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▼2022年03月06日

真鶴

P3051052 真鶴に行ってきた。

 真鶴と言えば、川上弘美の小説「真鶴」。昔このブログでも話題にしたことがあったが、何となくずっと頭の中に残っていて、あの小説の舞台を1度は歩いてみたいと思っていた。

 朝6時過ぎの電車に乗ってJR真鶴駅、そこから市営バスに乗って、ケープ真鶴というバス停…要は半島の先端までバス移動をして、そこから歩いて帰ってくるというルートをとる。

 この小説についてはある種の「幻想文学」と言ってもよく、生と死の間、現在と過去の中を行ったり来たりしながら進んでゆく。
 小説では森が深く曇った半島の海辺を歩いていたようであったが、私の訪れた日は晴れ渡っていたので、あまりそういった幻想的な雰囲気はなかった。
 しかし、短いながらも鬱蒼とした森の中、そしてそれを過ぎると、小さな傾斜地にびっしりと建ち並ぶ住宅など、実に散策しがいのある場所だったと思う。

 あの小説を読んでもう10年以上、私の心の中の“真鶴”が、ようやく完結したかのような休日であった。当日撮ってきた写真はこちらで公開しています。

OLYMPUS E-M1 + Zuiko Digital 14-35mm F2.0 SWD / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

真鶴/川上弘美

▼2018年06月30日

ブラジル先住民族の椅子

https://farm1.staticflickr.com/920/43102716791_fc55594424_m.jpg 東京都庭園美術館で行われている、ブラジル先住民族の椅子という展覧会に行ってきました。

 これらの椅子について、自分は全く予備知識がなかったのですが、なんでもお祭や儀式、結婚式などの特別な機会に用いられる椅子だそうで、ブラジル先住民族の男性は、これらの椅子を1本の木から削り出しで手作りする習慣があるとのこと。そのモチーフとなる動物や図柄などは、部族ごと、コミュニティーごとにそれぞれオリジナルで意味があるらしく、祭礼の際にボディペインティングされる図柄とも連動しているとのことでした。

 また、この椅子の文化ですが、ブラジルのアマゾン川とその支流の上流全域にわたっており、ブラジルというかアマゾン川上流域で広く行われている風習のようです。また、この展覧会で展示されている椅子も、決して古い作品ではなく、ここ数年の間に作られた比較的新しい椅子も多いみたい。ブラジルにおいてこれらの椅子を作るということは、過去の遺産ではなく、今もアマゾンの奥地で受け継がれている文化となります。

 と、予備知識はこの程度にして、面白いのはこれらの椅子の圧倒的なオリジナリティです。サイズは高さ10cm程度から、1m程度、大きさも片手で握れるサイズから、大人2〜3人は乗れるのではないか?と思われるサイズまでバラエティに富んでおり、それぞれのスタイルにしてもオリジナリティに溢れすぎといった多様さで、見ていて飽きません。
 というか、世の中には色々な芸術があるもんだなぁと、しみじみ思いました。

 出かける前は、もう少し小規模な展覧会かと思っていたのですが、庭園美術館、旧朝香宮邸の各部屋に分散して展示してあり、展示物の椅子だけではなく、その空間ごと博物館の展示物のようで、じっくり見ていれば半日以上はかかってしまうのではないかな?自分も終了までにもう一度出かけてみてもいいなと思いました。

 それとねぇ〜これらの椅子、ミニチュアがあったら是非ほしいなと思っていたのですが、確かに庭園美術館のミュージアムショップで何点かミニチュアが売られていましたが、割とガチな現地生産手作りもので、手のひらに載るサイズのミニチュア椅子が数万円という値段で売られていたのでさすがに買えず…立派にできた目録のみを買ってきました。

https://farm2.staticflickr.com/1827/28233704657_75d8056935_m.jpg
↑展覧会の目録、家でじっくり眺めよう

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▼2018年05月06日

間々田のジャガマイタ

P5050455 栃木県小山市間々田にはジャガマイタという奇祭がある!

 というのを、ススメ!栃木部の19話で知ったのですが、なかなかすごそうなマツリだなと思って、ちょうど祭りが連休中の5月5日に開催されるとのことで、カメラを担いで見に行ってくることにしました。

 家からは、東武伊勢崎線を延々と北上して、清和という駅で下車、そこからブロンプトンに乗って会場である間々田八幡宮を目指します。途中は適当に北関東の風景を堪能しながら、クルマでは入ることがはばかられるような裏道を攻めて、八幡宮に到着したのは正午頃。
 駐輪場にブロンプトンを置いて、まずは八幡宮本殿の方に向かいます。そこには水飲みの儀をまえに一丁目から七丁目まで七匹の蛇が勢揃いしていました。

P5050389 一丁目から七丁目までそれぞれの蛇には個性があるそうですが、とにかく人が多くてあまりきちんと見ることができませんでしたが、にしても竹籠?と草でできた蛇は迫力満点です。

 蛇よせと修祓式が終わり、いよいよ祭りのクライマックス!水飲みの儀へと入るのですが、その間に栃木県知事やら国会議員やら地元の名士やらの挨拶が長いこと長いこと…。こういう所で名を売るしかないのもわかりますが、もう少しなんとかならないのかと。

 そして、長ったらしい挨拶も終わって、13:30頃からいよいよ水飲みの儀が始まります。それが一番上の写真。池の周りは既に見物客がぎっしりで、私はちょっと離れた場所から望遠レンズで狙います。

 荒ぶる男達が池に入ってヘビの口を沈め、勢いよく頭を上げて水を飛ばします。元気の良い蛇は見物客から拍手を受けていました。

 水飲みが終わるとそのまま蛇を担いで「ジャーガマイタ!!ジャガマイタ」と声を出しながら市街地を練り歩くそうで、そちらの方は見られなかったのですが、その時玄関に蛇を招き入れた家は、厄除けと家内安全の御利益があるとか。

 なんたって蛇のディディールが面白かったですし、祭りとしても見ていて面白い。来年はもう少し早めに行って、良い場所を確保して見てみたいと思いました。世の中にはいろいろな奇祭があるものなんですね〜。


OLYMPYS E-M1 + Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5 / M.Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO

ススメ! 栃木部 1/一葵さやか
栃木の祭り/柏村祐司

▼2018年03月05日

ちちぶでぶちち

P3041031 アニメの影響ではありませんが、以前からブロンプトンで秩父には行ってみようと思っていまして、今シーズン花粉の飛散がひどくなる前に出かけるかなと考えていたのです。で、先日はお日柄もよくというか、もう少し寒くても良かった気がしたのですが、無事秩父方面ツーリングに出かけてきました。

 家から秩父方面って実は結構出かけやすい。草加駅より東武伊勢崎線にのり羽生駅下車、そこから秩父鉄道に乗り換えます。羽生から終点の三峰口駅までは片道1,050円かかりますので、運賃節約のため1,440円の一日券を購入。一日券を使えば草加から秩父の三峰口まで片道1,300円くらいで行けてしまうので、ウチから秩父地方は距離の割に案外電車賃がリーズナブル。

 日曜朝7:05分草加発の館林行き区間急行に乗り、羽生駅到着が8:00前くらい。駅で一日券と急行券を購入して、そこから8:18発の秩父鉄道の急行に乗車。秩父鉄道の急行列車は、ふかふかクッションの対面クロスシートで、三峰口までの1時間半以上の乗車時間を考えると充分元が取れるものです。急行という割にはあまり早くないですけど。

P3040991 三峰口の駅に到着したのが9:54分。この列車だと登山用途には遅いのか、車内はあまり混んでいませんでしたね。

 急行を下車して改札で一日券を見せて急行券もポケットから出そうとしたら、駅員から「200円払って」と言われ、なるほど…急行券のことを言っているのかなと思ってポケットから急行券を出したら改札を通れました。
 しかし「急行券は?」と聞くならともかく、いきなり「200円払って」というのは実に感じ悪いですね。慣れていない人や外国人観光客などはよくわからないで200円払ってしまうケースもありそうですがそれを狙っているのかも。悪質な物言いだと思いますので、急行下車後の三峰口の駅員には充分注意して下さい。当然ながら事前に急行券を買っていれば駅員に200円を渡す必要はありません。

 さて、駅を出ると駅前には桜沢みなのちゃんがお出迎え。それが冒頭の写真です。
 空は雲ひとつない晴天でしたが、微妙に気温が高い。この時期なので気温はそれなりに低いのですが、上着を着るかどうか微妙なラインですね。このまま鉄道沿いを下って秩父方面に行ってもいいのですが、何となくですが小鹿野町方面へ抜けてみようかと思ったので、前半の登りに備えてシャツ1枚で走る事にしました。

P3041055 県道37号線を登っていってしばらくすると見えてくるのが双神トンネル。なんでも埼玉県が管轄するトンネルでは一番古いモノらしく、竣工が昭和18年とのことです。そんなに長いトンネルではないのですが、古い時代に作られたせいかトンネル幅が狭いので、中で車同士のすれ違いができません、注意して下さい。
 坂を登ってきて体温上昇中ではありましたが、このトンネルに入るとひんやりします。さて、ここからは下りです。

 割と緩めの坂をダラダラと下っていくと、近藤銘醸のある市街地に入り、更に進むと道の駅両神温泉・薬師の湯という施設が見えてきます。とりあえず寄り道して、奥にある地域資源活用センターという場所で、ここの施設本来は蕎麦打ち体験施設として使われているようですが、1日限定で普通に蕎麦も食べられます。せっかくなので昼食にしました。

P3041074 普通盛りだと少ないとの話だったので大盛を選択。そばは比較的香りが強め、極上とは言いませんけど、なかなかのものでした。しかし…この場所に蕎麦打ち体験に来るかと言われると、ちょっとね(笑)
 まぁ、施設内には温泉もあるし、1日使うつもりで楽しむならアリなのかな?両神山登山の帰り道などにはありがたい温泉とお蕎麦屋さんかもですが、そういう時間でまだ蕎麦が食べられるのかは疑問。以前両神山に登った時は気が付きませんでしたが、そもそもこのルートではなかった気もします。

P3041105 その後は小鹿野町中心街へ、小鹿野町といえば通過したことは何度もありますが、こうやって市街地を散策したのは初めてです。
 街並みは想像以上に趣があり、中心部には三階建てのちょっとしたデパート風ショッピングストアも見られ、昔は結構栄えていたのかもしれませんね。ウィキペディアによると、小鹿野地区は県内でもいち早く教育・交通・産業の振興など各分野で近代化が進められ、西秩父地域の中心地として発展してきた。とありますから、当時は秩父地区でも有数の栄えた街だったのかもしれません。

 昨今のモータリゼーションの影響か、少子化の影響下はわかりませんが、メインストリート裏には廃屋や空き地も見受けられ、今では他の地方都市同様徐々に衰退に向かっているようです。
 ただ、他人事だからいえるのかもしれませんが、こういう「人類は衰退しました」系というか「ヨコハマ買いだし紀行」系というか、こういう穏やかな文明の後退的風景は見ていて悪くないなとも思います。これは私がまだ移動の自由と生活できる仕事と経済力を備えているからの視点な訳で、ある意味無責任な感情ではあるんでしょうけどね。

P3041087 もっとも町民のみなさんは当然ながらただ衰退を待っている訳にもいかず、最近の小鹿野町は町おこしの活路を二輪ライダーに見いだしています。
 今ではウェルカムライダーズおがのというWebサイトを立ち上げて、ライダーに優しい街づくりを目指している模様。たしかに小鹿野町付近には走っていて気持ちよさそうな峠道が沢山ありますし、クルマも少ないのでバイクには乗りやすそうであります。

 町内には至る所に「ウェルカムライダー」のロゴが貼られていて、更にバイク用の駐輪施設もきちんと備えられている場所が多いです。私も小鹿野町に行って「イヤにオートバイ多いな…」と思っていたら、市街地中心部に行って疑問が解けました。そういえばこの辺の場所ってマンガのばくおん!!でも取り上げられてた気もしますし、わらじカツ丼のお店も町内のあちこちにあったな。

 さて…小鹿野市街も堪能しましたし、次は秩父市へと向かいます。
 小鹿野町から秩父市に抜けるルートはいくつかありますが、基本は長尾根丘陵を越える必要があるため、どうしても峠を越えなければいけません。その中でも自分は何を勘違いしたのか、一番キツいであろう長尾根峠ルートを選択。頑張ってブロンプトンで乗車して登ってきたのですが、峠ラスト直前のつづら折りで乗車を断念!ブロンプトンを押して歩くことにしました。

 峠のちょっと手前には秩父ミューズパークなる謎の施設があります。パークのWebサイトから引用してみると…

秩父ミューズパークという名前は、ギリシャ神話に登場する人間のありとあらゆる知的活動を司る女神の名前「ミューズ」(英語ではMuse)にちなんで名づけられています。
この女神たちは、天地全能の神ゼウスと、記憶の女神ムネモニュネの娘であり、人々から苦しみや悩みを忘れさせ、喜びと楽しみを与え、明日の生活の糧を与える最高の女神であり、芸術、学問を司る女神でもあります。
彼女たちにはそれぞれ役割が与えられ、カリオペは叙事詩、クレイオは歴史、エウテルペは笛(音楽)、テルプシコレは舞楽、エラトは歌謡、メルポメネは悲劇、タレイアは喜劇、ポリュヒュムニアは賛歌、ウラニアは天文を司っています。
後のミュージック(音楽)、ミュージアム(博物館)、アミューズメント(娯楽)などの語もこのミューズを語源としています。
ミューズパークはそのような公園です。

 とあって、なんで秩父でミューズなのかよくわからないところですが、この公園内を走れば長尾根丘陵の尾根を伝って秩父市街の方まで行けそうなので、そのまま公園内をブロンプトンで走って行くことにしました。

P3041116 公園は南北(南西から東北)に伸びていて、想像以上に広く、人で賑わっていました。ここにいる人達全てが秩父市民って訳でもないんでしょうけど、秩父市って何故か埼玉県内でも結構活気がるんですよね。埼玉のチベット(失礼)とかいわれる割には、案外街中にも人が多いし、若い人の比率だって高い気もします。
 それはともかくとして、園内にはこのようなレンタル自転車があって、それぞれ時間貸しされているのですが、家族連れでこういった自転車に乗っている姿を結構目にしました。尾根沿いとはいえそれなりにアップダウンもある中、こんな自転車で坂を登るのは地獄な気もするのですが、みんな大丈夫なのでしょうか?自分は絶対にやらんぞこれ。

 園内は人も多いし子供連れが沢山いますので、ノンビリ時間をかけて南口から北口まで縦断。ここからいよいよ秩父市街へ降りることにします。

P3041137 下りは秩父公園橋まで一気に下ります。しかし…スゴイ規模の吊り橋ですね。さらに珍しいと思うのですが、橋自体がかなりの急坂になっており、秩父側から自転車で渡るのは結構大変じゃないかな。当日もカップルがレンタサイクルみたいなので秩父側からこの橋を渡りに来ていましたが、ひぃひぃいいながら登ってきています。ただ、その後を自転車に乗った女子小学生(?)2人組が、割と涼しい顔で登ってきていましたので、これも慣れなのかな?
 ちなみにアニメでお馴染みのあの花大橋は、旧秩父橋といい、ここから1Kmくらい北にあるようです。

 さて、秩父市内に入ったら、とりあえず矢尾は外せないでしょう。とくにかも食品の焼きそばはおいしいんだよね!もちろん購入。ブロンプトンでなければ屋上とか登ってみたかったけど、ここはがまんして市内散策へ。

P3041157 その後は西武秩父駅から秩父鉄道の秩父駅の間をブロンプトンで適当に徘徊しました。全て紹介するとキリがないので省きますが、こちらは秩父市内散策では必ずといっていいほど取り上げられる、角が丸い商店。昔はたばこ屋さんだったそうです。
 このように市内にはモダンな雰囲気がある建物がいくつか点在しています。このメインストリートには観光客も大勢いました。これもブラタモ効果かな?秩父市は何度か来たことがあるのですが、ここまで人はいなかったような…。

 さて、秩父市街も堪能しましたし、後は適当に好きなだけ走って秩父鉄道に乗って帰るだけ。時間もあったのでもう少し秩父盆地を下ってゆきます。

P3041177 次に訪れたのは、皆野町の旧矢尾。みなののやおと言えば去年の夏に閉店してしまったんですよね。近年は家具専門店になってしまっていたので、地方百貨店ファンの自分もなかなか足が向かなかったのですが「いつまでもあると思うな親と地方の百貨店」ですかね。
 ちなみに矢尾の家具売り場は、本店の矢尾横にあったカルチャー館がなくなって家具売り場が移転してきています。

 矢尾の市街もかつては結構人通りが多かったんだろうなと言う雰囲気です。人通りはありませんが、道の作りや街の構造が、モータリゼーション前の濃密だった空間の面影が残っています。
 せっかくなのでみなのやのの隣にあった味の店ヤマブというお店に寄って、秩父味噌を購入してきました。

P3041218 さて、ここで時間は16:00を過ぎていますので、とりあえず長瀞まで走って終わりにしましょう。皆野駅から長瀞駅まではブロンプトンで10分程度。長瀞駅前はすっかり今風に開発されていて、ここは軽井沢か?ってなもんの賑わいでした。人も多いしオシャレな山ガール(古い)風な女性も沢山います。

 ここから帰りも急行に乗って帰ろうかなと思ったのですが、登りの急行は熊谷駅までしか行かないようで、それに急行料金払うのもアホらしいので、その後の16:28分発各駅停車に乗って羽生駅まで戻ります。そこから東武伊勢崎線に乗り換えて草加駅まで。

 BeeLine Naviで算出した当日の走行距離は、およそ70kmくらいとなりました。

https://farm5.staticflickr.com/4724/26738630668_2ef08beaac_m.jpg
↑秩父市内は今でも「あの花」圧がつよめ。

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▼2016年07月02日

小砂焼きを求めて

R0327985.JPG 日本で最も美しい村、小砂地区へ出かけてきました!

 …って何を持って「日本で最も美しい」のかはわかりませんが、これはいわゆる「一番」という意味ではなく、そういう村の連合体があるようですね。この小砂地区も平成25年にその連合に加盟が許された…らしいです。

 この北関東…というか、奥関東とでも言った方がいいのでしょうか?な地区は、割と昔から好きな地域で、私はよくMGFで走りに出かけていました。また、この地域は宇都宮を中心とした北関東風俗が色濃く残っている地域でもあり、久しぶりに見学にいってくるかなと。それとミーハーな動機でもありますが、ちょっと前にNHKの「小さな旅」で小砂地区と小砂焼きについて紹介しており、その小砂焼きの美しさに魅了されたというのもあります。お気に入りの益子焼ご飯茶碗も割ってしまったし、新しいご飯茶碗もほしかったので。

 往路は国道294号をひたすら北上。昔はアホみたいに毎週走っていた国道ですが、改めて移動のために利用するのは結構久しぶり。退屈な下妻までの区間を抜けると、いかにも郊外の主要道路的な趣で、行き交う車も少なくなり、適度にカーブがあったり傾斜があったりでなかなか楽しい。
 途中朝食を採らなかったので、294号から少し外れスターバックスのゆいの杜店で軽くドヤリング。屋根開けて走っていたので日差しが結構辛い。1時間くらい休んでから小砂地区へ向かいます。

 そこから山坂道を1時間くらい…しかし、スポーツカーってのはこういう道を走るためにできているんだよなぁ…という、適度なワインディングとアップダウンを繰り返しながら小砂に向かいます。
 どうでもいいけど、スポーツカー乗ってる人はどうしてみんな箱根とか行きたがるんだろう。もちろんケツ出したガチの走りとかは論外としても、スポーツカーとして適度な速度でヒラリ、ヒラリと走り抜ける快感は、絶対に北関東の田舎道の方が上だと思うんだよね。しかも芦スカと違って、こちらは体力とガソリンタンクが許す限りずっと走り続けられるし…。

R0327963.JPG つことで「日本一美しい村」の小砂地区へ到着。まぁ…到着したとはいえ分かりやすい観光施設がある訳でもないので、地区内の細かな町道をのんびり走って景色を堪能する程度の楽しみです。ただ、それがまたいいんだけどねぇ。

 この小砂から烏山にかけて、那珂川左岸の山岳地域は、かつて山に暮らす人達が住んでいた場所でもあります。彼等は1箇所に定住せず、山の中やあるいは街の近くなど数カ所のねぐらを移動しながら、時には自作のなどを農家や街の人達に売って暮らしていたようです。確かにこの地域、標高はあまり高くはないのですが、なんだか山が深い感じがするんですよね。

 という感じで、前回同様、これ以上うろついていると通報されかねないほど何度も村の中をMGFで徘徊し、その後は市川窯という藏元で、小砂焼きのご飯茶碗を購入。いわゆる作家モノではないので、お値段も1,000円ちょっと?だったっけかな。この金結晶釉の柄が、華やかながらも渋さを感じさせて実に味わい深い焼き物です。これは大切にしようっと。

 その後は大田原方面へ抜けて、念願だった大田原東武デパートへの初潜入を果たして帰ってきました。

RICOH GR


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↑実物は写真で見るよりも渋くて味わいがありますよ。

▼2016年06月09日

丁子地区散策

IMG_7570.JPG 丁子…と書いてすらすら読める人は少ないんじゃないでしょうか?丁子とは「ようろご」と読みます。ATOKでも一発変換で出てきます。こちらは千葉県の香取神宮東側にある集落です。いわゆる難読地名ってやつですね。

 この丁子という町名の由来ですが、この街についての記述がある忘れられた日本の村の著者である筒井功氏によると「丁」は成年に達した男子、働き盛りの男性を意味し、また「よほろ」とも読むそうです。詳しくはその本を読んで頂くとして、つまりは、香取神宮の神輿を担ぐ人達が住む街…だったとのこと。
 この一体は、香取神宮から東に1km程?一度丘を降りて水田地帯を行きまた丘が始まる辺りにある集落となります。

 ちなみに漢字で丁子と書くと「ちょうじ」とも読みますが、そうなるとグローブの木という意味になります。しかし、この名前はこちらの地名と関係はないようです。

 訪れたのは、日曜の昼下がりといった時間で、天気も初夏の五月晴れでカラッと乾燥したよく晴れた日。その印象もあるのでしょうか、適度な里山に囲まれたこの一体は、とてものどかで暮らしやすそうな地域だと感じます。
 そういえば、走っていてふと見つけたライステラスというお店がとても雰囲気よさげで、いつかこのお店のテラスでのんびり風景を眺めながらお茶でもできたら素敵です。

 話は変わりますが、延喜式に出てくる三大神宮というと、伊勢神宮鹿島神宮、そして香取神宮となり、何故かこの地域には、古来よりの三大神宮のうち2つが集中しています。
 その理由について今となっては分かりませんが、少なくとも延喜式の時代、この地域の風景は昔と大分違っています。現在利根川とされているこの河川は、かつては鬼怒川の本流であり、また現在水田となっている部分は外浦逆浪の一部となっており、広大な内海が広がる場所でした。ちょうど、今ではこんもりと盛り上がっている丘の部分が半島みたいなイメージでしょうか?
 そう考えると、現在の鹿島神宮も、北の鹿島灘から広がる岬の頂点に建立されていますし、香取神宮も千葉側の内海入り口を睨む岬の場所に位置しています。
 また、御前にある小さな岬には、いくつかの山城と神社が祭られています。おそらく神社となっている場所は、当時この内海を監視する見張り台のような役割だったのかもしれません。

IMG_7542.JPG こちらの鳥居はそのひとつ、玉田神社。今では濃い樹木に覆われて平地を見ることはできませんが、建立されたと言われる1190年当時はまた違ったのかもしれません。

 MGFで登って行くにはちょっとためらうくらいの細い道を登ってゆくのですが、そのせいか辺りには人気がなく、なかなか雰囲気があります。

IMG_7556.JPG そこから成田線の方に下ってゆき、東に向かうと、側高神社があります。どうやらこの地域にはこの「側高」の名前を持った神社がいくつかあるみたい。先程の玉田神社から少し西、丁子地区の端にも同じ名前の神社があるそうで、そちらは昔、山城として使われていたようです。

 さて、丁子地区をくまなく徘徊して、これ以上うろついていると通報されかねない(笑)、程になってきましたので、いよいよ本丸である香取神宮へ。
 一応MGFで表側の参道を見て回ってから、裏側の丁子側から本殿へ近づきます。そうすると本当に本殿目の前に駐車場あるのね、しかも無料で。そこにクルマを置いて、香取神宮を見て回ります。

IMG_7586.JPG 香取神宮はさすが観光地としても有名なだけあって、境内は広く整備されています。最近本殿の修復があったようで、建物はまだとてもキレイで人工的。
 あまりにピカピカだとなんとなく御利益が下がっている気もしないでもないですが、これが日本の神社の良いところなのでしょう。定期的に新しくすることで古代からの技術が失われず伝承しているのです。

 繰り返しになりますが、かつてこの一体は広大な内海が広がっていました。今水田になっている部分は、ほとんど湖の一部、あるいは湿地帯です。それを前提に、この香取、鹿行地域の風景を眺めてみると、また違った風景に見えるかもしれません。

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香取神宮で買ったお守りはハマグリ(ホッキ貝?)の形でした。

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▼2016年04月05日

鹿嶋で謎の激痛にあう

IMG_7345.JPG とくに何処にも書いていなかったのですが、実はこの前鹿嶋に行ったとき大変な目に遭いまして…今は完治したので、メモとしてその症状を記しておきます。

1:発生前の状況
 金曜日の夜、鹿嶋の別荘に着いた私は、いつも通りオーディオをセットして買ってきた酒を飲んでという感じ。途中外にあるガスの元栓を開けてなかったことに気が付き、サンダルで家の裏手に行きます。庭にはハマナスが自生していて、踏んだりするととげとげが痛いのですが、慎重に草むらを歩きながら元栓を開いて家の中に戻ります。
 その後はいつも通り…ワインを1本空けて(笑)、適当にチーズを食べて、大体深夜1時頃布団に入ったと思います。

2:事件発生
 寝付いてから数時間、時間にして深夜3時頃に猛烈な腹痛発生!
 レベルとしては、近年体験した事がない程で、むかし腸捻転になりかけた時に匹敵するほどでした。とりあえずトイレに行こうと立ち上がりますが、何やら右足のかかとがうまく動かない。
 その時はそんな事気にしている場合でもなかったので、階段を這うように降りてトイレへ向かいます。念のためスマホをもって「これは119番もアリかも…」なんて考えながらトイレに籠もり、別に出るモノもなにもなく、ひたすら便器に座ってうずくまってました。
 これがもう…マジもんの痛みで…便所でうずくまりながら「孤独死する老人ってこんな感じなんだろうか?」とか考えちゃう程。ピーク時には大げさではなく命の危険すら考えましたよ。
 で大体30分位経ったでしょうか、ここでうずくまっていても何も出ないので、一旦トイレを出て、また這うようにして階段を上り、お腹の部分に毛布を巻き付けて布団にくるまります。しばらくすると腹痛が治まってきたのか?痛みが臨界を越えたのか、気を失うように寝てしまってました。

3:謎の激痛
 目が覚めたのは朝の8時過ぎ。とりあえず腹痛は治まっているようでホッとしつつ布団から出ようとすると、右足のかかとに激痛が走ります。そういえば前夜も痛かった気がしましたが、謎で猛烈な腹痛のため忘れてました。
 冷静になってみると、右足には全く体重がかけられないほどの痛み。痛みの種類としては鈍痛で、じっとしていれば大丈夫ですが、少し動かすとかなり痛い、体重がかかると激痛という感じ。痛い部分を見てみると、特に変わった点もなく、酔って寝てどこかにかかとを打ち付けたか?程度に考えていました。

4:長引く鈍痛
 そのうち収まるかなと思っていた痛みですが、土曜日・日曜日と全く直らないどころか、少しづつではありますが悪化している印象。じっとしていれば大丈夫なのですが、足を使おうとすると激痛が走ります。
 鹿嶋から家に帰ってふたたびかかとを観察すると、なにやらぷくっと腫れています。これは…何か虫にでもやられたのかと判断し、確か山用の装備の中に抗ヒスタミン薬があったはずだと探してみたのですが見当たらず、仕方がなくキンカン(笑)を塗ってその日は寝ることに。しかし、翌朝になってもまったく痛みは引きませんでした。

5:仕事しなくちゃ
 相変わらず激痛ですが、社畜の私としては自分の身体よりもまず仕事(笑)なので、クルマを使って這うようにして出社。幸い立ち仕事ではないのでなんとか1日過ごせましたが、これは医者に行かないとマズいかもと判断。
 ただ、こういうときに限って大事なプレゼンとかあるんだよねぇ。仕方ないので昼休みに這うようにして薬局に行き、虫さされの定番薬であるムヒアルファEXを買ってきて患部に塗布。少し効いた気がしました。

6:結果
 痛みは水曜日の朝まで続きましたが、1日3回のペースでムヒアルファEXを塗っていたせいか、水曜日の夕方になって急に何事もなかったかのように痛みが消えます。患部を観察すると腫れが収まっていたので、この部分が神経を圧迫しなくなり、急に痛みが引いたんだと思います。なんにせよよかった。

7:推察
 結局、謎のかかとの痛みと腹痛について、何が原因だったのかは全くわかりません。

 かかとの痛みについてはムカデに噛まれた症状と似ていますが、噛まれたときにある猛烈な痛みの自覚がない(酔っていたから気が付かなかったのかもしれませんが)ことと、さすがに夜の気温が4℃という今の時期、ムカデが歩き回っていることは考えにくいです。
 また、布団についても過去の教訓から、寝る前に結構念入りに虫などがいないか警戒して払い落としていますので、ムカデが潜んでいた可能性も低いです。また、ムカデに噛まれたときに特徴的な2つの噛み跡も見当たりませんでした。

 ならば、夜間にガスの元栓を開けに行ったときマダニにでもやられたのか?という可能性もなきにしもあらずですが、同じく噛み跡が見当たらないのと、夜間に噛まれたのであれば、朝の時点だとマダニが患部に付着しているはずなので、おそらく違うと思います。時期的に3月だと、確かにマダニの活動時期ではあるのですが。

 また、かかとの痛みと深夜の急性的な腹痛が関連しているのについても、もわかりません。
 しかし、アレだけの痛みは何か理由がないとあり得ない程の痛みでしたし、夜に食べたモノが悪いのであれば、下痢か嘔吐の症状があってもよさそうなものでしたが、特にそのような症状は見られません。腹痛については、急に猛烈な痛みが始まり、翌朝綺麗さっぱり直ってしまうということは、体調的なものよりも、何らかの毒素的症状と考えた方が良さそうな気もします。

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▼2015年12月30日

北条鉄道に乗りました【関西旅行編:13】

R0326045.JPG 京都5日目は雨。朝の時点で京都市内はまだ雨が降っていませんでしたが、すぐに降り出しそうな天気。雨雲のレーダーを見ても降雨30分前という状況です。
 しかも結構な降りになるようなので、今日は自転車をあきらめて、昔から気になっていた北条鉄道に乗ってみようと思いました。こんな機会でもない限り、一生のる事はなさそうだしね。

 京都市内から北条鉄道まではそれなりに距離があります。
 まずは烏丸駅から阪急電車に乗って神戸新開地駅まで。そこから神戸電鉄粟生線へと乗り換えます。この粟生線は去年も乗っているのですが、神戸という大都市のすぐ近くにありながらも、ダイナミックな勾配と地方鉄道風な趣があってなかなか好きな路線。今回は終点の粟生駅まで乗車です。

R0326061.JPG 粟生駅に着いたのは12時過ぎ。京都のホテルを出発したのが9:30過ぎでしたから結構時間がかかりますね。そこからいよいよ北条鉄道へと乗り換えです。

 乗客は私を含めて5人くらい。外は割と強めの雨ですが、空気が澄んできたのでそろそろ雨も上がるのかな?沿線はまさに田園風景という景色の中を、30分位かけて終点の北条町駅へ到着します。

 この北条町という駅、なんだか中途半端な場所にあり、もう少し頑張ればJRの播但線と接続出来そうな気もしますけど、色々と理由があるのでしょう。ちなみに北条町駅はかつて貨物の輸送も盛んだったそうで、ここから農作物が神戸市内にむけて送られていったらしいです。
 今では典型的な地方小型中核都市といった趣で、駅前にはロータリー、そして駅前の道路を渡った先にはスーパーマーケットもあります。せっかくなので食品売り場を見物したりします。

 ひとまわりした後は、再び駅舎に戻り、お土産コーナーで北条町内にあるという高橋醤油の小瓶を買いましたがこの醤油はおいしかった。私は京都の澤井醤油も大好きですし、ひょっとしたら関西の醤油の方が好みなのかもしれません。

 さて、フラフラしているうちに、駅前のロータリーには姫路駅行きのバスがやってきました。雨もようやく上がり、ここからはバスに乗って姫路へと向かいます。

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北条鉄道は自転車による沿線活性化を目指しているようで、
駅にはちょっぴり豪華なレンタル自転車もありました。

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▼2015年12月21日

スターウォーズを見てきました

IMG_6992.JPG 20日は映画の日で半額(?)ということもあり、地元のシネコンでスターウォーズを見てきました。上演バージョンは、字幕、日本語吹き替え、3Dとあるようですが、普通に日本語吹き替えで。

 私が出かけたシネコンでは、午前中に席を予約したときはガラガラだったけど、その日の夕方に劇場入りしたときはほとんど席が埋まってましたね。家族連れも多かった。

 内容についてはネタバレになるので触れませんけど、なんやかんやでとても面白かったです。砂漠の惑星からのスタートというのは、もはや伝統ですね。それと、なんというか演出などが結構ディズニーしてました。

 次回作はいつ公開されるんでしょうか?楽しみです。

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▼2015年12月15日

三ツ峠山に登ってきました

R0327394.JPG 先日エントリを建てたgoroS-8ですが、その性能を試すために電車で三ツ峠山に出かける事にしました。

 出かけようと思ったきっかっけはヤマノススメ…ではなく、実は10月の後半に富士急に乗って超電導リニアの試乗へ出かけてまして、その時にどうせなら富士急行線を巡るかと、1日券を買ってフジサン特急乗ったり各駅停車乗ったりして3往復くらい(笑)してる中でこの駅を発見したこと。
 写真の通りヤマノススメの立て看板があったので、ここから山に登れるんかいな?と思って調べたら、三ツ峠への登山道があると知ったのでした。

 考えてみればいままで車で山に行くことはあっても、電車に乗って山に行くことはなかった。新しい登山靴も注文してるし、電車に乗って山に行ってみるのも楽しいかも…なんてね。そして、めでたくgoroS-8が届いたので、早速登りに来たというわけ。

 さて、前日は会社の忘年会で深夜帰りになり、家で登山の準備をして1時間くらい仮眠を取ったら午前4:00になりましたので、朝食に買い置きしてあったやきそば弁当(笑)を食べて出発。
 TXの始発に乗り秋葉原から東京駅、そこから中央線快速に乗りました。何度か乗り換えて富士急の三つ峠駅に到着したのは8:10。そこからトイレに行ったり装備を調整したりして8:26よりクライムオン!まずは駅前の舗装路を山に向かって歩きます。

 このコース、アニメでも登場したらしく(ヤマノススメ2期はみてないのでよくわからん)、一時期はヲタの聖地巡礼コースとなっていたようです。そういうコースなので結構ラクチンなのかな?と考えていたのですが、目の前の三つ峠を見て気分が萎えます。何となく舐めてたけど麓から頂上までの比高はおよそ1,100mあんだよな。大丈夫でしょうか?


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↑登山前はいつもそうなんですが、頂上見ると心が折れそうになります。


 まずは舗装道路の歩きから。これが想像以上に長くて辛い…。
 特に三つ峠グリーンセンターを超えた辺りから勾配は急になり、舗装路のくせに結構辛い感じに。当日は気温も低く、登山シャツの上にフリースの上着、そしてゴアの雨具を羽織るという服装でスタートしたのですが、すぐに大汗をかいて登山シャツ姿で袖をまくる恰好にチェンジ。それでも汗がダバダバ出てきます。


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↑林道終わりの広場


 登山開始からおよそ90分。ようやく達磨石と呼ばれるポイントに到着。ここからようやく登山道の開始です。木の橋を渡って気分はここからがクライムオン!急な折り返しをどんどん進んでゆきます。
 途中、大曲りを超えて馬返しにさしかかった辺りでもう体力は限界に近い感じ。とにかく坂が急すぎる。この辺で10分程度休憩を取ってから再び歩き出すのですが、寝不足のせいか、朝食にやきそば弁当なんて食べたせいか、体調最悪の上に空腹も。ちょっと歩いては「辛い!」と一休みして、また歩き出しての繰り返し。
 小休止で持参したコンビニのおにぎりを一つ食べて、行動食としてカシューナッツもポリポリ食べていたのですが、つらくてつらくて…。一応麓から山頂までのコースタイムは4時間らしいのですが、これはかなりペースが遅れているなと。
 そのせいか、仕事であった嫌なこととか、昔別れた女のこととか、どうせ自分はこの世界に必要とされない存在なんだとか、そんな事ばかりがアタマの中でリフレインし始めて、もう超鬱状態でひぃひぃでした。
 更にアタマの中では初陣のgoroS-8にも八つ当たりし始めていて「買ったばかりだけどもうこんな靴捨てる!重くて脚が上がらない」など、色々とヤバい精神状態の中、トボトボと登山道を登ってゆきます。


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 急な登りは八十八大師の辺りまで続きます。ようやくここまできてアタマが少し冷静になってきました。持参した地図を見て時計を見ると、意外や意外…実はルートの想定時間よりも少し早いくらいのペースで登っていることがわかり、一転して今度はアタマの中がハイな状態に(笑)
 なんだ〜案外やるじゃんモレw。ヤバいね〜世が世ならアルピニストとして世界に名を馳せちゃってるんじゃないの?とか、モロ躁な状態です。
 みなさん、鬱病というのは心が常にアンダーな状態ではなく、このように心の振れ幅が大きくなる症状なんですよ。注意しましょうね。

 鬱はともかく、登山道が緩やかになってきて楽しい気分になってきたのはいいこと。ここからの三つ峠登山はなかなかダイナミックな風景が楽しめるコースとなります。


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 まずは富士山!歩いて左手側にどどーんとそびえていて、油断しちゃうと見ちゃう感じ(笑)。当日は快晴で空も澄んでいたので、こんな富士山を見ると思わず「フジヤ〜マ、ゲイ〜シャ、サムラ〜イ」とか言い出しそうになります。


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 コース中で唯一少しだけ危ないかな?と思ったところ。山の上から崩れが発生していて一部登山道を浸食しています。もちろん滑落したら無事では済みません。
 登山道には鉄の柵とロープが張られていましたが、当然人の体重を支える程のモノではなく、雨の日などは滑りやすいので注意かも。


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 頂上直下の岩山では、岩屋さんがチャレンジ中。よくみると岩肌にはロープやピンが打ってあります。上から落ちてきたりしないのでしょうか。


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 ところどころ、岩の隙間から水が落ちてきます。初めは手で受け止めていたのですが、頭からかぶってもひんやりしてきもちいいです。


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 頂上直下の岩場を巻いて、最後は木の階段を急登すると、山頂下の広場にある山小屋テラスの間に出ます。折角なので自販機でコーラを買って一休み。ちなみにコーラは500mlペットボトルで300円でした。ま。仕方ないかな。


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 山小屋の窓にもヤマノススメポスターが!


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 ここから三つ峠最高峰の開運岳1,785mまではもうひとがんばり!
 10分位の登りなのですが、結構な急登な上、土壌が浸食されていて砂山みたいになっているので、登るのは大変です。また下るときにも充分注意しないと転げ落ちると思います。


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 頂上直下にはNHKの電波送信施設があります。こちらは受信用の平面アンテナなんでしょうけど、ここにコカコーラとかヤマノススメ(笑)の宣伝がでっかく貼られていたら萎えるだろうなぁ。


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 最後の砂山みたいな場所を登るとようやく頂上です。頂上からの眺めをパノラマでどうぞ。
 当日は正面の富士山はもちろん、遠くは南アルプスの山々、そして八ヶ岳方面までくっきりと見えました。週間予報だと今日の土曜日は雨予報だったのですが、晴れて…しかも快晴でとてもよかったです。
 山頂到着タイムは、途中の山小屋でコーラ飲みながらボーッとしていた時間を差っ引くと、ちょうど4時間。実時間で12:42分でした。


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 当日はMacBookAirを持たなかったので、山頂ドヤリングはできなかったのですが、スタバのインスタントコーヒーを飲むことにします。山頂広場ではいかにも山ガール的な5人位の女性グループが「これジェットボイルってストーブですぐにお湯が沸くのよ〜」などと話していましたが、普通のストーブだってシエラカップ1杯分位なら1分程度でお湯が沸きます。
 しかし、こういう場所でのむ温かいコーヒーは天国すなぁ〜。携帯の電波も通じるし、どうせならMacBookAir持ってきてエクストリーム・ドヤ!と洒落込みたかった気もします。コーヒーの他には、昼食として持参したコンビニおにぎりを二つほど食べました。

 さて、エクストリーム・ドヤ!こそできませんでしたが、ここからはもう一つのエクストリームが始まります。というのも、今日の夕方からは友達の家で忘年会があるのです。ここから私のエクストリーム忘年会がスタートします(笑)、急いで下山しなくちゃ。下山開始時刻は13:08。


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 帰りは南側の尾根道に向かいます。標高差は少なくとても歩きやすい道。クマザサの草原を越えると、山の稜線に出て少しづつ高度を下げてゆく感じ。こんな道MTBで走ったら楽しいだろうなぁ…。


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 こんな感じの道をどんどんと進んでゆきます。こういう道だと登りでは重さが辛かったgoro S-8が天国な感じ。靴は頑丈で脚に痛みもないし、適度に重量があるおかげで脚が自然と前に出て行きます。途中調子に乗って思わず小走りになっちゃったりしましたが、これがいけませんでした。


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 いくつかの緩やかなピークを過ぎ、下り始めてほぼ2時間。いきなり世俗的な場所におどり出ます。ここは「かちかち山ロープウェイ」の富士見台駅。ラスト200mはこのロープウェイで下ることができるようです。折角なのでロープウェイで河口湖畔に降りることにしました。


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 料金は片道410円。ゴンドラはウサギやタヌキのマスコットであしらわれています。どうでもいいけどお客さんは外国人ばかり。私が搭乗したゴンドラには日本人はいなかったんじゃないかな?駅員さんにも切符買うとき英語で話しかけられたし。


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 ロープウェイで湖畔に降りて、そこから富士急河口湖駅まではおよそ1km。ボチボチ日が斜めになった河口湖畔をノンビリと歩きます。富士急駅前にはまたヤマノススメ看板が立っていました。また駅には鉄道むすめ巡りのスタンプも置かれていて、なかなか萌え萌えした雰囲気。
 こちらの駅も外国人比率は高く、駅前にいる人の約半分は日本人じゃない感じ。時代はインバウンド消費でグローバルな国際的ツーリズムのビジットジャパンですな。

 さて、ここで痛恨のミス!
 何を勘違いしたのか16:00ちょうど発のホリデー快速富士山2号について、発車時刻を16:10分位?と勘違いしていて、なまじ駅に着いたのが15:50分位だったせいもあり、並んで座ることもあきらめてギリギリまで駅舎のお土産やさんを散策していたのです。気が付いたときには16:00ちょい過ぎ。ホリデー快速は出発していました。
 これに乗れば、友人宅には18:30頃に到着できると思っていたのですが、結局電車を1本送らせたせいで、友人宅への到着時間が20:30位になってしまいました。ま、仕方がないね(笑)

 つことで、今回の登山のまとめとしては、初めての電車登山だったけど、とても楽しかった。歩いた距離は山の中で15km程。goroのS-8も期待以上の性能だったし、天気も良かったし、大満足です。

 で、最後のオチなんですが、友人宅に集まって飲んでいる最中、なんだか足の裏に違和感が…。みんなが帰った後友人宅に少し残って、靴下を脱いで見てみると両足ともでっかいマメができていて潰れてました(笑)。調子に乗って小走りになったのがまずかったかな?今回は気がつかない程の痛みでしかなかったけど、これが山の中で本格的に痛み始めたらちょっと危なかった。次回は注意します。

 結局TX始発で家を出て、山を15km程歩いて、友人宅で呑んでTX終電で帰ってくるという、私にとってはなかなかエクストリームな1日だったのでした。


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▼2015年12月07日

関西の鉄道は萌えている【関西旅行編:12】

 ということで、今回の関西旅行では、鉄道などの公共交通機関がらみでやたらと萌えキャラに遭遇したのでした。関西は萌え萌えしてるねぇ…。番外編的に関西旅行萌えギャラリーを公開。

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 石山ともかさん。


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 和泉こうみさん。


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 ちはやふる。


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 ユーフォニアム。


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 スマート国勢調査、これは萌えではないw


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 高坂麗奈さん。


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 いなりこんこん国勢調査。


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 京まふとよくわからんけど萌えっぽい自転車乗り。


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 何故かえいでんで金モザ。


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 北条鉄道の駅で萌えではないけどアレな感じな。


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 有名な京都市営地下鉄。


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 こちらも。


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 地下鉄烏丸今出川駅にはヤケクソ時みた数で萌えポスターが貼ってあります。


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 最近赤丸急上昇的な北神急行のなんとかちゃん。


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 南海フェリーも萌えキャラに参戦!


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 貴志川線にいた、やや萌え幼女w


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 工事用のガードフェンスまでちょっと萌えっぽい。


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 萌えではないけど腐のほう。


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 これも萌えではないけど今な感じのアニメ絵テイスト。


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 ということで、萌えが多かった今回の関西旅行でのマイ・ベスト。萌えキャラは、貝塚市のコスモちゃんですかね。グッズ展開しないのかしら?ねんどろいどとか出たら買うぞw


 その他、路線別ではなんといっても京阪大津線のハチャメチャぶりがすごかった。来る電車の全てがラッピングされまくってて、結局純正塗装の車両は見ることができませんでした。

 関西は萌えているねぇ。

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▼2015年11月23日

エベレスト3Dを見てきました

 監督曰く「780万円かけてエベレストに行かなくてもそこに行ける映画を作った」らしいです。じゃあ、お金も体力もない自分もエベレスト登ってみるかと思い、エベレスト3D見に行ってきました。

 という映画なので、ストーリーはむしろオマケみたいなもんかと思っていたら、意外と泣ける感じ。ドキュメンタリーなので、個人的にはもう少し薄口の演出にしてほしかった気もしますが、それでも大画面と3D映像で見るエベレストの世界は迫力満点でした。

 自分は初めて知ったのですが、この映画のベースとなっているエベレスト大量遭難事故では、日本人女性もいたんですね。エベレストで大量遭難みたいなニュースは頭の片隅で覚えていたのですが、日本人女性が参加していたこと、そしてこの女性の結末は映画見たときに知らなかったので「がんばれ!もう少しでテントだ!」みたいに感情移入してしまいました。
 この人、それまでの登山家が「登山家」という職業で8000m級の山にアタックする中、日本で会社勤めをしながら、自費で世界七大陸最高峰を制覇しているんですね。すごい人が日本人の中にもいたもんだと、映画を見た後ネットで色々調べてビビりました。

 大画面で見るエベレストの映像は、単なる迫力だけでなく、神々しさや恐ろしさまでも感じられる素晴らしいものでしたが、冒頭ネパール街中の映像も素晴らしかった。
 ただ、映画館で支給される3Dメガネが顔に合わず(いつもそうなんですけど)、2D映像でもよかった気もしています。見たのはもちろん吹き替え版です。字幕なんて邪魔ですからね。

ガルパンの劇場版を見てきました

R0327336.JPG 昨日は朝からつくばにあるスタバで、ドライブがてらドヤリング。

 持参したタンブラにアイスコーヒーを入れてもらい、席に座ってアンニュイな表情でMacBook Airの画面を眺め(笑)ていると、ふと何かのサイトのバナー広告でガルパン劇場版公開と出ていました。
 そうか…もうやってるのか。幸い近くに映画館あるし、暇だし行くかとMOVIXつくばのサイトにアクセスしてその場でチケット購入。映画って本当に便利になったわ。入場料高すぎるけど。

 つことで、見たのは13:15分からの回。内容についてはネタバレになるので書きませんが、アレだけの戦車が大画面で動き回るだけで、もうストーリーなんてどうでもいいのですが、ちゃんとお話も面白かったです。
 また、今回初登場した知破単学園の連中がバカかわいくてたまらん。また前回のOVAで出てきたアホかわいいアンツィオ学園の皆さんも再登場します。

 特に素晴らしかったのが音響効果。当日劇場の右チャンネルツィーターがビビリ気味だったのはご愛敬としても、戦車砲の音、砲弾の装填音など、確かに大画面で見るとこりゃたまらん!見に行ってよかった。
 音といえば、爆音でお馴染みの立川シネマシティでは、ガルパンも爆音上映するみたいですね。楽しそうではありますが、自分はあまり爆音って好きじゃないので。

 つことで、写真はパンフレットと来場者特典でもらった色紙。ダージリン様とケイさんでした。

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▼2015年11月22日

Bromptonで瀬田川を下る【関西旅行編:11】

R0325966.JPG さて、関西4日目は雨予報。ただ天気予報と雨雲の動きを見ていると、午前中なら天気は保ちそうです。

 なら自転車に乗りに行こうと、琵琶湖から唯一流れ出る河川、瀬田川沿いを京都まで走るショートコースを攻めることにしました。晴れていれば琵琶湖の湖北地方とか行ってみたかったんだけどね。

 出発は午前7:00頃。ホテルから三条駅までブロンプトンで走り、そこからブロンプトンを畳んで京阪大津線に乗り、まずは浜大津駅まで。この路線の浜大津手前は、いわゆる普通の電車が完全に路面電車状態になるのが面白いところです。

 浜大津駅で乗り換えて京阪石山駅に行こうとしたら、朝の通勤ラッシュで思いの外電車が混んでる。1本やり過ごして少し空いている次の列車にのりました。ただ、次の駅では女子高生が大挙して乗り込んできて、列車はちょっとしたラッシュ状態で女臭ムンムン…。そういえばいつも思うんだけど、何故か男子学生のラッシュにはあまり遭遇した記憶がないんだよね。男子はあまり電車に乗らない?

 15分位で列車は京阪石山駅へ。本当はその先の石山寺駅まで乗ってもいいんだけど、瀬田川の起点は一応見ておいた方がいいかなと。ちなみに瀬田川とは淀川のこと。滋賀県内が瀬田川で、京都府内が宇治川で、大阪に入ると淀川になります。東日本だと信濃川と千曲川みたいなもんかな。

 列車を降りて石山市内を軽く散策してから、琵琶湖の瀬田川口に到着。時刻は9:00前で、ここからいよいよ瀬田川下りの始まりです。

R0326004.JPG 途中では石山寺駅をしばし眺め、石山市内のコンビニでちょっと遅めの朝食を採り、大戸川合流を過ぎた辺りで、景色はいきなり山の中。途中までの国道422号線沿いはそれなりにクルマ通りも多いのですが、鹿跳橋を越えた辺りから景色はいきなり山の中の静寂に変わります。この道、京都南から琵琶湖に抜ける抜け道にもなっているはずなのですが、本当に人の気配が少ないですね、ちょっとびっくり。

 それとまぁ…一番嬉しいのはルートが基本下りオンリー(笑)ってことかな。川沿いの道なので少し登りもありますが、基本的に川沿いを下っているわけで、実にラクチンなルートです。こんなに走りやすい山道が大規模市街地のすぐ近くにあるとは…京阪地区の人は恵まれているなぁ…なんて考えながらどんどん瀬田川を下っていきます。

 途中天ヶ瀬ダムのダム湖上流に入った辺りで雨に追いつかれました、まだ本降りではないですが、雨粒が比較的大き目なのでコレはまずいとペースアップ。天ヶ瀬ダムの見学もせず、ダムからの急傾斜を一気に下って京都宇治市内へ到着。時間は10:30頃でした。

 雨も降っていたので、市内見物もせず京阪の宇治駅に待避しました。そういえばこの京阪宇治線沿いって、アニメ「響け!ユーフォニアム」の聖地でしたね。アニメ見てた私なので何となく見たことある景色がいくつかありましたが、今度雨が降っていない時にまた来よう。

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乗った電車は高坂麗奈電車でした。

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▼2015年11月19日

伊丹空港で飛行機を見る【関西旅行編:10】

R0325905.JPG さて、食パンを買った後は大阪市中心部を抜けて、そのまま北の郊外に向かいます。目的地は伊丹空港関西空港ができてからは、関西の地方空港に格下げとなりましたが、関空に比べ大阪や京都への利便性がよく、国内のビジネス用途としてまだ有効利用されています。

 その伊丹空港ですが、内陸にある空港なので、滑走路端からの眺めが大迫力!らしく、一度行ってみたいと思っていたんですよね。ただ滑走路の端・千里側の土手付近となると、電車などの公共交通機関ではチト行きにくいため、今回Bromptonで行くにはちょうどいい場所かなと。

 現地に到着したのは15:30位。平日の午後だというのに結構人で賑わっています。いかにもカメ爺みたいな人から、最近デジタル一眼レフ買ったのかな?と思われる若い女性まで色々。隠れ飛行機ヲタって意外と多いのか?早速自分もGR片手に飛行機の登場を待ち構えます。

 飛行機の状況については、Flightradar24 ProというアプリをiPhoneにインスコしていますので、次にくる飛行機の情報は概ねわかります。ただ、国内線だと表示されない機体も多いんだけどね。で、アプリ見たり空見たりしながら飛行機を待ちます。

R0325916.JPG 待つこと数分、飛行機キタコレーー!
 つか、ヤバい!コレヤバいよ!!機体トラブルでアンダーランしてるんじゃね!!!警察に電話しないと!!!!〜〜〜

 みたいなド迫力で飛行機が自分に向かって落ちてきます(笑)。自分はちょうど滑走路の手前中央に陣取っていましたので、本当に飛行機が自分に向かって突進してくる感じ。写真はRICOHのGRという広角レンズで撮影していますので意外と飛行機まで距離あるように見えますが、実際にこの現場に立つと、慣れるまでは本当に腕で顔を覆いたくなるほどの迫力です。これはスゴい!来てよかった。

 ちなみに国内での大迫力着陸スポットとしては、富山空港も有名ですが、伊丹空港は発着数が多いので、短時間に沢山の飛行機を楽しめるのが魅力ですね。

 この伊丹空港南の千里土手、付近には自動車を駐める場所もないし、バスなどの公共交通機関で出かけるのは結構難易度高目ではありますが、飛行機が好きな人なら、多少苦労して出かけてもきっと満足できるスポットだと思いますよ。

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↑撮影に夢中なのはわかりますが、
このような行為は危険なので絶対にやめましょう。

▼2015年10月20日

鶴橋にあるLeBRESSOで食パンを【関西旅行編:9】

R0325886.JPG さて、ロイホで食事をした後は、再び大阪中心部に向かってブロンプトンを走らせます。その前に1箇所寄るところが…。

 こちら、LeBRESSOというパン屋さん。最近大阪地区でおいしいと評判のお店です。一応店内にもカフェスタンドがあるみたいですが、今日は食パンを買いにきました。

 本当はスタンダードな食パンを買おうかと思ったのですが、買ったパンはホテルで数日かけて食べるつもりだったので、多少は味が付いている方がいいかな?と思ったのと、スタンダードの食パンだけイヤに1斤のサイズがでかいので、クルミとチーズが入っている少し小さな食パンをゲット。値段は500円弱だったと思います。
 受け取ると、モチッとした食パンらしくて、結構重量感がありました。

 買ったパンをTバッグにしまって、こういう中心街からちょっと離れた場所で、こういうサイズの買い物をサクッとできてしまうのが、Bromptonのいいところだなぁ…って思いながら、更に大阪市内中心部に向かうことにしました。

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↑買った食パンは、ホテルに持って帰り数日かけて食べました。おいしかった。

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Bromptonで野球見たり東大阪を徘徊したり【関西旅行編:8】

R0325877.JPG さて、暗峠を越えた後は、東大阪市を適当に徘徊しながら大阪中心部へ向かいます。近鉄奈良線の高架を越えた後、瓢箪山駅方面に南下。途中で日本に2箇所しかないと言われる国道上の商店街、サンロード瓢箪山(ちなみにもう1箇所は長崎市内にあるらしい)を通り抜け、駅の踏切を越えた後、北西に進路を取ります。

 チト疲れたな…と思ったタイミングで、日本ラグビーの聖地(らしい…)花園中央公園にさしかかります。ここでちょっと一休み。
 公園内にある球場ではちょうど関西の独立リーグ、ベースボールファーストの公式戦、ゼロロクブルズ兵庫ブルーサンダース試合が行われていました

 独立リーグとはいえ、せいぜい草野球レベルなのかな?と思って見ていたら、意外にもプレイのレベルは高くて、ついネット裏から3イニングくらい見続けてしまいます。普段プロ野球とか興味ないんだけど、実際の試合は見ていて面白いもんだね。運営は大変だと思いますが、頑張って続けてほしいものです。

 さて、野球を見た後は少し腹が減ってきたなと、大阪の中心部に向かって走り出します。県道702号線を適当に西に進み、今里駅付近から少し北の裏道を散策。イイッスねぇ…この東大阪の雰囲気。

R0325883.JPG 適当に自転車で走っていると、このようにさびれた商店街があちこちあります。この写真は中道元町商店会。一応アーケードなんですが、もう屋根の修繕とかやる気ないんだろうな…というか、営業しているお店もあまりない。

 この手の商店街が廃れる原因は、郊外にショッピングセンターが建つようになったこと…もありますが、実は地権者の意向にも原因があったりするようです。この場所だって、権利者が適切な賃料で貸し出せば、森ノ宮駅や、玉造駅から歩いて数百メートルの住宅地だし、こんな惨状にはならない気もするんですけどね。

 つことで、そのちょっと先で見つけたロイヤルホスト森ノ宮店で昼食をとります。
 せっかくなんだから、大阪らしい思い出に残る食事でもすりゃいいのに…と思われるかもしれませんが、店員さんに案内された席の斜め前に座ってたOLさんが、またまたエロネタで申し訳ないのですがw、タイトスカートで豪快にパンチラしてまして…別な意味で思い出に残る大阪での食事になりましたとさ(笑)

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▼2015年10月18日

Bromptonで行く国道308号線・暗峠【関西旅行編:7】

R0325813.JPG 前日は京都市内のホテルに泊まり、関西3日目はカラッとした晴れ。さて、今日は酷道と名高い奈良から大阪に至る国道308号線を通り、途中の暗峠を制覇する予定です。

 ホテルを7時前に出て、まずは京都駅までブロンプトンで走り、そこから近鉄列車に乗って大和西大寺駅まで輪行します。
 朝の近鉄列車は通学の中学生達で溢れており、隣に座った男子中学生が立ってる友達のタマタマに手をやったりして、更に隣に座ってる女子から「なにしてんのよ〜」とか呆れているという微笑ましい光景でしたw

 大体30〜40分ほど乗った後、大和西大寺西口でBromptonを展開。ここからいよいよ日本最難関の国道による峠越えが始まります。
 とりあえず、近鉄の線路沿いに尼ヶ辻駅まで南下。上の写真にある宝来山古墳前からスタート!EXIFデータ見ると朝8:20分ですね。

IMG_6538.JPG まずは、狭い国道の割にはクルマ通りが多い五条畑の市街地を抜けてゆきます。

 この辺も登り坂があったりするのですが、とりあえずはブロンプトンで乗って登ることができます。まだまだ序の口の感じ。ただ、国道の割には道路は狭いですね、さらに朝の通勤時間帯なのでクルマも結構多いです。更にその脇を地元の学生達が歩いたり自転車乗ったりしてます。毎日これだと大変だろうな…。

 しばらく坂を登った後に峠を下ると、砂茶屋という交差点にさしかかります。この交差点を渡った先の標識が少し紛らわしくて、ちょっと迷ったりしたのですが、ここを超えた辺りから、国道308号線はより生活道路っぽくなります。

R0325824.JPG つことで、富雄川を越えて矢田丘陵にさしかかるといきなりコレですよw。この勾配、私のブロンプトンM3Lではローギアにしても限界に近い。しかし何とかここは制覇。まだ暗峠にも入っていない前哨戦なのに気持ちが重くなります(笑)

 その後少し下って高速道路をパスして、また檄坂…とはいっても、ロードやMTBなら頑張って登れるかな?ただ荷物を積んだブロンプトンでは物理的に無理なポイントがいくつかあります。ローギアにして思いっきりペダル踏みつけても踏み切れない…或いは後輪がズルッと、みたいな感じ。ただ、伝説ではブロンプトンで大阪側から暗峠を脚つかずに登り切った人もいるらしいので、この辺はテクなんですかね。

 今回のルートではないですが、この矢田丘陵付近では、MTBと山道の共生を目指したトレイルルートもあるらしく、いつかはMTBで走ってみたいモノだと思いました。

 さて、ひぃひぃ言いながら矢田丘陵を越えた後にもう一つ小さな丘陵を越えると、近鉄の南生駒駅に到着します。ここで竜田川を越えると、いよいよ今日の本番、暗峠です。

R0325833.JPG もうね…いきなりこんな坂で心くじけそうになります。実はこの写真を撮る直前、ランクルがローギアで「ぶぉわぁぁぁぁ」と音立てて登っていったところ。
 頑張ってブロンプトンのペダルをフラフラ踏みつけていたのですが、この狭さとこの勾配で車が通ったら脇に待避しないとね。で、降りるともう踏めなくなるという…。
 この暗峠は、最悪全てを歩いても2〜3時間で上まで到着できるらしいので、もうそれでもいっかなって(笑)

 ただ、奈良県側からのルートは、大阪側に比べるとかなりヌルいらしいです。たしかに、途中でとんでもない坂があったりしますけど、中間部は割と道路が整備されていて広く緩やかな道幅になっていたりするところも多いです。私も、距離としては乗車率9割程度はキープしてるんじゃないかな。基本的に路面に滑り止めがない場所は全て乗車で登っています。
 ただ、残り1割の檄坂区間がこの峠のメインイベントな気もしますので、心境的には半分以上歩いて登った風な敗北感w。最後の坂もトンネルを越えるまではきちんとブロンプトン漕いできたし。

R0325841.JPG ということで、生駒スカイラインのトンネルを越えた先が暗峠頂上です。

 ここまで走ってくるとちょっと短かった気もするから不思議。麓の交差点で撮影した写真のEXIFを見ると、スタートが9:30で、途中歩いてるし結構一休みもしたけど、この写真が10:33分なので1時間位で登り切った計算になります。歩きだと確かに2〜3時間かもね。

 なんだか達成感があるようなないようなそんな感じの峠でした。もっとも、大阪側から登ってくるとまた印象違うんでしょうけど。

IMG_6544_1.JPG 峠にはお茶屋さんがあり、店の正面にある暗峠の標識前でハァハァ言っていたら、なかから「休んでいきなさいよ〜」との声が。
 その声にフラフラと導かれるように「峠の茶屋すえひろ」の敷地内へ入ります。庭にある席に案内されてかき氷を注文。当日は気温も高かったし、コレはおいしかったなぁ…。

 店員さんも自転車で来る人慣れしているらしく、「サイクリングノートと、この峠の記事が書いてある雑誌あるよ」と言いながら、ドサッとノートとバイシクルクラブのバックナンバーを置いていきました。
 で、暗峠の関連記事をパラパラとめくりながら、やはり暗峠大阪側はハンパないな…でもまぁ、2キロ程度の下りだし、15分もかからんか…みたいな事を考えていました。ま、これは甘ちゃんだったわけですが(笑)

 かき氷食べて比較的ノンビリと休憩を取り、11時過ぎに出発。峠付近でIngressを嗜みながら、峠を下り始めたのは11:40分前後。さーて一気に下るぜ!と思ったのも、初めの1分位。
 ちょっとね…この坂の下り具合は異常すぎます。

 ブロンプトンって、平坦路では後輪に多くの重心がかかるのですが、下りになると車体前にキャリアも付いているし、全体の重心が一気に前輪へ移動するんですよね。以前裏軟体林道をブロンプトンで下った時は、下り急坂で後輪が浮いてしまい、そのまま後輪が車体前に折りたたまれてしまうなんて事が数回ありました。
 その失敗もあるので、MTBで山を下るときのように慎重にお尻を後方へ投げ出しながら前後輪のブレーキを握りっぱなしで下ります。つかね…ブレーキ握りすぎで手が痛いです、もう両手は全力でブレーキ握りしめてます。まさか下りでもこんなに辛くて大汗かきながら下ることになるとは思わなかった。

R0325860.JPG 更に大阪側の暗峠には、排水用にこのようなミゾが100〜200m間隔くらいであったりします。これね、直角に抜けないと絶対すっ転びますん。
 特にブロンプトンは小径なので更にヤバイです。ミゾに侵入する直前で停車する寸前くらいにスピードを落としてから、前輪ブレーキをリリース気味にして前輪から重心を抜くようにして越えます。で、前輪ブレーキをリリース気味(あくまでも「気味」です)にするとすぐに加速してしまうので、あわてて全力でブレーキ握り治すと…この繰り返しですん(笑)

 これだけの負荷がかかると、途中でブレーキワイヤー切れるかアームが折れるか…そんな危機感すら出てきますね。
 一応下りはすれ違いなどで待避する以外は全乗車で下ったのですが、速度はもう徒歩並みのトロイスピード。しかしそれ以上加速してしまうと、私のブロンプトンのブレーキでは止めることができません。そんな恐怖でした。

 で、一応ここも国道なので、それなりにクルマやバイクの通行はあるんですよね。軽トラでいかにも地元民みたいな人から、ホンダのCR-Zに乗った如何にも国道系みたいな人まで、平日なのに結構すれ違いは多いです。
 そしてバイクも何台かすれ違ったのですが、途中750サイズのバイクとすれ違ってしばらくしたら、上の方から「ガチャン」という音が…、ふり返ると転倒してました。

 私も普通の坂なら助けに行きたいところですが、水平距離にして100m程度先とはいえ、申し訳ないですがこの檄坂を登って助けに行く気にはなれない。本人に怪我はないようだし、既に後続のスクータの人が助けに入ってましたので、それでいっかなと。ごめんなさいね。

 ちなみにバイクはタイヤを坂の上側にして倒れていたので、結構起こすのは大変だったと思います。このブログによると、かつては軽トラもすっ転んでいたそうなので(おそらくバイク転倒箇所と同じ辺り)、興味本位で出かけない方がいいかも。

R0325865.JPG その後も、ブロンプトンのブレーキワイヤ引きちぎる勢いでブレーキレバーを握りながら道を下ってきたのですが、写真撮る余裕はありませんでした(笑)

 暗峠終了付近は結構な住宅街の中で、ここに住んでる人達、毎日この狭い坂道を登り下りしてんのかな?なんて心配になったりしましたが、それを抜けると近鉄奈良線の高架にさしかかります。
 檄坂はこの写真手前でパッタリと終了。そのため、この高架がスタート地点とされることが多いようです。

 この高架写真の撮影時間は11:42分、下りスタートから時間にして30分でしょうか。登りは1時間かけた割に「意外と短かったな」という感想でしたが、下りは逆に「え?30分しか経ってないの」という、感覚が濃密で圧縮された時間となりました。心証的には1時間以上走ってた感じ。

 ここからはしばらく緩やかな坂を下って、大阪市街に入っていくこととなります。

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↑本当は「ブロンプトンで来た。」と書きたかったけど、
つい日和って丁寧な説明口調にw
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▼2015年09月29日

Bromptonで水間鉄道のコスモちゃんに会いに行く【関西旅行編:6】

R0325747.JPG さて、にたま駅長に会った後は、もう一つの関西ローカル線である水間鉄道を潰しておかねばなりません。
 水間鉄道とは、大阪南部の貝塚市を走る全長約5.5キロの小さなローカル線。歴史は古く、開業から90年を越える鉄道ではありますが、昨今の地方ローカル線事情はやはりきびしく、2005年には会社更生法適用を申請し、翌年2006から関西で外食産業を営むグルメ杵屋の傘下に入り経営再建を目指しています。ただまぁ…経営状態はなかなか厳しいようです。

 早速、南海の和歌山市駅から、南海電車の各駅停車に乗り貝塚駅へ移動します。途中で怖い紀ノ川橋梁を渡ったり(明治36年竣工らしい)、窓の外には淡路島が見えたり、なぜかガラ空きの車内で自分の正面に座ってきた制服の女子高生がパンチラを披露してくれたり(白ベースの小さい花柄でした…っていうか、自分パンチラ遭遇率高すぎない?)と、道中はそれなりに楽しかったw。

 南海電車に揺られて大体40分程度かな?貝塚駅へ到着!そこから水間鉄道のホームへ移動します。丁度下り列車が入線していましたので、1日乗車券(地方私鉄に乗るときはいつも記念に買うのです)を買って車内へ。電車はすぐに発車しました。
 乗車時間は大体15分程度?平日の14:00過ぎなので乗客は5〜6人程度。貝塚市の住宅地をすり抜けるような感じで列車は進みます。終点の水間観音までは以外と登り坂みたい。

R0325756.JPG 駅でBromptonを組み立てて、軽い坂を2〜3分登ったところで水間観音に到着。たぶん水間鉄道に乗ろうと思わなければ一生訪れることのなかったお寺だと思いますが、建立は8世紀中頃となかなか由緒あるお寺です。本堂南側(鉄道と反対の山側)にはちょっとした参拝道風になってたりします。
 私が訪れた日は、境内で大規模な工事をやっていたみたいで、見物するのもちょっと落ち着かない感じ。適当に一回りしてから、水間鉄道沿いを走り南海の貝塚駅に戻ることにします。


R0325792.JPG 自転車で走ってみてわかったのですが、この水間鉄道沿いは、かつての参拝道だったんですかね。鉄道沿いの路地を貝塚市街方面に下ると、細く曲がりくねった道が続き、その両側には古いお屋敷みたいな家がずっと建ち並んでいます。この辺り、鉄道から少し離れた辺りはいかにも新興住宅地といった趣ですが、鉄道の近くには古い家が密集しています。当時の鉄道はこの古い参拝道沿いに作られたのかなぁ…と。

 水間鉄道の営業距離が5.5kmなので、寄り道をしつつ下っても、せいぜい30分程度の街並み堪能ではありましたが、なかなか面白かった。多分もう一生くる事もない地域だとは思いますが、この一帯、Bromptonで走って本当によかったと思っています。
 海の近くまで下ってくると、大きな道路や高速道路、大型商業施設などいかにも現代風郊外風景に変わってきますが、この貝塚市、なかなか侮れない、とても面白い輪行旅となりました。

 さて、ここからはBromptonを畳んで、再び南海電車に乗り、地下鉄御堂筋線を乗り継ぎ、阪急電車京都烏丸のホテルまで帰ります。

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↑そこいら中「萌え」だらけの関西鉄道事情ですが、
水間鉄道というか貝塚市にも萌えキャラがいます。
イマイチ知名度にかけますが、名前は「コスモちゃん」というらしいです。
つか世の萌えキャラって、本当はこれくらいのゆるい塩梅が一番萌える気がするんだけどねw

▼2015年09月21日

Bromptonで貴志川線沿いを走る【関西旅行編:5】

R0325723.JPG さて、ラーメンを食べたら次はサイクリングです。午後はブロンプトンでノンビリと貴志川線沿いを和歌山市街まで移動する予定。

 天気はからりと快晴で、なおかつ湿度も低いという絶好の気象条件。汗をかいてもサッと体温と共に気化して、強い日差しの中でもひやりと気持ちの良い日でした。

 まっすぐ和歌山駅まで走ってしまうと、きっと20〜30分程度で終わってしまうので、いつものように路地に入ったり山に登ったり…。
 代表的なスポットだと、平池古墳群をぐるりと回ったり、鶏冠山のみかん畑をヒルクライムしたりしてました。
 そういえば、途中通りかかった山東市街地にあった「北谷商店」の道路を覆う屋根がちょっと面白かったな。関東だとこういった建築物は規制に引っかかりそうだけど、何故か奈良とか和歌山ではチラホラ見るんだよね。ちゃんとメンテナンスしてくれれば住民にとっても便利なアーケードなので、ありがたいんだけどね。

 つことで、ダラダラと路地に入ったり住宅街に侵入したりしながら、和歌山駅まではおよそ1時間。そこから和歌山市駅までぶらくり丁商店街を抜けて移動します。

 ここで和歌山市とはお別れ。ブロンプトンを折り畳み、次は南海に乗って水間鉄道へ移動です。

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和歌山ラーメン・しま影【関西旅行編:4】

IMG_6483.JPG 昨日に引き続き、今日のお昼ごはんも和歌山ラーメンを。こちら「しま影」は、なんでもあの名店「うらしま」の血統を引き継ぐラーメンだそうで…というか知らんけどw、まぁ、とにかくおいしいらしい。
 ちょうど和歌山鐵道貴志川線沿いにあるし、お昼食べるのにいいなって。

 開店時間は11:00。お店にはちょっと早目についたので、目の前のドラッグストアには行って、制汗スプレーとか絆創膏とか買ってたら、ちょうど開店時間に。
 お店には開店の5分後位に入ったのに、店内にはすでに5人位お客さんがいて、もう少しするとこれは行列になるんだろうなという雰囲気。注文して待つこと2〜3分。やってきましたおいしそうなラーメンが。

 昨晩の井出商店に比べると、こちらはもう少しスープがこってりしている。あと麺は結構柔らかめに煮てある。チャーシューも厚手で、ひょっとしたらこっちの方が好みかも?ただ、麺は井出商手の方が良かったし、なかなか甲乙付けがたいですね。標準だと量もそんなに多くないので、ちゅるりと完食してごちそうさま。おいしかった。

 和歌山市は、こういうラーメン屋が沢山あってうらやましいなーとおもいました。

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▼2015年09月20日

スーパー駅長ニタマに会いに行く【関西旅行編:3】

R0325668.JPG 関西旅行2日目は和歌山市からスタート。朝の7時過ぎにホテルを出てから、和歌山駅へ向かいます。そこから和歌山電鐵貴志川線に乗って、スーパー駅長ニタマさんに会いに行くかなと。

 ブロンプトンをカバーに収納して、JR和歌山駅改札口で「貴志川線の1日乗車券はありますか?」と聞いたら、改札内にあるとの事。JRの改札を通してもらい、階段を下って上ると、和歌山鐵道貴志川線の改札口があります。そこで1日乗車券を買ってホームに入ると、ちょうどいちご列車が待機していました。
 しかし…このヤケクソにも見えるいちごっぷりはすごいな。列車の外から中までいちごだらけで思わず「いや〜ん。でも共食いになっちゃう〜☆」とか心でつぶやきそうになります。いや…自分にとってイチゴは何のゆかりも関係もないのですが(笑)

 平日7:30過ぎの下り列車なので、乗客は少なく、2両編成の車両全てで私を含め10人位?うち半分は学生ですが、部活の朝練にもまだ早いのか?しばらくしたら、列車は和歌山駅をのろのろと出発します。
 沿線は大都市郊外の典型的な風景…というのは初めの2〜3駅くらいで、その後列車は想像してたよりもダイナミックな風景の中を走ってゆきます。終点の貴志駅までは20分位?だったかな。

 列車を降りて左手に改札があり、そこを抜けると貴志駅駅舎です。私が到着したときにはまだスーパー駅長様はご出勤していなかったのですが、ちょっと一休みして出勤されるのを待とうと思い、駅にある「たまカフェ」で一休み。記念で「あと4回きっぷ」という170円切符四枚組の記念切符を買います。
 そんなこんなで、アイスコーヒーを飲んでくつろいでいたら、駅員さんに抱かれたニタマ駅長がご出社!駅員さんに会釈をしてから、写真を何枚か撮らせて頂きました。

 かわいーねー。本当はウルトラ駅長のタマにも会いにきたかったですが、ニタマ駅長が元気なうちにお会いできて良かったです。去年はタマ駅長の他、助役も亡くなっているし、ニタマさんも猫寿命的に若いわけではないからね。

 さて、ニタマさんにも会えたし、ブロンプトン組み立ててサイクリング始めるか…と思って駅前の坂を下ったら、何やら観光バスが数台、県道沿いの駐車場に止まっていて、そこから中国人観光客が大量に出てきます。ひょっとして貴志駅に行くのかな?と思ってしばらく周辺を回ってから駅に戻ってみると、さっきは2〜3人しかいなかった駅前が、中国人観光客でごった返していました。
 和歌山鐵道としては彼等も歓迎するお客さまなんだろうけど、どうせなら鉄道に乗ってくればいいのになぁ…なんて少し思いました。

 さて、ここ貴志川駅から和歌山駅まではのんびりサイクリングです。

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↑いちご電車のマーク、蓮コラだめな人にはキツイかもw

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和歌山ラーメン・井出商店【関西旅行編:2】

IMG_6433.JPG ラーメン伝ラーメン伝♪
 ラーメンDENDENDEDENDEN♪ Let's go!
 大豚一気に完飲完食♪ほんとは振られたショックで暴飲暴食♪
 ラーメン伝ラーメン伝♪ ラーメンDENDENDEDENDEN♪
 麺ちゃんカッコイイ! カッキィーン!!

