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今年は勤め先の会社がブッ潰れて無職になったというのが個人的には大きな出来事だったけど、他にも精神的にへこむことが多くて、振り返ってみるとあまりいい年ではなかったと思う。確か去年の年末も同じようなことを言ってた記憶があるけどね。
来年は果たしてどんな年になるのだろうか?。そんなことを考えていると、少し憂鬱になってくる年の瀬です。
ま、私自身のことはともかく、皆様にとって2002年とはどんな年だったでしょうか?。それでは、良いお年をお過ごし下さい…。
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今月の28・29・30日に有明のビックサイトで開催されていた、既に国際イベントと化しているコミックマーケットを記念して東京都が発売したバス共通カード。この絵柄を巡っては、一部メディアや女性団体も騒いでいたらしい。この度ひょんな事から、私も手に入れる事ができた。
しかし…、仮にも自治体がこんなモノを発売するとは、時代もサバけてきたもんだねぇ。パンチラこそしていないけど、確かにその筋の団体を刺激しそうな絵柄ではある。
コミケは今日が最終日だったけど、皆さん、きちんと出動して、ガッポリと色々仕入れてきましたか?(笑)。
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実は今回PowerStation Two(以降“PS2”)を手に入れる前から密かに考えていた荒技。PowerCDの電源アダプタは、大きくて重いしアース端子も付いていないし、更にアダプタから伸びるケーブルはとても貧弱…。かといって、アルカリ単三電池8本のDC駆動で音質を向上させたとしても、一時間程度しか持たないのでは全く実用にならない。それでは、何らかの外部強化電源を奢ってやれば、かなりの音質向上を狙えるのではないか?。そんな事で今回は、このPS2を使ってPowerCDの駆動にチャレンジしてみる。
まずは、PowerCDに付属している電源アダプタのおさらいから始める。表面に貼ってあるシールを見ると、この電源アダプタはきちんとAC100V専用仕様として製造されているみたいだ。これはちょっと珍しい。そして出力はDC10V/1.2Aと表記されている。
ただし、今回確認のために電圧を手持ちのテスタで測定してみると、プラグにはDC15.5V程度の電圧がかかっていた。本当に大丈夫なんだろうか?。ここでPowerCDのマニュアルを確認。仕様によると、DC入力は7V〜11V/1.2Aとなっている。この純正電源アダプタでは、出力電圧が高すぎる感じもするのだが…。
機器接続側のプラグは、中央が+で周りが−という極性で、これは現在における電源アダプタの国際規格。製造元はメイドイン・シナ。
PS2のアウトプットは、アナログと呼ばれるDC±18Vと、デジタルと呼ばれるDC±8Vの二種類がある。今回はデジタル側のDC+8VとそのGND端子を使ってケーブルを作成することにした。尚、ピンアサインに関しては、DIN側は昨日の記事を参照。アダプタIN側に関しては、特に説明を必要とする程複雑ではないので省略。真ん中が+なので、ケーブルを自作する人は極性を間違えないように注意。
上が完成写真。特に制作上注意する点はないのだが、強いて上げればDIN側のピンアサインに注意することと、アダプタINの端子はとても小さいので、半田付けの際にショートさせないよう注意する事。それとプラグそのものも貧弱なので、厚手の接着剤付き熱収縮チューブを使ってケーブルとプラグを堅く締め付ける事。
そして、簡単なチェックの後、いよいよPS2にPowerCDを接続する。すると、電源はきちんと入ったのだが、CDをロードしようとすると、電圧不足で電源が落ちてしまった。
どうも、付属のマニュアルは当てにならないらしい。DC8VではCDを回転させるためのスピンドルが全く駆動せず、CDを挿入するとそちらに電源を食われるせいなのか、機器自体の電源も落ちてしまう。一般的にこれらのオーディオ機器は、むしろ高電圧駆動よりも低電圧駆動の方が(無論、程度の問題はあるが…)内部のパーツに負担がかかる。でもDCだから関係ないかな…?。とりあえずスイッチを落とし、PowerCDからケーブルを抜き取った。
という事で次の手を考える。まず付属のACアダプタを計測した際、DC出力が15.5Vもあったことを思い出す。15.5Vできちんと動作している(?)事を前提に考えると、電圧をDC18Vに上げても約17%の電圧上昇にしか過ぎない。この程度なら問題ないだろうと判断し、DIN側のピンアサインをアナログDC+18Vと、アナログGNDに変更する。
ケーブル完成後、ちょっと緊張しながら再びPS2とPowerCDを接続。今度はうまくいった。
上がその状態の写真。PowerCD手前側でとぐろを巻いているのが、今回作成したPS2→PowerCD間のDCパワーケーブル。使った線材は、昨日と同じカナレのマイク用二芯+シールドケーブルで、中の芯線二本をDC+18VとGNDとして使用し、外側のシールド部分はPS2側のみでDIN外周金属に導通させている。プラグの外周はPS2の内部でアナログGNDに導通しているので、一応のシールド効果はあるはず。ま、この辺は“トライ&エラー”という事で、どういった構造がベストなのかは私も全然判らない。
そして実際の使用風景。PS2の置き場所が定まっていないので、とりあえず床に直置き状態になっている。この辺は収入の当てさえ付けば、早めに改善したいところ。
肝心の音なのだが、変化の傾向としては、不思議と昨日のDITBとほぼ同じ方向だと感じた。具体的には、音の数が増えた感じなのだが、いまいち荒っぽくて整理が付いていない印象。この辺は、もっと長時間通電させておけば改善してくれる予感があるので、一応ヨシとする。
それよりも1つ気になる点は、やはりPowerCDを定格以上の高電圧で駆動していることだろう。とりあえず問題はなさそうだが、長期的な観点で見ると、内部パーツの寿命を縮めている可能性もある。同様の改造を考えている人は、この点を充分認識しておいて欲しい。
今回の記事通り作業を進めたとして、その結果あなたの大事なオーディオ機器を壊すことになったとしても、私は一切責任を取ることができない。
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もう二ヶ月くらい経つのではないか?。ebayで落札した、今は無きオーディオアルケミ社の強化電源“PowerStation Two(以降“PS2”)”が、今日の昼間無事自宅に届いた。
落札価格は104米ドル。セラーがカナダ在住だったので、カナダドルへの変換(カナダ宛に米ドル送金は不可能)や、送料などを含めて、大体16,000円前後だったと思う。日本への発送はカナダ国際郵便小包だった。
まず、AudioAlchemy社について軽くおさらい。1990年にマーク・シフター、メル・シリング、ダグラス・ゴールデンバーグの三人が、アメリカのカリフォルニア州ウエストレイクに、オーディオアルケミ社を設立したのが始まり。翌年1991年、DDE(Digital Decoding Engine)と呼ばれるD/Aコンバータを発売し、更に翌年1992年にはDTI(Digital Transmisson Interface)と呼ばれるジッター低減装置を発売。これが話題となり同社は急成長する。翌年1993年にはCDトランスポートを発売し、更に翌年の1994年、私も所有しているDITB(DAC-in-the-box)を 発売。といったように、コンパクトで高性能なデジタル関連の機器を中心に続々と新製品を発表していった。
しかし1998年、突如同社は乗っ取り屋にやられて解散。現在ではアフターサービスを引き継いでいる会社も存在しない。
ちなみに、設立メンバーの一人は、新たにパーペチュアルテクノロジー社という会社を設立。現在ではP3AというコンパクトなD/Aコンバータが、マニアの間で評判になっている。この会社の社長はいまだにオーディオアルケミに愛着を持っているらしく、噂によると、この会社の社長に直接連絡を付けると、旧アルケミ社の機器はこっそりとメンテしてくれるという話らしい…。
事前にセラーから聞いていたのだが、とりあえず困ったことは、私の持っているオーディオアルケミ社のDITBに接続するケーブルが無いという事。この件については、なかおさんへ送って軽くチェックしてもらう手筈だったのだが、サンクリは丁度今日28日から新年4日までお休み…。
まあ、折角届いたブツを正月明けまで眠らせておくのもなんなので、とりあえず簡単に手に入る材料を使って、DITBへの接続ケーブルを自作してみることにする。
まず外観のチェック。全体は濃いブルーで、ややザラついた感じに塗装されている。フロントパネルには会社名と機種名があるだけで、パイロットランプは無い。リアパネルには3ピンの電源インレット。DIN6PINのDC Output端子が3つというシンプルな構成。ちなみに私が手にしたモデルは、何やら過去に蓋を開けられている形跡があり、リアパネルを留めているネジのサイズが左右で明らかに違う。仕方ないので、両方とも手持ちで適合するネジに付け替えておいた。
中の基盤を取り出してみる。基盤は、フロントパネルを外してから、上部左右の蓋を前にずらすようにして取り去り、底にあるトランスを固定してあるネジを外し、リアパネルに電源インレットを固定してあるネジ二本を外すと、底板から抜くことができる。
