マイオーディオライフ2020
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二年前に「マイオーディオライフ2018」というエントリを建てました。
この本のシリーズは毎回出る度に入手しているのですが、今回その続編が出まして、早速入手。読んでいます。
以前も書きましたけど、とにかく人のオーディオ部屋というのは見ていて楽しい。特にこの本のシリーズに登場される方は、オーディオ一辺倒というより、オーディオを含めた生活みたいなモノがにじみ出てくるのが素晴らしい。これはクリニック的なユーザー訪問記からはなかなか得られない視点です。
かくいう私も、Facebook内ではいくつかオーディオコミュニティなどに参加して、たまに発言したりしています。そんなとき、ご自身のオーディオ部屋をアップされている方も沢山いて、以前ほど自分以外の人のオーディオ部屋を見ることは難しくなくなっています。それでも、このような雑誌の記事でじっくりと自分以外の人のオーディオルームを拝見するのはとても楽しいこと。なかなか人のオーディオ部屋って訪問できないですからね。
以前も似たような事を書いた気がしますが、日本のオーディオジャーナリズムはどうしても機器紹介、機器の性能比較などの記事に偏っていて、オーディオのある生活といった視点が欠けていたと思います。そのため、何となくですが日本のオーディオマニアの方は、よく雑誌で出てくる機材が山程積み上げられた評論家先生のような部屋を理想としていた節があります。それはそれで趣味なので構わないのですが、そうでない人も沢山いるのです。
例えば私の場合、他の機器はともかくとしても、スピーカーはまごうことなく「家具」の1つだと思うのですが、そういう扱いもあまり快く感じていないマニアも沢山いるようです。
前巻と同様、今回も様々なスタイルでオーディオを楽しんでいる方が沢山登場します。素敵な部屋だなーと感じる部屋もあれば、これは私にはちょっと…と思う部屋もあります。でも、それらを含め、皆さんオーディオを思い思いのスタイルで楽しんでいるというのは伝わってきて、読んでいて実に楽しいです。
今回は巻末に「音楽とオーディオをめぐる17の変奏曲」というやや長めの記事が載っていいますが、音楽やオーディオの話がメインではあっても、さまざまなジャンルにも話題が飛んでいて面白い。著者の山本さんとは面識があるので、たまにネットでメッセージのやり取りをするのですが、オーディオの話もあるし、カメラの話も自転車の話もあります。
この本もオーディオ関連の本ではありますが、それよりも、オーディオがある生活を体験して、それを学ぶことができます。そして、オーディオとは一生かけて楽しむ価値のある趣味であることが、きっと納得できるでしょう。
この号が売れれば、更に続刊もあるかもとのことなので、みんなで是非買いましょう!恥ずかしながら、私も出てるよ(笑)。