 どうもヌードル亭よっちです(藁)

 和歌山ラーメンという言葉は、いつ頃から聞くようになったんですかね。最近では様々な地名にラーメンが組み合わされて、本当に昔からラーメンが盛んな地だったのか、ここ数年のPR活動でラーメンをウリにし始めたのか見分けが付かなくなっています。
 ただ、和歌山のラーメン文化に関して言えば、戦前からそれなりに盛んで独特の風土と共に発展してきたらしく、これは「The・和歌山ラーメン」と、固有名詞として認定してもいいのかも。

 自分も、せっかく和歌山市内に宿泊するのですから、晩ごはんはラーメンでもいいかなと思って検索してみると、駅からそう遠くない場所に「和歌山ラーメン元祖の店」との呼び名が高い井出商店というラーメン屋があるではないですか。一度ホテルでチェックインしてから、ブロンプトンを組み立てて出かけてみることにしました。

 お店に着いたのは、日曜日の20時前。行列は5人3組といったところで、普段は食べ物屋に行列など滅多にしない私ですが、これなら並んでもすぐだろうと行列の末尾につきます。しばらくするとどんどん人が増えて、結局私の後に10人位並んでましたから、丁度行列が途切れたタイミングだったんですかね。5分程度待った後店内に案内されます。

 注文したのは普通のラーメンで、何故か和歌山ではラーメンと一緒に早寿司を頼むのがデフォらしいのですが、私は頼みませんでした。待つこと2分位で着丼。
 うーん、これはうまいですね。醤油ベースながらも、とんこつなスープが麺に絡んでなかなかの味わい。なんというか、こういうシンプルなラーメン、いいですね。東京の醤油ラーメンにとんこつのこってりを少し増したような味わいです。入っているチャーシューも柔らかくておいしかった。

 このお店、老舗ながらも所謂ラーメン通みたいな人達の間では、そんなに評価が高い訳でもないみたいですが、あれだね…最近食べログとかで評価高いラーメンって、アブラギトギトで肉マシマシで醤油なんだか味噌なんだかよくワカラン濃い口ラーメンみたいなのが評価高いじゃないですか、そういうテイストからは確かに外れていますね。若い人にとっては確かに物足りない部分もあるのかな?

 一生忘れられない味…という程でもありませんが、同じ県内にあったら2〜3ヶ月に一度位は通ってしまう、そんなラーメンでした。

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▼2015年09月16日

Bromptonで安宅水軍の里へ【関西旅行編:1】

R0325573.JPG 東京から新幹線のぞみで京都、そこで特急くろしおに乗り換えて、やってきました南紀周参見へ。ま…周参見の方は特急停車駅の関係上のオマケだったりして、本来の目的はこの西隣にある日置町です。
 私は以前から熊野水軍に興味を持っていて、特にその中でも、中世の時代に熊野から瀬戸内海までの支配圏をもっていた水軍「安宅」一族については、一度彼等の本拠地である日置川下流にある安宅本城跡を見てみたかったというのがあります。

 しかし、南紀は東京からだと遠いですね。東京駅始発の新幹線のぞみに乗って、特急くろしおに乗り換えて隣町の周参見駅に着いたのは、11:51。およそ6時間近く電車に揺られていたことになります。
 さて、周参見は周参見で興味深い場所もあるのですが、実のところそんなに時間もないので、早速隣町である日置町へと移動。ルートとしては海沿いの国道と、かつての熊野古道仏坂沿いの道である山間のルートがあり、迷うことなく山道を選択!峠の標高は265mで、当然海からなので比高も265mあります。

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↑駅をでてすぐにこんな山がそびえていて
心が折れそうになりますw

 南紀って、全ての土地が山に分断されているんですよね。結構険しい山が海沿いまで達していて、その間に河川で削られた平地がある。かつて…といっても明治時代辺りまで、この辺りの物流はもっぱら水運であり、力業で切り開かれた鉄道と海沿いの国道42号線を除けば、それ以外の横の交通網はとても貧弱だったりします。今回の仏坂ルートも、国道を避けたルートとはいえ結構な山間路で、鉄道と国道が寸断されるとこの地域本当にヤバいんだろな…って感じ。

 なんてことを思いながら、坂道をえっちらおっちら登ります。なんかねー、この当日はあまり体調良くなくて、周参見駅に降りた時から、ちょっと面倒だなぁ…なんて思ってたんですよね。そのせいか登りがとても辛かった。でも、頑張って無着脚で峠のてっぺんまで登りましたよ。

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↑峠を登り切って少し下った所。
山のずっと先に日置町があります。

 何か体調悪いな〜なんて思いながら頑張って登って峠を下って、日置町市街に入ったのは、13:00前。何だかんだで走り出してから1時間経ってないんだなぁ。さて、ここからが今日の旅行の本番です。

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↑安宅城跡…と呼ばれている場所。
民家の石垣はかつての城跡と言われています。

 水軍といいながらも、この場所は日置川河口から1〜2km登った場所にあります。現代の常識で考えるとやや不思議ですが、海沿いの熊野灘に直接面した場所よりも、海から少し奥まった場所に拠点を置いた方が、海が荒れているときも安全に船を待機させられますし、気象によって入港できないなどのリスクも減ります。またなにより、この一体の平野から日置川河口まで水の流れがほぼ止まっている上に、周辺には勝山城(本エントリ1枚目の写真)などの山城も築きやすく、防衛拠点的にも優れた場所です。勝山城より少し下には川の中州が広がり、この辺りが商業の中心だったんでしょう。また、それより上の日置川上流からは、船の材料となる良質な材木の調達も用意であります。

 現代社会の視点で見ると、この地域一帯は中央から切り離された辺境の地ともいえなくもないですが、かつての水運社会時代の日本においては、熊野灘を越える風待ちの場所としても最適だったことがわかります。
 これらの実感は、やはり現地を見ると違いますね。本を読んで知識として知っていても、その場所のリアルを体感すると、当時の人の動きが目に見えるようで、とてもワクワクしていました。

 さて、ついでに日置川も少し坂登ってみます。名前は忘れたのですが、この上流数キロ先には渡し場があるそうで、正直観光地化された渡し場にはあまり興味はなくても、この川の流れにはとても興味がわいてきました。
 安宅城跡から川沿いを上って、JR日置駅を過ぎた辺りで川はだんだんと清流の雰囲気になってきます、しかしこの川の水はすごいな…これだけ大きな川なのに、水の濁りもほとんどなくて、とても清らかな青色をしています。これはアレだな…今風に言うと「意識高い系の川」ともいえるなw。この川の規模の大きさで、この綺麗な水は、なかなか本州では見ることができませんね。

 川を数キロ遡ったら、ここからは消化試合w。
 日置川を海まで下って、海沿いの国道42号線を北上。夕方6時前までに紀伊田辺駅に戻らないと、予約していたホテルに帰れません(帰れないは大げさでも、22時過ぎになってしまう)。走っていて大して面白くない国道を、坂登ったり下ったりしながら走ります。途中「太平洋岸自転車道」というサイクリングロードがあったので、海沿いを景色良く走れるのかなと思ってそちらに行きましたが、考えてみれば国道でトンネル通した山をトンネルナシで越えるルートのため、無駄な体力を消耗するだけでなく、海沿いとはいえ道の左右は樹木で覆われていたため、単に薄暗くて景色が悪い不気味な峠道を余計に走っただけだったw。

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↑太平洋岸自転車道。太平洋全然みえない上に
「マムシ・スズメバチ・ダニに注意」とか、注意しようもない注意書きがあった。

 ま、国道42号線はそれなりにいい景色ではあったのですが、ブロンプトンで走っていてあまり面白い道でもない。大型トラックとかそれなりに通りますし、歩道がないトンネルも沢山あります。
 ちょっと退屈だなぁ…と思った辺りで、景色が急に開けて平地が現れ、紀伊白浜へ。そこからは内陸部を通って、紀伊田辺まで、無事17:30頃に到着しました。ちょっと速かったので、特急で帰りました。今夜は和歌山市に宿泊です。

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↑紀伊田辺市街も時間があれば巡ってみたかった。
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▼2015年08月23日

東武矢板線跡訪問

R0325366.JPG 猛暑が長く続いた2015年の夏。お盆を過ぎてようやく常識的な暑さになってきましたので、ボチボチブロンプトンで出かけるか…と。

 つことで、どこか関東圏でサクッと輪行でいけて萌え萌えな風景が広がる地域はないかなと思って、北関東方面を探していたら「東武矢板線」というキーワードが。
 矢板線とは現日光市の新高徳駅から、栃木県矢板市の矢板駅をむすんでいた路線。別に私は廃線鉄って訳でもないのですが、新高徳駅というのがまたシブすぎるな…と思い、早速出かけてきました。

 当日は朝の8:10分より浅草発の快速会津田島行き快速列車に乗車。ちなみに東武線の快速列車は、皆さん交通の便を考えてついつい北千住から乗りがちですが、浅草駅から乗ると確実に座れますし、北千住からは速攻ラッシュ並みの混雑となりますのでご注意を。
 この混雑の中ブロンプトン持ち込んでちょっと迷惑だった気もしますが、基本、他の人達も登山用具やら何やら大荷物組が多いので、そこはお互い様って事で(笑)。自分はそこから東武線終着の新藤原駅まで乗車しました。およそ2時間30分ってとこですかね。

R0325357.JPG 新藤原からは、普段は自動車で通り過ぎるだけの鬼怒川温泉市街などを適当に徘徊しながら、目的の新高徳駅に着いたのはもう昼前。ここから矢板市を目指します。
 駅前広場からは南東方面へ緩やかにカーブした細い道が続いているのですが、ここが東武矢板線の路線跡です。猛暑とまではいきませんでしたが、当日は日差しも結構強く、駅前で水分補給をしながら走ってゆきます。

 しばらくは廃線跡が続いているので、鬼怒川の北側を順調に東へ進みます。1km位進むと途中の渓流手前から道路が途切れますので、一旦迂回のために山道へ。途中で農作物を漁る野生の猿と遭遇したりしましたが、一旦県道77号線に入ってから更に東へ。このエントリの始めに掲載した写真は、県道から矢板線跡を撮影した写真。奥の橋梁がかつての矢板線です。今は用水路として活用されてるみたい。

 渓流を渡った後は再び県道北側の田園地帯に戻ります。路線跡もよくわからなくなってきたので、適当に田舎道を徘徊。なかなか楽しい。
 おそらく…矢板線の跡地を巡ろうと思わなければ…そしてブロンプトン持っていなければ一生通ることはないであろう脇道細道迷い道…みたいなノリでちょびちょび走ります。そんな感じで走っていたら船生市街へ到着。

R0325373.JPG 市街とは言っても、実質開いているお店がほとんどない訳で…中心地?の交差点ではこのように懐かしのSANYOで更にOTTOなんて看板がある閉店済みのお店があったりします。鉄道があった(といっても50年前の話ですが)頃はそれなりに栄えていたんだろうなぁ。そのような味わい深い市街地を跡にして更に東へ向かいます。

 この辺りで一度廃線跡からは離脱して、あちらこちらにある小川沿いを山に向かってのぼって行き止まりにあったりなんだりと、好き勝手に田舎道を堪能していたのですが、さすがにおなか減った。ルート途中にあったローソンでおむすびと水分補給した後は、再び廃線跡に戻り東へ向かいます。
 途中で矢板線のモニュメントでもある芦場駅の跡地を抜け、小さな峠を一つ越えたら、今回の訪問で一番楽しみにしていた塩谷市街に入ります。この市街中心にはかつて玉生という駅がありました。

R0325396.JPG 塩谷の市街はこれもまたこじんまりとした街で、なかなか味わい深いモノがあります。面白かったのは、小川まで行かないような小さな用水路を巧みに利用した町づくり。玉生駅があった製材所近くでは、自転車でも入るのがはばかる細い用水路沿いの道があり、更にその道に面して飲食店が店を開いていたりと、ちょっと不思議な風景でした。
 あと、不思議な風景というか、住民の気質だと思うのですが…悪い意味で言う訳でもないので誤解しないで読んでほしいのですが、先程の船生と塩谷の人達って物持ちがいいのが気質なんでしょうか。軒先、店先などに大量の荷物(?)を山のように積んである家が多いんですよね。積んであるそれらを見ても、ハッキリいうとどう考えても使えないというかゴミというか…、とにかく色々なモノを入口や庭先、或いは庭の裏などに山のように積み上げてる家が多かったです。これもまた住民気質ってヤツかなぁ。
 ちなみに、これと逆な気質を持つ地域というと、ぱっと思い浮かぶのは富山県地方かな。あそこは田園も市街地も本当に綺麗さっぱり片付いているというか…こういう違いを見つけて歩くのも、地方歩き(走り)の醍醐味ですかね。

 さて、塩谷市街地を徘徊しまくり、そろそろ辞めとかないと住民に通報されるんじゃね?って位たっぷりと堪能した後は、もう一つ峠を越えて矢板市街へ向かいます。

yaita ここから先はもう消化試合みたいな感じなので大して面白い訳でもないのですが、JR矢板駅近くには、かつての矢板線高架橋跡が残っていました。この辺は矢板市街や川を抜けるために路線が高架になっていたようです。

 JR矢板駅からはそのまま南に向かい、鬼怒川沿いを徘徊したりなんだりしながら、東武宇都宮駅まで走りました。到着時刻はおよそ18時位。そこから東武線に乗って東京へ向かいます。

 走行距離は、最後の輪行時にメーターがリセットされてしまったので正確な距離がわからないのですが、宇都宮市街に入る前に確認したときで97km位走っていたので、およそ100〜110km位ではないかと。

sioya
↑塩谷市街で見つけた面白い家。
昔は奥の青い勝手口から出て目の前の小川で洗濯とかしてたのかなぁ。
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▼2015年08月22日

べっそうぐらし!

https://farm1.staticflickr.com/609/20150054564_812af68690_m.jpg シタイから〜! シタイなら〜! シタイとき〜! シタイでしょ〜! いーっしょに!!…ではなく、1人で来ました毎度お馴染み鹿嶋の別荘。

 今日の鹿嶋は、湿っぽい海からの風が吹いています。台風近づいてるんだっけ?朝は比較的穏やかだった波ですが、このエントリ書いてる昼前になると、結構な白波で荒れ気味。さすがにこんな波だとサーファーもいません。
 もっとも、朝にもサーファーがいなかったのは、例のサメ報道のおかげですかね。昨晩、近所のコンビニでビールとか買ってきたのですが、コンビニの雑誌コーナーにサメ図鑑が売ってたのには笑いました。

 部屋の中は相変わらずの超絶湿度で不快指数MAXですが、気温は日陰にいる限りはさほどでもありません。ただ、この湿度だと汗が気化しにくいので、扇風機に当たるなどして、熱中症には注意ですね。

 さて、ボチボチ街へ買いだし行ってくるかな。
 今日は防虫剤や殺虫剤を少し仕入れてくる予定。なんだか別荘の屋根裏にハチが巣を作ってるみたいで、少し対策せねば。

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▼2015年01月04日

ベイマックスを見てきました

 ネットの情報を見ていると、割とアニオタ風な人達がザワ付いているのですが、噂の「ベイマックス」を見てきました。

 見終わった感想としては、コレは面白い!
 特にヒロのアニキ、タダシがカッコよすぎです。もう抱かれてもいい(笑)。なんというか、Mr.インクレディブルが面白くて、パシフィック・リムに興奮した人は、絶対に見に行った方がいい。全編ハラハラワクワクしっぱなしでした。ラストだけはちょっと「ん?」ってなったけど、ま、アメリカ人はヒーロー大好きなので。

 それと、西欧と日本が混ざり合った架空都市、サンフランソーキョーの背景美術や小道具も実にすばらしい!ヒロ達が乗っていたクルマは日本の軽自動車かな。その他、日産マーチの発展系?みたいなクルマも登場してたり、トラックがまんまいすゞエルフの進化形?だったり、こんな所もニヤッとしてしまう。洋画でよくみる「怪しげな日本感」というのが微塵も感じさせない上で、西欧と東洋が入り交じった世界観が描かれているのが本当にすごいなと思いました。一時停止して画面を隅々まで眺めたい。

 「介護ロボットが空を飛ぶ必要あるのでしょうか」
 「そんなの決まってる!飛べない方がいいわけがない!!」

 だったかな、うろ覚えだったけど、この前向きな所が、本当に良い意味でアメリカ映画でディズニーだなぁ…と思いました。

 このベイマックスの評判ですが、何故かネット界隈だと「日本のアニメは終わりだ!」とか「日本の映画産業は全滅する」とか言われるくらい評判がいい(?)みたいです。
 というか、アニメの制作側でない消費者の私達がなんでそんな心配をするのか、そっちの方が意味不明なんですけど、ま…人それぞれですかね(笑)

 私としては、ディズニーが近年日本のアニメに影響を受けて、本気で面白いアニメを作り続けてくれるのがとても嬉しい。
 10年前〜というタイムスケールは適当に言ってますが〜では、とにかくディズニーアニメとか、いかにもアメリカンで大雑把すぎてちょっとアレな作品しかありませんでした。しかしピクサーが躍進してからのディズニーアニメは、日本のアニヲタから見ても、割と当たりが多くて、更にこういう作品を見てしまうと、本当に嬉しくなってしまいます。

 まだ見ていない方は、是非!

 

▼2014年12月31日

フューリーを見てきました

 鹿島の別荘でずっとボーッとしてるのもアレだと思って、隣町の映画館に行ってフューリーを見てきました。
 グノタ的には結構微妙な出来との前評判があったのですが、ま、動く戦車が大スクリーンで見られるだけでも貴重かなって。

 で、見終わった結果は…う〜む…やっぱり微妙、そう判断せざるを得ない出来でした。
 まぁね、戦闘シーンで曳光弾が多過ぎとか、その曳光弾がガンダムの連邦とジオンみたいにきちんとアメリカとドイツでオレンジと緑に区別されてるのかよ…みたいなのはいいんですわ。演出だし、んなこと気にしても仕方ないしね…。

 ただまぁ…ストーリがかなりご都合主義というか、戦車長のウォーダディーが最後であの戦車に残るという判断もかなり意味不明。つか、単に自殺したかっただけなんじゃないか?あと、ドイツ軍のしかもSSがあそこまでアホな訳ないというか、コンバットに出てくるのドイツ軍から全く変わってないな、アメリカ人のこの感覚というのは。

 という感じで、自分的にはけっこう不完全燃焼的な映画だったのでした。

海沿いの別荘でオーディオ引きこもり

R0324472.JPG 会社が冬休みに入った12月27日からずっと別荘ライフ中。海沿いにあるこの別荘は本当に居心地が良くて、人里離れた…って程でもない、程よく人の気配がしない地域にあって、ボーッと過ごすのにとてもいいところです。
 なんたって目の前は海!ただ、砂浜ではありますが遊泳禁止です。波荒いので。

 さて、今年の冬休みは、このお別荘に自分のオーディオシステムを持ち込んでみようと画策していたのです。海沿いの別荘で死ぬほど音楽を聴きまくる休日を過ごしたい。ちょっとしたバカンス気分ですね。で、そのシステム達がこの写真です。ちょっと露出オーバー目に撮影しましたので、こんなに明るい場所ではないのですが…。

 機器を解説しますと、出口の方から…

 ・Celestion SL6Si
 ・AudioLab 8000A
 ・Fireface UC
 ・MacBookPro13+Audirvana 2.0

 となります。ちなみに写真手前右にあるもう一台の液晶はMacBookAirです。コレは普通にネットとか用(笑)

 しかし、PCオーディオになってから、機器は仕方ないにせよ、音源を持ち歩くのがものすごく便利になりましたよね。このMacBookProは、元々SSD/250GBを入れてあるのですが、今回は更に使わなくなった光学ドライブを取り外して、そのスペースに1TBの2.5inch/HDDを載せてあります。なので、家にあるPC音源ライブラリをそのままコピーして持ち歩けるわけで、実に便利です。

 で、肝心の音なんですが、とても素晴らしい!
 ソース側はFireFaceまで最新のオーディオ機器になりますが、そこから先は1980年代のブリティッシュオーディオ機器となります。なかなかどうして…古さを感じさせませんね。特にこのAudioLab 8000Aは、開発のリファレンスに今回持ち込んでいる前のバージョンとなるCelestion SL6をつかって開発されたプリメインアンプ。相性がわるいはずがありません。

 セッティングについては、写真でおわかりのように正直満足行くモノではありません。中央に懐かしのブラウン管アナログテレビが鎮座坐していますが、コレはコレでなくなると困るので撤去するわけにも行かないという代物。またスピーカーの設置場所もスタンドではなく出窓になります。一応大理石とインシュレータで浮かせてはいますけどね。ただ、部屋のエアボリウムが大きいせいか、実に豊かに音が弾みます。このCelestionの特徴である「不安げのない低音」も遺憾なく発揮されています。もちろん件のハイエンドスピーカーなどに比べれば、レンジは狭いはずなのですが、そういった雰囲気を感じさせない堂々とした鳴り方です。

 で、この別荘オーディオが楽しくて楽しくて、27日の土曜日に別荘入りしてから、毎日の食べものや生活必需品(洗剤とか石油とか)を買いに行く以外全く外出しない引きこもり生活になっています。観光というか遊びで出かけたのは、昨日隣町のシネコンまで映画を見に行ったくらい。それもせいぜい3〜4時間でしかないし、それ以外はずっと籠もりっきりで音楽聴きまくってます。実に楽しい(笑)
 別荘でまとめて読もうと本も何冊か持ってきたのですが、今のところは一冊読み終えるのが精一杯だったな。音が楽しくてあまり読書に熱中できません。

 てな感じで、今年の年末年始は引きこもりライフを満喫中。そういえば会社終わってから、他人と殆ど会話もしてないレベルです(笑)

RICOH GR


▼2014年12月30日

京都旅行2014総括編【京都旅行:11】

 ということで、年をまたぐ前に(笑)、夏の京都旅行について総括を。

 前回同様、夏はBromptonを持って京都に行こうと大分前から考えていたのですが、仕事の都合や天候を考え、今回は九月の後半に日程を設定しました。旅行期間は4泊5日と前回と同じ長さ。

 往復には新幹線を利用しますが、まず往路は一日目の旅行記にある通り、神戸の奥の方に出かけようと思っていたので、普通にのぞみで神戸まで指定席を取っていきました。朝7:20発→新神戸10:12着で料金は指定料金込みで14,790円。差席はもちろん車両一番後の席。ここだとシート後ろに荷物が置けるんですよね。そのせいか、私の反対側の席には、ミュージシャンらしき人が結構大きな荷物を持ち込んで乗車していました。
 新幹線については特に語る事はないですが、新神戸まで乗ったのは初めてです。私の隣にはモデル風にバリッと決めたスタイルの良い女の子が座っていて、私の方に頭を傾けて寝ていましたが、さすがに新幹線のシート、肩に寄りかかるまではいきませんでした「お姉さん、良ければ私の膝をおつかい…」とか言えば良かったか(笑)

 ホテルは毎度お馴染みの名門!東横インの四条烏丸。色々と割引券や貯めたポイントがあったので、4泊分の宿泊費は10,000円位しか払ってない。領収書なくしちゃったので正確な金額はわかりませんけど。

E9280058.JPG 今回の京都旅行で買ってきたお土産はおおよそ写真の通り、他は3日目に買った澤井醤油のお醤油くらいかな。もちろん他人へのお土産は別。

 説明すると、手ぬぐい2枚は伏見稲荷神社で買ってきたもの。なんというかとてもカワカッコイイ!見た瞬間「買う!」となってしまいました。

 手前の扇子は「京まふ」特製の扇子。こちらは会場で買ったわけではなく(そもそもイベント行ってないし)、河原町の商店街にある扇子屋さんで売ってるのを見かけて、何となく記念に買ってみようかと思って買ったモノ。どうやら「京とあまのね」というお店らしいんだけど、記憶と地図の場所がちょっと違う。
 買うときに、かわいい女の子の店員さんに「京まふ行ってきたんですか?」とニッコリした表情で聞かれたのですが、コミュ症の私は「いいいいいってないですすみません」とかキョドってお金払ってきましたw。確かくじを引かせてくれたんだけど、外れだったな。いずれにせよ世の女性達は私みたいなキモヲタに気安く話しかけたりしないでほしい、動揺して血圧上がって脳梗塞にでもなったらどうするんですか(笑)

 そしてその上のCDは、京都マンガミュージアムの館内でかかっていたBGMが収録されたアルバムです。というのも、館内でかかっている曲がとても素敵だなーと思っていたのです。そして帰りにミュージアムショップに寄ったらCDが売っていたので、これ幸いと買ってきたのでした。

 京都というか関西では、昨年同様Suicaを1万円分チャージして出かけました。今回はあまり遠出をしなかったせいか、半分くらいしか使わなかったな。

 復路についてはもちろん新幹線ですが、今回は「ふらっとこだま」のグリーン席を購入。京都から東京まで11,600でした。ただ、私的には正直微妙かなぁ。グリーン席はとても快適でしたけどね。
 というのも今回の旅行は、後半の日程で台風16号の直撃が予想されていたのですが、事前にふらっとこだまの切符を買ってしまったので、当然ながら予定の変更ができません。下手をすれば途中で新幹線が止まることを事前に予想しながらも、仕方がなく規定の列車に乗車するという羽目になっていたかもしれません。日本の場合、夏から秋の場合は台風の影響というのはどうも避けがたいものがあるので、ややリスクかなと。
 あと、切符を買いに行くのが結構面倒というか、東京駅にあるJR東海ツアーズに切符申し込んで手続きして購入するまで、待ち時間を含めて1時間くらいかかった。その際知ったのですが、ふらっとこだまプランだと、車両最後尾みたいな場所は席取れないんですよね。割とランダムに車両中央付近しか指定できないみたいで、大荷物を持っている人だとちょっと困ります。ましてや、京都発の列車は始発ではないので、混んでいる車内をBrompton持って…というのは、あまり現実的ではありません。ブロ輪行にはグリーン席必須だなと。

 今回使ったお金ですが、もう半年位前のことなので忘れました(笑)。ただ、前回の67,950円までは使ってないと思います。
 4泊5日の旅行としては、まずまずなのではないかと。

 京都については、来年もう一回くらいは行きたいかなと。それで大体は行きたい場所を制覇できそうな気がしています。

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↑新幹線のグリーン席だとこのように足下にBromptonが置けます。

RICOH GR


▼2014年12月26日

聖地でひゅいごー!なヲタ系最終日【京都旅行:10】

R0324184.JPG さて、大分間が空きましたが、いよいよ夏の京都最終日!
 連日「本州直撃」と報道されていた台風16号ですが、よくわからないうちにいなくなっちゃいました。夜のウチに雨が降っていたみたいで、朝の京都市内の路面は湿っていましたが、雨はもう降る気配がありません。

 さて…となるとどうしましょうかね?
 実は、昨日今日と台風が来る!という予定だったので、あまりやる事を考えていなかったのです。つか、最終日は新幹線の時間まで京都国際マンガミュージアムでノンビリしてるかな?と思っていたので。
 ただまぁ…折角晴れているとはいえ一度行ってみるのも悪くないと思い、開館時間の10時を狙って行ってきました。烏丸のホテルからは自転車で5分、歩いても10分程度の場所です。

 入場料金は大人800円。古い学校をそのまま博物館にしているようです。そういえば、自分が京都に到着した4日前の日曜日には、「京まふ」という大型イベントやっていたみたいですが、今日はイベント数日後の平日の朝…という事もあり、館内は静かでした。

 館内の学校風のギシギシいう廊下を抜けると、その先ではコミックIKKI休刊フェア?みたいなのをやっていて、IKKI本誌とコミックスが沢山展示されています。で、もちろん読めます!いやー素晴らしい、その場ですかさず単行本を数冊読みふけります。
 その後はでっかい火の鳥の模型を横に見ながら、メインフロアへ!す…すばらしい!移動中の廊下にもマンガがぎっしり!メインフロアの方には、おそらく古本屋で売っていても手にできないような1960年代のマンガ雑誌など、普通に閲覧出来るように並べられています。すげー!!ここでも数冊漫画を読みふけります。
 その後は3Fフロアトイレ前にある本棚で、気になるマンガを見つけてまた数冊読みふけるとか…やばい!これは油断してると簡単に1日過ごせてしまう!!
 いわゆる市中の「マンガカフェ」と違って、マイナーなマンガ、古いマンガ、見たことないようなマンガ、売れない漫画(笑)などがバランス良く本棚に並んでいて、もう手に取り放題見放題。つか、廊下にまでぎっしりと漫画の本棚が並んでいる様は、マンガヲタにとっちゃドリームなプレースw、こんな場所で黙々と漫画読みまくれるなんて夢のよう!あっという間にお昼過ぎまで過ごしてしまいました。

IMG_20140925_115126 やべ!と我に帰った私は、あわてて特別展示の艦これ展のフロアに移動。入り口で「てんしんふう」のクリアファイルをもらってちょっと得した気分。そこから、入り口のミュージアムショップでお土産を物色してから、併設されているミュージアムカフェえむえむで昼食を。写真にあるチーズカレーを頼みましたけど、結構おいしかったです。

 さて、マンガミュージアムを出たのが大体13:00時前。帰りの新幹線は16:59京都発なので、少し時間があります。
 そこで、実は今回晴れてたら行ってみようかな?と思っていた京都巨椋池跡地に行くことにしました。特に観光地化されている場所でもないので、なんかのついでに行ってみたいなと思っていたのですが、まさに今がなんかのついでw。そうと決まればBromptonで一気に南下します。京都市街地から大体1時間くらいですかね。

 まぁ…結局巨椋池跡地に行っても、田んぼがあるだけで特に何があるわけでもないし、写真も撮らなかったのですが、台風一過炎天下の中、観光地でもない行った事がない場所を走るってのも楽しかったです。

 そろそろ京都駅に戻るかと思っていたのですが、もう一つだけネタ振りをw。そういえば私の高校生時代の友達が、去年この付近にある木幡駅を訪ねたとの事。JR木幡駅といえば、アニヲタお馴染みの制作会社「京都アニメーション」が駅前にあります。丁度今はBromptonにのってるし、ひゅいごーしに行くしかないなとw。

R0324202.JPG と、ペダルを漕いで軽く東に坂を上り気味に20分位?走ると、来ました!京都アニメーション!!
 言っちゃなんですが、割と建物が地味で小さい規模が多いアニメーション制作会社の中でも、本社ビル(?)は、ちょっと大き目の住宅かアパートか?みたいな雰囲気で、しかも平日の昼間なのに人通りが全くないw。地味な場所だとは想像していたのですが、想像以上に地味な感じでした。窓や壁に「たまこまーけっと」のポスターがあるから何となくアニメの関連施設かな?と気が付くくらい。一応駅から歩いて2分なので、利便性はいいと思います。JR京都駅まで電車で20分位らしいし。

 そして、おそらく数多くのブロンプトン乗りが、この建物の前でBromptonと一緒に写真撮ってるんだろうな〜恥ずかしいな〜と思いながらも、一応写真は撮って(笑)、その後はちょっと西に坂を下って京阪木幡駅の方にも行ってみます。
 こっちの駅前にも、京アニ第2スタジオと、テレビで宣伝してる「京アニショップ!デース!」があるらしいのですが、さすがに店内には入らずビルだけ見てきました。さーて、そろそろ京都駅に戻るか。

 再びJR木幡駅に戻り、Bromptonを収納してJR奈良線に乗り京都駅へ。新幹線の時間まで少し時間がありましたので、駅構内のカフェで一休みしたあと、東京行きの列車に乗り込みます。
 帰りは「ぷらっとこだま」のグリーン券を利用してみました。1,500円程度の増額でグリーン車に乗車できるのですからおトクです。それとBrompton輪行だと重要なポイントが、自分の座席足下に折りたたんだBromptonを収納できるスペースがあるくらい席が広いということ。これは助かります。

 東京駅着は19:47分。ここから家まで一時間くらい?京都旅行もこれで終了です。

R0324212.JPG
↑奈良線ではあの103系が登場!
懐かしい乗り心地も楽しめました。


▼2014年11月08日

台風が近づく京都4日目【京都旅行:9】

R0324140.JPG さて、京都滞在も4日目。今日は台風16号上陸のため、終日に渡り猛烈な雨が予想されています。
 雨の日にブロンプトン持ち出しても仕方がないし、ここは徒歩で京都観光しましょうかと、まずは気分転換と1日の予定を立てるため、徒歩でスタバの京都烏丸六角店へ。しかし、ホテルから外に出てみると、以外と雲は薄くて所々僅かに青空も見えています。ま、これから雨降るのかな?

 平日の朝7:30頃にスタバへ到着。東京ならそれなりにお客さんで賑わってるので席空いてるかな?と思いながらお店に入ると、店内にはふた組しかお客さまがいませんでした。京都の人は朝スタバでコーヒー飲む習慣があまりないのでしょうか?ま、おかげでノンビリ出来たのでOKなんですが。

 早速MacBookAirを広げてドヤリング。店内から六角はんを眺めながら30分位?付近の観光地とか調べていました。本当に1日雨なら舞鶴へ聖地巡礼しようかなどとも考えたのですが、どうもしばらくは雨降らないっぽい?アメミルなどで空を調べても、日本海側はともかく、京都市内で雨が降る気配がありません。
 だったら自転車乗りたい!つことで、一度ホテルに戻ってブロンプトンを持ち出します。

 なんだかんだで時間は朝の9時位…さてどうしようかな。急に雨が降ってもイヤだしなぁ…と思いながら、とりあえず四条通を西に向かいます。その後裏通りをちまちまと南下しながら、途中で見つけた「マツモト」というスーパーに入ったりしながら梅小路機関車庫へ行ったのですが、水曜日なので休館(笑)。仕方ないので、東寺の方行ったりと、割と気ままにフラフラと。

 京都駅前に戻ったところで一旦線路を越えて、そういえばヨドラーの自分としては京都ヨドも押さえとかなきゃなと思い、向かうことにします。
 しかし、京都のヨドバシって何がいいかって、裏手ながらもちゃんと店内1Fに駐輪場があるんですよね。入り口で券を受け取って、そのままヨドの建物の中に駐輪できます。これは素晴らしい!アキヨドと違ってエレベータに乗る必要もないし、料金も無料です。

 ヨドの店内では、GR予備バッテリひとつと、既に自宅に届いているはずのiPhone6+用ケースを購入。適当に小一時間店内を散策してから、再びブロンプトンで走り出します。次はちょっとベタな観光地行ってみようかなと清水寺方面へ。

R0324153.JPG 清水寺付近ではこんなベタな写真を撮りながら、ブロンプトンがあるので清水寺本体には入らず、坂道を登ったり下ったり。観光客が多いので、当然そういう道は自転車を降りて押しました。

 しかし、平日だというのに観光客多いな。それと、日本人じゃないひとがすごく多いですね。一見日本人みたいな格好していても、中国人や韓国人だったりします。清水寺付近を訪れるのはもう4〜5年ぶりだと思いますが、特にアジア系の観光客増えましたね。良いことです。

 その後は清水寺付近の山沿いを舐めるように北上し、四条通付近で再び西へ。細かな路地を散策しながら走っていると、時間はもうお昼過ぎというか、14:00時前。お腹が減ってきましたので一旦ホテルに戻ります。お昼ご飯どうしようかな。

R0324176.JPG つことで、自転車を置いてシャワーを浴びて、ホテル近くにあるかつくら東洞院店でトンカツを食べました。考えてみれば今回京都に来て外食したのはコレが初めて?
 サイズは一番小さい90g位だったかな?で1,000円位。ただ、ご飯がおひつごと出てきますので、結構おなかがいっぱいになります。衣もサクサクで実においしい!ここのお店のトンカツ、本当にお勧めですよ。

 さて、昼食後はもう15:00過ぎ。空は曇りですがまだ雨が降る気配はありません。かといってこの時間から自転車に乗って出かけるのも面倒です。
 そのまま歩いてフラフラと錦の商店街へ散歩に行ったのですが、その中にある京都有次本店で、ななんと!わぁが愛用しているペディナイフ「かじや小町」が復刻されているのを発見!思わず買ってしまいました。

 お店の人に話を聞いたら、昔取り扱っていたのですが、つい最近数年ぶりに復活したと言っていました。「昔のケースと柄はもっと茶色に近かったんですけどね〜」と話してくれて「えぇ、私持って使ってます!」と興奮気味に答えてしまいました。もちろん、今回の旅行にも持参しています。
 実は「有次」のブランドじゃなければ、同じ形のナイフは売られていたんですけどね。手持ちの「小町」は、何度か研いで使っているのですが、そろそろ買い換えてもいいかな?と思っていたところなのです。あーうれしい!

 つことで、錦散策後はまだ時間がありますので、烏丸に一度戻って、お馴染み阪急電鉄に乗って大阪梅田に向かいます。

 京都烏丸駅から梅田までは特急で約40分程度。平日夕方の梅田は人が多かったですね。とりあえずヨドラーの私としてはヨドの梅田を探検し、その後は梅田地下街散歩したり、阪メンみたり、阪急梅田デパートの食品売り場を探検したり…。
 いやーテンション上がるわ!さすが関西デパート旗艦店阪急梅田!食品売り場も超楽しくて幸せすぎて死にそうな感じw。色々買っていきたいですが、生もの買っても自宅に持ち帰れないし、今晩の食事だってそんなに量食べられない!つことで、ぐるぐるぐるぐると売り場を回っただけで、結局何も買わずに売り場を後にしました。興奮しすぎでつかれた(笑)

 そのまま阪急梅田駅から京都烏丸へ帰ることにします。丁度帰宅ラッシュ時間に近かったせいか、電車の中もそれなりに混雑しています。もし、自分が京都に生まれて、大阪の会社(今勤めてる会社は大阪に支社がある)に勤めていたら、こうやって毎日電車で帰るのかな〜、とか色々考えながら再び烏丸へ戻ってきました。

 その後は、ホテル近くの大丸で夕飯とお酒を買って、ホテルに戻って再びよっちの宴wを。
 明日は京都最終日!そういえば、雨は夜半にざーっと降ったみたいですけど、結局昼間外出している間は全く降りませんでした。台風どこ行っちゃったのかな?

R0324180.JPG
↑ホテルで撮影した新旧かじや小町比較。手前の茶色い柄が古い方。刃渡りは5cm。
毎日持ち歩けるように、銃刀法の5.5cm以上に抵触しないよう作られているそうです。

RICOH GR



 

 

▼2014年11月03日

北嵯峨山王より太秦へ【京都旅行:8】

R0324119.JPG 大分間が空きましたが、前回の続きです。

 澤井醤油でお醤油を買った後は、京都盆地をそのまま西へ向かいます。盆地内の北西って、結構登り下りがあるんですよね、嵐電北野線沿いを西に進むと、結構な登り下りが激しくてなかなか体力を使います。
 途中円町まで下って、ドトールコーヒーで一休み。ついでに道の反対側にあるエディオン円町店で、GRの予備バッテリ売ってないかなと思ったら、バッテリどころかGR自体売ってなかった。この辺が地方家電量販店って感じがするなぁ。あ、デジカメはほぼキャノンとニコンしか売ってなかった(笑)。午前中の銀閣寺で大量に写真を撮影したせいか、GRのバッテリを一個使い果たして、予備バッテリも半分以上電池が減っちゃったんですよね。ま、仕方がない。

 さて、気を取り直して京都盆地北沿いをどんどん西進。で、いくつかの丘を越えてやってきたのが、上の写真にある北嵯峨山王町。ここの景色は素晴らしかった。広沢池の水辺で遊ぶ子供達。そしてその西側にはこれまた京都盆地内とは思えない広々とした田畑が広がっています。つか、京都にこんな所あったんだね〜。素晴らしい!この一帯は修学院付近と同様に、歴史的風土特別保存地区に指定されているそうです。
 天気のいい中、田園風景の中をノンビリとブロンプトンで走ります。こんな景色の中を走れるとは思ってもいなかったのでちょっと嬉しい。

 R0324126.JPGさて、その後はお馴染みの嵯峨の観光地方面へ向かいます。この一帯は去年も訪れているので、軽く流す感じで。しかし、途中で2度も人に道を尋ねられたのは、私が地元民っぽい雰囲気醸し出してたのかな。確かによそ行きの服装じゃないし、自転車もレンタサイクルじゃないからね。そう見えるのも仕方がない。

 去年この一帯に来たときは雨だったけど、今年は天気が良い上に祝日のせいか、観光客が沢山いました。白人系の人達も結構いたけど、中国や韓国の旅行者が多かったな。アジア系の人は店員さん以外はみんな中国人みたいな感じ。しかし、カップル多いな…リア充爆発しろ(笑)
 去年の秋に大氾濫した桂川も、すっかり穏やかで、観光客用のボートが沢山出ていました。

 そんなこんなでダラダラしていたら、時間ももう16:00時過ぎ。そろそろホテルに帰るかと思い、嵐山駅方面に抜けて再び京都盆地中央方面へ。ついでに太秦の大映通りにある大魔神ポータルをまた攻めに寄ろうとして商店街の通りに入ったら、何やらテレビドラマの撮影をしているみたい。

 ま、興味ないのでスルーして適当に周辺のポータルを攻略していたら、なにやらチンピラみたいなスタッフが「ここ撮影禁止なんですけどねー、スマホ確認させてください」とか馬鹿なこと抜かしてきて寄ってきた。めんどくせーので無視してたら、自分の肩沿いにのぞき込んでくる。あたまに来たので「なに?」と少しムッとした口調で話したら、しつこく「撮影禁止なんですよねー」と抜かす。ムカッときて「おまえ今自分のスマホ見てただろ!カメラ起動してたか?」と言ったら、周りの見物客数人が笑い出したので、チンピラテレビマンはバツが悪かったのか退散。そもそも自分は人混みから少し離れて反対側向いてるのに、なんで因縁付けてきたのかな。そもそも往来で邪魔なのはお前らだっての。
 どうせくだらねーゴミみたいなドラマしかつくれーねークセに、テレビ関係者は自分達が有名でエライとか未だに勘違いしてるんだろうか。そんな無能共なのに態度だけは1人前というかヤクザみたいなもん。つか、こういう産業はヤクザの手が入っているのは間違いないんだろうけど、ほんとムカつくわ。

 と、少し気分悪い思いしたけど気を取り直して、京都の中心部へ向かいます。うっかりしてホテルがある四条通通り越して五条通まで下がっちゃったけど、京都リサーチパークの面白い建物群を見られたし良かった。
 ホテルに帰る前に、リカーマウンテン大宮四条店で、チーズとワインを買ってからホテルへ戻ります。
 その後はシャワーを浴びて、近くの錦や大丸へ出撃して晩ごはんを調達。京都三日目は京都盆地の中をひたすら走り回っただけでしたが、なかなか満足した一日でした。
 さて、明日は台風16号接近の為1日雨の予報。なにしよっかな。

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↑帰り道で見た京都地下鉄と萌えキャラ看板。
何かと思ったら「太秦萌」というキャラらしい。
絵が随分違うような気もするけど。

RICOH GR / Nexus5


▼2014年10月23日

MGFと黒部ダム(栃木)

R0324262.JPG MGFネタもたまにやらないと廃車になったと勘違いされそうなので、差し込んでみます。

 ちょっと前の10月初めの土曜日、なんとなく車で出かけたくなって、朝の10時過ぎにMGFに乗って国道4号線を北上。
 その時は特に目的地決めてなかったのですが、何も考えずに国道4号線を北上すると宇都宮市に到着します。そして宇都宮ならついでに日光に行くかと日光方面へ。日光到着後はこのシーズンいろは坂方面は激混みが予想されるので、市内で東に折れて霧降高原道路方面へ向かいます。
 つづらおりの坂を登って高原に入ると、紅葉シーズンのお昼過ぎなのに驚くほど他のクルマが少なくて、久しぶりにFをレッドゾーン近くまで回して走ってきました。紅葉にはちょっと早いけど、森はうっすらと色づいています。空気もひんやりしていて、いや〜スポーツカーは楽しいですね。
 その先高原道路が終わって、道路終着のT字路を左に曲がって山を下り、黒部ダムまで走り抜けてきましたよ。

 黒部ダムといえば、皆さん想像するのは富山県のクロヨン石原勇次郎〜!って感じですが、当然そっちの黒部ダムではなく、栃木の黒部ダムね。
 最近ではその名も「ダムマンガ」というマンガにも登場!聖地にもなって、すっかり賑わってる…かどうかはよく知りませんけど、この東の黒部ダム、なんでも日本初の発電専用ダムとされていて、ダムマニア的にはなかなか高い評価を得ているようです。
 90年前のクラシックスタイルで作られた重力アーチ式ダムの美しさは、この地を訪れる全国のダムマニア達を魅了し続けていたようですが、残念と言っていいのかなんとか、昭和の終わりから改修工事が行われ、22門!もあった洪水ゲートは8門となり、更に形式も見直されて重力コンクリート式ダム(何が違うのかよくわかりませんけど)となりました。
 ただ、ダムのスタイルについては建設当時の面影が残っており、クラシックダム特有のコンクリートの色むらや細かいハガレなど、主要道路から外れてヒッソリとした山の中に佇むダムとしては、なかなか味わい深い雰囲気を醸し出しています。さて、車を駐めてじっくり見学しますか。

 ここで事件発生!丁度ダムを渡った先にイングレのポータルがあったので、渡りきったところの坂に車を止めて攻略に行こうと思ったら、なんとFが動き出しまして、あわててマンガみたいにドアを乗り越えそのまま車内に飛び込み、ブレーキを踏んで事なきを得ました(笑)。屋根開けたままにしといて良かった。家に戻ったらサイドブレーキ調整しないとな。
 こんな後だと坂に止めるのは怖いので、ダムの上の踊り場みたいな所に車を止めて(上の写真)、ポータル攻略!していたら、こんな道に割と大きなバスがやってきまして、通れないことはないけどちょっと迷惑かなと…再びダムを戻り返しましたら、小さな記念碑と広場がありました。初めからここに駐めれば良かった。飛び乗った拍子にボタンに引っかけたのか、Fのドアパネルに軽い擦り傷付けちゃったし…、コンパウンド入りワックスで磨けば消えると思うけど。

 つことで、落ち着いて再びポータルを攻略した後、このダムをじっくりと味わってきました。
 しかし、この場所の雰囲気はいいね。ダム本体下流側もなかなかの迫力ですが、特に気に入ったのはダム湖の方。なんでもこのダムが完成した後、ダム湖には想定外に土砂がたまってしまい、貯水ダムとしてはあまり役に立たなくなってしまったようです。そのせいなのか、一般のダム湖によく見られるいかにも水深深いという険しい雰囲気ではなく、自然の優しい雰囲気がします。確かにこの衛星写真見ると貯水にはあまり役に立たなさそうだね。

 大体30分位ですかね。チョロチョロとあちこちを見回って、その後は来た道をそのまま引き返して帰りました。霧降高原道路は帰りも何故かガラガラで、結構エンジン回せて楽しかった。

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↑黒部ダム(栃木)を展望台からパノラマ撮影してみました。

RICOH GR / iPhone6 Plus



▼2014年10月18日

修学院から澤井醤油本店【京都旅行:7】

 京都3日目の続きです。銀閣寺を眺めたあとは、そのまま京都右側の山沿いを上ったり下ったりしながら北上します。自分はいわゆる「坂バカ」ではないのですが、どうしても自転車に乗って坂を見ると登りたくなっちゃうんですよね。坂の向こうには何か面白い景色があるんじゃないかと、そんな期待を持ってしまって…。

 さて、坂登ったり、途中でロードレーサーと張り合ったりしながら着いたのが、修学院離宮。17世紀中頃に造営された天皇はんの離宮となります。残念ながら参観するには事前に宮内庁のWebサイトから予約を行わなければなりません。というかどうせ祝日なので予約できないんですけど、中には入れない私は、仕方ないので修学院音羽谷を遡上。曼殊院天満宮まで来て、川沿いのハイキングコースに向かって修学院南東の端まで来ました。

 しかし、この辺りの風景も実に素晴らしい。付近一帯は「歴史的風土特別保存地区」に指定されていて、とても素晴らしい景色でした。

R0324082.JPG さて、その端から修学院離宮のなかをのぞき見るように西へ坂を下り、西沿いを北上して途中で目にしたのが上の写真。一応立ち入り禁止となっていますが、中はいわゆる農村風景が広がっています。

 この離宮のすごい所は、当時の最高権力者が建てた別荘なのに、その中に豪華な建物や施設を建て誇るのではなく、当時の山村の風景を、自然や田畑と合わせて再現したことにあります。というか、庭園の殆どが田んぼや畑ですからね。こんな別荘建てる皇帝は世界中で日本の天皇以外他にいるんでしょうか?実に日本らしい離宮だなと思います。
 ちなみに中の農地は近隣の農家の方に貸し出される…というか、管理を任されていて、収穫物もその農家の人が譲り受けているそうです。付近には修学院離宮で採れた野菜とか食べさせてくれる食堂があったりするんですかね。

 さて、修学院離宮をチラ見したあとは、更に京都の右縁を北上。上高野の高級そうな住宅街(坂多し)を越えて叡山電鉄比叡本線脇の登山道を越え、ケーブル八瀬駅へ到着します。
 ここからブロンプトンを畳んでケーブルカーで上に行ってもいいかな…と思ったのですが、比叡山ドライブウェイは自転車通行不可だそうで、となると京都側に戻ってくる道がない!のであきらめました。ここからは京都盆地方面に進路を変えます。

 叡電沿いに坂を下り、修学院駅付近で進路を西に。そういえばこの一帯はアニメ「けいおん!」の聖地だったよな。アニメ放映当時にはこの辺りを「ひゅいごー!」と叫びながらブロンプトンで走る人もいたんでしょうかね。

 ま、けいおん聖地には興味ない(というかこの辺りは前回の京都で丹念に走っている)ので、今度は京都盆地北の山沿いを西に走ります。
 松ヶ崎から裏路地に入り込みながら迷走し、上賀茂に入った辺りで突然視界が開け、そこにあったのが深泥池、おー!この景色は素晴らしい!!

R0324106.JPG こんなに民家の近くにありながら、この深泥池の鬱蒼とした雰囲気はとても素晴らしいものでした。それもそのはず、この一帯は深泥池生物群集として、国によりきびしく環境が保護されています。
 しかし、人里離れた山の中とかじゃなくて、こういう都市部の縁で、このように貴重な自然が保護されてるってのがすごいと思います。こういうところが京都の魅力かもしれませんね。

 深泥池の景色をしばし堪能して、そのまま池沿いを北上して一旦山の方へ登り、岩倉町内の住宅地を抜けて別なルートから坂を下ってきます。さて、もう一つの別のミッションをこなしに出かけますか!

 上賀茂地区を西に進み、賀茂別雷神社を越えて賀茂川を渡り、堀川通りを南へ…。そろそろお昼の時間なので、コンビニに入ってイカ焼きそばを買って昼食。昼食後はまた南に向かって、京都御所西にある澤井醤油本店に向かいます。

R0324109.JPG 前回の京都訪問時は割と偶然訪れたお店だったのですが、ここでかった醤油が本当においしい!特に二段熟成醤油の香りは絶品で、個人的には今まで経験した醤油の中で一番私の好みに合います。
 京都に行かなくても、通販や専門店などで買えるとは思うのですが、次に京都に行ったときも必ず買ってこようと心に決めていました。

 早速中に入って醤油を物色。前回はお試しの100ml入りしか買わなかったのですが、今回は少し大きい370ml入りの二段熟成とさしみ醤油を購入。つか、自転車じゃなければリットル買いしたかったんだけど、ま、そんなに大量に買っても味落ちるかな。
 つか、本当においしいので、皆さんも京都に行った際は是非お寄り下さい。

 ということで、三日目はまだまだ続きます。

RICOH GR


▼2014年10月14日

ブロンプトンで鹿島へ【復路編110km】

R0324320.JPG さて、ブロンプトンと鹿島編続きです。

 お酒を飲んで割とぐっすり寝た私は、朝6:00頃に起床。昨日買っておいたペヤング・もんじゃ風やきそばを朝食に食べて、その後は何となくボーッとテレビを見ていました。

 外の海は台風の影響で波が荒く、そのせいか普段いるサーファー達もいません。そんな人の気配が薄い中、のんびりとした朝を過ごすのもなかなか悪くない。台風の影響がなければもう一泊して帰るのになぁ…なぁんて思いながら、プリキュアが始まった頃にはそろそろ出かける支度するかと、前日の洗い物したり、前日の残り湯でもう一度おふろ入ったりしてました。

 なんだかんだで、出発は10:00時位。戸締まりしてガスと水道の元栓閉めてイザ出発、そういえばお隣さんの別荘も人来てたみたいだな。出るときに気が付いたけど。

 さて、復路は同じルートを通っても面白くないので、まずは丘陵地帯に登ってから鹿島市街へ。広い畑が広がる中、でっかい鹿島スタジアムが見えてくるのはなんかシュールな感じですけど、こういう景色もSFっぽくて悪くない。空は曇り基本で時々日が差すという、これもサイクリングにとってはなかなかいい天気。

IMG_20141012_112950 途中のコンビニで水分を補給して、鹿島市中心街、鹿島神宮の近くに来たらもう11:00過ぎ。朝食が6:00過ぎと早かったから、そろそろお昼にするかな。

 お昼は鹿島神宮の正門駐車場脇にある「まつり蕎麦一休」というお店で湧き水蕎麦を食べます。なんでも境内にも支店(本店)があるみたいですね。
 お値段は750円。蕎麦は割としっかりと捏ねた感じで、とてもなめらか。薬味はわさびの他に大根下ろしが付いてきて、そちらで食べました。言っちゃなんですが、こういう場所で食べる蕎麦にしては、なかなか美味しい。鹿島神宮付近にはいくつか蕎麦屋がありますが、クルマを駐車場に入れて、手っ取り早くこちらで食べちゃっても後悔しないと思います。うむ、満足。

 食事後は鹿島神宮がある丘の上から、旧神宮橋へ下ります。そこから潮来市へ向かい、あやめ園の所から常陸利根川左岸沿いを北上し、霞ヶ浦入り口へ。ここから霞ヶ浦サイクリングロードの右岸を走って土浦を目指します。

 霞ヶ浦サイクリングロードに入ってからは、当然ですがひたすら霞ヶ浦を右に見て北西に走ります。復路は西風というか、丁度進行方向より90度右から風が吹いている感じで、向かい風じゃないのが助かりました。

R0324326.JPG 単調な景色の中、和田公園西の州岬稲荷ノ鼻と、それなりのランドマークを越えて、ひたすら霞ヶ浦最深部の土浦を目指して走ります。いい景色ではありますが、正直少し飽きた(笑)

 土浦に近づくと、防衛省の技術研究本部や、陸上自衛隊の土浦駐屯地があるため、湖を避けて走り、それを越えるとすぐに土浦市です。
 土浦市内に入ると駅前のヨーカドーが閉店していてビビリましたが、適当にふらついて市街地を堪能した後は、つくばエクスプレスつくば駅までは約30分。丁度時計で計ったかのように、つくば駅到着は17:00丁度となりました。ここまでの走行距離は110km。一日目と違いほぼ平坦なコースでした。
 電車に乗る前に、駅の近くにある西武筑波店で夕食の食材を買い込み、つくばエクスプレスに乗って帰宅です。

 さて、最後に今回のサイクリングについて簡単な総括をしますと、やはりブロンプトンは素晴らしいなと。ただ走るだけの折り畳み自転車なら色々ありますが、自転車以外に10kg程度のお泊まりセット+スマホ+PCなどを積載し、更に途中で食材を山程買い込んでもまだ余裕がありました。当然ザックなどのように身につける荷物はないのでとても快適。つくづくブロンプトンは旅する自転車だなぁ〜と。

 体力的な問題についてですが、1日100km程度の距離だと、さすがにまだ筋肉痛などの症状は出ません。ただ、足の筋肉は1日目の夜に布団の中で充分伸ばしました。その中で私がお勧めのストレッチは、背中から足首を手でつかんでそのまま海老反り状になって、モモの筋肉表側を充分伸ばすこと。ゲームセンター嵐の水魚のポーズみたいにやってもいいのですが、片足づつやった方が足の筋肉はより伸びます。

 復路の後半は、少し腕というかハンドルを握る手が痛くなってきました。この辺は最近自転車に乗る機会が減ったことと、体重増加のせいなのかなと。痩せんとな(笑)
 ちなみに、家に帰った翌日以降も、特に筋肉痛などは発生しませんでした。

IMG_20141012_155005
↑土浦近くの雄翔館に展示してあった回天の模型。
当時の日本はこんな愚かな兵器を作っていたのですね。

RICOH GR / Nexus5


ブロンプトンで鹿島へ【往路編83km】

R0324293.JPG 今週は三連休!ただし台風…。つことで、ちょっと前から「お金使わずに出かけたいな」とは思っていたのです。
 そこで考えたのが、毎度お馴染み鹿島へのブロンプトンを使った別荘行きサイクリング。家からの距離をザッと概算すると、片道150km位?ちょっとイイ運動になりそうです。

 ただ、わざわざ走りにくい都心郊外から走る意味もないなと思って、つくばエクスプレスを利用してつくば駅からのスタートにします。これで時間にしておおよそ2〜3時間。距離にして40~50kmを節約することが出来ます。数年前の自分なら意地で自宅スタートやったんだろうけどなぁ。

 ということで、土曜日の朝、さほど早くもない時間に家を出て、ブロンプトンと一緒につくばエクスプレスへ乗車。そしてつくば駅スタートは9:30過ぎ。まずはノンビリと土浦市内を目指します。つくば駅から土浦市内までは大体30分程度、そこから霞ヶ浦の土浦入水域の左岸をひたすら走ることに。

 霞ヶ浦から東に向かって走っていたのですが、当日は台風接近に伴う風の影響もあり、結構強い東風。何も遮るものがない湖沿いでの完全向かい風は結構辛いモノがあります。
 右側の景色は延々と霞ヶ浦、そして岸沿い左側はこれまた、土浦名産の蓮沼が延々と広がっていて、ひょっとしてこの地域には、蓮で一財産を築いた「蓮の王」とか「蓮将軍」とか呼ばれてる旧家とかあるんだろうか…などとアホな事を考えながら、霞ヶ浦東側のツノである高浜入に侵入。そこで霞ヶ浦大橋を渡ります。

 渡った先にある「道の駅たまつくり」でアイスを食べて一休み。
 そういえばそこで緑色のブロンプトンに乗っている人に会い、軽く立ち話を。なんでも、前日に岩瀬駅からつくばりんりんロードを走って、土浦市内に一泊、そこから私と同じルートで霞ヶ浦を走ってきて、ここから更に霞ヶ浦沿いを走って潮来市へ抜けるそうです。ご自宅は横浜市内だとのこと。
 なるほど…そういうコースも面白そうだな。今度自分もやってみようか。ちなみにりんりんロードは以前出かけています。このときは結局宇都宮市街を経て、新鹿沼駅まで走りました。

R0324296.JPG さて、アイスを食べた後は、霞ヶ浦を後にして、北浦との間にある丘陵地帯を攻めることにします。
 あ、どうでもいいですが本来「霞ヶ浦」という言い方は、私達が言う霞ヶ浦と、北浦を合わせた湖沼を指す言葉らしいです。なので、二つのツノがある霞ヶ浦については、本来「西浦」というらしい。本当に余談ですが。

 まずは県道183号線を少し南下して、その後は東に進路をとって適当に丘陵地帯へ。
 しかし…この辺りの風景いいよね。日本の農業風景って感じ。適度に丘を登ったり下ったり、途中のスーパーマーケットに寄ってアイス食べたりしながら、北浦右岸へ到着。
 新しくなった鹿行大橋を渡り、そこから鹿島灘沿いの丘陵地帯に登って南下。そういえば別荘に歯ブラシなかったなと、途中のウエルシア鹿嶋大野店に寄って、ついポケットドルツを衝動買いしたり、その先のセイコーマート鹿嶋棚木店で昼食と夕食とお酒を買って、その後海の方に下ってから無事海沿いの別荘へ無事到着!

 往路については83km位。到着時間は15:30位だったかな?
 その後は、昼食代わりのおにぎり食べて、ついでに冷蔵庫にストックしてた缶ビール飲んで、風呂入って、適当に家の周りを見回って軽く掃除して、辺りが暗くなった頃に3km位先のセブンイレブンでお弁当のミートソースと切り身鮭を買ってきて、冷やしておいた泡のワインと共に夕食。お疲れさまでした。

R0324310.JPG
↑海へまっすぐに下る坂道。
ここまで来れば別荘まであと少しです。

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▼2014年10月08日

左京区から銀閣へ【京都旅行:6】

R0324024.JPG 京都3日目の朝、春分の日で祝日で1日晴れの予報です。
 今日は何をしようかとホテルでテレビを見ていたら、ちょうど京都右京区にある修学院離宮についてやっていましたので、こっちに行ってみようかなと。1〜2日目は京都の外を回っていましたので丁度いい、今日は京都市内を回ることにしましょう。

 朝の7時位にホテルを出て、四条通りを東に走り鴨川を渡って、左京区に入ります。平安神宮から金戒光明寺の山を登り、白川通へ下り、鹿ヶ谷通を少し南に戻って哲学の道へ。

 この辺りの雰囲気は、京都の中でも京都・オブ・京都という感じで、実に良い雰囲気です。自転車で来ているので、小さな路地など丹念に攻めながら坂のある京都を堪能します。
 哲学の道も、北の銀閣寺付近は観光地化されていますが、禅林寺のある南側は実に味わい深い。こういう場所を空気の澄んだ休日の朝、自転車で走れるなんてとても幸せです。ブロンプトン買って良かった。

 さて、哲学の道をのんびりと脇道にそれたりしながら銀閣寺を目指して北上します。そして、哲学の道が終わる地点から、右に曲がって真っ直ぐな坂道を登っていくと、慈照寺こと銀閣寺の正面に出ます。
 ちなみに金戒光明寺付近からこの辺りは基本、坂道ばかりです。レンタサイクルで行ってみようと考えている方はちょっと覚悟しておいた方がいいかも。

R0324040.JPG 銀閣寺は前回の京都では正門まで行っただけだったのですが、当日は天気もよかったので、境内に入ってみることにしました。

 拝観料は500円。入り口でチケットを渡して門をくぐるといきなりどどど〜んと、あの銀閣寺が。考えてみれば銀閣寺って実物を見たのは初めてです。修学旅行でもこなかったし。
 見た目もかなり渋く、華やかな金閣寺とは大分趣が違います。ちなみにこちらの建物の正式名称は「観音殿」といいます何故「銀閣」と呼ばれるようになったかについてはよく判っていないそうです。また、俗説にある「当時は銀箔が貼られていた」というのも科学調査で否定されていますし、実際銀箔を貼る予定もなかったそう。ま、西の金閣に対して建物の形も似ているし「銀閣」と呼ばれるようになった…ってのが真相なのかな。

 ちなみに建物は当時から変わっていませんが、屋根などはおよそ30年ごとに葺き替えられているそうで、屋根の造りは「こけらぶき」と呼ばれる薄くしたサワラ板を約3cmごとにズラして重ねてゆくという、大変手間のかかった構造になっています。

R0324066.JPG また、銀閣のある慈照寺境内は、奥に行くに従い山を登る形となり、一番奥の坂の上では京都盆地を一望に出来ます。とても良い景色です。写真には小さくしか写っていませんが、正面右側奥の山肌には、五山送り火の「大」の文字が見えて、その下には金閣寺があります。
 途中の山肌もコケがびっしりと植えられ、整備されていて実に素晴らしい境内でした。

 銀閣って、近くに大型の駐車場などが少ないせいか、修学旅行の巡回コースから外れることが多く(当日は修学旅行生が何組か来ていたけど)、今まで行ったことないって人も案外いると思うけど、なんというか金閣よりも京都っぽい空間で、実に満足できた拝観となりました。まだ銀閣へ行ったことがない人は、是非哲学の道などと合わせて散策に出かけるといいですよ、特に、まだお店が開いていない、朝のひんやりした雰囲気がたまりません。

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▼2014年10月05日

大阪ディープゾーンを行く【京都旅行:5】

R0323924.JPG 午前中に伏見稲荷を見た後は、伏見稲荷駅からおけいはんでお馴染みの京阪列車に乗って淀屋橋駅へ。午後は大阪市内を走る予定。

 平日の大阪ビジネス街でブロンプトンを組み立て、イザ南下!大阪市内ってのは自転車で初めて走ったけど、ま、東京都似たようなもんかな。一方通行が多い分中心部は走りやすいか?
 シャレオッティーなビジネス街から、船場の繊維街、そして道頓堀に入り、私的には何となく縁起が悪い通天閣へ。さて、ここからが本番です。

 大阪と言えばミナミ、ミナミと言えば西成。成城石井ではございません。にしなり…です。興味本位で踏み入れていい場所ではないかも知れませんが、だからこそ、平日の昼間を選んだのです。休日だとホントに酔っぱらいに絡まれそうだからね。

R0323929.JPG 今池の停留所付近から市街地に入り、地を這う路面電車の更に下にあると揶揄される(笑)ホルモン屋やまきの脇を通り、テキトーに商店街の中を探検。

 しかし、大阪のこのエリアってのはそこいら中アーケード付きの商店街ばかりですね、そしてどこもあまり賑わってなさそうというか…正直あまりきれいじゃない(笑)、ま、それもまた魅力かな。
 あと、パチンコ屋に間違われそうなデザインでお馴染みのスーパー玉出がそこいら中にある。入ってみたかったけど、このエリアに一応高級自転車であるブロンプトンを駐輪する勇気はなかったので、スルーしました。

 そうして適当に探検気分で路地裏を攻めていたら、いよいよあいりん地区の中央部へ。

R0323933.JPG うわっ!これはすごい。この地区近辺に来ると、ホントこの一帯だけ日本じゃないみたいです。関東地方では、どんだけドヤ街でも、一応公共の公園で木材の解体やってたり、ガラクタから使える部品物色してたり、廃材燃やしてるオヤジとかいないもんね。
 つか、公園にこんなに大量の廃材やゴミ持ち込んで、行政は何も言わないのだろうか…一応「不法投棄は犯罪です」とか看板出てるけどw…いや、何も言えないんだろうな。

 あまり写真撮ってて絡まれたりしたらイヤなので、この1枚だけサクッと撮影してきましたけど、公園反対側に行くと、本当に戦争跡の焼け野原って感じ。
 大量のたき火跡もあるし、かけ将棋やってるおっさん達もいるし、公園付近では昼間っから酒呑んで酔っぱらってるオッサンだらけだし…、すごいねココ。くれぐれも仕事がない雨の日とか休日は迂闊に踏み入れない方がいいと思います。平日の昼間だから労働者の数がまだ少なかった。
 どうでもいいけど、こういう薄汚い街のど真ん中の駐車場に、ピカピカにワックスかけられたジャガーが停まってたけど、絶対スジのもんだよな、あれ。

 つことで、あいりん地区の日本離れした街並みを堪能した後は、更にミナミを南下。かつては綾瀬川と流水の汚さの首位を争っていた大和川を渡り(ちなみに私からすりゃ今の大和川は清流にしか見えん)堺市へ入ります。

R0323981.JPG 堺市に入ると少し道が広くなった印象です。堺市に入っても、アーケード付き商店街はそこいら中にあって、なんというか、気分的には全行程の半分は屋根の下走ってきた感じ。

 堺市では、自転車博物館行こうと思ったら、休館日でちょっと残念。
 ガッカリしたせいか、それとも超快晴の天気の中をずっと走ってきたせいか、ここですこし熱中症気味の症状が。
 仕方ないので大仙公園内の日陰のベンチでジュース飲んで寝ることに。いや〜この日差しはきついわ、頭が沸騰しそうでフラフラします。んじゃおやすみ…。

 さて、公園内のベンチでおよそ90分位寝てました。考えてみれば前日は新幹線で移動してきて夜まで走ってたんだもんね。疲れもする罠、もう歳だし。日陰といっても、公園広場中央にある木漏れ日の下なので、風が吹く度にうっすらと日差しが頬にあたり、寒くもなく暑くもない実に気持ちがいい睡眠でした。

 さて、復活後は近隣の古墳地帯を回ることに。以前この一帯は徒歩で来たことがあるのですが、歩きだと仁徳天皇陵を一回りするだけで精一杯。今日は他の古墳も見て回りましょう。
 ちなみにこの一帯はひゃくした…じゃなくて、百舌鳥古墳群と呼ばれています。結構消滅した古墳も多かったそうですが、やはり市街地の中にこういった古墳が点在してるっていいよね〜。将来は堺市に住んでみたい。
 ちなみに回ったルートはガイドマップのほぼこんな感じ。歩きだと4時間以上かかるらしいけど、ブロンプトンだと1時間かかんないくらいでした。

R0323991.JPG どの古墳もなかなか趣があり、私なんてもうハァハァと目を充血させながらこの古墳っぷりを楽しんでいたのですが、中でも印象に残ったのが、Facebookでも上げたいたすけ古墳

 ここの古墳南側にある石橋は途中から壊れていて渡れなくなっているのですが、その上になんと動物が!いやに細長い格好をしていたので「え?天然のイタチ??」と思って見ていたら、軽自動車に乗った老夫婦が颯爽と登場。
 車を止めドアを開けると、ななんと!その動物たちが近くに寄ってくるではないですか!!一体何が!?

R0323995.JPG 「たぬ〜」って擬音出しながら泳いできた動物は、なんとタヌキ!野生のタヌキです。念のため老夫婦に聞いてみたら「タヌキです」だそうです。
 へぇ…確かに古墳の中は森だし、お堀に囲まれているから人は入らないし、野生動物にしてみれば格好の住処になるなぁ。更にこうやって時折人から餌をもらっていれば、食べものにも困らないだろうし、って、これではいわゆる天然の動物園ですよね。

 ちなみに「いたすけ古墳 たぬき」でググってみると、それなりに地元では有名みたい。地元住民のマスコットとして愛されているようです。
 こういう思いもかけない風景やスポットに不意打ちで巡り会うのって、本当に嬉しいよね。私もタヌキたち見ているのが楽しくて、30分位いたすけ古墳に居続けてました。

 さて、その後はひゃくしたとり…じゃなくて百舌鳥八幡宮御廟山古墳を回り、再び仁徳陵(今では大仙陵古墳という)に戻って一回りしたあと、日も傾いてきたので阪堺電車御陵前停留所へ。そこでブロンプトンをしまって大阪市内へ戻ります。

 丁度乗ってみたかった1001系堺トラムが来たのでルンルン気分(死語)天王寺前駅停留所へ。どうでもいいけどこの駅、あべのハルカス開業による再開発で、階段を下って地下道からしか入れなくなってました。路面電車最大のメリットであるバリアフリー構造が台無しですな。もちろんエレベータとかない訳で、車椅子の人は絶対に単独では乗車できない構造です。

 さて、天王寺からは再びブロンプトンに乗り、大阪梅田駅まで走ります。この辺の街並みは、正直言って東京を走り慣れている私にとってはあまりピンとくる光景でもなかった。中心部の街並みは東京も大阪もあまり変わらないもんだな…と思います。

 梅田からはお馴染み皆様の阪急電車烏丸駅へ。
 そこでホテルに戻って、シャワーを浴びてから、近くの大丸デパートへ出かけて晩ごはんの調達。当然酒やチーズを買って帰りました。さて…ここからはよっちの宴が始まりますw。

R0323906.JPG
↑当然ニッポン橋も通りかかりました。
こちら南斗聖拳継承者の電気屋さん「シューッ!」

RICOH GR


▼2014年09月28日

伏見稲荷大社、こんこん、恋いいろは。【京都旅行:4】

R0323761.JPG 京都に伏見稲荷大社という神社があります。なんでも稲荷様をお祭りしているようで、最近では「いなり、こんこん、恋いいろは。」というアニメの舞台になってたよな…位しか認識がありませんでした。つか、そもそもそのアニメ見てなかったし内容はよく知りませんけど(稲荷様のお姉さんがBLにハマってるって設定はなんかで見た)

 京都旅行2日目ですが、割とJR北側の京都盆地はブロンプトンで走り尽くした気がしていましたので、京都右手、清水寺から山沿いに南へ行ってみようかなと思いました。そうして昼過ぎくらいまで走ってから、大阪市内へ移動する予定です。

 早速月曜日平日の朝、ホテルを出てからまずは清水寺直下に向かい、そこから南下。途中でJR東海道線と東海道新幹線の高架をくぐり、京阪電車やJR奈良線沿いを走っていくと、イヤに派手な神社が見えました。あ…これが伏見稲荷大社ね。折角なんで寄ってみようかなという、軽い気持ちで境内に入ったのでした。

R0323784.JPG しかしこの神社。境内に入ると想像以上に面白く、また広い敷地で驚きました。つか、山そのものが全て稲荷様の境内なんだね。びっくりしました。
 こんなに深入りするつもりはなかったので、ブロンプトンも割と適当な場所に駐輪してきちゃったのをとても後悔しました。
 なんたって、境内一番奥の「一の峰」まで行くのには片道で1時間位かかるのです。さすがにブロンプトンを長時間、正規の駐輪場以外に放置させておく訳にはいかず「四つ辻」まで行って引き返してきましたが、ココは本当に想像以上に楽しい場所でした。次回京都に来る機会があれば、たっぷりと1日かけて回りたい。

 特に圧巻なのが、よく観光写真やテレビで目にする千本鳥居を越えた先の稲荷っぷり。もう通路の左右の山肌至る所に稲荷様が祭られており、稲荷マニアの方なら1日と言わず一週間は楽しめるんじゃないでしょうか。私もマニアって程でもないですが、割と神社に行くと稲荷様や狛犬を見るのが好きなので、もうハァハァいいながらおきつねさま達を鑑賞しておりました。

 そんな感じで、Nexus5とGR交互に持ちながら写真を撮りまくり、この高ぶる「いなりこんこん」な感情を誰かに伝えねば、興奮のあまり失神してしまうかも!とのことで、せっせと写真をFacebookへとアップロードしていたのですが、ここで悲劇が発生!Nexus5を石畳の上に落下させてしまい、液晶ガラスが見るも無惨な状態に!!!
 別な意味で失神しそうになりながら、あわててもう一台のiPhone5でイーモバイルの契約内容を確認した所、無事「安心パック」という保険に加入していることが確認出来ました。よかったぁ〜。ちなみに後日東京に戻って修理に出していますが、費用は1,500円か5,000円のどちらかだそうです。

R0323796.JPG つことで、伏見稲荷大社のいなりっぷりが少し判る写真を。こちらは熊鷹社付近で撮影した風景ですが、千本鳥居を過ぎて山を登ると、本当に道の周辺はこのような小さな稲荷様がそこら中に祭られていて、更にその稲荷様のお顔やスタイルも全て違うんですよね。素晴らしいキツネ天国!あーもっと時間かけてじっくり見たかったなぁ。

 前記したように「四つ辻」で引き返して、帰りは「三つ辻」から八島ヶ池方面に下っていったのですが、こちらの道も、左右全てが沢山の稲荷様で覆われていて、脇道に入ったりして鑑賞していると、このゾーンだけで丸1日消費してしまいそうな勢いでした。

 ということで、京都盆地南エリアにあるせいか、京都観光でもなかなか意志を持って「こよう!」と思わないと、足を踏み入れない場所ではありますが、京都観光に訪れた際は、是非時間を割いてでもこの伏見稲荷大社参拝はお勧めします。電車だとJR京都駅から奈良線に乗って10分位で稲荷駅に到着。駅を出て目の前です。

R0323861.JPG
↑半年前にアニメやったばかりだし、
お土産やさんには聖地巡礼グッズで溢れてるかと思ったら、
割と控えめでした。

RICOH GR


▼2014年09月27日

神戸鳴尾浜公園のアサリガイ【京都旅行:3】

R0323711.JPG おそらく、私がこの先阪神ファンにでもならない限り、一生行くことがないであろう、兵庫県の西宮市

 昼間兵庫県の三木地区を走った後は、そのまま神戸を越えて西宮市にある鳴尾浜公園へ。
 なんでこんなとこ(失礼)へわざわざ来たのかというと、ココの公園内にある写真のはまぐりが、なんと、HELIOS Artifactにおけるエンライテンド(緑)のTargetPortalに指定されているのです。ちなみに自分はレジスタンス(青)なので、アーティファクトがこのTargetPortalへ到着するのを防ぐ側になります。

 なに言ってるのかサッパリ分からないと思いますが、Ingressネタです。詳細はこちらをどうぞ。


R0323712.JPG 一応、事前に神戸方面のエージェントに挨拶をしておいて、当日に17:00過ぎ現地に行くとは宣言しておいたのですが、いざ鳴尾浜公園にたどり着いてみても、何方もいらっしゃらなかったですね。
 どうやら前日(当日)の深夜に、エンライテンドによる大規模なアーティファクトの突入作戦が行われたようで、その結果アーティファクトが追加で2つ、TargetPortalに届いてしまったそうです。その為、エンライテンドもレジスタンスも、今日は作戦終了でみんな寝てるんじゃね?との事(笑)

 ま、作戦には参加できませんでしたけど、世界のイングレッサー達でも限られた人しか見ることができない、ターゲットポータルを自分のスキャナ上で目に出来たのはとても有意義ではありました。

 それはそうと、この公園、実にいい所ですね。周辺は住宅地ながらも、海の方に目をやれば、緩やかな砂浜とその向こうには高速道路。大自然に囲まれて…みたいな佇まいではありませんが、近所にこんな公園があると嬉しいなぁ〜って感じ。甲子園球場も近いしw。

 ということで、特に敵にも味方にもエージェントとの遭遇は無しで、そのまま海沿いを十三方面へ走って行ったのでありました。

21 - 1
↑これがターゲットポータル!上に浮かぶ三角5つは、
アーティファクトが既に5つ到着したことを示しています。
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神戸でブロンプトンに新ヘッドライトVOLT300を【京都旅行:2】

R0324111.JPG 長い間、ブロンプトンにはこちらの自動点灯式ヘッドライトを使っていました。
 ま、明るさについてはイマイチでも、暗くなると勝手に点灯するし、そこそこ便利で満足していたのですが、使ってみるとこの方式のライトには重大な欠点がある事に気がつきました。それは輪行中や、自動車のトランクでブロンプトンを運んでいる際、ヘッドライトが付きっぱなしになってしまうという事。
 考えてみれば当然ですよね、自転車にカバー付けて電車で揺られていれば、当然ライトは夜間と判断して点灯状態を維持します。その結果、旅行先で電池切れ…なんてことが多かったのです。中には一度も夜間走行する事なく電池切れになったりとか(笑)

 最近では日が暮れるのも早くなってきていますし、また、見知らぬ関西で夜間無灯火で走る羽目になるのはイヤだなと思い、ヘッドライトの新調を決意。ハンドル回りへのライト装着が嫌いな私にとっては、このCATEYEのVOLT300(HL-EL460RC)ブロンプトンコラボモデル一択となりました。

 お値段は7,560円とそこそこ高価なのですが、MicroUSB端子から充電できる事と、ライトもそれなりに強力なので、下手なモノを買ってまた失敗するよりはいいかなと。素のモデルはアマゾンの最安店でも6,000円強するので、ブロンプトンの専用金具代が1,500円と考えればそんなにボッタクリでもない。あと、ブロンプトンコラボモデルは、色が赤とグリーンが選べるってのもポイント高いしね。

 さて、購入についてですが、この製品はブロンプトン専用モデルのせいか、アマゾンなどの大手ネット通販では売っていません。自転車系のネット通販ではいくつか取り扱いのある店も見つけましたが、送料含めるとそれなりにかかりますし(アマゾンやヨドバシみたいに送料無料!なんて太っ腹の店は少ないのです)、確実に手に入れるには実店舗で買うかなと思い、どうせなら旅行初日に神戸に行きますので、例のブロンプトン専門店で買おうかなと。
 事前にメールで在庫を問い合わせて、イザ朝の10:00時過ぎにショップへ。ライト購入と、ついでに取り付けもやって(工賃600円強かかります)もらいました。

 その日は、そのまま山田錦地帯へ出かけて、その後阪急十三駅まで走りましたが、当然ながら途中から日が暮れてしまったため、買ったばかりのVOLT300初点灯!光量はハイ・ローと試しましたが、市街地ではローでも充分かな。
 ハンドル回りに装着するライトと違い、光源が路面に近いため、手前の路面から少し遠くまで光が確実に届いて、ヘッドライトとしての性能にもとても満足。また、折りたたんだ状態でもフレームに全く干渉しないため、輪行でも問題ありません。やや高価ではありますが、ブロンプトン乗りの方には確実にお勧めできるヘッドライトです。

RICOH GR


▼2014年09月24日

兵庫県、山田錦特A地域を走る【京都旅行:1】

R0323643.JPG 今回の関西旅行ですが、ネタが多いので単発形式で行きます。

 つことで、初日は新幹線に乗って新神戸、そこからブロンプトンで新開地の駅に向かい、神戸電鉄で再び輪行、ウッディタウン中央駅という、いかにも新興住宅地的な名前の駅まで向かいました。

 ここから、丘陵地帯を西に向かいます。丁度同じく神戸電鉄栗生線に挟まれた地域が、日本酒造りでは欠かせない山田錦の産地、更に特A級と呼ばれる高品質なお米が生産されている地域となります。

 いや…別に現地に行ったって何があるという訳じゃないんですよね、ただ、私達が普段呑んでいる日本酒、その中の特A級と呼ばれる最高品質のお米がどんな所で製造されているかとても興味があったんです。

 ウッディタウン中央駅を出て、適当に坂を登ったり下ったり…すると、丘陵地帯に開かれた田んぼが現れてきます。ただ、私達が普段見慣れている稲とはちょっと違う感じ。そうです、山田錦です。
 山田錦の特徴は、一般的な食用のお米よりも背が高く穂が大きい。見ているとスケール感がちょっと違って違和感を感じます。この特徴のため、一般的なお米よりも災害に弱く、またご飯として食べてもあまりおいしくないので、お米農家はあまり作りたがらないそうです。

 私がブロンプトンで走った当日はカラッとした秋晴れで、適度に山を登ったり下ったりしながら、山間の里山の雰囲気をたっぷりと味わうことが出来ました。そして、こういう場所で日本酒になる米が作られてるんだなと納得できて、これからの日本酒が益々おいしく呑めそうな気がしました。

RICOH GR

▼2014年09月13日

静岡18きっぷJC旅行

R0322899.JPG 18きっぷのシーズンも大分深まってきた八月の後半ですが、前回名古屋方面に出かけた後、意外と忙しい日々が続き、電車旅が出来ませんでした。
 つことで、まずは日帰り旅行を1発とのことで、静岡方面の私鉄に乗りに行こうかなと。いつもこの辺は通過してしまうだけですからね。

● 御殿場線に乗ってみよう!

