ユーラシアの創世神話
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昔、谷川健一の「白鳥伝説」という本を読んだ事があって、確か白鳥への信仰が日本古代を作りだしそれが近代までの王朝に影響を及ぼして…みたいな話だったと思う。後年星野之宣がそれをアイディアにしたと思われる漫画を発表して、白鳥の伝説は広くユーラシア大陸全般に波及しているというストーリー…というか、宗像教授は確かそれらの研究をライフワークにしていたんじゃなかったっけ?
本書はそれらユーラシア大陸全般に見受けられる主に「水」にまつわる伝承を追っていったもの。水に関係するので「羽衣伝説」などの水鳥に関する伝承にも触れている。
考察というより、それら伝説に関するあらすじが多すぎてちょっと読むのに疲れるが、ざっとこれらについての共通事項を俯瞰するにはとても良い本だと思う。西の果てのケルトと東の果ての日本で、割と共通項が多い伝説が息づいているというのは、真偽は定かでないにせよ、なかなか歴史のロマンというものを感じさせられる。
コメント(2)
タイトルにひかれて...
そう、白鳥伝説私も買いました。随分と前の話ですが。でも買いましたって段階でお気づきですね。積んでるうちに、いずこかへ (^^;
どこいっちゃたんだろう。
さて偶然にも今読んでいるのは、白の民俗学の白つながり。白山信仰に関する話です。こちらは埋もれる前にページをめくりはじめたのですが、現在軽い駄洒落状態の内容に。道半ばにして飽き始めています。
もう一度白鳥伝説探そうかな。
投稿者: じみぃ | 2007年12月28日 03:00
こちらも面白そうですね。アマゾンの書評を見ると微妙な事も書いてありますが(笑)。
そういえば借りている「ツクヨミ」という本も、まだ途中までしか読んでいないんだ。早く読まないとなぁ。
投稿者: よっち | 2007年12月28日 21:02