LINN KARIKが壊れました
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久しぶりにCDでも聴いてみようかと、棚にあるLINNのKARIKを取り出してメインシステムに接続。CDを入れようとOPENボタンを押したらトレイが出てきません。…こわれましたね(笑)。
もっとも、この手のトラブルって古いCDPでは割とオーソドックスなトラブル。つまりトレイを開閉させるゴムベルトが劣化して伸びちゃってるんです。ちなみに手持ちのサンスイCD-α607iは、久しぶりに聴こうかと引っ張り出す度にドライブベルトのゴム交換から始めてますからね。ま、可動部がある機械ってのはこういうもんでしょ。
気を取り直して早速バラすことにします。
KARIKのドライブメカはLINNオリジナルだそうで、整備性がとても良いです。ドライブ部は底面4本のワッシャー付きネジを外して、基板上にある4本のコネクタを外すだけで、写真のように完全に分離できます。
写真奥側がトレイを作動させるプーリーが取り付けられている基板です。この基板には左側のモーターからコネクタが伸びていますので忘れずに外します。そして、基板をキズ付けないように写真のように引っ張り出しますが、その際ドライブベルトの他にある細いワイヤを取り外さないようにして下さい。このワイヤがあるので基板を引っ張り出すのはここくらいまでにしておきます。ドライブベルトを交換するだけならこれ以上バラす必要はありません。
ベルトは適合するサイズが手元になかったので(修理屋でもなければそんな豊富にゴムベルトなんて持ってないよね)、隣町にある大きなホームセンターで買ってこようかと思ったのですが、そういえば以前カセットウォークマンのメンテナンス用に各サイズのゴムベルト一式を注文したこと思い出しまして、工具箱から似たようなサイズのゴムベルトを引っ張り出してきて交換しちゃいました。
こちらは元のドライブベルトより細いのですが、まぁ…大丈夫でしょう。切れたらまた直せばいいし。
つことでコネクタを仮接続して電源を投入したら、無事トレイが開閉できましたのでこれにて修理完了。あとは元通りに戻すだけですが、ひとつくみ上げ時のコツとして、ドライブメカを締めるねじはまず仮締めしてから前面パネルの位置とトレイがきちっと合うように調整しましょう。
この辺適当に本締めするとトレイが前面パネルに当たって開かなくなります。
早速メインシステムにつないで音出してますけど、久しぶりに聴くKARIKの音はやはりいいなー。
↑こんな感じで修理完了!