 スタートはいつもの秋葉原。そこから東京駅へ移動して6時過ぎの熱海行き東海道線普通列車に乗り込みます。もちろんグリーン車で快適旅。18きっぷで乗車できる数少ない優等車両ですからね。
 おおよそ1時間ちょい乗って、国府津駅で下車。ここからは御殿場線に乗り換えて沼津駅に向かいます。東海道本線で行くよりも遠回りになりますが、ま、御殿場線とかこういう機会がないと乗ることもないので。

 ここからはJR東海でお馴染みの313系電車に乗り換え。対面クロスシートでそこそこ快適。私は早目に乗車して、ウォークマンでボーッと音楽を聴いていたのですが、発車時間になると結構大勢の人が乗り込んできました。

 国府津駅を出発してから暫く平野部を走り、国道246号線沿いに達すると、急峻な山岳地帯を登ってゆきます。結構いい景色。そこから御殿場に至る所で高原地帯へ入ります。本来は窓の北側にどーんと富士山が見えるはずなのですが、当日は生憎富士山は雲の中。空は一応晴れてはいたのですが。
 御殿場駅を越えると、平坦な地形が続き、徐々に標高を下げて沼津駅へ到着。時間にもよるのかもしれませんが、全線でそれなりに乗客は多かったです。ちなみに、開業当初の御殿場線は、こっちが東海道線本線だったんですよ。

● 岳南鉄道に乗ってみよう!

R0322919.JPG さて、御殿場回りで東海道本線に戻った後は、再び西へ。沼津から4つめの吉原駅で下車します。ここからは岳南鉄道線に乗り換えるのです。

 岳南鉄道とは、静岡県の旧吉原町を走る私鉄電車。吉原駅から市内を迂回しつつ、岳南江尾駅までを結んでいます。
 沿線は東海工業地域らしく、様々な工場が建ち並び、その景観と古い駅のコントラストは日本夜景遺産にも選定されたとか。路線総延長は9.2kmというこぢんまりとしたローカル線です。
 失礼かもしれませんが正直なんでこんな所に鉄道が?と思っちゃったりするんですが、なんでもかつての東海道の宿場町、吉原本町から、JRの吉原駅が離れていたため、その周辺地域を接続する鉄道として需要があったとのこと。もっとも、現代では様々な地方鉄道と同様、モータリゼーションの煽りを受け、経営状況はあまりよろしいモノでもないみたいです。

 吉原駅からは、懐かしの硬券1日きっぷを買ってホームへ。既に京王線沿線住民には懐かしい7000系電車が入線していました。暫くすると出発です。

R0322938.JPG 出発すると、東海道本線を暫く併走した後、列車はに工業地帯のど真ん中に進路を向けます。
 途中に吉原本町駅付近で商業地域っぽい場所を通った後は、再び工業地帯の中…というかもやは工場の中みたいな場所を、ゆっくりと走ってゆきます。
 また、途中で停車する駅舎も古くて味わい深い建物が多くて、いつか自転車持ってきて沿線をゆっくり回ってみたいなーと思いました。

R0322953.JPG 大体20分位かな。列車は終点の岳南江尾駅へ到着。
途中は工場地帯や古い商店街の近くを通っていた岳南電車ですが、終着駅の周りは殺風景な感じ。すぐ近くには新幹線の高架も見えて、南側にはだだっ広い空き地が見えます。
 向かいのホームには、色違いで同じく8000系のかぐや富士号が停車しています。なんでもこの編成、休日は使われないようですね。

 帰り道はそこから東田子の浦駅まで歩いてもいいかなと思ったのですが(徒歩で20分位)、折角1日乗車券あるし、それに当日は妙に暑かったので、戻りも岳南電車に乗車。JR吉原駅への上り線では、案外乗客も多くてそれなりに賑わっていたようでした。

● 静岡鉄道に乗ってみよう!

 さて、ここからは再びJR東海道本線に乗って、次の静岡私鉄がある、清水駅に向かいます。
 しかし…いつも思うんだけど、東海道本線の普通列車って、他の路線に比べて女の子比率が妙に多いんだよね。きっと男子達は自分の車で移動するんだろうけど、女子は電車でってのが多いのかな。全国の鉄道事業者の皆さん、鉄道はもっと女子アピールしといた方がいいと思うよ。

 つことで、ロングシートの退屈な車両でウトウトしながら、30分程度?清水駅へと到着です。ここからは静岡鉄道清水線へと乗り換えますが、その前に、すこし清水駅周辺市街地を散策。

 清水駅の西口に出て、ロータリーの南側を通ると、清水駅前銀座商店街というアーケード街があります。ま、こちらも他の地方商店街同様、シャッター商店街になりかけてる印象でしたが、なんでも富士山コスプレ世界大会なんて張り紙があちこちにしてあって、まちおこし頑張っているようです。正直なんでコスプレなのか意味がわかりませんけどね。
 そのシャッターだらけの商店街を歩いて行き、アーケード街が終わり、JR東海道線を越える自動車道の下を越えると、再びちょっとした商店街があったりします。こちらも例によりシャッターばかりなんですが、それでもかつての清水市の反映を偲ぶことが出来て、ちょっと面白い。いまではみんな郊外のショッピングセンターに買い物行くんだろうなぁ。

R0323005.JPG さて、商店街見物もそこそこにして、JR東海道本線の線路を渡り南側に出ると、お待ちかね清水鉄道清水線の新清水駅が見えてきます。丁度電車も入線していましたので、切符を買ってホームに入ります。
 車両は地方私鉄には珍しい新造車である1000系電車。やや小ぶりでバックミラーが付いてるのがカワイイ。車両の一番前の方に陣取ってしばし発車を待ちます。

 最終的には着席乗車率50%位のお客さんが乗り込んで、新清水駅を出発。路線はJR東海道線に沿うようにしてノンビリと走り出します。東海道線に並行しているせいか、地方私鉄の割には線形もなかなか良く、特に直線区間ではなんとロングレールまで備えていました。
 車内は途中から結構かなお客さんが乗り込んできて、日曜日の午後という時間ながらも、終点の新静岡駅に到着する頃には、結構な混雑ぶり。利用者は結構多いみたいですね。

 新静岡駅を降りて、そのまま駅ビル地下のしずてつストアを巡回し、いくつかの食料品を買った後は、歩いてJR静岡駅へ移動。次は再び東海道線を東に戻り、富士駅から見延線に乗るのです。

● JC列車に乗ってみよう!

 静岡駅の駅ビルでお蕎麦を食べ13:30頃の普通電車で出発。車内は着席乗車率70%位ですかね。私の隣には女子中学生らしき娘が座ってきてたのですが、しばらくすると寝ちゃって「くるかな?くるかな?」と思ってたら、案の定寄りかかって寝てきた。

 ま、それだけならそれでいいんですけど、なんとこの娘、大胆にも私の肩に寄りかかるどころか、どんどんエスカレートしてきて、終いには膝の上に頭を乗せるまで…いや、さすがに起こすかなと固まっていたら、ハッと起きまして、回りをきょろきょろ見た後再び寝に入り、また私の方に寄りかかってくる…。半袖の肘にJCの髪の毛がワサワサとしてきて、嬉しいのかなんなのかよくわからない状態でしたが、再びハッと起きて、今度は携帯電話をサササッと操作している。これで終わりかなと思ったら、再び携帯電話しまってまた寝てきてと…おまえ知っててやってるだろ!w

 とまぁ、少しだけ色っぽい感じの東海道線でしたが、残念ながらJCを残して、私は富士駅で降りたのでした。

● 見延線に乗ってみよう!

R0323031.JPG JR富士駅で下車した私は、見延線乗換までの少しの間、富士駅周辺を散策。北口には駅前アーケードが広く広がり、それなりに栄えていた面影があるのですが、他の場所と同様、シャッター通りになっているようです。
 また、駅前には大きな王子製紙の工場があるようですが、こちらは一部建て替え中のようで、それもまた駅前の淋しげな風景に一役かっている感じもします。

 特に所在なげにフラフラとしてみたのですが、どこの場所も駅前ってのはこんな感じなのかな〜。ちょっと淋しいですね。

 さて、列車も入線する時間でしょうし、見延線乗車を楽しみますか。
 車両は相変わらずの313系電車。着席乗車率は八割程度。ボックスシートなので、大体一つのボックスに2組くらいのお客さんが乗っている感じです。
 列車はしばらく、富士川の支流である潤井川沿いを北上。焼きそばでお馴染みの富士宮駅を過ぎて、西富士宮駅をを過ぎた辺りで一度進路を南に変えて、富士川本流に向かいます。
 この辺りになると、景色もすっかり急峻な山の中と大きな川沿いを交互に走るローカル線の色が濃くなってきます。特に富士川の風景はダイナミックですね。河川が織りなす様々な風景が見れて、車窓は退屈しません。
 乗客の数も着席でおおよそ50%位の乗車率ですかね。ただ、途中の下部温泉駅でそれなりに人は乗ってきました。

 どーでもいいのですが、この下部温泉駅で女子大生っぽいかわいい女の子が私のボックスシート正面に座ってきたのですが、しばらくうとうとしていてふと窓枠を見ると、何故か使用済み?ソフトタイプのコンタクトレンズが置いてある。あれ?自分がひとりでボックスに座ってたときはこんなのなかったけど、え?この娘が外したの??なんで???
 別になんて事はないのですが、なんだかこのコンタクトレンズが妙に気になって、ひょっとして女の子の使用済み下着に興奮するのと同様、新ジャンル「使用済みコンタクト!」なんてのもアリなのか?とかよくわからないことを考えちゃってました(笑)

 さて、列車は鰍沢口駅を越えて甲府盆地へ。この鰍沢付近には蹴裂伝説があり、この山を切り開いて水を抜いた状態が今の甲府盆地だという話です。
 ここから先、列車は甲府盆地内の平野部を進み、やがて甲府駅に到着します。

● 山交百貨店へいってみよう!

IMG_20140831_173708 甲府駅では1時間位の乗り換え時間。というかちょっと甲府駅前を散歩しようと思って、列車を1本遅らせました。さすがにただ鉄道に乗車しているだけだとつまんないしね。

 まず向かったのは、甲府北口駅方面のちょっとオシャレになった一角。かつての蔵っぽい建物が再現されておみやげやさんがいくつか並んでいるのですが、正直あまり大した事は無かったかな。なにかのお祭なのか、初音ミクのコスプレをしたお兄さん(笑)が、DJっぽいことやってました。
 その後は一度甲府駅に戻り、南口にある地方デパート山交百貨店を散策!1Fにある珍しい曲がりエスカレータに乗ったり、地下の食品街を散策したりします。折角なので、おいしそうな粉末の焼きそばソースを買ってきました。前にも書きましたが、鉄道旅だとあまり大げさなモノが買えないのが残念ですね。

 さて、時間にもなりましたし、甲府駅に戻って一路東京へ!

● 東京へ帰ってみよう!

 R0323065.JPG 甲府駅からは115系普通列車で高尾駅まで。日曜日のもう19:00時なのに、結構な乗車率。座席はほぼ埋まっている感じでした。
 夜なので車窓も楽しめず、ウォークマンで音楽を聴きながら、高尾駅には21:00前に到着。そこから中央線特快に乗って東京へ。これで、今回の日帰り18切符旅は終わりです。

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▼2014年08月06日

やっとかめな名古屋2日目

 さて、名古屋2日目です。外は傘が必要ない位の小雨。ホテルを朝の8:00時過ぎにチェックアウトしてから、地下鉄東山線栄駅へ歩きます。

 そうそう、昨晩乗ったタクシーで聞いたんだけど、昨日は栄近くにある愛知芸術文化センターで世界コスプレサミットやってたんだってね。どうりでタクシーの外見たら変な格好してる人が多いなと思った。運転手さんは「お客さんもコスプレーヤーかと思いましたよ、ははは…」だってw。レイヤー参加は無理だけどw、もうちょっとホテルに早く戻って見に行けば良かった。

 途中イングレながら栄駅に到着し、そこから地下鉄に乗って、終点の藤が丘駅へ到着。駅から出てみると周辺は少しオシャレな郊外商業地という感じでなかなかの雰囲気。
 駅前のビルにはスタバとかあって、思わずドヤリングしていこうかとも思いましたがそこは我慢w。今日は、前回に乗り逃した「リニモ」に乗るつもりなのです。

● チャームポイント:文化の香り発見器(あほ毛)

 リニモとは路線の愛称、本来の名前は愛知高速交通東部丘陵線といいます。

 この路線で採用されている方式は、リニアモーターカーの中でも「HSST方式」となり、もちろん日本では初の実用化路線です。ちなみにJR東日本が開発しているリニアモーターカーは「超電導リニア」と呼ばれ、同じリニアモーターカーでも種類が違います。詳しくはウィキベディア等色々調べてみてほしいのですが、わかりやすいキーワードでいえば、HSSTが常電導磁石方式による浮上で、超電導リニアは名前の通り、超電導磁石によって浮力を得ています。

 そして、リニアモーターの「リニア」とは、直線という意味。つまり、普通のモーターがスイッチを入れると軸に対して回転運動を行うのに対して、リニアモーターは起動そのものが真っ直ぐなモーターとなっています。なので、モーターを乗せた車両が走るというより、車両がモーターの上を走っていると考えた方が良いかもしれません。

 軌道そのものが動力源でもある訳で、軌道敷設コストは通常の鉄道に対して大幅に高くなりますが、車両については完全浮上式で回転部分が存在しないため(停車時のみ機械式ブレーキというか足が出る)、車両のメンテナンスコストは大幅に下がります。可動部分が無いという事は、保守交換などの整備や故障などのトラブルも起きにくいということで、予備車両の確保も少なくてすみます。消費電力についても、意外ですが通常の鉄道とあまり変わらないため、ランニングコストについては通常の鉄道よりも大幅に安くなります。
 とは言いつつ、日本国内で実際に営業用としてリニアモーターカーが敷設されているのは、まだこの愛知高速交通東部丘陵線しかない訳で、これはやはり「万博マネー」の成せるワザだったのでしょう。

● 趣味・特技:読書、毒舌でオタクをやっつけること

 機械的な解説はこの辺にしておいて、このリニモのもう一つの特徴はやはり「萌え」でしょうか。愛知ぽぷかる聖地化計画という イベントプランナに騙された 萌えを中心としたブランディングで沿線を盛り上げようというプロジェクトがあるようで、リニモについては、リニモたん(リニモちゃんじゃないよ、たんだよ☆)というキャラで擬人化されていて、駅構内の各地に立て看板が設置されています。

 ま、萌えで盛り上げるのはいいと思うのですが、住民が普段使う定期券予約サイトや、沿線の駐車場予約サイトまでリリカルに萌化されているのはさすがに沿線一般住民の方には少しキツいんじゃないかと 実にうらやましい 同情しちゃいます。更にどうでもいいけど、車両チャーター予約ページだけは萌えというか、敢えてちょっと外した感じになってるのが、わかってやってるとしたらなかなか小技効いてると思いました(笑)

● 好きな食べ物:リニもなか

 うんちくはさておき、早速藤が丘のリニモ乗り場へ!ホームは地下にあるため、階段を降りて切符を買います。プラットホームはホームドアで完全に分離されており、リニモの車両はガラス越しにしか見ることができません。ちょっと残念。

 暫く待っていると、折り返し八草駅ゆきの列車が入線。ラッピングリニモじゃなかったのが少し残念ですが、先頭車両一番前の席をゲットできました。このリニモは無人制御運転で運転手がいませんので、前窓の眺望独り占めなのです!

 しばらくすると列車は出発します。この加速感と乗り心地、確かに普通の鉄道とは全く違いますね。特に立ち上がりのトルク感と振動のなさは一般的な乗り物では味わえない感覚です。
 あと、この地下ホームからの発進風景がカッコよすぎます。リニアモーター軌道の複雑な造形も含め、なんだかエヴァンゲリオンのワンシーンにいるかのよう!たまりませんわ〜これ。ま、毎日乗っていたら何とも感じなくなるんでしょうけど(笑)

 地下区間を出ると、しばらくは郊外の新興住宅地風。そしてトヨタ博物館付近にさしかかると、辺りのの風景はすっかり山の中になります。軌道も通常の鉄道ではあり得ないくらいの急カーブや登り下りがあり、観光で乗っている私は面白いからいいのですが、真面目に鉄道作るならもう少し線形をよくして運転速度を上げる方向にした方がいいのに…なんて思ったりも。
 ま、この路線自体が万博にに合わせたHSSTのデモみたいなもんだし、こういうモンなのかもしれません。加速・減速力、そして登坂能力は通常の鉄道とは全くレベルが違うのはわかりました。特に登坂時のあのグイグイ押される感じは、リニアモーター駆動故の特徴かな。
 とまぁ…色々感動しながら、およそ15分程度でリニモは終点の八草駅へ到着しました。

● 住んでいる場所:長久手の森

 八草駅からは愛知環状線へ乗り換えるぜべいべーー!!!と、私が愛知県で感情的になっても仕方ないのですが、ここからは愛知環状鉄道に乗って岡崎駅まで。

 こちらの路線は元々JR岡多線として運行されていた路線が第三セクター化したもので、沿線には多数の高校や天下のトヨタ自動車などがあり、のどかな通勤通学路線として運営されていたのですが、こちらも万博マネーでパワーアップ!一部複線化や高速化を果たしています。確かに乗車してみると、ローカル線とは思えない程の軌道設備や速度、そして線形の良さなど、なかなか侮れない快適な路線でした。
 岡崎駅まではおよそ30分程度?乗り心地もいいし、速度も速いし、車両もキレイで実に良い路線です。ただ、一般的な鉄ちゃんが喜びそうな、風光明媚的な味わいはないかもしれませんね。

● もっと見て。もっと触れて。

 岡崎駅からはJR東海道本線で豊橋駅まで移動します。
 豊橋からは、今回のミッション最後となる豊橋鉄道渥美線へ乗車です。駅ではとてもカラフルな一日券を購入して列車に乗り込みます。ちなみに私が乗った編成は、写真にある菖蒲号ではなく、菜の花1807号でした。なんでも「田原市の花として、渥美半島に早春を告げる花。」だそうで、ヘッドマークや外見の色の他、車内のシートも菜の花の柄になっていて、とても華やか。

 さて、しばらく待っていると列車は豊橋駅を出発。東に進んだ後は大きく南へカーブして、なかなか男らしい形をした渥美半島を南下してゆきます。沿線の風景は…どんな感じでしょうね、ローカルという程ローカルでもないし、都会という程でもない、そんな地方の市街地をクネクネと進んでゆきます。列車はおよそ30分かけて終点の三河田原駅へ到着。こちらは2013年に駅舎が新築されたそうで、駅前広場も含めローカル線の駅とは思えない清潔感でした。

● もっと感じて。

 このまま豊橋に引き返してもいいのですが、折角なのでちょっと三河田原付近を散策。駅から歩いて5分位の場所にセントファーレという商業施設があったので、そこに入っていたフードオアシスあつみというスーパーマーケットへ潜入!

 このスーパー、なかなかいいですね、コンパクトな売り場ながらも、普及品からこだわりの品までバランス良く配置されています。特に地醤油のコーナーなどが面白く、色々と買って帰りたかったのですが、ココはグッと我慢。あまりかさばらない特産品として、コーミーの焼きそばソースを小さいボトルと粉末タイプの2種類買ってきました。他にも山本製粉のポンポコラーメンとか、ポンポコやきそばとか買ってきたかったけどなぁ〜。この辺は手荷物をあまり増やせない電車旅最大の難点ですね。しかたないけど。

 さて…小雨も降ってきたし、河原田原駅へ戻りますか!

● そうして僕らは愛を知る。

 復路は先の写真でも紹介した「菖蒲」の編成に乗車。一緒に乗り合わせた子供達の集団が少しうるさい感じもありましたけど、ま、夏休み出し仕方がない。30分程で豊橋駅へ戻ります。

 豊橋駅構内では昼食にカツカレーを食べて、構内のサンジェルマンでプレミアムなクリームパンというのを買って、東海道本線普通列車の浜松行きに乗り込みました。この先は東海道本線を乗り継いで東京方面へ。お疲れさまでした。

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豊橋鉄道には名古屋圏の私鉄にしては珍しく萌えがない!
と思っていたら、腐のほうはちゃんとありました。

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▼2014年08月05日

Monetたんと名古屋へお出かけ

 前回の名古屋行きからまだ半年経っていませんけど、名古屋では色々やり残したことがあったので、再び18きっぷシーズンに青春18きっぷ買って出かけてきました。

 名古屋までのルートは、繰り返しませんが前回と大体一緒です。始発で地元の駅を出て、6時過ぎ東京発の普通列車に乗ってひたすら東海道を西に進むというアレ。
 熱海駅までは普通列車のグリーン車で快適なんですが、その後の静岡県内は快速運転もないひたすらロングシートに座り続けるという苦行も一緒。

 でもね、なんと、今回の旅は1人じゃないんですよ。先に納品されMonetちゃんと一緒!彼女と一緒なら、きっと退屈でつらい静岡県内における普通列車の旅も楽しく過ごせるでしょう。

 萌音との出会いから始まる新しいものがたり、私もいっちゃいますかね!きんも〜♡ w

● イヤモニってなんだろう?

 東海道をひたすら西に進みたどり着いたのがJR蒲郡駅。何故こんな駅に降り立ったのかというと、今回の第一目的はこの名鉄蒲郡線に乗りたかったから。

 いや…ね、前回の西枇杷島駅紀行から私、すっかり名鉄のファンになっちゃってさw。あの関東とも関西とも違うツンデレな雰囲気がまたたまりませんよね!って、意味わかんないかw。

 その名鉄蒲郡線なのですが、なんと廃線の噂も出ていています。この路線、実は名鉄なんて大私鉄に属しているからまだ廃線にならずに済んでいるようなモノで、路線単体で見ればすっかり赤字らしく、名鉄自身による前島の観光開発が終了した今、沿線には観光地もなく、更に周辺では自動車社会への切り替わりが著しく、今では採算性が悪化しているようです。そういえば名鉄の中でもこの路線だけはICカードの利用が出来ません。

 それと、ツンデレとはちょっと違いますが、名鉄って割と自社路線をバンバン廃線にしてるんですよね。この理由については、もちろん不採算路線だからというのは前提としても、関東や関西と違い中京地区は自動車の利用が他の都市圏よりも盛んらしく、鉄道での利益を上げにくい土地柄というのもあるようです。

 それはともかくとして、この名鉄蒲郡線は、沿線の風景や駅の佇まい、そして車両のエアコンの効かなさも含め(笑)、想像以上に素晴らしい路線でした。蒲郡の都市風景から田園地帯、海沿い、そして里山の中、風景のダイナミックさと沿線の雰囲気は、関東では江ノ電に似ているかもしれません。但し江ノ電と違って全く観光地化されていない素朴な風景が広がっています。

 そんな風景を楽しみながら、およそ30分位?蒲郡線終点の吉良吉田駅に到着。こちらで名鉄西尾線に乗り換えます。この西尾線のまわりにも、かつては名鉄の路線がいくつか存在したようですが、現在では採算性の高いこの路線のみ生き残っているみたいです。
 ここからは車両も豪華に変わって、特急同様に転換シート仕様の車両も沢山乗り入れているようです。私はロングシート車両に乗ったのですが、すれ違う車両みんな豪華なシートの車両ばかりでした。ちょっと外れだったかな。
 ここから西尾線→名鉄本線の直通急行列車で神宮前駅へと移動します。

● 次元の違う静寂な音楽環境

 この神宮前駅の周辺もかなりのネタになりそうな複雑な構造なのですが、とりあえず今回は先を急ぎます。
 ここからは名鉄河和線に乗って知多武豊駅へ。知多半島は一度きてみたかった場所でもありましたが、なかなか東京から出かけるきっかけもないしね。知多半島と言えばヲタ的に「知多娘。」の萌え起こしが有名ですが、特に沿線では彼女達の姿を見かけることはなかったな。

 乗車時間は40分位?特急列車のシートで快適に過ごしながら知多武豊駅に到着。特急列車が停車する駅ながら、割と普通にある郊外駅といった趣がそそる感じ。
 ここからツンデレな武豊市街をフラフラと歩きながら、次の目的地であるJR武豊駅へと向かいます。今回名古屋行きを思い立ったもう理由の一つである、JR武豊線に乗車するためです。

 この武豊線、愛知県内ではJR唯一の盲腸線であり、また非電化区間でもあります。
 ただ、こちらの路線は電化工事が進められていて、2015年春から全線で電化される模様。その前の非電化時代に一度乗りに行きたいなと思っていたのです。JRのローカル盲腸線ってのは、私鉄と違った味わいがあるんですよね。前回の名古屋紀行ではちょっとスケジュール合わずに行けなかったし。

 武豊の市街地を10分位、海の方に向かって歩くと大きなカーブがあり、その先にJR武豊駅が見えてきました。丁度武豊発下り列車(武豊線では武豊駅行きが登り扱いとなる)が入線してきたようです。ホームへと急ぎます。

 武豊駅からはJR線です。
 キハ25という転換クロスシートの気動車に乗って出発!二人がけシート隣には浴衣姿の女の子が座ってきてドキドキしましたが、近隣でお祭でもあるんですかね。

 はじめは港町郊外といった風景から、工場地帯、そして終点の大府駅付近では田園風景と、こちらの車窓もそれなりに楽しめました。かわいい女の子隣にハベらせてたし(笑)
 大府駅からは再びJR東海道本線に乗り換えて名古屋駅に向かいます。

● カスタムならではのフィット感

 名古屋駅からは、JR関西本線に乗り換えます。再びヤツに乗りに行く訳ではなく、今度はもう一つのナロー!近鉄内部線へ向かいます。これで日本国内の営業ナローは制覇できたかな?

 ということで、JR四日市駅へ到着した後、駅前を通って近鉄四日市駅へ歩きます。
 国道1号線を越えて大体10分程度ですかね。近鉄四日市駅の方は思ったよりも賑やかで、アーケード街や近鉄デパート、そして都内にあっても屈指の大きさなのではないかという書店、丸善もあります。

 目指す近鉄内部線は中央通りを渡って反対側。ICカードは使えませんので、切符を買って駅に入ると丁度内部駅行きの列車が入線していました。中に入ると夏祭りなのか浴衣姿の女の子達がいっぱいで、狭いw。更に車両には冷房もなく扇風機。ナローの狭い車内の中、女の子達の匂いむんむんで列車は内部駅へ向けて出発しました。

 大体20分位ですかね。列車は終点の内部駅へ到着。

 内部駅へ到着後、一度駅を出て駅前を一回りします。小雨が降っていたし時間もあまりなかったのですぐ内部駅に戻ってきたのですが、時間があればもう少し散策したかった。駅前の自販機で缶コーヒーを買って飲み干し。それから帰りの切符を買って、15分後に出発する近鉄四日市行き列車に乗り込みます。
 はじめはガラガラな車内も、出発直前になると全てのシートが埋まり、人で賑わってきました。更に内部駅を出発した後も、途中駅から結構なお客さんが乗り込んできて、近鉄四日市駅へ到着する頃にはちょっとしたラッシュアワー並みに。この路線、廃線が噂されているらしいですが、土曜の午後なのに結構な乗客で賑わっていて、廃線の危機が想像できませんでした。

● いつも聴いていたお気に入りのあの曲が、もっと好きになる、もっと楽しくなる

 さて、本日のミッションはコレで終了。辺りも暗くなってきたので、近鉄急行で名古屋駅へ戻ります。そういえば近鉄名古屋駅に入ったのは初めて。雰囲気は小田急新宿駅に似ているかな。

 その後は駅前の成城石井さんでチーズを買って、何となく大須の繁華街に行って、街を少し歩いてからワインとペヤング(笑)を買い、タクシー捕まえてホテルへ。
 ホテルは名門!東横イン名古屋栄を予約しています。チェックインは19:00過ぎ。お風呂入って夕食とお酒を飲んでおやすみなさい…。

 と思ったんだけど、この東横イン、隣のビルの地下にライブハウスがあって、これがまたうるさいのなんの。
 朝方6時過ぎまでズンドコやってたんだけど、お陰で酒が切れた夜中の3時頃に目が覚めて、その後はあまり眠れませんでした。
 他、真夜中だというのに東横イン自慢の無線LANも酷く不安定で(ライブハウスにいる客にタダ乗りでもされてるのでは?)、ちょっとあまり良いホテルじゃなかったというのが正直な感想です。

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↑大須のアメ横ビルで売ってた「知多娘。」のキャラCD。
美浜 恋の「輝け野間灯台」って、演歌みたいな芸名と曲名w

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▼2014年07月22日

海の日は海辺の家で

P7199145.JPG ということで、大体ひと月に一度位は海辺の家に行くことにしています。海の日を含んだこの三連休も出かけてきました。

 今回は、近隣の鹿島神宮を見学したり、相変わらず昼寝したり、にしだやさんが肉焼いてくれたりと、盛りだくさんなのかだらけてるのかよくわからん滞在。でもまぁ、リゾートという気がして面白かったです。

 写真は、しつこく夜中のハマグリ獲りに出かけたときの成果。もちろんハマグリは捕れず、こちらの海藻ををゲットン!。
 茹でて洗って食べてみましたが、不味からずー旨からずーといった微妙な味でした。

OLYMPUS μTOUGH-8010

▼2014年06月16日

週末は海辺で過ごしてきた

R0322502.JPG 今週末は、茨城県某所の海の近くにある家へ、友達3人と出かけてきました。

 初日は色々と買い出しやら何やらで忙しかったのですが、2日目の日曜日は、朝に目の前の海岸を散歩。一度戻って目の前の海岸でハマグリ採集(もちろん採捕許可区域でね。採れませんでしたが)。その後は別荘に戻り朝食兼昼食。午後は一度昼寝をしてから、再び目の前の海岸を散策という、まさに滞在型(?)リゾート的な休日を過ごすことが出来ました。そこから都内に帰ってもクルマで1時間半程度なので、夕方まで現地でノンビリとね。

 ここの所ずっと雨でしたけど、週末だけはとてもいい天気で気持ちよかった。しかしこの写真のように、晴れた日の海に向かう道って、どうしてこう、ほんのりと切ない感じがするんでしょうね。

RICOH GR

▼2014年06月07日

バルデュス展に行ってきました

R0322447.JPG 駅の看板か鉄道の車内広告だったか忘れましたが「あぁ…バルデュス展やるんだ」とは思ったのです。思ったとは言っても私には特にバルデュスに対する知識も皆無で、確か日本人と結婚した画家だよな…という程度の認識しかありませんでした。

 しかし、ステマなのかなんなのか知りませんけど、ネット界隈だと結構評判がいいんですよね。
 私が普段購読しているRSSにも、バルデュス展がとても良いという記事がいくつか上がっており、なら行ってみようかなぁ…と。ただ、会場は意外と混んでいるとの噂も聞いていたので、そのうち平日に休みを取っていこうかと思っていたのですが、本日、都内は一部で大雨警報が発令される程の雨。こういう日なら空いているんじゃないの?と思ってでかけてきたのです。

 案の定、雨がふる土曜日の午前中は、人気もまばらで、バルデュスの絵をじっくりと鑑賞することができました。

 つことで、事前の知識が殆どなかった私は、バルデュスというと駅貼りなどのポスターでみる「おぱんつ!」の印象しかなかったのですが、確かにじっくりと作品を鑑賞してみると、これがなかなか…。本の挿絵からシュールリアリズム風、そして少女やネコ、風景画までとてもバラエティに富んでいて、確かに面白い展覧会でした。

 会場では音声ガイドを借りたのですが、このナレーションの声がシャア・アズナブルでお馴染みの池田秀一様であらせられまして、もちろん解説の内容も良かったのですが、静かな美術館のフロアで聞くベテラン声優のナレーションというのはとてもイイモノだなとも思いました。
 また、ラストの解説は本当にホロリとくるというか、バルデュスという画家の人生について、しみじみとクるナレーションで、音声ガイド、オススメですよ。作品の見所も判るし。

 沢山いい絵がありましたが、私はスイスの家で描かれた、窓から見た晴れた冬の風景を描いた絵がとても良かったと思いました。それと、地元のレストランの依頼で描かれたネコの絵もね。

RICOH GR


▼2014年05月19日

お休みはIngress

ingress_20140518_152934_16 最近Lvキャップが解除されて、ちょっと倦怠気味だったIngress熱も再び再燃!土曜日はまだ見ぬポータルをハックするため(unique portalというメダル判定項目があるので)メトロ1日券を買って都内を徘徊します。

 そして、日曜日は午前中に自転車で近所に出かけ、神社仏閣を求めてさまよい、新規portal申請をなんだかんだで50箇所以上、そしてお昼に一度家に戻って艦これのデイリー任務をこなしてから、再び午後はすこし足を伸ばして、足立区方面に進出。梅島駅から井大師前駅方面を青に染めてきました。

 なんだかんだで、2週間で100万AP程稼ぎましたので、Lv11への道のりも折り返し点ですね。他にもメダルクリアのミッションがあるので、この先はAP稼ぐだけじゃダメなんですけどね。

 ということで、皆様も是非Ingress、それも青でご参戦下さい。iOS版も近日中に出るらしいよ。

Nexssu 5

▼2014年05月06日

未確認で郡山系

 ♪そうですカレーは大好物ですただ欲を言わせてもらえれば!…えっと、超辛口でお願いします。

 つことで、18きっぷ旅第三弾は「未確認で進行形」の聖地!ってのは、帰ってきてから知ったのですが(笑)、郡山へとんぼ返りの旅です。
 つか…今時は何処行ってもアニメの聖地すなー。こういうネタ織り交ぜるのもアホらしくなってきたので、普通に行きます。

 前回の横須賀紀行の翌日、もう一日分残っている青春18きっぷですが、使用期限が4月10日迄なので、この日曜日を逃すともう週末に使える日はありません。
 なので、1日で出かけられそうな場所をあらかじめ物色していたのですが、日帰り定番の只見線周回紀行は、只見線が代替バス運行中につき多分不可能。頑張って飯田線全線乗車ツアーってのもアリですが、さすがに日曜日の終電近くまでかかってしまう旅程はいくら何でも厳しいかと…なぁんて思って路線図を見ていると、そういえば北関東を走る水郡線磐越東線には、まだ列車で乗ったことがなかった!と気が付いて、急遽こちら方面へと。旅程的にもそんなに無理な時間かかる訳でもないしね。

● 何事も最初が肝心です

 まずは常磐線で水戸へ出発。当初は07:14北千住発に乗ろうと思っていたのですが、少し早起きできましたので、北千住06:14発の普通列車水戸行きに乗り込みます。もちろんグリーン券を買ってグリーン車に乗車。車内では持参したおにぎりと、車内販売でビールを買い、朝食にしながら、およそ2時間の乗車です。水戸着は08:00丁度。辺りは曇り空でしたね。

 水戸駅に着くと、反対側のホームには鹿島臨海鉄道ガルパン列車が!
 あわてて隣のホームに移動して写真を撮ったのですが、丁度出発時間だったので、きちんと撮影できませんでした。ま、仕方がない。

 さて、ここから水郡線に乗る訳ですが、当初の予定よりもほぼ一時間早く水戸駅へ到着できたので、旅程に余裕が出来ました。これは、乗りつぶしということで、水郡線の支線終着の常陸太田駅まで出かけてみますかね。

● ロリ小姑ってのも悪くないわ

 早速、08:17発常陸太田行き列車に乗車。車両は赤や黄色に塗装されたキハE130系の気動車です。当日の乗車率はシートは100%で立っている人もいる程の賑わい。しっかし…やたらと女子高生とか女子中学生みたいな乗客が多いなぁ…と思っていたら、どうやら当日は途中の上菅谷駅ちかくでサスガ★カミスガというイベントが行われていたようです。

 日曜日の朝なのに、車内は女学生の賑わいとフローラルな香りで混雑した何ともいえない雰囲気の中、列車は上菅谷駅へ到着。ここから水郡線の支線に入り、常陸太田駅に向かいます。あ、乗っていた乗客の殆どはここで降りてしまいました。

 支線に入ると沿線は益々ローカル色豊かな感じに…。そんな北関東ののどかな風景の中、列車は08:51に常陸太田へ到着します。

● ラブコメの波動を感じる

 常陸太田駅周辺は、これまた地方の中規模都市といった趣。かつてここからは、日立電鉄線と呼ばれるローカル鉄道が、日立市の鮎川駅まで通じていました。残念ながらこの路線は2004年に廃止となっています。
 今のJR常陸太田駅前は、小綺麗にこそなっていますが、あまり人の雰囲気がしない、ちょっと淋しい感じの駅かなと思いました。

 さて、ここからは09:15発水戸行きの登り列車に折り返し乗車。列車の中で座って待っていると、私が座っているボックスシートの向かいに小さなおばあちゃんが乗車してきました。他、車内を見ると、中高生とご老人ばかりでしたね。シート占有率はおよそ8割といった感じです。

 列車は先程と同じ田園風景の中を通って(当たり前ですが)上菅谷駅へ、ここで郡山行きの列車に乗り換えです。

● あれはただのへんたいです

 上菅谷駅では09:40発の郡山行き普通列車に乗り換えます。3両編成で意外と長いなと思ったら、末尾3両目は常陸大子駅で切り離しになりますので注意して下さい。

 始発乗車ではないので席は混んでいるかな?と思っていたのですが、ちょうどボックス席で空きがありましたので、無事勝ち席を確保!列車は北関東の山岳地帯、那珂ちゃん川沿いをノンビリと走って行きます。
 この辺は八溝山地帯となり、ピークの八溝山がちょうど標高1,000mを越える程度で、あまり高い山はないのですが、結構起伏に富んでいて景色はなかなかのものです。そして、この水郡線の車窓風景も、とても素晴らしいものでした。
 列車は里山と谷間の集落を結ぶように、那珂川沿いを走って行きます。もう2週間位遅ければ、きっと沿線は桜の花でとても美しかったろうなぁ、と思います。

 途中、常陸大子駅で列車の切り離しがありすこし停車。その後少しずつ標高を上げていって、磐城棚倉駅あたりからは沿線から山も遠ざかり、あたりは高原といった雰囲気。そこから数駅の磐城浅川駅が水郡線の標高最高地点。そこから郡山駅までは割と平坦な路線です。郡山駅を目指し約3時間の列車旅。途中飽きるかな…と思っていたのですが、車窓の風景には色々な変化があり、とても楽しめました。

● くつじょくです、はずかしめをうけました

 郡山駅には12:33到着。ここからは恐怖の磐越東線に乗り換え。
 なぜ恐怖かというと、この路線に沿う形で磐越自動車道が開通した後、いわきから郡山区間の交通手段はほぼ高速バスによって占められてしまったため、磐越東線は全線を運行する列車がとても少なく、日中は郡山駅から小野新町駅を越える列車が5時間程運行しないという時間があったりするからです。なので、乗りつぶしの予定が意外と立てにくいんですよね。

 つことで郡山市街で15時過ぎの列車に乗るまで市内観光をしていようかと思ったのですが、急遽気が変わり、その前の列車13:17発に乗って(これもいわき行きですが)、あえて途中の小野新町駅で下車、その何にもなさそうな駅で2時間程徘徊してから、後続の列車でいわき駅へ向かうプランを立てました。

 つことで、郡山滞在時間は約40分、どうせ市内観光する時間もないし、アニメイト郡山に行く時間もない(笑)、ので、一見さんの18キッパーの方もあまり行ったことがないであろう郡山東口へ行く事に。ついでにIngressのポータルもあったしw。

 しかし、郡山駅の東口って遠いなw。まずは広い貨物ヤードを横切る連絡橋を渡り、そこから今度は貨物ヤードを縦に抜けるための連絡路を通ります。結局出口まで10分位歩いたんじゃないだろうか。そこでIngressのポータルハックして、適当に記念撮影して、すぐに磐越東線ホームに戻ります。

 ホームに戻ると、既に13:17発いわき行きが入線していました。慌てて席を確保!します。

● デレ期という単語を調べたら

 さて、いよいよ磐越東線の旅に出発!
 今更ですが、磐越東線とは福島県の郡山から、浜通りと呼ばれる地域を結ぶ列車。今ではすっかりローカル線化してしまいましたが、かつては急行列車も走っていた福島県の基幹路線。常磐線と東北本線を結び、林業や鉱山で賑わっていた沿線を結ぶ大切な足でした。
 そのような貨物路線を見越して建設されたせいか、ローカル線の割にはとても線形が良く、手持ちのGPSで計測した結果、90km/h以上という本線並みのスピードを出していた区間もありました。

 実際この路線に乗車してみると、確かに駅を結ぶ途中では、急坂やカーブがある区間もありますが、小野新町までは比較的標高差のない、川で出来た平野部に線路を設営した感じで、沿線も比較的住宅地が多く、事前に想像していた程ローカル色はありませんでした。また、大越駅辺りまでは学生や買い物客のような人も比較的乗車しています。

● ハンカチを楽しんでるのよ

 さて、そんなこんなで14:09には小野新町に到着。ここから16:00にでるいわき行きまで、2時間近くのフリータイムがあります。

 この小野新町ですが、実は以前クルマでは通ったことがありました。山間に開けた地方都市…というか街でいい雰囲気だなと思いながらメインストリートを通り抜けていった記憶があるのですが、今日は歩きなので、市内のヨークベニマルとか寄りながら(笑)ノンビリ散歩です。

 街のメインストリートは県道の65号線41号線に別れています。日曜日のせいかクルマ通りも少なく、古い街並み…とまでは言えない、ネオクラシックな街並みを存分に堪能できました。事前に地図を見る前は、あまり大きな街ではないので、2時間は時間持てあますかな?と思ったのですが、結果としてギリギリまで街の至る所を歩き回ってます。他の写真はこちらのフォトセットをどうぞ。

 しかし、こういう以前は活気があったであろう街並みを見ると、何というか色々なことを考えさせられます。そして、観光地化された古い家などと違い、以前人がちゃんと生活していた地方の小さな街の風景や足跡を見るのは、今の時代が最後なのではないかとすら思います。
 かなりドライな言い方になりますが、私が思うに、このような地方都市が再び活気を取り戻すことはありません。日本全国で様々な町おこし、村おこしイベントをやっていますが、成功例といわれるケースの殆どは、結局イベントや観光地化することで人が集まっているだけで、かつてのように人が暮らし、そこで買い物をし、結婚し子供を産んで死んで行く…というサイクルが戻ってきたケースはおそらく無いのではないでしょうか。
 現在、このような地方都市、地方の村に残るこのような中心街は、おそらくあと10年すると、あっという間に消えて行くと思います。この小野新町でも、既に目抜き通りに面した場所での空き地がいくつか見られるようになっています。ここもあと10年後には、空き地がもっと増え、商店の足跡が消え、商店の代わりに普通の民家が建ち並ぶ普通の住宅地に変わるでしょう。地方繁華街の足跡を見ることができるのは、今の時代が最後です。
 ちょっと堅い話になりましたが、私はそのような風景をなるべく沢山見ておきたいと思って、色々な所に出かけています。

 さて、そんな真面目な話はここまでで(笑)、小野新町でびっくりしたのは街中に突如リカちゃんキャッスルなる施設があったこと。つか、遠目から見るとラブホテルかと思ってましたよ。なんでこんなところ(失礼)にあるんだろう。この辺りは、なにかリカちゃんにゆかった地域なのでしょうか。

 その後も街の狭い範囲をぐるぐる歩き回り、ついでにリカちゃんキャッスル近くにあったミニストップのイートインでペヤングを食べて、再び小野新町へ。時間はいわき行き列車出発の10分前になっていました。

● わかってる?…わかってる

 さて、16:00発のいわき行き列車ですが、今度の車内はどうもテツっぽい人達が多い雰囲気。確かにこの列車は、磐越東線乗りつぶしで東京に戻るための最終列車なので、狙ってる人も多いのかな。ま、席は確保できたので、普通に窓際進行方向のボックス席で車窓を楽しみます。

 ここから先の磐越東線は、郡山側の風景と一変し、夏井川渓谷沿いを走る急峻な山岳路線になります。そして小川郷駅に達する辺りで平野部まで下り、そこから先は浜通りらしい田園地帯を走ります。そしていわき駅には16:42到着。

 いわき駅からは、16:54発水戸行き普通列車に乗車。水戸手前の勝田駅で、上野行き普通列車に乗り換えて、北千住到着は20:52。これで2014年春の青春18きっぷは終了です。

RICOH GR



▼2014年05月01日

横須賀軍港艦これ猿島ツアーなのです!

 2013年、日本は戦車道に席巻されましたが、今年は海軍があつい!とのことで昨今の自衛隊ブームと艦これブームで賑わいを見せているとの噂の横須賀市に出かけてきました。

 いえいえ、今回は単に横須賀まで出かけてきた訳ではありません!あの「YOKOSUKA軍港めぐり」ツアーに出かけてきたんですよ。
 日本の国土を守るイージス艦や、世界最強と言われる非原子力の潜水艦群、そして現代に護衛艦として生まれ変わった「」ちゃんや「」ちゃんに出会えるでしょうか?もう楽しみっす!!

 まずは今回参加するYOKOSUKA軍港めぐりツアーですが、まずは予約が必要。当日もフリー枠もあるそうなのですが、今回は大人5人と子供1人という割と大所帯だったので、事前予約を行う事にします。
 Webサイトから予約が可能なので便利ではあるのですが、予約状況を見てみると、週末は大体2ヶ月先位まで完売になっています。私達も2月に予約を行い、ようやく本日(出かけた日は4月5日でした)予約を取れたという感じ。しかも13時からという、他の観光をするにもちょっと中途半端な時間になってしまいました。ま、仕方ないけどね。当日は晴れてくれたから、それだけは本当に良かったけど。

● 装備換装を急いで!

 とは言いつつ、それだけでは済まないのが、最近登山に出かけていない我ら「へなちょこ登山部」のメンバー。
 前日にGoogle+で「頑張れば猿島いけるんじゃね?」「結構早起きしないと」「でもIngressのポータルが猿島にあるぞ」「ま、行けたら行くか…」みたいな会話が交わされた後、見事に当日船が出る09:30前、猿島行きフェリー乗り場の三笠桟橋に全員集合w。この結束力は何なんでしょうね。

 つことで、出航前に記念館となっている三笠の周囲を軽く見て回り、その後はメンバー4人で猿島へ出かけることにしました。

 猿島へは、三笠の脇にある桟橋からフェリーに乗り、およそ10分程度。料金は往復で大人1,300円ですね。短い船旅ではありますが、当日は天気も良くてとても気持ちよかったです。

● っぽい?

 猿島とは、今では数少なくなった東京湾内の自然島になります。陸地から近いせいか、小さいながらも、縄文・弥生時代の土器や、日蓮上人に関する伝説が残る島です。
 また、第二次世界大戦前には、首都防衛拠点として要塞化され、軍事関連にまつわる遺跡も数多く残っています。島内は、桟橋がある付近の砂浜をのぞき、基本的には岩場と森林になっており、その鬱蒼とした景色は、少し南国も感じさせる雰囲気。島内を歩き回るには、レンガ摘みで切り開かれた歩道が整備されていて、それもまた異国情緒を感じさせます。
 この猿島は古のヲタ的にも有名な島らしく、なんでも仮面ライダーの悪役、初代ショッカーのアジトが置かれていたとのこと。そのアジトの跡は、島で一番高い場所に整備された広場にありますが、建物に登るのは禁止されていました。
 他、私は見なかったのですが、当日はコスプレイヤーが撮影会を行っていたそうで、こういったイベントも猿島で良く開催されるようです。みたかった(笑)

 さて、猿島を一回りしてショッカーのアジトがある広場で休んでいると、もう1人のメンバーであるふじむらさんと合流。今回は可愛い娘さんと一緒に参加です。しかし…素直にかわいくお父さん好きに育てやがって…許せん!w。

● オレをこんなに強化しちゃって大丈夫か

 さて、猿島観光も終わり、猿島11:45発のフェリーに乗って三笠桟橋へ戻ります。その後、にしだやさん達とふじむらさん親子はシトロエンに乗って、軍港ツアーの汐入埠頭へ。私といのうえさんは横須賀の街をIngressを嗜みながら歩いて汐入埠頭へ向かいます。

 汐入埠頭からは、海上自衛隊のおやしお型潜水艦と、米国のイージス艦が停泊しているのがよく見えますね。後で聞いた話ですが、世界の軍港でこのように異なる国の海軍が同居している港は、ここ横須賀しか存在しないそうです。
 さて、軍港めぐりの船は13:00に埠頭を出発!約45分間の船旅が始まります。

深海ジョーズがあがったヨー!

 はじめに見えた船は、手前が海上自衛隊のおやしお型潜水艦。海上自衛隊として、葉巻型の単殻構造を初めて採用した艦です。船体横に見える格子模様は、最近の潜水艦で流行している吸音タイルです。
 その後に2隻並んでいるのが、イージスシステムを搭載した米海軍のアレイパーク級二隻です。アレイパーク級は初代イージス艦であるタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦に続く2代目のイージス艦となり、やや小型化されています。
 手前の63番がステザム。奥の62番がフィッツジェラルドです。

● もっと頼っていいのよ

 そして、反対側の海上自衛隊バースを見ると、いましたいました!艦番号107むらさめ型護衛艦の「いかずちよ!かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわね!」ちゃんです。基準排水量4,550トン、全長151mを誇ります。
 むらさめ型の護衛艦は、海自として初めてステルス性を持つ船体を採用し、様々な電子装備を積極的に備えた、非イージス艦では主力とも言える船。艦これ的に仲の良い「でん」ちゃんの方は、呉基地に所属しているそうなので、横須賀にはあまり現れないかもしれませんね。

● あら?あらあら…

 全ての船を逐一紹介する訳にもいかないので、代表的な船に絞って紹介します。次は世界最強のイージス艦といわれる、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦のシャイロー。もちろんイージスシステム付き。

 グノタの方はとっくに判っていらっしゃると思いますが、イージス艦とは船の種類を表す言葉ではなく、船内にイージスシステムを装備した船のことを言います。イージスシステムとは、大型のフェイズドアレイレーダーと、それらを制御する高度な戦闘システムからなり、その防空能力、射撃統制能力は、従来の艦船とは一線を課す強力なものです。
 詳しい解説は省きますが、アメリカはそのイージス艦を、現在世界中で84隻就役させていて、その次にイージス艦を保有する軍である日本の海上自衛隊6隻(8隻に増強が決定)を大幅に上回る数を運用しています。その性能は、当日の船員さんのアナウンスで聞いたのですが、横須賀にいながら兵庫県の明石までの範囲にある200以上の目標を探知し、脅威別に分類、そして優先度を付けて迎撃までのシークエンスが全て自動に行えてしまうそうです。
 そしてイージス艦の見分け方は、船体構造物のどこかに、多角形の板が装着されているかを確認すれば良いとのこと。その板がフェイズドアレイレーダーの開口部となります。

20発撃っていいですか?

 つことで本日の目玉でしょうかね。ニミッツ級航空母艦の6番艦、ジョージ・ワシントンです。実物を見ると、なんというか、大きすぎてその大きさが伝わらないという、ちょっと遠近感がおかしくなったんじゃないかと思うくらいのデカさです。
 その全長は333m。東京タワーと同じと言われてもサッパリ分かりませんが、とにかく大きいです。その船内には5,000人以上のクルーが乗船していて、この船が横須賀にいるかいないかで、横須賀繁華街の経済を左右する…なぁんて話。

 このジョージ・ワシントンは横須賀を母港としており、アメリカの原子力空母でアメリカ国外に母港を持つ船は、本艦しかないそうです。
 その理由のひとつに、横須賀には世界でもあまり数がない原子力空母の入渠が可能なドライドッグである横須賀海軍施設ドックがあり、そこで原子力空母の完全修理が出来るという理由もあります。その中で最大の大きさを誇る6号ドッグは、かつて世界最大の空母でであった信濃が建設されたドッグでもあり、なんというか歴史を感じますね。

● こんなのかすり傷なんだけど

 さて、こちらはちょっと変わって軍以外の施設も。
 このオレンジ色のクレーンは、住友重工横須賀造船所のドックです。これもまた大きすぎてスケール感がサッパリ分からないのですが、クレーンに書いてある「よこすか」の文字は、それだけで高さが5mあるそうですよ。ここでは、タンカーなどの大型船が建造されているみたいです。

● 魚雷の補給は大事!

 こちらは、やえやま型掃海艦の3番館はちじょう。船体に細かいラインが入っているのが見えると思いますが、こちらの船はなんと木造船。アメリカ海軍のアヴェンジャー級に次ぐ世界最大級の木造船となります。
 なぜ現代の海上自衛隊に木造船があるのかというと、掃海艦は海に敷設された機雷を除去するのが目的。そのなかの磁気反応型機雷を避けるため、あえて金属製ではなく、木造の船体を採用しています。
 もっとも、木造の掃海艦は世界的にも珍しく、日本とアメリカ以外の先進国海軍では、FRPの船体に置き換わっているんじゃないですかね。木造、FRP、どちらにもメリットとデメリットはありますが、とりあえず日本では国内に木造の船体を作れる職人さんがもう数少ないそうで、えのしま型を含め、次期掃海艦はFRP船体に全て置き換わるようです。

● 千代田はちゃんと寝てるかしら

 こちらは潜水艦救難母艦のちよだ。名前の通り、潜水艦を救助するための船です。

 潜水艦というのは、私達が想像している以上に不安定で危険な船です。そもそも一般の船と違い、箱形になっていないため、物理的には水に浮かない形です。その船体内のすき間に圧縮空気を注入して浮力を得ている訳で、当然それらの装備が故障してしまった場合は、そのまま海に沈んでしまいます。もちろん旧日本海軍でも、潜水艦の事故は沢山起こしています。で、この件については、当日船員さんのアナウンスをどうぞ。

 「日本の潜水艦はとても優秀で、潜っても必ず浮き上がってきます。しかし、外国の潜水艦は、時々浮き上がってこない艦がいたりします。この艦はそんな潜水艦を引き上げる設備を持っています。そのため、よく、海外からの要請で潜水艦を救助するお仕事に派遣されます。」

 だそうです。ちなみに海上自衛隊の潜水艦はいままで沈没事故を起こしておりません。これはやはり、旧日本海軍からの潜水艦運用実績の賜物でしょう。なので、嬉しい事ですが、このちよだが日本の潜水艦を救助した経験はまだないようです。

● こうやって何もない平和な時間も、とっても好きなのです

 そして裏手を見てみれば、その優秀な日本の潜水艦の終わりの姿です。こちらはゆうしお型潜水艦の5番艦「さちしお」。この綺麗な涙滴型のフォルムは、アメリカのアルバコア級から連なるフォルム。海中での運動性を最大限に追求した船体形なのですが、大きな艦内容積を取りにくいこと、船体構造がどうしても複殻式となり、更に容積が確保しにくいことなどもあり、その次のおやしお型からは、葉巻型の単殻式の船体に変更されました。
 しかし、今見てもやはりこの涙滴型(ティアドロップともいう)の船体は、潜水艦の原点ですね。とても美しいと思います。

 このさちしおは、港内のこの場所に係留されていて、後に解体処分とされるそうです。それまでの間、この軍港ツアーでは、去りゆくこの鉄のくじらの周囲を一回りしてくれます。自慢の黒い船体は海鳥の糞で白くなっていて、一抹の寂しさを感じますね。
 海上自衛隊の潜水艦は、毎年一隻ずつ新型艦が就役して、さらに総数16隻(+練習潜水艦2隻)と上限が決まっていますので、基本的に毎年1隻ずつ退役していきます。このさちしおの場合は、1989年就役で2006年除籍なので、およそ17年。潜水艦は水上艦船より寿命が大幅に短いことを考えても、世界的にはこんなに艦齢の若い船を除籍させるようなもったいないことはしません。しかし、こうやって絶えず潜水艦を作り続けることで、日本の潜水艦は非原子力ながらも、世界でトップクラスの性能を持つようになりました。
 今後は法律も改正されるようですし、時間はかかるでしょうが、古い日本の潜水艦が海外に輸出されることがあるかもしれませんね。

● ちょっといいとこ見せたげる

 最後は艦番号155、あさぎり型護衛艦5番館のはまぎり。そして奥は艦番号見えませんが、むらさめ型護衛艦ネームシップの101番むらさめ
 ここは出発時も通ったのですが、往路は反対側のアメリカ軍艦を見ていたので、あまりちゃんと見ていませんでした。ということで、特に詳細情報はなし(笑)

 そんなこんなで、楽しかった45分間はあっという間に終了。他にも色々艦が停泊していたのですが、数がありすぎて覚えきれません。
 また当然ながら、そのときにより停泊している艦船も全然違いますので、またいつか機会を見て出かけてみたいと思いました。

 最後に、船員さんのアナウンスを。

 「さてみなさん、もう一度よく左右を見て下さい。左側にはアメリカ海軍の艦船、そして右側には海上自衛隊の艦船が停泊しています。この風景、実は世界でもここしかありません。異なる海軍が同じを港を使っているのは、世界でも横須賀基地だけです!他ではこんな風景絶対に見られません。」

 そうです、私達が今まで見てきた船は、国同士で闘うための船なのです。それなのに、この横須賀では複数の国の海軍が同じ場所で生活しています。
 日米同盟については昨今、様々な意見が言われますが、この横須賀の基地を見る限り、日米の関係は安泰だなと思いました。

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↑乗船後は隣のショッパーズプラザ横須賀で昼食。
人生初のステーキけんでした。
RICOH GR/OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5 + Zuiko Digital ED50-200mm F2.8-3.5

▼2014年04月30日

さようなら高岡市

 前回の続きです。
 朝目が覚めると、高岡市は雨の中。今日はTOKIOに帰ります。朝5時過ぎに起床して、シャワーを浴びて支度をして、06:30頃にホテルを後にします。

 ホテルの朝食時間には間に合いませんでしたので、駅前の立ち食い蕎麦屋さんで朝食を。実はこの今庄というお蕎麦屋さんには入ってみたかったんですよね。創業は大正4年の名門!なんでも高岡市民の人達にとっては永遠のソウルフードらしいと聞いてたので(笑)
 高岡駅周辺だと、前日にオープンしているクルン高岡2Fの他、南口のロータリー脇に店舗があります。南口の店舗は朝06:00からオープンしているので、早起きな人でも助かりますね。

● あこがれの今庄できつねそば食べました

 この今庄、蕎麦とうどんのちゃんぽんが名物らしいのですが、私はチキンなのでオーソドックスにきつねそばを注文。値段は270円だったかな?
 立ち食い蕎麦屋さんに分類されるようですが、店内はちゃんとテーブルと椅子が用意されており、ゆったりと食事が出来る雰囲気。食券を渡して待つこと数分、きましたよきましたよきつねそば。
 そばは適度なコシがあって食感が気持ちよく、つゆは関東風と関西風の中間くらいですかね。関東程黒くなくて、関西程薄くもない。味も出汁がきいていてまいうー。そばの完食はもちろん、しるも全て飲み干してしまいましたよ。

 しかし、美味しいえきそばがある駅っていいよね。それだけで心が豊かになれる気がしますが、大げさ?(笑)

 さて、おなかもふくれたし、高岡駅構内へ。
 新しくなったばかりの高岡駅構内には、でっかく「あみたん娘」のカノンセシルでっかい垂れ幕がかかっており、ここはアニメイト高岡店かよ!と心の中で軽く突っ込みを入れながら、18きっぷを使いホームへ入場します。

● 西高岡駅を攻撃して糸魚川へ

 東京へ戻るのだから、そのまま富山方面に…と思うあなたは甘いw。まずは金沢方面の列車に乗り、隣の西高岡駅まで。なんでこんな駅に来るのかというと、Ingressであちこちにリンク貼ってるエンライテンドのポータルを見つけたので潰しておこうと思ってw。

 雨の西高岡駅に降り立って、1人ホームでNW-ZX1をタップする状況は怪しさ満点ですが(笑)、ま、それはいいとして、無事ポータルを奪還した後、07:27の黒部駅行き普通列車に乗り込みます。お、ちょうど北陸本線名物のギョロ目たんこと、457系の登場です。これは嬉しい。
 JRの普通列車って、今では基本的に古い車両の方がシートの座り心地がいいんですよね。音や振動はちょっとうるさいけどね。車内の乗客数は日曜の朝という事もありガラガラでした。

 ボックスシートでノンビリしながら、となりの高岡駅をスルーして、そのまま列車は雨の北陸本線を東進。大体20分程度で富山駅に到着。列車はその先黒部駅まで向かいますが、わぁはここで下車して、08:25発の普通列車糸魚川行きに乗り換えます。車両は先程と同じく475系電車。ただ、今回は真っ青に塗られていますね。これもいい感じ。車内は学生が多く、ちょうどボックスシートがひと組ずつ埋まる程度の乗車率でしたが、数駅でガラガラになりました。

● 崩れの大糸線にのりますよ

 さて、大体1時間強、普通列車は日本海沿いを進み、糸魚川駅へ到着。先程まで降っていた雨もこちらでは上がっています。ここから大糸線で松本方面へ向かうのですが、ちょっと接続が悪いんですよね、次の列車が到着するまで65分の時間があります。
 せっかくなので、Ingressやりながら糸魚川駅付近を散歩。その後駅の売店でおむすびとお茶を買い、4番線で大糸線車両の到着を待ちます。

 この大糸線、特に糸魚川駅と南小谷駅の間は、非常に線形が悪く、更に台風などが到来する度に山が崩れて運休を繰り返している、日本でも屈指の鉄道難所路線。そのせいか、運転本数も1日7往復しかありません。また1995年の集中豪雨では、路線の大部分が水害で流され、数年にわたり大糸線は普通になった事もありました。
 ちなみにその水害後の夏、私はこの地方を自転車で訪れた事があるのですが、そりゃすごかったというか「こんなの復旧させること出来るの?」みたいな惨状でしたよ。

 そんな事を思いながら、駅のベンチで15分程度待っていると、ようやく列車が到着。前回の2009年に訪れた時は、懐かしの国鉄色したキハ52形だったのですが、今ではキハ120形に刷新!運転本数が少ないせいか、降りてくる乗客は結構多かったです。

 で、ちょっとイヤな気分になったのは、駅員が全ての乗客が降りるまで車両後方で待っているように合図していたにもかかわらず、いかにも鉄オタみたいなおじさん(50〜60歳前後?)が、それを振り切ってまだ乗客が降りきっていない車両へ強引に突入したこと。ま、良い席確保したいのは判るんだけど、いい歳して何やってるんだろうなぁ〜、みっともないったらありゃしない。もちろん、私をはじめ、他の乗客達は全て駅員さんの指示に従っていました。

 さて、10:48に列車は糸魚川駅を出発!糸魚川駅までは1時間程度の乗車となります。車内はかなり混雑していて、シート占有率は100%、立っているお客様も大勢いました。だったらもう少し増発すればと思うのですが、18きっぷシーズン以外はこんな事もないんでしょうね。
 私が座っていたボックスシートには、お父さんと息子2人組のグループが乗り込んできて、車内で駅弁を食べていました。うまそう(笑)

 糸魚川線の車窓は、私のような崩らー(崩れを愛する人)にとってもタマラン景色。この姫川沿いのルートは土砂災害の定点観測地みたいなもので、日本三大崩れの1つで20世紀国内最大の山岳崩壊とも言われた稗田山崩れ等もあり、もう至る所で山崩れを起こしております。大自然のパワーをマジマジと感じますね。
 ただ、車内は暖房が効きすぎのせいか、再び雨が降ってきたせいか、人が多いせいなのか判りませんけど、窓がどんどん曇ってきていて、あまり車窓を楽しめなかったのが残念。ま、これは仕方ないですけどね。

● E127系車内では昔おねてぃのコスプレ集団見ました

 途中あまり降りる人もなく、列車は南小谷駅へ到着。ここからはJR西日本ではなく、JR東日本管轄の路線となります。既に2番線に待機している松本行き12:03分に向けてテツ達が一世にダッシュ!私もダッシュはしませんでしたが早歩きでクロスシート窓際席を確保。向かいにはおばあちゃんが1人座りましたが、彼女も18キッパーみたいでした。
 ここからは電車となり、車両はE127系となります。車内はクロスシートとロングシートのハイブリットレイアウト。南小谷出発時で、シート占有率は7割程度となりました。

 ここから松本駅までは、地味に長い137分乗車。外が晴れていて景色が良ければまだ救いもあるのですが、雨で湿気が多いせいか、窓は相変わらず曇ってしまい、更に何故か判らないのですが、車内が異様に寒い。暖房入ってないのかしら?
 また、途中から車内はちょっとしたラッシュ並みの混雑ぶりとなり、寒いし外は見えないし車内は混んでいるしの三重苦をひたすら耐えて松本駅に到着しました。前回は晴れていたせいかとても快適な列車旅だった気もするのですが…。

 松本駅に到着後、たまらずあたたかい缶コーヒーを買い、既に入線していた14:26発遠山行き115系車両に乗り換え。こちらは暖房が効いていてホッとします。今度は小淵沢駅まで78分間の乗車。隣のボックス席には地元JCとおぼしきジャージ姿の女の子達が座っており、楽しそうに会話していたのがローカル線っぽい感じ。車内はその他だと、大体シート占有率3割程度の乗車率ですかね。

 塩尻峠を越えて諏訪市内に入ると、曇り空ですが雨も上がります。その先茅野駅で15分程度の特急列車待ちをした頃には、雲も切れてきました。

● ホリデー快速ビューやまなしに初乗車します

 さて、その先の小淵沢駅で私は下車。ここからは本日のハイライト!ホリデー快速ビューやまなしに乗り換えて新宿駅まで一直線デース!!そして更に私はあらかじめ指定券を買っておきましたので、2F席でゆったりのんびり新宿駅まで戻ることができます。
 え、18きっぷで指定席券使えるの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらの列車はあくまでも「快速列車」なので、大丈夫です。ただ、グリーン制定席は18きっぷでは乗車できませんのでご注意下さい。

 小淵沢駅で待つこと30分程度、やってきました215系電車。私は普通車指定席の2Fに席を取っていますので、6号車の2Fに上がります。シートはBox式のクロスシート、ただ、一般的な普通列車よりも少し未来的インテリア。観光列車の割に荷物を置くスペースが少ないのが気になりますが、席は北側A席の窓側進行方向。空もすっかり晴れて、新宿まで絶好の車窓風景を楽しめそう。これで指定席券が510円ですから買わない手はありません。

 普段は観光客で混む列車らしいのですが、当日は雨だったせいか車内はガラガラ。
 そのせいもあり、ついシートに足を投げ出してくつろいでいたら、次の韮崎駅で、若い女性が乗車してきましたので、慌てて足を引っ込めます(笑)。どうやら私の向かい席のシートを取っていたようなのですが、車内はガラガラだったので、何故か荷物だけ通路側の席において、隣のBoxに移動。途中車掌さんに席変更できるか聞いていたようですが、ホリデー快速は席変更は不可能だとのこと。ま、考えてみれはこの日は例外的にガラガラだったけど、普段は席が全て埋まるみたいですからね。途中でお客さんが乗車してくるか判らないし、仕方ないかも。ただ「他のお客さんが来るまでは別の席に座っていて良いですよ」と言われていました。また、私の前の方の席でも、同じく家族連れで座っていた席の向かいにカップルがきたようで、席変更は出来ないかと言われていましたが、断られていましたね。

 列車は雨上がりの甲府盆地の絶景の中を進みます。途中塩山付近では、今年の豪雪でビニルハウスが潰れている状態を沢山見ました。早く復旧すると良いのですが。

 その後、相模湖駅付近で日も落ちて、八王子を越える頃はすっかり辺りも夜景色。ただ、普段乗り慣れた中央線を2階席から眺められるのは新鮮な感じ。途中武蔵境駅前ロイホの店内がよく見えたのが面白かったです。

 新宿駅に到着したのは、18:55。ここからは家までは1時間強ですね。お疲れさまでした。

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↑東小金井(だったかな?)で中央線快速をパス
2階席なので更に優越感w
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▼2014年04月28日

高岡市内で万葉線のったり城端線のったり

 前回からの続きですです。
 さて、高岡駅に無事到着しました。しかし何というか、予想外の人混みです、一体何の騒ぎなんでしょうか…と思いましたら、本日(出かけているのは3月29日)はちょうどクルン高岡という駅商業施設のオープン日だったらしいです。いや、もちろん事前に調べてオープン日だというのは知っていたのですが、にしても想像よりずっと人が多くてビビりました。

 駅前のコンコースでは富山のご当地アイドルピエノロッシのライブや、高岡市の観光親善大使である「あみたん娘」のコスプレイベントなどが行われていたみたいですが、それらを横に見ながら、私は1Fの万葉線ホームへ急ぎます。

● ドラえもんトラムだよ!

 クルン高岡1Fは、そのまま万葉線の高岡駅ホームとなっています。以前は駅前ターミナルにあった万葉線ホームが、駅ビル改装と共に、JR高岡駅の構内に移転されています。
 当日はそれを記念して、1番線と2番線のホームには、ドラえもんトラムが展示されていました。
 何故万葉線でドラえもんトラムなのか…といいますと、実はこの高岡市は、藤子不二雄氏の故郷でもあるからです。他にも高岡市内には、藤子不二雄氏にまつわる観光施設がいくつか点在しています。

 さて、今日の目的は万葉線に乗ること。1番2番線はドラえもんトラムに占拠されていますので、3番線から万葉線に乗り込みます。ちょうど一度乗ってみたいと思っていたMLRV1000系電車、通称「アイトラム」がやってきました。

● MLRV1000系アイトラムだよ!

 万葉線は乗車時に整理券を受け取る後払い方式。私は1日券を購入しようと思っていますので、降りるときに乗務員の方に申し出て受け取ることになります。今はドラえもんトラム運行記念として、写真のようなカワイイ形で売られています。お値段は800円。他、途中にある海王丸パークの入場券とセットになった、1,000円の券もあるようです。
 当日は高岡駅でのイベントがあったせいか、結構な混雑ぶり。私は前の方で座れたのですが、お年を召した方や家族連れも多く乗車してきたので、席を立って運転席後ろで立って風景を眺めていました。
 ちなみに、アイトラムからの運転台風景は、こちらのUSTREAMでライブカメラが公開されていますので、万葉線に興味がある方は是非どうぞ。

 富山のLRTに乗ったときも思ったのですが、乗降がが圧倒的に楽で、更に床の位置が路面と近い位置にあるため乗り心地も良いです。道路を歩いているのと同じような高さで、隣の自動車と同じ場所を移動しているのは不思議な感じ。

● 鉄橋渡るよ!

 しかし、この「トラム」の乗車感覚は面白いですよね。そして万葉線は富山のポートラムと違い、途中高架や、庄内川を渡る鉄橋などがあり、特に路面電車で渡る鉄橋というのは、独特の感覚があります(ちょっと怖いとも言える)

 終点の越ノ潟停留場まではおおよそ40分前後でしょうか。乗客も途中の能町口停留場あたりまでは結構乗っていましたが、知らない間に2〜3組まで減っていました。

 そして万葉線は終点、越ノ潟停留場に到着。そこで下車時に1日乗車券を従業員の方から購入します。そこからは富山県営渡船、通称越ノ潟フェリーに乗船。この渡し船も一度乗ってみたかったんですよね。
 以前は途中の中伏木停車場近くにも渡し船があったのですが、残念ながらこちらは2009年で廃止されてしまいました。

● 渡し船乗るよ!

 おおよそ15分位待って船が到着。乗客は私と一緒にトラムから降りてきた3組の家族連れと、地元民らしき女の子2人組が自転車と共に乗船します。ちなみに渡し船の料金は無料ですが、ま、主には観光客向けですね。
 渡し船航路のすぐ横には、新湊大橋という大きな橋が架かっていますので、地元の方はそちらを利用するようです。

 渡し船は伏木富山港(富山新港)を横切り、およそ10分程度で反対側の堀岡に到着します。このあたりの街並みは、古くからの港町という感じでとても雰囲気が良いです。
 ちなみにこちらの街から富山駅までは、かつて富山地方鉄道射水線が通じていました。というか、私が乗ってきた万葉線もかつての射水線の一部なんですけどね。こちらの路線は富山新港を建設にあたり分断され、廃止されました。もっとも廃止になったのは昭和55年といいますから、結構昔の話ではありますが。

● 新湊大橋渡るよ!

 さて、帰り道は新湊大橋を歩いて渡ることにします。堀岡の船着き場からは歩いて5分程度?クラシカルな街中に突如現れた超近代的建築物のスタイルとその大きさから、なにやらスケール感がおかしくなった感じ。

 橋のたもとにあるエレベータに乗り、ぐんぐんと高度を上げていきます。このエレベータは一部、外の風景が眺められるようになっていて、とても景色が良いです。
 そして、「あいの風プロムナード」と呼ばれるフロアに到着。こちらは上を走る自動車道の下の階層にあたり、歩道はその自動車道の下に設置されています。これだと雨が降っても濡れないし、道も広々として良いかもしれませんね。また、この道は自転車も利用可能ですが、乗車は出来ません。押していくようにしましょう。

 橋の上からは、今渡ってきた富山新港の景色や、射水市の街並みが見えます。そして、残念ながら当日はあまり視界が開けていなかったのですが、立山連峰の山々も眺めることが出来るそうです。また、北西側には海王丸パークに係留されている初代海王丸も見ることができます。
 ノンビリとあるくと大体10〜15分位でしょうか。越ノ潟側に到着して今度は下りエレベータ。出口は海王丸パークの一角になっています。

● テンプりん号乗るよ!

