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プレステ用? 高品質電源ケーブル

リンブルー・メガネ

Tさんスペシャル(^^ ;


 サウンドクリエイトから発売されている、高品質プレステ2用(?)電源ケーブルです。商品名は「リンブルー・メガネ」となっています。一応価格は決まっていますが、半分オーダーメイドのような製品です。標準の長さは2mとなっていますが、私の場合は長すぎるので、1mの長さにしてもらい、代わりに松下製ホスピタルグレード3ピンのオスプラグを装着してもらいました。
 ちなみに、当然ながら松下プラグのアースピンには、なにも接続されていません。必要ない人は、プラグをバラせばアースピンを取り外すことが出来ます。私の場合は壁コンが3ピンなので、より安定性を確保するため、装着したままになっています。


プレステ接続部 

 まずは、お店の推奨(?)通り、PSに接続してみました。写真で見て分かるように、電源ケーブルがリンブルー・メガネ、音声出力がリンブラックケーブル、映像出力がオーディオテクニカ製ビデオケーブル(私が買った時代とパッケージが違ってますが…)という、豪華な構成。ケーブルの値段を合わせると、本体の値段より高くなっちゃってるね(^^ 。
 ちなみに、上の写真をみて「おや?」と思った方は、なかなか鋭い。私のPSは96年6月に発売されたSCPH-5000というモデル(コントローラのケーブルが2mに変更されたモデル、当時の価格は19,800円)なので、まだRCA出力端子が付いているのです。半年後に発売されたSCPH-5500からは、接続端子がAVマルチ出力のみに整理されています。
 余談ですが、現在発売されているPS-Oneは、電源がACアダプターになっているので、このリンブルー・メガネは使用不可能です。

 接続後、早速試聴(?)してみました。システム構成は、アンプがマジックとネイト2(両方で試しました)、スピーカーがマーリンEXL−1。映像は、モニターがソニーテレビデオ(^^; という事なんで、映像面での評価は出来ませんので、あしからず。

プレステとマジック

 初めにビックリしたのは、プレステのオープニング画面のサウンドが全然違うということ、標準電源ケーブルに比べ、かなり臨場感溢れるサウンドになっていました。
 次は、ドラゴンクエストVIIのオープニング画面。ドラクエの音楽は、全て内蔵音源で演奏されていますが、やはり音が全然違います。
 次は、歌が入っているソフトということで、PS版トゥーハート(^^;; でチェック。オープニング曲を試聴してみたのですが、はっきり言って従来のケーブルとは全然違う音質になりました。

 この電源ケーブルの音質評価、具体的にいうと、上下のダイナミックレンジがグンと広がるといった印象です。AMステレオがFMステレオに変化した…、といったら言い過ぎですが、そんな傾向に音質が変化しました。ゲームの音質向上を狙う人には、はっきり言ってお勧めです。


パイオニア UK-1。なかなかの音質です

 次に試したモノは、パイオニアUK-1というプリメインアンプです。このアンプの音質について若干解説すると、音はいわゆる高音・低音が落ちたかまぼこ型。無理なチューニングをせず、普通にパーツを組み合わせて普通の音を出すという感じで、個人的にはなかなか好きなアンプです。値段は定価29,800円。実売価格は14,800円(!)でした。ちなみに現在は製造されていません。電源ケーブルは、プレステと同じメガネ端子を採用しています。

 プレステで結構な変化に驚いたのですが、このアンプでも予想以上の変化に驚きました。同じようにダイナミックレンジが上下に広がって、なおかつ音の密度が濃くなったという感じです。この手の高品質ケーブルは、使用すると必ずいい面と悪い面を併せ持つ性質があるのですが、今回音質はいい方向にしか変化しませんでした。これは、元の機器が格安コンポだということで、設計上変なチューニングを受けていない為なのでしょう。使用後、特定の音域が強調されたり、引っ込んだりといったことは全然ありませんでした。


図鑑の上にラジカセを置く リンブルー・メガネを接続すると、こんな感じ

 このリンブルー・メガネの実力に驚いた私は、悪のりしてラジカセにも接続して試聴してみました。尚、ラジカセ本体は床に直おきせず、一枚目の写真の通り、厚めの図鑑二冊を台にしての試聴でした。
 二枚目の写真は、ラジカセ電源接続部の写真。赤い熱収縮チューブ上に貼ってある白いものは、アースラインの印。ちなみにこのケーブルを買おうとしている人は、購入時、メガネ側のアースラインがどちらなのか聞いてく事をお勧めします。私の場合は聞くのを忘れたので、後でテスターを使ってアース側がどちらかを調べなければなりませんでした。

 この辺までくると、なんだか自分の評価だけでは怪しいので、一緒に聴いた友人の評価も載せておきます。

 まず、私の評価としては、やはりダイナミックレンジが広がったということ。普通この手のラジカセは、音の上下を強調するラウドネス回路(DPSやらGRVやら、そんな名前)のスイッチをオンにしないと、かなり上下が詰まって聴き難いのですが、このリンブルー・メガネを装着すると、そういった点がかなり改善されました(とはいってもラジカセなんでそれなりですが…)。
 一緒にいた友人も私と同様の印象を受けたようで、また更に、元の状態よりステレオ感が改善されたとも言っていました。

 ま、ラジカセ用にこのケーブルを買う人はいないと思いますが、とりあえずなかなかお勧めのアップグレードなのかもしれません。


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