まずは基盤の上面から。基盤上にはデジタルとアナログと記されているトランスが二つ見える。青い基盤が格好いい。手前側8つのキャパシタの間には放熱版があるのだが、筐体は密封されているし、きちんと放熱効果はあるのだろうか?。
次は基盤の背面写真。ほぼ直線と直角でパターンが描かれている。右上にある銀色の部分は、基盤のGNDがシャーシに接する部分。私がみた所、この部分はどうも構造上接触不良を起こしやすい気がする。というのも、私のPS2は、始めシャーシと電源インレットGND間の導通が無かったからだ。
基盤をよく見ると、シャーシはきちんと接地する構造になっているみたいなので、注意して組み立てたら、きちんとシャーシ・インレット間の導通は復活していた。もし手元にPS2をお持ちの人は、オーディオ的には重要な事なので、この部分がきちんと導通しているか、一度テスターでチェックした方がいいかもしれない。
DITBとPS2間のケーブルは、DIN6PINプラグとステレオミニプラグで接続される。まず最初の難関は、手元にマニュアルも何もないので、ピンアサインが全く判らないという事。幸い、以前ネットを探し回っている時に、このPS2の回路図を発見。この時初めてこの製品がトランスを二機内蔵している事と、二系統の電源(DC±18V/DC±8V)を供給することを知った。
更に、掲示板でなかおさんが「DITBは、DC±12V以上の電源とGNDの三系統のラインで動作している」と教えてくれたので、DC+18VとDC-18V、更にGNDラインさえ知ることができたら、後はケーブルの両端にDIN6PINとステレオミニピンを接続すればDITBは動作させられる。ただ、ネットで入手した回路図は、略図で書いてあるので、肝心のピンアサインは実物と違っていてよく判らない。という事で、早速テスターを使ってピンアサインを調べることにした。
という事で、私が調べた結果が上の図。始めに注意しておくが、これはあくまでも私が個人の責任で調べた結果であり、この図を元にあなたが何かしでかしても、私はいっさい責任を持てない。この点は了承しておいて欲しい。尚、“デジタル・アナログ”という表記は、基盤にそう書いてあったから表記しているだけで、電圧以外の信号の種類は変わらないみたいだ。
そして、DITBを動作させるには、ここからアナログ+18Vとアナログ−18V、アナログGNDを拾い出す必要がある。
次の図は、DITB側に差し込むステレオミニピンプラグのアサイン。ちなみに( )内はDITBに付属しているPowerStation One(以降“PS1”)の電圧を測った数値。PS2でDITBを駆動すると、動作電圧が2V上昇していることになる。
そして、上の写真が実際に作成したケーブル。使用した線材は、Canare Cable L-2T2Sという、二芯+シールド構造のマイク用ケーブル。プラグ部分はラジオ会館内で普通に手に入るDIN6PINプラグとステレオミニピンを使用。尚、オリジナルのアルケミ用DCケーブルは、シールド構造にはなっていないのだが、個人的な好みでGNDラインをシールドにしてある。DIN側プラグのシールド部分は、アナログ側のGNDのみがPS2内部で導通しているようだ。ただし、プラグそのものはシールドされず、6本あるピンのいずれかのみに導体を接続する構造らしいので、今回はそれに従った。この辺のシールドに関する考え方は、ネイムオーディオのDINプラグと同じみたいだ。
次の写真は、このケーブルを実際に繋げてみたところ。大体こんな感じになる。
実際に音出ししてみる。まだ通電したばかりだし、今日届いたPS2は、長い間使われていなかったような形跡なので、評価はあくまでも現状での話になる。残念ながら、今の所PS1と比べて音質が向上したという感覚はあまりなく、音楽もやや荒っぽい気がする。ただ、不思議なのは音の数が明らかに増えているように聴こえる事で、今までPS1で再生していたときには聴く事ができなかった楽器の音が出てくる感じだ。
この辺は、数週間の間通電してから再度評価するべきだろう。通電直後にしては今のところいい感じだと思う。ただし、ネイムオーディオに強化電源を追加した時のような、劇的な音質向上というモノでは無いのかもしれない。アルケミ用の強化電源は、地味にじわじわと音に効いてくるというタイプなのかな?。
最後はおまけの写真。基盤上、トランスの前面に付いている、動作電圧変更用のジャンパ?。AC120V仕様ではこのジャンパーが写真横方向に付けるよう、基盤に指示されているが、AC240Vの環境で使用するときは、このジャンパを写真縦方向に付け替えればいいみたいだ。逆にいうと、ヨーロッパ仕様のアルケミ製品を買っても、半田小手で簡単にAC120V仕様に変更できるという事なのだろうか?。この件に関して、私は一切何も責任は負えませんので、やってみる方は、自己責任でチャレンジしてみてください。
ちなみに本製品はAC120V仕様だが、日本のAC100V環境できちんと使う事ができる。ただし、噂によると、この製品の元になっている、Monolithic Sound社製強化電源は、供給電圧がAC95V以下になると動作が不安定になるらしい。おそらく本機も同じような傾向を示す可能性があると考えられるので、電源環境が悪いところでの使用や、沢山のタコ足配線で電圧降下を起こしているような場所で使用する際は、充分注意した方がいいと思う。
とりあえずこれでしばらく使ってみて、その後きちんとしたラチェットDINプラグと、上質な線材でケーブルを作ってもらうために、サンクリへ一度持ち込んでみるつもり。
今、BS2で放映しているので、何となく見ている。
このアニメを初めて見たとき感心したのは、鉄甲弾が命中するときに、きちんと「コン!」という効果音がしていたことだったな。
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「ほしのこえ」に続く、新海 誠氏の新作アニメーション。発表が楽しみだ。
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司馬遼太郎の本は、自分からは積極的に手を出していないのだが、友人が持ってきてくれた本が大量にあるので、たまに触れる程度に読んでいる。先日も友人がこの「街道をゆく:オホーツク街道」編を新たに持ってきてくれたということで、早速読んでみた。
「街道をゆく」シリーズは、司馬遼太郎の代表的紀行文であるのだが、私は数年前NHKがシリーズで放映していた特集番組があまり好きなれず、そのせいもあって、過去にちょっと触れる程度に読んでみただけで、その後はなんとなく読書サイクルから外れてしまっていた。
しかし、このシリーズを改めて読んでみると、彼のこの紀行文は、後の時代の人間が、この“現代”という時代を知るのに、一級の資料になるのではないかと思った。何故なら、訪問した先の街について、著者がその歴史的知識の中で文章を書いているのではなく、常に現代という時代に照らし合わせて文章を組み立てていっているような気がしたから。
個人的には、この“オホーツク街道”に登場する街や風景は、かつて20代中盤頃の私が、北海道で一月程度暮らしていた記憶と一致していた。特に著者は、稚内を訪れたときに、常に海の先にある“樺太”を意識していたようだ。この意識というのは、文中にある「このまま走れば――海に道路があれば――後1時間で樺太に着くはずである」という一文に集約されていると思う。そう、稚内は決して最果ての様相を呈した街ではない。むしろ、旭川から国道40号線を北上してくると、殺伐とした原野の果てにある別天地のような気がしてくる。現在は国際情勢の関係で稚内は北に向かって開かれた街とは言えないが、それでも住んでいる人達にとっては、無意識のうちにそういった北を見つめる視線があるのだと思う。これは、後年訪れた青森県の下北半島が、まさしく日本列島最果ての地といった印象を受けたのとは大分違っている。
この辺りの文章を読んで、ああ、司馬遼太郎はこの街の風景というか印象というか、そういった描写がとても上手い人なんだなぁ…と感じた。
この本は、文章構成が短めで改行も多目なので、大変読みやすい体裁。やはりベストセラー作家というのは、読んでいて小気味よい文章を書くものだと、しみじみ思った。皆さんもお暇なときに、自分にとってゆかりのある地の巻から読んでいってみては如何?。
ある意味、当然だと思いますが、ようやくこの当然が実現したという感じですな。
数十年前の世の中ならいざ知らず、今時の日本で、生きるための金に困って体を売るような未成年少女はほぼいないはず。
体を売るだけで気軽に利益を得ることができて、それでいて罪に問われないのなら、倫理観の欠如したガキなら当然やるでしょう。週に何度かSEXの相手するだけで、一般的なサラリーマンよりも高額な収入を得ることができるんだから…。
ま、売春という行為そのものについての私の見解は「好きでやってる分には勝手にすれば?」というものなんですが…。
shockwave.comで、新作が始まってるよ。バカっつら〜。
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NTTデータが始めた、SETI@homeの猿真似プロジェクト。何でも“遺伝子治療”などの研究の為に、一般ユーザーが使っているPCの空きリソースを活用することによって、大規模な演算を進めようというものみたいだ。利用ガイドを読んでみると、チーム制度やらポイント制度やら、SETIと同じようなシステムを使って、利用者を煽ろうとしている。この点は、SETIがあくまでも日常の業務に支障がでない範囲で参加することを勧めているのとは、ちょっと温度が違うようだ(一応「あなたの通常のPC利用を妨げません」と書いてはあるけどね)。