 さて、ここからはまた高岡市街へ戻ります。先程の越ノ潟停車場までは歩いて3分程度。復路は、テンプスタッフのキャラ「テンプりん」が描かれたデ7070型車両がお出迎え。なんでもこの車両、1967年製造らしいので既に45年以上経過しているクラシック車両です。窓枠などを確認すると、かなりくたびれてきた感じもありますが、シートの座り心地はいいですね。

 暫くすると、子連れの女性と若い男の子が乗り込んできて、列車は出発。先程のアイトラムと違い、デ7070型は、力行惰行の切換がよりハッキリしていて、更に車両の速度コントロールも難しそうです。そういえばすれ違うアイトラムには、若い男性や女性の運転手が多い中、7070型の運転手は、お年を召したベテランっぽい運転手が多い気がします。気のせいでしょうか?

● 高岡市街歩くよ!

 さて、帰り道は少し高岡市街を歩いてみようと思っていましたので、繁華街入り口である坂下町停留所で下車します。ここで降りて南へ真っ直ぐ歩くと、どうやら高岡大仏に通じるらしいのですが、わぁはそういった一般的な観光地よりも、街並みそのものに興味がある困った性質です。

 散策の途中で宮村書店というスゲー外見の本屋さんを見つけたのですが、チキンな私はちょっと入る勇気はなく、その先にある高岡大和(ダイワ)へ向かいました。ま、店内で特に何をしたという訳でもないのですが、百貨店好きの私としては、こういう雰囲気を眺めているだけでも楽しいのです。以前富山に行ったときも大和には入ったしね。
 7Fのレストランフロアから一番下の食品フロアまで一通り眺めて、ついでに夜のお供のミモレットを一切れ買って店を後にします。

 大和から外に出ると、あたりは暗くなり始めています。そろそろ駅に戻るかな?と思ってそこから高岡駅まで歩こうかと考えたのですが、何となく反対方向に歩いて片原町交差点を右折して、片原町停留場に向かいます。
 しかしこの停留場…いった何処で待っていればいいんだ?と思いながらも、停留所に人がいないと電車も素通りしてしまうので、仕方なく道路のど真ん中で高岡駅行きを待ちます。待つこと5分程度、デ7070型のコカコーラ電車がやってきましたのですかさず乗車。そこから高岡駅まで戻りました。

 高岡駅では、クルン高岡と同じくオープンした地下商店街を見学したり、そのまま市街地まで戻ってあの藤子不二雄氏も利用していたという文苑道書店駅前店をのぞいたりしてました。そんな感じで時間を潰していたら時刻はもう18:00を過ぎています。さて、最後の仕事に向かいましょう。

● 城端線にのるよ!

 本日最後の仕事はあの城端線に乗ることです。こんな機会でもなければ一生乗ることがない路線でしょうからね。ただ、時間の都合もあり本日は高岡駅18:40発の列車で途中の「油田駅」まで行き、そこで油田駅19:05発の高岡行きに乗って折り返してきます。ま、城端線乗ったという既成事実が欲しいだけですw。

 城端線はこれまた何というかアレな感じの路線として近頃はマニアに有名。その中でももっともアレ度が高いという「あみたん娘」の車両が入線していましたのでそちらに乗車。こちら、外のラッピングは前のエントリでも紹介したとおり、アニメな感じの美少女が車両側面にででんと描かれているのですが、更に車内は2人の幼女イラストで装飾されているとか、高岡市はいったいどちらに向かっているのでしょうかw。いや、私的にはこういうの好きなので問題ないんですけどね。

● 油田駅で引き返すよ!

 油田がある訳じゃないのに油田駅までは15分程度で到着。一度駅を出て辺りを歩いて、再びホームに戻って暫く待つと、時刻通りに高岡行きの列車が到着。往路の車両はキハ47系、帰りはハットリ君列車だったので、キハ40系になるのかな。車両についてはこちらのサイトが詳しいです。つことで、とりあえず城端線には乗りました(笑)

 高岡駅に戻り、クルン高岡内のセブンイレブンで、泡のワインと、軽くおつまみ、主食にペヤングを購入してホテルに向かいます。西日本と違い、東日本のコンビニはちゃんとペヤング常備しているのが頼もしい(笑)
 予約したホテルは、高岡駅南口にある名門!ホテルセブンセブン高岡です。
 部屋自体は悪くなかったのですが、今時泊まり客用コンセントが1口しかないというのはちょっといただけない感じと、部屋内の空調がエアコンではなく「ヒータ+クーラー」なので、当日はヒーターしか使えず(その日は外も部屋の中も暑かった)、ちょっと不便な気がしましたが、ま、安いんだから仕方ないね。

 ペヤングと、大和で買ったミモレットとおつまみで泡のワインを流し込んで、高岡旅行一日目は終了です。翌日についてはこちらから

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↑とてもスリリングな万葉線片原町停留場。
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▼2014年04月26日

ほっとホット高岡へゆりを求めて18きっぷ旅

 ゆりゆらららら…ゆるゆり…つことで、青の18きっぷ第二弾の旅は、越中高岡への旅でございます。

 高岡市といえば、ゆるゆりの舞台となった聖地であり、ゆるゆりといえば歳納京子大坪由佳でもあり、となると重雷装艦の大井っちな訳で、すなわち北上さん(「きたがみさん」と読むのが通w)な土地柄となり、つまり、今の日本でもっともゆり色が濃い地域ではないかと言われております。

 さて、春の越中高岡で、地元特産のゆりに巡り会うことは出来ますでしょうか?

● 唐突ですが、空はどうして青いの?

 それはさておき、この富山地方ですが、18きっぷで出かけられるシーズンもそう多くはありません。何故なら2015年の春に予定されている北陸新幹線の開業に伴い、富山県内のJR線が「あいの風とやま鉄道」に経営譲渡される事が決まっているからです。そうなると、青春18きっぷでは糸魚川駅までしか行けないことになります。
 なので、以前の富山紀行に続いて、その先の高岡も潰しておかないとなと思った訳ですゆりゆらら〜。

● 準備万端バングラデシュ!

 まずは上野駅06:26発の普通列車に乗車。近郊区間なのでグリーン車が併設されていますので、迷わずグリーン券を買いグリーン車で高崎駅まで向かいます。

 高崎駅から09:47発水上駅行きの普通列車に乗り換え。この列車は結構混んでますね。乗車率は着席率換算で100%越え、ま、18きっぷシーズンだからね。グリーンとオレンジの2色が懐かしい115系で1時間近く乗車します。

 水上駅からはいよいよ清水トンネル越え。ここから先の列車は極端に本数が少なくなり、なんと1日に5往復しか列車がありません。なのでここの乗り継ぎに失敗すると、後の旅程が全て狂うことになりますので要注意となります。
 水上駅からは9:47分長岡行き列車に乗り換え。清水トンネルを抜けると、まさに川端康成の雪国のごとく、トンネルを抜けると完全に雪国になっていました。

● てんてこまいの今日明日大爆発

 さて、ここから富山方面へ向かうには、長岡を超えて宮内駅経由で北陸本線に抜けるのが、一般的18きっぱーのルートになりますが、私みたいな「大人18パー」はリッチにショートカットと洒落込みます。
 途中の越後湯沢駅で下車して、ここからは「北陸急行ほくほく線」を利用して、上越駅までショートカット!さらにさらに!今回の旅では密かに楽しみにしていた、狭軌鉄道世界最速160km/hを誇る超特急「はくたか号」に乗車するプランです。

● 今は余裕ありま温泉よ!

 越後湯沢駅についてまずは、はくたか号が入線している1番線ホームに足早に移動します。そこですかさず、10:48発金沢行きはくたか6号の自由席を確保!ちょっとズルかもしれませんけど、自由席を確保してから、改札口に向かい、自由席特急券とほくほくせんの乗車券を購入。

 何故このように素早い行動をとるかというと、越後湯沢駅でのはくたか号自由席争奪戦は、別名「はくたかダッシュ」とも呼ばれ、上越新幹線ホームから流入してくるお客さんが大変多いことで知られているからです。
 え?自由席がいやなら指定席券を買え?残念ながらはくたか6号の指定席券は、半ばプラチナチケット化しており、早目に予約しないと購入できません。現に、私がはくたかに乗車した当日も、指定席券は全て完売していた上に、自由席車両は座れなくて立っている人が大勢いました。

 でも、18きっぷを使って普通列車で越後湯沢駅に行くと、新幹線よりも少し速く到着できるので、はくたか自由席争奪戦には勝利できる可能性が高いのです。逆に言うと、新幹線経由ではくたか号に乗車する際は、指定券を買っておかないと苦労することになると思います。

 この、大人気のはくたか号ですが、残念ながら2015年春に北陸新幹線が開通すると共に、廃止が決まっています。これはもう、北越急行の社長が宣言していることですし、また、北陸新幹線開通後は、ほくほく線自体が赤字転落確実との予測を立てていますので、ひょっとすると数年後には路線そのものが廃止になる可能性もあります。残念ですが、残念だからこそ、今のうちに利用しておきたいものです。

● それなら心肺ゴム用!

 さて、無事にはくたか号の自由席を確保できた私は、山側窓際の席でリッチに直江津駅まで向かいます。ほくほく線は、途中十日町駅付近を除き、殆どがトンネル区間で、更にほぼ直線という異常なまでの線形の良さから、はくたか号最高速度160km/hの他に、普通列車でもつくばエクスプレスに迫る最高速度130km/hを誇る高速鉄道です。
 ただ、その最高速度を出す区間が主にトンネル内なので、あまり速さを実感できないのが玉にキズ。ま、それは仕方ないよね。

● 天井のシミを数えている間に終わるわ…

 バビューンと直江津駅に到着して、そこからは12:08発の富山行き普通列車に乗り換え。接続時間が30分近くあったので、一度駅を出て、Ingressを嗜んだりしたりしてw。
 駅前をふらっと回ってきて、再びホームに戻ると、既に富山行き普通列車は入線していました。ただ、乗客はとても少なくて、クロスシート進行方向窓際席を難なく確保。ちなみに、海側ではなく山側席にしました。
 おおよそ2時間の乗車中、途中泊駅まではガラガラの車内でしたが、そのあたりを過ぎるとちょっとした首都圏近郊列車並みの賑わいになってきます。黒部駅からはミニスカのお姉ちゃんが相席になりドキドキしましたが(笑)、そのまま列車は富山駅に到着します。

 富山駅からは14:13発の金沢行きの普通列車に乗り換え。223系列車の転換クロスシート車両に乗ると、またもや隣には若い女子高生風のお姉ちゃんが。実生活でもここまで女にモテモテだといいんだけどなー、と思いながら30分程度経過、列車は無事高岡駅に到着しました。

 高岡駅到着後のお話はまた次のエントリで。

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▼2014年04月25日

名古屋から東京に帰るだぎゃー

 楽しかった名古屋旅行も終わりです。帰り道も、ブルースプリングエイティーンチケッツでTOKIOに戻ります。

● 14:17新快速豊橋行き

 まずは、転換クロスシートが眩しいJR東海313系の新快速豊橋行きに乗車します。普通列車扱いですが、ふかふかシートでノンビリ出来ますので、楽ちんです。
 乗車率はおおよそ7割程度。相席にはならないかな…みたいな感じですね。

● 14:58浜松行き

 そんならくちんな313系列車ですが、豊橋手前の蒲郡駅で下車します。ここから浜松行きに乗り換えるのです。もちろん、豊橋駅まで乗車して乗り換えることも可能ですが、始発駅から乗り換えた方がちゃんと座れますので。
 車両は同じく名車!JR東海が誇る313系です。先程と同じく、ゆったりのんびりのんのんと浜松駅に向かいます。

● 16:10熱海行き

 ここからが本番!何故なら、今回の移動でもっとも乗車時間が長い熱海行き153分を、JR東海211系の車両で過ごさなければならないからです。
 浜松駅では乗り換えに13分程時間がありましたので、売店でおにぎりとお茶を買って熱海行き列車の入線を待ちます。ま、座れない程では全くないのですが、あまり人通りもなさそうな、後ろよりの車両のシート中程を無事確保。この点、通勤列車だとどうしてもシートの端に座りたくなりますが、駅に止まる度に外気が入って寒いし人通りも多く騒がしいので、長距離移動では車両中程を確保するのが吉なのです。
 また、シート位置は海側に…。何故なら山側ですと西日が眩しいから。もっとも、走行中に車両の向きちょくちょく変わりますので、どちらかというと日に当たりにくい方…ということで。

 しかし、このロングシートで2時間以上も過ごすのかぁ…なんだか憂鬱になってきます。座っていると私のちょうど正面に、中学生くらいの女の子3人組が座ってきて、そのうち2人がミニスカでもう1人がホットパンツという、なんともまぁ目のヤリ所に困るというか、同中退屈しなさそう(笑)な状況だったのですが、やはりロングシートで2時間以上はつらいですね。

 車内の乗車率は、浜松駅種発時点で、シートが半分以上空いている感じ。その後静岡付近でシート占有率が100%近くなり、富士駅でドカッと人が降りていきます。
 そういえば、私の正面にいるふとももJC3人組もまだ一緒。彼女達も18きっぷで出かけてきてるのかな。沼津駅に到着した頃は、あたりも真っ暗になり、さらに残り少ない乗客の殆どが降りていきました。JC達ともここでお別れでした。

● 18:59東京行き

 熱海駅に到着した頃は、すっかりあたりも夜の中です。
 熱海からの普通列車には、グリーン車が併設されていますので、席取り合戦もここで終わり。乗り換え時間が16分ありますので、一応駅の外に出たりして、つかの間の観光気分を味わいました。
 そんなこんなで、東京行きの列車が入線。あらかじめホームでグリーン券を購入しておけば、850円で東京までの快適な旅が楽しめますので、ここはグリーン車に乗らない理由がありません。
 グリーン車2階席海側…といっても、この時間ではもう何も見えませんが、に席を陣取り、車内販売でビールを買ってチビチビと飲みながら、東京まで。

 東京駅到着は、20:51分。そこから電車を乗り継いで、家に到着したのは21時過ぎになりました。

▼2014年04月06日

大曽根絵日記in名古屋【バスなのです編】

 さて、名古屋2日目の続きです。

 西枇杷島駅を堪能した私は、つぎの「名古屋に来た理由:3」を目指します。まずはJRの中央本線に乗車して、そのまま高蔵寺駅まで向かいました。そして高蔵寺駅から愛知環状鉄道に乗るんでしょ…と思ったあなたはまだまだ甘い(笑)
 確かに八草駅まで行って、そこから愛知高速交通東部丘陵線・通称リニモに乗って名古屋に戻ってくるというコースは私も考えました。でもね、今回はもう一つの方の愛知の変態交通機関に乗ってみようかなと。

● バスみたいだけどバスなのです!

 つことで、中央線普通列車で高蔵寺駅に到着。ガード下の本屋さんが閉店セールやっていたのがもの悲しげですが、そのまま南口方面ロータリーへ出て、軽く高蔵寺の商店街を散策。その後ロータリーのバス停に戻ると、きましたきました、今回乗る名古屋ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」です。別にゆとり世代専用バスではありません。

 昼下がりの土曜日、乗客は私の他にご老人が数人。私は一番後の右側シートに陣取ります。しばらくするとバスはスルスルと発進。ま、この辺は普通のバスです。
 名古屋郊外の、それなりに起伏がある場所を登ったり降りたりとバスは走ります。各バス停では、それなりに乗客が降りたり乗ったりしていましたが、少しづつ乗客は増えていく感じ。おそらく朝のラッシュ時などは結構混雑するのではないでしょうか。県道15号線の森山地区に入り、急な坂をバスは登っていきます。さて、ここからが本番ですよー。

● 名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線なのです!

 正確にいうと、私が乗車したかった区間はこの「名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線」。バス停でいうと小幡緑地駅から大曽根駅の区間です。なんたってバスが専用軌道を走る訳ですからね。こりゃ珍しい。

 単に専用軌道を走るバスというのは、日本各地にいくつかあります。東日本ですと、白棚線の廃線跡を利用した専用バス路線はけっこう歴史も古いです。
 しかし、このガイドウェイバス志段味線がすごいのは、わざわざ専用の高架橋を作り、それをバス専用線として運用してしまったところにあります。
 もちろん建設費用も高額で、なんと1km当たり54億円以上。さすが金満ニッポンというか、万博パワーなのか知りませんが、専用軌道を高架にしたせいで、利用者にとってはバスを利用するために鉄道駅のような階段を上り下りしなければならず、諸外国でにわかに脚光を浴びつつあるガイドウェイバスのメリットを活かせていないとの批判もあるようです。
 ただまぁ…見物にきた私にとっては面白い路線であることは間違いないので、結構楽しい時間を過ごすことが出来ました。また、終点の大曽根駅に向かうにつれ、バスの中はギュウギュウ詰めの満員状態になりましたので、やはりこの施設を使って鉄道化した方が地域住民にとっては嬉しいのでは?なんて思いましたけどね。

● 大曽根駅に到着なのです!

 つことで、終点の大曽根駅に到着。何となく終点の駅にはバス転回用のターンテーブルとかあるのかな?と思っていたら、もっと豪快に屋上のバス転回場がありました。
 名古屋郊外で周りに高い建物もなかったせいか、この転回場がとても広く見えたのとともに、こんな大がかりな設備作って維持費とか減価償却とか大丈夫なのかなと少し心配に。ちなみにここだけイラストなのは、写真を撮り忘れたからです(笑)

 広いターミナル…Googleマップで見ると、転回場所の他にバス4台分の駐車スペースがあるようですが…を横目に階段を降ります。
 降りた正面には矢田商店街と書かれたアーチがあり、その入り口にあるビルはかつて「名古屋立てこもり放火事件」のあった第一生命大曽根駅前ビルが鎮座ましましています。折角なので通りを渡ってそのビルの入り口を見て戻ってきました。
 で、名古屋2日目にやりたいことは大体終了。あとは食事でもして名古屋駅に戻ろうかなと。

● 味噌煮込みハンバーグなのです!

 大曽根駅からは、名鉄電車に乗って栄駅まで、そこから昼間の栄の街並みや、大須商店街を適当に散歩しながらJR名古屋駅まで歩きます。
 のんびり歩きながら名古屋駅に戻ると、時間も13時を過ぎましたので、名古屋駅西口の地下にあるマ・メゾンという洋食屋さんで、名古屋名物八丁味噌煮込みハンバーグを食べました。味はまぁまぁだったかな。

 14:17分名古屋発の新快速豊橋行きに乗車して、名古屋とはお別れです。

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▼2014年04月03日

西枇杷島駅に萌え萌え【名古屋旅接触編】

 昨日に引き続き名古屋は二日目!
 今日は何をしようかしらと、起きてからシャワーを浴びてホテルを後にします。つか、やりたいことは決まっているんですけどね。

 朝の7:00前、尾張一宮駅に到着した私は、とりあえず名古屋に戻ろうと、名鉄尾西線に乗り、津島駅に向かいます。ま、真っ直ぐ名古屋に戻っても仕方ないし、もっと名鉄乗りたいもんね。
 車内は土曜日の朝らしく、通勤客や学生の姿が多いです。途中から私の隣に三つ編みお下げのとてもクラシックな感じの女子中学生が座ってきました。カワイイね。

 名鉄の尾西線は、尾張一宮を出発したときは高架線を走っていますが、その後地上に降り、単線となります。全線に渡り乗客の出入りがそれなりに多く、車内もそれなりに混んでいたせいか、あまり車窓を堪能することは出来ませんでしたが、関東でいうと相模線の雰囲気に少し似ているかな。空いているときに乗車すれば、それなりに風光明媚な感じです。

 しばらく走っていると、電車は津島駅に到着。こちらの駅は高架上にあり、街並みもそれなりに発展している感じ。学生達がゾロッと降りていったので、学校があるのかな?ここからは、名鉄津島線に乗り換えて、名古屋駅を目指します。

 車内はシートに座れたのですが、駅に止まる度に乗客がどんどん乗り込んできて、ちょっとしたラッシュアワー的な乗車率になりました。そのため車窓をよく眺めることが出来なかったのですが、こちらの沿線沿いは先程の尾西線と違い、典型的な郊外の市街地といった感じかなと。
 身体をひねらせて窓の外をもう少し良く見ようとしていたのですが、途中から隣に座ってきたお嬢さんが爆睡を始め、肩により掛かるどころかアタマを私の膝の上に載せてくるといった豪快な居眠りを始めたので、もーどーしよう(笑)といった感じで、若干戸惑いながら鼻の下も伸びた感じでw、あまり外も眺められず、名古屋駅まできてしまったのでした。
 さて、さすがにDJ名鉄名古屋駅で降りないわけにはいきませんので、爆睡してる女性を起こして名古屋駅で下車。ここからは私が名古屋まできた目的の第2弾!西枇杷島駅に向かうことにします。

● 西枇杷島駅にいくのです!

 西枇杷島駅って、皆さんご存じでしょうか?おそらく、東海道本線や、東海道新幹線で名古屋付近を通りかかっている人は、車窓から異様な形の駅を、一度は目にしたことがあるのではないかと思います。

 私も以前から行きたかったのですが、2010年にデイリーポータルに先を越されまして(笑)ま、記事自体はデイリーの方が良くまとまっていますので、そちらを参照頂きたいのですが、つまり大都会名古屋から3駅(JR的には1駅に満たない)場所に、こんなとんでもない駅があるのです。

 で、まずはこの駅にたどり着く事がそれなりに難関だったりします。なんせ、大都会名古屋のすぐ近くにある駅の割に、日中は1時間に2本しか列車が停車しません
 私が名古屋駅に着いた時間はもう9:00近くになっていてタイミングが合わず、次の西枇杷島駅に停車する各駅停車を待っていたら、30分位経ってしまいます。仕方ないのでその前に出発する名鉄犬山線の各駅停車に乗り東枇杷島駅で降りて歩くことにしました。

● 東枇杷島駅から歩くのです!

 つことで、名古屋駅まで歩ける距離でありながら、東枇杷島駅もローカルな雰囲気漂いすぎな駅でした。更にこの駅、無人駅なんですよね(笑)。この狭いホームの隣を、名鉄特急や名鉄の急行がバンバン通過していく訳です。事故になったりしないのだろうか?
 たまたま時間が会ったのでこの駅でも下車できましたけど、こちらも西枇杷島駅と同じように、日中は1時間に2本の駅だったりします。
 駅は高架上なのに、出口は隣接するビル内にあるという変な構造の東枇杷島駅を出て、目の前にある大通り美濃路を北西に向かって歩きます。すると、すぐに庄内川を渡る枇杷島橋にさしかかります。
 今ではちょっと信じられないのですが、かつてはこの橋の下に中島という中州があり、役場や公会堂、商店などで賑わっていたそうです。現在では、それらの面影は全くありません。

● 西枇杷島駅に着いたのです!

 さて、歩いて10分くらいですかね。隣の西枇杷島駅に到着しました。
 この短い区間の間には、かつて枇杷島橋駅というのも存在したらしいのですが、この狭い地域に更にもう一つ駅があったと考えると、なかなかすごいです

 それはさておき、この西枇杷島駅の大都会の片隅にありながらのこのローカル感はただならぬ物がありますね。駅のすぐ脇を通っている美濃路の高架橋がまたひっきりなしにクルマが走っている幹線道路なのに、この駅一帯だけ喧噪から抜け出ている感もあります。

 この西枇杷島駅ですが、こののっぴきならない駅の構造故に、隣の東枇杷島駅のように無人化できない理由があります。何故なら「ホームが狭すぎて列車が到着する直前にならないと入場できない」からです。
 この写真のように自動改札前には踏切があり、駅員さんが到着する列車のタイミングを計って、踏切を空けています。だったら、自動改札もいらねんじゃね?なんて気もしますけど、ICカード使えないとそれはそれで不便ですしね。

● 西枇杷島駅に入場するのです!

 さて、駅員さんが「電車がきますよ」と改札先の踏切を開けたので、噂の西枇杷島駅へ入場します。
 こんな小さな駅ですが、島形のホームは2本ありまして、どちらも綺麗な弓形をしています。このホームの美しさは、現地に行くよりもむしろ新幹線や東海道線から東側を眺めていたときの方が実感できますね。あ、Googleマップでもその美しさは確認できます

 踏切を抜けて名古屋方面行きのホームに立ちました。しかし…この狭さは笑うなw。私達が乗る電車は残念ながらこの駅で優等列車の通過待ちを行わなかったのですが、通過待ちの際、車掌さんはこんな場所に立つことになるみたいです。おっとろしーのー。

 つことで、数分後に到着した名古屋方面行きの普通列車に乗り、私は西枇杷島駅を後にしました。名古屋だぎゃーめぐりの続きは次のエントリで。

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↑こんな駅利用者いんのか?と思っていたらそこそこいます。
みんな反対側に落ちそうな場所歩いてるけど。

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▼2014年03月27日

ナローとコメ兵と一宮の夜【名古屋堪能編】

 昨日の続きです。ようやく名古屋に着きましたよ。今回、私が名古屋行きを決断した理由は3つ程あります。まずはそのひとつ目の場所へ移動することに。

 ここから先は時刻表を調べていたわけではないのですが、駅に降り立った瞬間、ひょっとして向こうのホームに見える列車は?と思って、小走りで関西本線ホームに移動。やった!12:15分発四日市行きの普通列車に滑り込むことが出来ました。

● 関西本線のかわいいおねえさんですよー

 車両は先程までお世話になっていた313系。サービスいいなと思っていたら、この関西本線は我らが「めい☆てつ」ではなく、「きん♥てつ」の名古屋線と骨肉の争いが行われている路線。もっともJRの単線と違い、近鉄は特急急行何でもござれの複線区間。そのせいか、運賃も珍しくJRの方が安く抑えられているようです。

 さて、列車は私が乗車後すぐに発車。出発時こそシートは殆ど埋まっていたのですが、2〜3駅過ぎた辺りでどんどん人が降りていきます。やはり四日市など遠距離を移動する人は、近鉄を使うんですかね。途中木曽川揖斐川を渡る頃には、車両内に乗客は数人になってしまいました。
 私はというと、これ幸いに先頭車の運転手席後ろに陣取り、濃尾平野の景色を堪能。そして運転手のおねえさんがこりゃまたかわいらしくて、ホントは前からの写真撮りたかったんですけど、我慢します(笑)

 当日は風もやたらと強くて、だだっ広い平野部を走る電車は、途中で減速したりしながらそろそろと走ります。この広大な景色とおねぇさんに見とれていたら、本来降りようと思っていた桑名駅を乗り過ごしちゃった(笑)。まいいんだけどね。

● 富田駅から三岐鉄道ですよー

 つことで、次の富田駅で下車します。ここからはファーストミッションの始まりです。
 まずは三岐鉄道三岐線への乗車から。JR富田駅から近鉄富田駅まで歩きます。ノンビリ歩いても10分位ですかね。富田町の街並みもそれなりに楽しい。途中でIngressとか嗜なんじゃったりして。

 さて、近鉄富田駅地方私鉄乗車時のお約束として、まずは一日券を購入。三岐鉄道の一日券ってなんだかかわいいんですよね、その写真はFaceBookの方に投稿しましたのでどうぞ。
 一日券のお値段は1,000円、駅員さんに「北勢線にも行きますよね。このパスがあると阿下喜駅でみたらし団子1本もらえますよ」と話しかけられます。なるほど…テツごころ、わかってらっしゃるのね。

 さて、13:35発の西藤原行き電車が出発します。乗客はロングシートに着席率50%といった所。学生が多いですね。JR関西本線をパスして、電車は員弁川沿いの田園風景を西に進みます。この員弁川の南側を走っているのが今乗っている三岐線。そして北側には北勢線が走っています。

 この三岐線は、今となっては私鉄では珍しい、貨物運行を行っている鉄道です。途中にある太平洋セメント藤原工場から、ED45型の牽引によって連絡線を経由(本来は近鉄富田駅に乗り入れる路線が連絡線なのですが)し、JR富田駅まで主に石灰などを輸送しています。
 また、沿線には貨物鉄道博物館もあり、シキ160などのレア貨物車両も展示されていて、鉄ちゃんたちが写真を撮ったりしていました。

 そんなこんなで、およそ1時間。電車は終点の西藤原へ到着します。

 西藤原駅滞在は7分間。このまま同じ電車の登りで引き返します。駅周辺を散策する迄の時間はないのですが、構内にはED500型電気機関車や、E102号蒸気機関車、そしてDB25ディーゼル機関車などが展示されています。詳しくはこちらのサイトをどうぞ。

● 藤原岳のこの迫力ですよー

 そして、一度駅を出てからふと後ろを見ると、思わずびっくり!鈴鹿山脈藤原岳が目のまえにででん!と迫っています。
 広角レンズで撮影しましたのでイマイチこの迫力が伝わらないのですが、その地に立つと目の前は山しか見えない、いや、山が迫ってくる!という迫力です。また、私が下車した頃から、その藤原岳方面から雪が舞い降りてきていました。
 こりゃすごいよ、登ってみたいけど、駅からもう一直線の登りだなw。ちなみに藤原岳の東側は、太平洋セメントによって山容が変わる程の採掘を受けています。秩父武甲山と同じですね。
 天気も急変して寒いので、いそいそと電車内へ。そして乗客は私1人のまま、14:27に列車は出発しました。

 帰りの登り列車は、4つめの伊勢治田駅で下車します。到着は14:37。
 この駅は東側にヤードが広がり、三岐線内ではそれなりに大きい駅。ここで私が下車した訳は、このまま同じ三岐鉄道の北勢線阿下喜駅まで歩くためです。

 二つの駅間は、員弁川を挟んでおおよそ1.5km位でしょうか。北勢線阿下喜発が15:01なので、そんなに余裕はありません。伊勢治田の街並みを見物しながら早歩きで阿下喜駅を目指します。途中、員弁川を渡る橋の上から見た鈴鹿山脈と藤原岳は、晴れているのに雪が舞う不思議な天気の中、とても幻想的でした。

● ヤツに乗りますよー

 さてさて、阿下喜駅に何とか到着した私。
 ここからが本番ですよナローですよナロー。この北勢線狭軌鉄道に乗車するのが楽しみだったんですよね。一時期は親会社の近鉄が廃止を表明したのですが、地元の三岐鉄道が経営を引き継ぐことで現在に至っています。しばらくは廃止の動きもなさそうですが、この手の鉄道はいつなくなるかわかりませんからね。
 「いつまでもあると思うな親と鉄」って標語にもある通り、行けるときに行っとかないと、後悔することになるカモ。

 また、今回乗車したこの270系は何故か、ふたば☆ちゃんねるで「ヤツ」という名前をもらい、一時期雑コラが大流行したことがありますので、テツ以外のネット系ユーザーでも目にしたことが多いのではないでしょうか。
 以前はヤツの保管庫もあちこちあったのですが、今ではこのブログで当時の雑コラの一部が紹介されているだけになってしまいました。ネットの流行は栄枯盛衰が激しいねぇ。 

 つことで、駅前の食堂でみたらし団子を1本もらって17:01、いよいよ北勢線乗車です。

 車内は向かいの人と膝が付きそうなくらいのサイズ感。なんだか遊園地の乗り物に乗っているような感じで、とことこと電車は走ります。阿下喜駅から先はそれなりに勾配がある丘陵地帯。員弁川の北側をゆっくりと下って行きます。
 乗車率は…シートが2割くらい埋まっている感じ。ま、土曜日の午後登りなので乗客も少ないんでしょうけどね。途中の駅から中学生とみられる団体が乗り込んできましたが、それを含めてもシートの半分くらいは開いたままでした。

 私はこの空いている車内を利用して、ちょっと遅い昼食を。持参したおにぎりと、味を付けて焼いてきたウイニーをおかずにしてを食べました。こういうチープな食事って、外に出かけているときに食べると、妙に美味しいんですよね。

● 次は養老線ですよー

 さて、列車は1時間くらいかけた15:56にようやく終点の西桑名駅へ到着。ここからは16:05の養老鉄道養老線に乗り換えなければなりません。西桑名から桑名駅まで小走りで移動し、切符を購入します。養老鉄道はICカード非対応のため、券売機で大垣までのきっぷを購入。お値段は790円でそれなりに値が張る感じ。
 文句を言っている暇もなく、養老鉄道のホームまで移動します。ホーム内には駅員さんがいる改札があり、そこできっぷを見せて乗車。いよいよ養老鉄道乗車です。ここの鉄道は意外とダイヤが薄いので、なかなかついでに乗車しにくいんですよね。

 シートの占有率はおよそ7割程度。左右を女子高生に挟まれ、フローラルなシャンプーの香りを堪能(笑)しながら列車は出発。

 あぁ花のパリかロンドンか、濃尾平野の西の縁沿いを、養老線は走ります。桑名市街を抜けると沿線は右に田園風景、左は養老山地のすぐ真下。景色の対比が面白いですね。
 数駅先の美濃松山駅辺りを過ぎると、両隣の女子高生も消えて、車内はがらんとなります。そして天気は荒れ始め、外はちょっとした吹雪のように…。駅停車中に扉が開くとひんやりとします。
 しかしこの養老線の車窓、なかなか風光明媚で良いですね。山と平野の対比もそうですが、沿線は古い街並みや民家が結構残っていそうな雰囲気。こちらの列車も休日はサイクルトレインになっていますので、いつかブロンプトンと一緒に再び訪れてみたいものです。

 養老線に乗りおよそ一時間。美濃高田駅を超えたあたりで列車は大きく東へ進路を変更します。杭瀬川を渡る手前で空もすっかり晴れ渡ります。
 後ろを見ると今走ってきた雪雲がクッキリハッキリと見えて、なかなか恐ろしい光景。列車は17:14に無事大垣駅へと到着。養老鉄道の旅もこれで終わりとなります。 
 そうそう…どうでもいい話ですが、何故か養老鉄道株式会社は、インテグレーテッドアンプを販売しています。テツでオーヲタの方は乗車記念に如何でしょうかね?

● 大須のオタ店巡りですよー

 さて、ここからホテルへ向かってもいいのですが、なんとなくもう少し遊びたいので、大垣からは17:25発のJR特別快速で名古屋へ引き返します。
 やたらと人が多いJR名古屋駅から、名古屋市営地下鉄に乗り、伏見で乗り換え大須観音駅へ。

 大須観音といえば名古屋を代表する繁華街。もう少し北のがオサレタウンだとしたら、こちらはアメ横とか秋葉原とか池袋とか…そんなのをごっちゃにした街となります。

 また、世界に名だたる俺達のコメ兵が本社を置く街でもあり、コメ兵デパートみたいな建物がそこいら中にあります。ここで大黒屋の名前を出したら消されるんじゃないか…って位w。
 ま折角の街歩きですからね。買うつもりは更々ありませんけど「みてるだけ〜」という感じでテキトーに店内を眺めたりします。他にHi-Fi堂の大須本店を覗いたり、噂のアメ横ビルを冷やかしたり、グッドウィルEDM店で、コスプレ店員のパンチラ見たり(見えちゃったんですよw)、ついでに展示コーナーで開催されてた未確認で進行形展見たりと、楽しくおさんぽ気分で商店街を散策しました。

 さて、大須地区を東の端まで歩いた私は、そのまま栄まで徒歩で移動して、噂の名古屋タワーを眺めた後、地下鉄東山線で名古屋駅へと引き返します。

 時間も20:00過ぎていますので、そろそろホテルへと戻る事に。今夜のホテルは名門!東横インの尾張一宮駅前を予約しています。本当は名古屋市内が良かったんですけど、連休のせいか空きがなかったんですよね。ま、こういう事でもないと、一宮駅とか降りることもなさそうなので、これはこれでいっかな。
 18きっぷがあるので、そのままJRで一宮まで戻ればいいのですが、ここはやはり名古屋ですから、名鉄に乗りたいデスよね、で乗りましたよ。

 しかし、名鉄名古屋駅って、噂には聞いていたけど凄いなコレは。ひっきりなしに行き先の違う列車がじゃんじゃん入線してきます。また、それのアナウンスも的確というかわかりやすいというか、さすが地元でDJ職人と呼ばれているだけはあります。そんな中、私は20:14発の急行名鉄一宮行きに乗車。およそ20分位かな。電車は名鉄一宮駅へ到着しました。

● 一宮の夜ですよー

 さて、あぁ花のパリかロンドンか、濃尾平野の緑の中に燦然と輝く文化都市、舟木一夫の一宮、一宮市役所の一宮、あーせつない一宮の夜ですよ旦那。駅前ではつボイノリオの歌でも流れていないかと期待したのですが、それはなかったです(笑)

 夕食は駅の近くのコンビニで買おうかと思っていたのですが、駅前にはサークルKが一件あるだけで、しかもお弁当類はほぼ売り切れ。という訳で一宮の夜を30分位徘徊したのですが、コンビニねー。

 仕方ないのでまた一宮駅に戻り、一宮構内のコンビニでお酒と夕食を購入。相変わらずお弁当類はなかったのでペヤングでもいっか…と思ったのですが、そうでしたそうでした…西日本のコンビニにはペヤングソース焼きそばって売ってないんですよ!仕方がなくUFO買って、お酒はコンビニで見つけたコノスルスパークリングのロゼを買ってホテルに戻ります。
 その他、名古屋市内では成城石井でミモレット18ヶ月と、大須の大須ベーカリーで、あんパンとクリームパンを買っていましたので、今晩と明日の朝食はこれで済ますことにしましょう。

 ホテルにチェックインしたのは既に21:30過ぎでした。こうして一宮の夜は更けて行くのです。続きはまた別エントリで。

IMG_4147.JPG↑コノスルスパークリングロゼとミモレットと
大須ベーカリーのあんパン

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▼2014年03月26日

あおはるエイティーンチケッツ in 尾張名古屋は城でもつ!【往路編】

 人生いつだって青春ですよね。私もまだまだ青春真っ盛り。真っ盛りすぎて人生始まらずに終わりそうですが、それはさておき、世の中は「あおはる」のシーズンですよあおはる。

 己の身体に鉄(テツ)を含んだ血が流れているなら(人は誰しも血液に鉄分ありますけど)、買わずにはいられないという「青春18きっぷ」。
 今シーズンは仕事が忙しいのでむりカナかなカナ…と思っていたのですが、プレゼン終わったら急にクビになりそうなくらい暇になりましたので、三連休を利用して旅行に出かけてきましたよ。

● 05:48山手線外回り

 始まりはいつだって秋葉原(笑)。世界に名だたる電脳タウン秋葉原も、さすがに朝6:00前だと静か。そこから05:48山手線大崎行きに乗り東京駅へ移動して、06:07発熱海行き普通列車に乗車します。
 熱海までの普通電車は、グリーン車がありますので、ハイソな気分でグリーン車へ。グリーン券は休日料金+スイカ(PASMO)決済だと750円。2時間弱の乗車時間となりますので、これは使わないと損な感じ。なんたって、東海道線は朝の下り列車でも、それなりの乗車率がありますからね。

● 06:07出発だぎゃー

 東海道線普通列車は、スルスルと東京駅を出発。私はグリーン席の左側2階席に陣取っていましたので、日が出てくると少し眩しいかな。東京ではガラガラだったグリーン車も、品川、川崎、横浜位まで出ると乗車率は6〜7割に。また、一般車両は計算方法にもよりますが、シート占有率100%越えに増えてきます。
 そんな中私は、ふかふかシートでのんびりゆったりのんのんとしながら、終点の熱海まで。東海道線グリーン車は18キッパーにとっては実にありがたい。

● 08:05静岡行き

 熱海からはいよいよ、地獄の静岡県横断に入ります。
 08:05静岡行きへ乗り換え。この列車ですが、18キッパーには悪名高きロングシート。そうなのです、JR東海はライバル鉄道会社が自社の新幹線以外ない区間だと、こうやって嫌がらせのような手抜きをします。
 ま、文句言っても仕方ないので、私はロングシートの中央付近に陣取ります。通勤列車だとついついドア付近に陣取るものですが、長距離移動だとドア付近は出入りが多いし、風が吹き込んで寒いですからね。
 ちなみに乗車率は、熱海の時点で全席埋まっていますので、通勤車両での乗車率計算だと50〜60%となるでしょうか。途中三島や沼津など、それなりに人の出入りが多く、通勤時間帯でもあるので、100%定員に近いくらいに混んできます。
 静岡着が09:20。静岡手前になると、首都圏ラッシュアワー一歩手前くらいまでに乗客が増えました。

● 09:22浜松行き

 静岡からは、向かいのホームに待機している浜松行き09:22発普通列車に乗り換え。
 この列車、実は静岡よりも少し手前の興津発普通列車なのですが、何故か熱海方面からの普通列車より先に興津駅を出るため、静岡乗換となります。ま、地元通勤客に配慮したダイヤとも言えますかね。
 こちらも当然ロングシート車両。乗車率は通勤列車計算で100%に近い。つまり、シートとつり革が全て埋まっている状態です。
 ここから先の東海道線は、なかなか風光明媚な場所を通ります。越すに越されぬ大井川を越えた後は、牧ノ原台地の急坂を登り、金谷、菊川と、車窓から見える丘陵地帯には、名物の茶畑のが一面に広がっています。
 菊川を超えて東海道新幹線を何度かパスした後は、掛川へ到着。ここで下車して豊橋行き普通列車の始発に乗り換えます。そういえば、降りる頃には車内もガラガラになっていたな。

● 10:16豊橋行き 

 東海道ロングシートブルースはまだまだ続きます。新入りキッパーだとそろそろ飽きてきた頃かな?出発の掛川で既にロングシートはほぼ埋まり、浜松に近づくにつれ乗車率は50〜100%近くへ上昇してきます。
 浜松駅で乗客の入替があった後は、おおよそ座席がフルに埋まる…つまり50%程度の乗車率で乗客が降りたり乗ったり…。これだけ乗客の出入りも多く、また乗車人数も多いわけですから、クロスシートやデュアルシート(特急列車用のあのシートね)では不便なのですね。JR東海も18キッパーに対して嫌がらせしてるわけじゃないんだなぁ…。などと思いながらも列車は豊橋に到着しました。

● 11:21名古屋行き 

 豊橋からは列車もグレードアップ!何故なら豊橋駅から西は、日本三大私鉄の一角を担う天下の「めい☆てつ」、つまり名古屋鉄道の勢力圏に入るからです。
 特に豊橋ー名古屋間は、名鉄でも「本線」と呼ばれる主力路線。この高密度ダイヤと贅沢なサービス地帯へ進入するためには、豊橋以東で使用されている211系311系などというボロいロングシート車両などでは歯が立たず、転換クロスシートが眩しい313系へチェンジするのです。その為、東京や東海圏の人達だと、エクストラチャージを払わないと乗車できないようなふかふかシートで旅行が楽しめます。なんというか、競争社会哀歌やねぇ(笑)
 ちなみに乗車率は、この車両の場合どうやって算出するのかわかりませんけど、シート占有率はほぼ100%となりました。

● 12:11名古屋到着だぎゃー 

 疲れた足腰を休めながらウトウトした所で、12:11にJR名古屋駅へ到着しました。ここまでの普通乗車運賃は6,090円となりますので、18きっぷ1日分2,300円だと三倍近いお得感ですね。
 ちなみに、その日のうちに18きっぷで名古屋から東京に折り返すための最終列車は、名古屋発18:15新快速豊橋行きになり、東京着が00:26。地元に帰る事を考えても、17:00頃の列車に乗れば東京駅23:00頃に到着できますので、何とか日帰りで半日程度名古屋見物を楽しめる旅程が組めます。

 もちろん、私は日帰りで帰ったりしませんでしたので、続きはまた別エントリで。

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▼2014年03月24日

りょうもう号とスズランと正規空母赤城

 もう二週間前の話なんですけど、二週連続プレゼンも無事終了した私は(結果は知りませんけどw)、疲れた身体と脳をリフレッシュするため、北関東へブロンプトンと一緒に出かけてきたのでした。

 スタートは、東武伊勢崎線が誇る豪華特急列車「りょうもう1号」浅草発7:00。ブロンプトンと一緒に早朝の東武浅草駅へと降り立ちます。座席指定券はあらかじめ「東武携帯ネット会員サービス」で購入済み。終点の赤城駅までは、特急券が1,000円。運賃は…確か1,000円ちょっとでした。パスモで決済したので覚えてないです。

● 超絶豪華特急列車200系りょうもう号のひみつ

 豆知識ですけど、東武伊勢崎線は路線総延長114.5kmあり、日本の私鉄路線としては最長となります。最近は東武動物公園駅から押上ー曳舟間が「東武スカイツリーライン」などというダサさ爆発な路線名になったので、扱いがどうなっているのか知りませんけどね。
 その長大な路線を疾駆する東武200系電車は、これもなかなかアレな車両らしく、最高速度160km/hを誇りながら(営業速度ではありません)、そこからの制動距離が600m以内という殺人ブレーキ装備や、謎技術によって僅か20km/hでも回生ブレーキが効くなど、それなりにネタ満載の車両という噂です。
 実際スペーシアより何となく格下感がある200系電車ですが、アルミニウム車体を採用しながら鋼鉄製車両よりも重いといわれる重量級100系電車よりも更に重く重量級だったりして、そのせいか、乗り心地もなかなかよいです。

 さて、浅草から1時間強の特急旅を経て、終点の赤城駅に到着。ここからは 上毛電気鉄道上毛線へ乗り換えます。ただ、この乗り換え時間ですが、8:55分赤城着のりょうもう1号と、前橋中央方面のぼり8:58分発では、ブロンプトンを持った身だと少しつらい。
 更に私は赤城南麓1日フリーきっぷを買うつもりだったので、ホームからブロンプトン抱えて一度駅舎へ戻らねばならず、奇しくもりょうもう号の後の方に席を取っていた私では、乗り換えに間に合いませんでした。輪行など大荷物を持って乗り換える方は、りょうもう号のなるべく前の車両に席を取っていると、乗換がスムースです。
 あ、普通の手荷物程度で一日券を買わない人なら、車両前部の乗り換え口からホームを移動して乗り換えるだけなので、3分あれば充分だと思いますが。

● 上毛電気鉄道のひみつ

 つことで、次の列車が来るのは30分後。それまでは、赤城駅周辺を適当にブロンプトンで散策。ま、赤城駅は過去にも来た事ありますので、そんなに新鮮さはなく、15分位で戻ってきました。そして、赤城南麓1日フリーきっぷを購入。因みに今のシーズンは「早春桜花きっぷ」になっていますので、普段1,300円が、1,000円とおトクになっています。

 つことで、30分後にやってきた列車に乗り込みます。そうそう、この上毛電気鉄道なんですけど、土日祭日はサイクルトレインとして運行されています。なので、普段の輪行みたいにブロンプトンを折りたたまずとも、そのままの状態で列車に乗車できてしまうのです。このサービスは本当に嬉しいですね。
 そして、観光客向けサービスかと思いきや、地元の小学生や中学生が自転車をそのまま持ち込んで乗車してくる駅も多く、この制度は地元の人達にも積極的に利用されている印象がありました。乗客減少に悩む全国の鉄道事業者も、参考にした方がいい事例かもしれません。

 さて、赤城駅を出発した2両編成の電車は、そのまま関東平野の北縁を沿うように終点の中央前橋駅に向かいます。大体一時間弱ですかね。駅に到着してもそのまま自転車を押して降りられますし、上毛電気鉄道の駅は全てバリアフリー化されていますので、自転車でもらくらくです。

 朝の前橋市内はひんやりと空気が冷たい感じ。早速ブロンプトンで散策です。まずは、前橋中心街の千代田町から本町辺りを走ります。この辺りは、自動車で訪れてもなかなか来ない場所ですし、また、前橋駅、新前橋駅からも離れた場所にありますので、鉄道で訪れてもなかなか来にくい場所でもあります。かといって、失礼ながらわざわざ東京方面から観光に出かける場所でもない気もしますし、群馬県民以外にはあまり知られていない街かもしれません。
 ただ、街中はそれなりに賑わっていますし、風俗などの花街なから、東京でも有名なファッションブランドが路面店を構えていたりと、それなりの規模感はあります。ただ、やはりここでも街の中心部はさびれて行く方向なのかなと思いました。街並みについてはこちらのサイトが詳しいです。

● 前橋の百貨店スズランのひみつ

 つことで繁華街といえば百貨店。かつては上毛マダム憧れの地といわれた前橋市内ですが、市内に百貨店はこのスズランのみになってしまいました。早速開店直後のスズランへ潜入!

 あまり時間もないので、本館の地下食品街から最上階までザッと眺めてきましたが、こういう建物というかお店、なつかしいよねー。天井が妙に低いのも、また昭和な百貨店という感じがして実に良いです。

 私が訪れたときは「あの東急ハンズが前橋へやってきた!!」というキャッチと共に、期間限定で東急ハンズトラックマーケットがオープンしていました。そこのフロアだけ人でごった返してましたけど、他のフロアはゆったりまったりのんびりで…ま、商売的にはヤバいんでしょうけど、私のような地方スーパー&百貨店愛好家にとっては、至高の時間を楽しむことができたのでした。

 さて、スズラン地下街で何か食料品でも買おうと思ったのですが、生モノ買って傷ませるのももったいないので、何も買わずお店を後にします。その後は、帝政グンマーの本拠地(県庁舎)を見たり、新前橋駅前橋駅を見物したりして、赤城駅方面へ戻る形で東進します。

● 赤城山沿いを走るひみつ

 なんとなく前橋市街を出るまでは、鉄道沿いに東へ向かっていたのですが、途中心臓血管センター駅付近のセブンイレブンで、群馬のソウルフードペヤングソース焼きそばを食べてから、何故か力がモリモリに(笑)

 で、何故か写真にあるような狭くてグネった道をひたすら赤城山に向かって登り始め、国道353号線手前に到達した所でふと我に帰り、ブロンプトンによる登坂を断念w。しばらく赤城山麓を走ってから、大胡駅まで下り、そこで再び上毛電気鉄道に乗り、赤城駅からりょうもう号に乗って帰ってきました。

 ブロンプトンでの走行距離はあまり長くなかったのですが、普段自動車や鉄道でなかなかいけない地域や場所を丹念に巡ることが出来て、それなりに充実した輪行旅だった気がします。

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約100人のブックカバー展に出かけてきました。

P3249039.JPG 思えば、本屋さんでブックカバー断るようになったのはいつ頃からだったでしょう。
 子供の頃の私は、むしろ本屋さんでブックカバーを付けてもらうのが大好きで、特に、少ないお小遣いを貯めて買った本は、ブックカバーも含めて大切にしていました。

 また、地元の本屋さんも、今のように単に上下を折り返して表紙と裏表紙に差し込むような、簡単なカバー装着ではなく、一冊一冊、本屋さんの名前とイラストが描かれた紙の上で、ハサミやテープを使って、本を丁寧にカバーしてくれたのです。
 なので、一冊本を買うと、レジで2〜3分待たされることもあったのですが、そうやって包まれたブックカバーは、分厚い本を読み終えるまでちゃんと本をカバーしてくれていました。

 そのブックカバーが、多くの本屋さんで、単に上下を折り返す簡易的なやり方になったこと(実際あのやり方カバーがすぐ外れるし、本読むのに邪魔なんだよね)、それと、大手書店が広告代理店と組み、ブックカバーに宣伝を入れるようになったこと。
 その頃から、私は本屋さんでブックカバーを断るようになった気がします。広告入りカバーの、あのつるんとした手触りも嫌いだったし。

 ということで、前置きが長くなりましたが、渋谷パルコで開催されている「約100人のブックカバー展」に出かけてきました。
 こちらは、様々なイラストレーターやデザイナー、作家やショップの人が、架空の本屋さんの架空のブックカバーをデザインした展覧会で、更に嬉しい事に、展示されているそのブックカバーは買うことも出来ます。お値段は好きなのを5枚選んでセット価格525円。

 用紙や印刷なども、実際本屋さんで使われている、ざらざらした紙、また少し粗い印刷が再現されており、本が好きな人にとっては、この紙やインクの感覚も懐かしい感じ。私も、適当に選んで5枚程買ってきてみましたよ。

 この歳になると、多くの人はある意味「欲しい本は何でも買える」経済力があったりするので、子供の頃や学生の頃感じていた、頑張って数千円の本を買ったときのあの特別な思いや、“してやったり感”は、遠い記憶になっていると思いますが、そんな本を丁寧にカバーで包んでくれた本屋さんの記憶が、このざらついた紙に触っているとよみがえってくる気がします。
 本の記憶って、もちろん内容や表紙のデザインもありますけど、思ったよりも、本屋さんで付けてくれるカバーだって思い出の一部なんだなと。

 もう開催期間少ないですけど、本が好きな人は出かけてみては如何でしょうか。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digiral 50mm F2.0 Macro

▼2014年02月24日

カフェレーサー…的な

R0320624.JPG 前回の車検を通すまでは、私のMGFも数ヶ月に1度位しか走らせてなかったので、バッテリが上がりっぱなしでした。
 これではイカンということで、最近では、毎週一度はちゃんとエンジンを回すようにしています。

 ただ、毎週のようにフリーで行き先を決めて出かけるのも面倒なので、近頃は土曜日か日曜日の朝どちらか、Fで高速道路に入り、おおよそ30分程度爆走(笑)した先にある、とある地方都市にあるスタバで朝を過ごすことにしています。そこで、ドヤリングして本を読んで…とまぁそんな感じ。

 朝のぼんやりした頭も、屋根をオープンにして高速道路の追い越し車線を走っていると、途端にシャキーン!となるので、本を読んだりするのが捗るのです。そのせいか、普段のスタバではソファ席に陣取る私ですが、このお店では大テーブルの堅い椅子に座ってひたすら本を読みます。

 何度か通っていると、休日の朝からカフェにやってくる人というのは、それなりに目的があってくる人が多いみたいですね。例えば、ノートパソコンで一生懸命Excelで資料をまとめている人とか、紙のノートとiPadを使って何かの試験勉強している風な人、また、大きな紙をテーブルに広げて、企画書(?)のアイディアスケッチしている人などなど…何度か見知った顔の人も何人かいます。

 折角の休日の朝、確かにゴロゴロとしながら午前中を過ごすのもいいのですが、土日共ゴロゴロしてしまうと、なんだかもったいないしね。

 表題にある「カフェレーサー」とは、元々イギリスから始まったバイクのスタイル。
 若い人達が、深夜営業しているカフェまでバイクで飛ばしていく為に、様々なチューンナップを施したことから始まります。そちらのコンセプトがクルマにも降りてきて、郊外のカフェやレストランを目指して自分の車をチューンナップするといったコンセプトです。

 私はバイクの方は良く知りませんけど、クルマでいうカフェレーサーとは、大体が小型車をベースにして、外見のモディファイは控えめに、足回りを強化したり、ハイグリップタイヤに履き替えたり、コーナーを曲がりやすくするためステアリングを変更したり、チューンナップのステージとしては、ライトからミドルまでの範囲になります。
 街中を飛ばすというコンセプトなので、爆音マフラーに替えたり、市街地だとガチンガチンに音を出すような強化デフ装着したり、路肩の段差を引っかけてしまうような車高調整チューン等とは違います。あと、カフェに集うような若者は基本的にお金ないので、高価なパーツを投入しまくるといった感じでもなさそう。

 で、自分のFを見てみると…別に何もチューンナップしてないんですよね。オリジナルより大分低い車高は、足にロアリングナックルを入れているわけではなく、単なるハイドラ抜けだし(笑)、オリジナルと違うのは、タイヤとシフトノブくらいかな。
 それでも、週末のどちらか1日は、気分は遅れてきたカフェレーサーということで、朝の高速道路を飛ばすのが、近頃の習慣になっています。

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▼2013年11月04日

神田古本まつりに行ってきました

R0312301.JPG 神田神保町で開催されている神田古本まつりに出かけてきました。つか、金曜日会社帰りにも寄ってきたんだけどね。

 古本とか、買うつもりで出かけてしまうと、何冊買ってもキリがないので、今年は見物ムードで出かけることに。で、私としては「本屋さんで既に買うと決めた本があれば買おう」という縛りをつけました。

 しかし、本が大好きな人って沢山いるよねぇ。というか、逆にこの規模のお祭が日本最大級ってのは、読書人口が減っているって事なのか…よく分かりませんけど、お年を召した男性女性が物欲ギラつかせている姿は、なかなか見ていて楽しい感じ。

 あと、神田三省堂の裏道では、好例の出版社直販セールが行われていています。こちらではおトクに本が買えるのも嬉しいのですが、その他、色々小さな出版社の本を、会社別に眺めることができるのも面白いですね。

R0312304.JPG つことで買ってきた本は、森話社の「海の熊野」という本。以前から買おうと思っていたのですが、こちら定価が3,500円なのでチト高い。それが、買値は明かしませんが、バーゲン価格で手に入れられたのは、とても嬉しいです。古本まつり行って良かった。

 他、欲しい本は沢山ありましたけど、上記のMyルールを頑なに守り、がまんがまん!買わないで本を眺めるだけで満足することにしましたよ。

OLYMPYS XZ-1


海の熊野/谷川健一・三石 学

▼2013年10月14日

【にゃんぱす】埼玉県小川町へ行ってきました【速報】

 今期秋アニメも始まりましたね。
 そんな中、のんのんびよりというアニメがありまして、どうやらそれが「埼玉県小川町」を舞台(実際は市内の学校をモデルにしているのみ)…と、某Facebookで話題になりまして、だったら見てこようかなぁ…と。

 で、実は何故小川町とうキーワードに反応したかというと、別な理由もあったのですが、それはあとで。

 さて、雲ひとつない日曜日の朝8:00前、ブロンプトンを折り畳み東武伊勢崎線の(スカイツリーラインなんて呼ぶもんか)草加駅から羽生駅まで行き、秩父鉄道に乗り換えて埼玉県の寄居町までいきます。そこからブロンプトンに乗って小川町へ走る予定。
 羽生駅の秩父鉄道ホームでは丁度急行電車が停車中でしたので、運賃の他200円払って急行に乗車。寄居駅には11:00過ぎに到着しました。さーて、観光の始まりです。当日は本当に色々とたっぷり楽しみましたよ。


● SL見たのん!

 寄居に行く途中、石原駅で見てしまったのです!対向列車待ちの駅停車中に、SLのC58と客車編成をデキ100が牽引回送してすれちがってゆく姿を!そうか…今日はSL運転日なんだね。つことで、ネットで時刻表を調べたら、SL列車は寄居駅を11:00に出発する予定。よし、SL見ちゃいましょう。

 つことで、SLタイムまで寄居市街を一回り散歩します。寄居町は秩父盆地につながる荒川沿い、秩父山地と上武山地が丁度平野部に達する辺りに開けています。今も昔も交通の要所となっており、特に昔は秩父盆地への入り口として栄えました。街並みを見ると、その面影が至る所に散見出来ます。
 ただ、駅前のLIFEは閉店したままになっており、交通の主役が水運から鉄道、そして自動車と移り変わる中で、市街の風景は徐々に変化しているようです。

 そんな寄居町ですが、実は歴史マニアにとってもよいところ。こんな交通の要所ですから、当然ながら城跡も沢山残っていたりします。現市街の外れにある鉢形城跡を筆頭に、市内から見える山のピークは残らず城跡ともいえる状態になっており、花園城猪俣城、金山要害山城、虎ヶ岡城、仲山城、天神山城などなど…無傷では秩父へ抜けられない程の城っぷりです。
 特に寄居から秩父へ抜ける街道の入り口にある花園城は、比高(麓からの高さという意味)80m前後で寄居市内を見下ろしています。

 てな具合に市街地と回りの山々を見て歩いているうちに時間となりました。早速寄居駅手前にある踏切付近で待機。すると「ボォーーーーッ!」という汽笛と共に、来ましたよ来ましたよ貴婦人ことC58様が!SLって相変わらず迫力がありますのん!

R0312015.JPG↑C58-363!その美しい姿から「貴婦人」の通り名もあるyo!

 特にC58は、タンク式ではなくテンダー式(後ろに水と石炭車を牽引している形式)の本格SL!格式ありますねぇ。
 関東では真岡鐵道C11C12は両方ともタンク式なので、テンダー式SLはなかなか見ることができません。真岡鐵道所有の9600形は、確か営業運転してなかったと思うし。

 あと、電車と違って客車ってのは、乗車してみるとわかるけど、静かでいいんだよね。床下にモーターなどの動力部分が全くないので、特に列車の後ろの方だと、駆動振動が全くない。これは是非一度体験してみた方がいいと思います。


● 坂道登ったのん!

 つことで、SLと寄居市街と景観を堪能した後は、いよいよ小川町方面に出発!普通に行くと、国道254号線を経由するのですが、折角自転車なのに、国道走ってもつまんない。あまり標高が高くない山を登ったり下ったりと、なるべく小さな道を通って小川町へ向かいます。
 で、その途中、私は見てしまったのです。雷電山などという、現在育成中の第六駆逐隊に所属する、雷ちゃん電ちゃんのダブルネームという大変な山を!さすがに登山しようとは思いませんでしたが、山の周りは一周してみるかなと。

 まずは県道273号線に入り、雷電山の西側にある峠に向かいます。反対側からロードレーサーが数台下ってきていますので、自転車乗りには有名な道なのかもしれません。
 私もブロンプトンで坂道を登りますが、ブロンプトンの登りって実は大変なのん!あるところまでの傾斜なら、ブロンプトンでもちゃんとクランクの回転を標高に変換出来るのですが、なんせ下のギアが少ないブロンプトン、傾斜が一定を超えると、思いっきりペダルを踏みつけるしかなくなります。コレが辛い…本当に。
 つことで、ひいひいイイながら峠を登り、そろそろ登り切ったかな?と思ったところでまた見てしまったのです!林道への分岐を。更にその林道の先には「雲河原」などというなんだか魅力的な地名まで。…いやいや、ここまで登るので既に大汗かいてます。これ以上はもうミリ!…って、あれぇ?何故か私の手足は思考を無視し、分岐路を左に入り林道雲河原線方面へ、ひぃ。

 で、ひぃひぃいいながらブロンプトンで登ってきましたよ。フレーム割るかチェーン千切れるかみたいな勢いでペダル踏みつけてましたからね。死にそう。
 峠の頂上には四幡神社という神社がありました。そこを少し下っていくと雲河原地区です。

R0312107.JPG↑雲河原地区、ピアノの音が聞こえるのどかな集落

 ちょっと驚いたのは、こんな山の上に結構な集落が会った事。雲河原とか、何かの広場のことを指す地名かと思っていたら、ちゃんと人が住んでいました。失礼ながら、何でこんな山の上に?って感じ。
 近くの家で誰かがピアノのレッスンをしていたみたいで、ピアノの生音が集落内に響き渡っています。いい感じだなぁ…。それと、集落内には雷電山登山口もありましたが、さすがにそこはスルー。ちょっとした秘境を見て充分満足したし、時間も13:00時を過ぎていますので、山を下りることにしました。

 下りはこれまた結構な距離があり、正直こんなに登ってきたかなぁ…と思う位長かったです。カーブの要所要所には「自転車でのスピード出しすぎに注意」みたいな看板もアリ、サイクリストの方も良く訪れる道なんでしょう。私が走っているときには誰ともすれ違いませんでしたが。

 下ってから、先程の県道273号線へ合流し、小川町市街へと向かいます。さて…ここからが本番!


● お城を見たのん!

 そうなんです。何故小川町というキーワードにビビッときたか、で、何故アニメ1度見た程度で聖地巡礼しちゃうのか。その理由は、小川町にある青山城が目的だったからです。

 青山城とは、小川町の仙元山近くにあった山城です。
 この山城は、比高160mを誇り、かつて交通の要所であった小川町に入る街道を見下ろす形でそびえています。当然今は城跡なので、麓から城の佇まいは全く見受けられないのですが、城跡そのものは比較的保存状態が良く、メインとなる第1曲輪から、第2、第3曲輪まで、そしてそれらの間にある堀切などがハッキリとわかるそうです。

 今まで「山城」というモノについて現地に出かけたことがなかった私は、一度見物に行ってみたいなぁ…と、前から漠然と思っていたのです。そのタイミングで、アニメのんのんびよりが始まりましたからね、こりゃもう行くっきゃナイト!です。

 雲河原方向から下ってきた私は、青山城西側からアプローチすることにしました。登山道入り口には仙元山登山口と書いてあり、青山城跡まで50分とありました。ブロンプトンを置いて早速登山開始!

 前半は結構急な登山道をはぁはぁ言いながら登ります。その後傾斜が緩やかになり、仙元山尾根に達すると、山頂方面と青山城方面への分岐があります。分岐を右に進めばすぐに青山城跡です。結局てっぺんまで20分程度で登ってきました。50分はかからないんじゃないかなぁ。

R0312141.JPG↑沢山撮ったけどこの写真しか人工物っぽく見えない

 私のコースだと、まずは第3曲輪からとりつくことになります。曲輪手前と奥にある堀切を超えて登ると、青山城の中枢、第1曲輪です。
 第1曲輪は結構な広さがあり、木や雑草を除去すれば、100人程度は余裕を持って野営できそう。そこから北側の小口…こちらは退却路なのではないかと推測。そして南西の第2曲輪。こちらの堀切は結構深く、ロープが張られていました。

 今の青山城跡からは眺望がありませんが、現代の山と違って昔の山は継続的に植林がなされていませんでした。そのため、禿げ山や低層樹木で覆われた山が沢山あったのです(変な話ですが「艦これ」ブームの昨今、旧日本海軍艦艇が内地で停泊してる写真を見たら、背景の山に注目してみて下さい。結構禿げ山が多いです)
 その時代を考えながら周りを見渡すと、こちらの山城は鎌倉街道を攻め上る軍勢に対しての守り…もしくは補給路監視の為に作られたのではないかと想像出来ます。また、近隣にある小川町市街が全く見下ろせないのもポイントで、もし小川町防衛のために築かれた城なら、隣の仙元山へ築城するのに決まっているのです。こういう、明確な戦術目的を持っている城というのは、なかなか見ていて為になります。

 関東で都心近郊にあり、JR八高線、東武東上線で気軽に行ける本格的山城跡なので、興味がある方は是非出かけてみるといいと思います。やはり歴史は現地を見ないとねぇ。

 その後は、ササッと青山城跡をもうひとまわりして、山を下ります。結局往路・復路合わせて1時間程度の滞在でした。満足満足…。そうそう、城跡の写真については、こちらの「旦那さまと私」というブログがとても良くまとまっていますのでご参考に。


● 下里分校跡見たのん!

 で、最後にようやく聖地巡礼っぽいネタを。こちら、アニメの人気次第でこの先アレな人達が大勢訪れる観光スポットになるかもしれない、小川小学校・下里分校の跡地です。

 跡地と言いつつ、校舎も校庭もちゃんと残っています。
 廃校になったのは2003年らしく、その後は教育施設として利用されているそうです。春には桜の名所として有名なのですが、この先、アニメの聖地として有名になれるかな?

R0312171.JPG↑小川小学校下里分校なのん

 ちなみに、アニメ「のんのんびより」に登場する学校は、小川町のこの小川小学校下里分校がモデルになっていますが、舞台は小川町ではないようです。というか、この分校から、ちょっと遠いですが歩いて行ける距離にはコンビニだってありますし、牛が道路を歩いている事もありません。ただ、付近にはヤギがいて、度々イノシシも出現するようです。あと、まむし注意って看板が至る所にあったな。

 ついでに言うと、第1話で出てきた学校の裏山、もし小川町のこの場所が舞台だとしたら、その山は今登ってきた青山城跡になってしまう訳で…それはそれで萌えますけど、やっぱり違うみたいですね。

R0312193.JPG↑下里分校と青山城…ってのはウソ、逆光で撮れなくて青山城はもっと左

 学校跡地には、懐かしのジャングルジム、鉄棒、そして校長先生が上に立っておしゃべりする朝礼台などがあって、大分日も傾いてきた中、のんのんとまったりとした時間を過ごすことができたのでした。

 その後は、一度下里分校跡を西に行き、小川町の農村部の光景を堪能。里山とそれに隣接した畑や田んぼなどが織りなす素晴らしい景観を味わった後、日が暮れてきたので小川町市街へ戻ります。


● いやいや、ウチが住んでるのに、田舎のわけないじゃない?

 つことで、小川町中心部は、私が生活している東京都に隣接した埼玉県地区に比べると、首都並みに栄えた街wでした。日も暮れてきたのであまり街並みは堪能できなかったのですが、なかなかいい感じの雰囲気を持った場所ですね。古くは街道と水路が集まる交通の要所として栄えていたそうですが、市街の構造を見てもそんな雰囲気が多分に残っています。
 今は和紙の里としても有名ですが、カタクリやオオムラサキの街としてもアピールしているようです。

 そこから、ブロンプトンを畳んで、東武東上線の快特に乗って家へ帰ります。お疲れさまでした。しかし…色々と遊びまくった一日だったなぁ。とてもよい休日でした。

R0312095.JPG↑当然小川町内のバスは2時間に1本という事はないのでした
RICOH GR

▼2013年10月13日

栗駒山登山未遂

 三連休初日の土曜日!天気は晴れ予報!日本列島は紅葉真っ盛り!!だと聞いていたので、久しぶりに家族で紅葉を見に行こうという話になりました。

 それならば、登山口から1:30程度で山頂まで登れる、宮城県栗駒山とかいいのではないかい?とのことで、宮城県・岩手県・秋田県にまたがる栗駒山まで、イザ出発!

 つことで、バビューンと東北自動車道を突っ走って、登山口のある「いわかがみ平」まで。

 しかし、事前の天気予報とは裏腹に、現地は嵐一歩手前の悪天候。土砂降りの雨が散発的に降っている上に、ものすごく風も強い。ちょっと家族登山という気象条件ではなかったので、登るのはスッパリと諦めました。残念です。ちなみに紅葉はすごく綺麗でしたけどね。

 で、折角こんなに遠くまで来てしまったので、仕方なく近くの平泉にある「中尊寺金色堂」でも見に行くかと。私も行ったことなかったし。

 初めて出かけましたけど、中尊寺っていうひとつのお寺があるんじゃなくて、その一帯に色々小さなお寺やお堂が点在してるんですね。その一つ一つに、おみやげやさんとお賽銭入れがありますので、全てを参拝すればなんか御利益がありそうですが、それだけで一日終わってしまう感じ。

 途中から参拝も飽きた(笑)ので、金色堂を目指します。ちなみに金色堂参拝には別料金がかかります。

 金色堂ですが、堂そのものは鉄筋コンクリート製の建物の中に移築されています。その中で金箔などの復元を行ったそうです。写真を撮ってきたかったのですが、中は撮影禁止なので見るだけ…。確かにすごいモンでした、けど、大きな建物の中に入っているという神秘性もあったのかもしれません。しかし、東北へ旅行したら一度は見ておいた方がいいかもね。

 こちらは、金色堂の建物からちょっと東にある、白山神社能舞台。こちらでは定期的に能や歌舞伎が奉納されているようです。この建物は良かったなぁ。舞台の後ろ斜め方向に廊下が延びているという、ちょっと不思議な形をしていました。

 一度火災で焼失しているようですが、それでもこの建物も1853年に再建されたモノらしいので、なかなか歴史があります。中尊寺に出かけた方は、是非こちらの建物も見学して下さい。

 さて、中尊寺見物に大分時間をかけてしまいましたが、東北にやってきたのなら、一度は津波災害の跡地を見ていこうと思い、一ノ関から石巻方面へ向かうこととします。石巻へは、国道342号線を経由して国道45号線をひたすら南下するのですが、北上川沿いの道は、迫力があって素晴らしい景観でした。

 そして、石巻へ近づくにつれ、路上にはだんだんと大型トラックが増えてきます。石巻市へ入り北上川と別れる辺りになると、道の脇には瓦礫の山、仮設住宅、そして沢山の重機・建機が待機しているヤードなどが見えてきます。
 正直、市街地を走ってみた印象は、思ったよりも復旧が進んでいるな…という印象でした。しかし、石巻駅前を抜け、石ノ森章太郎博物館を超えて、旧北上川沿いを渡った海沿いに出ると、そこには津波で崩壊したままの地がありました。

 正直、もう震災から2年半経ちますからね。津波で流された跡地は空き地になっていても、道路などはキレイに直っているのかな?と思っていました。しかし、実態はそうでもなく、旧北上川を渡った後から、路面は急に荒れ始め、道路脇にあるガードレールやフェンスはぐにゃぐにゃに曲がったまま。そして何より、まだ崩壊したままの建物も結構残っています。

 帰りは日和大橋を通って再び石巻市街の方へ。この橋は昔ヲタ友達と「ひよりん〜☆」とか言いながら通っていた橋ですが、それにつながる道はアスファルトにも段差ができて、すっかり荒れ果てた印象になっています。あの頃はとても綺麗な道路だったのですが…。

 日和大橋を抜けてすぐの交差点を右に入り、石巻市街に戻る途中、津波で流された日和幼稚園の献花台や、頑張ろう石巻の慰霊碑などがあります。
 それらの光景、なんだか、止まってジロジロと眺めながら写真を撮ってくる気分にはなれず、見るだけで通過してきました。

 石巻市街へ再び戻り、その後は松島方面へ抜けて高速道路…、家に帰ってきたのは22:00時過ぎだったかな?当初予定していた登山がなかったため、一日中クルマを運転しているだけみたいな休日でしたが、たまにはこういう自動車移動メインの観光も楽しいものです。

 しかし…栗駒山に登れなかったのは悔しいので、来年にでももう一度チャレンジしてみたいと思います。

RICOH GR
OLYMPUS E-3 + Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5

▼2013年09月15日

流しカワウソ見てきました

 世の中は三連休…でも私は意外と仕事が忙しく、月曜日はお仕事なのです。

 つことで、3連休台風でのろわれろ〜といいたい感じではあるのですが、台風来ると月曜日の朝出勤するのも大変になってしまうので、困ってしまいます。

 そんな事はどうでもいいのですが、三連休で唯一の晴れ予報が出ている土曜日、いまネットで話題沸騰!の千葉県は市川市動植物園で行われている流しカワウソ…を見に行こうと出かけることにしました。

 初めはBromptonで出かけようと思っていたのですが、家を出て1km位走ったところでリアタイヤがバンク。なんだかな〜と炎天下でパンク修理した後、予備のチューブが切れたことに気が付いて、一度家に戻ってからMGFに乗り換えて出撃しましたよ。

 千葉県内は、松戸市と市川市でけっこう道が混んでいて、動植物園に着いたのは12時過ぎでしょうか。 駐車場代500円と入場料420円を払って動植物園に入ります。

 まずは家畜コーナーを見て、かわいらしいレッサーパンダちゃんを見てから、カワウソコーナーへ。  一匹にしては広々としたスペースで、檻の中をゆっくりと周回していました。なんだか昔見た多摩動物園でもそうでしたが、レッサーパンダってサービス精神旺盛ですよね。檻を周回するのも、途中で向きを変えたりして、まるで見物している人間に配慮しているようにも見えます。

 さて、レッサーの次は、タヌキとか色々な動物を眺めながら、一番奥のカワウソ舎へ。当日、カワウソの檻は3つに分けられていて、それぞれ2匹/二匹/3匹で一番奥の流しカワウソがある檻が3匹スペースです。

 カワウソちゃん達は、檻の隅にある小屋で皆さんお休み中でした。ま、確かに暑いですからね。眠っているカワウソちゃん達もカワユイのです。

 当日は、OLYMPUSのE-3にZuiko Digitalの50-200mmF2.8-3.5を装着していきましたので、眠っているカワウソちゃん達の顔もバッチリとアップで撮影できました。やっぱりカワウソたんは萌え萌えです。

 で、カワウソ舎ばかりを見ている訳にもいかないので、色々と園内を散策。猿山や野鳥のコーナーなどを見て回ります。小さな動物園なので、さっさと歩けば20分位で全て見終わってしまうのですが、けっこうノンビリと色々な動物たちを眺めていたせいか、小一時間かけて園内を一回りしてきました。その後カワウソ舎へ戻ってきたのですが、さて…カワウソたんは元気に動き回ってくれるでしょうか?

 初めはあまり動いていなかったのですが、流しカワウソがある檻から一番遠いところからカワウソたちがアクティブになり、ぴゃーぴゃー鳴き始めながら動き始めたかと思うと、隣のカワウソたちも動きだし、流しカワウソ舎のカワウソたちも動き回りました。

 しかし…カワウソってどうしてあんなに動きが激しいんでしょうね。3匹の割にはそこそこ広いと思われる檻の中を、ぐるぐると追いかけっこしています。
 そんな中、遂にその瞬間が来ました!流しカワウソの塩ビ管にカワウソたちがスィーッと!思わず見ている人達もみんな「オォーッ!」と歓声を上げていましたよ。

 その後も、カワウソたちはまるで観客が喜ぶ事を知っているかのように、スィーッと塩ビ管に入っては、途中でドヤ顔して私達を見ています。その姿がもう、萌え萌え萌え…って感じで痺れますよもう。すばらしすぎます!見られてよかった、感動です。

 結局私は、閉園時間が近い16:00過ぎまで動物園でカワウソを見ていました。しかしこりゃたまらん。カワウソってカワイイのもそうですが、動きがとてもアクティブで見ていて飽きないんですよね。
 最近では、ネットでの評判もあって、カワウソの人気は徐々に上がってきていますが、本当はもっともっと人気があってもいい動物だと思いますよ。とにかく仕草や動きが可愛くて見ていて楽しい!しかも、今なら動物園側もそんなに人気がある動物だとの認識がないので、割と柵からスゴイ近い距離でカワウソを見ることが出来ちゃいます。

 てなかんじで、カワウソ好きにとって、市川市動植物園は素晴らしい動物園だったのでした。皆さんも是非、出かけてみて!

