ハーマンミラー・アーロンチェア
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最近はうれしいことに、昼間のオフィスでは、勝ち組系チェアでお馴染みの「アーロンチェア」を使っています。人生負け組の自分がこんな椅子使っていていいのかと思うのですが、ま、支給されたモンは使わないともったいないし…ということで、昼間はアーロンチェア、夜はセラチェアを使っているという似非勝ち組の私が、生意気にもアーロンとセラの比較インプレなどをカマしてみたいと思います。
まず自宅のセラチェアについて簡単におさらい。もう買ってから4年以上になるのか…今でもヘタった感じは全くないです。ただ、当然というか、座面ファブリックはそれなりに汚れてはいるようで、この前布団叩きで座面を叩いてみたら、スゲーほこりが出ました。いままでも固く絞ったぞうきん等でそれなりのケアはしていますが、洗浄についてはそろそろ何か考えないといけませんね。
この椅子を買って「腰痛がなくなりました!」みたいな事は特にないし、別に腰痛持ちでもなかったのですが「休日にPCの前から離れなくなってきた」ってのが効果というか、いけないことなんでしょうかね(笑)。ま、それなりにしましたけど本当に買って良かった椅子です。
では、その上位モデルというかオリジンであるアーロンチェアはどうなのよ!と言えば、仕事で使うには良い椅子なんじゃないかと思います。確かに「ペリクル」と呼ばれる座面のメッシュは座り心地も良いし、適度に沈み込んで体をフィットしてくれるところ、そして体にあたる部分が蒸れない事は素晴らしいです。本気で何時間だって座ったまま仕事できちゃうわ!みたいな気分になれます。
ただ、その素晴らしさは、やはりワークチェアであるからなのかな、とも思います。というのもこのアーロン、ショールームなどでちょっと座ると、その独特の感覚に参ってしまう人が多いと思いますが、長時間座っている時、いや…座っているだけならいいのですが、くつろごうと思って変な体勢で座ることをあまり許してくれません。
私の場合、椅子に浅く腰掛けるという妙なクセがあるのですが、こういう使い方にはこのアーロン、当然ながら全く適していません。また、椅子に対してまっすぐに背を向けて作業するにはとても良いのですが、ちょっと体をひねって横のPCを…みたいな姿勢についても許容度は低いです。
正しく腰を座面奥に密着させて、机に対しての高さをきちんと調整して、ランバーサポートを云々…という、正義な使い方を強要される椅子となります。
もちろん、それはある意味とても正しい事。実際メーカーのハーマンからは「高機能ワークチェア」として売られていますので、その部分で評価を下げるつもりはありません。オフィス用途には非常に優れていて、やる気が出る椅子です。
ただ、そういった特性を改めて味わってみると、自室ではセラチェア買って良かったな、と思っています。あっちの椅子の方が、何かと色々ゆるくて、だらーんとPCで2ch見てたり、テレビ見てたり、椅子の上であぐらかいてたりする時にも、体をしっかりサポートされてるな感があまりありません。それでいて快適だと感じます。逆に自室でアーロンだと、常に正しい姿勢を強要される感覚がちょっと鬱陶しく感じる時があるかもしれません。
もちろん、これは私個人の感想だし、椅子などの直接体に触れる機器は、個人による感覚の差がとても大きいことも踏まえておいて下さい。
ただ、あまり下調べもせずに「いつかは自室でアーロン」と考えている人には「ハーマンには他にも色々な椅子があるよ」というのを覚えておくと、更によい買い物ができるかもしれません。