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やっとかめな名古屋2日目

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↑始まりは東山線
 さて、名古屋2日目です。外は傘が必要ない位の小雨。ホテルを朝の8:00時過ぎにチェックアウトしてから、地下鉄東山線栄駅へ歩きます。

 そうそう、昨晩乗ったタクシーで聞いたんだけど、昨日は栄近くにある愛知芸術文化センターで世界コスプレサミットやってたんだってね。どうりでタクシーの外見たら変な格好してる人が多いなと思った。運転手さんは「お客さんもコスプレーヤーかと思いましたよ、ははは…」だってw。レイヤー参加は無理だけどw、もうちょっとホテルに早く戻って見に行けば良かった。

 途中イングレながら栄駅に到着し、そこから地下鉄に乗って、終点の藤が丘駅へ到着。駅から出てみると周辺は少しオシャレな郊外商業地という感じでなかなかの雰囲気。
 駅前のビルにはスタバとかあって、思わずドヤリングしていこうかとも思いましたがそこは我慢w。今日は、前回に乗り逃した「リニモ」に乗るつもりなのです。

● チャームポイント:文化の香り発見器(あほ毛)

 リニモとは路線の愛称、本来の名前は愛知高速交通東部丘陵線といいます。

 この路線で採用されている方式は、リニアモーターカーの中でも「HSST方式」となり、もちろん日本では初の実用化路線です。ちなみにJR東日本が開発しているリニアモーターカーは「超電導リニア」と呼ばれ、同じリニアモーターカーでも種類が違います。詳しくはウィキベディア等色々調べてみてほしいのですが、わかりやすいキーワードでいえば、HSSTが常電導磁石方式による浮上で、超電導リニアは名前の通り、超電導磁石によって浮力を得ています。

 そして、リニアモーターの「リニア」とは、直線という意味。つまり、普通のモーターがスイッチを入れると軸に対して回転運動を行うのに対して、リニアモーターは起動そのものが真っ直ぐなモーターとなっています。なので、モーターを乗せた車両が走るというより、車両がモーターの上を走っていると考えた方が良いかもしれません。

 軌道そのものが動力源でもある訳で、軌道敷設コストは通常の鉄道に対して大幅に高くなりますが、車両については完全浮上式で回転部分が存在しないため(停車時のみ機械式ブレーキというか足が出る)、車両のメンテナンスコストは大幅に下がります。可動部分が無いという事は、保守交換などの整備や故障などのトラブルも起きにくいということで、予備車両の確保も少なくてすみます。消費電力についても、意外ですが通常の鉄道とあまり変わらないため、ランニングコストについては通常の鉄道よりも大幅に安くなります。
 とは言いつつ、日本国内で実際に営業用としてリニアモーターカーが敷設されているのは、まだこの愛知高速交通東部丘陵線しかない訳で、これはやはり「万博マネー」の成せるワザだったのでしょう。

● 趣味・特技:読書、毒舌でオタクをやっつけること

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↑リニモたん!
 機械的な解説はこの辺にしておいて、このリニモのもう一つの特徴はやはり「萌え」でしょうか。愛知ぽぷかる聖地化計画という イベントプランナに騙された 萌えを中心としたブランディングで沿線を盛り上げようというプロジェクトがあるようで、リニモについては、リニモたん(リニモちゃんじゃないよ、たんだよ☆)というキャラで擬人化されていて、駅構内の各地に立て看板が設置されています。

 ま、萌えで盛り上げるのはいいと思うのですが、住民が普段使う定期券予約サイトや、沿線の駐車場予約サイトまでリリカルに萌化されているのはさすがに沿線一般住民の方には少しキツいんじゃないかと 実にうらやましい 同情しちゃいます。更にどうでもいいけど、車両チャーター予約ページだけは萌えというか、敢えてちょっと外した感じになってるのが、わかってやってるとしたらなかなか小技効いてると思いました(笑)

● 好きな食べ物:リニもなか

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↑第3新東京市っぽい発進風景
 うんちくはさておき、早速藤が丘のリニモ乗り場へ!ホームは地下にあるため、階段を降りて切符を買います。プラットホームはホームドアで完全に分離されており、リニモの車両はガラス越しにしか見ることができません。ちょっと残念。

 暫く待っていると、折り返し八草駅ゆきの列車が入線。ラッピングリニモじゃなかったのが少し残念ですが、先頭車両一番前の席をゲットできました。このリニモは無人制御運転で運転手がいませんので、前窓の眺望独り占めなのです!