え〜と、なんで私がこのように辛辣な書き方をしているのかというと、このプロジェクト、遺伝子治療や宇宙開発なんて綺麗ごと書いてあるけど、要は一民間企業の利益のために、私達が使っているPCの資産を無料で提供しろ!という事でしょ。
例えば、あなたが偶然受け取ったcellの演算により、そのプロジェクトが決定的な進歩を遂げた場合の利益享受はある訳?。それとも、これらの分散演算によって得た利益は、参加者全員に公平に分配されるの?。そんな訳無いでしょ。
SETIのプロジェクトがここまで世界的に大規模なものになった訳は、詰まるところこれらの計算結果は、特定の誰かが莫大な利益を享受することが無いシステムだからなのでは(無論、間接的に莫大な利益を得る機関はあるかもしれないけど)?。
つーか、これって他の企業の為にリソースを提供する訳だから、仮に業務に使ってるPCにインストールしたら、立派なリソースの横領だよね。その辺の問題が発生した場合、間に入っているNTTデータは、どちらの味方をするの?。
まあ、誰が利益を得ることになろうとも、人類全体の科学技術発展に役立てるのだからそれでいいという考え方もあるが、それでも、先端技術研究という綺麗事を盾に、人のリソースを無料で借用しようなんて、ちょっと図々しすぎやしないか。それとも、私の考え方がひねくれているだけなのかな?。一応SETI@home参加者の私としては、ちょっと複雑な心境。
ああっ!、低音が少し帰ってきた。嬉しい…。
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こちらの掲示板で、抽選によりプレゼントして頂いたレゾナンスチップが無事届いた。どうもありがとうございます。
今回プレゼントして頂いたのは、レゾナンスチップの通常版と、クライオ処理という超低温処理済みのレゾナンスチップを半分ずつ一つのパッケージに封入したプレゼント用特別バージョン。通常版とクライオのハーフ&ハーフ版だ。
とりあえず、現在では悩み所が多い私のオーディオシステムなので、実際の使用インプレッションは、もうちょっと待ってね。アクセサリに頼るのは、素の状態で満足できるまで持っていってからじゃないと…。
都内に出かけたので、帰りに神田の古本屋街を散策。東京堂書店が仮店舗から新店舗に移転していたので覗いてくる。ここの本屋は、何故か私とウマが合う品揃え。一本裏道にあるせいか、店内は静かで本を探したり立ち読みをしたりするのに都合がいい。新店舗になってから何故か2階で文庫の古本が売っていたのが不思議。結局特に欲しいものは無かった。
店を出てから古本屋街を色々見て回ったのだが、特に古本は購入せず。ただし新本はあちこちで数冊買ったので、備忘録としてここに書く。
一冊目は「図書新聞:編/新版古書店地図帖」。この本は言うなれば「レコードマップ」の古書店版みたいなもので、日本全国の古書店の住所と営業時間と主要取り扱い分野が掲載されている。ただ、地図は都市圏にある古書店しか掲載されておらず、レコードマップに比べるとちょっと愛が足りない。できれば書店ごとの一口コメントも載せて欲しかった…。
というのも、1976年に発売された旧版では、掲載全ての古書店マップと、各店舗ごとに数百文字のコメントが掲載されていたからだ。その代わり、新版の方は旧版で未収録だった、東北・北海道地区の古本屋も掲載されているので、これはこれでしょうがないのか?。
ちなみに、本書の版は1997年版なので、ちょっと掲載データが怪しい部分があるのだが、実際中身を見て、自分の頭にある古書店マップと照らし合わせると、大体使えそうなので購入してきた。
二冊目は平凡社ライブラリーoffシリーズ「宮本常一/イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む」。こちらの本は、「おっ!宮本常一はイザベラ・バードの関係の本をもう一冊書いていたのか?」と思って、店頭で見てあまり中身を確認せずにレジに持っていったのだが、ちょっと失敗だった。というのも、家に帰って本の前口上をよく見ると、「本著作は未来社より刊行された『旅人達の歴史・古川古松軒/イザベラ・バード』のイザベラ・バード編を改題したものです」と書いてあったから。
この本持ってるよぉ。でも、体裁が変わってもう一度読み返すというのも悪くないかな…。
ちなみに本書の元になっている「イザベラ・バードの『日本奥地紀行』」は、明治初期の日本を知るのには非常に良い名書。
三冊目は「藤島康介/ふじしまPACK」という、半分画集みたいな本。別に藤島康介にも「ああっ!女神様」にも全然興味はないのだが、この本の内容は、かつて出版されていた“げーむじんPARTNER(※2001年夏号で休刊)”という雑誌で連載されていた、藤島康介と有名オタク系キャラデザイナーやメカデザイナーとの対談コーナーをまとめた本だという事で買ってきた。
この連載の対談記事はなかなか面白く、かつて“げーむじんPARTNER”が発売されていた頃は、書かさず立ち読みしていたんだけど、その雑誌は確か薄っぺらい体裁で値段が1,200円だったので、とても買う気にはなれなかった。しかし、こうやってまとめて読めるようになったというのはありがたい。対談には、各アーティストが即興で描いたイラストなども掲載されているので、その手のマニアの方にもお勧め。
最後は「氷川へきる/ぱにぽに3巻」。すいません、ちょっと前に友人が1〜2巻をを貸してくれて、始めは「なんだこの漫画、全然面白くないじゃん」と思っていたのに、何度か読み返していたら、はまってしまいました(笑)。まったくもってミーハーな奴ですね。ちなみに初回限定版には、ベホイミ作の「飛び出す絵本」が付属してるぞ!。
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明治時代後期から大正時代、昭和の時代にかけて、裕福な家庭の子供向けに「おもちゃフィルム」と呼ばれるものが売られていた。
これらの元は、映画館が痛んだ使用済みフィルムを切り、ファンに向けて販売したことから始まる。初期の頃は映画の代表シーンのカットなどが人気になったのだが、そのうち販売されるフィルムはどんどん長くなり、20ft〜30ftなどの長さになると、家庭で映写機を用意すれば、動画として1〜2分の長さの映像が鑑賞できる。
こうなると、切り売りフィルムは写真を鑑賞するというより、現在でいうビデオやDVDなどの映像ソフトの一種として広まり、一時は浅草などの繁華街で、必ずこのような切り売りフィルムを売り出しているお店もでていたという。中には、映画用の長編フィルムを勝手に切り張りして独自のストーリーを作り出して売っていたという業者もあったらしい。
やがて、これらの商品の人気が高まるにつれ、映画館から使用済みフィルムが出るのを待っているだけでは、市場の供給に答えられなくなり、業者の間では映画館に配給されているフィルムを一晩借りてきて、再製フィルムにコピーするという者も現れた。これらの行為は、現在でいえば文字通りの“著作権侵害”なのだが、所詮は家庭用のおもちゃという事で、映画会社も特に訴えたりはしなかったらしい。
ちなみに“再製”フィルムとは、使用済みフィルムを苛性ソーダで煮て幕面を取り払い、その上から新たに筆などで感光剤を塗っていくという方法で作られたフィルムのことで、映画館などで使うには質が悪くて嫌われたのだが、家庭用の手回し映写機で再製する分には、むしろコントラストが強まり都合が良かったみたいだ。
そして、それらおもちゃフィルムが世に受け入れられていく中で、当時子供達に人気のあったキャラクターを、権利者にを無断で使用してアニメーションに仕立て上げて売り出すという業者も現れた。
前置きが長くなったが、そんなフィルムの一つが、こちらのサイトで公開されている「冒険ダン吉のオリムピック大会」。私も実際の動画を見たのは初めてなので、感激した。ここで紹介されているのはオリムピックのエピソードだが、他には野球大会などのフィルムも売られていたらしい。
これらの商品は、所詮おもちゃだという事で、国の機関や民間団体も全く保存活動をしていないみたいだし、家庭で保管されているものも、価値があるとは認識されていない為、どんどんゴミとして処分されていく運命みたいだ。しかし、日本におけるアニメーションのルーツとして、研究価値のある貴重なものでもあるし、アニメーションでなくても、戦前の映画フィルムは、これらのおもちゃとしてしか現存していないものも沢山ある。
現在のアニメプロダクションや、映像プロダクションの中には、これらの仕事から財をなしたという業者もチラホラあるみたいだし、何処かでまとまった研究がなされれば、日本の娯楽映像史に新たな視点を与えるものになりそうなのだが…、どこかで研究しているところは無いのかな?。
つっても、今の生活では週末も何もないんだけど、とりあえず週末の出来事を。でも、特に書くことも無いなぁ…。
昨日の日曜日は、友人と古本屋やら電気屋やらに出かける。私の友人が無線LAN用のルーターを買いたがっていて、一緒に店頭で迷っていたのだが、結局大手で定評のあるメルコのWBR-B11に決定。
私は同じ店内にあるエロゲーコーナーで、「僕と僕らの夏」というゲームの初回限定版(というか、初回しか出荷してないと思う)が、1,980円で投げ売りされていたのを発見・購入してきた。このゲームは以前、私の友人であるエロゲー魔人のS氏が、「これ、お前に絶対お勧め!」と強く勧めてくれたものなんだよね。しかし、ダムで沈む集落を舞台にって…、設定がシブ過ぎ。
ちなみに同行していた友人は、同時にエロゲーを3本買っていた。勇者だなぁ、一度にそんなに買って、やる暇あるのだろうか?。
