日は友達と酒を飲んで寝てしまいました。
翌朝になってみると、それなりに砂を吐いていたようなので、その中からイキの良さそうな4個を選んで調理開始!調理といっても至ってシンプルで、フライパンにハマグリを置いてそのまま火を付けてフタをするだけ。しばらくすると貝殻が開いて汁がドバドバとでてきますので、適当にアルコールをかけて(当日はビールにしました)、醤油をふって出来上がり。皿に移してそのまま食べます。
食べるとやはりおいしいねぇ…天然モノは。ちょっと身をかみ切るのに苦労しましたが、中の内蔵付近(?)には甘みがたっぷりで、これは酒と一緒に食べなかったのを少し後悔。それとあとになってよく考えてみると、ハマグリとホッキ貝を一緒に調理してましたね(右上の舌が紅くなってるやつ)。ホッキ貝の方は水に付けてもほとんど砂を吐かないそうなので、事前に貝を開いて調理した方が良かったみたい。ま、これは次回の課題ですかね。
さすがに別荘で1人の時に野生の動植物を採取して食べるのは、食あたりなどちょっと怖いのですが、友達といるときに、近くで採取してきた食材を食べるってのは、なかなか快感です。ハマグリのシーズンはまだしばらく続くみたいなので、またやりたいモノですね。