ULTRASONE PRO900
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スパイラルに堕ちてます(笑)。
ということで、ULTRASONE PRO900です。ヘッドフォンマニアにはお馴染み!つか、ヘッドホンマニア以外はこんなメーカー知らないよね。
ウルトラゾーンとは、ドイツの音響メーカー。その独特の音はマニアに評価が高く、良くいわれる傾向として「強烈なコンプレッションをかけた音」と言われます。そのコンプレッションを左右のドライバで解放する…何の事やらという感じですが、実際に音を聴いてみると何となくわかります。
音の傾向はハッキリいってドンシャリです。でも、このドンシャリぶりがたまりません。解像度も高く音は比較的堅め。ただ、ソニー系の堅さとは全く違って、とても気持ちがよいです。マニアの評価が高いのもわかります。逆に言うと万人向けの音ではないので、好き嫌いもハッキリするかな。
ただ、音像定位だけは独特でアドバンテージがあると思います。なんでもS-LOGICという技術らしいです。
付属のケーブルはストレートとカール2種類。ケーブル交換ができるのが嬉しいですね。プラグはステレオ標準。なんとノイトリック社製。また、オプションで80cmミニピンケーブルが市販されていますので、iPod等のポータブル機でも使いやすいです。インピーダンスが40 Ωで、能率も若干低めですが、iPodでも十分鳴らせます。
アウトドアでの使用では、遮音性は中程度、音漏れも中程度で多少漏れますが、なかなか使いやすいのではないでしょうか。ただ、ハウジング左右のアルミカバーはちょっと傷がつきやすい気がしますね。それと、外観がチープなので、ファッション性はやや劣るかも。
製品にはハードケースとデモCDが付属していますが、ハードケースは使ってないし、CDもまだ聴いてません。
ウルトラゾーンと言えば、定価24万円のedition9が話題ですが、聴いてみると、このPRO900も比較的音の傾向は似ていると感じます。もちろん性能はedition9の方がいいですが、流石に4倍もの価格差は納得できないかな。PRO900に+2~3万円なら迷わずedition9買いますが、その辺がまだ私もスパイラルが浅いのかなと(笑)、そんな気もします。
あ、ちなみに、本製品も定価では買わないよう、事前に価格調査はしっかりしましょう。輸入ヘッドフォンって、販売店によって価格差ありすぎです。