“メイリオ”フォント
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来るべき、Windows Vista™で採用されるというシステムフォント“メイリオ”。実はこのフォント、WindowsXPでもちょっと手を加えるとインストールすることができます。遅ればせながら、私も会社のマシンと自分のレッツノートにインストールしてみました。
ダウンロードが必要なファイルは最低二つ(できれば3つ)。まずはメイリオフォント本体。それと、WindowsXPでClearフォントを使用可能にするためのツール“ClearType Tuner PowerToy”を、マイクロソフトのサイトからダウンロード。その二つだけでもいいのですが、「設定は日本語でないと…」という人は、日本語化パッチをダウンロードします。
フォント本体は、C:\Windows\Fontsに入れます。するとインストールダイアログが出てインストール終了。その後ClearType Tuner PowerToyをインストールします。分からないことはないと思いますが、英文読むのがめんどくさいのなら、適当にOKして進めればいいです。後で日本語化パッチを当てれば、日本語の設定画面で設定することが可能です。そして、インストール後にコントロールパネルから“Clear Type Setting(日本語だと“Clear Typeの調整”)”を開き、自分の環境で一番見やすいオプションを選び、それでインストールは終了。
終了後にきちんとインストールされているか確認したければ、このブログをリロードして下さい。スタイルシートのフォントファミリー設定を“メイリオ”優先にしましたので、きちんとインストールされていれば、どことなくMacOS X風のアンチエイリアス文字になっているはずです。
インストール後にメイリオフォントを実際見てみると、なかなか綺麗になったとはいえ、まだちょっとぎこちない部分があるような印象です。特に句読点の後がイヤにスカスカに見えるところとか、日本語と約物の揃い方とかが不自然です。ただ、決定的に困るのは、どういう訳か日本語部分のイタリック、つまり斜体文字が無いということ。斜体はネット上で「引用」などを表す際に、使われることが多いのですが、もし世間がVistaになってメイリオフォントが標準になったりすると、過去にイタリック指定した部分の文字は全て普通の表記にもどってしまいます。困る方もそれなりにいると思うのですが…。
写真は、メイリオフォントをインストールした後の本ブログです。こんな書体になります。もちょっと行間広げた方がいいかしら?