おっぱいバレー/水野宗徳
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かつての健康的成年男子からすると、たかが学校のマドンナ教師のおっぱいごときで、部活を必死で頑張るなんて状況が理解できない。これならせいぜいちょっと重い荷物を職員室まで…という程度だろう。とはいえ、現実としてマドンナ教師(笑)からこんな事を言われたら、かなり引くと思うけどね、いくら健全なスケベ男子だって。
これは、適当に若くなくなった女性が、自分のおっぱい露出を条件にしたら、若い男の子が何でも言うことを聞いてくれたという、ちょっとあり得ない妄想シチュエーション小説と解釈していいのか(実話を元に…だそうだがホントか?)。まあ小説だし、世の女性達(本書の読者ターゲットは女でしょう)は、こういった妄想で興奮してストレス発散するのもいいんじゃないでしょうか。
内容は、学校の教師が「部活のバレーで優勝したら私のおっぱい見せてあげる」と言ったおかげで、部活の男子生徒が先生のおっぱい見るために死にものぐるいでバレーに打ち込む…という話らしい。らしいと書いているのは、私は本書を読んでもいないし手にも取っていないから。
どうせ結末は「男子生徒は必死で頑張ってバレーでは優勝するけど、先生はおっぱい見せない」というオチなんだろうな。所詮、女性にとって都合のいい小説なんだろうから。
んで、読んでもいないのに、何故こんなに辛辣な悪口を書くのかというと、私がよく行く本屋の特選コーナーが、もうここ一ヶ月以上、この変な妄想小説の展示に占領されっぱなしだからなんだよね(笑)。更にご丁寧に、商品の横に液晶テレビをおいて、「おっぱいおっぱいおっぱい」と何度も連呼している。初めのうちは何とも思わなかったんだけど、こんなに長い間続いていると、いい加減不快になってきた。
それに、私はこの特選コーナーって、意外と楽しみにしていたんだ。何故なら、結構面白い商品が入れ替わり並んでいたから。その楽しみが、ここのところずっと、この辺な小説に占領されてしまって、私としては実に腹立たしい。
大体一ヶ月以上経っても、全然在庫が減ってないじゃないか。いい加減こんな本は版元に返品して、もっと違う商品を色々紹介してほしいぜ。
以上、私の妄想と逆恨みによる小説批判でした(笑)。