脱線事故の看護でPTSD
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結構重要なニュースだと思う。この緊急時の長時間労働がPTSDの引き金なのか、それとも悲惨な現場を見てPTSDなのか。
「「脱線事故の看護でPTSD」元看護師が労災認定求め提訴」:読売オンライン
前者なら割と納得できる。いくら緊急とはいえ、人の体力には限界があるからね。
ただ、記事を読む限りでは、当日に緊急として14時間勤務を行っているみたいだが、そういった緊急体制での長時間勤務が長い間続いた…という訳でもなさそうだ。
後者だとすると…プロなんだから…と言い捨てたくはないが、悲惨な現場で緊急医療を行う人達に対し、どんどんPTSDでの労災認定を認めていけば、もう日本の緊急医療体制は崩壊してしまうのでは?
確かに、こういった現場での精神的ダメージには個人差があるので一概には言えないのだが、逆に何らかの訓練により、このような現場での精神的ダメージを軽減できるプログラムというものを考えた方がいいのかもしれない。
いずれにせよ本件が、勤務上受けるべき精神的ダメージへの予防策やケア策のシステム構築のきっかけではなく、積極的な労災認定という個人保障の方向で進んでいくならば、同様な訴えは以降大惨事が起きる度に繰り返されることになる訳で…いったい日本の医療はこの先どうなるのだろう、と心配になってしまう。