 因みに、当日撮影したフリッカーのフォトセットはこちら

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5
RICOH GR


 

 

 

▼2013年09月08日

京都旅行を総括しました

 今回の京都旅行について総括してみます。

 まず、交通手段について。
 今回の旅行ですが「行こう!」と思ったのは割と突発的ですが、実は事前に漠然と京都への思いは募っていて、交通費については色々調べていました。

 そんな中、次回京都に行くときは、京都まで片道9,800円で行けてしまう、ふらっとこだまプランを使おうかなと思っていたのですが、冷静に考えると、そんなに得ではないかなと思ってきました。

 まず、行動の制約になるのが「前日までに申し込む」事と、「申し込んだきっぷは列車変更はもちろん、乗車・降車駅まで変更できない」という点。また、時間もこだまの各駅停車になりますので、新幹線ながらも京都までの所要時間は4時間以上かかります。
 そして一番の問題点は、のぞみで指定席券買っても、13,520円しかかからないということ。つまり、ふらっとこだまのプランに、片道3,720円足すだけで、所要時間は半分、そしてきっぷも当日駅に行って買うだけでOK、更に指定券なので大荷物(私の場合ブロンプトン)を持っていても安心安全が手に入ってしまうのです。

 時間についてもう少し考察してみると、頑張って早起きして東京駅を朝7時台の新幹線に乗るとします。普通にのぞみに乗ると、朝10時前には確実に京都な訳です。しかし、ふらっとこだまだと、早くて11時台、下手をするとお昼過ぎてしまいます。
 で、そこまで時間をかけるなら、ぶっちゃけ青春18きっぷを乗り継いで京都に行っても、14時台、もしくは15時台に京都へ着いてしまうのです。18きっぷだと運賃2,300円ですからね。

 あと、当然ながら、東京に戻ってくるときにも、のぞみで指定席券買って帰ってくるのと、ふらっとこだまプランで東京に帰ってくるのでは、大分状況が違います。少なくとも今回の旅行のように、ブルーライツに寄ってくる訳にはいかなかったでしょう。

 つことで、今回の私みたいな、細かいプランを立てていない京都旅行においては、下手にふらっとこだまプランを利用しようとすると、行動に相当な制限がかかってしまう事が事前にわかりましたので、おとなしく通常ののぞみ指定券を買う前提で出かけることにしています。
 ちなみに、のぞみの自由席券での旅行ですと、金額にして710円程安くなりますが、ブロンプトン持っている状況でその選択はありません。何故なら大きな荷物を持って乗車位置に行列したあげく、空いている席を求めて素早く移動など絶対無理だからです。手荷物だけだったら自由席のプランもありだけど、逆に言えば指定席との違いは、たった710円でしかありません。

 宿泊先は全国ビジネスホテルチェーンの名門(笑)東横インを利用しました。私は東横インの会員カードを持っていますし、また、約4,000円相当のサービス券を持っていましたので、連泊の割引きを合わせ、4泊で宿泊費は19,910円でした。なかなかおトクではないかと。

 ただ料金を安くしたいだけなら、京都烏丸という一等地から外れたホテルを予約すれば、もっと宿泊費は安く出来ますが、何度か京都に滞在してみて、烏丸という地域は、京都市内の繁華街にふらりと歩いて行ける土地柄というのが魅力である事にも気がついていました。

 例えば、京都からちょっと郊外のホテルに宿泊すれば、一泊あたりの宿泊費は1,000円位安くなったりする地域もあるのですが、残念ながらホテルの周りを散歩してふらり楽しむといった事は出来ません。特に4泊という時間を考えると、毎日ホテルから出て決まったコンビニで買い物して部屋に戻る…といった生活は苦痛になりそうだと想像します。
 その点京都の烏丸なら、一日遊んで帰ってきた後でも、ホテルをふらり出れば、歩いて数分の場所にスタバや本屋、デパート、並びに商店街など、様々な遊び場所があるのです。それに鉄道の駅も地下に降りてすぐの場所にあり、遊びのレパートリーが断然広がります。例え土砂降りの雨だったとしても、雨に濡れることなく、色々な遊び方が出来るのが烏丸のいいところです。

 最後に京都観光で使ったお小遣いですが、東京を出るときにパスモへ10,000円チャージした分を丁度使い切ったのと共に、現金で8,000円もっていいたのがちょっと足りなくて、4日目に5,000円下ろし、東京に戻った時点で財布に2,000円余っていたので、4泊5日間の食費とお小遣い全て合わせて、21,000円を使った計算になります。

 これが多いのか少ないのかの判断は皆さんに任せるにしても、毎晩泡のワイン飲んでましたからね。そう考えると、自分としては観光地で浮かれてる割には、現金使わなかった方かなと思ってます。

 総合計だと、今回の旅行で使ったお金は、67,950円。豪遊もしませんでしたが、節制もしなかった事を考えると、金額以上に楽しく密度が濃い旅行だったと感じました。

 以上、京都旅行の総括です。何かの参考になれば…。

京都五日目はいい天気でした

 京都最終日五日目となります。

 最終日はようやく天候も安定し、大阪市降雨情報もチェックしなくていいような空模様です。起床は朝六時過ぎ。そこからまず、自宅へ送ってしまう分の荷物をまとめて、フロントから発送。その後は部屋に戻ってシャワーを浴びて、前日に買っておいた焼チキンのカップを朝食に。そういえば、ホテルで提供されている朝ご飯一度も食べなかったな。
 その後は、シャワーを浴びて荷造りをして、軽く部屋を掃除して、5日間お世話になったホテルともお別れです。

 出発は朝の八時くらい。色々と準備があったのでいつもより遅目です。今日は東京に戻らないといけない日なので、あまり遠出も出来ないかな…と思いつつ、烏丸から京都市内を北上します。
 写真は、途中で見つけた京都の老舗醤油屋さん、澤井醤油、街の中で偶然見つけて、醤油のいい匂いがしたので寄り道して買い物してきました。二度熟成醤油とさしみ醤油の二種類を購入。さしみ醤油は少し甘いそうです。家に帰ったら試してみよう。

 その後は特に当てもなく京都市内を北上。京都市内は北が坂上となるので、案外上り坂だったりします。結局上賀茂地区まで北上した後、上賀茂雷神社前でG+へ「いかづちよ!かみなりじゃないわ!そこんところもよろしく頼むわね!」などとつぶやきながら写真を投稿した後、上賀茂本通り地区を徘徊。
 途中「匂い袋・いせき」というお店というか民家というか…を見つけたのですが、ひょっとして有名なのかな。

 その後は、四日目に行けなかった嵐電の北野白梅町方面へ、京都盆地を下ってゆきます。しかし、朝の京都っていいですね。ひんやりした空気の中、案外自転車で通勤している大人達も多くて、カッコいい自転車に沢山すれ違いました。自分も通勤中に見られているのかな?
 とにかく今日は最終日だと思って、その辺の路地に入ったり同じ地区を何度も回ったりと、京都市内の街並みをたっぷりと堪能しました。

 そんな風に坂を下ってくる途中で見つけたのが、金閣寺入り口。どうせなら一度位はこの手の観光スポット回るかぁ…と思って、拝観料400円…だったかな?を払って、金閣寺本体を見てきました。
 金閣本体は、2007年に大規模改修を受けています。以前京都に来たときは確か「金閣修復中」って看板を見た記憶があるのですが、その頃京都来てたのかな?とにかく、判りやすくスゴイ建物で、見物してよかったなぁ…と思いました。どうせなら初日に左京区行ったので、銀閣も見ておけばよかったかなぁ。

 金閣を見た後は、太秦の映画村前を抜けて、大映通り商店街の大魔神を見て、右京区方面へ下ります。桂川のサイクリングロードに達したところで「そうだ!TwitterでN氏からお勧めされた、ジャズスポット・ブルーライツに行こう」と決めました。昨日の中津駅もそうですけど、旅行中にこういったスポットをお勧めしてくれるのってありがたいですね。なんだかゲーム内でのクエスト発生!みたいな感じでワクワクしてしまいます。

 ちなみに実は、旅行中にもう二箇所程オススメのスポットを紹介されておりまして、それが四条にある「アルファベット・アベニュー」というバーと、「NOILLY’s Coffee & Spirits」というお店。どちらもカウンタ形式の狭いバーで、私のようなコミュ障にはハードルが高いのです…ということで、今回はこちらのクエストはクリアとはなりませんでしたが、次回どなたか一緒に行きます?(笑)

 さて、京都市内それも北の方から枚方まで走る訳ですから、それなりに距離もあります。心を街並み徘徊モードから、長距離移動モードに切り替えて、ブロンプトンの平均速度をグッと上げました。

 桂川サイクリングロードを南下して、途中から阪急電車沿いに桂、向日、長岡天神へ。

 実はこのルート、以前から自転車で走ってみたいと思っていたのです。理由は、このルート上の山崎駅付近は、織田信長を討った明智光秀が、豊臣秀吉を迎え撃つために陣を敷いた地域だからです。

 秀吉が大阪から京都へ攻め上がる際に、たったひとつと言っていい自然の要害がある地域がこの付近となります。この辺りだけ、淀川の右岸・左岸に山地が張り出しているんですよね。昔だと淀川本流付近は湿地帯になっており、街道は現在もJRや新幹線、阪急電車が走っているこの淀川右岸の山沿いにしかありませんでした。私は、その明智光秀の進軍ルートを、電車や自動車ではなく、自転車で自然の要害を実感しながら走ってみたかったんですよね。

 今回、このルートを自転車で下ることが出来て、本当に満足出来ました。と同時に、歴史の現場を見るってやっぱり楽しいなーと思います。

 山崎付近をざっくりと見た後は、そこから進路を少し東寄りに変更して、淀川を渡り、淀川左岸を京阪電車と一緒に下ります。途中樟葉という駅を通過して、コレが噂のくずちゃん駅かぁ…などと、思わず写真を撮った後、更に枚方を目指します。しかし…今日はけっこう暑いね。

 枚方に到着したのは大体昼の一時過ぎ。そこからブルーライツまでは、実は意外と距離あったりします。坂登らなきゃならないし(笑)
 途中で買っておいた鮭のおむすびを食べ、期間限定販売のファンタうめなんてのを飲んだりしながら、頑張ってブルーライツ前へ到着。しかし…本当に住宅地のど真ん中にあるのね。営業時間中で今日が定休日ではないことを確認しているのですが、中から人の気配がしません。

 おそるおそる扉を開けると、中は真っ暗で誰もいませんでした。「あれ…臨時休業?」と思ったら、入り口脇に「お店に誰もいない場合は呼び鈴鳴らして下さい」とあったので、玄関脇のボタンをポチッとな。なんだかお店というか普通の民家に訪問に来た感じ。

 呼び鈴を押すと、すぐに綺麗なお姉さんが出てきて、控えめな照明をつけてくれました。すると目の前にはドドンとでっかいホーンスピーカーが!これが噂のテレビドラマ、タイムトンネルか!と思わず口走りそうな迫力です。

 飲み物にアイスコーヒーを注文し、ドカンと分厚いレコードリストを渡されて、リクエストどうぞ?と聞かれたのですが、このリストからレコード探すのも大変そうなので、とりあえず「ピアノ曲でお任せします」とリクエストを出して、レコードをかけてもらいました。
 再生が始まるとこりゃすごいな、たしかに。自作モノでこれだけ音がまとまっているスピーカーはそうそうないと聞いていたのですが、音もまとまりもスゴイですが、これだけ大きなホーンスピーカーが、本当に軽々と音を出す様は素晴らしいと思います。
 また、巨大4Weyとは思えない程の音の繋がりぶりで、次に演奏してもらったコルトレーン(だったかな?次も男性ボーカルとしかリクエストしなかったので)も、スピーカーの中央に立ちハッキリと歌っています。また、ライブ盤だったのですが、場の空気感がスゴイ。これは…もちろん私のオーディオシステムなど全く比べものにならない程。

 もちろん、私が目指す方向の音とも、システムとも違うのは十分承知なのですが、やはり、好きな人が情熱を傾けたオーディオシステムというのは、本当にスゴイというか、なんだか生きる勇気がわいてきますね。本当にいい体験をさせてもらいました。

 レコードを2枚程聴かせて頂き、お店を後にします。お姉さんからは「もっと遠慮せずゆっくり聴いていって下さい」と言われたのですが、東京に戻らないと行けないのでね。後ろ髪引かれますが、お店を後にします。

 帰りは特急が停車するから枚方へ下るのをお勧めされたのですが、何となく行ったことがない駅に向かおうと思って、香里園駅方面へ下ります。
 ここの駅前でブロンプトンを畳んで輪行カバーに入れて、彼女による京都・京阪地区での活躍はおしまい。お世話になりました。

 京阪電車と近鉄電車を乗り継いで京都駅へ。京都駅で17:16分発のぞみ38号の指定券を買って東京へ戻りました。

 東京着は19:33分。五日間にわたる私の京都のなつやすみも、これで終わりです。

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スタートレック・イントゥ・ダークネスを見たんですが…

P9080028.JPG 前評判が高かった、スタートレック・イントゥ・ダークネスを見てきました。

 個人的には、楽しかったと思うけど、大絶賛!って程でもなかったかな。もちろん、見てよかったとは思ってます。

 もう来週末待たずに公開終了の映画なので、ネタバレありで行きますけど、オマージュネタとかあそこまで仕込む必要無いんじゃないかなーと思ってしまいます。あと、コアの修復ネタはけっこうヒドイというか…アメリカ人にとっての放射線の認識ってあんなモンなのかな。

 アクションはすごいと思いましたけど、うーん、前回の新スタートレック程の衝撃はなかった。面白いとは思うけど、佳作止まりという評価かなぁ。
 それと映画の評価とは関係ないけど、新エンタープライズ号って、ワープナセルの間隔が妙に狭いよね。すこし造形的にアンバランスな気がします。

 とまぁ…ネガティブっぽい意見ばかりだけど、100点満点評価で80点前後じゃないかと。見ている最中はすごく面白かったし、見てよかったと思います。

 それと、今回は越谷イオンレイクタウンにあるイオンシネマズで見たんだけど、最悪の映画館でした。音は悪いし何故かスクリーン中央に通路があるため、床からの照明(安全確保用)が気になるし、スクリーン左右の余白も壁ギリギリで反射防止布などがないため、映写機の光が壁に反射して劇場内が妙に明るく、映像のコントラストが下がっている。あと音響が雑。音がスクリーン上左右と、館内後ろ上の壁4点にしか定位しません。家庭内サラウンドだってもう少しマシなのでは?
 更に最悪なのは、ネットからのカード決済が自社発行のイオンカード以外使えないという点。劇場で直接決済する場合もJCBカードは使えません。誰がイオンカードなんてあんなクソの役に立たないカード作るかってんだよ。あと、JCBカード使えないって事は、決済面での信用調査レベルが低いのかな(国内ではJCBの信用調査が一番厳しいので)
 近隣の方は、絶対にMOVIX三郷に行った方がいいです。こっちの方が映画としてのレベルが3段くらい上ですから。

 ついでにもひとつ文句言うと、映画終わった後イオンレイクタウン内のタワレコに、イントゥー・ダークネスのサントラ買いに行ったんだけど、ガッチャマンみたいな評判最悪なサントラを平然とレコメンドコーナーに並べているのに、スタトレ関係のサントラは売ってません。
 たまたま売り切れてたのかもしれないけど、市中の映画評価ならびに、ネットでの評判を考えると、剛力ガッチャマンのCDレコメンドしてスタトレのサントラ在庫しないとかあり得ないと思うんだけど。CD屋さんってホント、客見ないで仕入れ先の顔しか見ない、終わった商売してるんだなーと、改めて思いました。

 つことで、今回見た、スタートレック・イントゥ・ダークネスの評価が微妙なのは、イオングループのせいなのかも…という気がしないでもありません。

 映画はやっぱり、ちゃんとした映画館で見ましょうね。

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▼2013年09月07日

京都四日目は晴れのち雨

 京都四日目の天気予報は、午前中曇り後雨、午後は土砂降りという予報。でも、朝起きると空は晴れている。サクッと朝のうちに走ってきますか!と思ってホテルを出発。遠くには行けないので、京都北西部の嵯峨方面へ向かいます。

 ブロンプトンで自走してもよかったんだけど、一度乗ってみたかった嵐電。記念と思って1日乗車券500円也を買って、終点の嵐山まで乗ります。

 嵐山を下りてから、取りあえずちょこっとingressを嗜んでから、嵯峨嵐山駅へ。ここに着いてから知ったんだけど、「トロッコ嵐山」なんて列車があったんだね。でも水曜定休だそうで…鉄道事業者に定休日あるのはすごいな、と呆れたのですが、ま、元々知らなかった鉄道だしいいかなと。

 まずは朝ご飯を食べようと思って、駅から北の街道沿いに行ってみます。しかしね…これは京都に来てずっと思っていたことなんだけど、私達関東人が想像するようなロードサイド文化ってのは、京都盆地の中にはないのね。郊外の大通りっぽいところに行っても、ファミレスみたいなトコロがあまりないのですよ。こちらは自転車と一緒の身なので、個人の食堂には入りにくいし…ということで、ローソンでおにぎり買って朝食にしました(笑)

 さて、嵯峨の北側に来た私ですが、そこから見える山の上には、嵐山高雄パークウェイの文字が。早速行ってみようと料金所の所まで登ってきたのですが、残念ながら自動車専用道路のため、自転車は通行不可能でした。
 うーん、仕方ないなと思って向けた進路が、京都・愛宕神社です。こちらは写真にある清滝トンネルを抜けた先にあります。清滝トンネルは片側一車線の信号付きトンネルです。トンネルの中程にカーブがあるため、先が見渡せない、けっこう怖い感じとなっています。もちろん自動車同士のすれ違いなんて絶対に不可能。自動車が自転車追い越すのも無理なんじゃないかな。
 1人だと怖かったかもしれませんけど、信号を待っていたら丁度軽トラとロードレーサーのおじさんが来ましたので、彼等の後について一気にトンネルへ進入!トンネルの中は寒いくらいでしたが、抜けた先にはまさに秘境といった光景が広がっています。

 その先には、かの重巡愛宕さんの聖地でもある、愛宕神社入り口がありました。実は愛宕神社本殿へは、この先4キロの登山道を歩かなければなりませんので、入り口まで。ほか、この付近には入り口まであと4キロ位先に、高雄地区もあります。こちらも重巡高雄さんの聖地です。

 さて、晴れ間の時間も少ないでしょうから、サクッと愛宕神社を後にします。帰り道は思いっきり上り坂。ひぃひぃいいながら先程の清滝トンネルを抜けるまで登ってきて、再び嵐山高雄パークウェイの所まで下ります。そのまま山を下りればいいのに、何を考えているのか近くの舗装された林道の先にある六丁峠を攻めてみます。なんでも平均斜度14%の檄坂だそうで(というのは帰ってから知ったのですが)我ながらアホらしい。
 で、峠の上に来たところで「別に山道攻めに来てる訳じゃないよな…」と正気に戻り、再び来た道を下ります。

 下ってからは、嵯峨の景観保存地区を中心にプラプラと走り回ります。いい感じの場所ですね。天候は曇って空気も湿り気味になってきたのがまた雰囲気あります。
 小さな寺院、祠みたいなモノ、そして竹林の林など、写真で見る京都の雰囲気そのものの街並みです。あまりにも気持ちがいいので、付近を何周かしていたのですが、そろそろ空模様が怪しいかな。毎度お馴染みの大阪市降雨情報をチェックすると、雨はすぐそこです。こりゃいかんと、近くにあった落柿舎へ避難します。

 拝観料200円を払って舎内を軽く見学。かわいらしい藁葺き屋根の建物二つと、庭がある、広くない舎ですが、とても雰囲気はあります。雨水で竹がカーンと落ちるししおどしもあります。
 一回りして舎の縁側に戻ると、そのタイミングで雨が落ちてきました。豪雨…という程でもないですが、しとしとにしては強い、そんな感じの雨。雨雲レーダーを見る限りでは、20〜30分で通り過ぎますので、雨が上がるまで、縁側に置いてあった〜落柿舎十一世芝蘭子宗匠―その俳句と生活〜という本を読んでいました。その本には沢山の俳句が紹介されていたのですが「衣がへをりよく人に出あひけり」といった俳句がなかなかいいなぁ…と思います。

 さて、本を一冊読み終えたタイミングで、雨が上がりました。再び嵯峨の里をブロンプトンで徘徊。楽しいね〜。歩きだとなかなかこんな体験はできません。
 嵯峨付近を一通り回った後は、嵐山の渡月橋を渡り、桂川沿いをちょっと登ってから、阪急嵐山駅まで。ここでまた雨が降ってきましたので、しばし雨宿りをした後に、嵐電方面に戻って、太秦の映画村方面へ走ります。しかし、嵐電の帷子ノ辻駅に来た辺りで大雨に遭遇。気象レーダーを確認しても、雨雲がそこいらへんから発生しているようで、こうなると気象レーダーでの雨予想も意味をなさないし、ずぶ濡れになってまでブロンプトンで走る意味もありませんので、嵐電に乗って四条大宮駅まで戻りました。

 四条大宮ではまだ雨が降っていなかったので、大急ぎでブロンプトンを組み立てて、烏丸のホテルまで戻ります。ホテルに戻ると丁度部屋の清掃を行うとのことで、サッと荷物を置いて着替えて部屋から出てきました。この時点で時間は14:30位。部屋の清掃もあるので、とりあえず外出せねば!と思い、ホテル隣のトンカツ屋さんで遅い昼食をとった後、あまり行き先を考えずに阪急電車の特急に乗ります。十三駅まで行ってから、ふと「宝塚に行ってみようかな」と思って、阪急宝塚線に乗り換え。

 宝塚の山の斜面に高層マンションが展開する異様な光景は、また次の機会に見ることにして、帰りは阪神今津線に乗り、西宮北口で神戸線に乗り換えて再び十三へ。阪急に乗っているとどうしても十三に着いてしまうのですね(笑)

 さて、このままホテルに帰ってもいい時間ではあるのですが、どうせならもう少し遊びたい…。とのことで、何故かTwitterでお勧めされた中津駅へ行ってみることにしました。

 しかしこの駅…なんつーかスゴイ駅ですね。まずホームがとても狭く、そして右も左もチョコレート色の阪急電車が走りまくっています。そういえば、阪急って特急から普通列車まで全て同じ全面チョコレート色なんですよね。中津駅から複々々線になっている阪急車両の列を見ると、なんだか異様な雰囲気です。
 あとから気が付いたのですが、中津駅に降りたら商店街方面がお勧め…との話だったのですが、そのお勧めを知らない私は、高架橋側の怪しい雰囲気の方に歩いて行き、そこから十三大橋を歩いて渡り、十三駅から再び阪急に乗って烏丸まで帰ってきたのでした。

 烏丸に着いた後は、いつも通りホテル近くのコンビニやデパートで夕食を買って、ホテルでテレビ見ながらお酒を飲み、ついでに艦これやったりして、長かった四日目は終了。明日は最終日です。おやすみなさい。

RICOH GR



▼2013年09月05日

京都三日目、奈良地方は快晴

 京都の三日目は奈良地方へ。

 天気予報では相変わらず関西の空模様は湿り気味ですが、雨雲レーダーと気象写真、ここ数日間の天気をを私なりに分析したところ、奈良地方は晴れそうだと…。ちなみに予報では午前午後で降水確率50/70%だったんですけどね。
 今回の旅行では、奈良平野南部の古墳地帯を回りたい!って動機もあったので丁度いいです。

 つことで、烏丸を朝六時頃に出発。京都駅までBromptonで走ってから、近鉄電車で輪行して田原本駅まで。駅前でブロンプトンを展開して、ポータルあったのでちょっとだけingressやって、鉄道の東側に出ます。

 その辺りの街並みが、古くからの奈良地方!って感じでいきなり大興奮。ハァハァいいながら、田原本の市街地を徘徊。素晴らしいデスこの街並み。スタイルは京都地方とはまた微妙に違うんですよね。それに、京都ほど開発されていないせいか、街中を車が走ることがさっぱり考えられていないのがいいです。いや…大部分は辛うじてクルマは走れるようにはなっているんですが「この先道狭く自動車進入禁止」などといった標識が沢山あります。また、袋小路が多いのも特徴ですね。ホント、素晴らしすぎです。

 で、田原本であまりハァハァしていても先が進まないので、後ろ髪引かれながらも市街地を後にします。当日のなら平野は快晴。所々積乱雲などが発生していますが、平野部については日差しが降り注いでいます。

 古墳を見よう!とのことで、向かったのはJR三輪駅方面。この辺り、古墳だらけではあるのですが、三輪駅近くには、今古墳界では話題沸騰!卑弥呼様の陵墓があるのです。

 卑弥呼様の墓…と呼ばれているのは、箸墓古墳と言います。3世紀中頃にできたらしく、色々あって「卑弥呼の墓ではないか?」と呼ばれている古墳です。

 歴史的な評価はさておき、私としてはこの古墳が普通に人が暮らしている里にある、というのがすごいなーと思います。そして、古墳の脇には幼稚園があったり民家があったり、和菓子屋さん(観光客向けではない)があったりすると、なんだか素晴らしいと感じるのです。

 だってさー、何も事情を知らない外人がこれらの家に交換留学生とかで来たとするじゃないですか。すると「ユーのハウスのバックにあるキュートマウンテンはファッ?」とか聞く訳ですよ。そこで「これは日本史伝説の女王卑弥呼の墓だよ、3世紀初頭に出来たらしいから約1,800年前の古墳になるね」とか教えたら、みんなめんたまひんむきながら「ファッキングレート(クソ偉大)」とか言うに決まっています。

 大体、卑弥呼ですよヒミコさま!日本史上最大最強最謎の女王で、星野之宣風にはふぃみかデスよ。近年でも婦人靴のブランド名になったり、エロゲの主人公になったり、21世紀を迎えて尚絶賛大活躍中の、日本史上最強のヒロインの墓(だといわれている)なんです。
 それが、こんな何もない…と言ったら失礼ですが、本当に普通の郊外の集落のど真ん中にあるんです。別に周辺ではおみやげやさんが出てて、卑弥呼まんじゅう!とか邪馬台焼き(念のため言うけど「たい焼き」のシャレね)!とか売ってる訳じゃないんです。この日常過ぎる非日常さ、おかしいっしょ!

 なんせ1,800年前からここにあるんです。そして、奈良平野が前人未踏に近い忘れ去られた地であるならともかく、みんな周辺で田んぼ作ったり畑作ったり、更に古墳の北西側は古墳を避けるようにため池にしたりしちゃってるんです。そして、回りに住んでいる人達は、古墳を削って田んぼにしたり、掘り起こしてため池にしたりしなかったのです(もちろんそうなってしまった古墳は沢山あるのでしょうが)
 今でこそ、私達は学校で歴史を学び、古代国家や古墳についての知識を持ち、それらの本や映像作品など多数触れることが出来ます。しかし、かつての人達は、この丘を「昔のエライ人の墓」程度としか認識していなかったと思うのです。でもこうしてちゃんと現代まで遺跡が残っている。日本人って本当にすごいなーと改めて思いました。

 と、箸墓古墳で古代の歴史のロマンに鼻血出しそうな程興奮しながら(ちなみに管轄は宮内庁で、ちゃんと進入禁止の柵が立ってますけど、近所のクソガキとかはこの山の中とか平然と入ってるんだろうなぁ)、付近の古墳密集地帯を適宜徘徊。奈良平野の南部は素晴らしすぎますね。また行ってみたい。

 そしてしばらく南に向けて走っていると、JRと近鉄の乗換ターミナルになっている桜井駅へ到着。ここの駅前商店街は独特で、かつては栄えていたんだろうなぁ…という面影が色濃く残っています。仕方ないですよね、こういう商店街でお買い物をしていた人達は、人口が減ったというのも多少あるでしょうけど、みんな郊外のイオンに行ってしまいました。
 個人的な話ですけど、私は10代後半の頃から「駅前商店街や繁華街の映画館など駐車場がない、もしくは有料化している場所は数年で廃れる」と言い続けてきました。実際その通りになりましたね…というか、そんな事はどうでもいっか。

 桜井駅付近を適宜徘徊した後は、また北上して広い残した古墳巡りをして行こうか…と思ったのですが、そんなときに見つけてしまったのです「山の辺」と呼ばれる「日本最古の道」なるコース案内を。これは行くしかないっしょ。

 山の辺…という位ですから、当然山道となります。もちろん、集落の中を通る部分も多いので、登山道風になっている場所はそんなに多い訳でもないのですが、残念ながら私のブロンプトンは山道(ガチ登山道含む)走ってしまいます。ウチのブロンプトン擬人化したら、ご主人様にいつも乱暴にされる健気な女の子風キャラになるでしょうか。でも愛してるyo。

 山の辺を走っている途中、大阪市降雨情報をチェックしながら走っていたのですが、一度だけ通り雨に遭いました。もっともレーダーを見て何分後に雨が来る…ってわかっていたので、登山道途中にあったトイレで一休み。10分位で雨は抜け、その後の奈良平野は超快晴です。シングルトラックの登山道や、山の中腹にある街中を抜けながら、とても楽しいサイクリングが出来ました。つか、山の上り下りばかりで、雨には降られなくても全身汗だくになりましたけどね。

 その後は天理市内の方に下り、市内のスゲー天理教施設達をふむふむと眺めて走っていたのですが、ココでパンク発生。天理教教会本部の正面でまさかブロンプトンの後輪を外してパンク修理する羽目になるとは!

 パンク修理でちょっと疲れが出たので、取りあえず奈良市内まで走って終わりにするか…と思って、天理市から奈良市まで奈良平野を北上。しかし、時折聞こえてくる大阪や京都市内の天候の不安定さが嘘のように奈良平野は晴れ渡っています。ちょっと暑すぎですね、これ。

 ふと、京都方面を見ると、何やらスゴイ雲が見えます。降雨情報を確認すると、京都市内は猛烈な雨らしく、iPhoneの緊急災害情報にもいくつかアラートが飛んできています。
 今日も京都で…じゃなくてよかった(笑)。あんな雲の下じゃ、当然ブロンプトン所じゃなかったでしょうから。

 そんなこんなで奈良平野に到着。一応奈良の鹿を見て帰ろうと思って、奈良公園内をフラフラします。鹿は沢山いましたね。笑っちゃうくらい。

 また、お馴染み中学生らしき修学旅行生達が、鹿に餌をあげている光景も目撃しました。そんななか、1人だけ動物が苦手だったりする女子がいたりして、普段はメガネかけておとなしそうなのに、鹿が近づいてくると「いやー、○○君たすけてたすけて〜」といいながら、必死で男の子の裾を掴んで後ろに隠れちゃったりと、まるでテンプレ通りのクソリア充共が沢山おりました。心の中で「爆発しろ!」と唱えながら通り過ぎます。

 奈良公園を一回りしてきて、帰りは近鉄特急で京都まで。しかし…近鉄の特急ってどうしてこんな警告色してるんでしょうね〜。コレじゃどう見てもスズメバチっすよ。特急料金は追加で500円。全席指定ですが、車内でも購入できます。つか、私は車内で購入しました。

 特急電車で京都までは3〜40分だったかな。京都からブロンプトンで烏丸まで帰ろうかと思ったのですが、路面が微妙に濡れていてまた雨が降りそうだったので、地下鉄で烏丸に戻りました。ホテルは地上に出てすぐなので、そのままホテルへご帰還。
 軽くシャワーを浴びてから着替えて、夕立の中近所のスタバへドヤリングに出かけ、その後お酒と夕食を買って部屋に戻ります。

 今日は沢山走った。そして登ったり降りたりで体力使った、そして日焼けした…と、充実した1日だったのでした。

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▼2013年09月03日

京都二日目は雨ですよ

R0310787.JPG 京都二日目は予報通り雨ですね。

 仕方ないので、ホテルからすぐ近くにあるスターバックスで朝からドヤリングしてました。さーて…今日は何しようかなぁ、と考えながら。

 これはいつもそうなんですけど、1人で旅行に来たとき行った時って、私はあまり予定を決めないんですよね。ざっくりとなんかしたい…あるいはこのためにあそこに行きたい、みたいな欲望は確かにあったりするのですが、それ以外のことはあまり決めてないです。
 人によっては、1日目の午前中はあそこに行って、午後はここで夜はあの場所、二日目は…みたいにガッチリと予定を決めて旅行に行く人もいるみたいですが、人それぞれっすね。

 つことで、スタバで10時過ぎまでダラダラとした後は、フラフラと京都四条地区を徘徊。途中で見つけた京都の土屋鞄で、ほしい!と思っていたのに絶版になってしまったトートバッグがひとつ残っているのを発見してしまい、ついついご購入あそばせたり、そういえば折角だし昨日のブログに書いたたまこの本でも読んでみよう…と、アニメイトとらのあなへ探しに行ったり(結局ホテル近くのジュンク堂?にありました)、なんてしてるうちにお昼になったので、1回ホテルに戻ってボーッとしてたんだけど、どうせなら大阪と神戸に出てみるかな?と思って、おさんぽモードから外出モードにお着替えして出かけました。

 駅はホテルのすぐ地下。阪急烏丸からまずは梅田へ。ホームに出たら丁度特急が到着して幸先がよいです。そうそう…関西の私鉄は、特急料金を払わない特急でも、シートはちゃんと進行方向を向いた4列シートなんですよね。さすが私鉄王国関西です。
 もっとも、大阪→京都間は、JRの他に、阪急、京阪、ちょっと遠回りだけど近鉄としのぎを削っていますので、みんなサービス向上に必死なんだろうな〜と。関東圏の住民からするとうらやましいです。

 つことで、烏丸から40分位で阪急梅田に到着。阪急梅田駅のあのステーション感はハッキリいって異常です。関西に行く人は、是非阪急梅田駅を見てやって下さい。
 他にも梅田はなんというか、阪急デパート王国になっており、地下街と地上は阪急帝国で占められています。数年前にヨド梅田ができましたけど、鉄道系事業者と言えば、JRのルミネと阪神デパートが進出しているにせよ、やはり阪急ブランドには敵わないようです。

 梅田の地下街では、2chで噂になってるあのいやらしすぎる広告を見たりしてフラフラと徘徊。しかし、梅田の地下街は目的もなくフラフラすると、簡単に方角を見失います。危ないです。

 で、私がふらふらとたどり着いた先は、阪神電車の改札口でした(笑)。またまたホームでは丁度特急が待機していましたので、早速こちらに乗って、一路神戸へ!
 神戸って街は小さくてあまり見るところないんだけど、あの凝縮感が大好きで、関西方面に行ったときは、必ず足を伸ばすようにしています。坂の上の上流層から三宮のゴチャゴチャした汚い(失礼)なモノ達が、あの面積にみんな収まってるのはすごいですよね。
 ただ、別に住みたい街とは思わないかな。私はなんだかんだで田舎者なので、ああいった高度な都市感覚の中ではくつろげなさそう。たまに観光に来るからいい街なんでしょうかね。

 といいつつも、神戸に行くには何か目的が欲しい!ので、例のブロンプトンの世界初の専門店(?)に行ってきました。
 お店自体はとても小さくてびっくりしたのですが、壁一面にブロンプトンがディスプレイされています。しかし、すげーなと思いつつも、お店の人に声をかけられてしまった手前、何も買わずに出て行きにくいのです(笑)
 いや…ブロンプトン乗ってる人なら判ると思うんですけど、あの自転車、購入直後にチョチョイといじると、あとは何もする必要が無いんですよね。カッコいいパーツに交換とか、高性能パーツに交換して楽しむなどの、フェチ的マニア的な楽しみ方が、非常にやりづらい自転車なのです(だから日本ではBD-1の方が人気あるのかな?なんておもったりしますが)
 なので、何も考えず専門店に来てしまった場合など、本当に買うモノがなくて困ってしまいます。まさか実車買って帰る訳にも行かないし、交換チューブ一本買って帰るのもわざとらしいw。

 つことで、狭い店内でうーむ…と悩んでいたら、丁度お値段的にお手頃なマグカップを発見。ブロンプトン柄のマグカップとか、私的にもナイスな絵柄だと思い、こちらに飛びつきました。価格は1,680円だったかな。助かりました(笑)
 つことで、私みたいに何も考えず来てしまったお客様向けに、何か安くて記念になるようなグッズがもう少しあってもいいかな、と思ったのですが、お店からすれば別に観光客向けのお店ではないでしょうし、これは私の事前調査不足。次回は是非ブロンプトンに乗っていって、ちょっと割れちゃってるフロントフェンダー交換とか頼んでみたいモノです。

 目的は果たした(?)ので、今度は阪急で大阪梅田へ。そのまま手前の十三駅で乗り換えて帰ってもよかったのですが、どうせならと思い、地下鉄御堂筋線でひとつ先の淀屋橋駅へ。そこから京阪電車の特急に乗って、京都祇園四条へ帰ってきたのでした。
 南海電車内では、2列シート隣に座ってきたかわいい女の子が私に寄りかかって眠ってきたりと…それなりにドキドキな雰囲気で帰ってきたのですが、初日大汗かいたままの旅行中2日目にして洗濯していないシャツと下着で、我ながら匂うな、と思ってるくらいだったので、なんだか恥ずかしいのと申し訳ないのとで微妙な感じでした(笑)

 祇園四条駅を出て、途中で見つけた一蘭の京都店でラーメン食べて、ホテル近くの大丸地下街で、今宵の日本酒とおつまみ買って、二日目は終わり。

 特になんということのない観光にもならない観光でしたが、個人的にはこういうのもなんだか地元民になりきったみたいで楽しかったです。

RICOH GR

▼2013年09月02日

今日も京都でKyotoに来てます

 京都に来ています。

 いや…仕事で進行中の案件はあるのですが、本当は先週なつやすみの予定だったモノが、急に入った仕事のおかげで1週間延びました。なので、休みだからなんかしないとなと思って、突発的に(笑)。でも、今週あまり天気がよくないですね。やはり無理しても先週に休めばよかった…。

 天気はさておき、今回の京都旅行にはブロンプトンを持ってきています。自転車で適当に市内走れればいいかなと思って。

 京都旅行は、何度かきたことがあるのですが、やはり1人がいいですね。他の人と一緒に回ると、どうしてもお寺とか史跡巡りに徹してしまいますが、個人的にお寺巡りとかは、それはそれで楽しいのですが、やはり「路地裏大好きっ子(もう子ではないですがw)」である私は、1人でこのような路地裏をイチイチ回るのが大好きなのです。
 他の人がいると、こういったフリーダムかつ特殊な性癖を爆発させるような楽しみはできませんからね。

 つことで、新幹線が停まるJR京都駅に降り立った私は、早速ブロンプトンを展開して、四条大橋方面へ。ここはなんたって京都賑わいの中心ですからね。途中意味もなくとらのあな京都店とか寄っちゃったりしましたけど、当然ながら別に買うモノはないのです(笑)

 四条大橋からは左京区を北上して、とりあえず岩倉付近までぶらぶらと走ってきました。そこで雨に追いつかれたので、えいでんに乗って、出町柳まで戻ります。戻ったところで雨は最高潮だったので、構内のロッテリアでポテト食べて一休み。ちなみに雨の動きは大阪版アメッシュである「大阪市降雨情報」を見ていますので、割とリアルタイムにわかります。

 15分位して雨が上がった隙に、三条大橋に向けて再び移動。途中「出町桝形商店街」を通りかかったんですが、こちらたまこまーけっとの舞台だったんですかね。商店街の上にでっかいポスターが貼ってありました(ホテル戻って調べたらやはりそうでした)。こういう発見があるのも街歩き…というか、街走りの醍醐味ですね。

 さて、三条大橋まで戻ってきた付近で、もう一段大雨のカタマリが来ます。雨が来るのがわかっていますので、スタバに入ってドヤリングカマします。大体30分位で雨は上がり、その後はもう雨が降らないのがわかったので、再び左京区方面へ出動。つか、左京区って京都観光でもなかなか行かない地区だと思うんですよね。京大とかあってそこそこ学生街として盛り上がっているようですが、山のほとりに銀閣寺があるだけだし。

 でも、比叡山の麓に抱かれたその町並みは、基本的に平坦な京都市内と比べて、町歩き的には起伏がそこそこあって楽しいのです。丁度「艦これ」で比叡もゲットしたし、ここは区内をくまなく回らなければなりません。

 左京区は基本的に北の標高が高く、南西に向かっての下り坂になっています。その中に金戒光明寺がある丘があり、その回りも用水路が発達しています。

 市街地も適度に起伏があり、とても面白い地域です。この写真のこの光景、私はこんな街並みを見るともう胸がキュンとなってしまうのですが、このなんというか絶妙ないとしさとせつなさとこころづよさを感じてしまうこの感覚、判りませんかね。判んなくてもいいけど、こういう光景を沢山見たいから、私は市街地巡りが止まらないんだろうなぁ…と思ったりします。
 いや、かなり特殊な趣味というか感覚だとは自分でも認識しておりますので、別に無理してご理解頂かなくてもけっこうですが(笑)

 左京区の起伏ある地形を適度に堪能した後は、鴨川デルタ地帯へ進出。デルタ地帯鴨川本流の左岸は、ここも昔ながらの住宅地なのでしょうか、道が適度にくねくねしていて、ちょっと路地に入ると行き止まりだったりと、なかなか興奮がおさまらない感じ。
 こういう場所も、ブロンプトンがなければほぼ絶対に来ることができない訳で、ホント、ブロンプトン買って良かったわぁ…。写真も沢山撮りまくっているのですが、全てをご紹介できず申し訳ございません。

 ということで、京都北の住宅地を鼻血出そうになりながら色々徘徊した後、ホテルのチェックイン時間が迫ってきましたので、四条方面へ南下。途中二条城付近をぐるぐる回りましたけど、あの辺り、元は天皇はんの住居だった訳で、周りにあるゴチャゴチャした家も、実は皆さん由緒あるおうちなのでは…と妄想しながら徘徊していました。

 ホテル到着は大体16:00時付近。自転車を部屋に置いて(こんな事が出来るのもBromptonのいいところ!)、汗だくの身体を適度に冷ましてから、晩ごはんを買いに、近くにある錦市場商店街をフラフラと…。泡のワインと、デミグラスハンバーグ、それとご飯、あじフライなど、ある意味庶民的な食材を買い込んでホテルに戻りました。

 初日は割と充実した1日でしたが、明日は一日中雨、さて…何をしようかな。

RICOH GR


▼2013年08月24日

パシフィック・リムを見てきました

R0310655.JPG 「…そうです。ロボの動力は原子力です」

 今巷で話題になっている、米帝の作ったロボットアニ…じゃない、ロボット映画「パシフィック・リム」、私も早速見てきました。

 しかしまぁ…面白いねこの映画。以前何かの映画を見たときに予告編を見た記憶があるんだけど、その時は「ロボットカッコ悪いな」としいう位しか思っていなかったのですが、映画でみると、ロボのデザインがカッコいいとかカッコ悪いとかどうでもいい感じ。とにかく、重量感溢れるロボ(イェーガー)達の動きにしびれるし、その操縦方法もまた熱い!エヴァンゲリオンとジャンボーグA合わせたような操縦法です。子供の頃や今でもロボットアニメに熱くなっている人は絶対に見た方がいいです、それも映画館で。

 どことなく鉄人を思い起こさせるロボ達は、イェーガーと呼ばれています。そのイェーガー達が闘う相手は、そのものズバリ、カイジュウ。日本語訳ではなく、作品中もローマ字でKAIJUと表記され、カイジュウと呼ばれています。このどことなくギャオスやギロンを思い起こさせる、口から強烈な酸を吐くオソロシイ奴等です。

 そんでまた、この映画については絶対に吹き替え版を見た方がいいと思う。つか、字幕版見てないので分かりませんけど、なんたって声優のキャストが、アムロやシャア、綾波レイや、三ツ矢雄二、玄田哲章とくれば「何が始まるんです?」と言わざるを得ません。とにかく、始まりから終わりまで血圧上がりっぱなしの展開でした。

 いや〜、久しぶりにスカッとした映画が見られて、満足でしたよ。音楽もカッコよかったので、サントラも予約注文しちゃおうかな。

RICOH GR


▼2013年07月29日

風立ちぬを見てきました

 週末は、ジブリの新作映画「風立ちぬ」を見てきました。土曜のレイトショーだったので、ちょっとお安い1,200円。

 この話、原作はモデルグラフィックスの連載漫画らしいのですが、そちらの方は読んでいません。おそらく、お馴染みの日本人が「ブタ」顔のもう少しコミカルな話なんじゃないだろうか。しかし、映画の方は終始シリアス調で進行します。

 また、主人公の堀越二郎役に、エヴァンゲリオン監督の庵野秀明を起用した訳も、実際にフィルムを見て納得できます。堀越二郎の性格は、私達が伺い知ることのできる庵野秀明の性格にそっくりです。

 飛行機を愛し、美しモノを愛し、美しい女を愛する…。映画を見ていると、二郎の生き方には、正直人間味溢れる暖かさをあまり感じることができませんでした。というか、二郎は菜穂子を人間として愛していたのでしょうか?と不安にもなります。
 でも、終わって考えると、これもまた人としての生き方なのかな?と思うところがあります。というか、昔の純文学小節ってこんなものですよね。愛してるとか世界で一番とか、年中発情しまくっている近年の恋愛ドラマに私達の常識は毒され過ぎているのかもしれません(余談ですが本編上映前に越谷オサム原作『陽だまりの彼女』の予告編やってましたが、思えば『風立ちぬ』と比較するとまるで官能映画のようなはしたなさでした。小説は面白かったのになぁ)
 現代の映像では、もはや純文学とはアニメーションの中でしか表現できなくなっているのかも。

 あと、ちょっと思ったのが、主人公の二郎も、ヒロインの菜穂子も、その生き方やお互いの恋愛感情において何かを「求め」ることはしても、案外「与え」ていないよなぁ…なんて感想も持ちました。
 そのため、見終わった直後は、映画の副題になっている「生きねば」という言葉がどうもしっくりと来ていなかったのですが、しばらく経ってから考えてみると、みんな「生きる」ために必死になって何かを求めている。映像からはそういった必死さが、わかりやすい演出で描かれていないのですが、後で考えると、やはりこの映画の登場人物は、常に何かを「求め」、必死な生き方をしているなぁ…と感じました。
 そう考えると「生きねば」という言葉も、少しのみ込めたような気がします。穏やかな表情で描かれた二郎と菜穂子の生き方は、印象よりもずっと熱くエゴイズムに溢れていたようです。

 この映画、まだワタシの中では「傑作」までの評価にはなっていませんが、もう一度見ると、評価が上がってゆくような気がします。
 あと、関東大震災の描写はスゴイ迫力でしたよ。


 

▼2013年07月21日

Bromptonで今市から宇都宮、下野へ

P7201817.JPG 連日の猛暑に比べ、少し涼しい週末の土曜日。郊外へサイクリングでも行くか…と思って、ブロンプトンで出かけてきました。

 行った先は、栃木県下今市。東武線の快速に乗っておおよそ90分ってトコロでしょうか。市内では、こじんまりとした夏祭りが開催されていました。
 さて、今市から日光杉並木を経由して宇都宮方面へ向かいます。

 杉並木は何度か自転車で走ったことがあるんですが、今回の今市から宇都宮へのメインルートは初めてかも知れません。いつもは日光から例幣使街道を経て鹿沼の方に抜けてしまうので。

 しかし…杉並木の中ってのはいいですね。なんというか、使い古された言い方ですが、森林浴とか森のエナジーとかそんなのが身体に入ってくるようです。あと、当然ながら涼しい。回りの空気よりも体感的には数度は低いんじゃないでしょうか。当日はさほど暑い訳でもなかったのですが、ひんやりと湿った空気が心地よいです。写真は、途中で見つけた幹が空洞の杉。空洞の中にはアリジゴクさんが沢山いました。

 その後は、宇都宮市内に入り、オシャレなユニオン通りとか見ちゃったりして、適度に市内を徘徊した後、更に南下し下野市方面へ。

 宇都宮郊外を出ると「ザ・北関東」という風景に変わります。なんというか、地平線とか見えちゃいそうなだだっ広い景色。夏の照りつける太陽の下を、死にそうになりながら頑張ってペタル漕いでました。
 でも、夏のこういう感じは悪くないな。私には残念ながら「田舎」とかそういった場所はないんですが、子供の頃田舎に遊びに行った子供達ってこんな気分なんでしょうかね。懐かしい訳でもないのに、何となくノスタルジーを感じます。

 その後は、途中にあったバカでかいインターパークというショッピングセンター内にあるハードオフとか寄ったりして、道の駅「しもつけ」までたどり着いた辺りで、もういいかな?という気分になり、西の栃木市へ進路を変更。栃木市内では適当に市内観光をしたあと、東武日光線に乗って帰ってきました。

 走行距離は、サイクルメーターが壊れていたので不明。ただ、iPhoneにある移動ログによると、昨日の総移動距離は250km程度だったので、おそらく自転車に乗っていた距離は6〜70km程度ではないかと。自転車って楽しいね。

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▼2013年07月15日

大洗でヒトマル式を見たよ!

P7131784.JPG 連休初日は、たまにはMGFで出かけようかなと思い、朝の6時過ぎからお出かけ。

 まだ渋滞が始まっていない常磐道に乗り、谷田部辺りで降りて筑波山を経て奥久慈方面…そういえばここの所、私の愛する国道399号線もいってないな…福島県の方まで足を伸ばすか、と思っていたのですが、谷田部インターを降りてしばらく走ったところにあるスタバで一休み+ドヤリングしているうちに、そこで2時間以上過ごしてしまい、長距離ドライブ計画はおじゃん。急遽目的地を変更して、筑波山を抜けて笠間方面から水戸、大洗方面に向かうかなと。そういば連休中の大洗は、戦車が来ているんですよねっ!

 大洗といえば、最近は戦車の街として、ヲタの方々に大変親しまれています。相変わらず中韓の犬であるNHK様は、この戦車での町おこしが気に入らないようですが、だったら風評被害でひいひいいっている大洗市民の方々に、そのハイレベルなお給料を恵んであげればいいのにね。あと、この植村ってひとバカなんじゃないの?こういうお祭で「実際の戦争は…」とかいっちゃうおまえが現実とアニメの区別がついてないのではないかと。あ、それとも、最近流行りの「自分には楽しめないことを楽しんでいる人にいちいちケチをつけたくなる症候群」なんでしょうか。

 とまぁ、クソサヨ共のいちゃもんはさておき、大洗に入ってお祭りの会場行くと、10式ですよヒトマルですよ「じゅっしき!じゃねぇよちゃんとヒトマルっていえよNHK!」戦車ですよ。思えば10式戦車の実物って始めて見ましたよ、もう大興奮です。

 当たり前といえば当たり前ですが、自慢の120mm滑腔砲は先端にフタをされていたのが残念。初めて採用された国産120mm砲は、思ったよりもずんぐりむっくりした印象で強そうです。ちなみにずんぐりしているのは見た目だけで、実際は世界の同スペックの120mm砲よりも軽量化されています。
 他にも、履帯にうっすらと赤錆が浮いているのが「おぉ…無垢の鉄じゃん」的素材感が漂っていて、やはり実物はいいですよね〜。履帯といえば、後方駆動輪のツメとか、もうせくすぃ〜でたまりません。あのツメが10式50tを加速させドリフトさせていると想像すると、もう鼻血でそうです。

 正面装甲や砲塔の装甲は、実物を目の前にするとなんだか不思議な素材感ですね。さすがに手で触れる程近寄ることはできなかったのですが、見た目軽いのか重いのかよくわからない素材感。あのモジュール装甲の中には、各種鋼鉄やセラミックなど挟み込まれた超絶技術が詰まっていると考えると、これもまた鼻血でそうな感じ。あ…そういえば、日本の複合装甲は、開発段階では「G装甲」と呼ばれていたらしいですよ!これもまたガンダム世代には泣けるエピソード。

 全体のフォルムは、思ったよりも小さい…というか細長い感じなのが面白いです。あと、実物は本当にコンパクトです。砲塔正面装甲が傾斜しているからかも知れませんが、スペック以上に、90式よりも小さく見えます。
 この大きさで、開発元の三菱重工業は「世界でもっとも進化した戦車です」と言い切っているんですから、スゴイです。あぁ…ニッポン戦車バンザイ!とひれ伏したくなりますよね。

 他にも、自衛隊トラックや兵員装甲車、そして訓練支援艦の「てんりゅう」も展示されており、艦内の見学もできたようです。

 このイベント、ヲタっぽい人が多いのかな?と思っていましたら、ちょっと意外ですが、家族連ればかりが目立ちました。土曜日は声優イベントがなかったせいかもしれませんけど。
 しかし、沢山の人が家族で自衛隊の隊員達と記念撮影している姿を見ると、事ある毎に「軍靴の音が…」とか言ってる人達は、今まで何を見て育ってきたんでしょうね、と心配になります。現実とフィクションの区別が付いていないのは、ホント、ああいう人達ですよね。

 この自衛隊の装備品展示イベント、大洗の例は「ガルパン」ブームにあやかったものではありますが、今後、様々な場所でこのようなイベントがもっと開かれるといいのになぁ…と思いました。

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▼2013年06月17日

蔦屋書店フォレオ菖蒲店へ出かけてきました

P6161687.JPG 開店当初はかなり話題になった店舗です。スーパーマーケットが郊外中心にシフトする中、本屋さんの中心も、都心ではなく郊外へシフトしてゆくのか…とかね。

 この手の「郊外型超大型書店」は、既に北海道地方で展開されているコーチャンフォーが嚆矢です。ただ、北海道地方ではそれなりに成功を収めていても、本州…というか、関東圏への進出はありませんでした。

 そのコーチャンフォーでの成功(?)を横目にしているのか知りませんけど、全国最大規模の書店チェーンを展開するTSUTAYAも、郊外に超大型書店を誕生させました。それがこの蔦屋書店フォレオ菖蒲店です。
 開店は2012年3月17日だったらしいので、オープンして一年ちょっと経った訳ですね。本屋さん大好きな私としては、もっと早く行きたかったのですが、色々あってようやく昨日に初訪問でした。

 写真ではイマイチ伝わりにくいですけど、店内に入ると、だだっ広い単一フロアが果てしない感じで、期待が持てます。ザッと一回りしてみると、店内の構成はコーチャンフォーとよく似ていて、書籍フロアが全体の2/3程度?その他が雑貨や文房具品、CDなど。
 CDはこれもコーチャンフォーの印象に似ていて、国内盤の在庫がキッチリ揃ってます。クラシックやジャズの在庫は豊富でした。

 肝心の書籍フロアは、これもまただだっ広く、どんな本が何処にあるのか、事前に一回りしないと目的の本にたどり着けません。ま、悪くはないですね、この本に埋もれる感覚は。それと素晴らしいことに、店内にはおトイレがあり、既に都市伝説と化している「本屋に行くとうんこしたくなる」派の人も安心です。

 私は取りあえず店内をザッと一回りしたあと、併設されているタリーズコーヒーで一休み+ドヤリングを嗜んでました。

 ここのタリーズコーヒーの素晴らしいところは、併設されている本屋さんでまだ未会計の本を最大二冊まで持ち込めること。つかコーヒー飲みながら立ち読みというか座り読みができてしまう訳で…こういうの出版社的立場からするとどうなんだろうと思いながらも、ユーザーからするとなかなかありがたいサービスです。小説とかならその場で全部読めちゃうと思うけど、いいのかな?

 その他、客層を色々観察してみると、私は久喜市という土地柄をよく把握している訳ではありませんが、いわゆる「郊外のスーパーに買い出し」層とは少しスタイルが違うような気がします。
 それに、私みたいにボッチで来ているキモヲタ的お客さんはあまり目立たず、オシャレしたプルカツ共wや、家族連れが多い印象。また、家族連れの方は、カゴに何冊も本を入れてまとめ買いしている人も大勢いました。データがある訳じゃないですが、客単価は比較的高いのかもしれません。

 確かに、本好きな一家にしてみれば、午前中からやってきて、タリーズで軽食でもとりながら、店内の本を読んで、その後は好きな本をまとめ買い…みたいな休暇の過ごし方は、ある種理想的かも知れません。家族で過ごせる本屋さんって、ありそうでなかなか無いからね。

 ということで、いい事づくめみたいな蔦屋書店フォレオ菖蒲店ですが、肝心の私は一冊も本を買わなかったんですよね〜。面白い本があれば買う気マンマンだったし、面白そうな本も確かにあったのですが、どうもそれが購買衝動にまで向かないというかね、そういう本屋さんってあるでしょ。そんな感じでした。

 思うに、今私たちが「リアルな本屋」に出かける理由って何かというと、自分が知らない本と出会ったり、知ってはいても、思わぬ面白さを見つけたりと、そういう「発見の場」としての理由が大きいと思うんです。知っている本を買うだけなら、正直アマゾンでも全然構わないんです。通販への抵抗とかそういうのを抜きにすれば、送料無料だし日本全国何処でも数日後には届きます。
 でも、それだけじゃ知識欲が満たされない!のかどうかわかりませんけど、そういう新たな発見の場として、今のリアル本屋さんは本好きな人に求められているんじゃないかと。

 で、そういう視点から見ると、この蔦屋書店フォレオ菖蒲店は、本の数は多いけど、本屋さんとして何を売りたいのか、何をお勧めしたいのかがあまり見えてこないんですよ。もちろん、入り口付近には「おすすめの本」コーナーはあるんですが、なまじ面積が広いだけに、そのコーナーが印象に残りにくいんです。
 ヴィレッジバンガードを見習えとは言いませんけど、ただ大きな本屋さんというだけではなく、本屋さんとして何を売りたいか、何を買ってほしいのかが、もっとお客さんに伝わる売り場になっていれば、知的エンタテイメントな本屋として、もっともっと繁盛するんじゃないかと思います。同じグループだったら、代官山のツタヤを参考にしてみてもいいんじゃないでしょうか。

 とはいいつつも、今でも都心からのドライブ先として、本好きのお客さんから選ばれるポテンシャルはあるんじゃないかと感じます。今回敢えて「高速道路」を使って行ってみたのですが、東北自動車道浦和料金所から最寄り白岡菖蒲インターまで、ETCで650円。しかも店舗はインターすぐそば、渋滞がなければ浦和料金所から店まで30分位?
 だからこそ、プロモーションもそうですが、何度でも行きたくなる売り場づくりをもう少し工夫すれば、本が好きな都心の家族層にもアピールできるのではないかと、そんな気がしました。

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▼2013年03月10日

黄砂ではない…らしい

P3101050.JPG 気象庁の発表によると、黄砂ではないらしいのだが、にしても、今日の北関東はすごいことになっていた。

 昼前からブロンプトンで北関東の久喜方面へ。午前中はさほど風も無く、どちらかというと北風の雰囲気だったのだが、正午を過ぎてから気象が一変。猛烈な西風とともに、北関東の大地はもちろん、空の方までも砂埃で覆われてしまった。

 何故か花粉の症状は出ていないのだが、そんな次元ではなく、目が痛いというかチカチカするというか…慌ててスタバに非難してこのエントリ書いてる所です。

 帰ったらすぐにシャワー浴びて、目の中のゴミも洗い流さないと…。それと、カバンの中の荷物が砂だらけになっているので、こちらも掃除ですかね(笑)

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代官山の踏切

P3091018.JPG 来週、3月16日より地下化される、東急東横線。それに伴って、代官山のこの踏切も終了になります。

 花粉が飛び交っている中、ブロンプトンに乗って、もう消えゆく代官山付近をまったりと散歩してきましたよ。

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▼2013年01月03日

ZERO FIGHTER

P1020370.JPG ちなみにニワカが「“ゼロ戦”なんて呼び方ねーよ!戦時中は日本語の“零戦(レイセン)”だっての!」とかいいますけど、ウソですから。

 一部の民間運動家や新聞社(主に朝日ね)では、「適正言語禁止!」とか言ってましたけど、軍隊内では普通に英単語も使われていました。
 そして、当時のアメリカでは“Zeke”、もしくは“Zero”とも言われていたようです。

 つことで、埼玉県の文化都市所沢で、年末よりゼロ戦が生息しているとのことで、見に行ってきました。場所は「所沢航空発祥記念館」です。
 こちらでは、世界で唯一、オリジナルの栄21型エンジンで飛行可能なゼロ戦が展示されています。

 形式はゼロ戦52型A6M5、または52型甲と呼ばれているモデル。昭和18年の夏から製造が始められ、それまでのゼロ戦よりも主翼の幅がやや短く、その先端が丸みを帯びています。

 所沢での実機については、飛行可能状態にするためにいくつかの部品を交換し、レストアが行われています。
 まず、主翼はほぼ全面作り直し、更に主脚もアメリカ製戦闘機の部品に交換されています。また、エンジンの点火コード、点火プラグもアメリカ製だそうです。
 そして、実際に飛行する場合は、エンジンの寿命を少しでも延ばすために、離陸時は80%のスロットル、そして巡航時は60%にスロットルを絞って運用しているそうです。なんたって、起動する“栄”エンジンはこのゼロ戦に搭載されているのが世界で唯一の現存品ですからね。

 ゼロ戦の優秀さについては、卓越した旋回性能や強力な武装などが上げられる点が多いですが、私としては、落下式増槽を備えた、当時としては破格の航続距離を誇った点が画期的ではないのかと私は考えています。
 燃料切れたら途中で停止できる戦艦や戦車と違い、戦闘機にとって残存燃料とは命綱であり、燃料切れは速落下=墜落を意味します。
 その為、空戦になった場合、例え敵機に命中弾を与えられなくても、空戦を行う事で敵の燃料を消費させてしまえば、その後の作戦続行を阻止できるだけではなく、あわよくば途中で墜落させてしまう事だってできるのです。

 大戦初期において、ゼロ戦が米軍戦闘機に対して圧倒的な空戦的優位を得られたことは、同条件では、米国機よりもゼロ戦側に、搭載残存燃料の不安が少なく、思い切った空戦ができた…という事も関係していると思うのですが、さて。

 写真はゼロ戦を真後ろから収めたもの。レシプロ機ってこのアングルからがダントツに美しいと思うんですよね。前から見たクラシカルな雰囲気と違い、とても現代的というか宇宙的なフォルムを感じさせ、まるで機体表面を流れる空気が見えるようです。

 この飛行可能なゼロ戦が飛ぶ姿は、以下のDVDでたっぷり見ることができます。

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▼2012年10月29日

大雄山線乗車日記

PA274033.JPG 小田原に来たなら乗っておきたい伊豆箱根鉄道大雄山線。小田原への訪問は珍しくなくても、電車で来るのは珍しいので、ここは潰しておかないと思い、乗ってみました。

 小田原駅の一番南側に、そのホームはひっそりとたたずんでいます。車両は青を基調にした4両編成の電車です。駅は全部で12あり、小田原駅と終点の大雄山を、おおよそ20分程度で結んでいます。

 私は土曜日午後の14時過ぎに乗車したのですが、地元女子高生や買い物客風なオバサン、その他サラリーマン的な人達で、シートは殆ど埋まっていました。

 単線の路線は、ゆるゆると地方市街地風の風景を走ってゆきます。
 特に感動したのは、車窓から見えた箱根山かなぁ。あえて車両の写真ではなく、車窓からの写真を掲載しましたが、これは素晴らしい景色です。

 なぁんてワクワクしながら車窓を眺めていると、すぐに大雄山駅に到着。どうやらこの駅は桃太郎推しのようで、駅前には桃太郎にまつわる看板があったようななかったような…。私と言えば、駅前のピアゴというスーパーへ直行!地方スーパー萌えな私にとっちゃ、こりゃタマランです。

 買い物もせず、食品売り場や服飾売り場などを、舐めるように眺めるという怪しげな行動をとった後、30分位後に大雄山駅を発車する上り列車で小田原駅まで戻りました。ちなみに、片道の運賃は270円ね。

 こんな機会でもないと、なかなかこういったローカル線には乗車できませんので、私にとっちゃとても満足で、大興奮のひとときでしたよ。

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神奈川県立生命の星・地球博物館

PA274004.JPG こちら、神奈川県立の自然博物館ですね。ま、仕事と言えば仕事、遊びと言えば遊びという、ちょっと微妙な心持ちで出かけてきました。

 というのも、とある理由でこちらの博物館近辺でネットワーク調査をする必要があり、どうせ行くならこの「大空の覇者・大トンボ展」やってるうちに行こうかなと。トンボカッコいいもんね。

 つことで、早朝からロマンスカーに乗って、一路小田原へ。途中で指定券の写真をtweetしたら、B席なので怪しまれたりしましたが、残念ながらお仕事です。
 で、新宿から約90分。やってきました神奈川県小田原市の入生田駅。駅前からあるいて2分程度ですね、思ったより大きな博物館でした。

 常設展との共通券710円を払い、まずはお目当てのトンボ展へ。会場はそんなに大きくはなかったのですが、スペース内には、びっしりとトンボの写真と世界中から集められた標本が並んでいて、なかなか楽しめました。じっくりと標本を眺めていたら、このコーナーだけで2時間位は居たかな。その他、アマチュアの方が撮影し、コレクションした、トンボのビデオテープなどを15分位眺めていて、里山の自然は守らないといけないね〜なんて思ったり。

 そういえば、皆さんトンボの交尾ってどうやるか知ってます?まず、オスのトンボが尻尾の先端にあるツメで、メスの首元を捕まえます。オスに確保されたメスは「いやいやいや〜ん!もうしんぼうたまらんわ〜」と言いながら…かどうかは知りませんがw、自分の尻尾をオスの尻尾の付け根に伸ばし、精嚢を受け取るというもの。この状態のトンボが、いわゆる「ハート型」になって飛んでいる状態の「リア充トンボ」と呼ばれるモノです。この交尾はおおよそ数分間続くそうですよ。

 PA294096.JPG左の写真は、買ってきたプログラム。大トンボ展の方は、1,200円でなかなか分厚いプログラムになっています。結構読み応えがありますので、家でじっくり読んで「トンボ博士」を目指そうと思います。
 ちなみに、もう一冊は、以前開催されてたらしい「オオカミ展」のパンフレットですね。こちらは1,100円で、オオカミマニアの私としては、外せない資料だとのことで購入してきました。

 その他、常設展のコーナーも見てきたのですが、これがまた、無駄に金かかってる!これは、民主党の仕分けの対象になるんじゃないかと心配してしまうくらいの迫力のある展示でした。ただ、冒頭の岩石部分は、割と触れる展示が多くて面白かったな。結構駆け足で見てきたけど、もう少し時間を持って見てくれば良かったです。

 ちなみに、館内では、ソフトバンクの電波はLTEも入って良好でしたよ…って、これは関係ないな(笑)

 今回行った「大トンボ展」は、11月4日で終わってしまいますが、その他の展示も結構見応えがあるので、箱根に行った折には、是非寄ってみては如何でしょうか。
 ただ、結構展示内容が沢山あるので、ついでに寄るのでは、全て見切れないかも知れませんが。

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▼2012年10月11日

高瀬川渓谷と噴湯丘

EA080396.JPG 高瀬ダムネタの続きです。

 実は昨日アップした「ダム成敗記」ですが、当日は他にも目的があり、高瀬ダムから湯俣温泉まで歩いて、その先にある「噴湯丘」を見に行っていたのです。

 見に行ったのです…と簡単に書きましたが、実は片道9km前後、時間にして片道3時間30分の大移動。標高差こそたいして無かったのですが、結構しんどいモノがあります。

 しかも私は事前に「ハイキングみたいなコース」と聞いていたので、トレッキングシューズは持たず、革靴(さすがにくるぶしを覆うタイプではあったが)に、ドンキのF3というショルダーバッグにカメラ詰めて出かけていました。これもまた大失敗で、山道の石ころが沢山あるような道を歩いていると、直接足の裏に衝撃がきて、帰り道などは結構やばかったです。皆さんも噴湯丘を見に出かける時は、ちゃんと山の装備をしてから歩き始めましょう。

 場所は湯俣温泉晴嵐荘からちょっと上流、このエントリで紹介したラスボスダムを越えた辺りから見え始めますが、近づくには吊り橋を渡ったり渡河の必要があったりと、距離は短くても意外と大変です。あ、そのラスボスダムの水が黒い訳は、この温泉から出てくる水のせいでもあります。

 さてこの噴湯丘、最近ではテレビ「飛び出せ科学くん」でも紹介されたらしく、知名度がすっかり上がったようです。高瀬川を遡り、支流の水俣川に別れたちょっと先にあります。一番大きい噴湯丘の存在は、1950年代頃に確認されたようで、現在では天然記念物に指定されています。

 メインとなる噴湯丘に近づくためには、登山道を外れて、水俣川を渡河しなければなりません。特に水が多い日は注意というか、絶対に止めましょう。マジで死ぬと思います。幸い私達が訪れた日は、水量も少なかったので、靴を脱いで裸足になって対岸に渡りました。ここで、川遊び用のサンダルを持参していれば、もっと楽だったんだけどねぇ。

 早速、自然の神秘!噴湯丘へと近づきます。これは、河原から突如温泉が吹き出し、それと一緒に吹き出される石灰が、その場所で球状に固まってゆき成長しましたモノです。なので、今でもこの石の先端からは温泉がピュッピュと吹き出しています。それを見ているとなにやら…。

ero ってな妄想を。だって、形がモロ女性のおっぱいそのものなんだもん。その周りで湯気を出しながら、先端からピュッピュッ…ってな感じで水吹いてたら、そのくらい想像するだろう!しません?

 とにかく、女性のおっぱいか、はたまたタージマハルかといったその丸い球状の上に、チョコンとB地区にも似たポッチが乗っており、その上から温泉が噴き出しています。まさに女体の神秘…じゃなくて、大自然の神秘です。

 ちなみにこの噴湯丘、当然ながら今でも絶賛成長中で、上部B地区部分は、出版物に掲載されている写真によって随分と違うようです。同行した友達は「以前見た写真ではこんなに先端尖ってなかった」と言っていました。

 噴湯丘本体は熱くて触れないのか?と思っていましたが、そんな事はなく、表面はひんやりとしています。ただ、残念なことですが、私達が行ったときには、この噴湯丘本体に足跡みたいなモノが付いていました。心ない人がどうやらこの上に登ったみたいですね。

 警告しますが、なまじ本体に登って足を滑らせ、山の斜面側に落ちると、その下にはかなりの熱気を吐き出している空気の噴出口がありますので、無事では済まないと思います。大火傷+ガスでどうにかなっちゃうかも。登るのは絶対に止めて下さいね。

 この噴湯丘以外でも、この辺り一帯の河原ではあちこち温泉が噴き出しており、川の水がドス黒く濁っています。まるで地獄のようです。
 スコップを持って河原を掘り返すと、そのままお風呂になるようですが、吹き出している源泉は80度程だそうなので、火傷には注意して下さい…というか、有名になってそれなりに人が見に来る場所になったので、ハダカでの入浴は、露出狂の人以外は止めた方がいいかも。

EA080406.JPG 更にこの噴湯丘には子分もいます。こちら、川の中からにょっきりとキノコみたいに飛び出している噴湯丘2号です。こんな風に見えて、こちらでもその先端からは、ピュッピュと温泉が吹き出しているのが見えます。こちらを見たときも軽く妄想してしまったのですが、ま…止めておきましょう(笑)

 この噴湯丘2号くん。発見されたのは割と最近だそうで…というか、こうなったのも最近で、初めこの周りは河原だったのですが、何年か前の大雨で渓流の流れが変わり、この小さな噴湯丘の方に水が流れ込むようになり、その結果、石灰で固まった部分を残し、このようないやらしい形に周りが削り取られたようです。このままでは、力尽き、倒れてなくなってしまうのも、時間の問題だということでした。

 もっとも、この噴湯丘が消えても、付近では新たに温泉が噴き出している所が沢山あるようです。そのなかで、比較的水の流れがない場所に、また新たな噴湯丘が育ってゆくのでしょう。

 大自然の神秘すな〜。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5

 

▼2012年10月10日

高瀬川ダム四天王成敗記

EA080416.JPG 「ダムダムダムダムダァ〜〜〜!!!」というジョジョ風な声と共に、ダムな方達4人いのうえさんにしだやさんもこさん、ワシ)で、長野県の高瀬ダムに行ってきました。
 一枚目の写真は、高瀬渓谷四天王の1つ、大町ダムと闘う、シトロエン・エグザンティアです。
 
 長野県大町市を流れる「高瀬川」水系には、大きなダムが3つあります。特に3つ目の「高瀬ダム」については、日本で黒部ダムに次ぎ、第二位の高さを誇る大型ダムで、ロックフィル式ダムとしては日本一の高さを誇ります。
 しかし、自家用車で直接ダムまで行くことが出来ない事と、やはりダム高が第二位という位置に甘んじているせいか、黒部ダムに比べて全く知名度がありません。やはり二位じゃいけないんですね、この高瀬ダムの現状を蓮舫に見せてあげたい。

 つことで、私達4人衆は、まさにダム銀座といってもいいこの高瀬川を遡上し、流域ダムの全てを露わにすべく、正義のために立ち上がりました!ダムダムダムダムダァ〜〜〜!!!

EA080289.JPG まず、第一の関門は「大町ダム」。

 高さ107mの重力式コンクリート式で、国土交通省直轄ダムです。このダムの特徴は、本エントリ1枚目の写真にもあるとおり、横に長い…というか、下流に向かって左手がヤケに長い…という事でしょうか。おおよそ一般的な重量式コンクリートダムでは、放水口や管理棟がダム中央付近にある事が多いので、ちょっと異質な感じもします。キャラ的には「異形を放つ第1の四天王」ですかね。

 こちらのダムは、大町市内の一部からも直接その姿を見ることが出来、市民達に無言のプレッシャーを与え続けています(実際タクシーの運転手さんも「あのダム決壊したら大町はもちろん松本から長野まで水浸しだ」と恐れおののいていました)。というのはウソで、大町市民を水害から守っているんだよ。

 第二の四天王、七倉ダムは、時間の都合もあり省略。帰り道でついでに倒せばいいやということで、上へと向かいます。ちなみに、七倉ダムより上流へは、私達自慢のハイドロカーでは上がることが出来ません。ここから先は一般自家用車の立ち入りが規制されていますので、駐車場に車を駐めて、タクシーへと乗り換えます。料金は一律で片道2,100円。このタクシーの運転手さんが、困ったギャグを連発する上に、元微生物関係の研究所職員というカオスな方で、ま、お話しは面白かったんですけどね。

EA080308<br />
.JPG ということで、アッサリと最強の四天王の1人「高瀬ダム」に着いてしまいましたw。こちらが、日本で第二位の高さを誇る、高瀬川水系最強のボスとなります。キャラ的には「よくここまできた、しかしコレで終わりだ」とか言っちゃうタイプでしょうか。

 写真では近づきすぎてなんだか迫力に欠けるのですが、これはロックフィル式ダム故の特徴です。ダム本体が比較的下流側に緩やかな傾斜になるため、数字程巨大に見えないのが残念。
 しかし、このダムの面白い所は、ダム本体の上につづら折りの車道が整備されており、ダム本体の上を登る…という、日本一の黒四ダムでも楽しめない特異な体験ができることにあります。

 こちらの管轄は我らが東京電力様。ダム本体の高さは176m、ウソかホントかわかりませんが、関東大震災級1.5倍の地震が来てもビクともしないそうです。でも、関東大震災M7.9が、8.9になると、計算上地震の規模は32倍になりますので、東日本大震災級だと崩壊してしまう…ってことになりますが、おそらく計算方法が違うんでしょうね(笑)

 さて、ここで四天王のうち2人を制圧しました。ここから先の湯俣温泉→噴湯丘ハイキングはまた別エントリを立てることとして、往路ですっ飛ばしてきた第二の四天王「七倉ダム」を紹介しておきましょうか。

EA080484.JPG こちらも管轄は東京電力となります。というか、上流の高瀬ダムとセットで揚水発電も行っているかしこいダムです。キャラ的には、最強ボス手前に出てくる「ククク…俺に手間取っているようではこの先には進めん」ってタイプですね。

 高瀬ダムがあるのでますます地味な印象ですが、高さも125mと、他の地域なら充分ラスボスでタメ張れるだけの実力があります。ただ、ロックフィル式なので、あまり高さは実感しにくいですね。

 復路でちゃちゃっと成敗してきただけなので登りませんでしたが、下流に向かって左側にある放水路横にある階段で、上まで上れるみたいです。というか、通行止めの看板もクサリもなかったので、むしろそのまま登っていいの?と思いましたけど。

 ダムの下には、無駄に広い駐車スペースというか広場があり、その辺も逆にプレミアム感が欠けるというか、高瀬ダム水系でもっとも地味な第二の四天王でした。

 ちょっとまて!四天王といいながら、ダム3つしかないじゃん!とお思いの方もいらっしゃると思いますが、ダムダムダムダムダァ〜〜〜!!!ちゃんと四人目は存在するぅぅぅぅぅぅ!!!

EA080365.JPG つことで、高瀬ダムからタクシーを降りて、上流に歩くこと3時間。湯俣温泉晴嵐荘のちょっと上流にこのようなダムがありました。名前は不明。何ちゃら砂防堰…みたいなプレートくらいあるだろうと探してみたのですが、結局名前はわかりませんでした。

 こちらダムの近くには「放水するかもしれないからサイレン鳴ったら生きることをあきらめろ!」(実際はサイレン鳴ったら川から離れてね)という立て看板が立っており、地味にイヤな感じのラスボスです。

 下流3つのダムとは違い、清流にもかかわらずドス黒い水をたたえており(コレはホント!詳しくは別エントリで)、小型ながらも、最後の四天王的な風格を秘めております。キャラとしては当然ながら「影のラスボス(弱い)」かな。

 よく観察すると、写真右側の堤防は、昨日作られたのかと思う位真新しいコンクリートですが、写真左側の放水路と、その管理棟は、結構歴史を感じる作りで、またその上に乗っている管理棟は、柱以外の壁がプラスチック製のトタン板だけで作られた、これ…ひと冬絶対保たないだろ…みたいなアンバランスさを備えており、ぼかぁー好きだな、こういうの。

 今回のダム巡り(最後のダムは除く)は、ダム初心者の方にとっても、短時間で見所があるダムを複数訪れることが出来るので、お勧めです。デイリーポータルでも、付近のダムをセットで見学するコースが紹介されているので、こちらを参考にして、更に一気にダム巡りというのも乙かもしれません。

 ということで、私達の高瀬川ダム巡りは無事終了。大町市、松本市の平和は保たれました。
 そして、長野県民の皆さん、今日という日があることは、私達4人の勇者が影で活躍していたということを、忘れないで下さいね。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5


ダム/萩原雅紀

▼2012年10月01日

鈴鹿サーキットへ行ってきたんだニャ!