今日の月曜日は、午前中個人的な用事があって出かけていて、午後は昨日の友人の家に無線LANの設定をチェックしに行った。しかし、途中で面倒くさくなってどうでも良くなり、適当にダベって19時頃に帰宅。
家に帰ると、例のソーテックの友人から「リモコンがない」という電話があったので、部屋を探してみると無事発見。早速「手元にあった」とメールを出したら、取りに来ると連絡が入る。ありがたい。
そして30分後くらいに友人が到着、リモコンを受け取るついでに本を数冊持ってきてくれた。忘れないように書いておくと「星 新一/きまぐれ体験旅行」「司馬遼太郎/街道をゆく38・オホーツク街道」「鶴田謙二/アベノ橋魔法☆商店街」の三冊。感謝。
図書館やら友人やら自分で買った本やら、未読の本がどんどん溜まってくる。早く読んでしまわないと…。
んで、今の時間は、昨日買ってきた「僕と僕らの夏」を、VirtualPC にインストールしたところ。早速起動してみたのだが、なかなか面白そう。
近頃のエロゲーは、傾向が完全に二極化しているようで、こちらのゲームは、かつての純文学を読んでいるような設定とテキストで構成されている。初回限定版だという事で、有線のラジオで放送(!)されたという、このゲームのラジオドラマCDが入っていたのだが、聞いてみると何やら往年の青春系少女漫画を彷彿とさせるような脚本で、ちょっと恥ずかしかった。
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数年後には、こんなめんどくさい手続きをしないと、自分で買った音楽CDを自由に聴く事ができなくなってしまうのかねぇ。だんだん音楽CDを買い続けることが、アホらしくなってくるよ。
現状では、どんなコピーコントロール技術だろうと私は絶対反対!。そもそも、世界中でもっとも高額なCDを売りつけられている日本の消費者が、一体何故このような仕打ちを受けなければならないのだろうか?。「CDコピーがソフトの売り上げを抑制している」なんて、インチキもいいところ。この不況下で、音楽産業のみが成長を続けるなんてあり得ない話だ。
そして、平然とそれらの責任を、ボッタクリ価格でも渋々CDを買って頂いている、世界で一番音楽CDにお金を貢いで頂いている日本国民のせいにする。まったく気楽な商売だよな。レコード会社というものは…。
音楽の“オ”の字も知らないくせに、お金の“オ”の字にばかり反応している腐れレコード会社と、その関連会社、独禁法を平然と違反し続ける著作権管理会社達は、いい加減音楽ビジネスの現場から消えて欲しい。日本のCD会社は、もうインディーズのみで充分。
同時に、音楽マニアやオーディオマニア、誰でもいいけど音楽の消費者である私達も、この横暴な仕打ちにもっと怒りを表明してもいいのでは?。「アーティストの権利を守る」なんて詭弁には、皆さんそろそろ騙されないようにしようよ。
フロッグデザインの筐体がまぶしい、オールドマックの中でもいまだに人気のあるコンパクトモデル。さすがに現在でも実用で使っている人はいないと思うが、それでも部屋の隅っこに置いておくだけで心が和む可愛らしい筐体。今日の昼間、友人が私の部屋に置いていった。
今回依頼された作業は、内蔵HDとメモリ交換、それにネットワークボードの増設と、更に Professinal MachTen 2.3 のインストール。
期限は適当で良いという話なので、まあ、のんびり時間をかけて作業するつもり。それと、さすがにもう内蔵電池が切れているだろうから、チェックしてダメだったら交換しておかないと。
あと、手元にSCSIのCD-ROMが無いので、最悪PowerCDのSCSI基盤を復活させる必要があるかも。あんまりイジりたくないんだよなぁ、あれ…。
報酬は、もう一台のSE/30だそうだけど、できればネットワークボードも欲しかった(笑)。
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現在友人から預かっている、元KENWOOD、現在ソーテックブランドのCDミニコンポ。最近秋葉原では9,000円を切ったという情報もあり、ハッキリ言ってそこまで安いのならば、音がでるだけでも上等だと思うのだが、これがまたどうして…普通に音質評価をしても、なかなかの高性能ぶりを発揮してくれた。
まずはラックに納めたVH7PC。ご覧の通りかなりコンパクトなボディで、大きさ的にはネイムオーディオのハーフサイズコンポとほぼ同一のサイズ。この中にアンプ機能とCDPとFM/AMチューナーが収まっている。尚、このコンポは縦置きで運用することも可能で、セットには縦置き用のスタンドも付属している。
外見はシルバーを基調として側面が濃いブルー。ディスプレイ部は水色のスクリーンに白抜きという表示になっているのだが、ちょっと距離が離れると見にくくて困る。その他本体についているキーは縦置き状態で使われることを前提としているみたいで、写真のような設置だと、ちょっと押しにくい。また、中央やや左にあるボリウムつまみは、堅くてしっかりしているのだが、どうもネバネバした感触で、あまり操作感は良くない。リモコンのキーも、リンほどではないのだが、ダラダラと同じような大きさのキーが並んでいるだけで、あまり出来が良いものとは思えなかった。
まずはヘッド部分のテスト。そのままメインシステムに組み込む為、配線作業をする。驚いたのはSP端子にK400が突っ込めること。そう、きちんとしたバナナ端子を装備しているのだ。ミニコンポにしては、これだけでもかなりの驚き。その他CDPのテストもするため、カリックからPAD MIZUNOSEIを接続。RCA端子の取り付けもしっかりしているし、端子間の感覚も広めに取ってあるので、きちんと高級ケーブルも接続することが可能。このケーブル、定価ベースで考えると、VH7PCの6倍の値段なんだよな…。なにやら複雑な気分。
電源は、普段メインシステムで使っているワイヤーモールドから供給した。ここで注意するのは電源の極性。コンセントを差し込んだ向きにより、シャーシ電圧がかなり上下する。手持ちのテスターで計測したところ、極性が正しい場合は2V程度の電圧なのだが、極性を逆にすると16V程度の電圧がシャーシにかかる。
また、もう一つ注意というか警告。これは借りてきた製品だけのトラブルかもしれないのだが、一般的にコールド側を差すと思われるケーブルの白い印が、何故か反転していてホット側になっていた。一応バラして元に戻しておいたが、念のためこの製品を持っている人はチェックしてみた方がいいかもしれない。手元にテスターがない人は、聴感で判断しよう。電源の極性については、環境によって差がでる場合と殆ど差がない場合があるので、聴いてみて判らなかったら、そのままの状態で構わない。
また、テスラクランプなどのアース用対策機器を持っている人は、是非筐体をきちんとアースに落として欲しい。計測してみても、シャーシ電圧は1V以下に落とし込めるし、音も随分変わる。
今回用意した製品は、自分のモノではないので手は出さなかったが、仮に自分で手に入れたモノだとしたら、まず貧弱な電源ケーブルを切断して、太くてしっかりしたケーブルに交換し、アースもきちんと落とす。これだけで音質は絶対に改善されると思う。尚、この製品はシャーシとシグナルのグランドが共通なので、環境によってはアースを落とすと発振するかもしれない。手を入れる人はその点に十分注意。
とまあ、この小さなボディにこれだけ太っといのを何本も差し込んで、何となく気の毒な感じもするのだが、とりあえずこの状態でMerlin EXL-1を鳴らしてみる。
一聴した感想は「なかなかやるな…」という感じ。低域側は多少苦しい部分もあるが、中高域に関してはなかなか艶っぽい音を再生する。現状の国産ミニコンポで、これだけ普通な帯域バランスの再生音を奏でる機器は、ひょっとして他にはないのでは?。
一部のファンサイトで言われている「10万円のコンポを凌駕する!」とまでは言うつもりはないが、単品コンポの比較対照が、スピーカーを含めたアンプ+CDPの三点セットで10万円だとすれば、結構いい勝負ができるような気もする。
このアンプは、ボリウム50を境に、増幅回路がA級とAB級に自動的に切り替わる。これ以前のAvino(この製品はKENWOODでAvinoの後継機として売られていた)では、ユーザーが手動で切り替えることができたのだが、その機能が廃止されたのはちょっと残念。
A級とAB級の音質差なのだが、音圧が変わってしまうので何とも言えないが、ボリウムを49から50にしてみると、ボーカルなどが前面に飛び出してくる代わりに、背景の演奏がやや引っ込みがちになる。逆にボリウムを50から49に落とすと、ボーカルなどが引っ込む代わりに背景の演奏が飛び出してくるといった感じ。あまり差はないのだが、やはりA級の方が多少上質な音を再生するようだ。
一つ困ったことは、電源を一回切ってオンにした状態だと、勝手にNBという低域ブースト回路が入ってしまうこと。この機能は上質な音楽再生にはハッキリ言って邪魔。しかし、対策のしようがないので、現状では電源オンの際に、いちいちNB回路を手動で切るしか方法がない。
また、このサイズのボディに無理をしてA級回路を組み込んだせいなのか、ボディには冷却ファンが付いていて、それが電源オンと同時に終始回り続けている。PCの横に置いて使う際には気にならないのだろうが、単独でミニコンポとして使う場合は、風きり音が結構気になる。ファンを付けないと危険だというのなら、無理をしてA級増幅にこだわる必要は無かったのでは?。
