インチキ国産ワイン
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J-castに出ているね。まぁ…今更という感じですけど。
「「国産ワイン」表示のカラクリ 70%が輸入原料で作られていた」:J-cast
日本の食品関係にまつわる法律が如何に「ザル」かという事を、このニュースは物語っていますね。ちなみにワインだけではありません。おおよそ「日本酒」とは思われない作り方をされているブレンド酒も、日本では「日本酒」と名乗っていい法律になっています。
酒だけではなく、食べ物なんかも同様。たとえばちょっと前に話題となった「うなぎ」なんて、日本で生まれて日本で養殖された「日本産」は、おそらく市場に存在しないのでは?
ただまあ、ワインに関しては比較的まともで、いわゆるワイン屋さんで売られている1,000円以上のワインに関しては、きちんと国産だと思われます。この70%という数字が一人歩きしている感もありますが、そもそもお店で売られている1,000円以上の国産ワインに限ると、国内のワイン消費量全体の1%にも満たないのでは?
最近日本でもワインが飲まれるようになってきたとはいえ、消費量の割合で見ると、まだまだ家庭用の消費は少なく、多くはいわゆる、居酒屋で出されるワイン、ホテルなどのパーティーで出されるデキャンタなどとなります。更にその中で、家庭用の国産ワインに限定すると、非常に数は少ないでしょう。そう考えると、むしろ「3割はまとも」だという考え方もできます。
この報道を見て「国産ワインは全て混ぜモノ」などとしたり顔で語ると、恥をかく事になると思われますので要注意です。もちろん、赤玉とかその手のワインは混ぜモノワインで間違いないでしょうけど。
それはともかく、以下の本は面白そうなので私も買ってみようかな。