P9293733 私が所属している会社で、鈴鹿サーキット内で使う大規模なデジタルコンテンツを納品したとのことで、そのできあがり確認のため、鈴鹿サーキットへ行くことになりました。

 自分には直接関係ないプロジェクトだったんだけど、社内のファイヤーマン(炎上案件鎮火担当)としては、案件確認も含め、同行せざるを得まい…wとの事で、私も一緒に行ってきましたよ。ただ、人数が多いのでバスを貸切、しかも日帰りという強行軍なんすけどね。
 といいつつも、私は鈴鹿サーキットに行ったことがなかったので、結構楽しみです。

 土曜の朝8時前、九段下へ集合、その後バスに乗り一路鈴鹿市へ。当日の東名高速道路は、全く渋滞がなく、最初の休憩場所である富士川サービスエリアには、予定時刻の30分前に到着してしまいました。その後はひたすら名古屋方面へ西進。浜名湖SAでは、割と豪華なお弁当が配られ、車中での昼食。バスは名古屋市内方面の道路には入らず、湾岸道路を進み三重県方面へ下り鈴鹿まで。到着は13:30位だったかな?予定よりも大分早いです。

 しかし、名古屋圏の高速道路って凄いよねぇ。網の目のように高速道路網が整備されている上に、名古屋圏を抜けるだけのクルマには、ちゃんと中心部をパスして抜けられる道が用意されている。東京圏なんて、道だけは多いけど、通り抜けるためにはほぼ全ての高速道路で、一度首都高速の都心環状線を経由する必要があるし、全くもって非合理的な作り。もう日本の首都は名古屋に移転した方がいいんじゃないか?なんて思ったりもしました。

 と、そんなこんなで鈴鹿に着いた後は、大阪支社のスタッフと合流し、当社が手がけたデジタルコンテンツを公開している建物へ。ま、何処の建物なのかハッキリ書くと、色々と差し障りがありそうなので控えますが、こりゃすごい!と思いましたね。これだけの技術があれば、我が社はあと10年戦える!みたいな(笑)

P9293833.JPG 早目に鈴鹿へ到着したせいか、現地では割とスケジュールに余裕があり、施設見学後はサーキットコースの方へぶらぶらと散歩へ。サーキット内は、翌週の日本グランプリのためか、色々なコンテナがコース上に積まれていました。あの中に貴重なマシンや部品などが入っているのでしょうか?

 実際に鈴鹿のコースを見ると、最終コーナーからホームストレート、そして第一コーナーまでが、結構な下り坂で、ドライバーの人は怖いだろうなぁ…と思います。こういうのはなかなか、テレビ中継だけだとよくわからないですよね。鈴鹿の他、富士や茂木のサーキットも、実は結構なアップダウンがあります。完全な平坦に近いメジャーなサーキットは、筑波くらいかなぁ…。

 サーキット見学を追えた後は、遊園地側にあるエンジン付きカートにチャレンジしてみることにしました。こちらのカートは、普通免許必須と、走る前に簡易講習(10分位か?)を受けなければならないという、割と本格的なモノです。同僚社員や社長も混じって楽しんできました。ただ、そのせいで、予定より早く到着した割に、出発時間は1時間位遅れてしまったんですけどね(笑)

 帰りもひたすら高速道路を突っ走ります。途中から新東名高速に乗ったんだけど、暗くて外が何も見えませんでした。残念。あ…夕食には鰻丼弁当が配られましたよ。わぁい鰻丼、よっち鰻丼だ〜い好き!

 出発時刻は遅れましたが、運転手さんが頑張ってくれたのと、渋滞が全くなかったため、東京駅に着いたのは予定通りの22:00前。帰りは東京駅解散で、視察を兼ねた遠足(?)は、無事終了となりました。移動時間は長かったけど、バスでずっと座ってただけなので、あまり疲れはしなかったかな。

 また、こんな機会があれば、社内の人達大勢で出かけてみたいモノです。

OLYMPYS XZ-1

▼2012年08月29日

庵野秀明・特撮博物館

E8280049.JPG せっかくのなつやすみ。時間が余っていますので、東京都現代美術館で開催されている、庵野秀明・特撮博物館へ出かけてきました。
 噂によると、土日は人でごった返しているそうなので、平日に時間が取れたのはラッキーですね。

 東京都現代美術館までは、自宅からブロンプトンにのって出かけました。大体1時間位ですかね。電車を乗り継いで出かけるのとさほど時間は変わりません。電車だと、最寄り駅は都営大江戸線森下の駅だったかな?そこから徒歩9分だそうです。

 美術館に到着したのが大体13時前。早速入場します。入場料金は1,400円。そして音声ガイドが500円となっています。普段は音声ガイドは利用しない私ですが、ここは絶対に音声ガイド機レンタルした方がいいです。冬月指令でお馴染みの清川元夢さん渾身のナレーションを聞くことが出来ます。いや…この音声案内、本当に内容濃いんですよ。CDで発売してくれないかしら?

 入場して初めに出てくるのが、東宝特撮シリーズの数々。東京タワーのミニチュアに圧倒され、その奥には、あのはやぶさ号や、轟天号など、実際の撮影で使用されたミニチュアの数々が、ケースから出た状態で展示されています。もちろん、触ることは厳禁ですが、目を近づけたり、下をのぞき込んだりと、様々なアングルから観察可能。更に冬月指令の解説が気分を盛り上げてくれます。

 次はゴジラシリーズ、マイティージャックなどの東宝テレビ特撮、そしてウルトラマンです。子供の頃に見慣れたジェットビートルやウルトラホーク、そしてTACアローなど、もうそのまま持って帰りたい!ウルトラメカの一番奥には、異形なスタイルでお馴染み、スカイホエールが鎮座しています。設定ではウルトラマンより大きかった本機ですが、ミニチュアもでかいのね。もう、なめ回すように見まくります。

 その先は、変身特撮モノのマスク展示コーナーです。ファイヤーマンやグリーンマンなど、ちょっとマニアックなマスクも飾られていて、仮に作品を知らなくても、冬月指令が丁寧に全てのマスクとその登場作品を解説してくれますので、特撮の知識を深められます。もうたまりません。グリーンマンとか痺れるよなぁ。

 でその次に特撮町並みの紹介コーナーがあり、その後はいよいよ「巨人兵東京に現る」の上映コーナーです。監督は庵野ですが、ジブリ作品としてクレジットされています。本作の一部が、確か先日放送されたナウシカの終わりに公開されましたが、あのときの落胆ぶりとは全く違う、スゲー特撮フィルムになっています。こちらは必見です!

 「巨人兵…」の後は、その作品で使われた数々の技術やミニチュアの解説コーナーとなり、最後には巨大な特撮セットの展示コーナーがあります。こちらのみ、持参したカメラで撮影が許可されており、このエントリの写真もこのコーナーで撮影したものです。友達同士で見にいって、お互い写真を取り合ってみるのも面白いのかも知れませんが、私はリア充ではないので、ひたすらセットの写真を撮りまくってました。

 そんなにじっくりと見たつもりはないのですが、結局16:00時位まで館内にいたようで、終わる頃にはおなかもへるしのどはカラカラでエラいことに。とにかく、時間を気にせず、もっとじっくりと見てくれば良かったです。

 そうそう、展示物終わりにあるミュージアムショップでは、特撮関連のグッズが目白押し。色々買って帰りたかったのですが、ここは我慢で、公式パンフレットのみをゲットン。2,600円で少しお高目なのですが、分厚い冊子で内容も非常に濃く、特撮ファンなら絶対に買って損しない内容だと思いました。

 もう一度くらい見に行きたいけど、見に行くチャンスはあるかなぁ〜。少しでも興味を持っている方は、とにかく本当に面白い展覧会ですので、時間を作って絶対に見に行って下さい。その際音声ガイドを借りるのも忘れずにね。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5

▼2011年11月29日

晩秋の養老渓谷

20111129_02.jpg この前の日曜日は、紅葉を堪能しに千葉県は養老渓谷に出かけてきましてね。そりゃもう素晴らしい紅葉が…と思っていたら、この時期でもまだ紅葉は始まっていませんでした。

 う〜ん、ちきゅうおんかんばー(地球温暖化)ですな〜。それでも所々の葉っぱは申し訳程度に染まっており、風もない穏やかな気候と相まって、それなりに楽しいハイキングでした。

 ただ、養老渓谷近くの狭い道に、大型の観光バスが殺到していたため、周辺の道路は大混乱…。往路は早めの時間だったので問題なかったのですが、復路については、たった数百メートル先の交差点まで30分みたいな。

 久しぶりの房総半島ドライブだったのですが、少し体重を絞って、自転車でツーリングとかも面白そうだなと思いましたよ。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5


▼2011年09月30日

船の科学館

20110930_01.jpg お台場で長い間親しまれてきた「船の科学館」が、本日をもって一旦閉館となります。それもあって、先週末に最後のお別れと思って出かけてきましたよ。

 出かけたのは先週の日曜日、三連休最終日と閉館前最後の休日となる事から、大混雑かなと思っていましたが、確かに船の科学館的には大混雑でしたが、かといって展示物が見られない程でもなく、程よい活気といったらいいんでしょうかね。きっと閉館のお知らせがある前は、閑散としていたんだろうなぁ…。

20110930_02.jpg 中に入ると、なにやら懐かしい未来が待っています。こちらは未来の推進機関と噂されていた超伝導船ヤマト1の模型。カッコイイですねー。
 こちらの船にはスクリューがなく、超伝導の電磁誘導によって直接エンジンナセル内の水を移動させることにより推進しますよ。

20110930_03.jpg こちらは、同じく懐かしい夢の世界の面影、原子力船むつの模型です。中央カットされている部分が原子炉になります。
 放射線漏れの事故を起こさなければ、今、日本の海には原子力船が何隻も就役していたかもしれませんね。いい事なのか悪い事なのかは判りませんが。

20110930_04.jpg 展示場奥に行くと、実物大の船舶ディーゼルエンジンのカットモデルがあります。これは圧巻ですね。ピストンはかなりロングストロークなエンジンです。
 海を走っている貨物船は、こんなでかいエンジンを搭載して走っているんですね。工業製品というより、まるで建造物のような迫力です。

20110930_05.jpg 船の科学館本館のデッキから見た羊蹄丸です。こちらは青函連絡船として活躍していました。私も何度か乗ったことがあります。
 今はお台場に係留されているんですが、こちらの展示も終了となり、引き取り手を募集していたのですが、その話もまとまっていないようで、どうやら解体処分になるようですね。

20110930_06.jpg 羊蹄丸のデッキに上がってみました。私が青函連絡船に乗ったのは、まだ子供の頃でしたので、正直懐かしさとかなんだとか、そういうのは全く感じなかったのですが、やはりそこはかとなく昭和の雰囲気がして少しキュンと来ます。
 それと、意外と船自体は大きくないんだなぁ…という事。子供心には、もっともっと大きな船かと思っていました。

20110930_07.jpg 羊蹄丸前にあった看板です。看板には「永久展示保存」と書いてありますが、残念ながら永久ではありませんでした。おそらく何処かでヒッソリと解体処分されることになるんでしょうが、こういった歴史遺産を保管しておく場所がないというのはなんだか淋しいですね。
 最近ではようやく建築物にたいする歴史価値などが認められるようになってきましたが、こういう工業生産物については、役割が終わるとあっさりと廃棄処分ということが多いようです。もっと色々な場所で貴重な工業遺産を保管する気分が高まるといいのですが。

 とまあ、このような感じでサックリと科学館閉館の名残を惜しんできました。この先船の科学館がどうなるのかは判りませんが、大宮の鉄道博物館のように、場所を変えてパワーアップしてくれると嬉しいですね。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2011年08月29日

千葉県は市川市の国府台に興奮!

20110829_02.jpg 久しぶりに猛暑から解放されて晴れ上がった週末。ブロンプトンでおさんぽと思い、何となく江戸川を南下してみましたよ。

 まずは京成高砂に寄って、河内屋製麺所でやきそばを3玉買いました。どうやら土曜日は特売日のようで、一玉90円の麺類が60円!やすい、やすすぎる。他東京焼きそばソースというソースも購入。

 そして、何となく小岩の方に向かい、江戸川を渡って市川市に入ったのですが、そこで木内ギャラリーがある丘を登ってみると、規模は小さいながらも、変化に富んだその景観に圧倒されました。これはもっと丹念に国府台を回ってみなければならないなと。

 その後、坂を下りて京成国府台駅付近の商店街をブロンプトンでじっくりと回り、更に北に向かって、国府台公園から住宅地の路地を徘徊しながら散策し、じゅんさい池付近を巡って帰ってきました。

 途中では自動車が通れないような狭い坂道もいくつかあって、そんな坂を見つけるとつい登りたくなってしまうという自転車乗りの習性を発揮してしまい、同じような場所で何度も坂を登ったり降りたりして、実に楽しい1日でしたよ。

 都内から近い場所に、ヒッソリとした感じでこんなに景観に富んだ街があるとはなぁ。街の規模は小さいですが、プチサイクリングの目的地として、景観マニアの方にもお勧めしたい場所です。

 ちなみに、当日のブロンプトンでの走行距離は、50kmジャストになりました。

OLYMPYS E-3 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2011年05月22日

妙見島に行こう!

20110522_04.jpg 以前も行ったことがあるのだが、昨日は何となくブロンプトンで南を目指していたら、ちょうどあの「妙見島」が見えてきたので、再度上陸してみることにした。

 妙見島に入るには、海路を除けば浦安橋から進入する。自転車で入る場合は、川上側の歩道から行けば、自転車用スロープがあるので進入しやすい。

 で、スロープを降りたところが写真のような風景。なにやら、この場所でしか見ることができないような、何ともいえない味わいの高架橋下風景だ。
 ここから北、川上方面に行くと、工場地帯がある。途中にヤマハ経営のマリーナがあるが、いわゆる関係者以外が訪れる施設と言えばここ位だろう。島全体がなにやら工場ばかりである種「プロな雰囲気」が漂っている中、この施設内だけは、普通にオシャレをした男女がいたりしてホッとする。

 そのまま島を一周したいところだが、残念ながら島全体が工場で進入禁止になっている場所が多く、ヤマハの施設を少し北に行ったところで「月島食品」の工場があり、そこで道は終わり。仕方がなく南に下ってみると、浦安橋の袂にラブホテルと、大分前に閉店したという食堂、それとゴミ施設がある。南側も島の先端まで行くことはできない。

 島中がなにやら砂埃臭くて、対岸の江戸川区、浦安市の都会的雰囲気とは全く違う、プチ・デンジャラスゾーンといった感じでなかなか趣があるが、夜に訪ねるのは本当に怖いかもしれない。

 そうそう、こんな怪しげな場所だけど、ラブホテルが完備されているので、もの好きなカップルの方は、是非、妙見島観光でご宿泊でも如何でしょうか。休憩が3,000円から、宿泊が6,500円から、となっていましたよ。もちろん週末はもすこしお高目料金だと思いますけどね(笑)

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▼2011年04月09日

北越谷のさくらたん

20110409_01.jpg 毎年恒例、北越谷のさくらを見にブロンプトンで出かけてきましたよ。

 写真は、ちょうど人が途切れるタイミングを待ってシャッター切ったので閑散とした印象ですが、実際は様々な場所で言われているような「自粛ムード」は欠片もなく、むしろ去年よりも出店が増えて盛り上がってる印象でした。

 政府が花見の自粛をお願いしている理由として「仮設トイレを被災地へ優先的に送っているので足りない」「夜間警備の警察や事故が起きた時に対応する消防隊員が被災地に向かっていて足りない」「夜間照明は省エネに反する」みたいな理由もあるそうで、一概に「自粛ムードだから」という訳だけでもないようです。

 なので、例年よりも少しだけ節度を持って楽しむ分には、全然問題ないと私は思いますよ。こういう時だからこそ、綺麗なさくらを見ながら、大切な人や友人と会える喜びをかみしめて、日常の会話を楽しみましょう!…って偉そうな事を言いつつ、自分は誘う友達も何もない訳なんですけど(笑)

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▼2011年04月06日

イクスピアリ

2011040602.jpg 先週末の話なんですけどね、浦安にあるリア充共の聖地、東京ディズニーリゾートの入り口にある、イクスピアリに行ってきましたよ。

 本家のネズミーランドは休園中でしたが、こちらは通常営業なのかな?駐車場は行列していましたが、所謂+500円パーキング(駐車料金の他500円かかるが、クルマのキーを係員に預けて貴族気分になれるパーキング)はガラガラでした。

 イクスピアリ内部は…確かに人は少なかったかな。でも、予想してたよりは人が大勢いた印象でもあります。
 ちなみに、施設の周り…浦安市内は、思ったよりも被害が深刻ですね。帰り道駐車場から出て、都内に向かう交差点では、浦安方面にある路上の電光掲示板が思いっきり傾いていたり、歩道と車道の段差がすごい事になっていたりしました。ただ、橋を渡って都内に入ると、パッと見では全く被害がなさそうに見えましたが、果たしてどうなんでしょう?

OLYMPUS XZ-1

▼2011年03月04日

北海道へ

20110304_01.jpg 今日はこれから北海道へ…。

 といっても遊びではなく、単に法事で行くだけなので、あまりときめきはない。今日の北海道は結構寒いとの噂なので、ちょっと憂鬱(笑)

 そういえば、北海道には割とよく行っているのだが、飛行機で行くのは相当久しぶり…というか、子供の時以来ではないか?

OLYMPUS XZ-1

▼2010年11月15日

プチカレーター

101115-01.jpg 川崎駅前の地下街にある、世界で一番短いエスカレーター。そのなも「プチカレーター」らしい。

 短いのもさることながら、設置意図がよくわからないエスカレーターで、まずよくわからないのが、登りではなく下りのエスカレータであること。登りじゃないんだ…。それと、写真手前で写っていないが、このエスカレーターの先に、同じくらいの段数の階段があるという事。つまり、結局は階段を下らなければいけないという変な場所に設置されている。

 ちなみに高低差は83.4cmだそうです。

iPhone 3GS

▼2010年08月15日

ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ、オリンパス紀行

100815-02.jpg 友達から「オリンパスのCMでやってるあの鉄道のところに行きたい」と言われ、急遽茨城県のひたちなか海浜鉄道を見に出かけてきた。

 今日のひたちなかは暑い…。でも、那珂湊駅ではスタッフの方の親切で(本来は午後より公開だったのを、午前中に見せてくれた)、昔の車両の中身を見学できたりと、なかなか楽しかった。阿字ヶ浦の海岸が「日本のナポリ」なんて言われているということも始めて知りましたし…(笑)

 さて、適当にハードオフ巡りでもしながら、帰りますかね。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5 + EC20

▼2010年03月27日

「まだ半分にもかかわらず既にきめえ高さに達しつつある東京スカイツリー」を見てきた

 月曜日の工事で東京タワーを抜いて、日本で一番高い建物になるという、東京スカイツリー。既にタワーの下付近は大騒ぎだというので、ブロンプトンに乗って見物してきました。

 私の家からスカイツリーのある業平橋に向かうには、東京でも超下町ゾーンが広がる、向島や曳舟を通っていく訳ですが、そういう車も通れない路地のスキマから、まだ半分の高さだというのに、にょきっと空にそびえるスカイツリーがとろろどころで見え、なんだか異空間に迷い込んだような…ハッキリいうときめーです(笑)
 東京タワーが建設されていた頃の港区界隈も、あの頃は下町風景の中にいきなり巨大建造物がそびえる…という図があちこちで見られたと思いますが、このスカイツリーもそんな感じでしょうか。完成すればいまの倍ですからね。いやはや何ともまぁ…。

 で、スカイツリーの最寄り駅である東武業平橋駅なのですが、その界隈は既に人で賑わっていました。ちょっと前までは業平橋駅なんて、東武グループの本社ビルがある駅…という、利用者にとってはどうでもいいオマケみたいな(失礼)駅だったのですが、今ではトレンディーな場所に変身(?)
 トレンディーはともかく、駅の近くにはすっかり有名になった「おしなりくん」が出没していましたよ。

 まだ完成前でこれだけの盛り上がりなのですから、タワーが完成したら、あの界隈もすっかり様相が変わってしまうんでしょうね。そういう意味では、今なら昭和30年代に迷い込んだような下町風情と、近未来的なタワーという異質な組み合わせがたっぷり楽しめます。
 私としては、業平橋駅で降りてそのままタワーを見に行くよりも、隣の東武曳舟駅や京成曳舟駅で降りて、下町の路地を散歩しながら、タワーを目指すという方が面白いと思います。道に迷う心配はありません。空にそびえるタワーに向かって歩けばいいのですから。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年09月22日

多摩動物園

090922-02.jpg 詳しくはモコさんの9月21日日記を…。

 で、私も行ったのは子供以来なんだけど、もうめちゃめちゃ面白かった。行く前は、閉園時間ギリギリまで動物園に居座るとも思っていなかったし、時間があればむしろもっともっと見ていたい…という感じ。

 で、お目当ての一つであったカワウソちゃん達は、合計3回見に行ったんだけど、1~2回目は、麻袋の中に入ったきりで姿は見られず…。閉園時間をもう過ぎた3回目に見に行った時、ようやくお姿を拝見することができました、やっぱりカワウソ萌えです。

 もっとも、今回は他にも萌え萌えしてる動物たちが沢山いました。本当に、どうぶつっていいなぁ…。

 そうそう…BLネタに困っている方は、多摩動物園のライオン舎へBL物語を見に行きましょう。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 50-200mm F2.8-3.5

▼2009年09月13日

牛久大仏

090913-02.jpg 実物大のイデオンがあれば、多分これくらいのサイズになるのではないかと…(笑)

 という事で、牛久大仏ですでかいです。
 遠くから見ても笑っちゃうくらいでかいのですが、近くに来るともっと笑っちゃいます。

 笑っちゃうのは私だけではなくて、見物に来た家族連れやカップルも、駐車場から大仏を見上げるなり「うぁ~でけー!」とか「なにこれ、でかずぎ!」とか、とにかく「でかいでかい」を連発して笑っています。

 そういう意味で、見るだけで人々をこんなに笑わせる大仏様なんですから、そりゃもう人々に幸せ与えまくってる大仏様だなぁ…なんて、しみじみ思いました。自分の姿を見せるだけで人の笑顔を作り出せる神様なんて、そうそういないよね。

Apple iPhone 3GS

▼2009年08月12日

コーチャンフォーに行ってきました

090812-01.jpg 北海道に行った時は、いつか行ってみたいと思っていた郊外型の書籍を中心とした複合チェーンコーチャンフォー。一部書籍マニアというか、書店マニアの方達には有名な店舗で、かなりマニアックな品揃えなどが特徴らしい。

 郊外店なので、前回鉄道で北海道に行った際は立ち寄ることが出来なかったのだが、今回はルート途中にある札幌市内「ミュンヘン大橋店」に寄ることができた。

090812-02.jpg まず店内に入ると、その圧倒的な広さにビビる。もちろん店舗面積では、都内の大型書店の方が大きいのかもしれないが、これだけの床面積が単一フロアになっていると圧巻。実際の品揃えをチェックしても、大量の本が並んでいる。
 で、在庫を見て思うのが、都内の大型書店とちょっと違い、なんだか「返本をきちんとしてない感じ」みたいな良さ(笑)。なんだか判りにくいかもしれないが、ちょっと古めの最近書店の店頭では見なくなった本が、そのまま置かれていたりする。

 本やフロアからCDのフロアに移動してみると、コレもまたびっくりな広さ。特に驚いたのが、ジャズやクラシック、イージーリスニングなど、ポップス系以外の売り場面積が広いという事。在庫の量と種類はともかくとして、クラシックコーナーの広さなんて都内のタワレコ並み。詳しく並んでいる商品はチェックしなかったが、タワレコとは違い、マニアックな輸入盤が多数並んでいるのではなく、国内盤を丁寧に在庫してある感じだった。

 とにかく、道内の人達は、こういった充実した本屋とCDショップが、夜12時まで車で気軽に行ける場所にあるというのが、非常にうらやましい。是非関東方面へも進出してほしいが、そういう無理な業務拡大を行うと、経営に無理が来そうなので、道内限定でもいいから、末永く商売を続けていってほしいなと思う。

 北海道を車で移動する機会がある人は、一度訪れてみては如何?

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北海道まとめ

 後で自分が思い出せるように…。

 8月4日・午前中出発→夕方に新潟へ→23:30苫小牧行きフェリーに乗船
 8月5日・夕方17:30苫小牧東港に到着→千歳アウトレットへ(何も買わず)→千歳市街のホームセンターへ→同市内のスーパーマーケットへ→札幌市内コーチャンフォーへ→石狩市から増毛、留萌へ
 8月6日・留萌から日本海側を北上、稚内へ→稚内市内のヤマダ電機(笑)へ→宗谷岬へ→オホーツク海側を南下→サロマ湖へ→網走市到着→ハードオフ網走店へ(笑)→生協スーパーへ→ビジネスホテル到着、就寝
 8月7日・午前3時起床4時出発→知床半島へ→知床峠へ→一応半島最東端「相泊」まで→野付半島へ→阿寒湖へ→帯広市→富良野市→滝川市でハードオフ(笑)→深川ANI氏宅へ到着、ワイン1本空けて寝る。
 8月8日・朝9:30起床、出勤するANI氏を送り、その後旭川市内まで出てファミレスで朝食、思えばコレが初めてのまともな食事(笑)→深川市内に戻り温泉→再び旭川市内に行きハードオフ(笑)と、市内スーパーマーケットを数店巡った後、留萌方面の山道へドライブ→19:00にANI氏宅へ帰宅、夕食は「焼きそば弁当」
 8月10日・午前3:00起床→4:00出発、新十津川方面から石狩市、小樽市へ→市内を駆け足で観光→10::30発新潟行きフェリーに乗船
 8月11日・朝5:00に新潟港到着→新潟市内を車内観光→郊外のマックで朝食→自宅まで下道(笑)

 ちなみに、北海道内におけるMGFの燃費は19km/L台を下回らなかった。道内のガソリンはハイオクでおおよそ1L/130~133円位。以外だけど本州の相場より安いのでは?
 今回は北海道という場所柄、私にしては珍しく、タンク容量が半分を下回る前にこまめに補給していたので、いつも通りからになる近くまで走り続けていれば、リッター20キロも出たような気がする。また、気を使ってエコ運転しても出たかもね。道内では、結構「私らしく」走ってましたので(笑)

 日差しはとても厳しい。本州でオープンにして走るのとはグレードが違う。いつもはオープン至上主義の私だけど、北海道内では、午前日午後のどちらかしか、オープン状態で走ることが出来なかった。

 コンビニはずいぶん増えたなと思う。人気がないような場所でもコンビニがあったりした。で、コンビニさえあればお金を引き出すことが出来るので、本当に便利になったな。

 いちばん印象的だったのは、宗谷岬からオホーツク海側を南下していた時。人気(ひとけ)が非常に少なく、また、その辺のドブ川みたいな(例えが変だけどわかるでしょ)川も、イチイチ自然が豊かすぎで笑ってしまう。あの界隈に滞在して、1ヶ月くらい過ごしてみたいと思った。

 それと、ハードオフは相変わらずとして、私はなんでこんなにスーパーマーケットが大好きなんだろうと…(笑)

 以上、メモエントリー。後、状況に応じてこのエントリーは更新するかも。

▼2009年08月11日

江良岳

090811-03.jpg そうか…この航路だと江良岳が見えるんだ。思わぬ幸運に嬉しかった。

 機会があれば、是非上陸して登ってみたいモノだが、無理だろうなぁ。ちなみに江良岳がある渡島大島とは、北海道日本海側にある、日本最大の無人島です。

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いちばん北の線路

090811-02.jpg 北海道稚内駅にある看板の前で記念撮影。日本でいちばん北の線路の前にふさがるMGFです。

 日本で、コレより北の鉄道はありません。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年08月10日

野付半島

090810-01.jpg まさに世界の果てという感じ。私もこの世界の果てで愛を叫んでみたい。どなたか叫ばれたい方、いらっしゃいませんか(笑)

 つことで、知床半島を堪能した後は、そのちょっと下にある野付半島へ。この半島は、昔から地図を見る度に「なんだこれ?」と思っていた地形なので、楽しみだ。

 訪れてみると、まさに最果ての地。左右とも道路脇は砂地になっており、特に入り江側は海というより沼というか湿地帯というか、そんな感じ。なんだか海苔の一種が取れるみたいだね。湾内一面が藻のようなモノで覆われていた。
 一般の人が車で入れるのは、半島の3/2辺りまで、その先は歩いて行くことが出来るみたいだが、歩くにしては距離がありすぎなので、おとなしく一般車が入れる場所までであきらめてきた。ブロンプトンでも持ってくればよかったかなぁ…。

 左右とも砂地で海で…更に写真に見える海の向こうの山は北方領土で…とても現実感の薄い、面白い場所だった。

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▼2009年08月08日

かくかく鹿じか

090808-02.jpg これは知床峠駐車場にいた鹿。ウトロから知床峠に上がる道に入ったとたん、いきなり鹿が道路脇に多数お出迎え…。あ、自然の中に入ったんだなとイヤでも実感できる。というか、オープンのまま走っていて大丈夫だろうか。ヒグマとか出たら逃げられないぞ…。

 鹿の方も人やクルマになれたモノで、こっちから近づいていっても、逃げるでもなく一定の距離を保ちながら離れる。また、クルマが来ても、走って逃げるのではなく、のそのそと、道路脇に移動する程度で、悪びれた様子が何もない…というか、別に悪びれる必要は無いのだが。

 この道路には、ヒグマが出没することもあるという…。夜間などは本当に怖そう。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

羅臼岳

090808-01.jpg こんなに雄大な山とは想像していなかった。登ってみたい…。

 知床峠に到着したのが、朝の7時頃。空気は澄んでいて、遠くまで見渡せる非常にいい天候だった。峠から羅臼岳を見るのもいいモノだが、途中ウトロ方面から登ってくる途中でも見所は沢山ある。素晴らしい山だ。

 登山するには、ウトロ側から登るのがいいらしい。往復で8~10時間だとのこと。ただ、付近はヒグマの生息地帯であるため、十分な注意が必要だそうだ。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年08月03日

酒田駅前

090803-01.jpg まさにシャッター通りだなぁ…。かつてはこの場所も人で溢れていた時期はあったのだろうか。

 もっとも、人がいなくなったというわけではなく、郊外のショッピングセンターに行くと、若い人や家族連れで賑わっていたりする。この問題を考えるには、従来の「駅前」が地域の生活にもたらす役割を再構築しないといけないのだろう。少なくとも一等商業地という感覚は、よほどの大都市圏以外では、もう考えられない。

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▼2009年06月21日

狂った飲酒の記録

090621-01.jpg ということで、「狂欲」のAkiratchさんと呑んできた。呑んだ場所はサイゼリア(笑)。でも、ここって結構美味しいワインが安く飲めるんだよなぁ…。結局2人でワイン2本空けたけど、ひょっとすると私ばっかり呑んでいた気がして、なんだか申し訳ないッス。

 話題はオリンパスのことから、デジカメのこと、クルマのことなど色々。最後の方はちょっと私も酔ってろれつが回らない(笑)状態だったが、始めてお会いする人とは思えない程、色々と楽しく語り合うことができて、とても面白い時間を過ごさせて頂きました。

 お互い住んでいる場所も、そんなに距離が離れている訳じゃないので、また機会があれば呑みましょう。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年05月24日

阿修羅~!

090524-01.jpg ♪ズバット参上~ズバット解決~!

 って、阿修羅と聞くと、つい「解決ズバット」を思い出してしまうんだが…あと、マジンガーの阿修羅男爵。

 という事で、別に入るつもりは全くなかったんだけど、今日の朝10時過ぎ位かな…東京国立博物館の前をブロンプトンで通ったら、阿修羅展やってました。
 その時間で、既に入場まで70分待ちだってさ、すごいな。日本はいつからこんなに仏像ブームになったんだろう。

 どうでもいいけど、最近の仏像好き女子のことは「仏女【ぶつじょ】」と言うらしいね。だったら男子は「仏男【ぶつだん】」かよ…なんて(笑)

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6

▼2009年05月03日

1人“かへ”中

090503-02.jpg 今日は表参道まで注文していた服を受け取りに行ってきた。で、帰りにおひとりカヘでマターリ中。いや、1人じゃないね、ブロンプトンも一緒です(笑)

 今日の関東地方は、晴れてはいるけど微妙に薄曇り。自転車でフラフラと徘徊するには都合のいい気象条件。で、帰り道、外苑でフリマやってて思わず寄り道。古着のパンツを1枚買ったりして…なんだかゆるりとした休日過ごしてます。…いや、毎日が休日状態の私だけどさ。

 これからアキバでも寄りながら家まで帰ります。多分今日の走行距離は50km程。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

▼2009年04月08日

さよなら富山市

090408-03.jpg 滞在時間が短く、あまり楽しめなかったが、それでも印象に残った都市だった。次はクルマにブロンプトンでも積んで、市内とその周辺をのんびりと1日かけて散歩してみたい。

 富山発8時21分糸魚川行き普通電車で東京に向かおう。朝の富山駅に到着する電車は、東京都内かと思う程混雑していた。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

富山市のホテル

090408-02.jpg 富山市内には東横インが二件あり、今回は「Jr.富山駅前」という駅前に宿泊したのだが、ここは1F~3Fが飲食店になっており、ちょっといやんな感じ。
 富山市内なら、近くにあるもう一件の東横イン「富山駅前宝町」の方が新しくていいかも。

 もっとも、富山駅前の東横インも、部屋自体は至って普通の東横インだし、ホテルを出ると目の前が市電の駅だったりするので、便利なんだけどね。ただ、フロントに行く前に通る、あの飲食店街の臭いが、なんかイヤなんだよな。

 写真はホテルの窓から撮影した、富山駅前マリエ。晩ご飯の食材を買いに行こうと思っていったら、食品街があまりにもしょぼくて、総曲輪までおかずを買いに行きました。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

総曲輪

090408-01.jpg 富山市にある総曲輪という商店街。なんて読むのか判らなかったのだが、「そうがわ」と読むらしい。かつて富山城の外堀があった辺りらしい。

 富山市民にとって、総曲輪を歩く事は「そうぶら」というらしく、今も昔も富山県の流行情報発信エリアだとの事。ただ、実際に歩いてみると、その割にはちょっと淋しい気もしたかな。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年04月07日

富山LRT

090407-03.jpg 富山市のLRTという乗り物。初めて乗車してみたけど、コレってすごく未来を感じる乗り物だなと思った。

 例えば、全国にある県庁所在地…いや、それなりに名のある地方都市は、もうLRTの営業を義務化させた方がよいのではないか。

 そうでもしないと、道路族議員、あるいはめんどくさがり屋で何もしない地方行政官達は、結局何もしないままだろう。自動車渋滞がなんだ。つか、むしろ都市部における道路は、意図的に渋滞を発生させ、その代わりに何らかの公共交通機関を整備していかないと駄目だろう。この先10年で、免許を返納する人達が、日本国中でどれだけ出ると思ってるの?もう道路整備なんて政策は古くさいだけだ。

 とにかく、この富山市のLRTには、衝撃を受けました。本当は高岡市の万葉線も乗ってみたかったんだけど、時間の都合が合わず。
 ちなみに、従来の市電と何が違うのかと聞かれれば、きっとあなたたちが70歳を過ぎた頃に、全く違う乗り物だと実感できるでしょう…と答えておきます。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

電鉄富山のレッドアロー号

090407-02.jpg かつての西部5000系レッドアロー号が、今では電鉄富山の特急「うなづき」として余生を送っています。

 すれ違い様に見る事が出来て、本当によかったよ。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digitak 14-54mm F2.8-3.5

ほくほく線

090407-01.jpg 越後湯沢から北越急行で直江津まで。

 線形はいいようで、結構なスピードで走ってくれるんだけど、なんというか全線トンネルだらけ…。そんなに乗って楽しい路線でもなかった…かな。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54 F2.8-3.5

▼2009年04月06日

横須賀米軍基地祭

090406-01.jpg 昨日は、女子友に誘われ横須賀米軍基地の桜フェスタへ出かけてきた。

 どうでもいけど、何故か私の回りには、いわゆる「軍モノ」にそこはかとなく興味を持っている女子が多いような気がします。やっぱりヲタはヲタを呼ぶのか(笑)。その割には、昔付き合っていた彼女は「港で軍艦とか見ると怖いから見たくない」なんて言ってた気がする。
 もっとも、軍に興味がある女子とは言え、そこで私も調子に乗って「戦車について24時間語っていい?」とか言っちゃうからマズいんだろうな。ちなみに件のモトカノには、それでも無理矢理2時間くらい、現代戦車の複合装甲について語った気がする。だからダメなのか…。

 ま、そんなのはいいけど、昨日の横須賀米軍基地は、北朝鮮のテポドンが発射された日だというのにそりゃもう大賑わいさ…って感じで、アメリカンなサイズのホットドッグや、どうやって飲み干すのか判らない量のジュースや、店の外まで匂うシナモン臭とアブラとバターの香り、こりゃ煮物か?という位ペースト状のバターをぶっかけられた怪しげな食べ物など…気分はもうアメリカン。ちなみに世界国別、人口に占める肥満割合の図。米軍基地内で売られてる食い物見れば、そりゃそうだろうなと納得できます。

 で、お祭り会場を後にして、いよいよ目玉の基地内岸壁へ。ここには、アメリカ第七艦隊旗艦ブルー・リッジと、原子力空母ジョージ・ワシントンが停泊されています。というか、一緒に行った人に対して思わず「コレは原子力艦じゃないよ」と言ってしまったのですが、間違いでした。ジョージ・ワシントンは原子力空母でした。
 他、遠方には、艦名は判らなかったけど、アメリカ海軍のイージス艦、その奥には海上自衛隊のイージス艦が停泊していました。ちなみにちょっとしたティップス(笑)ですが、イージス艦が海上自衛隊のモノか米軍のモノか簡単に見分ける方法は、マストを見る事です。何故か海上自衛隊のイージス艦は、古来からの円柱マストに固執しています。あの円柱マストってステルス性が大幅に低下するんだよね。近代海軍の新鋭艦であんな古風なマスト装着してるのは自衛艦だけです。もっとも最新鋭の艦ではようやく改善されたみたいですが。

 しかし、私も原子力空母を間近で見たのは初めてですが、呆れる程でかいな。あれがあーた、ただ港に停泊してるだけじゃなくて動くんだからね。すごいもんだよおい。
 この空母を見て一緒にいた人が「この中に核爆弾ってつんでるのかなぁ」と言ってましたが、そりゃ積んでいるでしょう。なんたって原子力空母ですから。もっとも、政府見解では「未確認なので積んでいないと考えられる」とかいう訳の判らない見解になっているようですが。ちなみにその時「非核三原則は法律じゃないよ」と言ったら「え~っ!そうなの?でも教科書にも載ってたよ」と答えていましたが、案外この言葉は誤解されているみたいですね。

 岸壁には、子持ちの家族連れなども多く、みんな無邪気に空母背景に写真撮ったりしていましたが、その背景にある船は、世界を核の炎に包む事が出来る、史上最強の兵器プラットフォームです。少しはその恐ろしさを理解してくれているのかなぁ…なんて思ったりしました。
 軍事戦略的に考えれば、空母の核兵器携行は当然だろうと納得は出来ても、この中に世界を焼き尽くす核兵器があるのか…なんて思うと、ちょっと理屈抜きで嫌悪感が出てきたりもします。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年04月05日

USS ジョージ・ワシントン

090405-01.jpg 呆れる程でかい…。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年04月04日

北越谷のさくらたん、ハァハァ

090404-01.jpg 今年も見てきました、埼玉県は北越谷の桜。

 ここに来ると、毎年色々な事があるもんだと思います。つか、来年は無事桜を見る事が出来るのかね。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital ED 50mm F2.0 Macro

▼2009年03月27日

阪急電鉄 特急

090327-03.jpg 今回の旅行、京都の烏丸なんて一等地に宿泊していた割には、京都市内はほとんど歩き回っていないのであった…。

 一日目は神戸で二日目は大阪。その際利用させてもらったのが、JRではなく阪急電鉄。特に初日は18きっぷがあるからJRで大阪から京都に向かえばお金がかからないのに、それでもあえて、こちらを選んでしまう魅力が、大阪の私鉄各社にはある。
 ちなみに三日目に一度大阪に行った時も、18きっぷを使わず、あえて京阪特急で大阪に向かったし…。

 で、この阪急特急…。なんとホームに入線した後、椅子の向きが自動的に進行方向に向けて切り替わるんですよ。ホームから見ていると、椅子の背もたれが「うにょ~ん」という形で前後自動で切り替わって、初めて見た時は結構ビビりました。

 大阪は私鉄帝国なんて言われる事があるけど、本当に色々な私鉄各社が乗客獲得に精を出していて、色々特色あるサービスがあるのが楽しい。
 それに比べると、関東の私鉄は基本的にJRとあまり競合しないルートばかりを走っているせいか、サービスについては全体的にイマイチだね。

RICOH GR Digital

阪急百貨店メンズ館

090327-02.jpg 大阪は梅田にある阪メンにもちょっと寄ってみました。

 地下にあるマーガレットハウエルのコーナーに行ってみたんですが、丁度その時の格好は、上から下まで全てハウエルだったので「着用頂きありがとうございます」なんて言われて逆に恥ずかしかった。

 ここに限らず、なんだか今着ている服の売り場に行くのってちょっと恥ずかしいよね。そんな事ないかな?

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南海特急・ラピート

090327-01.jpg このラピートに関しては、写真で見るより実物を見た方がビビる(笑)

 実物がこんなにアニメ的でエッジが立ったデザインだとは思わなかった。この列車に飛び込みでもしたら、真っ二つに切れそうだ!

 是非乗るべき!とは言わないが、南海の難波駅に行ったら、ホームへの入線を待ってでも見る価値がある列車だと思うよ。

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▼2009年03月26日

18きっぷは

 あと二回分残っているんだけど、何処に行こうかなぁ…。

ホテルにはAirMac Express

090326-01.jpg 最近のビジネスホテルは、インターネット接続が可能な部屋が増えてきた。ただ、実際にインターネット接続しようとすると、LAN端子が変な場所にあって使いにくかったり、また常備されているLANケーブルも短くて不便…なんて事が多い。
 で、そんなときに役立つのが、このAirMac Express。ホテルの部屋に着いたらまずコンセントにAirMac Expressを刺して、LANケーブルに接続。写真にもあるとおり、最近ではサービスコンセントとLAN端子は近い所にある場合が多いので、このようにケーブルが足りなくなる事もない。

 あとは、ベットに寝転がりながら持参したレッツノートでネット接続して、明日の予定とか、付近の観光スポット、はたまた2ch等を楽しめる。
 ビジネスホテルに常備されている机って、小さくて使いにくいものが多いから、そういう意味でも部屋で無線LANが使えるのは、とても便利。
 近頃はAirMac Expressじゃなくても、同様な機能を持った製品が存在してるけど、価格もそんなに違わないみたいだし、私としては、普段家で使っている時には、無線経由で音声出力のデジタルアウトが取り出せるのがメリットかな。

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▼2009年03月25日

京阪名物「テレビカー」姿消す

090325-01.jpg 一応姿を消す前に乗ってきたからよかったかな。ただ、朝の通勤時間帯だったせいか、テレビはやってなかった気がするけど…。

 京阪名物「テレビカー」姿消す11年度までに・ワンセグ普及で」:京都新聞

 しかし、関西の私鉄は色々と個性があって面白かった。この京阪電車の場合は、追加料金なしで乗れる二階建て車両もあるんだよね。
 大阪→京都間、大阪→神戸間など、JRと私鉄が同じルートで競っているから、サービスもよいし車両の乗り心地も抜群。それに比べると、関東の鉄道は田舎だなぁ…なんて思った。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

▼2009年03月24日

仁徳天皇陵

090324-04.jpg まず、下調べもせずに行った自分が悪いのだが、堺の方に行くのなら仁徳天皇陵近くも通るだろう…実際「御陵前」って駅もあるし…ってな軽いノリで阪堺電車に乗って「御陵前」で降りたのだが、降りてみると、そこから仁徳天皇陵まで、歩いて2~3kmもあった。
 同じように大阪観光のパンフレット持った観光客っぽいお姉ちゃんが、私と同じように駅を降りて仁徳天皇両方向に歩いて行ったけど、大丈夫だったのかな?私は駅前にあったブックオフに寄ったのでその先知らないけど(笑)

 当日は意外と暑くて…歩いていたらなんだか汗がダラダラと出てきました。元々2km歩く覚悟ならたいした距離でもないんだけど、なんだか不意打ちを食らわされたみたいで、思ったよりつかれました。

 で、写真は仁徳天皇陵前です。実際現地に行ってみると、外堀とその森に遮られて、陵墓自体見える場所はこの正門しかありません。また、正門から見ても内堀は見えず、なんだか目の前に木が多い茂った丘がある…みたいな感じ。ただ、ここから見る陵墓は、手前の砂利はきちんと掃き清められていて、ゴミひとつ落ちていないせいか、なんだか神聖な気持ちになります。

 宮内庁はこの墓の発掘調査を認めていません。というか、全国にある天皇陵の発掘調査は全く認められていません。認められないだけならともかく、適切な管理をせず、このように木が多い茂ってしまうと、おそらく中の墓室は崩壊してしまっているでしょう。木の根っこの為に…。
 本来、このような陵墓をきちんと維持管理する為には、定期的に木を刈り取って、芝生のような状態にしておく必要があります。

 ただ、それがいいのか悪いのか…についてはわかりません。考古学的にはもちろんよくない事ですが、日本人の気質として、このように墓が木で覆われ、木に包まれ大地に帰って行くというのは、なんだか納得できる事のような気がします。

 この仁徳天皇陵、行く前は外堀を一周り歩いてみようと思っていたのですが、歩いて一周3kmちょっとあると聞いて辞めました(笑)。ただ、正門から南海電車の駅まで歩いて行ったので、半周くらいはしてます。アホみたいに大きい墓だなと思いました。

 ちなみに堺市のこの辺り…他にも結構大きな古墳が市内に点在しているようですね。本当に普通の街の中にいきなりこんなモノがある…というのもなんだかシュールな気がしました。
 皆さんも、チャンスがあったら、一度世界最大のお墓、見ておいた方がいいですよ。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

阪堺電車

090324-03.jpg 仁徳天皇陵を見に行こうと思って阪堺電車に乗る。よくわからないけど「御陵前」って駅があるくらいだから、そこで降りれば大丈夫だろう…なんて思っていたら、そうでもなかった(笑)

 それはともかく、大阪を走る路面電車は、その車窓も含め楽しい経験だった。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

近畿日本鉄道

090324-02.jpg 京都から大阪中心部に出るには、ちょっと遠回りでお金もかかるけど、近鉄で行くのがお勧め。京都から奈良の下町風景や、生駒山への登り、そして峠を越えてからの生駒山中腹からのダイナミックな眺めは、なかなかのもの。

 運賃は京都から難波まで900円。時間は接続にもよるけど、一時間程度だったと思う。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

▼2009年03月22日

阪神電車

090322-02.jpg とりあえず、阪神電車に乗れて満足しますた。

 阪急は何度も乗った事があるんだけど、阪神電車は今日が初めて。特急を待っている時に、前に並んでいる女の子が、マーガレットハウエルの紙バッグを持っていたのがなんだか好印象(笑)

RICOH GR Digital

この電車に乗っています

090322-01.jpg 東京駅5:20分発静岡行き普通電車です。

 車内でおにぎりを食べたら、体が冷えてきてまいってます(笑)

 静岡行きだけど、その先に行くには興津で乗り換えるのが吉。

RICOH GR Digitak

▼2009年03月19日

高輪トンネルを通ってきた

090319-01.jpg 正式な名前は「高輪架道橋」というらしい。度々テレビや新聞、果てはWebのコネタとして取り上げられるトンネルだ。

 その特徴は、とにかく低いという事にある。入り口にある高さ制限1.5mって、普通の人は立って通行できない低さ(実際は背の高い人でなければなんとか通れる)。コレでも以前よりちょっとは高くなったらしく、かつてはこのトンネルを通過する為に、付近のタクシー会社は、タクシー天井についている行灯を取り外したり、低いモノに交換したりしていたらしい。いまでも通行するタクシーを見ると、行灯と天井がスレスレでなかなかスリリング。当然ミニバンなんてのは通行できません。

 私も以前はMGFで何度か通った事があるのですが、自転車で通るのは初めて。で、おそるおそる頭を屈めながら通ってみました。
 途中で止まって記念撮影と思ったのですが、自転車を降りずとも、そのまま頭を天井に押しつければ体が固定できる事が判明。つまり、普通の体勢でこのトンネルに突っ込むと額を打ってしまう事になります。また、通行中油断すると頭を天井に擦るかも(笑)

 正直MGFで通った時よりも緊張しました。

RICOH GR Digital

▼2009年03月14日

東京近郊区間の拡大

 本日のダイヤ改正より。この不況のさなかに太っ腹なJR!

 「東京近郊区間」拡大のお知らせ」:JR東日本

 つまり、今まで不可能だった、最低区間料金による房総半島一周大回り乗車ができるという事だね。実際JR東のサイトに

「東京近郊区間」内のみを普通乗車券又は普通回数乗車券でご利用の場合は、実際にご乗車になる経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃でご乗車することができます。

 って書いてあるので、間違いないだろう。

 来週辺り、早速房総半島一周でもしてくるかなぁ。

▼2009年03月03日

いつだってワインは忘れない

090303-02.jpg 駅前のコンビニで「芳香な香りと豊かなコクのカルベネ・ソーヴィニョン」というワインを買う。燃料補給用ね。

 で、只見線の車内でこれまた近くのスーパーで買ったベビーチーズと食べてます。いつだってココロにワインを!まいうー☆デス。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

何故かみなかみ

090303-01.jpg 群馬県はみなかみに来ております。クルマじゃなくて鉄道で。

OLYMPUS E-1 + ZUiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年02月21日

砂町銀座

092021-02.jpg ちょっと前の話なんだけど、今話題の砂町銀座に出かけてきましてね。実際売られている商品を見ると、本当に安い。ワインやら肉やらバームクーヘンやら色々買い込んできました。あと、商店街にあるリサイクルショップで、ユニクロのカーゴパンツが200円で売られていて、それもつい(笑)

 駅から割と距離があってちょっと行きにくいんだけど、なかなか面白い商店街でした。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2009年02月07日

俺の街…笹塚

090207-01.jpg いや…「俺の街」って事は全くないのですが…(笑)

 つことで、偶然通りかかった渋谷区笹塚。駅前の中途半端な賑わいぶりがなんだか懐かしい感じがした。商店街もさることながら、でっかい雑居ビルの下にある中途半端なショッピングセンターが、またいい味出してたな。
 うちの近くにも、昔はこんな感じのお店は結構あった。今ではイオンとか、その手のSCばっかりになっちゃったけど。

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▼2009年01月13日

千葉モノレール

090113-01.jpg 千葉モノレールに初めて乗った。なんでも懸垂形モノレールとして、世界最長の営業距離だそうである。

 行ってみると、千葉市内は結構栄えていて面白そうだった。今度1人で散歩に行ってみようと思う。

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▼2009年01月02日

西伊豆の絶景その2…ついでにカメラについて

090102-03.jpg 次は駿河湾越しに見る南アルプスの山々。今日は空気が澄んでいたけど、何故か風もなく穏やかで、駿河湾も凪に近い状態だった。

 どうでもいいけど、すっかりE-410の標準レンズになってしまったマクロズーマーである。換算80mmは標準レンズになるのか!?という気もするが、近頃は当たり前のようにこのレンズを選んで、このレンズで撮りに出かけている。広角側はGR-Dで済ますので、あまり不便は感じていない。
 というか、近頃のデジイチユーザーは、逆の意味でズーム時代の弊害なのか、標準と言えば何が何でも50mm画角!と考え過ぎなのではないか。私の友人なんて銀塩CONTAX一眼使っていて、標準レンズ持っていないという強者もいたし。
 自分の心が求めた画角が自分の標準なのよ!なんちて(笑)

 実はこのレンズ、中玉に少しシミが出てきたので、安くなってきたアルパマウントのマクロキラーでも買い直そうかと思ってる。幸いマウント部分はこのマクロズーマーのM42を移植すればいいんだし。
 ただ、近頃はキルフィットのレンズって、あまり綺麗なの残ってないんだよね。

 ついでに私の撮影スタイルなぞを…。データはJPEG撮りで、最高解像度は使ってない。撮ってきた写真をWebに公開する際は、フォトショでリサイズかけて、必要ならホワイトバランスを記憶で補正して、弱いスマートシャープをかける。

 なので、よく雑誌のデジカメ評価で話題になる「ホワイトバランスのブレ」とかは、あまり気にしない。色味はフォトショでなんとでもなる。ただ、何とでもならない部分(なりにくい部分)、例えばCCDのホコリとか、広角レンズの歪曲とか…。デジカメにはそういう部分の性能を求めているので、今のところE-SyetemとGR-Dを使っている。
 予告するけど、もう一つ何ともならない部分を補うカメラとして、今年はμ1030sw、あるいはその後継機を買おうかなと思っている。というか、山にデジタル一眼レフを持っていくのは苦行だし、GR-Dも扱いが心配で気が散るので。
 それと、中古で市場へ大量に流出中の、EOS 5D中古なんかも買ってみたいな。APSサイズとフォーサーズの違いは気にならないが、さすがにフルサイズCCDのピントの薄さは、自分で使ってみると面白そうだ。

OLYMPUS E-410 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

西伊豆の絶景その1

090102-02.jpg わかりやすく富士山など…。

 しかし、晴れた日の西伊豆というのは、すごい景色の場所がたくさんあって驚く。

OLYMPUS E-410 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

▼2009年01月01日

初日の出

090101-01.jpg 「さすがE-Systemだ、f22に絞り込んだ位じゃ何ともないぜ!

 ということで、初日の出です。手持ちの60CSxによると、本日の石廊崎…というか、私たちのいる場所の日の出は6:51分。場所は伊豆半島の南端石廊崎近く。雲がもうちょっと左に寄ってくれていれば、海からの日の出を見ることができたのですが…。

 マクロズーマターで思いっきり絞り込んだので、ホコリの一つや二つ写り込んでいるかと思ったのですが、さすがE-System!綺麗に写っていましたよ。

 今年も張り切っていこうぜ!

OLYMPUS E-410 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

▼2008年11月22日

栗橋第一劇場!

081122-01.jpg いや…入った訳じゃないですけどね。でも、エロとかそういうのは抜きにして、一度はなんか入場してみたい場所である。大人になったら行こうっと(笑)

 で、何でこんな写真をというと、今日、ブロンプトンでこの前を通りかかったよという話。今日の北関東は天気がすごくよかったけど、風もすごく強くてまいった。

RICOH GR Digital

▼2008年11月03日

ホラ

081103-03.jpg そういえば、高尾山でお坊さんがホラを吹いていたので、思わず「そういえばこの前宝くじで一等賞当たってさ」と、隣の女の子にしゃべったら「え~~っ!本当ですか、すごいすごい!!!!!」とマジモードになってしまい、ちょっと困ってしまった。

 いやその…ホラと法螺をひっかけたギャグのつもりだったんだけど…でもその反応、女子的には可愛くていいぞ。ただ、オレオレ詐欺には騙されんなよ(笑)

OLYMPUS E-410 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

高尾山

081103-02.jpg 連休の初日は女子友達と高尾山に行ってきました。両手に花どころか3人相手だぜ。ただし全員結婚してたり同棲してたり…ま、いいけどさ(笑)

 ミシュランの三つ星効果か、人は大勢いましたね。朝の11:00頃、京王線の高尾山口は、まるで新宿駅のようでした。で、私たちはきちんと歩いて登ろうということで、登山道に入ったのですが、それなりに賑わっていたけど混んでいる、という程でもないかな。というか、思ったよりも登山道がきつくて、先週関東以北最高峰に登ったとは思えない体たらくでした(笑)

 ロープウェイの山頂駅には、夏の間ビアガーデンがあるのですが、今の時期は「むささび」というイタリアンレストランになってます。バイキング形式でお値段2,350円。帰りに食べようということで、山頂を目指します。

 そこから大体1時間くらいか…山頂に到着。山頂はこれまた…まるで新宿駅のよう(笑)。山の山頂というか大きな広場みたいになっていて、肩と肩が触れあう…って程じゃないけど結構な人混みでまいりました。あと、ミシュラン効果のせいか外人も多かったですね。それとハイヒールやミニスカートで登ってくる場違いな女子…ま、いいけど。

 帰りは高尾山神社を色々と見学して帰ってきました。見学していたら「むささび」の営業時間が微妙になったので、そこでの食事は諦め、下りはリフトに乗って登山口へ。リフト駅近くのお蕎麦屋さんでお蕎麦を食べて帰ってきました。

 結構面白かったな。それなりに運動した気分にもなるし、デートとかにもいい場所だと思います。まぁ…三つ星も許す(笑)

RICOH GR Digital 2

有栖川公園でピクニック

081103-01.jpg 平日の真っ昼間から有休とって、友達と有栖川公園でピクニック。近所のパン屋さんでパンを、そして酒屋さんでスパークリングワインを買ってきて、それとお弁当を持参してまたーり。

 ちょっと寒いような丁度いいような…そんな陽気でした。

RICOH GR Digital 2

▼2008年09月29日

越谷レイクタウン

 昨日、出かけた帰り道に通りかかり、部分開業しているみたいだったので寄ってみた。

 本当にちょっと入って出てきただけなので、中にどんなテナントが…などという感想はないのだが、モンベルとICI石井スポーツが入っていたのがちょっと嬉しい。次の週末にはグランドオープンになるみたいなので、朝から出かけてみるかな。いずれにせよ朝から回らないと見切れない程広い。呆れたモノだ。

 日本の景気は悪くなってるとか、貧困層が拡大とか色々ニュースでは言われているが、モンベルみたいな高級品(ちょっと皮肉)は、10年前では渋谷や新宿などに行かないと買えなかった。その頃は、越谷にモンベル出店なんて、付近の購買層を考えてもあり得ない判断だっただろう。

 私の家の回りでは、このようなプチ贅沢品を売るショッピングモールが本当に増えた。みんな着実に金持ち…というかプチブル化してるなと、このようなショッピングモールを見る度に改めて思う。本当に今の日本は不況なのか?

▼2008年08月18日

たぶん絶景

080818-05.jpg 週末は久しぶりにFで走りたくなり、何となく新潟方面へ。小出まで出たところで、奥只見を抜ける国道352号線へ入った。

 この国道を通るのは、もう10代の頃以来ではないだろうか?確か奥只見湖付近の一番の難所部分が、午前と午後で一方通行というとんでもない道路で、檜枝岐方向から時間を合わせて出かけた覚えがある。

 新潟方向から入ったのは今回が初めてだったのだが、檜枝岐からだと延々と遠い秘境が、こちらからだと唐突に秘境に突入する印象。小出市外から本当に30分も走れば絶景と思われる道に至る。

 「絶景と思われる」と書いたのは訳があり、実は小出を出て奥只見地方に入った辺りから猛烈な豪雨と霧になり、走るのがやっとで景色が全く堪能できなかったから。ひょっとしたらこの後通行止めになっていたのではなかろうか。おそらくすごい場所なんだろうな…なんて思える場所ばかりだったのだが、かろうじて途中で少し奥只見湖の風景が見えただけで、絶景らしい絶景はほとんど見られなかった。写真は奥只見湖を抜けるちょっと前の切り通しで、不意に霧が抜けて見えた滝。この後はまたすぐ霧になり、更にその後は日が暮れてしまった。

 もちろん、国道352号線名物の洗い越しも健在。途中「大丈夫かオイ」という場所にも幾度もなく遭遇しました。ちなみに家へ帰ってきた私のFは、ボンネットの上からトランクの上まで(天井は幌なのでよくわからないけど)真っ黒な泥だらけになってます。

 小出から急に絶景となるこの道だが、檜枝岐に抜けようとすると、景色が全く見えないというのもあるが、ダラダラと曲がりくねった狭い道が延々と続く印象。特に道が川と化している場所もあったりして、思わずコーナリング中にタコ踊り(笑)をしてしまった箇所もいくつか…。全く学習しないというか、注意しないとね、漏れ。

 つことで、感想としてはタイトルにもあるよう「たぶん絶景」としかいえないドライブになってしまった。豪雨の山道もそれなりに楽しかったけど、この雨で鹿沼では人が死んでいるんだよね。
 無事に帰ってこれてよかったと言うべきか。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8


たぶん青春/ウサギキノコ

▼2008年08月05日

で、結局Bronptonで鹿沼まで

080805-08.jpg で、結局宇都宮を抜けて鹿沼市までやってきました。さすがに辺りが暗くなったのでここでおしまいにしましたが、鹿沼市に着く前は「いっそ日光まで走るか?」なんて思ってましたから、まだまだ体力的には余裕でしたね。

 ちなみに手前に見える黒いモノがブロンプトンをカバーにしまった状態のモノ。使っているカバーは「カバー&サドルバッグ」という製品。このカバーは下が開いているので、ブロンプトンに装着されているローラーで転がして運ぶことができます。もっとも、純正の小さなままのローラーでは到底転がせませんので、何らかの大きなローラーに付け替える必要がありますけどね。ちなみに私はこのローラーに替えてます。
 このカバーに、カメラの三脚用のストラップを組み合わせて輪講してます。この三脚用ストラップがすごく便利なんですが、こちらについては後日詳しく紹介しますね。

 では、家までレッツらゴー(古い)

RICOH GR Digital 2

宇都宮はジャズの街だよ!お兄ちゃん

080805-07.jpg ブロンプトンで宇都宮市街を散策。街中にあった金谷ベーカーリーの出張所でパンを買ったりしていると、ふと目に付いた垂れ幕。気がつくと街の至る所に垂れ下がっている。

 そういえば、最近の宇都宮は、餃子の街というより、ジャズの街として売り出し中なんだそうだ。宇都宮に住んでいた人に話を聞いても「そんなの聞いたことない」とか言われましたけど。

 なるほど、ジャズの街だから、街中でヘッドフォンを装着した女の子が目に付くのか…って、そんな事もないでしょうけどね(笑)

 どうせだから、どこかのジャズバーで軽く一杯引っかけていきたいなんてちょっと思ったけど、考えてみればそんなお店がどこにあるのかさっぱりわからないので、諦めて電車に乗って帰ろうと思ったら、知らぬ間に繁華街を抜けて市外の方に出てしまった。こうなりゃもう少し走るよ。

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そしてBromptonは宇都宮へ

080805-05.jpg JK激写!みたいな写真になってしまいましたが、タイミングがずれた(笑)。奥の建物は宇都宮ヨドっす。

 どうでもいいけど、宇都宮の女子達は何故かヘッドフォンを装着している人がとても多かった。ひょっとして、その手の属性を持っているお兄ちゃん達にはたまらん街ではないかと(笑)

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真岡駅

080805-04.jpg ブロンプトンで真岡駅までやってきました。最近ではSLが走っている街として有名だけど、他には何か名物あるかな?

 この街って、なんだか一昔前の懐かしい中規模の街…という雰囲気が色濃くて、私としてはとても好きな場所。もちろん観光資源なんて正直あまりないだろうし、クルマに乗って観光に行っても、何もないと思う。
 でも、こういう町並みを自転車で回ると、なんだかとても癒されます。

 市内に小綺麗な旅館でもあったら、そのうち泊まりにきてみようかな。昼間はダラダラと何もない(失礼)街を歩き回り、そして夜旅館の部屋に戻って「何もないがあるのよ!」とかふざけた独り言をほざいてみたい(意味不明)

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栃木県二宮町へ

080805-03.jpg よくわからずふらふらしているうちに、栃木県の二宮町へ到着。ここの小さな運河の雰囲気がとてもよくて、思わず自転車を駐めて見物&写真撮影。
 こんな小さな運河だけど、船着き場の階段があちこちにあったりして、プチ水運の町という趣。

 こういう街は、細くて曲がりくねった道が多く、自転車で回るにはとても気持ちいい。なんだか道のサイズが自転車の身の丈に合っている気がするんだよね。

 観光地でもなんでもない場所だけど、自転車で走っていると、こういう自分にとってのとっておきがよく見つかります。

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上野沼

080805-02.jpg りんりんロードを走り終えた後は、何となく物足りなくて、JR岩瀬駅から国道50号線を西に向かう。途中で見つけた上野沼に寄った。この時点でまだ目的地は決めていない。

 しかし、以外と良さそうな場所だったな。バンガローもたくさんあって、周辺が綺麗だったので、家族連れで泊まって遊びに来るにはいい場所ではないでしょうか。こういうコンセプト、私には関係ないけど。

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真壁の町並みで

080805-01.jpg お蕎麦を食べた後は、再びりんりんロードに戻り、途中真壁の街で一休み。ついでに町並みを軽く散策した。
 そういえば、真壁市内で赤と緑…だったかな、のブロンプトン2台でつるんで走っていた人達とすれ違ったな。声をかければよかったのかも知れないけど、何となくタイミングを逃した。

 写真は古い商店の中に入っているコペン。なかなか粋な組み合わせ。

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ユースホステル下の急坂

080804-03.jpg 筑波ユースホステル上の道を東に向かい、郵便局の先にある角を左に曲がると、一気に下る下り坂です。

 写真ではわかりにくいけど、この一気ぶりと坂の急さは一見の価値あり。ちなみにクルマでも上れますが、まるで天に向かってそのまま登っていくような感覚を味わえます。ただし、大き目のクルマでは入り込まない方が身の為です。

 このときはまだ、ブロンプトンのブレーキシューが純正のままだったので、とにかくハデに鳴きまくってまいった。仕方なくそろそろと降りていくことにしました…というか、あの坂を一気に駆け降りるなんて絶対に無理だけど。

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▼2008年08月04日

筑波ユースホステル前

080804-02.jpg あまりにも平坦なりんりんロードにちょっと飽きて登った筑波山。これは筑波ユースホステル前です。

 とっても雰囲気のある建物なので、一度泊まってみたいと思うんだけど、ユースだと聞くと、逆にちょっと抵抗があるね。自分のペースでのんびりできなさそうで。

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▼2008年08月03日

ときわ健康温泉

080803-05.jpg 昼間狭山湖にいった帰りは、友人宅で花火観戦!ただ、汗だくのままのご訪問もちょっと失礼かと思い、ちょっと早めに友人宅近くに戻り、事前に調べてあったときわ健康温泉で汗を流すことにする。

 ここの温泉、温泉ではあるがなんだか銭湯みたいな雰囲気。幹線道路を入って路地を何度か曲がった先にあり、温泉の前まで車で来ることは不可能。
 ただ、自転車で来る人は結構多いみたいで、狭い路地の温泉側の壁には、近所の人のものと思われる自転車がたくさん駐輪されていた。

 入浴料金は450円。なかなか安い。入ってみると、プチジャグジー風のお風呂と、一応露天(電信柱と空しか見えないが)の方には、流しの露天風呂と薬用風呂が用意されていた。ここでのんびりとお風呂に浸かって汗を流す。ちなみに事前に調べたところでは、タオルもシャンプーも何もないので(フロントで売っている)、着替えからシャンプー、リンス、石けんまで全てきちんと用意してきました。私にしては珍しく段取りがいい。ただ、肝心の場所については、事前にGPSに登録を忘れていたいので、確かこの辺りだったよな…などと回りをふらふら探し回って、そろそろ諦めるかと思った時に偶然見つけられたので、やはり段取りはよくない(笑)

 のんびり風呂に入って、脱衣場で扇風機を浴びながら、普段見ることがない高校野球をのんびり見て、着替えて休憩所に行って、備え付けのビックコミックを読んだりと、普段自分ですることがない体験をたくさんできたということで貴重な入浴タイムであった。つうか、あのお風呂の雰囲気が、何故か私にそういう行動を取らせるんだよね(笑)

RICOH GR Digital 2

上井草はガンダムの街

080803-04.jpg 東京都杉並区上井草。駅前には何故か躍動感あるガンダムの像が。ちなみにこのガンダムの足下には小箱が置いてあって、その中には小銭が入っていた。全く持って意味不明(笑)

 この上井草は、現在和田サイクルの仮店舗がある場所なので、最近は何度もこの駅前を訪れる。電車よりも自転車で来ることが多いけどね。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

▼2008年07月24日

神楽坂のお祭り

080724-01.jpg そういえば、職場が引っ越してきてから神楽坂方面には行った事がなかったので、ちょっと寄ってみた。
 行ってみると昨日は丁度お祭りで大賑わい。別に何も買わなかったけど、こういうところをのんびりと散歩するのもなかなかいい。昨晩は意外と涼しい風もふいていたし。

RICOH GR Digital 2

▼2008年07月13日

鎌倉の住宅地で見つけたミニミニフリマ

080713-03.jpg 鎌倉の住宅地で見つけた、普通の家の軒先で開かれたお店?

 どれでも100円なんてアバウトな値付け。思わず写真にちらっと写っているカラフルなベルトを買ってきちゃいました。100円だし(笑)

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6

▼2008年06月20日

GPSで速度計測

 先週末は、久しぶりに一日中アウディA4を乗り回していて、やっぱりいい車だなぁと改めて思いました。

 で、今回はこのアウディにGPSMAP 60CSxを持ち込み、高速道路上でメータ読みとGPSデータで速度差がどれくらいあるのかを検証。というのも、ずっと昔からドイツ車に乗っていると、どうも国産車とメーターの感覚が違うようなんだよね。ちなみにMGFとも違う。なんというか100kmが明らかに他車の100kmより早いんだよね。
 ちなみに国産車の場合は、大体速度計は実際の速度の1割増し程度にセッティングされています。

 で、自分で運転して自分でGPS見ているので、当然写真は撮れなかったんだけど、常磐道で計測した結果、メーター読み110km(書いちゃっていいのかな?)で、GPSの速度計は107km。その誤差はほぼ3%!こうなるとメーターの方の誤差なのか、GPSの計測誤差なのか判らないくらい。すばらしい結果になりました。さすがドイツ!こういうところも馬鹿正直でいいね。ただ、まだサンプル数が少ないので、最近の国産車、あるいは私のMGFではどうなのか判りません。順を追っていろいろ計測しまくりたいと思います。
 結果によっては、ドイツ車がいつも高速道路ですっ飛ばしている原因が証明できるかも?

 ちなみにちょっと前につくばエクスプレスに乗って最高速度を測ってみたところ、基本123kmが最高速度で、一瞬計測誤差なのか判らない短さで124kmになることがありました。国内の一般鉄道は法律で最高速度を130kmと制限されていますので、法律には違反してません。
 最高速度区間はいくつかあったのですが、わかりやすいところで、守谷とみらい平間の直線、デッドセクション以外の場所の直線では、複数回計測して123kmでしたので、併走して高速道路を走っている車は、エクスプレスの車両が見えたら、自分の速度とちょっと比較してみるとおもしろいかもしれません。

 ちなみに山手線では最高94km出している区間がありました。意外に飛ばしている印象です。

 だいぶ速度は劣るけど、自転車のワイヤレスメーターとGPSでの速度を比較すると、加速、減速時などは表示速度に差が出る場合もありますが、一定の速度で走っているときはほとんどピッタンコでした。苦労して車輪の外周を測って調整した甲斐があったか。

 とにかく、自分乗っている乗り物のいろいろな速度を、おそらく正確な数値で測れるというのはおもしろいものだなと思います。

 ちなみに、GPSでの速度計測は、連続して移動している状態で電波をしっかり受信し続けていれば、誤差はほぼ存在しないと見ていいそうです(1km以下らしい)。ただ、備え付けのカーナビだとちょっと事情が複雑で、自動車から車速パルスを受信したりしていますので、単体のGPSとはまた状況が違うようです。

 ただ、移動していない状態だと、GPSは位置計測の誤差がもたらす揺らぎなどが原因で、精度が落ちます。場所にもよりますが、建築物が多い場所だと電場の乱反射で、直径10m位の範囲をゆらゆらと漂っている感じになります。

▼2008年06月15日

副都心線

080615-02.jpg 今日ではなく昨日の話なんだけど、開業日に乗ってきました副都心線。久しぶりに買いました東京メトロ1日乗車券700円也。

 しかしまあ…なんというか、こんなんで明日の平日開業日以降は大丈夫なのかというくらい、ダイヤが乱れまくってましたな。実は昨日、新宿でGR Digital IIの交換騒ぎやらなにやらあったので、朝9時台から夕方の18時台まで、都合5回くらいは乗ったんだけど、全てダイヤ乱れまくり。おまけにダイヤ以外の情報システムも混乱しっぱなしで、池袋駅では午前中から列車の案内表示板に手書きの「調整中」張り紙がしてあったし、到着した「和光市行き快速列車」の電光表示板が何故か「渋谷行き普通」とかになっていて、駅員さんがホームで「この列車は和光市行き快速でーす!」などとやけくそに怒鳴っていたりとか、結構めちゃくちゃ。開業日で見物客は多かったけど、だからといって車内が混んでいた訳でもないし(おおむね座れる位)、ちょっと開業急ぎすぎたのでは?という印象でした。

 さて、明日からはどうなるのかな?