外部入力を利用してCDPをカリックに変更してみる。結果は当然といえば当然なのだが、再生音のグレードが全く違う。ぶよぶよした低域側の音もきちんと制動されるし、高域側もとても自然に伸びている。ひょっとして内蔵CDPが大量にノイズをまき散らしているのかもしれない…と思って、内蔵側を動作させたままカリックによるCD再生を試みたのだが、この機器はソースを外部入力にするとCDPは自動的に停止してしまう仕様になっていて、この点での検証はできなかった。ま、こういう仕様なのだからこれ以上追求しても意味はない。
ここで一つの結論。内蔵CDPは、悪くはないがそれほどの性能でもない。むしろこの機器の肝は、内蔵アンプの方にあるらしい。単なるアンプ勝負というのなら、5万円程度の単品アンプより高性能だとは言わないにせよ、バランスのよい音は出している気がする。私自身、このサウンドが結構気持ちいいので、しばらくこのままの状態でディスクを取っ替え引っ替えして聴いていた。
上は内部写真。左側の写真がカバーを開けただけの状態。上部CDメカ左側にある部分がトランス。トランスは、始めに想像していたサイズの倍以上はある大きさだったので、ちょっとビックリした。下にある緑色の基盤はチューナーとUSBデジタルの回路。USB回路はきちんとシールドされているのが頼もしい。
その大きめの基盤を剥がして上に置いたのが右側の写真。左側が電源部分で、右側が信号部分。RCA端子が繋がっている部分は完全に別基盤になっている。中央に見える銀色の部分は通風口。
バラしてみた感想は、やたらとネジが多くて、かなり組み立てに手間がかかっているという印象だった。
アンプ部分のチェックはこれくらいにして、次はスピーカーのチェックに移る。一応きちんと実力を測ってみたいので、セレッションSL6用のスタンドを用意する。
後ろにあるEXL-1は片づける訳にもいかないので、各ユニットをショートさせる事にした。
まずスピーカーの配線。リアの端子部分は、とてもしっかりしたパーツが使われている。WBTのバナナがそのまま突っ込めるミニコンポってのも…、ホントにこの製品は1万円で売ってしまって良いのか?。
その他じっくりと外観をチェック。気になった部分が前面サブバッフルが取り付けてあるボディ部分。これはデザイン上の狙いなのか、それとも真面目に音響解析をした結果なのか、緩やかに波打った構造になっている。とにかくコストはかかっている。
まずは純正のヘッドで鳴らしてみる。なかなかいい感じだが、当然ながらEXL-1には敵わない。というか、悪くはない…悪くはないが、どうもいまいちピンとこない印象。やはりスピーカーまでは手が回らず、内部ではかなり手を抜いているのだろうか?。
そんな懸念を持ちながら、今度は普段使っているネイム3点セットとカリックでドライブしてみる。ディスクを入れて第一声が鳴り始めると…
はにゃ〜ん(笑)
そう、マジでビビった!。予想していたクオリティの範疇を遙かに越えていた。本当にこのスピーカーは、1万円コンポの付属品なのだろうか?。色を変えて単品で5〜6万円で売っても充分いけるのではないか?。クオリティに関しては、さすがにそれ以上の性能を持っているとも思えないのだが、何よりも音楽を聴いていてとても楽しい。やや陳腐な表現なのだが、国産のスピーカーらしからぬまとめ方。これにはかなり衝撃を受けた。
ちょっと冷静に書いてみると、低域側はバスレフポートが頑張っている感じで、あまり反応のいい音ではないのだが、量感はまあまあある。高域側は、上までストレートに伸びている感じでもないのだが、それでもいわゆる美音系のサウンドを奏でている。
そう、ハッキリ言って上も下もそんなにダイナミックレンジが伸びているわけではない。ただし、でてくる音は非常にバランスが良くて、音楽を再生していると、気分がうきうきしてくる。このスピーカーの為だけに1万円を投資しても全然元は取れる。そして、手持ちの上質なアンプで鳴らしてやる。資金に余裕があるオーディオマニアの方は、是非一度遊んでみて欲しい。私は現在失業中で資金に余裕がないのでダメだが、金ができて、まだ1万円で売っていたら必ず買うと思う。
とにかく、ヘッド部分の多機能ぶりに目を奪われがちだが、実はこのセット、スピーカーが何よりの目玉。私の場合は、あまりにも衝撃を受けたので、EXL-1のセッティングを全部やり直してしまった程だ。
更に個人的に感心した部分が上の写真。小さいので良く読めないかもしれないが、シールには「サポートに関するお問い合わせ、ソーテック…」と、テクニカルサービスセンターの連絡先が、フリーダイヤルで記してある。この辺の配慮は、国産のオーディオメーカーが忘れてしまった、メーカーとしての良心のような気がした。
だらだらと長く書いてしまったので、この辺で話をまとめるが、結論としては「資金に余裕があって、置き場所もあって、まだまともなステレオを持っていない」という人は、速攻で買うべし!。
今後、この値段でこれだけの性能が得られるステレオシステムは、もう現れることはないと思う。また、既にCDラジカセやミニコンポを持っている人も、お金に余裕があれば、即買い換えをお勧め。
文中では、敢えて一般的なオーディオ製品としてのスタンスで評価したが、ミニコンポという製品ジャンルの括りで考えれば、音質面と再生音のバランスで、殆ど敵はいないと思われる。更に価格のファクターを含めれば、これ以上のシステムはあり得ない。
私がこの手のミニコンポで音がいいと思っている製品に、シャープの1ビットコンポ Auvi があるが、あちらは10万円以上するし、以前のモデルだと明らかにスピーカーが全体の足を引っ張っていた印象なので、高性能には違いがないが、買い得感はあまり無い。
ちなみに、こちらの『OP-VH7PCとは』というページには、更に詳しい情報と、関連情報のリンクが掲載されている。この値段でこの性能…、結構ファンの方も多いのかな?。
最近のちなのお気に入りの場所…。
そこは、私の作務衣の足の中…。ちょっと前までは、膝の上に載せないでいると、足下で丸まって寝ていたのだが、最近はこんな所に入り込んでます。
ここの所、自分の音に自信を失っている。なかおさんに完膚無きまでに打ちのめされた(笑)というのもあるのだが、更に追い打ちをかけたのが、ちょっと前から預かっているソーテック/VH7PCによるもの。
確かに値段なりというか定価(66,000円)なりの音ではあるのだが、聴いていてとても楽しい音を出す。この音を聴いた瞬間、私は心の中で「あちゃ〜」と思った。だって、EXL-1を使って楽しい音という点で負けるとは…、とてもショック。
とりあえず昨日やった作業は、スピーカーケーブルの端末処理のやり直し。そして、ベースの見直し。MDFボードとタオックのスペースを試してみて、タオックに決定。足の数も3本から4本に変更した。そしてかなり久しぶりにスピーカーの位置を見直す。また、床に置いていたカリックもラックに戻して…、要はここ一年から半年くらいにやった事を全てリセット。結果はまだまだ全然ダメなのだが、少なくとも良い方向には向かっている気がする。
そういえば、ソーテックをテストする際にスピーカースタンドも出したので、久しぶりにセレッションのSL6Siも聴いてみた。とても気持ちいい音と、上から下まで伸びやかに楽しそうに唄うのを聴いて、またまた自信を喪失しつつある。
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昨日の続き。
結局ボロ市ではカメラを一台購入。いや〜カメラを購入するのは7月22日以来なので相当久しぶりですよ…って、んなことないって?(笑)。
今回買ってきたカメラは、またまたプリモフレックス。7月に買ったモデルは1A型だったのだが、今回購入したものは2型。ただし、ピントボードが動作しないジャンク品。
露天で3,000円の値を付けられて売っていたのもので、丁度私が持っている1A型のピントフードに付いている留め具が無かったことと、TOKO純正のレンズキャップが付いていたので、バラして部品取りに良いかと考えて救出してきた。ちなみに「部品取り」というと足元を見られるかと思い「このカメラ格好いいので、部屋の飾りにしたいなぁ」と言いながら、2,000円に値切ってきました。ま、部品をはぎ取った後は、本当に部屋の飾りになってしまうので、ウソではないです、よ(笑)。
ま、カメラについては後日詳しく紹介するとして、その後ボロ市を二周り程度した後、帰ることにする。帰りは世田谷線上町から、小田急線豪徳寺まで歩いて帰ることにした。
気ままに踏切を行ったり来たりしながら歩いている途中、世田谷線宮之阪駅付近で中古レコード屋を発見!。早速店内を捜索して、EPOと喜多郎のLPをゲット。お値段は二枚合わせて80円(税込み)。
その後、豪徳寺商店街にある古本屋とブックオフを探索。ここでBOWの「New Classic探検隊」という本を100円で購入。何となく気分がいいのでそのまま赤堤通りまで北上し、右に曲がって東に歩く。ちょこちょこと裏通りを探索しながら、途中で見つけた古本屋や中古レコード屋に寄り、そのまま下北沢まで歩いていった。
そして下北沢にある三省堂で「まるごと一冊寺島靖国」を購入して、その後はユニオンやらイエローポップやら、その他ごちゃごちゃと沢山ある中古レコード屋を探索。あ、噂のフィクショネスという本屋にも寄ってきましたよ。んな感じで、小田急下北沢駅の改札を抜ける時には、「ベスト!モーニング娘・1」のLPが手元に一枚。新品未開封品が500円だったので、思わず買ってきちゃいました。
そんな訳で、ボロ市を覗くついでに、のんびりと楽しい冬の一日を過ごしてきました。またそのうち、見知らぬ街をぶらぶらと散歩しに行ってみたいものです。
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毎年1月の15/16日・12月の15/16日、東京都世田谷区にある代官屋敷周辺で開催される、400年の伝統がある露天商のお祭り。去年に引き続き、今年も覗きに行ってみた。
