Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5
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おそらく、最後の「Zuiko Digital」レンズ購入になると思う。まだ7-14mmが欲しくはあるけど、さすがにちょっと非常識な価格だしねぇ。
とりあえず、これでマイナーチェンジモデルと、後から追加されたよくわからん12-60mmとうレンズを除けば、Four Thirds HGレンズは全て制覇したことになる。
11-22mmとは、Four Thirdsが立ち上がった初期に発売されたレンズ。ただ、最初期ではなく、一番始めに発売されたレンズ群、14-54mm F2.8-3.5、50mm F2.0 Macro、50-200mm F2.8-3.5、300mm F2.8、EC-14から数ヶ月遅れでリリースされている。
企画的にはFour Thirdsスタート期に開発されていたレンズなのだろうが、11-22mmでたった2倍というズームレンズは、現在の高倍率ズームに慣れてしまった私達の目からすると、やや中途半端…よく言えばマニアックなレンズだなぁと。
そして、事実上標準レンズとして設定されていた14-54mmに比べて、広角側がたった3mmの差というのも、私が最後まで手を出していなかった理由でもある。
ただ、当然ながら広角側の1mmは結構差がある上に、Four Thirdsでは14-54mmに比べて換算6mmも焦点距離が広がる訳で、実際に撮影してみると想像以上の広角レンズだという印象。また、14-54mmよりも広角側の描写が当然綺麗で、さらに画面の隅々まで像が真っ直ぐ歪曲しないのも気持ちがいい。
ついでにいうと、14-54mmの広角側は、どうも換算28mmというのがフライング気味な気がしていて、アスペクト比の違いにもよると思うが、GR Digitalと比べてしまうとなんか画角が狭い印象だった。事実、スタンダードレンズの14-45mm F3.5-5.6の方が広角側がほんの僅かに広い。などと考えると、私のレンズラインナップもようやくモダンな広角レンズが加わったなぁ…と感慨無量(笑)である。
まだ、屋外での撮影は購入当日の写真しかないので、とりあえずズームの比較写真を上げてみる。
まずは広角側11mmから。135フィルム換算で22mmの焦点距離になる。少し斜めになっているのはご愛敬。ボディはE-3使用。隅までビシッと直線が決まっているのが気持ちいい。
次は望遠側の22mm、135フィルム換算で44mmになる。この距離は14-54mmと被るのだが、よりシャープな印象。
今となっては立派な“低倍率ズーム”な上に、またFour Thirds規格自体の未来が不透明になってきている状況で、私自身も最後まで手を出していなかったレンズでもあり、あまり積極的に入手のお勧めはできないのだが、いざ手にしてみると、やはり「もっと早く買えば良かった」と感じる、とてもいいレンズだった。
早く屋外に持ち出して、都市の風景などをスナップしてみたい。きっと楽しいだろう。
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED50-200mmF2.8-3.5SWD
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 300mm F2.8
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6
OLYMPUS デジタル一眼レフカメラ E-3
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