RICOH GR Digital 2

▼2008年05月19日

シンプル駅名さようなら

 ユーカリが丘線ネタ。

 「公園」「中学校」…シンプル駅名さよなら 山万が新駅名募集」:アサヒコム

 あのシンプルな駅名がなくなっちゃうのか…。どこかのアホ沿線みたいに「○○○○のもり」とか「みらい○○」とか「○の葉」だとか、わざとらしいセンスのかけらのない名前にはしないでほしい。

▼2008年05月18日

山万ユーカリが丘線

080518-01.jpg かねてから一度は行ってみたかった山万ユーカリが丘線。なんでも鉄道経営者以外の会社が鉄道を経営しているのは日本でもこの「ユーカリが丘線」だけだそう。ちなみに経営は街作り企業…の「山万株式会社」。

 今日は朝早く目が覚めたし、天気もいいし…ということで出かけてきました。ちなみに家からだとまず北千住にでて、そこから京成電鉄関屋駅まで徒歩約20分くらい?そこから京成電鉄でおおよそ1時間。「京成ユーカリが丘駅」到着となります。

 このユーカリが丘線。運行経路はまるでテニスラケットのように、ユーカリが丘駅を出発して、時計と反対方向にぐるっとユーカリが丘を回って、またユーカリが丘駅に帰ってくる形になります。運賃は大人200円。本当はいけないんだと思いますが、一度乗れば何周もできます。というか、一緒の車両にいた子連れのファミリーも、子供のリクエストに応えて何周もしているようでした。乗り心地はまさにモノレールという感じですね。私はとりあえず一回りしてきてから、ときめきの「女子大」駅で下車しました。

 しかし、このユーカリが丘…なんというか、まさに人造都市という感じでいい所っぽい。街には緑があふれすぎだし、公園もありすぎ。更にユーカリが丘線の路線内側の部分は、田んぼと里山になっていて、ちょっとしたハイキング気分も楽しめる。実にいいところです…。もっとも、東京へ出るにはちょっと遠いけどな。
 私も女子大駅を降りて、そのまま中学校駅まで歩き、そこから里山に入って登山道みたいな場所を歩き、山を下りて田んぼのあぜ道を散策して、ユーカリが丘駅まで戻りました。

 ちなみに、帰りは何となく京成ユーカリが丘駅から隣の志津駅まで歩きました。天気も良くて湿度も低めだったので、屋外を散歩するには実にいい日だったね。

OLYMPUS E-410 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

▼2008年05月01日

午後はおんもでまったり

080501-02.jpg いい天気でしたね。芝生の上にシートを敷いてまったりしてきました。

 写真は何となく撮ったペンFのキャップ。外は暖かいというより暑いくらい。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

▼2008年04月29日

イタチは食肉目

080429-07.jpg 国立科学博物館で展示されていた「テン」の剥製。このテンをまじまじと見ていたカップルがいて、「ね~、このテンって食肉目だよ、やばいんじゃない?」なんて訳判らない事を言い合いながらじっくりと眺めていらっしゃいました。なにやら私には「ヤバイといわれてもこまるテンよ」と突っ込みを入れるテンの心の声が聞こえた気がします。

 なんかいいですね。私も可愛い女の子と「このテンって、やばくね?ちょー可愛いのに食肉目だぞおい、いいのかよ、どうするよ!」とか、訳の判らない会話をしてみたいモノです。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

▼2008年04月26日

アウトレットパークの戦利品

080426-01.jpg 今日は母親と一緒に、先頃開店した「三井アウトレットパーク入間」に出かけてきまして…開店前の9:30頃に現地に着いたのですが、早速駐車場に入る国道16号線はアウトレット渋滞…と思いきや、手前のコストコ駐車場渋滞でした。アウトレットの駐車場は渋滞ナシ(笑)。もっとも、みんな勘違いしてコストコ駐車場渋滞にはまっていただけだと思いますが…。
 で、開店10分前くらいに入場できました。その時点でパーク内はかなりの人でしたね。

 開店後、色々見て回ったのですが、まず広い事広い事。それとパークのレイアウトが全て同じような作りなので、知らない間に同じ所を何周かしていたりとか、地図を見ても場所を勘違いしたりとか、色々ありましたね。コーナー事に床の色を変えるとか、もっとわかりやすくしてくれればなと思いました。
 で、感じた事を箇条書き。


・広いけど、グレード的には御殿場や佐野のプレミアム系列にちと劣る。
・アロウズでマーガレットハウエルが売っている。ただし直営店より1割高。またアウトレットの値引きもその1割高から6~7割引き程度なので損。
・なんとYがこのアウトレットに出店していた。
・ヴィヴィアンのメンがあった。半額だけど相変わらず高い。

 結論としては、一年に一度くらいヴィヴィアンのシャツを買いたくなったら来てもいい気もしますが、ヴィヴィアンのシャツは安ければ全て欲しいというモノでもないので微妙。
 自宅からは行きにくいし、ここに行くなら御殿場か佐野の方がグレードが高くてお得な気も。

 もっとも、気に入るブランドというのは人それぞれだと思うので、一度は出かけてみるのもいいかと思います。今日に限って言えば、開店ちょっと前くらいを目指していけば、おおよそ無理なく駐車場へ入場できました。ちなみに公共交通機関だと西武新宿線入間駅からバスになりますが、昼間は周辺道路が大渋滞してますので、結局バスでも渋滞にはハマるみたいです。ざっとネットを調べたら駅から1時間かかったとかいう例も。

 そして戦利品ですが「Design Tshirts Store Graniph」のTシャツ1枚この人の柄と、途中のよくわからないショップで買った富士山柄の京都製チビT1枚。サイズはSと150(SS)というのが、なんだか私も随分私も変わったなという感じ。
 他にLeeのSAMMLERシリーズの青いthe emporiumとかいう名前の入ったジーンズみたいなコットンパンツが、なんと000円!で売ってまして、試着もせずに買ってしまいました。つか、思わず店員のお姉さんに「これって本当に000円ですか?」って聞いちゃいましたよ(笑)

 ってな感じで、このような買い物の仕方をするにはそれなりに楽しいところかと思います。ちょっとお高いブランド品を安く買おう…というお店ではないかもしれませんね。
 ちなみにこの手のアウトレット施設常連さんであるコーチは、入場制限してるくらいの大盛況だったな。コーチの財布使ってる私が言うのも何だけど、そこまで必死に並ぶ程のブランドでもないような気もするんだけどなぁ…なんて言い方はちょっとイヤミっぽいか?(笑)

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

▼2008年04月10日

高速道路の側道

080410-02.jpg そのうちデイリーポータルZで「高速道路の側道に萌え」とかいう特集が組まれるに違いないと信じている。

 つことで、高速道路の側道って何か萌えません?なにやらよく判らない場所に連れて行かれるようなミステリアスな雰囲気に満ちてるよね。さすがにクルマに乗っているとこういう場所をたんねんに攻める訳にはいかないけど、自転車ならつい入ってみようかという気になる。
 そういえば、千葉県の柏あたりの高速道路の側道は、何故かラブホテルにつながっている道が多い気がする。

OLYMPUS E-410 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

痛そうな塀

080410-01.jpg 市内にある痛そうな塀。私が子供の頃からこのまんまのような気がするが、まさか作り替えている訳じゃなさそうだし、その割にガラスのエッジというのは、屋外でも劣化しないものなんだなと思う。

OLYMPUS E-410 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

▼2008年04月06日

散歩日和~舎人から谷中界隈

080406-02.jpg 昔どこかで「私の趣味は移動です」とか書いた事あったけど、まさしくそうなんだなと改めて思う。

 今日は朝からぽかぽか陽気。早起きすれば良かったんだけど、何となく昼過ぎまでダラダラと家にいて、その後のんびりと散歩に出かけてきました。
 まず、家を出て向かったのが、先週開通したという噂の「舎人ライナー」「舎人」とかいて「とねり」と読みますよ、皆さん覚えていってね。

 つことで、家を出てのんびりと花畑から竹の塚を経て、見沼親水公園をずっと歩いて、舎人ライナー終着駅である「見沼代親水公園駅」からモノレールに乗ります。まだ開通して間もないのと、天気が良くて家族で散歩に出かけてきた人達が大勢いたせいで、車内は結構混雑しています。特に子供達は例外なく超興奮状態で、一番前と後ろの席取りを巡ってケンカしていたり駄々をこねていたり、これは幼稚園バスかよという修羅場になっていました。親たちもどうにかしろよという感じで、ちょっとイライラしました。

 舎人ライナーからの眺めはとてもいいですね。特に都内の魔境と呼ばれる足立区のあの界隈は、高層建築物があまりなく、遠くまで景色が見渡せます。更に途中で高速道路を横切ったり、道路の立体交差を超えたりしているので、妙に高度が高い部分も何カ所かあり、とても景色が良かったです。冬の空気が澄んだ日は、それを堪能しに行くためだけにこの舎人ライナーに乗ってもいいかなと思います。

 そして着いた先都内日暮里。そこからJRに乗り換えて帰るというにはまだちょっと早かったので、何となく谷中墓地の方に歩きます。そこで墓地のさくらを見たり、谷中銀座の喧噪を堪能したりしながら、千駄木から白山、小石川を経て地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅へ、このまま池袋まで歩こうかなと思ったのですが、時間ももう17:00を回っていたので、おとなしく地下鉄に乗って池袋に行き、本屋さんで本を買って、マガハの店を冷やかしに行って、帰ってきました。

 今日は大体何キロくらい歩いたんでしょうね。クルマで走っていても、自転車に乗っていても、歩いていても、やっぱり移動は楽しいものだなと、自分自身改めて思いました。
 そのうちハンディナビでも買って、自分の散歩の形跡の記録も取ってみたいものだと思いますよ。

OLYMPUS E-1 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

貸本屋

080406-01.jpg 谷中界隈へび道出口付近にあった「貸本」の看板。当然店は閉められているが、張り紙がしてあったので読んでみると、どうやら最近までは営業していたようである。なんでも在庫を整理して、マニアックな古本屋さんとしてスタートするので、しばらくお待ち下さいとの事。

 オープンしたらお伺いしようと思う。

OLYMPUS E-1 + Macro Zoomatar D 40mm F2.8

▼2008年03月30日

寝てきた

080330-01.jpg 今日も屋外で寝てきた。本日のベッドはは皇居の芝生。気温は低めだけど、地面は本当に暖かくて気持ちよかった。

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▼2008年03月29日

さくらたん、ハァハァ

080329-02.jpg 毎年同じ名前のエントリー立ててる気もしますが、ことしもさくらたんの季節がやってきました。毎年恒例の埼玉県は北越谷のさくら道です。

 以前は友達と、彼女と、その他諸々と来ていましたが、ここ数年は1人。でもその方がのんびりといろいろな事を考えられて、いい気もします。

 写真は今私が寝ている所から上を撮影したもの。広角レンズでこの迫力なので、実際は本当にさくらが近いです。手を伸ばせば花に届きます。

 新しい季節になって、皆様にいい事があるといいですね。

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寝てます

080329-01.jpg 今日…というより今ですが(笑)、河原のさくらの下で寝てます。いい気持ち…と言いたいところだけど、ちと寒いかな。

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▼2008年03月10日

Delight Slight Light KISS

080310-05.jpg いや…タイトルに意味はないんだけど。

 いや、ない訳じゃないんだけど、昔このような写真を撮って焼いたプリントを、カセットテープのレーベル写真にして、おんにゃのこにあげた事が…きゃん(笑)

 ちなみに中身は同名のアルバムを録音したものね。ラブソングを集めたマイベスト集とかそういう恥ずかしいモノじゃないのであしからず(笑)。考えてみれば、昔はこういう事をしても「著作権」だのなんだの鬱陶しい議論にはならなかったよね。もっとも今では一瞬で大量に複製できるから、状況はやっぱり違うけど。

 で、すっかり話がずれましたが、江ノ島に行く途中の橋の上で撮った写真です。

OLYMPUS E-410 + UV Topcor 28mm F4


Delight Slight Light KISS/松任谷由実

江ノ島のヌコその2

080310-04.jpg このヌコ様は狙ってやがるな(笑)

 これは、江ノ島神社にある、8の字にくぐると御利益があるというわっかの下。ちなみに全体はこんな風になっています

 うーん、こんな所に居座られると、この輪っかをくぐる訳にはいかん…というか、無理矢理くぐると縁起はいいのかもしれないが人として間違っている気がする(笑)
 で私はどうしたのかというと、実はこのヌコ様、私がココをくぐった直後に、この場所に鎮座ましましたのでありました。今日の御利益は私で打ち止め!というつもりだったのだろうか(笑)

OLYMPUS E-410 + UV Topcor 28mm F4

江ノ島のヌコ

080310-03.jpg この世にヌコほど偉大な被写体はあるだろうか…。

 つことで、江ノ島のエスカー料金所の脇にいたヌコ。おそらくここの従業員がえさを与えているんだと思う。じっと中の人を見ていた。

OLYMPUS E-410 + UV Topcor 28mm F4

鎌倉の路地

080310-02.jpg やはり、歩きが主役の街というのは歩いていて楽しい。西日本だと、京都や神戸など、比較的歩いて楽しい街というのは多いのだが、関東地方にはこのような街はとても少ないのではないか。

 そんな中、鎌倉というのは関東でも数が少ない、歩いて楽し街なのかもしれないね。

 写真はそんな、自転車でも苦労しそうな狭い路地でとった塀の写真。やっぱトプコールの色っていいなぁ。

OLYMPUS E-410 + UV Topcor 28mm F4

▼2008年02月24日

富士山

080224-04.jpg こんなに堂々と富士山を見たのは何年ぶりかな?と思う。

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▼2008年02月22日

青春18きっぷ

 確か20日から発売になっていて、3月1日から4月10日まで使える

 有休も余っているし、買ってみてまた関西でも出かけてみようかな。

▼2008年02月16日

下北沢にきています

080216-01.jpg さて、用事も済んだし、渋谷まで散歩がてら歩いてみようかな。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Auto-Macro 50mm F3.5

▼2008年01月20日

足湯につかってきた

080120-02.jpg たまに浸かると気持ちいいなぁ…。

CONTAX SL300R T*

▼2008年01月19日

町田

 なぜか今、神奈川県の町田にいます。

 これからロマンスカーに乗って、ロマンス気分で東京に帰るよ。

▼2008年01月13日

久しぶりに立川

080113-01.jpg 久しぶりに訳あって立川にいる。
 以前と比べて街はそんなに変わっていないような気がするが、立川駅そのものは、エキュート…だったっけ?ができて、大分様変わりしてオシャレな街になった。

RICOH GR Digital

▼2007年12月31日

神戸でマーガレットハウエル

071231-01.jpg ♪神戸ナ~イト あのときさらって 神戸ナ~イト くれたらいいのに♪

 は、ユーミンの「タワーサイドメモリー」だっけ?

 つことで、今年の年末は神戸にいます。ポートタワー近くのホテルから実況中継。昼間散歩に出ていてちょっと路地裏に入ったら、マーガレットハウエルの路面店を見つけました。1人じゃなかったので、さっと店内を眺めて出てきただけですが、帽子はちょっとよかったな。でも明後日からセールなんだけどね。

 では、皆さん。2007年もあとわずかですが、良いお年をお過ごし下さい。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年11月08日

ハーレーは女の乗り物?

071108-03.jpg 東京モーターショーに行ってきました。一つのエントリーで紹介しきれる量じゃないので、ボチボチと単発小ネタ形式で色々書いていきます。

 まずは、バイク館入り口入ってすぐの所にあった、ハーレーダビットソンのブース。ブースのディスプレイ写真でもわかると思うけど、もう女の子たちに大人気。つか、もうハーレーを支えている層は、中年チョイワルおじさまじゃなくて、30前後の女性達なんだなとまじまじと感じた。このブースのイメージも女子ウケを狙っているし、展示してある車両には女の子達がたくさんとりついていて、仲間同士や1人で好き勝手に夢中でまたがっている…ってそこのおねえさん、スカートでまたがるもんだからパンツ丸見えッスよ。大丈夫?

 私も並みいる女子をかき分けて、ちょっとまたがってみたんだけど、だめだこりゃ。少なくとも私の体力と物理法則を考えると、このマシンのこの質量を路上で責任持って扱える自信がまるでない。

 そう考えると、今時の女子達は、私なんかよりもずっと体力…というか、筋力があり余っているのだろうか。すごいもんだなと思う。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

大丸東京新店

 近頃オープンした「大丸新東京店」。昨日近くを通りかかったついでに寄ってみました。

 事前に見たニュースによると、今度の大丸は、従来のブランド別陳列を見直し、テイスト別にまとめてあるのが特徴だとの事。確かに7Fの「紳士雑貨フロア」は、結構そんな感じで、従来はあまり目にする事がなかった商品に触れられるきっかけとなっているのが面白かった。というか、カッコいいカバンを見つけちゃったんだけど…(笑)。お値段もカバンにしては安いし、来月にでも買うかなぁ(笑)
 8Fのメンズファッションフロアは、まあ…仕方ないんだろうけど、商品は原則ブランド別に陳列されていましたね。しかしさあ…今ではこういうところにある紳士アパレルのデニムって、どれも平気で2~3万円+なのね。Gパン(笑)で3万円とか、ちょっと私の理解の範疇を超えているなぁ。その代わりお年を召しても履けそうなぴしっとしたデニムが増えたのはいい事かもしれないけど。
 デニムといえば、アメリカセレブの間(?)で評判になっていたという美脚ジーンズで有名な、セブン・フォー・オール・マンカインドのメンズが売ってましたね。メンズなんてあったんだ、しらんかった。
 そこの店員さんとちょっと話をしてみたら、「今のところ思った程お客さんも多くないですね。3日後、オープン初めての週末が楽しみです」とおっしゃっていました。確かにこの大丸ってオープンが確か月曜日(?)だったんだよね。平日オープンっていうところにも、従来とは違ったコンセプトで勝負しようという新しい試みが感じられます。
 ちなみにそのGパン(笑)は、お値段がなんと3万5千円位しました。「ボーナス出たらまた来ます」と言ってブースから出てきましたが、みんな金持ってるよなぁ…。

 私としては、この8Fフロアにオープンした、京都の名門「イノダコーヒー」に行ってみたかったんだけど、お店の前に着いた時点で時間が19:00過ぎてましたので、また今度にしました。その時点ではすぐに入店できそうでしたが。

 お店としてはお客様でごった返している方がいいんでしょうけど、私的にはちょっと落ち着いて買い物できそうな雰囲気で、なかなか高感度はよろしい百貨店でした。最近は割と東京駅付近には良く来ますので、機会があればまた寄ってみたいと思います。

▼2007年10月21日

ジョージ・タウン

 がーん、今から急いで「ジョージ・タウン」に行かなければ!

▼2007年09月08日

まんがかへに行って

 漫画喫茶、コミックカフェ…。ネット喫茶にネットカフェ…。まぁなんだっていいか。

 とにかく、昨晩は週末の密かな楽しみ、漫画喫茶でのんびりしてきた。最近のお気に入りは漫画を読むのもそうだけど、マッサージチェアで3時間パック中ずっとマッサージかます事。はじめの1時間くらいは体も硬くてごりごり痛いんだけど、それを過ぎると段々筋肉が弛緩してきて、最後の1時間ではもう漫画を読むどころじゃないくらいだらんとしている。

 そして、ちょっとふわふわな気持ちで家にかえって、さっとお風呂に入ってばたんきゅ~。そのまま今日になってもなんだか体がしゃきんとしない感じ。この時間まで布団でゴロゴロとしてしまった。

 さて、起きて出かけるか…。それともまたゴロゴロするかな。

▼2007年09月02日

東寺の骨董市

070902-02.jpg 朝の用事を済ませ、帰りに東寺の骨董市をのぞいてみる。

 ここの骨董市は初めてのぞくけど、本当に古いモノが多くて面白い。東京の郊外で行われているディスカウントストアの露天みたいな骨董市とはまるで違う感じ。

 持って帰るのもおっくうなので、何も買わない前提で眺めていたのだが、とりあえず本を一冊だけ買った。それと、懐かしの万年筆、パーカーの21が安く売っていたので、買って帰りたいなぁ…と思ったんだけど、我慢しました。

 調べてみると、この市が立つのは、毎月の第1日曜日、朝5:00から夕方17:00まで。一応夕方まで行われているみたいだが、この手の市は実質午前中で終わりだと思う。行ける機会がある人は、是非のぞいてみて欲しい。

 というか、クルマできていれば買いたくなるものが結構ありました。

OLYMPUS E-410 + MC JUPITER 9 85mm F2

どっちを見ても大阪人だらけ

070902-01.jpg まず思ったんだけど、後になって考えるとこのアングルの写真は、前のスカートがもう少し短かったりしたら非常にマズいよな、捕まっていたかも…。現場では思わず「うわっ!」と思って、何も考えずついカメラ構えてシャッター切っちゃったけど。

 んで、ちょっと危なげなこの写真を思わず撮ってしまった訳は、この写真見て、東京…というか、大阪以外の人は変だと思いませんか?そう、エスカレーターで道を空ける向きが違います。

 私なんてモグリの大阪人…というか、別に大阪人になってないけど…、なので、エスカレータに乗った際はつい左によって右側を歩く人用に空けてしまうんだけど、私の右側から男の人がひょいと抜いていって、進路変更をしているのを見て、ハタと気がついてびっくりした。そうそう、何かで聞いた事があるけど、大阪人って、エスカレーターに乗ったときは、左側を空けるんだよね。うわっつ、このローカルルールが実際に運用されている光景は初めて目にしたぞ。というか、今まで大阪に来た時って、クルマばっかりだったからね。

 で、街歩いていると、どっちを向いても大阪人だらけなんすよ、ホントにどうしましょう(笑)。まあ、大阪にいるんだから当たり前だし、別にどうする必要もないんだけど…。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年08月28日

カフェ日和

 カフェ日和とは、ドジでぽんこつな幼なじみ…は関係なくて、要は「散歩の途中にカフェに寄りましょう」という意味のMyスローガン。

 というのも、私の場合放っておくとすぐに歩き過ぎちゃうんだよね。上半身全面をギブスで固めた格好のまま、深夜の六本木から埼玉の自宅まで歩いて帰った…なんて事をやっちゃうことでもわかるように、基本的に歩く事が苦にならない体質なので、外に出かけると、つい体力の限界まで歩き続けてしまう。全く休まずに…。
 まあ、若い頃はそれでもいいのかもしれないけど、やっぱり要所要所で休憩を入れた方が、散歩の距離は短くなっても、心と体力に余裕ができて散歩の内容が濃くなる…というのにここ数年でようやく気がつきまして(笑)、それからは、努めて散歩の途中でカフェに寄るなどして休憩を取るようにしています。

 そうやって心がけていても、「もう少し…もう少し」なんて一日歩きづめになる事も多いんだけど、以前よりは体力の限界近くまで歩き通しになる事は少なくなった。やっぱり、ココロに余裕がないと、歩いていてもイライラしてくるばかりでつまらないもんね。

▼2007年08月06日

表参道

070806-01.jpg やはり東京の東側とは雰囲気が違う。

 向かう途中の地下鉄車内で、隣に座っていた女の子が一心不乱にファンデーション塗り直すところから化粧をしていて、私が表参道で降りようとしたら、あわててバッグに化粧品をしまって地下鉄を降り、表参道の街に消えていった。

 そこまでしないと楽しめない街なのだろうか…。少なくとも生活の場所ではないことは確かだ。

OLYMPUS E-410 + Super Takumar 28mm F3.5

▼2007年08月05日

一ノ関への旅

 メモ程度に書く。

 土曜日5:47分上野発。仙台に12時過ぎ。そこで約1時間くらい時間をつぶして、一ノ関行きの普通列車へ。一ノ関到着が15;30頃。
 丁度夏祭りの最中だったので、適当に見物したり撮影したりしたあと、ホテルでチェックイン。カメラと財布と文庫本を持ってベイシーへ出撃。そこで4時間くらい粘った後、帰り道適当に一関市内を散策しながら帰ったら、夏祭りのフィナーレだった。随分遅くまでやってるな。
 商店街のスーパーで焼きそばバゴーンを買ってホテルに戻る。就寝は24時頃。

 日曜日は5時に起床。準備をしてチェックアウト。途中コンビニで朝食用のおにぎりを買って、6時ちょっとに出る盛行きの列車に乗車。気仙沼に8時過ぎに到着して下車する。気仙沼から快速に乗り一路仙台へ。道中長いので指定席券を購入する。510円だった。
 仙台には10:30頃到着。そこから13:15分発のいわきいき普通列車に乗ろうと思っていたので、再び仙台市内を散策。丁度七夕祭りの最中なのか準備中なのかわからないが、商店街は派手に飾り付けされていた。先日中古カメラ屋を回ったので、今日は大学近くの古本屋街(?)まで足を伸ばす。
 そんなこんなで時間が来て仙台駅を出発。いわきまで2時間半くらいかかるのだが、なんと全車ロングシート。これには参った…。その後疲れた体で水戸行きの普通列車に乗り換え。今度はボックスシートだったので足を伸ばしてくつろぐ。水戸行きだが一つ手前の勝田で下車して、勝田から上野行きの普通列車に乗り換える。次もボックスシートの車両に乗ることができて、ゆったりと過ごすことができた。
 北千住で下車して、綾瀬回りでバスに乗り家まで。家に着いたのは20:30頃だった。

 あと2日分の18きっぷ、次は何に使うか。

一ノ関の朝

070805-01.jpg 朝なので、まだ霞がかかっている。

RICOH GR Digital

▼2007年07月29日

青春18きっぷ

070729-04.jpg かなり久しぶりに購入。早速出かけてみた。

 土曜の早朝に上野を出発、そのまま上越方面に行く。接続電車の悪さにヘキヘキしながら、新潟県小出まで出て、そこから日本の秘境、只見線へ。最近のブームのせいか、列車はそこそこ混んでいる、というか、この路線、終点の会津若松まで行く列車が日に3本しかないんだよね。ということで、昼過ぎに小出を出発した列車は、ことこととゆっくりと走り、夕方17時過ぎに会津若松へ到着。その後磐越線で郡山へ出て、そこから東京へ南下。上野に到着したのは夜の23:30過ぎ。総乗車時間約18時間の旅でした。

 ということで、手元にはまだ4日分の乗車券がある。他にはどこに出かけようかなぁ…。

OLYMPUS E-410 + Voigtlander Zoomar 36-82mm F2.8

めーあーりーふー

070729-01.jpg めーあーりーふーです。今日(というか昨日)の東京は天気がよかったみたいね。こちとら土砂降りだい!こんちきしょう(笑)

OLYMPUS E-410 + Voigtlander Zoomar 36-82mm F2.8

▼2007年07月28日

モバスイでグリーン券

070728-01.jpg 私はわりかしグリーン車とかそういうの使ったりする方なんだけど、最近では携帯電話のモバスイからグリーン券も買えるのね。これは便利!

 画面で乗りたい区間の発着を指定して「購入」ボタンをサクッと押すだけ。それだけで購入完了。もちろん事前購入割引もついているので、車内で直接券を買うよりお得。

 最近のグリーン券は電子化されていて、スイカなどで買うと券も検札もない。座った場所の天井にセンサがあるので、そこにスイカ、またはモバスイ機能のある携帯をタッチするだけ。ランプが赤からグリーンに変わって手続き終了。
 途中席を移りたくなったら、移った先でもう一回センサにタッチすればそれでOK。便利な世の中になったモノだ。

 更に、グリーン車の中では席にテーブルが用意されているので、つい手持ちぶさたながらこうやってエントリーを更新してしまう…と(笑)

RICOH GR Digital

▼2007年07月27日

足立の花火大会

070727-01.jpg 今年で第29回だそうです。足立区荒川河川敷の花火大会。今晩行ってきました。

 日中雨が降ったせいか、去年…だったかな、前回行ったときよりも人が少な目で、本当に花火の真下くらいまで近寄ってみることができました。実に満足度高いです。

 途中、なんだかトラブルがあったみたいで、30分くらいの中断がありましたが、フィナーレは派手派手ですごかった。来年はロマンチックな相手と行ってみたい(笑)

OLYMPUS E-410 + Prinz Auto-Universar 35mm F2.8

▼2007年07月22日

安倍晋三まんじゅう?

070722-06.jpg 選挙の結果次第では、これもレア商品になるかもしれないな。買っておけばよかったか(笑)

OLYMPUS E-1 + Voigtlander Zoomar 36-82mm F2.8

扇子

070722-05.jpg 浅草で撮影。一時は酔っぱらいばかりで臭いというイメージしかなかった浅草だけど、最近の下町ブームも手伝ってか、街に若い人たちも結構増えているみたい。

 もっとも、日本人かな?と思ったら、韓国人だったり中国人だったりする。そういえば、サムソンのデジタル一眼レフカメラ持っている韓国人がいたなぁ。どんなモノなのか見せてもらいたかった。
 それと、かわいい中国人の女の子に声をかけられて、撮影してくれますかとデジカメを渡された。液晶モニタを見ると表示が中国語だったのが、当たり前だけどなかなかインターナショナルな浅草だけあるなぁと。写真撮った後、お茶でもいかがですか?と誘えばよかったか(笑)

 で、カラフルな扇子売り場を撮影してみました。こういうモノが流通する場として、浅草というのは日本文化に多大な貢献をしていると思います。
 次に行ったときは、何か「和物」っぽい小物でも買ってみようかな。

OLYMPUS E-1 + Voigtlander Zoomar 36-82mm F2.8

なんか祭ってた

070722-03.jpg 本日の東京は上野の中央通り。夕方17:30頃通りかかったら、中央通りを自動車通行禁止にして、岩手さんさ踊りのパレードをしていた。他にもいろいろなパレードがあったみたい。

 しかしこの女の子達、太鼓抱えてくるくる回転したり飛び跳ねたり、結構ハードな踊りやってるんだよね。力あるなぁ…。それとあごひもがちょっと痛そうな気もする(笑)

 普段はこの手のパレードってあまり興味がないのだが、このパレードは結構面白く見ていた。
 いったい何の祭りだったんだろう。

OLYMPUS E-410 + Voigtlander Zoomar 36-82mm F2.8

栗城書店 足立区北千住

070722-01.jpg 北千住の東側を歩いていたときに見つけたスゲー本屋さん。入り口で週刊漫画誌を売っているのですが、それ以外の売り物はほとんど日焼けしている上、どう見てももう版元絶版みたいな漫画もチラホラありました(ただしレア本ではない)
 そして更にすごいのが、入り口付近に店員さんが座っていて、それ以上奥に入れないという点。これもすごいなぁ。できれば中でどんな本が売っている(売れ残っている)のか、見てみたかったんですが…。

 ちなみに、この書店がある「柳原商店街」という場所もすばらしい。車が入れないような狭い路地の両側にいろいろな商店が点在しています。お店の種類も、失礼ながら枯れた状態の業種ばかりで、なんだかタイムスリップしたような気分。
 ちょっと昔には、こういった自動車の存在を考えていない、人のためだけの商店街が、全国にたくさんあったんでしょうね。今ではこういった場所は、どんどん区画整理の対象になっているのがちょっと寂しいです。

 ネットで検索してみたら、こちらで栗城書店を紹介している記事を見つけました。今日はさらっと流しただけだけど、後日たっぷりと北千住探索をしてみたいです。

OLYMPUS E-410 + Voigtlander Zoomar 36-82mm F2.8

▼2007年07月21日

今日のヌコ

070721-07.jpg 今日のヌコです。はじめは警戒して草むらにいたのですが、しゃがんで呼んでみたら近づいてきました。

 頭をなでてあげると、急に人なつっこくなって、私の足下で寝そべってじゃれついてきた。つうか、ここまで近づいてくると写真が撮れん(笑)

 しかしかわいいなぁ…こいつ。毛並みもきれいだし、ひょっとして誰かに飼われているネコなのかな?

OLYMPUS E-410 + Voigtlander Zoomar 36-82mm F2.8

▼2007年07月17日

オオムラサキ?

070717-01.jpg チョウチョって、昔からあまり好きじゃなかったんだけど、こうやって写真に撮ってみても、やっぱりグロい気がするなぁ。

 蛾と蝶の分類は、どこで分かれるんだろう。胴体が大きいのが蛾だという話は聞いたことあるけど。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital ED 50mm F2.0 Macro

▼2007年07月16日

今日の白鳥

070716-05.jpg 今日の白鳥写真…というか、下町にはこんなのもいるんかい!…と、びっくり。
 この白鳥、人が近づいても全然逃げません。この公園で飼われているのかな。

 白鳥って、以外と図々しいというか、人をおそれない鳥で、昔一人で北海道のウトナイ湖に行ったとき、白鳥がたくさんいるなぁ…と思ってみていると、みんなどんどん近づいてきて、最後は私のおしりとかくちばしで突っついたりし始めた。頭とかなでたり、体をさすってあげても全然平気なんだもんなぁ。人が餌付けするからこういう事になるんだろうけど。
 白鳥って、一匹でも結構大きくて怖いけど、それが何匹も自分の回りに集まってくると、ちょっとしたホラー映像ですよ。

 白い鳥なので、カメラのシャッター速度がかなり上がってしまい、逆に絞り込まないとオーバーになってしまう。もっとも、どうせ露出補正で1段位オーバーにするので、丁度いいといえば丁度いいんだけど。

 換算210mm相当の望遠レンズの視点というのも、何となく判ってきたな。はじめは街角スナップにしては長すぎだと思っていたけど、これはこれで視点を切り替えれば、面白いスナップが撮れる。

OLYMPUS E-410 + NIKKOR-P Auto 105mm F2.5

今日のヌコその2

070716-04.jpg ついでにもう1枚ヌコ写真。別カットもかわいかったのですが、それは写真ブログの方に回します。

 撮影場所は同じく三ノ輪。まだ子猫みたいですね。ニコンの105mmを最短近くで使っているので、猫との距離は1~1.5m位かな。この子は、これ以上近づくとイヤそうなな顔をします。

 猫撮りは、この距離を見極めるのが結構難しいけど、こういうところにゲーム性があって楽しいね。

OLYMPUS E-410 + NIKKOR-P Auto 105mm F2.5

今日のヌコその1

070716-03.jpg 本日のヌコ写真。三ノ輪で撮影しました。

 見ると判ると思うけど、地面すれすれにカメラを置いて撮影。こういうアングルの写真撮影は、従来はアングルファインダーがないと撮影できなかったのですが、E-410ではライブビューがあるので、背面のモニターを見ながら簡単に撮影できます…といいたいところだけど、ライブビューの存在忘れてました(笑)。ということで、ノーファインダー撮影でした。

 レンズの焦点距離と向きと視線の関係は、何度か失敗を重ねるうちに何となく見えてきます。練習の甲斐あって、今では50mm位の焦点距離(35mm換算で100mm)なら、とりあえずファインダーを見なくても、何とか被写体をフレームに納めることができます。

 ちなみにこのレンズは、ニコンの105mm。往年のニコン名作レンズです。フォーサーズだと換算で210mmレンズになります。望遠でノーファインダーは難しいですが、落ち着いてレンズの向きを見ればなんとかなるもんですよ。デジタルだと失敗ならやり直せばいい訳ですし。もちろん、ピントも目測です。

OLYMPUS E-410 + NIKKOR-P Auto 105mm F2.5

▼2007年07月09日

小串鉱山への送電線跡

070709-04.jpg もう閉山になって久しい、群馬県にある小串鉱山へ向かっている送電線(?)の跡。小串鉱山が閉山になったのが昭和46年だそうなので、その時代から撤去もされず残っていることになる。私は鉄塔マニアではないのでよくわからないが、昭和40年代の鉄塔がリアルに放置されているというのは、日本全国でもきわめて珍しいと思う。

 青い空と、荒涼とした大地に使われなくなった鉄塔が何本も建っている風景は、なかなかシュールだと思う。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Auto-W 21mm F3.5

▼2007年07月08日

破風岳と土鍋山

070708-02.jpg 週末は久しぶりに登山。久しぶりなので、足慣らしがてら往復で4時間程度の軽めコースにした。

 破風岳と土鍋山とは、長野県と群馬県の県境付近にある山。双方の山頂は、徒歩で30分強の距離しか離れていない上に、標高が両方とも1,999mという寸止めぶり。
 さほど標高も高くない上に、ルートも比較的安全な山道がついているのだが、この地域の天候は急変しやすく、遭難事故がたびたび起こるという。実際、登山道の途中に「遭難多発地域」という看板がいくつも立っていた。
 訪れる人も少なく、歩行時間がさほど長くない割にはひっそりとした山行が楽しめるが、天候の急変による遭難には十分注意すべき。

 スタート時は濃霧。少しクルマで様子を見て、天候が回復基調になったので出発。もっとも、回復基調とはいえ、ここは風と雲の通り道。日差しが一瞬差しても、雲にはいるとすぐに湿気がやってくる。そんなこんなで、はじめのピークである破風岳に着いたときは、山頂はすっかり雲の中。

 持参したおにぎりを食べて一休み後、次は土鍋山へ向かう。向かう途中山道が雨で結構荒れていた上、山頂付近では軽い雨も舞い落ちてくる。土鍋山での展望はゼロ。仕方なしに山を下り、もう一度破風岳まで戻ってみる。

 そうしたら、破風岳に戻る途中で天候はすっかり回復。今まで見ることができなかった山の姿をようやく見ることができた。二つの山共、結構な絶壁の上に山頂があるのが見える。

 もう一度破風岳のピークに戻ったときは、すっかり夏山らしき展望に変わっていた。写真はそのときに撮ったモノ。さわやかな風に満足して、山を下りた。

 ちなみに、今回の山行で持参したカメラは、コンパクト機がCONTAX i4RとKONICA-MINOLTAのDimage G400。そして一眼レフはOLYMPUSのE-1に勝負レンズの14-54mmを装着。
 コンパクト機はザックの中にしまっているから、別に何だっていいんだけど、一眼レフカメラは持って歩いたり肩から提げたりして歩くので、こういう場所では防塵防滴性能がないと、怖くてカメラを持ち出せない気がする…。実際、E-1は歩いている途中草に付着している水滴や、時折降る霧雨などでびしょびしょになってしまっていた。

 最近はもっぱらE-410ばかり使っているけど、私にとっては、やはりE-1あってのE-410だなと思う。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年07月07日

峠道

070707-01.jpg 峠道でアウディ写真を。

 ここの峠、なにやらヨーロッパの峠みたいな、荒涼とした風景が広がっている。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Auto-W 21mm F3.5

▼2007年06月29日

神田ガード下

070629-02.jpg 会社帰りに散歩で通りかかった神田のガード下。

 デジタルになってよかったことの一つに、こういう場所でも写真が楽しめるようになったという点があると思う。この写真は、F5.6、ISO1600で1/10秒のシャッターを切っているんだけど、銀塩の頃はISO1600のフィルムなんてかなり特種で用途が限られていたし、またこういう場所で手持ちでシャッターを切ろうとは考えてもみなかった。

 暗所に強くなったというのはデジカメ最大の恩恵だろう。だから会社帰りでも写真撮影を楽しむことができる。

OLYMPUS E-410 + UV-TOPCOR 28mm F4

▼2007年06月25日

エスカレーター

070625-01.jpg 早速UV-TPOCOR写真をうぷしてみる。

 これはいつも使っている駅のエスカレーターを何気なく撮った写真。このアングルの写真は他のレンズでも何回か撮影しているのだが、このレンズを使うと、妙に力強い印象の画になった。

 全体の色調はデジカメのホワイトバランスで補正されてしまうので判定しても意味のないことだと思うが、色のノリ方に関しては、ちょっと個性的な気がして気に入っている。

OLYMPUS E-410 + UV-TOPCOR 28mm F4

▼2007年06月21日

パリっぽい

070621-01.jpg 横浜市内のバス停というのは、どことなくパリっぽい雰囲気がある…って、パリなんて行ったことないけどさ(笑)

OLYMPUS E-410 + Zuiko-W 21mm F3.5

▼2007年06月03日

千葉県市川市にある119

070603-05.jpg まあ、消防署なんですけどね。

 でも、どことなく渋谷のアレを狙った感じがするのは気のせいだろうか…。また、そんなモノを狙うという行為も千葉県だなぁ…と(笑)。私の考えすぎかもしれませんが。

 いや、こういうのはちょっと面白いので、どんどんやってほしいけど。

OLYMPUS E-410 + NIKKOR NC Auto 24mm F2.8

京ウエスト

070603-04.jpg 井の頭線をイノヘッド、山手線を山バンド、そして京成は、京ウエスト…って、しつこいか
 大体、京成の「成」は、ウエストじゃねえっての(笑)

 という事で、千葉県は市川市で撮影したスカイライナー号。つーか写真見て気がついたけど、リトラクタブルヘッドライトなのか?この車両。
 撮影した場所は、思いっきり都下の下町なんだけど、この列車内はおそらく国際的雰囲気なんだろうな…なんて考えると、ちょっと不思議な気がする。

 ああ…また海外に行ってみたいなぁ…。でもまてよ、私のパスポートって、どこにしまったっけ?

OLYMPUS E-410 + NIKKOR NC Auto 24mm F2.8

▼2007年06月02日

世田バレー

070602-03.jpg 井の頭線を「イノヘッド」、京王線を「京キング」、山手線を「山ハンド」と言うのと同様、世田谷線も「世田バレー」という呼び名があります…。

 すみません、最後のだけウソです。私が今考えました(笑)

 という事で、ローカル色たっぷりな世田谷線。何となくこの電車に乗ると心が和みます。私が乗る機会は、年末年始の世田谷骨董市に出かけるときくらいですが、その時は骨董市以外でも、この路線に乗る事自体も結構楽しみだったりします。

 今日は三軒茶屋から路線を併走して、松陰神社前駅までいって、再び三軒茶屋に戻りました。もちろん自転車なので、乗車する訳にはいきません。

OLYMPUS E-410 + NIKKOR NC Auto 24mm F2.8

▼2007年05月28日

八潮橋・東京都と埼玉県の境

070528-01.jpg こんなにちんまい橋だけど、立派に「八潮橋」という名前が付いている。家から割と近い場所にあり、子供の頃はもっとわかりやすくボロ橋で、橋の中央に穴が空いていたり、その上をベニヤ板で塞いでいたり、そしてまた穴が空いていたり…という、なかなかスリリングな橋だった。
 この先のちょっと北には「蛇橋」という、綾瀬側を渡す木造の橋がかかっており、その橋も結構ボロボロだったんだけど、そこには大蛇の伝説があり、ちょっと神秘的な雰囲気がだったのを覚えている。

 この八潮橋の下はベニヤ加工工場の運河で、昔は焼玉エンジンを搭載した「ポンポン舟」が、東京湾に到着した輸入木を何十本もひっさげて、この橋の下を通っていたモノだ。
 そして、浮かべてある木の上には、製材所の職員がかぎ爪の着いた棒を持って歩き回ったりしていた。

 その当時の川は、今よりもずっと汚くて、近づいただけで本気で臭うような水質状態だったけど、不思議と今の綾瀬川よりも生きている気がした。
 ちなみに、大分綺麗になったとはいえ、今でも日本一汚い川なんだけどね。綾瀬川は(笑)

 こちらのブログでは、まだ橋の床がボロいままだけど、ちょっと前にベニヤ板で修復(と言えるのか)されたみたい。

 写真はニッコールの24mmで、確かF4位で撮影したと思う。当然ながらExifに情報が残っていないので、ホントはどうだったかわかりません。

OLYMPUS E-410 + NIKKOR NC Auto 24mm F2.8

▼2007年05月27日

茨城県坂東市芽吹大橋脇にある桃源郷

070527-05.jpg 芽吹大橋とは、利根川を隔てた千葉県野田市と茨城県坂東市を結ぶ橋。かつては有料道路だった。
 そして、夜間にこの橋を通った人ならば、坂東市側南の土手の下に、何やらイスラムめいた建物が妖しい光を放っているのを目撃したことがあるだろう…。つーか、ラブホなんだけどね。

 今日、その前を通りかかったので、入り口の風景を何となく写真に納めてみた。ちなみにこの周りは、田んぼと草原と農家が点在している、住民の方々には申し訳ない表現だが、田舎っぽい場所。でも、私はこういう田舎っぽい風景が好きなので、ついこういう場所に進路を向けてしまうんだよなぁ。…といいつつ、こんな写真も撮っていますが(笑)

 ちなみに晴れた日曜日の午後だっつーのに、満室でした。明らかにヤリに来たであろう車を何台か見ましたが、入り口の「満室」表記を見ると、ピューっとアクセル踏んで行っちゃいました。やっぱりこういう時って、お互い気まずいのかな。

OLYMPUS E-410 + NIKKOR NC Auto 24mm F2.8

▼2007年05月26日

イノヘッド

070526-01.jpg 東京都の渋谷区神泉で見た井の頭線。
 種別としてはローカル線になるのだろうが、ローカルとは言えないほどの乗降客数。

 東京の西の方は、鉄道が網の目のように設置されていてうらやましい。そろそろそっちの方の開発はやめて、各鉄道会社の人も、東の方を何とかしてくれないものだろうか。

OLYMPUS E-410 + NIKKOR NC Auto 24mm F2.8

▼2007年05月19日

今日のノブオ

070519-01.jpg 今日、茨城県のとある農村で会ったノブオ君(笑)

 わんわん吠えているので、怒っているのかと思って近づいていったら、ものすごい歓迎ぶりでした。人なつっこい犬でかわいかった。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital ED 40-150mm F4-5.6

▼2007年05月15日

変わりゆく新橋

070515-01.jpg 東京都港区にあるJR山手線新橋駅前。もう再開発が済んで何年も経っているが、今でもこの場所に来ると、随分と違和感を感じる光景。

 ちなみに、私が毎朝千代田線霞ヶ関駅で降りていた頃は、ロータリーの向こう側にある駅ビルの先には、何もなかったんだけどね。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年05月14日

スーパーあずさ

070514-06.jpg 特急あずさ号には何度も乗ったことがあるけど、このスーパーあずさ号にはまだ乗ったことがない。
 噂によると、振り子式車両のすごいヤツらしいのですが、乗り心地はどうなのかな?

 写真だとわかりにくいけど、台車とパンタグラフがフレームで直結されていて、その間の車両本体は、振り子の上に乗って左右に揺れる構造になっています。こうすると、カーブの度に車体が内側に傾き、遠心力で外に引っ張られる感覚が減少する効果があるらしいです。

 写真は、中央本線下諏訪-岡谷間で朝に撮影したもの。とてもいい天気でした。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6

▼2007年05月13日

鎌倉に来ています

070513-01.jpg いや…そんだけなんだけどね。

 しかし、いつでもどこでもブログの更新ができるというのは、ちょっと考え物かな。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6

▼2007年04月30日

星降る夜の茨城鉄道湊線

070430-03.jpg 毎度お馴染み鉄分補給の旅。前回は廃線最終日の鹿島鉄道へ行ってきましたが、今回は同じく茨城県にある茨城交通湊線へ行ってきました。

 本当は現地「あじがうら」駅に昼頃到着する予定だったのですが、色々と寄り道をした結果、到着したのが16:30過ぎになってしまい、とりあえず「あじがうら」駅17:12分発の勝田行き列車に乗り込みました。車両は「キハ3710」です。
 きっぷは一日フリーきっぷを買おうとしたのですが、残念ながらあじがうら駅にはそのきっぷが売っていないため、運転手さんに相談したら、那珂湊駅できっぷを渡すので、いいですよとのこと。ホームにある乗務員用電話で那珂湊駅へ連絡を取ってくれたので、お金を渡して列車に乗り込みます。どうもありがとうございました。

 早速列車は出発。当初は5~6人程度しか乗客がいませんでしたが、那珂湊駅で10人くらい乗り込んできました。私達はその駅できっぷを受け取り、その後のんびりとローカル線の風情を楽しみながら、終着の勝田駅へ到着。あじがうらから20分強のとても短い列車旅です。

 同じ車両でただ戻るのもつまらないので、下り列車を一本見送って、その間勝田市街をちょっと探索。途中中古カメラ屋さんを覗いたり、本屋で立ち読みしたりしました。このなんの変哲もない町並みがまた楽しくて、私は一人で興奮していました。

 そして下り列車に乗り込みます。今度の車両は「キハ205」です。旧国鉄色とボックスシートに風情があります。ボックスシートの間にちょこんとある窓の下のテーブルも、何度もペンキを重ね塗りされた木製だったりして、なんだかうれしくなります。屋根に付いている扇風機も旧国鉄マークのままで、実にうれしい。
 更に床下にあるのディーゼルエンジンは、ドライブシャフトのカバーが外れて丸見えだったりして、これもまたローカルっぽいおおらかさがあります。
 また、車内の匂いもどことなく油臭くて、いい感じだなぁ。

 乗客は予想していたより結構います。ボックスシートはすべて一人か二人で埋まっていて、車両前後にあるベンチシートもほぼ満員。休日の夕方にしては、意外と賑わっていますね。

 いよいよ出発。外はもう真っ暗です。途中那珂湊駅でほとんどの乗客が降りてしまいます。そしてあじがうら駅に着いた時は、もう夜。その時に列車を降りて撮影したのがこの写真。空には丁度一番星が輝いていました。

 やや駆け足の鉄分補給旅行でしたが、楽しかったです。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年04月22日

有栖川記念公園に狂犬出没!

070422-03.jpg 有栖川記念公園に、狂犬が出ました!
 それにしてもこのイラストの犬はこわぁ~い。ただ怖いだけでなく、ちょっと味のある怖さです(笑)

 明治屋前の入り口のところに、この看板は立てられています。皆さんも有栖川記念公園に行った際は、チェックしてみてください。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

麻布釣り堀衆楽園

070422-02.jpg 東京都の麻布に釣り堀がある!なんて話を女子友達から聞いたので、是非一度行ってみようということになり、本日一緒に行ってきた。

 まず、地下鉄日比谷線広尾駅で友人と集合。そこから歩いて10分くらいかな?途中「ブーランジェリー・ブルディガラ」というお店でパンを買って、更に有栖川記念公園の前にある明治屋でアルコールを買う。私はカシスビール?みたいなものを買った。

 そして、麻布の住宅街を歩いていき、住宅地の裏道突き当たりみたいなところにその釣り堀はあった。なんというか、シチュエーションにびっくりする。
 聞けば、この釣り堀は大正時代から営業しているらしく、元は麻布の山からの湧き水でたまった池だそうだ。水深は1.7m前後。料金は、釣り竿とエサ諸々で初めの1時間850円。1時間後に延長の場合500円かかる。

 始める前はこんなところで釣れるのか?なんて思っていたが、結果、釣果は2時間いて3匹。釣った魚はすぐにリリース。針に返しがないので、すぐに抜ける。
 適当にアルコールを飲みながら、ボーッとするもよし、お喋りするもよし(騒ぐのはマナー違反だと思うけど)ということで、本日みたいな陽気だと、なんだかとても楽しかった。

 私達はというと、釣りの方は結構適当にやっていて、エサをとられてしまった針をそのまま水に投げ込んで、「ワシは魚を釣っているのではない、天下を釣っているのじゃ」とかいいながら、太公望ごっこなどをして遊んでました(笑)

 雰囲気はこちらのブログの方が判りやすいかな。なんだかユルい雰囲気の釣り堀なので、女の子とのデートなんかにもいいかもよ。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年04月09日

カンペールプロジェクト

 グーグルブログ検索で、カンペールというキーワードをRSSリーダーに登録しているんだけど、久しぶりに引っかかったのがこちらのエントリー
 なんだ?このページは。カンペールと関係ないじゃん…と思って、読んでみると「WEBカンペール」というサイト内のブログである事が判った。

 「女子目線で鉄道を愛でようという試み」だそうだが、今までは女子目線で鉄道を愛でてはいけなかったのか…いや、確かに雰囲気的に愛でてはいけないイメージはあったけどね。

 男子目線とはまた違った視点の鉄道紀行文がなかなか面白かったので、とりあえずRSSリーダーに登録してみました。

 何故か昔から私の周りでは、戦闘機大好き女子や、クルマ大好き女子、戦車大好き女子など色々変わった女子が多い。
 でも、実は案外心の内に秘めているだけで、結構普通の男子みたいに、無機質の機械を愛でている女子って大勢いるのではないだろうか?

 私的には、そういった“マニアック女子”が増えるのは大歓迎だけどね。

▼2007年04月08日

自転車で北越谷の桜を見に…

070408-01.jpg 今日は朝から気分が良かったので、久しぶりに自転車に乗ってみる事にした。

 去年ひざを痛めてから大分乗っていなかったんだけど、とりあえず近所をゆっくり回るだけならいいだろう…とおもって、タイヤに空気を入れ、モンベルのメッセンジャーバッグに本とカメラを入れて走り出す。近所を回って、途中カフェでお茶でもしながら本を読もうと思っていたので、下はジーンズ、上は普通のシャツとジャケットという、あまり自転車を乗り回すには適していない格好。
 それでも、久しぶりのフクイクは乗り始めると楽しくて、アチコチをふらふらしているうちに結局埼玉県は北越谷の桜並木まで来てしまった。

 昨晩の雨で地面はちょっと湿っていたんだけど、気にせず草の上に寝ころびながら、持参した本を読んだり、軽く居眠りしたりした。

 その後は、春日部方面に向かって、何となく、故長岡鉄男氏の方舟の外観を見物に行き、その後アチコチをふらふらしながら家に帰ってきた。
 軽くチョイノリ程度だと思っていたのに、結局走行距離は73キロ(笑)。ブランクはあったけど、現状で100キロ位のサイクリングなら、特に問題はなさそうだ。このエントリーを書いている今現在、特にひざの痛みも体の痛みもない。また少しずつ乗り始めるかなぁ。

 そうそう、以前分解修理したスラムのロケットトリガーが、やはり調子が良くない。フロント側だけなんだけど、パーツを買い直すかな。それとタイヤももっと細くて軽いものに…なんて始まると、自転車もまた金がかかるようになるんだよな(笑)

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年04月02日

さくらたんハァハァ

070402-01.jpg 毎年このタイトルでエントリー書いてる気もしますが(笑)

 という事で、毎年恒例の、埼玉県北越谷にある桜。今年は夜桜見物となった。

 去年の自分は今の自分を予想していただろうか、そして、来年の私はどうなっているのか。そもそも存在しているのか、そんな事を考えながら、満開の桜の下を歩いた。

OLYMPUS E-1 + SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM

▼2007年04月01日

古式蕎麦で山揚げを食べて上野のさくらを

070401-01.jpg 今日は友人と一緒に、東京都文京区湯島にある「古式蕎麦」へ行く。そこで山揚げと日本酒を注文。二人で山揚げをつまみながら昼間から酒、いい感じ。
 その後、お互いに古式蕎麦とざるそばを注文。古式蕎麦とざるそばの違いはつゆの種類のみ。古式の方は醤油ベースのつゆで頂く事になるが、ちょっとクセがあるので、初めての人は普通のざるそばの方がいいかもしれない。ざるそばについてくるつゆも、ちょっと辛口系でなかなかおいしい。また、蕎麦が太目で硬めなので、空いたお腹でもかなり満足できる。

 その後歩いて上野公園方面に移動。花見客の喧噪を楽しみながら、芸大の中を散歩したり、谷中墓地まで歩いたり、そしてまた上野公園に戻ってきたりと、結構歩き回った一日だった。

RICOH GR Digital

▼2007年03月31日

さようなら鹿島鉄道!

070331-01.jpg ずっとずっと忘れない!
 
 
 
 
 

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年03月18日

スカートを履いた鉄塔

070318-03.jpg スカートを履いた鉄塔を見ました。強風でめくれそうです(笑)

 ちなみに後ろの山は、関東の名峰、筑波山。
 空気がとても澄んでいて、なにやら距離感が狂ってしまう程でした。
 

OLYMPUS E-1 + SIGMA 18-125mm F3.5-5.6 DC

▼2007年02月26日

萌え萌え終着駅

 今日のデイリーポータルネタ。「印旛日本医大駅」は、確かに気になっていました。そうか、こんなすごいところだったのか…。これは是非行ってみないとなぁ、クルマで(笑)

 ページ下の方に「萌え萌え終着駅ベスト10(首都圏編)」というのがありますが、見てみると、大体各場所どんな所かは知っている。電車で行った所はほとんどないけどね。

 ちなみに、6位の「北綾瀬駅」は、終着っていえば終着だけど、本線からの直通電車がないので、終着から始まる盲腸線の駅と言った方がいいかもしれません。もっとも、常磐緩行線直通列車を利用している人にとっては、本当の意味で盲腸線になります。

▼2007年02月12日

鉄人予備校

 北斗星に乗る前、この番組を見て勉強しておけばよかったか。

 ~鉄人予備校~『北斗星』に乗った時の正しい行動の仕方講座

 いやもう、楽しい列車でしたよ、北斗星って。

▼2007年02月10日

酒とバラの日々

070210-03.jpg 今日は亀戸で打合せの後、急遽池袋で開催されていたPAGE2007へ写真撮影に出かける。撮影っていっても、自分の会社が出店しているブースの状況を撮影してくるだけなんだけどね。こんな時、毎日カメラを持ち歩くクセがついていて良かったと思う。
 最終日の公開時間は17:00迄なので、とりあえずちょっとお客さんが入っている様子を遠目から撮影しておくか…と思って16:00位に会場入りしたんだけど、会社のブースには、お客さんがひっきりなしで入ってきていたので写真が撮れず、終了時間になって人が少なくなってから、慌ててブースの写真を撮りまくってきた。

 その後ブースの片付けと搬出を手伝って、今日の仕事はおしまい。明日から三連休かぁ…なんて思いながら駅の方に向かって行く途中で見つけたカジュアルパブに入って、ギネスとスパイシーポテトを注文。1人で持参した本を読みながら、何となく1時間くらいそこで呑んでいた。

 1人で外で酒を呑む…ってのも、私にしては随分珍しいんだけど、今週は色々あったから。帰り道は少し眠かったけど、ちょっとは楽しい気分になれたかな。

RICOH GR Digital

▼2007年02月04日

今日は渋谷

070204-02.jpg 今日は、渋谷のHMV6Fに出来たという、青山ブックセンターに出かけてみた。久しぶりの青山ブックセンターだったので、ついつい長居をしてしまい、午前中に入店したのに、もう14:00過ぎになってしまった。

 その後、近くにある渋谷のcafe Miyamaでマターリ中。ここはルノアール系列なので、店内でヤフーの無線LANが使用できるのだ。

 さて、これからアキバにでも寄って(というか、帰り道で乗換駅なので必ず寄ることにはなるんだけど)帰るかな。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年01月21日

パンダトレノ発見!

070121-01.jpg 福島県相馬市で、本日「藤原拓海」のハチロクパンダトレノを発見!

 ヤンマガ本誌では、現在神奈川県遠征編ですが、実際はもう神奈川県を制覇し終えて、次は福島県まで足を伸ばしているようです。

 相馬市近辺の山では、昨晩血湧き胸躍るバトルが行われていたのでしょうか?くーっ!見てえぜ。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年01月20日

福島県相馬市にきています

070120-01.jpg 自称・本物を知る男…をマネした訳じゃないですが、北関東、というか既に南東北だね。福島県浜通地方最北端、相馬市に来ています。

 この街にきた理由は特になくて、単に週末をゆっくりと1人で過ごしてみたいと思ったからと、それならば、以前から気になっていた相馬市に行ってみようかなと考えたから。
 何故相馬市が気になっていたかというのも、私的にはよく判らなくて、とにかくなにもない街なんだろうけど、一泊滞在して街を歩き、写真を撮ってみたいと思ったのです。

 行ってみようと思ったのが今日から二日前の木曜日でした。ざっとネットで調べると「相馬ステーションホテル」というビジネスホテルが駅のそばにあり、予約情報をみると「インターネット使い放題」だとのこと。料金も安いし禁煙室もあるしということでここに決めました。
 しかし、実際ホテルに着いて見ると、インターネット使い放題というのは、フロントにあるパソコンからという意味で、各部屋には「PC用」と書かれた、電話用モジュラージャックがあるだけです。
 今時アナログ回線でネットやれっての?私はAirEdgeだからいいけどさ…と思って、このホテルの公式サイトを調べたら、お部屋でネット…とは書いてないですね。でも、確かにどこかの予約サービスサイトで書いてあったので、そちらの表記ミスでしょう。
 ということで、相馬ステーションホテルでは、PC持ち込んでもインターネットに接続できませんので(アナログダイアルアップなら可能だけど)ご注意を。

 ホテルに荷物を置いて、午後の15:30頃から街を歩き回りました。今の時期は17:00頃で暗くなってしまいますので、それくらいで徘徊は打ち切り。ざっと300カット位撮影できたかな?今ホテルの部屋でパラパラと眺めています。

 車で移動するだけなら、この相馬市は、本当になにもない街です。でも、カメラを持って歩き回ってみると、街の至る所に古い繁栄の跡を忍ぶことができます。いや、繁栄というのは語弊があるかもしれません。歴史が古い街の、街が街らしかった時代の名残というべきでしょうか。
 車が入れない小さな路地も沢山ありますし、また、どことなく区画整理され切っていない道などもあります。こういう街は、なにもなくても、歩いているだけで楽しいですね。

 掲載した写真は、駅前をまっすぐ行ったところの交差点にあるバーの風景。もう辺りは真っ暗だったので、電柱にカメラを押しつけてのスローシャッターだったのですが、その前を丁度女子高生達が通ってくれました。
 しかし、女子高生は日本全国どの場所でも女子高生な恰好しているというのは、ある意味すごいことなのでは?なんて思ってしまいます。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

福島県相馬市

 ただいま、福島県相馬市のホテルに滞在中。須賀川自動車教習所のCMなんてやってる。

 しかしまぁ…私自身がやってることっちゅーのは、結局ダラダラしながらネットを見たりしてる訳で…家にいるのと変わらないよね(笑)

▼2007年01月13日

本屋に行く

070114-01.jpg 今日は久しぶりに神田の古本屋街に行きました。久しぶりなので物欲全開!…って程でもなく、物欲パーシャル状態よりちょっと強め…という段階に留めておきました。

 結果、手がちぎれそう、もしくはバッグの取っ手がちぎれそうな状態まで本を買ってしまい、たまらずアキバヨドのサンマルクで一休み中っす。
 まだまだ欲しい本は沢山あったけど、本はナマモノ(※注)なので、買いすぎても読み切れないから欲しいモノだけを吟味して買ってきました。途中久しぶりにボンディのカレーも食べたし、楽しい一日でした。

 ただ、体の調子は相変わらず良くないので、以前ほど色々歩き回れなかったのが残念です。

※注:本って、買ってきてからしばらく読まずに家においておくと、なんだか読む気がなくなってきちゃうんだよね。最低でも買ってきて一週間以内に手を付けないと、そのまま読まずに終わってしまうということが、割と結構あったりします。だから「本はナマモノ」なんすね。こういうの私だけかな?
OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年01月09日

昼間の亀戸

070109-01.jpg 今日は仕事で亀戸へ…。考えてみれば、亀戸ってそこそこ行くことがあるんだけど、昼間に電車で行ったのは初めてかもしれません。

 駅の周りはこうなっているんだ…と、ちょっと新鮮な気持ちになりました。

CONTAX TVS Digital

▼2007年01月08日

筑波温泉ホテル

070108-05.jpg 三連休最後の日は、筑波温泉ホテルで温泉に入ってきました。やっぱり温泉はいいですね。お風呂と違って、本当に体の芯から温まります。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2007年01月07日

川崎行ってた

070107-02.jpg 今日は神奈川県川崎市へ…。川崎駅前歩いていて思うのが、つくづくここの市民になってみたいということ。駅前にヨドもビックもあるし、それに何よりも本屋さんがすごい充実してる。ラゾーナの丸善なんて、駅からも近いし品揃えがすごい豊富だね。それに万年筆も売ってるし。

 私も川崎に移り住むかなぁ…(笑)

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital ED 50mm F2.0 Macro

▼2007年01月02日

銀座松坂屋福袋

070102-01.jpg 今日は母上と一緒に初買いへと銀座に出かけてきました。どうやら母上のお目当ては、銀座松坂屋福袋だそうで、とりあえず一万円の福袋をゲットです。
 もっとも、開店前に行列なんてイヤなので、適当に午前中に行って売れ残っていた福袋です。もっと別なのは他にあったのかもしれません。

 つことで中身です。母上にいわせると「去年のはもっとすごかったけど、今年はハズレ」だそうです。私が見ても確かにそうかなぁ。ドライヤーなんていらんしみんな持ってるし福袋で入っててもうれしくないし…なんて気もします。
 実は一番よかったのが、バッグになってる外袋なんじゃねえかと、ちょっと勘ぐりたくもなりますね。このバッグは私がもらっちゃいました。

 皆様にも、福が訪れるといいですね。では。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 35mm F3.5 Macro

▼2006年12月26日

ミュージックショップ・キタガワ 北海道深川市

061226-01.jpg 北海道のほぼ中央、旭川市より南へ20キロ位…?留萌本線の玄関口にある深川市。そこに今、全道でもっとも熱いCDショップがあるのを皆さんご存じだろうか!

 とまあ、もっとも熱い…はともかくとして、北海道在住の漫画家さんであるANIさんが経営するミュージックショップ・キタガワにおじゃまして参りました。

 お店の感じは、ここ関東地方ではすっかり姿を消してしまった「街のレコードやさん」といった趣。J-POPや洋楽、アニメ音楽など、比較的ジャンルは多目です。それと、演歌コーナーも充実してますね。演歌のカセットテープなんかも売っているのがシブイかも。東京じゃ演歌専門店に行かないと、カセットテープってなかなか流通してないですからね。

061226-02.jpg 店内の在庫量も、この手の個人店にしては割合多目です。具体的な数字も聞いてきたのですが、ここでは割愛させていただきます(笑)。まあ、普通に探しているCDなら、普通に見つかるといった感じでしょうか。それと、奥にはひっそりと楽器も売っていて、実は楽器の取扱もあるのだと聞きました。

 実はこのお店、私がまだ小学生の頃、北海道に旅行したときに、偶然入ったことがあるみたいなんですよね。確か深川駅で乗り換えのため時間を潰さなければならなくなって、近所にある模型店とレコードやさんに入った記憶があるんですよ。昔の深川駅前商店街は、もうちょっとアーケードっぽい感じになってた気もしますが、よく覚えていません。とにかく、ANIさんが北海道でCD屋さんをやっていると聞いたとき、何やらなつかしく感じた記憶があります。

 普段は流行のJ-POPが流れている店内ですが、時折お店に現れる店長ANIさんがレジに立っているときは、思いっきり趣味的なソウルミュージックがかかっていたりするそうです。北海道中央に住んでいてソウルミュージックが好きな人は、是非行ってみた方がいいよ。ディスクユニオンで買っては売り買っては売りを繰り返していた店長ANIさんのマニアックな話が聞けるかも。
 ちなみに、店長さんがお店でソウルミュージックを流していたとき、その音楽にとあるおばあちゃんが反応して、かかっているソウルミュージックCDと、北島三郎のアルバムを一緒に買われたそうです。確かに両方ともソウルだもんなぁ…さすが道民の皆さんは、演歌の心をわかってるっしょ!まったく、はんかくさくてあずましいんでないかい(意味不明)

061226-03.jpg 沢山買うとお得なポイントカードもあります。なんと店長のオリジナルイラスト付きっす。1000円枚にスタンプ一個で、20個たまると1,000円。50個たまると3,000円相当のソフトと交換してくれるそうです。
 私も常連客になろうと思いますので、スタンプカード作ってきました。いつでも使えるように、モールスキンのメモポケッツに入れて持ち歩いています。でも…私は確かCDアルバム2,300円位の商品を買ったのに、何故かスタンプが一個しか押されてないっす(笑)
 そうそう、発売日前に予約してソフトを買うと、スタンプ1個サービスしてくれるらしいですよ。

 ということで、北海道に住んでいる音楽マニアの方は、店長ANIさんのマニアックな音楽談義を聴きに、みんなで「ミュージック・キタガワ」に行ってみましょう。
 もうしばらくすると、以前店内で音楽を奏でていたNaim Audio Nait2も復活するとの事。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5
OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital ED 50mm F2.0

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▼2006年12月24日

茨城県・慈久庵

061224-01.jpg 今週の土曜日は久しぶりにMGFでふらっと出かけてきた。出かけた先は北関東…といいつつ、宮城県と福島県の境辺りまで行ってしまったんだけどね。出発がもう少し早ければ(出発は朝10:30過ぎ)、仙台の方まで行けたんだけど。

 とまあ、そんなこんなで、私は相も変わらず、メインの高速や国道を避け、ひたすら山坂道をくねくねしながら北上していったのでした。そんな中、竜神峡という場所で偶然見つけた慈久庵という蕎麦屋。茨城の山の中にあるにしては随分垢抜けてるなと思いながらも、お腹が減ったので入ってみた。

 頼んだのは、せいろの大盛りで、お値段が1,650円。高いなと思いつつものんびりと注文を待つ。窓の外からは、奥久慈の山並みが見えてとても景色がよい。
 しばらく待っていると、大盛りのせいろ登場。これで大盛りなら普通盛りは一口で終わってしまいそうだなと思って食べてみると、確かにおいしい。口の中に様々な味と香りが広がり、一口一口をゆっくり味わって食べたくなる。量の割には大分時間をかけてのんびりとせいろをすする。
 食後はそば湯を飲む。これもおいしくて、何杯か飲んでしまった。

 という風に、私は気分よく店を後にしたのだが、どうもこのお店、家に帰って調べてみると、ネットでは賛否両論みたいで、特に店員の客に対する愛想の悪さは有名らしい。ツンデレ系蕎麦屋なのか?なんて思いつつも色々と評判を調べてみると、中には単なるツンデレなどと笑い事では済まされないほどの酷い扱いを受けた人もいるみたいで、これが事実とするなら、あまりお勧めはできないかな。蕎麦がとても美味しかっただけに、ちょっと残念な気もする。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5

▼2006年12月20日

勝ちどき

061221-01.jpg 親会社が、東京都中央区の勝ちどきにあるので、本日はそちらに直行したんだけど、朝の勝ちどきなんてなんもない場所かと思ってたら、すげーな。人の流れで渋滞ができてる。

 地下鉄の駅も一方通行規制中だし、歩道もすごい。私はトリトンスクェアに行ったんだけど、そこまでの道のりは、まるで休日午後のアメ横か?って感じだった。この人の流れ以外は、街はまだ眠ったままなので、余計この光景が異様に見える。

 トリトンスクェアに入ると、更にエレベーター待ちの渋滞が長い列をなしてました。一体、ベーター乗るのにどのくらい待てばいいのかな?

RICOH GR Digital

▼2006年12月13日

旭山動物園 クマー編

061213-01.gif そんな餌で俺様が釣られクマ―― (AA略)。はともかくとして(笑)、お待たせ旭山動物園のクマー編です。

 旭山動物園には、シロクマ館とヒグマ館があります。道民にとってヒグマはさほど珍しくもないのか、案外普通の檻に入ってナニやらケモノ臭をプンプンさせていますが、シロクマ館の方はお馴染みのとても動物が観察しやすい檻で飼育されていました。

 ということで、私達はペンギン館からアザラシ館を見物した後にシロクマー館に向かいました。なにやらシロクマー館の入り口付近に来ると、中から「ドカンドカン」音がします。なんだろ?と思って中にはいると…。

061213-02.jpg おお!クマーです。シロクマです。この音は、シロクマが泳いでいて水槽を蹴飛ばしている音だったのでした。
 しかしさぁ、シロクマの泳いでる姿なんて肉眼で目撃したのは初めてではないか?更に、そのシロクマが、水槽の私達がいる方に突進してきて、鼻をフガー!っとさせながら、チラッとこちらを見た後、ターンしているではありませんか。
 すごい迫力です。ビックリです。強化ガラス越しとはいえ、生きたシロクマの顔をわずか数センチの距離で見ることができるなんて、一生のうちこんな機会が来るとは思っても見ませんでした(大げさか)。更にシロクマはサービス精神旺盛なのか、水槽内の同じルートを何度も何度も回っていて、その度に迫力のある鼻先とご対面することができます。これはすごい、ペンギン館でもそうでしたが、もう水槽にかぶりつきッスよ。
 考えてみれば、目の前で数百キロの物体が俊敏にターンしながら回っているんですからね。何度も繰り返しますがすごい迫力!

061213-03.jpg ちょっとシャッターのタイミングが合わなかったけど、大体こんな感じです。
 シロクマさんは、何度も何度も同じルートで水槽を回ってくれるので、その度にこの迫力のあるご尊顔に対面することができます。しかしまあ、寒いせいか元気いっぱいですね。こんなにアクティブなシロクマって初めて見ましたよ。

 ここの室内から見える所には、シロクマが二匹いて、アクティブに泳ぎ回っているのは、オスのイワン君です。左肩の所に大きな傷跡があるのが生々しい。
 というか、そういうのもきちんと観察できる距離なんですよね。他にも体毛の質感とか、泳いでいるときの体と体毛のうねり方とか、図鑑じゃ決して得ることのできない…いや、映像メディアでもなかなかこのように理解することはできない部分だよなぁ…という部分もじっくり観察できます。ペンギン館と同様、またしてもマジマジと飽きもせず、ずっとシロクマを眺めていました。すげーすげー。

061213-04.jpg この写真は、シロクマの知られざる部分を激写したモノ。

 …まあ、知られざる、ってのは大げさですが、シロクマの肉球なんて初めて見ました。なかなかフェチシズムを感じさせる立派な肉球であります。私は健全な壮年男子なので、いわゆる「犯され願望」ってのはあまりありませんが、中にはこの大きな肉球でめちゃめちゃにされたい!とか思ったりする腐女子の方がいらっしゃるかもしれません…って、そんなのいねえか(笑)

 まあ、そこまでの変態的な欲求はともかくとして、私は一緒に行った友人に向かって、リアルで「ぷにぷにして~」とか大声で言っていた気がしますね(笑)
 いや、つーかね、ペンギン館でもそうだったのですが、いい年ぶっこいた壮年男子が、これらの動物を目の前に、マジで「すげー」とか「かっけー」とか「さわりてー」とか、恥ずかし気もなく大声で叫んでたりするんすよ。いや、そんなこと叫んでたのは私だけかもしんないけどさ(笑)
 とにかく、本気で童心に返ったというか、心の奥底に眠る純粋な好奇心を刺激されっぱなしなんすよね。こりゃ、この動物園、流行るわけだわ。ガチで大人が楽しめる場所っすから。

061213-05.jpg ちょっとピンぼけだけど、シロクマ館に掲示してあった案内板を掲載してみます。この手作り感覚の解説が面白いですね。なんだか「読んでみよう」という気になります。これって、旭山動物園の職員さんが書いているのかな?

 私も子供の頃は“どうぶつずかん”を見るのが大好きだったので、大体この手の動物の基礎知識は備わっているつもりなのですが、改めてこの手の解説をじっくり読んでみると、色々と知らなかった発見があって面白かったりします。
 まず動物の生態を見せつけられて驚いた状態から、この手の解説を読んで興奮を静めると…(笑)。旭山ではどこの動物館もこんな構成になってます。いい感じです。

061213-07.jpg シロクマ館を出て、ちょっと上の方に行くとヒグマもちゃんといます。ヒグマ館はシロクマ館に比べれば普通ですが、それでも普通の動物園よりはずっと近づいてヒグマを観察することができます。
 ヒグマ館に近づいて思ったことは、なにやらケモノ臭がプンプンするということ。それと、迫力の中にどことなく愛嬌のある表情を見せていたシロクマとは違い、ヒグマは本気でコワイです。
 檻の中をのしのし歩き回っているのですが、こちらは観客サービスというより、観客を威嚇しているようにも見えます。鼻息が荒いので強化ガラスもちょっと曇っています。
 こんなモノに山の中でばったり会ったら…確かにコワイよな。でも、匂いも結構強烈なので、会う前に、近づいてくるだけで案外存在が判るのではないか…なんて気もします。

061213-06.jpg ということで、クマー編最後は、屋外で撮影したシロクマのアップ写真。この写真もサイズがでかいので、心してクリックしてください。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5
RICOH GR Digital

▼2006年12月11日

旭山動物園 ペンギン編

061211-03.jpg 「ペンギンは鳥だ。海の中でとんでいる。

 ペンギン館に入って、水のチューブを抜けた先の壁です。このキャッチは秀逸だと思いますね。チューブの中でこのペンギンたちの動きに驚いた後だと、本当に説得力がある言葉です。

 ということで、北海道に行った折、現地の友人と旭山動物園に行ってきました。折角なので、何度かに分けて動物園についてをネタにしていこうと思います。第一回はペンギン編。

 皆さんが持っている、ペンギンに対するイメージってどんなモノでしょうか?飛べない鳥?陸上をよちよち歩いている?何となく間抜けそう?まあ、色々あると思いますが、基本的には愛され系キャラですよね。でも、このペンギンたちのイメージは、旭山水族館のペンギン館に入ると吹っ飛ぶと思います。

061211-04.jpg まずペンギン館に入って驚くのが、このチューブ。水槽の中を貫いています。そして次に目にはいるのが、素早く縦横無尽に動く謎の物体。そう!ペンギンさん達です。
 この素早い動きは、図鑑やテレビで知っていたとはいえ、実物を見ると驚きます。そう、まさに水の中を飛び回っている感じです。もう大人だろうと子供だろうと、チューブの中でかぶりつき!私達もこのペンギンたちに驚いて見とれて…かなり長時間彼等を飽きもせず眺めていた気がします。

 なんでも、日に1回、水槽の中に飼育員さんが入っての「もぐもぐタイム」があるそうなのですが、残念ながらそれは見逃してしまいました。見たかったなぁ。

 そして、ペンギンのチューブを通り過ぎると、冒頭で掲載した写真の壁が現れます。この手作り感覚が上手い具合に入っているのが、旭山動物園の特徴でしょうか?
 それと、何故かペンギン館の途中に、イソギンチャクやらなにやら、正直あまり珍しくないいきものが展示してあったりして、そちらにもついつい見入ってしまいます。これは他の動物館でもありましたので、コレもまた演出のひとつなのかな?
 壁などに掲載している解説文は、まるで小学校の先生が模造紙に書いたお知らせみたいな趣で、単なる活字とは違ってついつい読み入ってしまいます。他にも壁には「ペンギンは南の鳥だ。」などと、手書きで大きく書いてあって、なるほどなぁ…と、普通の動物園ならめんどくさくて読まない解説文も、ついつい目を通してしまう工夫がされています。

 文章だと伝わりにくいかもしれませんが、なんだかスゲー面白いです。事実私達は、ペンギン館だけに1時間近くいたんじゃないでしょうか。普通の動物園なら、こんな事はまずあり得ません。

061211-05.jpg 他の動物達を見てきた後、いよいよペンギンのもぐもぐタイムになりましたので、見物することにしました。
 もぐもぐタイムとは、旭山動物園で行われる動物達の食事タイムのことで、この食事をお客さんへ積極的に公開することにより、より動物の生態と特徴を理解してもらおうと始まったショータイムです。色々な動物ごとにもぐもぐタイムは決まっているのですが、この時間はどこもお客さんでいっぱいになります。

 ペンギンの場合は、1人のお姉さんがマイクを持って解説しながら、もう1人のお姉さんがペンギンたちにエサをあげています。ただ闇雲にあげるだけでなく、きちんと個体ごとの食事量を管理しているため、メモ用紙を片手にえさを各ペンギン達にあげていました。
 考えてみれば、ただ動物達が食事をするのを見ているだけなのに、何故こんなに楽しくて仕方ないのでしょうか?冷静になると、なんか不思議な気もしますね。

 あと、これはペンギンに限らないのですが、動物たちがとても元気だということ。実際ペンギンのチューブにいても、ひっきりなしでペンギンたちが飛び込んだり泳いだりしていて、全然退屈しませんでした。外に出ても、鳴いたり歩いたり、見ているだけでとても面白いですね。きっとこの動物園では、動物たちの飼育も上手なんだと思います。

061211-06.jpg ということで、最後に大きめでペンギン写真を掲載してみます。大きいのでクリックする際は注意してください。 
 それと、旭山動物園名物「ペンギンの園内散歩」は、もうちょっと寒くならないとやらないみたいです。残念でした!

 旭山動物園リポートは、不定期ですがまだまだ続きます。

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OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5

▼2006年12月10日

寝台特急・北斗星1号

061210-01.jpg ♪上野発の夜行列車降りたときから~。なんて歌がありましたが、最近の夜行列車は降りたときはもうでっかいどう!ほっかいどう。ってな事で、かねてから一度は乗ってみたいと思っていた寝台特急北斗星(車内では「寝台専用特急・北斗星」と言っていた)に乗車してきました。もう鉄分取りすぎ!って感じ、みたいな~。

 北斗星に乗ってみよう!と思い立ったのは、大体ひと月くらい前でしょうか。仕事中急に思いました。思い立ったらもう居ても立ってもいられなくなり、早速ネットで北斗星の空き状況をチェック…と思ったら、北斗星のチケットはネットじゃ取れないのね。仕方ないのでついでにお得な周遊券などを調べつつ、旅の計画を練ります。今回使用した切符は「ぐるり北海道フリーきっぷ」という商品。この切符は、5日間有効で北海道内のJR鉄道乗り放題の他、フリーク間までの行き帰りに新幹線、または寝台特急に乗車することができます。特にいいのが、寝台特急を利用する際、B寝台ソロという個室車両を使えることです。早速この切符を利用してBソロで北海道に行くことにします。
 そして夕方、立川駅みどりの窓口で、Bソロの予約状況を確認。聞いてみると、北斗星Bソロに関しては、駅員さんも直接マルス(JRの列車予約システム)を打たないとわかんないみたいですね。北斗星のプラチナチケットといわれている、A寝台ほどではないですが、Bソロも人気でなかなかチケットが取れないと聞いています。候補の日程を何日か伝えて調べてもらったところ、上野日曜日発、札幌木曜日発で何とか取れそうです。ちなみに帰りの北斗星は、乗車日が5日目なら、到着日は6日目になってもいいとのこと。そのルールを利用して、行きは朝の新幹線を使って早々に北海道入りし、帰りにのんびりと北斗星で帰ってくるのが、一番現地の滞在時間を長く取ることができます…が、私は敢えて行きも帰りも北斗星にこだわりました。べつに北海道にいっても、何をする訳でもないからね。それに肝心の有休が1週間しか取れなかった…というか、それ以上取るのが可哀想になってきたので、いずれにせよ、大がかりな予定を立てる訳にはいかなくなった、という事情もあります。

 まあ、それはともかく、チケットは取れました。後は実際に乗るだけです!

