MC JUPITER 9 85mm F2
flatearth.Blog* » 写真とカメラ » MC JUPITER 9 85mm F2
いやもう…誰か止めてくれよ、という感じなのだが、お盆休みの最中は相場が下がっていて狙い目なのか。
最近ではロシアでも製造が終了し、それに伴って相場もうなぎ登りという、ロシアンレンズの名玉、ジュピター9。戦前ゾナーのコピーとして有名ですね。というか、工場を占領してそのまま作り始めた訳だから、実質ゾナーと同じともいえる。本日、都内の中古カメラ屋で「ああ…昔のロシアレンズはこんな値段だったよね」という価格で売りに出ていたので、早速チェック。レンズ内にいくつかのゴミと、前玉にキズがある…という事だけど、どうもこれはキズじゃないんじゃないかなぁ…と確信した私は、気にせずゲットしてきました。仮にキズだとしても描写に影響が出る程ではない。
今日はそのまま出かけていたので、外で色々撮影してみてから家に帰ってクリーニング。やはりキズじゃありませんでした。良かった良かった。
ちょっと撮影してみた感じだと、さすがに解放だと色がにじむけど、F4程度まで絞るとかなりシャープに。それと、逆光というか横からの光に弱いね。ちょっと長めのフードを用意したいところ。もっとも前時代のレンズな訳だし、当然といえば当然か。
羽がたくさんあり、絞りが綺麗な円形になるのがこのレンズの特徴。人物ポートレートに良いという事だけど、私の場合人物ポートレートのモデルになってくれそうな知り合いがいる訳じゃないので、花撮り用レンズになるかなぁ。
フォーサーズだと170mm相当になるから、結構な望遠レンズになるんだけど、焦点距離の割にコンパクトな大きさなので、スナップにも結構使えそう。
ちょっと前までは5~6千円程度でゴロゴロしていたこのレンズ、今ではヤフオクでも一万円以下で落ちる事はマレで、美品だと二万円を超える事もある。正直そこまで…とは思うのだが、いざ手にしてしまうと、二万円未満なら出してもいいんじゃないかな…なんて考え直してしまう魅力を備えたレンズでもある。
ただし、当たり外れは大きいとのこと。私のは…他のと比較した訳じゃないけど、それなりに当たり…というか、外れではなさそう。一応店頭で実写して確認したし、外で撮影してもきちんと写ったしね。