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自転車のビンディングペダル

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090404-03.jpg 自転車趣味の人にとっては当たり前の知識なのだが、近頃のスポーツ自転車は、「ビンディング」によって、ペダルとシューズを固定するようになっているものが多い。感覚としては、スキー板のビンディングみたいなもので、クリートと呼ばれる金具を装着したシューズでペダルに足を乗せ、軽く踏み込むと「パチン」と音がして、ペダルとシューズが固定される。そしてペダルからシューズをリリースする際は、横にひねるようにすると「パチン」と音がしてリリースできる。

 そんな事して危険じゃないのか?と思われるかもしれないが、確かに慣れないと危険ではある。ただ、人にもよるが練習すればすぐに慣れるようだ。もっとも、初めての人が練習もせずにいきなり公道で走ったりするのは危険。例えば信号待ちなどで停車する際、「ひねる」という動作が反射的に行えないと、そのまま立ちゴケするし、その際車道側に転んだりすると車にひかれてしまう。まずは河川敷などで充分練習をしてから公道を走るようにしよう…といいつつ、私の初ビンディング体験は、ショップからそのまま公道走って家まで帰ってきちゃいましたが(笑)

 で、このビンディングペダルのメリットだが、慣れてしまうともうコレ無しではいられない程のメリットがある。まずはペダルとシューズが固定されている為、引き足が使える事。つまりペダルを踏むだけではなく、上に引っ張り上げる事が出来る。これは加速時や坂道などでは非常に有効。
 それと、もっとも有効なのは、通常走行時もペダルを踏むのではなく、回転させる走行が可能になる事。

 意外かもしれないが、自転車で速く長く走る為には、ペダルは踏むのではなく、規則正しく早めに回転させるのがよい。一般的に効率のいいペダリングは、一分間に90回転と言われているので、一秒に1.5回転となる。この回転スピードは、自転車に慣れていない人からすると、かなり速い回転と感じるだろう。
 そして、この速い回転を維持する為には、ペダルを踏むのではなく、足でペダルを回転させる感覚になる。その際、一定の力を常にペダルに与え続ける為、ペダルと足が固定されている方がやりやすい。足が固定されていないと左右のペダルを踏み込む時交互に力を入れる事になるので、効率も悪くなる。

 個人的な見解だが、自転車のスタート時に、ペダルを踏み込んで固定する時の「パチン」と音を聞くと、なんだか気合いが入る気がする。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8

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