色々あって車検から帰ってきたMGF。以前から試してみたいパーツがあったんですよね。それがこの「Silky-Unit」。
詳細は私も分かりませんけど、このユニットの間、バッテリのプラス端子とマイナス端子を繋ぐことにより、GNDが安定し静電気を取り除き、エンジンのレスポンスが良くなり燃費も向上し、カーステレオの音質も強化!更にサスペンションの動作も改善されるとのこと。
いつもの私なら「ホントかよ!」と突っ込みのひとつも入れるところですが、確かにこのAudio Labのチューニングアクセサリは、オーディオの方でも使わせてもらっています。そちらの詳細はまた別に書きますが、確実に効果はあるので、クルマでも何かしらの効果はあるはず!と思って注文しました。
このシルキーユニットには、2つのタイプといくつかのグレードがあり、ひとつは私の購入した「バッテリのプラスとマイナスを接続する」タイプ。もう一つはシガーソケットに差し込むタイプがあるようですね。
シガーソケットの方がお手軽ではあるのですが、私の場合、シガーソケットは車内でUSB電源取るのに使ってますし、こういうのを車内にぶら下げるのはちょっとねぇ…。効果はあるのかもしれませんが、ハッキリって見た目がダサい(笑)。ただ、クルマを何台も乗り換えてる人はシガーソケットタイプの方がいいのかな?あとカーシュアでクルマ使ってる人とか…。
私の場合はそういう用途でもないので、バッテリ接続タイプを選ぶことにしました。
グレードについては、初めてなので、まあまあスタンダードでいいだろう…と。お値段も1万円しませんし、仮に効果がなくても笑って過ごせるレベル。色々あってしばらくクルマが手元になかったので、モノの到着から取付けは2週間後くらいになりました。
バッテリ端子のねじ外してリング金具を通して一緒にボルト締め込むだけで簡単かと思ったら、輸入車の場合バッテリーのターミナルネジが国産車より太いんだよね。一応接続端子は8φらしいのですが、入らなかったのでネジは10mmだったのか?
仕方がないので適合端子を買ってきて、配線ぶった切って端子つなげ直すかと思ったのですが、面倒くさいしヤスリで削っちまおうか!ということで、バローベのヤスリでごしごしと。バローベにかかれば端子部分、銅のスズメッキなんてさくさく削れます。
取り付け穴を少し広げでブスッと差し込み。
ちなみに取り付け時は極性に注意。一応ケーブルにはヒューズが装備されていますが、極性間違えて通電すると壊れるみたい。
装着後、あまりクルマに乗れなかったのですが、今週末に久々(でもないか)のロングドライブへ。シルキー装着後初のロングドライブだったのですが、想像以上に変わりますねこれ。以下箇条書きにしてみると…
1:エンジンがなめらかになり、トルクが増す
2:燃費も若干向上
3:カーオーディオも変わった
4:信じられないがサスペンションの動きも少し変わる
まず驚いたのは「1」ですかね。
そもそもがこういう能書きなので、効果出てくれないと困る訳ではありますが、いわゆる「何となく効いている」というレベルでなく、確実にエンジンの動きが変わります。
顕著なのがエンジンのシャダーがすごく減ったこと。シャダーというのは、低速ギア時で級にアクセル抜いたときとか、いわゆる「ギア」が合っていない状態で減速してエンジンががくんがくんと震えること、教習所言葉だとノッキングなんて言われてますが(本来のエンジンノッキングはまるで意味が違います)、とにかくエンジンが揺れなくなる。
例えばスポーツ走行中にも、強めにシフトダウンした後アクセルを抜くと、エンジン本体がグラグラッと振動したりするものですが、そういう動きがほとんどなくなります。エンジンがなめらかになる分、エンジンブレーキの効きもやや悪くなるそうですが(パッケージに書いてあります)、気になるレベルではないかな。
それと、低速が粘るようになります。以前ならシフトダウンしないと登れなかったような微妙な勾配の坂も、横着して5速のままちょっとアクセルを踏めばするすると登っていくようになります。
そして「2」について。
一日中ほぼアレな感じでエンジンぶん回して走り、この暑さの中エアコン復活したMGFが嬉しくて、ほとんどエアコン全開で走っていましたが、帰路に入る途中で満タン方による燃費計算をして約14km/L。これはかつての新車時と同じ…とは言いませんが、何だかんだで最近はリッター10kmチョイくらいしか走らないなぁ…と思っていたので、結構改善されてます。これは「1」の効果でアクセルの踏み方が変わったせいもあるんでしょうね。
特にこのデータはエアコン使用しながらなのでね。私のFはここ数年エアコンなんて使ってなかったので、それでこれだけ走れば充分改善効果があります。
「3」については確かに音が変わる。
もっとも、ちゃんとね、カーオーディオにそれなりの投資をしている人なら、その音質向上の効果を体感できるかもしれませんが、私の場合は残念ながら「あれ?音が少し高域側にシフトしたかな?ってレベル。そもそもドアにあるウーハーのエッジがおそらく割れているような状態なので、ちゃんとした評価ができないのですが、このボロボロな状態のカーオーディオでも変化の具合が実感できるので、きちんとカーオーディオに対して手を入れている人なら、音質向上効果というのもウソではないと思います。
「4」についても変わる。
もっとも、こちらは気のせいレベルかなぁ。
サスペンションの動きの角が取れたような感じだけど、エンジンの変わり方に印象引っぱられてるのかもしれません。
シルキーの効果については、いわゆるボディにアルミテープとか、SEVとかその手の“なんとなく効果”なアイテムとは一線を架す、ちゃんと工学的な作用がある製品です。なんでもこの作用については特許も取得しているらしいし、本も出している模様。まぁ、特許取得してるからってインチキではないって話ではないのですが、そこは個人で判断して頂くしかない。もっともボディにアルミテープはこのシルキーと同じ効果狙ってるようですね。
ここのGND強化グッズは私もオーディオで効果を確認しているので、当然自動車にも効果はあるんだろうと考えていました。
なんでも、グレードが高いシルキーでは、もっと改善効果が期待できるらしいのですが、具体的にどのように効果が増すのかは不明。さすがに上級グレードは高い分、さらなる効果はあるんでしょうが、いきなり買おうと踏ん切れない値段のモノもあります。
ただ、このスタンダードグレードでも充分「変わった!」と実感できるチューニングパーツなので、皆様にもお勧めいたしますよ。この手のチューニンググッズとしては、そんなに高い製品でもないし、デメリットもなさそうなので、クルマ壊すような事もなさそう。
ケーブルは上級グレードだと銀単線らしいですが、こちらのグレードは一般的な銅線。それなりに固さはあるので適当に曲げてバッテリの横に押し込みました。固定とかしてないけど、シルキー本体も軽いし問題はないでしょう。
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