ERATO Apollo7に新時代の幕開けを見た
このブログも結構放置しちゃったなぁ…つことで久しぶりに更新。
今回のネタは、新しいBluetoothイヤホン、apollo7。この製品、元々はクラウドファンディングで開発資金調達していたらしいけど、好評だったのか普通にヨドバシなどで売られるようになりました。ちなみに自分はアキヨドで購入。
この手の完全左右独立無線イヤホンは、トゥルーワイヤレスステレオイヤホンというらしく、iPhone7のイヤホンジャック廃止に連動して、新たなジャンルを築きつつあるようです。
かくいう私もiPhone7 Plusに機種変更したばかりですし(こちらのネタはまた別に)、これを機会に新しいbluetoothイヤホンでも買おうかなと思っていました。
ちなみに、私が今まで使っているbluetoothのイヤホン/ヘッドホンは、ParrotのZik3、JayBird X2があります。どちらもそれなりに音がいいので気に入ってはいるのですが…
・Zik3:センサー式の電源自動ON/OFF機能がちょっとした湿気ですぐ誤作動を起こし、そのため使おうとすると、バッテリが空になってることが頻発。
・JayBird X2:音もなかなか良いし防塵防滴だし気に入っているのだが、タッチノイズがうるさい。
という問題がありまして、なんか他の製品が欲しいなと。一応いくつかアキヨド店頭で試聴してみたところ、B&0のBEOPLAY H5が、音が綺麗だし見た目もカッコイイし良いなぁ…と思っていたのです。つことで買ってみようかなと思っていたのですが、なんとなくしばらく買わずに様子見していたら、なんとapollo7がヨドバシに入荷したとの情報が!ホントに売るんだ?と半信半疑でアキヨドで試聴させてもらうと、なかなか音も良い。というか、どうせ買うならこっちの製品の方が未来がある!と思って半日悩んだ後、購入してきました。
早速使っているのですが、まず驚くのが「意外と音が良い」こと。もちろんbluetoothの無線なので、それにしてはという但し書きの上でですが、逆に言うと高音質カナルイヤホンで必ず問題になるケーブルのタッチノイズが皆無な訳で、それも音質の一部として考えれば、音に関してはほぼ不満はないです。
動作時間ですが、カタログでは音楽再生3時間を謳っていますが、確かにそのくらいはバッテリ保つようです。毎日の通勤に限ってでは、それだけ駆動時間があれば全く問題はありません。長距離の旅行に出かけたときなどは少しつらいですが、もう歳なのか、ぶっ続けで3時間以上イヤホンで音楽聴くこともあまりないので、まぁ、いいかなと。充電器を兼ねた付属のケースでは、内蔵バッテリで本体を2回分完全充電できるとのこと。
装着については、ケーブルも何もないのでちょっと不安ではありますが、1度耳に入れてしまうと、普通の運動レベルでは外れる事はないと思います。
iPhoneとのペアリングも、左右片方どちらかをペアリングすれば、自動でもう片方もペアリングできる仕組みですが、左右ともきちんと別にペアリングさせると、それぞれのバッテリ残量がiPhoneから参照できて便利です。左右間のペアリングについて、遅延を発生させないような仕組みがあるようですが、ちょっと詳しくは分かりません。ただ、安物トゥルーワイヤレスステレオイヤホンで発生しがちな左右どちらかの音声遅延は発生せず、綺麗なステレオイメージが頭の中に再現されます。というか、左右の位相についてはかなり正確に一致してるんじゃないですかね。イヤホンでこういう綺麗なステレオイメージが再現できるとは、有線を含めても結構優秀ではないかと。
装着後の操作は本体左右それぞれに付いている小さなボタンで行います。左右とも1クリックが一時停止(あるいは電話着信)、2クリックが右・ボリウムUp、左・ボリウムdown、長押しが右・次トラック、左・前トラック、となっていて、慣れるとそこそこ便利。
イヤチップは、シリコン製とコンプライの2種類それぞれS・M・Lが付属。傾向としてコンプライの方が遮音性はいいけど、少し音が甘くなるのは、どんなイヤホンでも共通かな。ステムがかなり太いので、交換用イヤチップの種類が少ないのが残念だけど、まぁ…付属品どちらかで実用上問題はないと思います。一応防塵防滴構造なので多少濡れても大丈夫。ちなみに私は今回防塵防滴になったiPhoneと一緒に風呂場でも使ってました。
と、概ね満足はしていますが、心配なのは、小さな筐体なのでなくさないか…ということと、初期のバッテリ性能がどこまで継続するかということかな。
とにかくこの完全無線トゥルーワイヤレスステレオイヤホン、ケーブルがないってこんなにもすごいんだ!と、まさに新時代の幕開けを見た感じ。これで音楽聴くともう意味もなく踊りたくなっちゃう開放感で、今までの有線+左右ケーブルありの無線イヤホンとは、全くジャンルが違う、とても未来を感じる製品でした。
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