最寄り駅は東急世田谷線の上町。駅から出て世田谷通り方面に南下すると会場はすぐ。平日だというのに人混みでごった返している。
露天でごった返している細い路地を越えて、ボロ市のメインストリートに達すると、まず目に付いたのが正面にある肉屋の張り紙。
う〜ん、当サイトのヌルルンちゃんに、勝るとも劣らないヌルさ加減(笑)。いや、個人的にこういった絵は大好きですよ。綺麗で洗練されたタッチばかりが“萌え”じゃないで御座いますよ。
基本的には何でもアリという感じなのだが、それでも去年に比べると、明らかに業者っぽい人の出品が増えているのがちょっと興ざめ。
ただ、こういった古本と、何だか訳の分からない美少女キャラのぬいぐるみが同居しているのが、カオスな感じで面白い。他にも戦争中に日本軍が使う為に製造されたと思われる“ガスマスク”なんて物騒なものも売っていた。
と、これ以上ボロ市全般の紹介をするのが面倒くさいので、ここから先は私の趣味で話を進めさせて頂きます。題して「ボロ市で見た二眼レフ」です。
実はこの世田谷のボロ市、私のようなカメラマニアにとってもなかなか見逃せないイベント。何故なら、毎回決まって大量のカメラを出品する露天が二件、それに加えて、一見カメラとは関係なさそうな露天の中にも、案外中古カメラがこっそりと出品されていることが多いからだ。
カメラを専門に出品している所は、ハッキリ言って相場より割高な値付けなので、よほど欲しい物件が無い限りは手を出さない方が吉なのだが、それ以外の露天では、相場を知らないのかめちゃめちゃ高い所とエライ安い値付けの所に分かれる。私が見た中では、コニカC35が3,000円、オリンパスペン各タイプが2,000〜2,500円という所があった。これらの状態は比較的良かったので、欲しい人にとってはかなりお得な物件。逆の例を挙げると、中も外もボロボロなフォールディング・ポケットコダックが2万円などと、一体誰が買うんだ?といった値付けのモノもあるので、初心者の人は十分注意しよう。それと、基本的に中古カメラ店と違い「保証がない」という事もきちんと認識しておくべき。
という事で二眼レフ紹介へ移る。左が「argoflex」。これはアメリカには珍しい二眼レフカメラで、フィルムは一般的な120ブローニーフィルムの他に、620フィルムも使うことができた。レンズの繰り出しは、リコーフレックスなどと同じギア噛み合わせ式。基本的には安物カメラ。
右は「wagoflex」で、昭和27年に東京のワルツ商会から発売された二眼レフ。同メーカーが戦前に日本商会と称していた頃に発売されていた「タローフレックス」というカメラは、半ば幻のようになっているらしいが、こちらの二眼レフは中古市場でも割合良く見かける事ができる。レンズはコミナー75mmF3.5、シャッターは1/200秒のコパルが付いて、当時の値段は18,500円というから、なかなかの高級カメラだった。
次は「beautycord」。こちらは太陽堂光機から昭和30年に発売されたカメラ。既に同社の看板商品であった「beautyflex」から、スローシャッター機能を省いて安く販売したモデルで、当時の定価は7,000円。「高感度フィルムと強力現像液によりスローシャッターはいらない!」といったキャッチフレーズで売られていた。レンズはビューティー80mmF3.5。シャッターはビューティーFB。レンズの繰り出しはボード式。
次は「alpen-M」。こちらは八陽光学から昭和29年に発売されたカメラで、レンズはアルポ75mmF3.5、シャッターはオリエントIII。オートマット、いわゆる「自動巻止め装置付き」の高級カメラで、当時の価格は19,500円。
次は「toyocaflex」。写真だけではきちんと確認できないのだが、見たところ多分II型だと思われるので、そちらを前提として話を進める。まず発売は昭和31年で発売元は東郷産業。レンズはトロリーザ80mmf3.5、シャッターはN.K.Sで、フィルム巻き上げはオートマット形式。レンズの繰り出しはボード式。リコーフレックスに対抗したのか、初期の価格は8,800円だったのが、後に7,800円に値下げした。基本的には大衆向けの廉価カメラ。ちなみにレンズのトロリーザとは、現在の富岡光学が使っていたブランド名。ひょっとして写りにはヤシコンの面影があるのか?。
次は番外編で「firstflexの外箱」。この時代のモノは、当然ながら本体より、むしろこの手の付属品の方がレア。ざっと中身のカメラについて紹介すると、firstflexは皆川商店というメーカーが発売していたカメラで、基本的にレンズはファースト80mmf3.5。戦前の昭和10年代後半から戦後昭和30年代前半まで作られていた。前面やトリムには派手なクロムメッキが施されていて、やや大味な外観だった。価格は戦前戦後で大分貨幣価値が違うので比較にならないのだが、手頃な初心者向けカメラとして売られていた模様。この箱に関しては、おそらく昭和30年代のモノだと思う。
次の写真左は「beautyflex」と「fujipet」。この写真ではよく判らないのだが、左の写真左側のカメラは、おそらく昭和30年に発売された「beautyflex 2.8」というモデルではないか?。仮にそのモデルだとすると、レンズは大口径カンター80mmF2.8で、シャッターはコパルを採用。このシャッターはプロンター0番とほぼ同じ構造だったらしく、シャッターの大きさがアクセントになっている。レンズの繰り出しはボード式。当時の価格は22,000円。同社の「beautycord」に比べて3倍以上の値段という高級機で、無論オートマット形式。
右隣のフジペットに関しては、二眼レフではないのでこちらのページを参照。
次の写真は「yashicaflex」と「yashicarookie」、beautyflexの陰に隠れているが、左側奥にあるモデルはC型だと思われる。それを前提に記事を進めると、本機は八洲光学精機(後のヤシカで現在の京セラ)から昭和30年に発売されたカメラ。レンズはトリローザ80mmF3.5で、シャッターはコパル。当時の価格が11,500円。
右はyashicarookieと呼ばれるモデルで、名前の通り初心者を相手にした廉価版の二眼レフ。レンズはヤシマー80mmf3.5で、シャッターはコパル。価格は6,800円。
上記両モデルともレンズの繰り出しはボード式で、オートマット形式。
左手前にあるカメラは、beautyflexなので解説は省略。おそらく昭和29年発売のT型だと思われる。
とまあ…ボロ市で見かけた二眼レフ紹介が終わったところで、今回の記事は一回ここで中断。とりあえず一眠りすることにします。続きは起きてからか、また明日にでも…。
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昨日の日曜日、ふじむらさんがiBookを買うというので、私といのうえさんも新宿に集合。私は集合時間に遅刻してしまいました。ごめんなさい…。
ヨドでiBookとAirMacその他諸々を買ってから、早速無線LAN実験という事で、近所にあるかどやホテル一階の「カフェ ラ ヴォワ」というお店へ直行。昼食を取った後早速AiaMacカードをインストールして、初無線LANアクセスに無事成功しました。上の写真は、そのときの風景です。
ちなみに、ここのお店のウエイトレスさんもMacユーザーだそうで、家ではiMacを使っているとの事。ふじむらさんがiBookを箱から出すのを見て「いいなぁ〜」と言ってましたよ(笑)。
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ここ数日オーディオネタが続きます。まず、今朝出かける前にササッと作り替えたスピーカーケーブルのために、WBT-0660CuというYラグをもう一セット(4個入り)購入。これは、一応高域側と低域側の環境を同じにするためで、早速家に帰って付け替えてみる。作業終了後、夜中なのであまり大きな音を出せないのだが、軽く音だしをする。やはり、このYラグは高価であるのだが、音はとても良い事を実感。
次はお馴染みPADのMIZUNOSEI。今まで正確に書かなかったが、正しくはPAD MIZUNOSEI REV.B Signatuer というモデル。しばらくの間なべさんにお貸ししていたのだが、今日久々に手元に帰ってきた。ちなみになべさんは、どうやらPADのケーブルにかなり心を動かされている模様。一体どのクラスのケーブルを買うんだろうか…?。最上級モデルは国産ミドルクラスの車と同じような値段だよ(笑)。
私のシステムは、最近ネイムオーディオがメインになっているので、一般的なRCAケーブルはちょっと使いにくい。ま、そんな事もあってわざわざネイムにスルーボードを注文したようなモノなのだが、にしても、ちょっと使いどころを思案中。
いっそのこと、テレビとビデオの接続にでも使ってみようかな?。映像ケーブルの方も、オーラルシンフォニクスのビデオケーブルが一本余ってるし…。なにやら、かなり豪華なテレビシステムになってしまいそうだが(笑)。
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現在なべさん宅の無線LANからネットにアクセス中。ソファーでノーチラス801とレビンソンNo.32、LP-12フルセット状態を聴かせてもらっている。しかし、来る度に音が良くなっているのが、なんだかとても悔しい(笑)。
きのう頂いたなかおさんのアドバイス通り、K400スピーカーケーブルをシングル→バイワイヤ仕様にしてみた。
作業完了後早速試聴。
低音キタ―――――――――――――――――――ッ!!