 しばらくすると列車は出発します。この加速感と乗り心地、確かに普通の鉄道とは全く違いますね。特に立ち上がりのトルク感と振動のなさは一般的な乗り物では味わえない感覚です。
 あと、この地下ホームからの発進風景がカッコよすぎます。リニアモーター軌道の複雑な造形も含め、なんだかエヴァンゲリオンのワンシーンにいるかのよう!たまりませんわ〜これ。ま、毎日乗っていたら何とも感じなくなるんでしょうけど(笑)

 地下区間を出ると、しばらくは郊外の新興住宅地風。そしてトヨタ博物館付近にさしかかると、辺りのの風景はすっかり山の中になります。軌道も通常の鉄道ではあり得ないくらいの急カーブや登り下りがあり、観光で乗っている私は面白いからいいのですが、真面目に鉄道作るならもう少し線形をよくして運転速度を上げる方向にした方がいいのに…なんて思ったりも。
 ま、この路線自体が万博にに合わせたHSSTのデモみたいなもんだし、こういうモンなのかもしれません。加速・減速力、そして登坂能力は通常の鉄道とは全くレベルが違うのはわかりました。特に登坂時のあのグイグイ押される感じは、リニアモーター駆動故の特徴かな。
 とまぁ…色々感動しながら、およそ15分程度でリニモは終点の八草駅へ到着しました。

● 住んでいる場所:長久手の森

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↑「あい☆かん」とはいいません
 八草駅からは愛知環状線へ乗り換えるぜべいべーー!!!と、私が愛知県で感情的になっても仕方ないのですが、ここからは愛知環状鉄道に乗って岡崎駅まで。

 こちらの路線は元々JR岡多線として運行されていた路線が第三セクター化したもので、沿線には多数の高校や天下のトヨタ自動車などがあり、のどかな通勤通学路線として運営されていたのですが、こちらも万博マネーでパワーアップ!一部複線化や高速化を果たしています。確かに乗車してみると、ローカル線とは思えない程の軌道設備や速度、そして線形の良さなど、なかなか侮れない快適な路線でした。
 岡崎駅まではおよそ30分程度?乗り心地もいいし、速度も速いし、車両もキレイで実に良い路線です。ただ、一般的な鉄ちゃんが喜びそうな、風光明媚的な味わいはないかもしれませんね。

● もっと見て。もっと触れて。

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↑菖蒲1805号デース!
 岡崎駅からはJR東海道本線で豊橋駅まで移動します。
 豊橋からは、今回のミッション最後となる豊橋鉄道渥美線へ乗車です。駅ではとてもカラフルな一日券を購入して列車に乗り込みます。ちなみに私が乗った編成は、写真にある菖蒲号ではなく、菜の花1807号でした。なんでも「田原市の花として、渥美半島に早春を告げる花。」だそうで、ヘッドマークや外見の色の他、車内のシートも菜の花の柄になっていて、とても華やか。

 さて、しばらく待っていると列車は豊橋駅を出発。東に進んだ後は大きく南へカーブして、なかなか男らしい形をした渥美半島を南下してゆきます。沿線の風景は…どんな感じでしょうね、ローカルという程ローカルでもないし、都会という程でもない、そんな地方の市街地をクネクネと進んでゆきます。列車はおよそ30分かけて終点の三河田原駅へ到着。こちらは2013年に駅舎が新築されたそうで、駅前広場も含めローカル線の駅とは思えない清潔感でした。

● もっと感じて。

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↑田原町セントファーレ
 このまま豊橋に引き返してもいいのですが、折角なのでちょっと三河田原付近を散策。駅から歩いて5分位の場所にセントファーレという商業施設があったので、そこに入っていたフードオアシスあつみというスーパーマーケットへ潜入!

 このスーパー、なかなかいいですね、コンパクトな売り場ながらも、普及品からこだわりの品までバランス良く配置されています。特に地醤油のコーナーなどが面白く、色々と買って帰りたかったのですが、ココはグッと我慢。あまりかさばらない特産品として、コーミーの焼きそばソースを小さいボトルと粉末タイプの2種類買ってきました。他にも山本製粉のポンポコラーメンとか、ポンポコやきそばとか買ってきたかったけどなぁ〜。この辺は手荷物をあまり増やせない電車旅最大の難点ですね。しかたないけど。

 さて…小雨も降ってきたし、河原田原駅へ戻りますか!

● そうして僕らは愛を知る。

 復路は先の写真でも紹介した「菖蒲」の編成に乗車。一緒に乗り合わせた子供達の集団が少しうるさい感じもありましたけど、ま、夏休み出し仕方がない。30分程で豊橋駅へ戻ります。

 豊橋駅構内では昼食にカツカレーを食べて、構内のサンジェルマンでプレミアムなクリームパンというのを買って、東海道本線普通列車の浜松行きに乗り込みました。この先は東海道本線を乗り継いで東京方面へ。お疲れさまでした。

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豊橋鉄道には名古屋圏の私鉄にしては珍しく萌えがない!
と思っていたら、腐のほうはちゃんとありました。

RICOH GR


チョロQ 東部丘陵線リニモ・100L 01

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