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▼2017年02月08日

若者はPCを買わないのか?

 この前の週末にちょうどこういう話を友達としていたので…。

 若者はPCを持っていない──NECが危機感、挽回へ女子大生との「共創」モデル3月発売

 う〜むという感じ(笑)
 ちょうど「今定番のWindowsノートPCってあるのかな?」という話をしていたとき、今度のNECのモデルがいいとの話を聞いていたので、このニュースもつい目に付いたのだが、確かにWindowsノートPCが必要な人には良いスペックかもね。ただ、この記事の見出しにあるような「PCを持っていない若者」が、このPCを欲しがるかといえばかなり微妙。というかこれを見てPCを初めて買おう!と思う人は少ないのではないかと。

 ちなみに自分はノートPC歴がかなり長く、というか基本的に家庭で使うPCはノート以外あり得ない(例外がiMacとサーバー用途のMacminiなのだが)という生粋のモバイラーなのだが、モバイラーの自分にとってノートPCは何を気にするかというと…

1:筐体の頑丈さ
2:携帯性
3:バッテリの駆動時間(これは携帯性にも直結する)

 で、一番始めに購入したPowerBook540cは、当時としては筐体の頑丈さも携帯性もバッテリ駆動時間(3時間×2)も画期的なノートPCだった。かなり高価だったけど。
 その後何台かPowerBookを乗り継いで、途中はLet's noteに変更。あの頃のLet's noteは、携帯性とバッテリ駆動時間どれをとってもPowerBookはもちろん、その他のノートPCを2世代くらい置き去りにする高性能ぶり。ACアダプタを一緒に持ち歩かなくなったのもこのPCからだった。ちなみにここでいう高性能とはもちろんモバイルPCとしての高性能を指し、値段の割に物足りないCPUパワーやグラフィックボードの性能は全く気にしない。とにかくあの軽さでどこにでも持ち歩けて仕事と遊びに使える!というのがまさに新世界の幕開け的ノートPCだったように思う。実際自分の周りでも、モバイルPCで始めてLet's note買ったって人は何人もいたし。

 その後Let's noteを数台乗り継いだ後に選択したのは、MacBookPRO、このPCも当時初めて見たときは、アルミ削り出しユニボディがもたらす筐体の頑丈さとバッテリ駆動時間(カタログスペックと実駆動時間がほぼ同じになったのは MacBookProが初ではないかと)、そして外側にほぼ全く突起物がない、カバンに入れて持ち歩きやすいスタイルに惚れて購入。
 その2年後位には、更にモバイルPCとしての究極系に進化した、MacBookAirに乗り換えて今に至っている。

 自分はモバイルPCが必要だから買い続けてきたが、あの頃のLet's noteと、MacBookは、今までモバイルPCを所持していなかった人が積極的に買いたくなるくらいに魅力的なモデルだったし、現に私の回りでも初めてのPC、またはノートPCとしてこれらの製品を知ったことがきっかけで購入したという人が何人かいた。つまり、上記2機種はモバイルPCとして傑作だった上に、新たな需要を掘り起こしたモデルでもあるんだよね。

 ということで、今定番とされるモバイルPCって何があるだろう…と考えると、Let's noteは筐体が無理して薄くなったモデルは、かつてのようなタフネスさや長時間バッテリ駆動の魅力がなくなったし(特にバッテリの劣化が激しいんだよね)、対する新型MacBookはあまりにもミニマルすぎでどうも色々困りそう(USBポートがType-Cオンリーなのは問題ないにせよ充電含め1つはね)

 そもそも日本で圧倒敵シェアを誇るOSであるWindows10が、モバイル用途としてかなり微妙な上に、ハードメーカーもタブレットモードとか意味不明な機能をつけちゃうせいで、価格や重量が上昇し、筐体の強度やバッテリの駆動時間が低下してしまうという事態になっている。
 だったらChromeOSで充分じゃね?それだったらタブレットで、いやいや…ならスマホで充分だろう…みたいな流れが今の若者はPCをもたないって理由なのではないかと妄想。つまりゼロベースで「買いたくなるPC」が存在しないんだよね。

 なので、自分も今のところ手持ちのMacBookAirを買い換えたいとはあまり思っていない。というか、MacBookAirの筐体でCPUがパワーアップしたりレティーナディスプレイを搭載した後継機があれば買い換えたかもしれないけど、残念ながらスターバックスで一世を風靡したMacBookAirは、ちょっと微妙な新MacBookに置き換わりつつある。対するWindows系モバイルPCは、OSを含め勝手に自滅しつつある。この状況で一般的な若い人達にPCを買って使えといっても…そりゃスマホで充分だよね、と。

 ちなみに話をモバイルPCに限定しているけど、逆に言えば今の時代、モバイル以外のPC(デスクトップを含む)は、それこそ一般の人達には全く必要とされないアイテムなので、この先デスクトップPCや持ち歩きを前提としないノートPCでヒット作が出るとは考えにくい。となると…PCという家電は緩やかに一般家庭から消えてゆくアイテムなのかな?なんて思ったりする。

 あ、PCに触れてないと仕事で困るなんて話もあるけど、スマホを使いこなしている人にとってPCの操作なんて、所詮は物理キーボードのあるなしの問題でしかない。コンピュータという概念を全く理解していなかった私達の世代とは全く違うし、操作だって3日もあればすぐに慣れるだろう。
 仕事で必要ならともかく「必要そうだから…」という動機でPCなんて買わない方がいいと思う。どうせ使わないし。

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コメント

パソコン大好き人間の、自分としては、考えられない事態ですが、本当に、最近の若者、パソコンもってないです!

自分の頃は、パソコンが存在しない状態から、パソコン出現、という感じで、文明開化的な、時代の流れに、のって、”パソコン買うのが、絶対いい!”というい考えでしたが、今は、違います。自動車も、いらん!という感じらしいです・・・。
時代は、変わりますね・・・。(♪ヒュー・・・。←北風)

BINGEさん、こんにちは。

物欲ないですよね〜最近の若い人達。
でも、これは自分が若い頃の方が異常だったのかな?なんて考えてます。
むしろ、今でも自分の物欲減らしたいと思う毎日です。

でも、パソコンくらいは買って慣れておいた方がいいかなとは思いますが。

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