小砂焼きを求めて
…って何を持って「日本で最も美しい」のかはわかりませんが、これはいわゆる「一番」という意味ではなく、そういう村の連合体があるようですね。この小砂地区も平成25年にその連合に加盟が許された…らしいです。
この北関東…というか、奥関東とでも言った方がいいのでしょうか?な地区は、割と昔から好きな地域で、私はよくMGFで走りに出かけていました。また、この地域は宇都宮を中心とした北関東風俗が色濃く残っている地域でもあり、久しぶりに見学にいってくるかなと。それとミーハーな動機でもありますが、ちょっと前にNHKの「小さな旅」で小砂地区と小砂焼きについて紹介しており、その小砂焼きの美しさに魅了されたというのもあります。お気に入りの益子焼ご飯茶碗も割ってしまったし、新しいご飯茶碗もほしかったので。
往路は国道294号をひたすら北上。昔はアホみたいに毎週走っていた国道ですが、改めて移動のために利用するのは結構久しぶり。退屈な下妻までの区間を抜けると、いかにも郊外の主要道路的な趣で、行き交う車も少なくなり、適度にカーブがあったり傾斜があったりでなかなか楽しい。
途中朝食を採らなかったので、294号から少し外れスターバックスのゆいの杜店で軽くドヤリング。屋根開けて走っていたので日差しが結構辛い。1時間くらい休んでから小砂地区へ向かいます。
そこから山坂道を1時間くらい…しかし、スポーツカーってのはこういう道を走るためにできているんだよなぁ…という、適度なワインディングとアップダウンを繰り返しながら小砂に向かいます。
どうでもいいけど、スポーツカー乗ってる人はどうしてみんな箱根とか行きたがるんだろう。もちろんケツ出したガチの走りとかは論外としても、スポーツカーとして適度な速度でヒラリ、ヒラリと走り抜ける快感は、絶対に北関東の田舎道の方が上だと思うんだよね。しかも芦スカと違って、こちらは体力とガソリンタンクが許す限りずっと走り続けられるし…。
つことで「日本一美しい村」の小砂地区へ到着。まぁ…到着したとはいえ分かりやすい観光施設がある訳でもないので、地区内の細かな町道をのんびり走って景色を堪能する程度の楽しみです。ただ、それがまたいいんだけどねぇ。
この小砂から烏山にかけて、那珂川左岸の山岳地域は、かつて山に暮らす人達が住んでいた場所でもあります。彼等は1箇所に定住せず、山の中やあるいは街の近くなど数カ所のねぐらを移動しながら、時には自作の箕などを農家や街の人達に売って暮らしていたようです。確かにこの地域、標高はあまり高くはないのですが、なんだか山が深い感じがするんですよね。
という感じで、前回同様、これ以上うろついていると通報されかねないほど何度も村の中をMGFで徘徊し、その後は市川窯という藏元で、小砂焼きのご飯茶碗を購入。いわゆる作家モノではないので、お値段も1,000円ちょっと?だったっけかな。この金結晶釉の柄が、華やかながらも渋さを感じさせて実に味わい深い焼き物です。これは大切にしようっと。
その後は大田原方面へ抜けて、念願だった大田原東武デパートへの初潜入を果たして帰ってきました。
↑実物は写真で見るよりも渋くて味わいがありますよ。