仁徳天皇陵
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まず、下調べもせずに行った自分が悪いのだが、堺の方に行くのなら仁徳天皇陵近くも通るだろう…実際「御陵前」って駅もあるし…ってな軽いノリで阪堺電車に乗って「御陵前」で降りたのだが、降りてみると、そこから仁徳天皇陵まで、歩いて2~3kmもあった。
同じように大阪観光のパンフレット持った観光客っぽいお姉ちゃんが、私と同じように駅を降りて仁徳天皇両方向に歩いて行ったけど、大丈夫だったのかな?私は駅前にあったブックオフに寄ったのでその先知らないけど(笑)。
当日は意外と暑くて…歩いていたらなんだか汗がダラダラと出てきました。元々2km歩く覚悟ならたいした距離でもないんだけど、なんだか不意打ちを食らわされたみたいで、思ったよりつかれました。
で、写真は仁徳天皇陵前です。実際現地に行ってみると、外堀とその森に遮られて、陵墓自体見える場所はこの正門しかありません。また、正門から見ても内堀は見えず、なんだか目の前に木が多い茂った丘がある…みたいな感じ。ただ、ここから見る陵墓は、手前の砂利はきちんと掃き清められていて、ゴミひとつ落ちていないせいか、なんだか神聖な気持ちになります。
宮内庁はこの墓の発掘調査を認めていません。というか、全国にある天皇陵の発掘調査は全く認められていません。認められないだけならともかく、適切な管理をせず、このように木が多い茂ってしまうと、おそらく中の墓室は崩壊してしまっているでしょう。木の根っこの為に…。
本来、このような陵墓をきちんと維持管理する為には、定期的に木を刈り取って、芝生のような状態にしておく必要があります。
ただ、それがいいのか悪いのか…についてはわかりません。考古学的にはもちろんよくない事ですが、日本人の気質として、このように墓が木で覆われ、木に包まれ大地に帰って行くというのは、なんだか納得できる事のような気がします。
この仁徳天皇陵、行く前は外堀を一周り歩いてみようと思っていたのですが、歩いて一周3kmちょっとあると聞いて辞めました(笑)。ただ、正門から南海電車の駅まで歩いて行ったので、半周くらいはしてます。アホみたいに大きい墓だなと思いました。
ちなみに堺市のこの辺り…他にも結構大きな古墳が市内に点在しているようですね。本当に普通の街の中にいきなりこんなモノがある…というのもなんだかシュールな気がしました。
皆さんも、チャンスがあったら、一度世界最大のお墓、見ておいた方がいいですよ。