 北斗星は発車時刻の20分くらい前に、上野駅13番ホームに入線します。私は入線後すぐに乗車して、自分の部屋を確保…。指定席を持っているのに何故そんなに焦るのか?というと、実はこの手の予約というのは、案外ダブルブッキングのトラブルもあるのです。その場合、慣例的に先に部屋に入っていた方が優先権を得ます。だから、例え部屋を予約していても、なるべく早くチェックインすることは無駄ではありません。

061210-02.jpg 早速部屋に入ります。私の部屋はBソロの二階部分。写真奥に見えるのが階段で、そこを上がった先がベッドになっています。個室とはいっても、部屋の中で直立は不可能という狭さですが、なかなか快適。特にソロの二階部分には、ベッドの奥に荷物を置くスペースがありますので、一階部分よりも広く感じます。ちなみに後から知ったことですが、札幌発のJR北海道車両では、この部分のスペースが1/3位しかなくてちょっと不便。 他に部屋の細かい部分も、上野発のJR東日本車両の方がよかったりします。
 窓は写真左側の部分、魚眼レンズで撮影したので判りにくいかもしれませんが、普通の特急列車の半分くらい…の大きさの窓があります。大きさは小さいですが、その窓は1人で占領できるため、なかなか満足度は高いです。
 初ブルートレイン乗車と言うことで、気張って銀座ワイナックスの白ワインを買ってきました。乗車当日の昼過ぎに銀座に寄って買いに行ったのですが、もう10年以上お会いしていなかったお店のマダムが丁度お店にいて、そして私のことを覚えてくれていて、なんだかスゲーなと関心。ちょっと昔話をしながら、最近の友人の近況も聞くことができて、なんだかとてもいい気分に…って、北斗星とは関係ないですね。とにかく、安心して飲めるおいしい白ワインと共に、私はBソロで出発時間を待つことにしました。

 しばらくボーッと窓の外を見ていたら、発車の案内が鳴ります。「え?早いな」と思いながら、念のため自分の部屋を見回してみたりして…。その後、北斗星は静かに上野駅から動き出します。考えてみれば、私は寝台特急というのは何度も乗ったことがあるのですが、いわゆるブルートレインというのは、今回乗車するのが初めて。これは、世界唯一!といわれていた電車寝台583系の発車とは、また違った趣があります(私が過去乗った寝台列車は全て583系)。音はそうでもないですが、振動がとにかく少ない。さすがに動力が先頭に集中しているブルートレインですね。なんだか知らない間に動き出したという感覚です。

 動き出したので、とりあえずワインを開けます。夜に呑む酒なので、少し辛口の白ワインを選びました。ワイナックスにしては安い酒を買ってきたのですが、逆に言えばこの値段でこのワインは他じゃ呑めない。一緒に買ってきた塩気のあるチーズが結構ワインに合いますな。そんなこんなで、列車はまだ人影が濃い、日曜日夕方の東京を徐々に離れていきます。

 大体暗くなり始めたのは、大宮を過ぎた辺りかな。私は窓の外がよく見えるように部屋の照明を消して、外の薄明かりを頼りにゆっくりとワインを呑んでいます。そしてしばらくすると、北斗星の食堂車「グランシャリオ」の営業開始アナウンスが流れてきました。この北斗星の食堂車は、現在JRの定期運行列車唯一の営業している食堂車になるため、私としてはなんとしてもここで食事をしておこうと決めていました。ただ、18:00~21:00の間は、予約席となり高価なコース料理しか頼めませんので、私としては21:00以降のパブタイムを利用して、何か食事をするつもりです。
 おっとその前に、シャワーを希望する人は、あらかじめグランシャリオでシャワーカードを購入する必要があります。私は昼間結構動き回っていたので、是非シャワーを浴びたいと思い、グランシャリオに突撃!、とりあえず21:30から30分間のシャワーカードを手に入れます。お値段は310円。希望者にはお風呂セットも販売していて、こちらはシャンプーとリンス、せっけんとオリジナル北斗星タオル付きで410円です。私はとりあえず両方買っておきました。

 さて、後はのんびりとパブタイムまで部屋に戻って音楽でも聴きながらワインを呑むか…と思っていたのですが、意外と音楽は聴く気になれず、ひたすら暗くした部屋でチビチビとワインを呑みながら車窓を眺めていました。なんだか、こんな気分で車窓を眺めるのも不思議な気分です。宇都宮を過ぎた辺りで、外は漆黒の闇となり、時たま見える街や民家の明かりがとてもまぶしく見えます。私はそんな景色を眺めながら一体何を考えていたのか…残念ながら今ではさっぱり思い出せません。というか、なにも考えていなかったのかもしれません。何をするでもない、なにもしなくていい、それでいて孤独とはまた違う…なにやら不思議な気分だったのは覚えています。こんなに長い間なにも考えずボーッとしているのは、ものすごく久しぶりかもしれません。

 そして、列車が福島を過ぎてしばらくした辺りかな?念願のパブタイムとなり、私は早速夕食と、その後シャワーを浴びるために部屋を後にしたのでした。

061210-03.jpg 食堂車の風景はこんな感じ。普通の料金で食事ができるパブタイムはやはり人気で、私はパブタイム開始直後に出かけたのですが、もう席は結構埋まっていました。この時間は喫煙も可能になるため、タバコ嫌いな人にとってはちょっとつらいかな…とも思ったのですが、車内の換気は良好で、私もそんなには気になりませんでした。
 そして私が注文した料理は、ハンバーグとライス。ハンバーグセットだと2,000円ですが、別にコーヒーもサラダもいらないので、単品で注文しました。この場合のお値段は1,600円。味はまあその辺のファミレスよりは…というレベルかな。おいしい!って程でもありませんが、普通に満足できる味です。というか、正直私はもっとパサついた食事かと思っていたので、意外にレベル高いな…と、逆に感心したのでした。昔に列車の食堂車で食べた料理というのは、たとえが悪いですが、一昔前の高速道路サービスエリアの料理と似たり寄ったりのレベルで、その割に値段は高い!といったシロモノだったため、私はそういった先入観をもっていたのですが、それがかえって幸いしたのかな?
 なんて書くと「実はマズイのでは?」なんて思ってしまう方がいるかもしれませんが、グランシャリオのハンバーグは、普通においしい食事だったので、皆さん安心して下さい。

 さて、食事も済んだところで列車は丁度仙台駅にさしかかったところ。私はそのままロビーカーという、誰でも座ってくつろぐことができる車両に移動して、ちょっとシャワータイムまで一休み。何となく誰かに「私は今北斗星に乗っている!」とい事実を宣言したくなり、そこから電話をするのも久しぶりな友人に電話をしてしまいました。私がこれから北海道に行って、そして旭山動物園に行く予定…と言うと、「もぐもぐタイムは見逃さないように」という忠告を受けました。ありがとうございます、その忠告は後日生きました(笑)
 そんなこんなでシャワータイムになったので、電話を切り、シャワーに入ります。

061210-04.jpg シャワー室の使用は時間で区切られており、30分単位で購入することができます。その中でシャワーが出る時間が6分間。シャワーのスイッチ横に大きくタイマーが表示されており、残り時間が表示されますので安心です。北斗星にはシャワー室が隣り合って二部屋あり、ロビーカーに設置されています。特に男女別にはなっていないようですが、使用時間が時間で区切られているので、特に問題はないのでしょう。もっとも潔癖性の女性はいやがるかもね。
 ただ、シャワー室の中は割合清潔で驚きました。床もきちんと乾いていますし、足ふきのタオルも新品が用意されていました。広さも列車内のシャワールームにしては広く快適です。ただ、当然列車内なので揺れますね。まずシャワールームに入室後、鍵を閉め、事前に購入しておいたシャワーカードをセットします。この際扉に鍵がかかっていないとエラーが出ますので、鍵の閉め忘れはありえないでしょう。そして服を脱いでいざシャワーへ。はじめ6分間というと短いかな…と思っていたのですが、実際は結構長いですね。途中シャワーを一時停止することもできますし、普通に頭と顔と体を洗っても時間は余るかんじ。もっとも、念入りに洗うのが趣味の人には短いかもしれませんけど…。

 さて、シャワーも無事浴びおわりました。さっぱりとした体で部屋に戻ります。

 部屋に戻って、さて何をするか…といっても、酒を呑むしかないですね。ただ、シャワーを浴びた後なので、ちょっとコップ半分程度にしておいて、残りは…といっても、すでに2/3程度は飲み干していたのですが、残りはフタをして、冷たいお茶で頭を少しスッキリさせて、またボーッとしていました。
 外は一関を過ぎた辺りで雪景色です。なんだか眠くなってきたので、寝台に横になりながら窓の外を眺めていたのですが、知らぬ間にうとうとしていたようです。この辺から記憶が途切れ途切れで曖昧になっています。そして「ああ、青森だぁ」と思って、しばらくしたらなんだかトンネルの音がして…という所で意識が途絶えました。酒が入っていたせいか、思ったよりはすんなり眠れた気がします。それと、青森付近から外はちょっとした豪雪風景で、その為列車自体の音もすごく静かだった…というのもあるのでしょう。乗車前は「寝れないかも」なんて思っていたのですが、割とあっけなかったですね。そして、目が覚めたのは早朝の薄暗い闇の中、北海道噴火湾から太平洋が見え始めた頃でした。列車の進行方向も、知らない間に変わってましたね。

061210-05.jpg 本格的に起きたのは、大体室蘭を過ぎた辺りでしょうか。途中長万部辺りまでは割と雪があったのですが、こちらまで来ると雪はほとんどありません。外は快晴で、窓から差し込む朝日がまぶしいです。丁度車内販売がやってきたので、コーヒーを頼んで(300円も取られた!)、目を覚ましてから降車の準備です。私は終点の札幌まで行かず、南千歳で降りて、そこからスーパーおおぞら3号に乗り換えて、釧路に行く予定。明るくて見やすくなった外の風景を眺めながら、ぼんやりと時間が過ぎます。
 そして、列車が苫小牧を過ぎた辺りで、車掌が部屋の鍵を回収しにきました。この先、私がいるこのBソロは、もう私の部屋ではなくなります。なんだか寂しい気もしますね。いっそのこと目的地なんてどこでもいいから、このまま3日くらい日本全国を走り回ってる列車があればいいのに…と、ちょっと思いました。それだけ、北斗星の旅は快適なものでした。またいつか、きっと乗りたいです…って、3日後にまた乗る訳ですけど(笑)

061210-06.jpg ということで、私は南千歳で北斗星とさよならです。南千歳駅での北斗星の停車時間はごくわずか。荷物を持って列車から降りると、発車ベルを鳴らして、あっけなく北斗星は札幌方面に向けて去っていきました。

 さて、北海道の鉄分補給旅行はこれからが本番です!

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▼2006年12月07日

北斗星、再び…

 再び北斗星に乗ってます。本当に本当に楽しかった北海道でした。詳細のご報告は、明日以降に…。

 もう、書きたいことが沢山あります。

▼2006年12月04日

釧路ラーメン「まるひら」

061204-01.jpg 今回釧路に行くに辺り、「かりんのひとりごとで紹介した釧路のお店MAP」というページを参考にさせてもらいました。ありがとうございます。
 元々観光地とかそういうのにはサッパリ興味がないので、私にとっては、こういう地元系の普通の情報の方が面白いです。

 そんな中、ラーメン店というカテゴリで「まるひら」というラーメン店がこのエントリーで紹介されており、なんかおいしそうなので、駅前の釧路ロイヤルインというホテルから歩いて行ってみることにしました。

 今日の釧路は、午後の気温が0度丁度。東京もんの私にとって、実はそんなに寒いとは思わなかったのですが、素手でE-1を持っている側の手は冷たい。
 どうせなので色々散歩しながら「まるひら」に向かうことにしたのですが、この釧路駅前というのは…う~む、空洞化というのはこういうことを言うのね。繁華街中央にあったはずの丸井今井も今年の夏に閉店しているらしいし、ホテルの近所にある3階建てのスーパーも、なんと一階部分の食品売り場が閉鎖されているというとんでもない事態になっています。
 いや、実際さ、私は地元の食品店に行って、釧路近辺では普通に流通しているという東屋のめんつゆを買ってこようかと思っていたんだけど、駅の回りに食材店が全然ないんだわ、コレはクマった。今このブログを書いている時点(おっと、初のだめタイムだ!)で入手できていません。明日は早いので結局入手は不可能かな…。

 ま、それはどうでもいいんだけど、とにかく「まるひら」ね。ネットの地図をみて、適当に釧路川を渡っていけば見つかるだろうと思って行ったら、なかなか見つかりませんでした(笑)
 まあ、といいつつも、結果として適当に街を徘徊していたら見つかったんですけど、寒いのなんの。私はこういった地方の観光地とは全然関係ない普通の街を歩くのが大好きなので、徘徊しているのは全然苦ではなかったのですが、やはり12月の釧路市の午後を、素手で南部鉄器(E-1のボディは南部鉄器をイメージして作られてる)持ちながら歩いてるのはつらいです。そんなこんなで、お目当ての「まるひら」を見つけたときは、もうラーメンなら何でもいい!ってな心境になってました(笑)

061204-02.jpg ということで、寒いし腹減ったしで、大盛りのラーメンを注文しました。もちろんネギヌキでね。
 平日の15時位という割に、店内は結構混んでます。後ろから調理風景を見ていると、スープにたれを入れて、塩入れて、もう一回たれ入れて…と、スープの素が作り置きでないのに好感が持てます。都内の有名店だと、お湯入れてたれ入れてスープは出来上がり!ってな店がほとんどだもんね。そして手づかみで取り出す面をサッとゆでて、ようやくラーメンが登場…って、あれ、ネギ入ってますよ?
 私が弱々しく「あれ?ネギヌキじゃ…」と言ったら、お店のおばさんが快く作り直してくれることになりました。ありがとうございます。

 さて、きましたきました。食べる前に写真をパチリ…と思ったら、Eー1は結露して使用不能に…。まあ、あれだけ寒い中持って歩いていて、いきなり湯気立て込める暖かいラーメン屋の中だからね。無理もない。ポケットからGR-Dを取り出して撮影しました。
 
 前置きが長くなったけど、味はあっさり醤油カツオのだし出てます系。スープは私的にはちょっと濃いかな?と思いましたが、サッパリしておいしいです。麺はなんだか不思議な感じだなぁ。釧路ラーメンは細ちぢれ麺が特徴らしいですが、ちぢれ…というほどちぢれてもいないし、麺も細いけど、細さを売りにするほど細いわけでもありません。でもうまいなこれ。際だった特徴があるわけでもないけど、近所にこんなラーメン屋があると結構幸せになれる、程よく個性的で無個性でもある、そんな感じのラーメンでした。
 
 また釧路に来ることがあれば、再び寄ってみたいラーメン店です。

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RICOH GR Digital

釧路ロイヤルイン

 釧路駅近くのロイヤルインというホテルでマターリ中。この時期、釧路は16:00前に暗くなっちゃうのね。それと、駅の回りのなにも無さにもビックリした。

 さて、今日の夜は長そうだ…。そうだ!のだめでも見ようかなぁ(笑)

▼2006年12月03日

北斗星

 ただいま鉄分補給中。
 寝台特急北斗星、車内ソロ個室からの記念更新です。そろそろ大宮に到着。明日はでっかいどう!北海道だ!

▼2006年11月27日

鉄分補給乗車

061127-01.jpg 近頃ようやく寒くなってきました。冷え性の私にはつらい時期です。こんな時は体質改善!鉄分を多く取って、寒さに負けない頑丈な体を作りましょう。
 ということで、鉄分補給のため、列車に乗りに行くことにしました(笑)

 とりあえず、首都圏で格安で列車に乗り続けられる方法といえば、お馴染み「大都市近郊区間大回り乗車」でしょう。中学生の頃は、始発電車から終電近くまでの気合いの入った大回り乗車をやったものですが、いい年ぶっこいたオトナがそこまでヤルのも体力的にきついので、ライトな大回り乗車に出かけることにしました。

 まず起点は秋葉原から。理由は私がTXで都内に出る人だから。そこで130円の切符を買います。そして手持ちのスイカに1,000円をチャージ。何故かというと、理由は後で説明します。

 まず向かうのは上野駅。そこから常磐線普通列車に乗って、茨城県友部駅まで。そこで水戸線に乗り換え栃木県小山駅に行ってから、両毛線に乗車、群馬県高崎駅まで行きます。関東平野北側のへりに沿う形で列車に乗るわけですね。
 そして高崎駅からは「湘南新宿ライン」に乗り、一気に新宿まで。その湘南新宿ラインに乗車するときに、さっきチャージしたスイカを使ってグリーン車に乗るのです。

 高崎→新宿間の、休日グリーン料金は、スイカを使った事前購入割引だと、750円。約1時間半の間、二階建て車両に乗ってゆったり気分で車窓を満喫できるのですから、コレは安いです。それにグリーン車両って、露骨に乗り心地がいいですからね。

 その後新宿駅で降りてから、中央線で一気に東京まで。私はついでにその先の有楽町まで行って、そこで下車しました。そして前のエントリーの帽子を買いに行ったわけです。

 上野駅を出発したのが朝10時過ぎ。そして有楽町に戻ってきたのが、もう夜の19時頃でした。これで鉄分もしっかり補給できましたので、今日から元気で働けそうです(笑)

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▼2006年11月02日

馬喰町駅が日本最低

 私達の世代では、東京の馬喰町駅が日本最低の駅である。…って、馬喰町駅がダメといっている訳じゃなくて、日本では馬喰町駅が地上から一番深い、最低の位置にあった駅だということ。

 今では、吉岡海底駅とか、もっと低い駅が色々ありそうだけどね。

▼2006年10月24日

東京大学公開講座「ロボット新世紀」

061024-04.jpg マイミク仲間のSさんに誘われ、東京大学の「ロボット新世紀」という公開講座に出かけてきた。本当は全ての講座に出てみたかったのだが、色々あって初参加。4日目の「ロボット解剖学」というテーマだった。受講料は1,000円也。

 まず、会場の安田講堂前に行くと、ビランビートラッド11のデザインで知られる…って、そんなのわかんないよね(笑)パトレイバーのデザインで知られる、出渕裕氏がデザインしたという「Promet」というロボットがデモをやっていて、賑わっていた。

 このロボット、実物を見るのは初めてだが、関節の動きとかそういう点では、ウォーカーマシンのレベルには達してるなと思う。いや、自ら判断して行動するのだから、ウォーカーマシンより優れているとも言えるか?でも、逆に言うと人が乗ってあれだけの動作ができる機械ははまだできる見込みもないので、どっちが進んでいるのか判らない。ただ、概念的には自律行動ができる機械の方が進んでいるとは言えるだろう。

 講義は全部で4コマ分で、結構面白かった。色々メモを残しているので、整理せず適当にキーワードを羅列してみると…

 人のからだ、ロボットのからだ
 UT-μ2 マグナム・関節モーター20個←動作中扇風機で冷やす
 UT-μ マイティ
 UT-θ やや萌え顔

 マクリーンの三位一体脳説
 生物の記憶システム
 手続き記憶←鳥類・哺乳類
 エピソード記憶←鳥類・哺乳類
 意味記憶←哺乳類
 記号化、アイコン、インデックス、シンボル
 ミラーニューロン
 求心性

 愛地球博プロトタイプロボット展
 ロボットが人の動きを判断して人と対戦シミュレート
 ロボティックス
 行動の意味を見て判断する

 ビジョンチップ
 1000/1秒で画像解析
 落下する卵を割らずにキャッチできる
 ピッチャーが投げたボールを100%指定位置へ打ち返す
 ペン回しもできる

 長くなるので、こんな所で…。まあ、気になる方は上記のキーワードを色々ぐぐってみるのも楽しいと思う。特にすごいなと思ったのは、ビジョンチップを使った画像解析で、それらのシステムを使ったロボットは、人間をはるかに超えた能力を発揮できるとという話。ロボットの指が落下する卵を割らずにキャッチする映像は結構衝撃だったし、一定のストライクゾーン内に投げたボールを、必ず一定のサークル内に打ち返すデモなどは、人間の能力をはるかに超えたシステム。「ロボットが人と同じ能力では意味がない」というコメントは、端からいうとそりゃそうなんだけど、実際の現場からの発言としては、非常に重みがある言葉であった。

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金魚坂 東京都文京区本郷

061024-02.jpg 本郷の東大近くの路地裏にある不思議な場所、金魚坂というお店で憩ってきた。

 一応この場所、本来は金魚屋さんらしく、カフェの横には金魚が…というより、金魚屋さんの脇にカフェがある。夏には金魚釣りなどで賑わうらしい。
 カフェの方は金魚販売スペース脇の半地下になった構造の建物にある。昔は容量40トンの水槽だったらしいのだが、そこを改装してカフェにしているとのこと。メニューは中国茶系が主だが、普通の珈琲や、中国料理(?)やカレーなども注文できる。

 フロアはカウンタと一般席、それとパーティールームみたいな場所に別れているみたいだが、中でも一般席は元水槽の底にあり、なんだかお魚になったワ~タ~シ~(古い)みたいな雰囲気を味わうことができる…かな?

061024-03.jpg これは何となく店内で自分撮りしてみた写真。ちなみに私が注文したのは「鳳凰単ソウ」とかいうお茶だったと思う。理由はメニューの中国茶で唯一アイスがあったから。お茶を注文するとお豆セットみたいな付け合わせが出てくるのと、おかわり用のお茶も同時に出てくるので、一品注文すれば結構時間は粘れそう。

 店内には、本郷付近を紹介した雑誌や地図などが沢山置いてあり、読んでいるとこの辺りもなかなか楽しそう。その中の雑誌を読むと、こちらのお店はビーフカレーが有名だったんだと知った。今度カレーを食べに来るついでに、本郷近辺をカメラを持ってゆっくり歩いてみようかと思う。

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▼2006年10月07日

銀座にて自分撮り

061007-05.jpg カメラをもって銀座で自分撮り。こんな格好でうろついてます…といっても、全然わからんか(笑)

 どうでもいいけど、オリンパススタジオの魚眼補正ってさすがだな。タイルのラインが一発でビシッと直線になる。ブレているのは、レンズのせいじゃなくて、単なる手ぶれッス。

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▼2006年10月01日

長野へ

 週末の土曜日は、長野方面へ出かけてきた。

061001-01.jpg 事前の天気予報ではあまり天候がよろしくない…と言われていた9月30日の土曜日。まだ薄暗い関越自動車道を渋川伊香保まで走る。そこで高速を降り、まずは榛名山へ行くというのが私のお約束…。湖畔でトイレ休憩をした後、持参したお弁当のおにぎりを食べて朝食に。おかずとして醤油につけて焼いてある(?)ウインナーが出てきて、なかなかおいしい。なんかお弁当って感じだな、ちょっと懐かしい。
 朝の6時前だというのに、湖畔にあるおみやげ屋のおばちゃん達が「お土産あるよ、お食事できるよ」とうるさい。商売熱心なのは分かるが、こういった客寄せ行為は、観光地の価値を大いに下げていると思う。
 そんなこんなで軽く腹ごしらえをした後は、榛名山を吾妻渓谷方面へ下る。天気は雲は多目だが、かなりクリアな青空で、朝日がまぶしい。そして国道145号線を草津方面へ向かう。

 草津市内には朝の7:30時頃到着。とりあえず温泉…といいたいところだが、ここはグッと我慢して、同行した人が湯畑を見たことないというので、車を止め湯畑を歩いて一週する。そしてベンチで一休み後、毎度お馴染みの国道最標高地点、渋峠へ向かう。

 当日の白根山、渋峠のルートは、やや空気の透明度が低かったが、爽やかに晴れ渡っていた。私自身も、山に全く雲がかかっていない、こんなに山肌全体が見渡せる朝は初めてかもしれない。そして、国道292号線は、白根山を越えた辺りから、路肩で三脚を立て風景写真を撮っているカメラの人が何人もいた。綺麗な風景なので写真を撮りたくなるのは分かるけど、クルマには注意してね。私も渋峠直下の広場に車を止め、持参した一脚を立てて写真撮影。日差しは強かったけど、50-200mm+EC14で望遠側を撮るには、やはり手持ちだときつい。換算560mmの超望遠撮影になるしね。
 適当に撮影を楽しんだ後、いよいよ本日のメイン目的地、横手山へ向かう。まず渋峠ドライブインに車を停め、そこからリフトで山頂へ。ここで景気よく往復券を買ったのだが、後に後悔する羽目に。

061001-02.jpg 駐車場からリフトで15分くらい。意外と長い乗車時間を終えるとそこは横手山山頂…といっても、なんだか公園みたいな感じであまり山頂といった趣ではない。とりあえず事前に下調べしておいた山頂ロッジで軽食を。噂によるとこんな場所なのに自家製でとってもおいしいらしい。日本最標高の自作パン屋さんかな?同行者はロッジ店内に座っていたのだが、私は外にテラスがあるのを発見して陣取る。気温はちょっと低いかもしれないが、日差しが強いし風もほとんどないのでなんだか暖かい。同行者もテラスに呼んで、素晴らしい景色を堪能しながらパンとコーヒーで軽食を。ちなみに写真下のベーコンが載っているパンは「焼きたて」というので買ってきたのだが、景気よくかじると中には立派なタマネギが…。吐きそうになったが我慢して飲み込んだ。それ以上食べられないので、同行者のお腹に処分をお願いした(笑)
 それからしばらくすると、別なリフトからツアー客のおばさん達が大量に運ばれてきたので、山頂広場の雰囲気はいきなり悪化。仕方ないので私達はその喧噪から逃れるために山頂を後にすることにした。ただ、このままリフトで降りては面白くないので、帰りは歩いて山を下りることに。あ~あ、リフト券片道分損しちゃった。

 山頂にあるルートの見取り図を見ると、下りの道は山道なのかな?と思っていたけど、舗装された細い車道だった。勿論一般車両は通行止めではあるが、ちょっと物足りないかな。ま、今回は私1人じゃないのでこれでいいのかもしれない。ただ、道は良くても付近には人影は全くないので、山らしい静寂な雰囲気を味わう事ができた。二人きりなので、普段人前であまり話せないこと、仕事のこととか人生のこととか、私にしては珍しく色々話ながら歩いていた気がする。最近色々あったので、私自身も人に話を聞いてもらうことに飢えていたのかもしれない。

 そんなこんなで、歩いて40分くらいかな。駐車場に到着。さて、メインの目的は終わったしこれからどうしようかなと思ったんだけど、話し合いの末、長野県側、小布施まで下ってそこで蕎麦を食べようということに。早速渋峠を長野側、志賀高原方面に下る。

061001-03.jpg 途中の志賀高原には、綺麗な沼や湖が点在していて、場所によってはもう紅葉が始まっているところもあった。そんな沼を見つけてはクルマを停め写真を撮影したりしながら峠を下っていった。こんな天気のいい日、写真撮影に繰り出す人は多かったみたいで、あちこちで三脚を立てて写真撮影にいそしんでいるカメラの人が沢山いた。中には進入禁止エリアに女連れで入って、紅葉をバックにポートレートなんてしゃれ込んでいるバカもいたが(超望遠で証拠写真を撮ったのだが、公開は控えよう)、概ね皆さん礼儀正しく撮影していたみたい。ただ、上でも書いたが車道に三脚の足をはみ出させるのは止めよう。あんたの大事なカメラ、あるいはさほど大事でない命が壊れてしまっていい、というのなら止めないが、にしても、何か起きてしまった場合、ドライバーの方がかわいそうだ。
 その後中野市付近まで降りてから、相変わらず素直に国道に入らず、適当な裏道をくねくねしながら小布施へ向かう。途中リンゴ畑の中を走る長野電鉄で、営団地下鉄から払い下げられた旧日比谷線の車両が走り抜けていくのを見たりした。

061001-04.jpg 寄り道ばかりしていたので、小布施に着いた時間は13:00を回ってしまっていた。行楽シーズンで天気がいい土曜日だったので、市街中心地は大混雑。駐車場にクルマを入れるのも大変だった。結局メインストリートを一本裏に入った個人経営の駐車場を利用したのだが、ここは終日料金が300円で、裏手とはいっても丁度小布施の雰囲気がいい小道を経て中心部に入る事ができる場所にあるため、結果としてはいい場所だったと思う。
 さて、早速蕎麦を食べようと思ったのだが、こちらについては下調べをしていないので、適当に賑わっていそうな蕎麦屋さんに入る。入ったのが富蔵家という比較的中心部にある蕎麦屋さん。食べたモノは写真にある田舎蕎麦。結構量が多い上に蕎麦の香りが漂って実にうまい。一緒に出てきたわさびも、少量つゆに浸すと「ツン」と鼻を指しておいしかった。同行者はかき揚げの天ぷらを注文していたが、よくあるぼってりしたかき揚げではなく、薄くさらっと上げてあるかき揚げだったので、タマネギさえ入っていなければ私もつまみたかった(笑)

 食事後は、適当におみやげ屋さんを見て回ったり、同行者は栗おこわを買ったりしながら市内散策を楽しんだ。さて、そろそろいい時間だし帰りますか。帰る前に駐車場正面にあったカフェギャラリー・ジャンベというお店で一休み。香りの強いアイスコーヒーを飲みながらしばしマターリする。

 帰りはきた道をそのまま引き返して、途中草津で温泉につかる予定。渋峠を抜け白根山駐車場でトイレ休憩、そして軽く近くにある沼を散歩したら空が暗くなってきた。気温が急速に下がる。さあ、いよいよ温泉であったまりましょうかね!
 草津に向かう途中で山肌から硫黄分が吹き出している辺りを走行中、ふと同行者が「昔安達太良山を一緒に歩いていたとき、煙が出ている方に下っていこうとした私を『行くな!』といって怒鳴ってくれたよね。」と言った。私は「そんなこと言ったかな?」と答えたのだが、どうやら普段大声を出したり怒鳴ったりしない私が大声で怒鳴ったのが珍しく、それがずっと印象に残っていたらしい。確かそれからひと月かふた月後に、そこの温泉ガスで、登山者の大量遭難が起きた。ググってみたら1997年のことだった。その時はニュースを見てビックリしたと言っていた。
 私はそんな昔のこと覚えちゃいない。でも…なるほどな、自分の存在というのは、自分が思うより大きいというか広いものなんだなと改めて思った。もっともこれは自分だけではなく、全ての人が自分自身で思うよりも、自分というのはちょっぴり広いモノなのかもしれない。

 そんな話をしながら草津市内に入ったのは夜の19:00頃。草津マニアの私がお勧めする温泉は、やはり湯畑横にある外湯だろう。草津市内には無料で入れる外湯が数カ所点在しているが、有料温泉を含めた中でここが一番温泉成分が濃い気がするし、更に湯も熱くて実に温泉っぽい。草津一番のお勧めだと思う。

061001-05.jpg まだ時間が早いので、中は結構人でごった返している。そんな横をサッと打たせ湯を浴びてから湯船に滑り込んだ。いや~熱い熱い。普段お風呂の設定温度を42℃にしている私でも、熱くて長時間は耐えられない。少し暖まってからお湯からでて体を冷まし、また入るのを3回繰り返して外に出る。外の気温は結構低いはずなのだが、温泉のせいで体はポカポカとしていた。しばらく外で体を冷ましていると、同行者が出てきたので、また湯畑を一回りしてからクルマに戻った。

 その後、車内で用意していたお弁当の残りを食べてから、一路東京へ。特に寄り道をするでもなく、淡々と草津の山を下り、渋川へと向かい、関越道を驀進して東京へと戻ってきた。なんだかんだで私が家に着いたのは23時頃だったかな。意外と早かった。
 今回のドライブはアウディで行ったのだけど、出発前に満タンにした燃料が、家に着いた時点でメーター半分を少し切った辺り。ドライブコンピューターは、まだ350km走行可能だと示していた。MGFもそうだけど、外車ってなんだか燃費いいよな。国産車も見習って欲しい。

 家に着いたら、考えてみれば寝ていない自分を思い出し、サッとシャワーで温泉成分を洗い流してから、ちなと遊ぶのも忘れて泥のように眠ってしまった。

OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5
OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5
RICOH GR Digital
OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital ED 50-200mm F2.8-3.5 + EC-14
OLYMPUS E-1 + Zuiko Digital 14-54mm F2.8-3.5
OLYMPUS E-1 + SIGMA 30mm F1.4 DC EX/HSM

▼2006年09月28日

秋葉原のやる気のない標識

060928-01.jpg 秋葉原にあるこの道路標識、一体何が言いたいのかよく分からない…。

 OLYMPUS E-1/Sigma 18-125mm F3.5-5.6

▼2006年09月22日

水天宮

060922-01.jpg 今日は朝っぱらから水天宮。水天宮って駅名は、一体何を指しているのかと思ったら、そのものズバリ水天宮ってのがあったのね。とりあえず子宝に恵まれるようお祈りしてきたよ(笑)。いつもはクルマで通るだけだから気がつかなかった。

 そういえば、昔この交差点の所にアルファロメオのディーラーがあったと思ったんだけど、それもなかったなぁ。

▼2006年09月14日

特急列車

060914-02.jpg 最近、本社から支社に行くときには、特急列車を使っている。
 運賃の他に500円の特急料金がかかるけど、それだけでリッチな気分になれるんだから、安いもんだし、なんというか、最近の生活ではこの程度のことしかうるおいがない気がする。

▼2006年09月12日

500円玉使用禁止

060912-02.jpg この写真はせんげん台駅のもの。新越谷駅でも同様だった。いまだに500円玉が使えない自販機が現存しているのにちょっとビックリした。さすが東武クオリティ。つか、この沿線では500円玉って普及してないのか?

▼2006年09月09日

シモツケコウホネ

 何でも日光市の小代という場所の水路で発見されたそうで、世界でここにしか生息しないという極めて特殊な植物らしい。特徴としては、葉や茎は水中にあり、花茎だけが水上に出て、黄色い花を咲かせるとのこと。

 この辺りはわりかしドライブで通るんだよな。今度探してみようか。

▼2006年09月07日

茅ヶ崎

 これから行ってきます。なんつーか、どこのお客さんとこ行くにもちょっとした旅気分なんで、いっそのこと“テツ”になって、色々と経路を楽しんだ方がいいという前向きな考え。

 ルートは色々考えられるんだけど、今日はちょっと変則的なルートで行ってみよう。

▼2006年09月05日

小野川湖へ

 週末は山本さんとこのブーホー・ミーティングに顔を出してきた。一応自分自身のメモ程度に当日のことを書いておく。

 会社から帰ってきたのは金曜日の23:00過ぎ。ああ、そういえば明日と明後日はキャンプなんだなぁ…と思ってはいたが、日曜日の昼から用事があったので、正直行こうとは思っていなかった。ただ、家に帰ってご飯と風呂に入ってちなと遊んでいるうちに、ふと「行ってみるかな?」と思い、行動開始。あわてて準備をして家を出たのが土曜深夜1:00位かな。相変わらず下道で福島県小野川湖に向かうこととする。まずは埼玉県内では、もうイチイチ文章にできない感じの裏道を爆走し、埼玉県五霞村で国道4号線に合流。北上した。余談だが、この日の埼玉県内は、非常に濃い霧が発生しており、路面がよく見えなくて怖かった。

 このまま4号線を北上すれば、早朝には小野川湖に到着できるのだが、それだとちょっとつまらないということで、寄り道モードに入る。まず宇都宮市から日光→鬼怒川温泉方面に向かい、更にそこから会津田島市へ入る。そこで道を折れて、檜原村方面に向かい、途中で気が変わって只見市へ進路変更、只見市で市内観光を適当にした後、国道を会津若松方面に東進、途中で5月の連休に来た沼沢湖に寄り、椅子を出してiPodで音楽を聴きながら1~2時間マターリとする。考えてみればここまで寝ていないんだなと思いながら、何となく眠らずに音楽を聴いていた。

マターリ後は再び国道に戻って会津若松市へ…と思ったのだが、ふと途中いい感じの山道を見つけて進路変更、山を抜けて西会津市へ。そこから再び山を越えて直接喜多方市へ入り、定番あべ食堂で遅めの朝食…というか昼に近いかな。勿論ネギ抜きでね(笑)。その後雄国沼とか寄っていこうかなとも思ったのだが、さすがにあまり遅くなるのもなんなので、檜原湖へまっすぐ(でもないんだけどね、裏道や林道通りまくってだけど、私にとっては「まっすぐ」)向かう。檜原湖畔でジュースとおつまみを買ってから、小野原湖へ。到着したときは、丁度友人がテントを張っているところだった。写真はキャンプサイトで撮影したシトロエンZXとMGF。この後真っ赤なボルボのライトバン(笑)が到着して、なにやらセレブなキャンプ風景(ホントか!)になった。

 適当にしばらくいてから帰るつもりだったのだが、何となく夜まで残ってしまい、近くの露天風呂と夕食を食べて、夜23:00頃帰路に就く。ああ…結局寝てねぇなぁーと思いながら、国道49号線から猪苗代湖畔の道に入って湖を半周してから、国道294号線を南下する。途中さすがに眠くなり、黒磯市付近で仮眠。その後再び下道を南下して帰ってきた。家に着いたのは日曜日朝6時頃だったかな?

 駆け足だったけど、面白い週末でした。

萌えさせてどうする

060905-01.jpg 週末福島県の山間で見つけたドラッグ禁止ポスター。思わず心で「萌えさせてどうする!」と突っ込みを入れてしまった。

▼2006年09月01日

最西端

 あ、ここ行ったことある~

▼2006年08月28日

ガンダムミュージアム

 千葉県松戸駅前、旧バンプレスト本社にあるバンダイミュージアムが、今月8月31日をもって閉館だそう。それに伴い、ガンダムミュージアムも閉鎖となってしまう。一度はいってみたいと思っていた場所なので、閉館前の記念ということで出かけてみました。

 朝9:30頃、久々にロードレーサーを引っ張り出して松戸駅に向かう。現地に着いたのは丁度10時位かな。適当にモタモタしていて、10:15分位に入り口にいったら既に行列だった…。ただこの行列がどれくらい長いのか見当も付かないので、一応並んで待ってみたら、大体30分くらい待たされたかな?結構混んでます。客層は大まかに親子連れ半分、そして男ヲタ4/1、女ヲタ4/1という構成。SEEDの影響なのか、意外に腐女子風な娘が多かったです。

 入場券を買って連邦軍制服を着たお姉さんに「入館記念です」といってめぐりあい宇宙の35mmフィルム切り出しをもらったんだけど、見てみるとエンディングのスタッフロール部分。こんなもんもらってもなぁ…という気がします。そしてホワイトベースの扉風入り口に入ると、まずはスペースコロニーの模型とご対面。なかなか細かく作ってあって結構面白かった。まじまじとディテールを10分間位は眺めていましたよ。
 館内の混雑ぶりは、入り口の行列から想像するほどでもありません。人は多いけど展示物を見るには不自由しないという感じ。その為、コロニーの模型とその回りに掲出してあるパネルをじっくり読むことができました。そしてコロニーの説明を一通り読んだ後は、次の部屋へ移動。次はいよいよあの方とご対面ですよ。

 ありましたザクの頭。原寸大です。設定としては、どっかから捕獲されたザクの頭部を展示してある…といったモノらしいです。動力パイプの右側が切れていて、頭には被弾した後があります。ダメージのせいでモノアイが左半分方向へしか動かないとのこと。
 切れた動力パイプの中には、関節動作に使う流体パルスを伝える極細のケーブルが何本も入っているといった設定らしいですが、ぶっといパイプの割には中身のケーブルは細かったです。オーラルシンフォニクスの黒蛇・青蛇位かな…って、このたとえで何人理解してくれるのか(笑)。そしてザクの頭部裏には、ムサイ艦の模型や、プラモデルの宣伝でお馴染み「ジオン驚異のメカニズム」風景のディオラマが飾ってありました。そして次の部屋に移動です。

 次の部屋はガンダム部屋です。まずは実物大ガンダムの前に、色々と連邦軍のモビルスーツについてお勉強。ガンダム開発中に撮影されたビデオなんてのもあって、下半身だけのガンダムがステップダンス踊ったりしています。ちょっと不気味。そしていよいよ、いよいよです。

きました、実物大ガンダム。なかなかでかいというか、意外に小さいと見るかは人それぞれな気がしますが、私は正直「やや小さいかな?」と思いました。いや、大きさよりも素材感があまり出てないかな。いかにもハリボテっぽいというか…。
 そんな文句もありますが、とはいっても実物大のガンダムを目の当たりにできるというのは貴重な体験です。そうか、この大きさのモノが歩き回ったりジャンプしたり「させるか~」と言ったりしているのがガンダムの世界なのね。なんとなく感覚としてガンダムの世界感が理解できた気がします。ちなみに写真前の台は、ここに乗って上に上がってガンダムを眺められるというサービス。もちろん有料。ただし、連邦軍の制服を借りて、それを着て記念撮影もできるみたいです。

 しばしガンダムを眺めた後、右側脇の階段を登ってガンダムの裏手に回ります。そして頭の後ろ付近を通って歩いていくと、ガンダムミュージアムはそこでおしまい。これで入場料500円です。普段の日に来たら結構ムカついてたかも。ま、でも今日は最後の週末ですし、ヨシとしますか。

 出口を出ると正面にガンダムグッズを売っているお店。そして右側に回り込むと、G-スタイルカフェという、ガンダムをテーマにしたカフェがありました。入ってみようかとも思ったのですが、受付に書いてある待ちの人数を聞いて断念。料理はそこそこおいしそうな感じだったので、ちょっと残念ですね。ちなみにこのカフェは、どうやらジオン兵に占領されてしまっているようです。連邦はこのお店を、閉館前までにジオンの手から解放することができるのでしょうか?

 ちなみに、帰りにもう一度ガンダムミュージアム入り口に行ってみたら、行列はほとんど解消されていました。最後の週末だというのに、案外混み合ってない…というか、人気なかったんすかね。私もキバって朝来る必要はなかったな。

鉄分補給:鹿島鉄道編

最近疲れている。鉄分が足りない。昔なら鉄分補給には“鉄骨飲料”といった飲み物があり、気軽に失われた鉄分を補給することができたのだが、鉄骨飲料無き後、鉄分はおのおのが自分で補給していかなければならない。ということで、本日は鉄分をたっぷりと補給するために、茨城県の鹿島鉄道にやってきた。ここでのんびりして、元気を付けて帰ろう。現地に到着後、早速石岡駅で一日乗車券1,100円ナリを購入。これで鹿島鉄道一日乗り放題。

 鹿島鉄道とは、茨城県石岡市から鉾田市を結ぶローカル線。第三セクターなのかどうなのか、私もよく知らない。ただこの時勢、周辺自治体からの援助は受けているみたいだ。この鹿島鉄道の歴史は意外と古く、今年で開通から70周年を迎えるとのこと。当初は石岡市から常陸小川駅まで、その後霞ヶ浦を航行している船への連絡のため、浜駅まで延長、その後鉾田駅まで延長された。当初は貨物鉄道としての役割も多く、昭和の終わり頃までは周辺にある自衛隊百里基地への燃料輸送にも利用されていた。

 ドライブでこちらの方には良く来るのだが、この鹿島鉄道を訪れて乗車するのは今回で2回目。前回の経験から、個人的にこの鉄道で思い出すのは、女子高生の白いぱんてぃ~(笑)だったりする。というのも、前回鹿島鉄道にやってきたときは、丁度女子高生の登校ラッシュに合い、車内は女子高生臭でプンプン。それだけならいいのだが、当時の女子高生達の間では、ギリギリまでたくし上げた超ミニスカートとルーズソックスが大流行しており、どうやら自宅から駅まではそのスタイルでやってくるのだが、その格好が校則で厳しく制限されているため、学校の近くで着替えというか、腰でたくし上げている制服のスカートをはき直して、足のルーズソックスを普通のソックスに履き替えるといった事をしていたらしい。そしてその着替え場所が鹿島鉄道の列車の中という訳。私と私の友人は、もわんもわんする女子高生臭に、ちょっぴり嬉しいながらもあえいでいたのだが、等の女子高生達は、私達の存在はないものとして、スカートをばばっとまくりあえげたりおろしたりして、校則ファッションに着替えられていた。正面を見ても横を見ても、女子高生の白や水色のぱんてぃ~だらけで、さすがにちょっと怖くなったな。後から思うと貴重な体験ではあるけどさ。
 ただ、本日は休日の昼下がりのため、そんなことはなく、列車は静かに走り出した。私の他の乗客は、女子高生二人と女性が1人、あと男子高校生1人だった。ま、時間も時間だしこんなもんでしょう。

 出発してから30分くらい、列車は常陸小川駅に到着。乗ってきた列車はこの駅で折り返しのため、私はこの駅で下車する。駅を降りてまず目に付くのが、静態保存されているDD901。愛称はカバさん。この機関車は、かつて鹿島鉄道が貨物輸送に使われていたときの主力機関車。鹿島鉄道(以下「かしてつ」)全盛期には、長編成の旅客列車も就役していたらしい。早速近くに行ってじっくり見てみる。この車両はこの常陸小川駅に放置してあったものを、ボランティアの方がきちんと清掃してペンキを塗り直しているとのこと。その為、外見だけを見ると、今にも走り出しそうな迫力に満ちている。この常陸小川駅は、この車両だけではなく駅舎も見物。改札を出て駅の裏手に回ると、かつて貨物鉄道として栄えていた「かしてつ」の面影を堪能することができる。石造りの大きな倉庫、そして貨物ホームを覆うように建てられた木造の荷物置き場、そしてその柱の木からは、腐り止めのアブラの臭いが漂っている。なんだか懐かしい雰囲気。
 次の列車が来るまで1時間くらい空きがあるので、駅周辺を散策することにする。まず、案外広い駅前ロータリーには、タクシーが一台、その隣の駅前駐車場は、かしてつを利用する人ならタダで使っていいそうだ。そして駅前にはお菓子屋が一軒。お店らしいものはここしかない。そしてそのお店もなにやら和菓子屋みたいな雰囲気で、気軽にお菓子を買い食いをして食べるような雰囲気の店ではなかった。
 駅前通りを進んでいくと、これまた中途半端に古風な建物をした「小川タクシー」という会社が見える。乗務員の控え室は窓全開になっており、なかで数人の運転手がたばこをふかしながら扇風機にあたっていて、なにやら懐かしいような感じ。そしてその斜め向かいには、総木造建築の旅館がある。かつての商人宿だったのだろうか。こういう観光名所も賑やかな繁華街もない街の宿に泊まってみて、なんもすることないな~と思いながら、持ってきた本をちょっと読んでみるのだがすぐに飽きてしまい、それからiPodで音楽を聴いてみるのだが、いまいちなので止めて、畳の上に横になりながら天井を見つめて、結構古い建物だよなぁ…なんて思いながらボーッと一日が過ぎていく…そんな旅行をしてみたいな、などと妄想してしまった。

 その後列車の到着時刻が近づいたので駅に戻る。戻ってから改めて駅をじっくり観察すると、「がんばれかしてつ」とか「みんなでつかおうかしてつ」といった地元住民の自作ポスターが多数貼ってある。そう、この鉄道はいま廃止の危機に瀕しているのだ。
 そして駅舎を観察。駅舎自体も結構古いが、乗務員室の中で使われている机や金庫も恐ろしい位のアンティーク。下を見るとなんだか床に同化しているようにも見えて、この駅の歴史を感じさせる。また、この日の常陸小川駅では何故かスズメバチが頻繁に徘徊しており、歩いている途中に頭にゴツンとぶつかったりもした。その後ベンチで座っているときも、あたりをブンブンしながら飛び回っており、なかなかスリリングな列車待ちタイムを過ごすことができた。

 そんなこんなで、終点鉾田行きの列車が到着。さてのんびりと鉾田まで行きますかね…と思ったら、なんと車内は満員。TX八潮駅登り7:55分発の普通列車並みといえば混雑ぶりが想像できると思う。え?想像できない(笑)。まあ、とにかく休日の地方ローカル線にはあるまじきラッシュの中で、鉾田駅に向かった。
 列車は常陸小川駅を出ると、すぐに霞ヶ浦の脇に出る。ここからの風景は「かしてつ」の車窓でもベストに近い景色だと思う。う~ん、このラッシュさえなければなぁ…と思っていたら、しばらく先の浜駅で乗客の半分以上が降りてしまった。なにかのツアーだったみたいだね。大分空いた車内だが、それでもボックスシートは相席。私の前には、宿帰りと思われる小学生女子が、ゲームボーイアドバンスに夢中になっていた。その何となくのどかな雰囲気の中で、わたしも居眠りしてしまった。ぐう。

常陸小川駅から40分くらいだろうか。列車は鉾田駅に到着。折り返しの列車は30分後くらいに出発するので、その時間内で市内見物に出かける。今日の私の目的は、この鉾田駅である映画館の存在を確認すること。早速足早に市外メインストリートに向けて歩き出した。
 この鉾田市の町並みを眺めていると、かつては栄えていたんだろうなという雰囲気が伝わってくる。裏通りを歩いていると、ひょっこりとモダンな形の喫茶店跡が出てきたりして面白い。また、時計・宝飾店が多いというのも特徴。かつては北浦の水運で栄えた時代の跡が、市内のあちらこちらにある。
 お腹が減ったので、運河沿いにある自家製パン屋さんで「クリームB」とかいう名前のパンを購入。お金を払うときに店のおばさんが「なに?鉾田市の写真を撮りに来たの?」と話しかけてくれた。私は「いえ、鹿島鉄道に乗りに来たんですよ」と答えると、「わたしも“かしてつ応援団”メンバーなのよ」とのこと。う~ん、地元に愛されてるな、かしてつ。
 その後、市内を歩いていて本屋を発見。早速入ってみると、通常の雑誌類もおいてあるのだが、「鉾田市史」といった分厚い本が何冊も普通においてあったのがちょっとびっくりだった。この時代の波に取り残されてる感がたまらん。こういう頑固な本屋って好き。奥には地方の本屋にありがちな文具店が併設されていて、眺めてみるとパイロットの古い万年筆やシャーペンが無造作に売られており、分かる人にはお宝もあるのかな?なんて思いながら店を後にした。

 そして今回の目的地、鉾田市の宝来多座に到着。この映画館は表通りに面しておらず、運河側に入り口があったりするという男らしい映画館。建物こそそんなにクラシカルではないが、こういった雰囲気を持った映画館ってあっという間に無くなったよね。これは結構貴重な映画館だと思う。
 私の野望としては、将来好きな女と二人で何となく鉾田市に遊びに来て、そして市内にあるなんの変哲もない旅館(鉾田市も常陸小川同様、商人宿風の旅館が何軒かある)に泊まってのんびりした後、夕方散歩がてらに見つけたこの映画館で、東京ではこっ恥ずかしくて見ね~よなぁ~、というような、べたべたな恋愛映画を見てみたい。そして館内には私達二人と、あともう一人くらい暇つぶしのオッチャンなんかがいたりする。ボーッとしながら映画を見た後「意外に良かったよね」「ん、よくわかんないな」なんて話をしながら旅館に戻り、また二人でボーッとする…なんて旅を実現させてみたい。そう、派手な観光地に行くだけが旅じゃないのだ…なんて妄想はここまで。

 石岡行きの列車出発時刻が近づいたので、あわてて鉾田駅に戻る。すると鉾田駅前では、お祭りの御輿が出ていた。ちょっとだけ眺めた後、列車に乗って石岡へ出発した。

 ゴトゴトと列車に揺られながらしばらくすると、玉造駅に到着。ここでは上下線の入れ替えがあるので、しばらく待機となる。そしてなんとなく列車前方を眺めていたら、おお!キハ600系ではないか。思わず列車を飛び降りて、再びやってきたキハ600系に乗って鉾田駅に向かう。えへへ、こういうオールドタイマーな車両って、なかなか乗車できないからね。そして10分後くらいに列車は鉾田駅に到着。今回の折り返しは15分後くらいに出るので、駅の回りと車両をじっくり観察することにした。

このキハ600系とは戦前に作られたモノ。鹿島鉄道にはキハ601と602が在籍しており、昭和11年と12年に製造された車両だとのこと。当初は国鉄で使われていたのだが、昭和42年に鹿島鉄道にやってきたらしい。車両をじっくり観察すると、例えばドアのプレス面や窓ガラスのサッシ枠、そしてアブラの臭いがする木製の床などに、昭和というか戦前の臭いを感じる事ができる。こんな古い車両に追加料金無しで乗れるんだもんなぁ。鉄道っていいよなぁ。
 この車両はテツの人にも人気があるらしく、駅の回りにはテツの方々が何人かいて写真を撮っておられた。ニコンのデジタル一眼を二台首から下げている人は記者さんか何かなのかな。他には女子テツ“鉄子”もいて、コンパクトデジカメに本格三脚という、ちょっとちぐはぐなスタイルで写真を撮っておられた。というか、こういう時男ってダメだなぁ…と感じてしまう。別に高価なカメラと交換レンズを買い揃えて写真撮るだけが能ある行為じゃないんだよなぁ。私は男女間の性格の違いのほとんどは、生まれてからの学習効果、つまり後天的なものだと思うのだが、こういった機械ものを武装しないと気が収まらない部分というのは、先天的男女間の違いなのかもと思ったりする。ま、そんなことはどうでもいいのだが。

 そして、日が落ちかかった夕方、列車は石岡駅に向かって走り出した。車内にはエアコンが付いていたのだが、私は何となく近くの窓を全開にして、外の風にあたることにした。ちょっと迷惑かなと思ったのだが、しばらくして前の方に座っていたおばあちゃんも窓を開けて風にあたり出したので、ちょっと安心。最近窓を全開にして乗ることができる鉄道ってのも少なくなったよなぁ。というか、こんな日はエアコンなんて付けずに、窓を開けてるだけでも充分涼しい上に気持ちいいのにね。
 車内には親子連れと地元民と思われる方、そしてテツ数人の合計10人くらいが乗っていたかな?休日の夕方上り路線としては、なかなかの乗車率だと思う。

 この「かしてつ」が、現在廃止の危機にあることは上で書いた。廃止についての理由はやはり赤字問題。なんでも、航空自衛隊百里基地への燃料輸送がトラックに切り替わったため、その分の年間約1億円の売上げが見込めなくなり、存続の危機に瀕しているとのこと。ただ、今日この「かしてつ」に乗った限りでは、前回の「くりでん」とは比較にならないくらい多くの人が列車を利用していた。また沿線の女子校登校時間には、大変な状態になることも前記したとおりである。そしてバスへの切り替えといっても、始発駅の石岡付近は、朝と夕方には慢性的な交通渋滞に悩まされており、そんな中でも定時運行可能な鉄道の必然性は市民にとっても高いはず。そしてこれも「くりでん」で感じたことなのだが、その廃止に至る為の金額があまりにもしょぼい事。つか、年間1億円なんて、道路行政の予算を考えれば端数みたいなものでは?地方にはあれだけ必要のない道路をジャンジャン作るクセに、何故鉄道へ年間1億円の補助ができないのであろうか?累積赤字?そんなことを問題にするなら、山奥にある立派な道路の経済効果をきちんと数字で算出したことがあるのか?大規模な林道を一本建設しなければ、計算上それだけで「かしてつ」規模の鉄道は100年以上維持できるのだ。
 一度失われた鉄道は、よほど苦労しない限りは戻ることがない。そして、そういった田舎には、クルマを使うことのできない人達が沢山住んでいる。そういった人達の交通手段というものを、行政の方はきちんと考えたことがあるのかな?どうせ道路系の土建屋からの献金のことしか考えていないんだろうけどよ。

 ま、そんなことを考えながら、夜の石岡駅に到着しました。乗客もとちゅうからちょこちょこ乗ってきて、結局20人くらいにはなったんじゃないかな?とにかく、適当に色々あって楽しい旅でした。今度は途中の妄想を実現するため、恋人でも作ってまた来てみたいですね。

▼2006年08月24日

仙台市の夜

 ちょっと前に仙台市を通った際撮影した鉄塔。軽く渋滞している道路上から撮影した。空気が湿っているのか曇っているのかよく分からなかったが、不気味に光り輝いていて結構怖い。他にも何本か同じような鉄塔が建っていて、不気味な霧に包まれながら仙台市に住む下々の者どもを見下ろしになられていた。
 オープンカーだとこういうとき上を見上げやすいので面白い…というか、この写真を撮った時は屋根は閉めていた。

▼2006年08月15日

鉄分補給:くりはら田園鉄道編

060815-01.jpg 近頃疲れやすい。鉄分が足りない…と思った私は、夏休みを利用して今年度いっぱいで廃止が決まっているローカル線、くりはら田園鉄道へ乗りに出かけることにした。これで鉄分を補給してリフレッシュ!

 家を出かけたのは、8/10日の夜23時頃。埼玉県から国道4号線をMGFで北上。今回は途中の道を楽しまず、まっすぐ目的地に向かうことにしたので、延々と4号線を走り続ける。そして仙台市内に入ったのが次の日朝の4時過ぎかな。途中船台手前の館腰駅で貨物列車の通過風景を見る。この時間の東北本線はJR貨物の独壇場で、無人駅のホームで待っていると、都内山手線並の運転間隔で長編成の貨物列車がバンバン走り抜けていく。スピードも結構速いので、見ているとちょっと怖い。
 その後、また国道4号線を北上。目的地の細倉マインパーク駅は、宮城県といいつつ岩手県との県境に近いので、仙台からだとまだ距離がある。そんなこんなで目的地に着いたのが朝の6:30過ぎ。始発電車が丁度出て行ったばかりだったので、駅前の無料駐車場に車を止めてしばらく待ち、7時過ぎの電車に乗ることにする。まず車掌さんに「一日乗車券はありますか?」と聞いたら、なんでもくりはら田園鉄道(以下「くりでん」)駅や車両内では扱っていないらしく、栗原市役所とその支所で売っているとのこと。運転手さんに聞いてみると、そこから二つ先の鷺澤駅近くに支所がある。早速そこまでの切符を買い、鷺澤駅で下車。ただ、この時点での時間が朝7:30頃だったので、当然支所はやっていない。一応宿直の人に聞いてみると、8:30から支所は開くとのこと。それまで駅の回りをぶらぶらして時間を潰すか…と思って支所を後にすると、宿直の人が走って出てきた。「くりでんの次の電車は8:31だから8:30だと間に合わない。15分くらい前に来れば職員は出所しているので、その頃来た方がいい」と教えてくれた。ありがとうございます。
 その後鷺澤駅付近をふらふらしながら写真を撮り、余った時間は駅のホームでカメラバックを枕に睡眠。朝の曇り空とひんやりした空気、それと一日が始まる前の静寂がなんか心地よい。しばらくするとおじいさんがやってきて、またしばらくすると、おばあさんがやってきて、待合室でおしゃべりを始めた。その声で目が覚めた私は、再び支所に行って、くりでんの一日乗車券を購入した。ちなみにこの一日乗車券、ボチボチ品切れ気味で、実は私が行った支所では既に在庫が無く、すると室長と思われる人が個人で持っていた一日乗車券を、これでいいならと売ってくれた。どうもありがうございます。こんな風にここの沿線の人達はみんな親切でいい人ばかりだった。

060815-02.jpg 一日券を手に、再びくりでんに乗車。次はJRとの接続駅である石越駅まで乗ることにする。初めはがらがらだなと思っていた車内も、途中で人が結構乗り込んで立ち客も出てきた。ただ、何故かみんな途中で降りてしまい、終着駅まで乗車する人はほとんどいない。なんでもこのくりでんは、元々鉱山の貨物をJRの路線まで運ぶために作られた鉄道で、地元住民にとっては路線と人の流れが一致していないとのこと。その為、みんな途中で乗って途中で降りてしまうみたいだ。
 そして終点の石越駅に到着。1枚目の写真は石越駅で撮影した主力車両KD95型。ちょっとクラシカルな外見だが、実は平成6年富士重工製と意外に新しい車両だったりする。上部ヘッドランプがカンテラ風になっているのが面白い。石越駅は無人駅で、なんだかホームの反対側は砂利の駐車場みたいになっていて、列車が停まっていなければ駅には見えないだろう。つか始発であり唯一の他線接続駅が無人というのもちょっとすごいと思う。駅舎はかつての有人駅時代そのままで、なかなか風格のある建物。くりでんの駅舎は大正時代に建てられたものが多いらしく、確かにクラシカルな木造建築になっている。次の列車まで1時間以上空きがあるので、石越市内を散歩しつつ、次の駅まで歩いてみることにした。

060815-03.jpg 駅前の町並みはかつてそれなりに賑やかだったんだろうなという感じだが、今ではすっかり寂れているように見える。ちょっと歩くと田園地帯になり、大分日差しが強くなってきた田んぼの中の道をひたすら歩く。こんな時は一人で来て良かったなと思う。同行者がいると「じゃ、次の駅まで歩こう」とか「駅で昼寝しよう」とか言えないからね。私はクルマで出かけるのも好きだが、列車で出かけるのも好きで、なおかつ目的も無しに歩き回るのも大好きだからね。つか、みんな目的地にパッと来てパッと帰るだけの旅行って何が面白いんだろう…ま、そんなことはいいけど。
 こんな風景の中を30分くらい歩くと、次の駅である荒町駅に着く。石越駅から1キロくらいだというから、まっすぐ歩けば15分くらいで到着できるだろう。そこの荒町駅では、女子高生1人と関西から来たというテツが1人列車を待っていた。軽くテツの人とおしゃべりをした後、次はマインパーク前行き下り列車に乗車。隣の若柳駅で下車する。

060815-04.jpg ここの駅は有人駅であり、またくりでんの車両基地もある。オールドタイマーの車両を愛するテツにとってはたまらない駅だと思う。かつて電化時代に使われていたくりでんの電車や(この路線は全国でも珍しい電化から非電化へと変身を遂げた路線でもある)、木造の貨物列車!などといったお宝物件が、特に保存しているというわけでもなく車両基地に放置してある。駅員さんの許可を取れば、基地内を歩いて見物することも可能。また車両だけでなく駅舎の方もなかなかのもので、タブレットや手動切り替えポイントと信号機、チッキの跡など、もうこのまま鉄道博物館として改装すれば?と思ったりもするお宝というか貴重な文化遺産がそのまま現役で使われている。無くなるのは惜しいなぁ…・

 若柳駅では2時間待ち。再びホームの隅でカメラバックを枕に昼寝をする。1時間くらい空の下でぐっすり眠った後、折角なので若柳市内を散策して、ついでに次の駅である谷地畑駅まで歩く。この時間になると薄曇りだった空もすっかり晴れ渡り、日差しが結構きつい。歩きながら周辺民家を観察したりして、どうもこの地方の家は新築でもトイレは家の外に建設することが多いみたいだな…などと思いながら田園風景を散歩した。

060815-05.jpg 谷地畑駅に着いたのは正午過ぎかな。近くのコンビニで食料を調達しようかと思ったんだけど、なんとなく駅にいるのが気持ちよくて、地べたに足を投げ出してくつろぎながら列車がくるのを待つ。この写真は谷地畑駅で撮影した今回のお供「DONKE君」。ありえない量の交換レンズとその他諸々を突っ込まれて悶えています。つか、悶えているのは私の肩か?
 その後再びやってきたマインパーク前行きの下り列車に乗り、終点まで乗車。とりあえずくりでんの乗車はここでお終い。その後Fで途中の栗駒駅に戻り、くりでんオリジナルのマグカップとテーマ曲CD(アーティストはなんと姫神だ!)を購入。ここの駅もとてもクラシカルな風情を保っていて、現地に出かける人は是非見学に訪れてほしい。また今回は歩き回ることができなかったが、栗駒駅前の商店街もなかなか風情があって散歩しがいがあるポイント。次回があれば是非この町は重点的に歩き回ってみたい。

 最後にくりでんの未来について。この鉄道は2007年の3/31日で廃止となる。なんでも宮城県からの補助金が支給されなくなったのが原因だそう。ただモノの本によると、くりでんの収支と地元の寄付、それを含めてあと年間2~3千万円の資金があればこの鉄道は維持できたという話らしい。2~3千万円の感じ方はそれぞれだと思うが、私個人としては、なんでそんな事でこの鉄道を廃止にしてしまうのか、強い憤りを感じる。途中鷺澤駅近くで、どう考えても需要がないだろうなと思われる立派な県道と橋の工事をやっていた。あの資金があれば、この鉄道はあと10年以上は存続できるのではないか?2~3千万円といえば、定年まで勤め上げた公務員の退職金1人分だ。この金額を惜しむおかげで、この沿線の街は、鉄道があった街から、ただの無個性な地方都市へと変貌してしまう訳である。こういったイメージ面での問題は非常に大きいものではないか?鉄道が無くなったこれら沿線の街には、もう観光客が訪れることはなくなるだろう。また、かつて栗駒山の登山口として栄えた栗駒町も、ただの田舎町になってしまう。こういった無形の財産を失なう損失はお金で換算できないものがあると思うよ。そのお金だって、年間数億円という単位ならともかく、たかが2~3千万円じゃないか。そんな金、周辺自治体と宮城県でいくらでもちょろまかせる金額なんじゃないかとも思う。

 もう廃止は決定事項なので、いまさら覆されるとは思えないが、この個性的で、なおかつ親切な駅員さんと気さくな周辺住民の方々のコミュニティーを作ってきた鉄道が無くなるのは、本当に残念だと思う。ああ、ずっときえないでほしいよ~。

060815-06.jpg 最後の写真は、鷺澤駅ホームにMGFを乗り入れて記念撮影した写真。つか、ホームにクルマを乗り入れるなんて当然禁止されている行為だと思うけど、この鷺澤駅って、どこが駅前広場でどこからがホームなのかよく分からない構造になっているんだよね。つことで、ご迷惑でしたらごめんなさい。

 ちなみに帰りは再び国道4号線を南下。途中仙台市内の知り合いの事務所に寄って、また国道4号線を南下して帰ってきた。MGFの50Lガソリンタンクは、これらの距離を往復してもまだ余裕♪

▼2006年05月28日

またまた表参道ヒルズ

 「なんだかんだ言いながらも結構通ってるじゃん」と言われてしまいそうだが、今日も青山を歩いていたら、何となく表参道ヒルズに行ってしまっていた。んで、地上1階から地下の方に歩いて行ったんだけど、私は地下にある「BEYES表参道ヒルズ店」の事を、ブランド品の「BALLY」ショップだとずっと勘違いしてました。
 店内を見ながら同行した人と「バリーってイメージ変わったねぇ~」とか平気で話しちゃってたよ。どうしよう…(笑)

 念のため言っておきますけど、きっと勘違いしたのって私達だけじゃないよね。だってロゴの書体もバリーに似てるじゃんあの店。カーッ、今思い出すと結構恥ずかしくて、足をじたばたさせたくなるぜ。

▼2006年05月15日

表参道ヒルズ

060515-01.jpg 連休中の話なのでちょっと古いんだけど、今東京でもっとも旬な場所、表参道ヒルズに行ってきたですよ。特に何が目当てで行ったという訳じゃなくて、なんとなくプラっとね。
 ものすごい人混みだという噂を聞いていたんだけど、混雑ぶりは大体写真程度。時間は正午位だったんだけど、思ったよりも混んでいなかったという印象かな。
 家賃が不当に高いという噂なので、興味がある人は、ブームで人が沢山いるうちに行かないと、旬のテナントが撤退して、中途半端な場所になってしまう可能性アリ。頑張って人混みかき分けて行ってみましょう。

 私は今月下旬に発売されるアマダナ直営店限定水色電卓がほしいので、また近日中に行ってくる予定。もっとも、1人でサッと行って買い物だけして帰ってくるつもりなんで、前回みたいに色々見て回るつもりはないけどね。元々こういった場所にも興味もないし。

▼2006年05月10日

鉄道の旅

 私が小学生の頃だったと思う。親の実家である北海道に帰っているときに、母親が急に「真っ直ぐ東京に帰るんじゃなくて、どこか大回りして帰ってみようか」と言い出した。つまり、飛行機じゃなくて鉄道で、しかもただ真っ直ぐ東北本線を南下するのではなく、何か別なルートで帰ってみようという話だった。その時の私はもうとても嬉しくて、早速次の日に時刻表とにらめっこして、函館から下北半島をフェリーで渡り、そこから鉄道で青森へ行って、その後竜飛岬方面に回り五能線を通って…などというプランを出したのだが、さすがにそれは却下され、青森から当時電車特急では最長の運転距離を誇った特急電車「白鳥」に乗って直江津まで下り、そこから松本まで普通電車に乗り、松本から特急「あずさ」で東京に帰るという常識的(?)なプランに落ち着いた。
 それでも、当時は家族連れの親子がそんなルートで東京まで帰るというのが珍しかったらしく、検札に来た車掌さん達にみんなに「大変ですね」と声をかけられた。

 何故か、今の私には、その時に乗っていた電車からの車窓や、車内の雰囲気などの記憶が殆ど残っていないのだが、そういったルートで東京に帰ってきた、という事実は鮮明に覚えている。

▼2006年04月30日

どっぷりとねちっこくアキバ

060430-01.jpg 本日はどっぷりとねちっこくアキバを探索してきました。一日中アキバにいるなんて何年ぶりかな?
 
 まずは朝10時前にFでアキバのダイビルにクルマを突っ込む。今はオープン記念で一日駐車料金が最大1,500円のセールをやってるんだよね。このサービスは、オープン記念だけでなく、是非ずっと続けて欲しいなぁ。
 つことで、車を降りてから午前中はソフトウェア中心にアキバを探索することにする。もっとも私の場合はソフトといってもCDなんだけどね。リバティの中古とかヤマギワソフト館、石丸、その他諸々のショップをたんねんに回る。この時点でアキバの街は大体一回りしてしまう。そして11:30頃からアキバヨドのサンマルクカフェで休憩。ここはBBモバイルが使えるので、アイスコーヒーを飲みながら、ブログの更新とかしたりして…。ここで大体二時間くらい粘ってから午後の部へ。
 
 午後はなんと前日に続き別な女の子と待ち合わせ。今日は二人で仲良くアキバを回るのじゃ。えへへ…俺もプレイボーイになったもんよのぉ~(笑)
 つことで、合流後は同行者のリクエストに応えてアキバの路上ライブ巡り。まずはアキバヨド前の広場でやっていたライブを数組見てみることにした。私はよく分からないんだけど、一通り聴いてみた路上ライブ好きの彼女に言わせると「アキバの路上ライブはレベルが高いと」という話。池袋とかでやってる路上ライブは、そりゃもう悲惨なモノらしい。そんな中で一番歌がうまいかな?と思ったのがこの写真の女の子。一通り歌を歌った後にCDも即売していると言っていたので、一枚CDを買ってみることにした。CDーRかと思ったら、ちゃんとしたプレス品なんだね。家に帰ってネットを調べてみるとこの娘でした。
 CDを買いながら私と同行の彼女で「歌うまいね」とか「綺麗な声ですね~」とか話しかけたらとても喜んでくれていた。ただ、これはアキバ系の特徴なのか、歌っている彼女の回りに人だかりはできていても、何故か気さくに話しかけたりする人は私達以外で一人もいない。あまり馴れ馴れしくされるのも困ると思うけど、この無反応ぶりは逆にちょっとかわいそうになってきちゃったな。さすがA-Boy諸君、みんなシャイなんだね(藁)
 
 その後、メイン中央通りのホコテンに移動したんだけど、連休中で地元警察も警戒しているのか、路上ライブをやっている人は誰もいませんでしたね。その代わりメイドは沢山いました。メイドカフェからパーツ屋、大手携帯会社もメイドの格好させたコンパニオン使って、チラシ配りやってました。

 さて、この後私一人だったら、色々なジャンク屋とか訳の分からないパーツ屋を回るところなんだけど、今日はそうもいかないので、ちょっと普段行かないようなお店を散策。まず行ったのが、最近マニアの間で有名な武器屋さん。店内にはいると、ドラクエの武器屋みたいな趣でなかなか楽しかった。ちょっと感心したのが、店員さんの豊富な知識量。色々なお客さんの質問に、武器の歴史から使い方(?)また使う際のコツや効果など実に丁寧に答えていた。ちなみにRPGでお馴染みの「ひのきの棒」もありましたよ。ただこれは日本円では買えないみたいで、店内の商品を買うと貯まる「G」という通貨じゃないとダメみたい。ひのきの棒欲しかったなぁ~。計算すると大体15,000円位の買い物をすると、必要「G」が貯まるみたいだけどね。それか外で雑魚キャラを何匹か倒してくればいいのか。
 その後は、訳の分からんパーツ屋の奥にある謎のTシャツ屋さんへ。アキバ的雑貨屋の三月兎店内を経由して、そこで靴を脱いで二階に上がった先にあるという不思議なお店。6畳位の畳張りの店内には、訳の分からない柄のTシャツが山になって陳列されていました。ちょっと欲しいモノがあったけど、その柄はXLのサイズが売り切れていたので断念。またそのうち一人で買いにいってみるかな。
 その後は、電子部品屋さんを何軒か覗いて、プラモデルやフィギュアのお店をハシゴしたりして、外が暗くなるまでたっぷりと遊びました。あ~疲れた。
 
 私としても、本当に一日中アキバを探索したたのは実に久しぶりで、アキバにはまだ私が知らないお店が沢山あるんだと改めて実感できました。アキバマスターの道はまだまだ遠いぜ。

▼2006年04月12日

京浜急行

060412-03.jpg JRと並行した路線を走っているせいか、なんだかサービスがいいんだよね、ここの路線って。
 …つことで、普通電車なのに優先席は豪華なクロスシートですよ。優先席ですが車内はガラガラだったので、思わず座っちゃいました。

 そういえば、京急車両の片側扉と1つ目ヘッドライトは、以前君臨していた大株主の趣味らしい。その人曰く「扉は片開きに決まってる」「ヘッドライトは1つ目が常識」などという、なんだか訳の分からない主張でそうなっているみたいですね。もっとも、だからこそこういった個性的な車両が残っている訳で、こういったレベルでの個性発揮は何だか楽しいなと思います。実際お客様や鉄道ファンの間でも評判はいいみたいですよ。

 その株主が引退した後に作られた車両は、一般的な両扉・2つ目ヘッドライトの車両になりました。まあ、こっちの方が便利だというのは理解できますけどね(笑)

▼2006年04月03日

さくらたんハァハァ

060403-03.jpg つことで、毎年お馴染みの北越谷のさくらです。今年は曇りでちょっと寒かったせいか、人が少なかったですね。一歩きして帰ってきた頃には雨も降ってきたし。

 去年考えていた今年、そして今年考えた来年。そして、来年考えている再来年。私の未来はどうなっていくんだろう。

▼2006年04月01日

八潮駅前のフレスポ

060401-03.jpg 昨日プレオープン、今日グランドオープンだそうで、電車に乗って帰り道に寄ってみた。現在そこにある「サンマルクカフェ」から書き込み中。秋葉原のサンマルクと違って、BB-Mobileスポットじゃないのが残念。いずれ対応してくれないかな。

 一回りテナントも覗いてきたんだけど、本屋さんが意外に充実していて嬉しい。ただ私としては、八潮駅ガード下の方にある本屋さんを支持したいところ。あちらには珍しい本や、郷土出版物が充実してるからね。こういった本屋はこの近辺では貴重。

▼2005年10月02日

第二回皇居オフ開催

今年はロードが多い。今ジョナサンでマターリ中。

▼2005年09月29日

エルメスとアキバ

05-09-29-01.jpg 先週ようやく最終回を迎えた電車男。このドラマのおかげで、どうも最近アキバに行くのがちょっとアレな感じでした。

 というのも、現在の私は何をトチ狂ったのか、普段持ち歩いているバックにエルメスのエールライントートを使用しているから。だもんで、どうもこの電車男に出てくる『エルメス』というヒロインの響きが妙にキャッチーな感じがしてね。エルメスの鞄なんて持ってアキバうろついてると、なんだか、何も考えずに時流に乗ってしまったバカオタって感じでイヤじゃないですか。タダでさえオタっぽいんだからさ、私。

 つことで、ヲタ連中の間で妙に知名度の上がってしまったエルメスだけど、しばらくの間は、このバック持ってフィギュアショップやエロゲー屋(いかねーけどさ)に行くのは控えた方がいいかもしれないね。

 ちなみに軽くこのエールライントートについて触れておくと、素材は安物(?)でも、こうやってバカみたいに手間をかけて出来た製品というのは、こうまで優秀なモノに化けてしまうのか…といった感じ。この手のノリは、どことなくオーディオのアクセサリに通じるものがある気がする。素材や作りはごく普通のものなのだが、縫製が丁寧で持ちやすく、実際初めてこの鞄に触れたときは、速攻「欲しい!」と思った。なんというか、沢山荷物を入れても、フォルムの崩れ具合に品がある感じがして、この点は鞄道楽の私を唸らせる出来。さすが“スーパーブランド”といわれるメーカー製品だけのことはあるのか。

 実際の使い勝手も、ちょっとしたインナーケースでくるんでレッツノートを持ち歩くにもちょうどいい大きさだし、外のポケットはiPod入れるのにちょうどいい大きさ(更に便利なことにポケットの外側から直接トラックホイールをなぞれる)、それでいて見た目もオシャレ。結構頑丈に出来ているので、普段から資料やパソコンなど、沢山の荷物を持ち歩く人でもガンガンに使える。私は巷によくあるいかにも「パソコン入ってます!」というような鞄は大嫌いなので、PC持ち歩き用としてもちょうど良かったと思う。ちょっと高かったけどね。

▼2005年09月27日

横浜で…

 お客様との打ち合わせで、今横浜馬車道にいるんだけど、次の打ち合わせまで中途半端に時間が空いてしまった…。

 つことで、喫茶店で時間つぶし中。暇だからブログのカスタマイズでもするかなぁ。

▼2005年09月16日

秋葉ヨド、本日開店

 つか、写真撮ったのは前日15日の会社帰りなんだけどね。

05-09-16-01.jpg

 大体10時過ぎ位かなぁ…もう200人以上が入り口で行列してましたね。集まっていた人達も、老若男女色々な人達がいました。ま、一種のお祭りだよね。

 私は明日の会社帰りにでものぞいてきます。しかし、日々の通勤ルートにこんなものが出来ると、ある意味危険ですな(笑)。