M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROも買っちった
そういえば、こちらのレンズについての紹介をしていませんでした。マイクロフォーサーズ渾身の超広角レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROです。
購入時期については、実はこの12-40mmと同時購入していたのですが、ちょうど店頭在庫を切らしていて、入荷の連絡は翌々日くらいにきましたけど、受け取りは1週間後くらいでした。
Zuiko Digitalの超広角レンズといえば、ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0が有名。プロのカメラマンでもこのレンズのためにフォーサーズを選んだという人が何人かいた気もします。かくいう自分も、デジカメ雑誌でこのレンズによる見開きの写真を見てフォーサーズのデジカメが欲しくなったのです。
もっとも、E-1を購入した当時で、このレンズの価格は新品で20万円弱もした時代。まずは標準レンズの14-54mmを手に入れる必要があったし、更にその当時で20万円のレンズを買うのはなかなかの決断を迫られる金額でもありまして、その当時いい仲だったひと(笑)に相談したら「仕事で使う訳でもないのに20万円は高いと思う」なんてありがたいかつ冷静なアドバイスを頂いた事もあり、なんとなく心証的に買えそうで買えないレンズとして、ずっと自分の頭の中でくすぶっていたのでした。
そんなこんなで時が経ち、フォーサーズもマイクロフォーサーズへと進化する中、2015年になって待望の新型7-14mmがOLYMPUSより発売となります。解放値もF4からF2.8へと進化して、お馴染みの防塵防滴仕様。これは欲しい!と思ったのですが、当時はマイクロフォーサーズのボディ持ってませんでしたからね。その後中古でOM-D E-M1を入手しますが、買った当初はマイクロフォーサーズのレンズはしばらく必要ないかなと思っていました。
ただ、EM-1でマイクロフォーサーズレンズを使われている人を何人か見るとね…やはりコンパクトなマイクロフォーサーズボディにコンパクトなレンズはうらやましいな…ということで12-40mmを買ってしまった訳ですが、その時に気が大きくなってつい…この7-14mmも発注してしまった訳です。値段もなんだかんだで11万円台まで下がってきましたからね。
ちなみに、旧Zuiko-Digital 7-14mmと同スペックなレンズとして、パナソニックのG VARIO 7-14mm/F4.0 ASPHがあるのですが、こちらも結構欲しかったんですよね、ただ、防塵防滴じゃないという点と、OLYMPUSのボディにはあまり相性がよくないとのことで、購入を控えていました。
実際使い始めてみると「あぁ〜このレンズ買って良かった」としみじみ思いました。私は元々被写体としては街並みや風景を撮ることが多いのですが、今まで持っていた一番広角なレンズ11-22mmでは撮れなかった世界が撮れます。
特に素晴らしいと感じるのは、狭い路地で街並みなどを撮影するとき。
自分の撮影スタイルは、その風景にある特定の被写体を浮かび上がらせるというより、その場所の雰囲気全てを収めたいと考えてしまう方なので、7mm側にズームしたときに撮れる圧縮された空間は、撮影後にデータを見返してみても我ながら本当に見応えがあると感じます。
ただ、作品としての写真を撮るためにこの超広角レンズを使いこなすには少し練習が必要かもしれません。適当に撮るだけだと、周辺が変形した何の変哲もない風景写真が撮れるだけです。まぁ…私的にはそれでも充分なのですが。
この形状から想像がつくと思いますが、当然保護フィルターは装着できません。無理すればこういったリングをかませて保護フィルターを装着することも可能ですが、基本は前玉むき出しで使うしかないかと思います。
その際ですが、ズームをテレ側(14mm)にすると、前玉がフードの中でそれなりに引っ込みますので、このレンズをキャップを装着せず持ち歩く際は、撮影後すぐにレンズをテレ側にズームするクセをつけた方がいいかもしれません。何かの拍子で前玉を傷つけてしまったら…修理にどのくらいの費用がかかるんでしょうね、あまり想像したくはありませんけど。
ちなみに上にある写真はズームをワイド側にして前玉を出した状態です。ちょっとドキドキしますよね。
実際に撮影した写真は、既にこのブログで何枚も公開していますので、ここでは特に作例など掲載しませんが、飛び出た前玉に憶せず、これからも積極的に外に持ち出して使っていきたいレンズです。
↑この雑コラも早く使わないと旬を逃してしまうw
ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0/OLYMPUS
G VARIO 7-14mm/F4.0 ASPH/Panasonic