という感じは特になく、どちらかというと音が高域寄りにシフトした感じ。ただ、クオリティはやはりこっちの方が断然良いので、ちょっと様子を見つつアッテネーターの調整とかしてみるつもり。
でも、やはりプロの方にきちんと見て指摘してもらうと、為になることが本当に多いですよ。
スピーカーケーブルの問題にせよ、電話線の問題にせよ、決して気づかなかった訳じゃなくて、やはりめんどくさいという事と、それに伴う心のおごりみたいなモノが、きっとどこかにあったんだと思うんだよね。そんな部分をスパッと指摘して貰うと、やはり「なんとかしなくちゃ!」と思うもんなぁ…。
その他謎のテープなど、なかおさんが来てちょこっとやって貰ったおかげで、ホントに音が良くなりました。昨晩はどうもありがとうございました。
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リン製品の凄いところは、一聴すると非常に普通の音に聴こえるという事。初めてAXISを買ったときもそうだったし、CD-12の音を聴いたときもそうだった。そして今回のクライマックス・コントロール。このプリアンプ、自宅のシステムにそのまま組み入れても、本当に普通の音を出す。その普通さが凄い所なんだと思う。
今晩、そのプリアンプを自宅で試聴できるという幸運な機会に恵まれた。残念ながらスピーカーの調子はかなり悪かったのだが(後に原因は判明)、それでも、オーディオをやっていてしみじみ良かった思える、幸せな時間を過ごさせてもらった。機器を持ち込んで頂いたサウンドクリエイトさんには、大変感謝しています。
まず試聴環境。スピーカーがマーリンEXL-1。CDプレヤーがLINN KALIK。D/AコンバータがAUDIOALCHEMY DITB(なかおチューン)。パワーアンプがNAIM NAP140という構成。ある意味一癖ある機器ばかりなのだが、この中にプリアンプとしてクライマックス・コントロールを組み込むと、本当にジャストフィット。まるでずっと前からこのシステムに組み込んであるかのごとく普通に、それでいて非常に高品質な音を出す。この協調性の良さは、ある意味驚異的。
それでいて凄いのは、きちんとリズムを兼ね備えた、聴いていてノレる音楽を奏でることだろう。このリズム感というのは、一般的な高級オーディオでは結構無視されている部分なんだけど、さすがリン。本当にソースを選ばずに、どんな曲でもきちんとノレる音楽を再生してくれる。あぁ…、ホントに良いプリアンプだわ、これ。
お値段120万円というのは、一般的な金銭感覚で言うとかなり高価な機器(しかも、単体では音を出せない)なのだが、それでもきちんと仕事を持った人間なら決して買えない金額ではない。
そして、頑張って買ってしまえば、その後5年10年の間、確実にハッピーになれる。そう考えると案外安い買い物なのかもしれない。
ちなみに、私はきちんと働いていない人間(^^;; なので、残念ながら買えません。しかし、CD-12の280万円と共に、いつかは買ってやろうと本気で考えている。
私達の世代的には、スターウォーズよりも、スタートレックよりも、サンダーバードよりも、ガンダムよりも、やはりスターシップの白眉は、宇宙戦艦ヤマトの世界だったりする。
つーことで、今日見つけた宇宙戦艦ヤマトのメカニックイラストを公開しているサイト。いや〜、どれもこれも格好イイ!。
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なんだかここの所、毎日意味もなく忙しい気がする…。むしろ会社に行っていたときの方が暇だった?。という事で、今日のエッセイは一日遅れで昨日のことを書く。
昨日の昼間はオーディオ好きの友人が遊びに来たので、ついでに“Audio Spice ACC-18 Signatur”と“Audio Prism Quiet Line”のデモをやってみる。
事前に効能は説明しなかったのだが、彼の評価は私とほぼ同じで、ACC-18はややきらびやかになる感じ、クワイエットラインは音の重心が下がると言っていた。特にクワイエットラインに関しての感想は、私の以前ここで書いたコメントと全く一緒で、なんだか嬉しくなってしまう。
次に、ACC-18とクワイエットライン同時使用というのもやってみたのだが、一瞬「お、いいな!」とは思ったけど、やはりしばらく聴いていると、音の骨格が不明瞭になった感じであまり良くないとの結論。やはりこの手のモノは使いすぎると良くないという事か?。
昨日は更に別な友人から連絡があり、「ソーテックのVH7PCを買った。スピーカーケーブルを何か換えてみたいのだが、安くていいモノはないか?」という話。
この噂の激安ステレオ、秋葉原ではついに一万円を切ったらしく、彼はその価格を店頭で見て、それで衝動買いしたと言っていた。
この機器については、私も店頭で見て知ってはいるが、実物を使ったことがある訳ではないので、とりあえず現物をじっくり見る為、その日の晩友人宅へ…。そして結局自宅でチェックするという話になり、そのまま現物を引き取ってきた。
家に帰ってじっくりと眺めてみると、このVH7PCは非常にデフレスパイラルなオーディオシステムだという事が判明。詳しいことはまた後日に…。
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今日、新宿のオーディオユニオンで買ってきた、オーディオ用の空いた電源コンセントへ差し込むだけで効果があるというラインノイズフィルタ。定価は7〜8,000円するモノらしいが、今日の買値は3,800円だった。
同じような製品で、Audio Prism Quiet Lineというモノも存在するが、クワイエットラインが複数使用を前提にされているのと違い、ACC-18は単独仕様を前提としているみたいだ。また、クワイエットラインが「オーディオとは関係なくても、家中の空いているコンセントにはどんどん差せ」と指示されているのと違い、こちらは基本的にオーディオ用の空きコンセントに差すことが指示されている。
両者を並べて比較してみる。写真奥のクワイエットラインは、明らかに何らかのACアダプタを流用した筐体なのに対し、ACC-18の方は専用木製ボディに納められていて、見た目はそれなりに高級感がある。
次の写真は、筐体のネジを外して本体をバラそうとしているところ。しかし、ネジはすんなり外れたのだが、黄色いコンセント部分のパーツは引っぱっても出てこない。どうやら内部でボディと接着されているみたい。あきらめる。とりあえず付属のマニュアルによると、内部にはInfini-Capのコンデンサーと、Holcoの高精度抵抗が使われているらしい。それと、プラグ部分はEagleのULグレード2PIN仕様になっている。
早速使ってみる。確かに音に変化はみられるが、これを改善と言っていいのか、ちょっと微妙なところ。具体的には音場が外側に広がり、その分やや腰の強さが失われているような気もする。クワイエットラインの効果は“音の重心が下がる”という感じだったので、似たような製品コンセプトにある両者でも、大分効果は違うということになる。
私がクワイエットラインと一番違うと感じたところは、音質そのものではなく、ACC-18の方は、コンセントに差した瞬間から音に変化を生じさせるという事。逆にクワイエットラインの方は、コンセントに差し込んだ瞬間はさしたる音の変化は感じられないのだが、数時間コンセントに差しておくと、徐々に効果が安定してくるという感じで、効きのピークにややタイムラグがあるような気がしている。
ま、今日買ってきたばかりの製品なので、まだまだ結論は出せないが、とりあえずはマニュアルにある「見通しの良い、明快なサウンド…」方向での音質変化は確認できる。そんなに高価な製品でもないし、気になる方は一個購入して試してみては如何だろうか?。
今日の昼間は小田急線に乗って南林間まで…。まず駅前を歩き回ったのだが、古本屋も中古CD屋もなし。こんな街用もなし…という事で、用事を済ませた後、ぷらぷらせずにさっさと帰る事にする。
しかし、新宿から南林間までの運賃が400円なのに、自宅から新宿に出る為には合計460円もかかる。行政や企業、その他色々の機関は、明らかに東京の東側を差別してるよなぁ。
帰りは奮発してロマンスカーで新宿へ。ちなみにロマンスカーの追加特急料金はたったの400円。この金額で快適なリクライニングシートと、とても乗り心地が良くて静かな車両と、新宿まで30分という時間が手に入る。乗らなきゃ損だよねぇ。小田急沿線に住んでいる人が本気で羨ましい…。
新宿では久々に中古カメラ屋を何軒かハシゴして、その後タワーレコードへ。
・STEVE REICH/Tehillim & The Desert Music(新録)
・Zoltan Pongracz:Ivan Patachich/Hungarian Electroacoustic Music
・河井英里/青に捧げる
の、計3枚のCDを買ってくる。その他ミュゼのVol.40があったのでそれもゲット。
外に出て、その後新宿オーディオユニオンへ。地下の売り場で、Audio Spice ACC-18 Signatureという、怪しげなアクセサリーが3,800円で売っていたので、ついムラムラときて購入。にしだやさんからお借りしているAudio Prism Quiet Lineに対抗できるかな?。
その後新宿ユニオンのジャズ館に行き、格安在庫処分品の餌箱を漁る。
・Danilo Rea:piano solo/Lost in Europa
・Dead Cat Bounce/Lucky By Association
・Mario Raja:Domenico Starnone:Carla Marcotulli/Amori Imperfetti
の三枚を救出してきた。
その後帰りの電車でミュゼを読んでいたら、丁度今日タワーで買ってきたライヒとハンガリアン…のCDについて解説が出ている。ちょっと可笑しかったのは、テヒリームの歌詞をカタカナで書いてあったこと。
「ハシャマイムメサフェリムカボリケイルウマアセイヤダイブマギハーラキーアヨンヤ!ヨンヤ!ビーアーオーメーア」
みんなで覚えてカラオケで歌おう!(笑)。
メカデザイナーの名前がなんというか…。ついにアニメの世界が現実にシフトし始めているという事でしょうか。
大きさも人間サイズで、体重も思ったほど重くないし、これはいよいよマルチ実用化の目処が立った?。
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マジで節制を考えるか、マジで就職を探すか、マジで直接仕事を貰いまくるか…、本来は非常にせっぱ詰まった私の筈なのだが、とりあえず出かけるとどうしても無駄遣いばかりしてしまうのがいけないところ。このままじゃホントに金無くなるぜ。
まず本屋に向かって仕入れたものは、安原 顯の「ハラに染みるぜ!天才ジャズ本」。石原 俊の「いい音が聴きたい」。
ヤスケン本の方はまだ序盤しか読んでいないのだが、この本、音楽とオーディオの予備知識がないと、ちょっと読み進めるのが辛いかもしれない。ただ、一定の知識がある人にとってはとても面白く、私もこんな風に色々と本を買って、CD買って、映画に行って、ライブを聴いて…そんな生活をしてみたいものだとつくづく思う。本人は今非常に大変な状況にあるが、少しでも長い間世間にもの申し続けて欲しい。
