破風岳と土鍋山
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週末は久しぶりに登山。久しぶりなので、足慣らしがてら往復で4時間程度の軽めコースにした。
破風岳と土鍋山とは、長野県と群馬県の県境付近にある山。双方の山頂は、徒歩で30分強の距離しか離れていない上に、標高が両方とも1,999mという寸止めぶり。
さほど標高も高くない上に、ルートも比較的安全な山道がついているのだが、この地域の天候は急変しやすく、遭難事故がたびたび起こるという。実際、登山道の途中に「遭難多発地域」という看板がいくつも立っていた。
訪れる人も少なく、歩行時間がさほど長くない割にはひっそりとした山行が楽しめるが、天候の急変による遭難には十分注意すべき。
スタート時は濃霧。少しクルマで様子を見て、天候が回復基調になったので出発。もっとも、回復基調とはいえ、ここは風と雲の通り道。日差しが一瞬差しても、雲にはいるとすぐに湿気がやってくる。そんなこんなで、はじめのピークである破風岳に着いたときは、山頂はすっかり雲の中。
持参したおにぎりを食べて一休み後、次は土鍋山へ向かう。向かう途中山道が雨で結構荒れていた上、山頂付近では軽い雨も舞い落ちてくる。土鍋山での展望はゼロ。仕方なしに山を下り、もう一度破風岳まで戻ってみる。
そうしたら、破風岳に戻る途中で天候はすっかり回復。今まで見ることができなかった山の姿をようやく見ることができた。二つの山共、結構な絶壁の上に山頂があるのが見える。
もう一度破風岳のピークに戻ったときは、すっかり夏山らしき展望に変わっていた。写真はそのときに撮ったモノ。さわやかな風に満足して、山を下りた。
ちなみに、今回の山行で持参したカメラは、コンパクト機がCONTAX i4RとKONICA-MINOLTAのDimage G400。そして一眼レフはOLYMPUSのE-1に勝負レンズの14-54mmを装着。
コンパクト機はザックの中にしまっているから、別に何だっていいんだけど、一眼レフカメラは持って歩いたり肩から提げたりして歩くので、こういう場所では防塵防滴性能がないと、怖くてカメラを持ち出せない気がする…。実際、E-1は歩いている途中草に付着している水滴や、時折降る霧雨などでびしょびしょになってしまっていた。
最近はもっぱらE-410ばかり使っているけど、私にとっては、やはりE-1あってのE-410だなと思う。