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日本風俗図誌/ティチング:沼田次郎 訳

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090522-01.jpg 今日は1日することが何もないので、隣町のカフェに出かけて、以前ここで触れたっきり、未読だった日本風俗図誌を読むことにした。もう途中までの内容忘れちゃったので、初めから最後まで通して読みました。勿論それなりに時間もかかっているので、スタバのスタッフにイヤな目で見られています。どうでもいいけど。

 で、内容についでですが、これがどんな本かを知りたい方は、過去のエントリーをどうぞ。正直よくここまで日本の風習を調べたな、と思いました。ただ、その後半の内容の多くが、江戸時代においての結婚・葬式などの冠婚葬祭に当ててある部分が多く、確かに当時のオランダ人にとっては興味を惹く風習だったのはわかりますが、私たち日本人にとってはちょっと退屈かな。

 面白かったのは前半部分、戦国時代後期から、江戸の時代歴史概略。
 これは歴史というより、歴代の将軍時代に起きた、今でいう新聞の3面記事みたいな、庶民の事件を中心にまとめてあります。勿論、歴代の将軍についても軽く触れられているけど、あまり詳しくは触れられていませんね。面白いエピソードもあり、正直全く興味のわかないエピソードもあったりと、色々です。

 以前のエントリーでも書きましたが、本書は今、版元品切れなので、今は古本で探すしかないのですが、なんというか、しばらくは増刷されることないでしょうね。読んでみましたけど、報告書としては面白くても、読み物としては、目録みたいな章があったり、延々箇条書きみたいな部分もあったりで、あまり読みやすい書籍ではないと思います。

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日本風俗図誌(新異国叢書7)/ティチング・沼田次郎:訳

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