航空機の武装:機関砲
flatearth.Blog* » ヲタ » 航空機の武装:機関砲
戦闘機がジェット時代になり、飛行機の主武装も機関砲からミサイルへと変貌した。特にジェット機の速度がマッハを超えた時代には、機関砲は不要とされ、戦闘機の武装から機関砲が撤去された時代もある。ただ、ベトナム戦争時の空戦で、ジェット時代でも機関砲は有効(というかミサイルが無くなっても丸腰にならないという意味で)だと見直され、現在の戦闘機では機関砲が復活して搭載されている。
ただ、実際のドッグファイトは犠牲も多く、近頃は早期警戒機等の運用により、高価な制空戦闘機をドッグファイトに投入することは避けられる傾向にある。そのため戦闘機にとっての搭載機関銃は、ますます「最後の保険」的な位置付けになってしまった。
現在戦闘機に搭載されている機関砲が廃止されることは、当分の間ないと思われるが、先に引退が決まった元祖ステルス戦闘機(実質攻撃機だったけど)であるF-117は、固定機関銃を搭載していなかった。ただ、最新鋭のF-22については、固定機関銃が装備されている。
ちなみに、機関砲の種類にもよるが、現在の戦闘機は「弾よりも速い」場合がある。実際過去に、前方に向け撃った機関砲の弾に、降下を始めた自分の機体が後から追いついてしまい、自機のエンジンを破壊してしまった…という漫画みたいな事故が起きたことがある。