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スティーブ・ジョブズ伝記を読む

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20111028-01.jpg 巷では「たけーよ」とか「ぼったくりだ」とか大騒ぎのジョブス伝記。米国Amazonでは$17.88で売っていると聞き、私も日本語版高いなーと正直思っていたのですが、とある出版社勤務の友人から「もちつけ!米国での定価は$35.00だ」と言われ、調べてみたらその通りでした。
 そうだ…海外には再販制度ないから割引されてるんだよね。ちなみに、米国で書籍の価格は一般的に発売直後が一番割引率高いそうで…。いろいろ日本とは違います。

 とにかく、再販制度がある日本での上下巻3,800円はそんなにボッタではないというか、むしろ安いくらいかもしれませんね。敵は講談社じゃなくて再販制度そのものですよ奥さん。

 他、価格以外でも日本語版の表紙デザインにケチ付けてる人達もいて「どうせおまえら本屋でカバーしてもらってそのまま読むんだから関係ないじゃん」と思いました。信者ってのは色々めんどくせーもんだなと。

 で、私もとりあえず立ち読んでみたら、面白そうなので買ってみましたよ。今の私は「ベストセラーを否定しない!」人間になるというのが隠れ目標なので。
 ちなみに写真は猫がメインですが、本も隅っこの方にちゃんと写ってますよねよねよね(笑)

 私が思うに、内容としては、前評判ほど内容がギッチギチに濃いという訳でもないです。だけど、面白いですねー。前半の山場としては、ジョブスがMacintoshを発売する前までかなー。アルテアが発売されたあたりのエピソードは、丁度このブログの記事を読んだばかりだったので、とても興味深かったです。

 また、世に沢山出回っているジョブスの格言について、前後のエピソードを整理して理解できるのもいいですね。有名な「一生砂糖水を売るつもりかい」のセリフについても、そこまでに至るジョブスとスカリーの関係を理解していないと、かなりニュアンスが違った意味として受け止められがちな話でもあります。もっとも、格言なんてのはそんなものですが。

 上巻は、ジョブスの生い立ちとアップル創業までの山場を終えて、ジョブスが沈む所まで。なので、読後感はあまり良くないですが、下巻を通して読むと、きっと素晴らしい物語になるのではないかと期待しています。続きが楽しみです。

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スティーブ・ジョブズ I/ウォルター・アイザックソン(訳)井口耕二
スティーブ・ジョブズ II/ウォルター・アイザックソン(訳)井口耕二

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