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高尾山と山ガール

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100905-01.jpg もう9月になるというのにクソ暑い毎日が続くが、そんな中、今流行の「山ガール」達と高尾山に行ってきたよ。

 高尾山といっても、ケーブルカーで登ってビアガーデンで…といったヌルい登山ではなく、高尾山口から高尾山を背にして草戸山を目指し、大垂水峠を経て、高尾山頂へ裏から進入するといったルート。水平距離はおよそ15km。所要時間は6時間オーバーという、なかなかハードなコース。更にここの所の猛暑もあり、割と大変な山行ではありました。

 今回の特徴は、低山ではありながらも、尾根伝いを歩くコースなので、上り下りが連続して続く事。そのため足腰への負担が案外大きい。
 一般的に山歩きは、登りで体力を消費して、下りでダメージを受ける(膝回りの痛みや筋肉痛、足の裏のへのダメージは主に下りで)ため、山頂を目指して登り、帰りは下って帰ってくる山行だと、中盤で足腰が痛くなり始める事はあまりない。しかし、登り返しが何度も続くコースだと、体力を消費しながら、都度足腰にダメージを負うことになるため、慣れていない人だと、距離の割に意外と辛かったりする。
 それに追加して昨日は猛暑であったため、水の消費量が思ったよりも多かった。自分は1.5Lの水を持っていたのだが、コース中間の大垂水峠でほぼ飲みきってしまった。そこで水の補給ができなかったら(できるとは知っていたのだが)割とヤバかったかもしれない。

 登山の状況としては、京王高尾山口駅を8:30頃スタートし、目の前の国道20号線を渡り、高尾山を背にした反対側の尾根へ一気に登る。その後中間の大垂水峠までは、尾根伝いのアップダウン。この辺りは人気もまばらで、気温の問題さえなければとても気持ちよい道。暑かったとはいえ、コースの大半は木陰の中を通るため、直接日差しにやられるような状況でもなかった。
 そして大垂水峠のラーメン屋さんで昼食。水を補給し、その後は高尾山に向けて裏から登ることになる。前半は割と気持ちいい山道だったのだが、高尾山頂に近づくにつれ、山道は階段状になり、最後には完全なコンクリートの階段になってしまった。正直全コース中この辺りが一番きつかった。
 高尾山頂に着いてしまえば、後は登山道というより観光客向けの散歩道といった趣で、山ガールみたいな人達や、マジでヒール履いてるひらひらの服着た女の人達がいたりする。最後はリフトに乗って京王高尾山口駅に戻ってきた。時間は16:00頃だったかな。

 終わってしまえばなかなか面白い登山ではあったが、大垂水峠までの前半は、自分が調子乗っていたせいもあり、割と辛かった。今回のコースは「山始めました」みたいな初心者にはちょっと厳しいかもしれないが、何回か山に行った事がある人でも結構楽しめる、都会に近い穴場的コースだなと思った。

OLYMPUS E-410 + Zuiko Digital 25mm F2.8


高尾・陣馬 2010年版(山と高原地図 27)

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