間々田のジャガマイタ
栃木県小山市間々田にはジャガマイタという奇祭がある!
というのを、ススメ!栃木部の19話で知ったのですが、なかなかすごそうなマツリだなと思って、ちょうど祭りが連休中の5月5日に開催されるとのことで、カメラを担いで見に行ってくることにしました。
家からは、東武伊勢崎線を延々と北上して、清和という駅で下車、そこからブロンプトンに乗って会場である間々田八幡宮を目指します。途中は適当に北関東の風景を堪能しながら、クルマでは入ることがはばかられるような裏道を攻めて、八幡宮に到着したのは正午頃。
駐輪場にブロンプトンを置いて、まずは八幡宮本殿の方に向かいます。そこには水飲みの儀をまえに一丁目から七丁目まで七匹の蛇が勢揃いしていました。
一丁目から七丁目までそれぞれの蛇には個性があるそうですが、とにかく人が多くてあまりきちんと見ることができませんでしたが、にしても竹籠?と草でできた蛇は迫力満点です。
蛇よせと修祓式が終わり、いよいよ祭りのクライマックス!水飲みの儀へと入るのですが、その間に栃木県知事やら国会議員やら地元の名士やらの挨拶が長いこと長いこと…。こういう所で名を売るしかないのもわかりますが、もう少しなんとかならないのかと。
そして、長ったらしい挨拶も終わって、13:30頃からいよいよ水飲みの儀が始まります。それが一番上の写真。池の周りは既に見物客がぎっしりで、私はちょっと離れた場所から望遠レンズで狙います。
荒ぶる男達が池に入ってヘビの口を沈め、勢いよく頭を上げて水を飛ばします。元気の良い蛇は見物客から拍手を受けていました。
水飲みが終わるとそのまま蛇を担いで「ジャーガマイタ!!ジャガマイタ」と声を出しながら市街地を練り歩くそうで、そちらの方は見られなかったのですが、その時玄関に蛇を招き入れた家は、厄除けと家内安全の御利益があるとか。
なんたって蛇のディディールが面白かったですし、祭りとしても見ていて面白い。来年はもう少し早めに行って、良い場所を確保して見てみたいと思いました。世の中にはいろいろな奇祭があるものなんですね〜。