OLYMPUS E-1インプレ-その1
flatearth.Blog* » 写真とカメラ » OLYMPUS E-1インプレ-その1
デジタル一眼レフ(以下DSLR)を買うならオリンパスと決めていた…なんていったらちょっと嘘くさいけど、ある意味ほんとうだよ。
というのも、私の読みとしてはもっと早く35mmフルサイズ版のCCD、もしくはCMOSが一般化すると思っていたんだけど、どうやらそんな気配はほとんどない。フルサイズ版画像素子を持つDSLRが、10万円台前半にまで落ちてくれば何とか購入の算段も付けられるな…と思っていたんだけど、結局DSLRの世界は、APSーCとか、そんなサイズで落ち着いてしまいそうだ。
そんなところで、35mmフルサイズ版以外の大きさで魅力あるフォーマットというと、やはりデジタル専用に開発されたというフォーサーズ規格だろう。特に、その中でも以前友人に触らせてもらったE-1は、数日前にも書いたとおり、スペックこそ1世代前の500万画素級だが、そのさわり心地や心地よい重量感など、モノとしての魅力に溢れている。それに重要な点はファインダの視野率が100%、防塵防滴仕様のボディであることなど、単純な電子的デバイス以外の部分で非常に優れたDSLRだ。さすがオリンパス新生フラッグシップ機の風格。
ただ、発売当初はお値段もそれなりにしたので、おいそれと手を出せなかったのだが、アマゾンのエディターズキットがバカ安だなと思い、ついでに色々価格を調べたら、ちょっとここに書くのには憚るくらいの特売品を発見。GR-Dより安いぜおい!つことで、実際にこのカメラを持っている人にメールで相談したりして、結局ご購入と相成ったのでありました。
ちなみに今回購入したのはE-1本体のみ。とりあえずレンズはエディターズキットに付属している14-45mmレンズを、中古屋で買って使おうかなと思っていたのだが、今回にしだやさんのご厚意により、しばらくお借りすることが出来ました。ありがとうございました。
ということで、早速週末に持ち出して色々撮影してみようと思ったのだが、土曜日は用事があって外に出られず、日曜日は雨ということで、晴天下での撮影がまだ出来ていない。「オリンパスブルー」と呼ばれる透明感溢れる青い空を撮影できなかったのが残念なのだが、仕方ない。あまり深く考えずに適当にシャッターを切ってみることにした。
そうそう、せっかくのDSLRなので、一応Rawフォーマットで撮影している。変な話だが、510万画素ということで、Rawフォーマットで撮影しても、ファイル容量が10MB強で収まるのも嬉しい(笑)。私は2GBのSDカードを使って画像を保存しているのだが(ちなみにE-1のスロットはCFカードなので当然SDカードは使えないのだが、私はこういうアダプタを使ってSDカードにデータを保存している。もうこれ以上保存媒体のフォーマットを増やすのはイヤだしね。オリンパスへの数少ない要望として、XDカードなんていうマイナーなフォーマットは止めて、SDカード対応にして欲しい。ちなみにこのアダプタ、何回かカードエラーが出たが、今は概ね使えているみたいだ。もっとも、こういった使い方はお勧めしないけどね)これだと合計190枚くらいの画像を保存することが可能。万が一足りなくなっても、携帯電話には256MBのSDカードが入っているし、GR-Dにも1GBのSDカードが入っているので問題ないだろう。ちなみにバッテリはフル充電で400枚程度撮影可能らしいので、こちらも問題はない。前置きが長くなったが、とりあえずサンプル画像一枚。
このサンプルは、Raw保存したデータを、オリンパススタジオ体験版で何もパラメータをいじらずに現像したもの。ファイル容量は1,309KBあるので、クリックする際は注意して欲しい。こういった背景がボケる写真を撮影するのは、とても久しぶりな気がして新鮮。ついでに長くなるが、Exif情報も全文掲載する。
ファイル名 : 200606100000.jpg
Exif : Exif
JFIF_APP2 : ICC Profile (offset:14036 size:3151bytes)
▼メイン情報
タイトル : OLYMPUS DIGITAL CAMERA
メーカー名 : OLYMPUS CORPORATION
機種 : E-1
画像方向 : 左上
幅の解像度 : 314/1
高さの解像度 : 314/1
解像度単位 : インチ
ソフトウェア : OLYMPUS Studio
変更日時 : 2006:06:11 21:18:03
YCbCrPositioning : 一致
Exif情報オフセット : 272
▼サブ情報
露出時間 : 1/80秒
レンズF値 : F5.5
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 200
Exifバージョン : 0221
オリジナル撮影日時 : 2006:06:10 14:24:29
デジタル化日時 : 2006:06:10 14:24:29
各コンポーネントの意味 : YCbCr
露光補正量 : EV-0.7
開放F値 : F3.5
自動露出測光モード : スポット測光
光源 : 不明
フラッシュ : オフ
レンズの焦点距離 : 43.00(mm)
カメラの内部情報 : Olympus Format : 8536Bytes (Offset:754)
ユーザーコメント :
FlashPixのバージョン : 0100
色空間情報 : sRGB
画像幅 : 2560
画像高さ : 1920
ExifR98拡張情報 : 9404
ファイルソース : DSC
CFAPattern : 8 Bytes
カスタム画像処理 : カスタム処理
撮影モード : マニュアル
ホワイトバランスモード : オート
デジタルズーム : 0/100
シーン撮影タイプ : 標準
ゲインコントロール : Low gain up
コントラスト : 標準
彩度 : 標準
シャープネス : 標準
▼メーカー独自情報
撮影モード : 通常撮影
画質モード : 4
マクロモード : オフ
Unknown (0203)3,1 : 0
デジタルズーム : 1.00 倍
Unknown (0205)5,1 : 2160/100
Unknown (0206)8,6 : 0,0,0,0,0,0
ハードウェアタイプ : D4040
CameraID : OLYMPUS DIGITAL CAMERA
シャープネス : NORMAL2
Unknown (1011)3,9 : 368,65488,65472,65518,306,65504,8,65414,370
Unknown (1012)3,4 : 66,66,66,66
赤WB補正値 : 476,64
青WB補正値 : 272,64
コントラスト : NORMAL
Unknown (102A)3,1 : 608
Unknown (102B)3,6 : 96,4096,2944,4096,16,128
Unknown (102C)3,2 : 12,0
Unknown (102D)3,1 : 1536
画像幅 : 2560
画像高さ : 1920
Unknown (2010)7,444 : Offset:1196
Unknown (2020)7,648 : Offset:1640
Unknown (2030)7,206 : Offset:2288
Unknown (2031)7,194 : Offset:2494
Unknown (2040)7,2968 : Offset:2688
Unknown (2050)7,3622 : Offset:5656
▼ExifR98情報
互換性識別子 : R98
バージョン : 0100
▼サムネイル情報
圧縮の種類 : OLDJPEG
幅の解像度 : 72/1
高さの解像度 : 72/1
解像度単位 : インチ
JPEGInterchangeFormat : 9544
JPEGInterchangeFormatLength : 4465
昔からの銀塩一眼レフしか使ったことがない私からすると、このエディターズキット付属の14-45mmも随分“寄れる”レンズな気がして、なかなか楽しい。次はもっと明るい場所で低感度な写真を撮ってみたいと思う。その他使い勝手などに関する感想は、別のエントリーで。