もう一冊の「いい音…」の方は、家に帰って全文読んでみた。非常に軽口な内容だが、世間にこのような本がもっと数多くあれば、オーディオマニアのイメージ、というか、非マニアの方がオーディオマニアに持っている印象が変わるのにとも思う。世間では、自動車のパーツを変えて走りを追求したり、カメラのレンズを変えて写真の写りを追求したりといった趣味は、少なからず非マニアからも尊敬を集める行為なのに、オーディオに関しては、ケーブルやセッティングで音が変わるというと、すぐにマニアを変態扱いする。この本が岩波新書から出ているというのも意味があることで、広くマニア以外の方が読んでくれれば、少しでもオーマニに対する誤解も解けるかも。
次はちょっと足を伸ばしてブックオフへ寄ってみる。中古アニメCDの棚を見ていたら、何故かそこにはジョン・ゾーンのコブラが…。確かにジャケットは玖保キリコのイラストだし、内容を知らなければアニメのCDと思われても仕方ないかもしれない。このCDは私も持っているのだが、手に取ってみるとこちらは二枚組CDで、私が保有している一枚組と内容が違うものなのか?、と思い購入。価格は950円だった。
ちなみに上記リンク先のサイトでは、「実物は青色の箱だった」と書いてあるが、私の買ったコブラは黄色い箱。更に中身のレーベルは、青と黄色で、リンク先のようなピンクのレーベルは入っていない。そして既に持っているコブラは青いレーベル(1枚モノだったので箱はない)だったので、一体全体何種類バージョンがあるのかな?。それと、確か以前見かけたアナログ版もジャケは青だった。
あ、も一つ白状すると、帰りに寄ったコンビニでまんがタイムきららも買っちまったよ(笑)。私的には新条るるの「LOVE ME DO」がお気に入り。しかし…同人誌紹介コーナーって、一体この4コマ誌はどうなってるんだ?。
♪ゆ〜き〜がぁ ふる〜 あなたは こないぃ〜
こんな日だというのに、これから上野に出かけてこないと…。
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今年も無事開催できました。今回集まった人たちは合計11人。これだけ沢山の人達と同じ趣味の話で盛り上がれるなんて、本当に貴重な機会で、本当に楽しい時間でした。
参加者の皆さん、どうもお疲れさまでした。来年もまた集まりましょう!。
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おい!、なんで私の家にブロッコリーからダイレクトメールが来るんだよ!(笑)。
いくら私でも、ブロッコリーに住所氏名を登録した覚えはないけどなぁ〜。確かにゲーマーズで買い物したことくらいはあるけどね。それにしても、こんな物いきなり送ってきたら、郵便屋さんに恥ずかしいですよ。
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図書館へ返しに行かないといけないので、あわてて読んでいる。私自身も、非常にライトな部分で古書収集癖が無きにしも非ずなので、うんうんと納得できることも多い。
特に、初版・美本収集の話は面白いね。このジャンルはかなり難易度が高いらしく、現在では「美少女戦士・セーラームーン」ですら、初版・美本・帯付きを全巻収集することは、かなり難しいらしいです。
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科学というのは、本来宗教とはなんの関連性もないはずなのだが、多くの人は科学を『宗教』として認識していいる。中にはハッキリと「科学は宗教だ」といっている人もいたりするし、もっと進んで、科学を宗教や政治に結びつけ、大衆を支配しようとした例は沢山ある。近代ではルイセンコ学説なんてバカげた論争もあったものだが、これは科学が共産主義という、きわめて宗教色の強い政治形態に利用された例。「共産主義者は無神論者では?」という意見もあるが、今だかつて地球上で真の“共産主義者”は誕生したことがないので、この意見は却下(笑)。頭の先からつま先まで共産主義な人は、ひょっとしたら神様とは無縁な科学的で合理的な生活を送るのかもしれないが、しかし、現在地球上に存在している共産主義国家は、殆どが独裁政治。独裁者を神様に祭り上げている政治形態だ。
科学的思考法というのは、私達近代以降の人間に、思想的な影響を非常に強く与えている。 例えば一昨日のここの記事。「壁コンセントを入れ替えて音質が向上!」という現象は、近代の人間のような科学的思考法を身につけていない人からすると、「神様がコンセントに宿った」「コンセントに特別なまじないをかけたおかげ!」みたいなことになってしまうかもしれないが(ちょっと極端か?)、実際の原理はともかく、少なくとも今の私達には、「コンセント内の保持力と、プレートの壁へ対する密着度が上がった為」「一般的ULグレードに施されているニッケルメッキが施されていない為」などという、科学的な推理をすることができる。
しかし、科学を“宗教的”なものとして受け止めている人は、「そんなことで音質に変化が出るわけがない。全てはまやかしだ!」という結果を導き出す。これは一見科学的な思考法に見えるのだが、実際は“科学”という神様に忠実に沿った意見で、そのとき彼らの頭の中では「科学様のいう事に間違いがあるはずがない。そんなことで音に変化があるわけがない。私の感じたことは間違っている、おお科学様よ!」といった事を考えているのかもしれない。つまりこれは、現在科学で証明されている教典だけに忠実であるという事。この教典は絶対な為、思想的にこれらに反することは考えてはならない。ただし、現世に現れていらっしゃる、光り輝くノーベル賞受賞者やアメリカの有名大学教授ら教祖様による新たな教典が発表されれば、そちらに従う。それ以外の現世科学に対する批判は絶対に許さないという姿勢。一体何処が科学なのやら…。
もっとも、この件に関しては、本当にただ音質変化を感じられないという可能性もあるので、一概には言えないかもしれない(笑)。
もう一種類、“科学宗教”に染まっている例としては、本来科学が取り扱わない事までを科学で無理矢理解決しようとする事。「殺人はなぜやってはいけないのか?」「何故目上の人を敬うのか?」「恋とは一体何?」。
これらの現象は、当然人間を一つの物体として考えれば、多少無理をしてでも科学的な説明は付く。殺人の禁止は、人間が集団生活をしないと生きていけない動物だからであり、目上の人を敬うのは、若い人より生きる為の知恵を持っていて、それが集団の為になるから。恋とは人間が今まで見た人間の中で、一番優秀な遺伝子を残してくれそうなパートナーを見つけたとき…。
ただし、これらの現象に科学的証明がなされたとしても、実際このような現実に直面している私達にとっては、なんの解決にもならないことが多い。これは、科学がこれら精神の内面的現象、つまり自己の精神的問題を解決する為の思想ではないからだ。科学は基本的に第三者による外部からの証明が可能な分野のみを扱う。つまり、我々が持っている道徳心を科学的に考察するのは良いとしても、科学的に結論づけてしまう事は、全く持ってナンセンスだということ。
例えば殺人の問題に関しては、第三者的視点で地球全体の環境を突き詰めて考えていくと、どう考えても弱者の遺伝子は抹殺するべきという結論になってしまう。実際ナチスやソビエト共産党は、それらの視点から人民の大量虐殺に踏み切った。老人問題を突き詰めて科学的に扱うと、全員老人ホーム送りにすべし、という結論になるだろうし、恋も突き詰めて科学的(?)に扱おうとすると、それは某統一協会のような集団結婚に繋がるだろう。もっとも、恋に関しては男女間の余計な悩みが無くなるわけだから、これはこれで幸せか?。
結局、これらの似非宗教に私達がはまりやすいのは、やはり基礎となっている思想が欠けているからなんだと思う。幼い頃にきちんとした道徳教育を受けて、理屈ではない集団生活のルールというものを学習していれば、これら似非宗教に対する耐性も強まると思うのだが、最近の児童教育の流れは「好き勝手に育てる」が基本らしいので、道徳で目上の人を敬うといった事を教えると「右翼」や「戦争主義者」などといわれてしまうらしい。
誰かが何処かで「科学の発展は人を不幸にする」とか言っていた気もするが、確かにその通りかもしれないな…。
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あちらこちらを定期的に更新するのは面倒なので、今日からフェレットネタもこちらでやります。ある程度記事がまとまったら、バックナンバーとは別にフェレットジャーナルの方にもまとめるつもり。
つーことで、今日の『ちな』。
ここに来ている人は既に知っているとは思うけど、彼女は一年半くらい前から私の家で暮らし始めたフェレット。ファームはパスバレーで、カラーはやや薄目のセーブル。体重は800g前後と小柄なボディです。
今日はストーブの真正面を占領して寝ています。普段は私の膝の上に登りたがるんだけど、無視していると諦めて私の足下で寝てしまいます。つーか、フェレットって寒さには強いんじゃなかったっけ?。
私が日本の運動家や進歩的(笑)文化人を徹底的に嫌っているのは、奴らの発言には全くもって我々自国や自国民に対する愛が全く感じられないからだ…。というか、北朝鮮だって中共(ATOK13で変換できないのは、何か恣意的なものを感じる)だって、ソビエト共産党だって、クメールルージュだって、事の善悪と方法論はともかく、自国や自国民への愛ってのは思想の前提条件だったと思うのだが…。
と、前置きを軽くかましたところで、岸井成格のTVメール。
つまり、奴がいいたいことは、現在日本に帰国している拉致被害者を北朝鮮の強制収容所に送るために帰国させ、現地で飢えている人達には全く届かない食料援助と経済支援をして、その金で核開発とミサイル開発を急ぎ、日本に早くテポドンを打ち込め…、という事なんだろうか?。
「日本人はいつから、そんなことを口にするほど傲慢かつ下劣になったのか」
…って、一体何をほざいているのやら。日本がそんなにイヤなら、とっととこの国を出ていって、北朝鮮でも何でも亡命すればいいのに。
現在のサンデーモーニングで、北朝鮮問題についてマトモというか、冷静な発言をしているのは、“コリア・レポート編集長”の辺真一しかいないのでは?。
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家の壁コンは松下のWN-1318というアース付き3ピンのコンセントを二連にして、同じく松下のWN6006というプラ製コンセントプレートで支えていたんだけど、この度米国HUBBELL社のHBL5362WというコンセントとB82という真鍮製コンセントプレートが手に入ったので、早速オーディオ用の壁コンを交換してみることにした。
まず最初に警告なんだけど、一般家庭における屋内配線の工事は電気工事師の免許が必要です。一般の方がこのような作業を行うことは違法になりますので、十分注意してください。
まずは壁コン内配線の様子。黒がホット側のラインで、白がコールド側。緑はグランド(アース)ラインで、電源ラインとは全く別系統にコンセントボックス下方向から二本生えてきている。とりあえず元の配線通り、電源ラインをもう一個のコンセントへ直列に繋ぎ、アースラインは元通り二本とも並列に繋いで蓋をする。
次の写真が完成写真。ゴールドの真鍮が何やら格好よくて、いかにもいい音がしそうな感じ。コンセント自体の保持力はかなり強力で、今回のハッベルはホスピタルグレードじゃ無いにも関わらず、松下のホスピよりずっと堅い。ちなみに、これより強力な保持力が欲しければ、マリンコのコンセントなどもがあるが、こちらは、壁に埋め込みとして使うにはちょっと危険。下手すれば、コンセントを抜く際に壁ごと抜けてしまうのでは?、というほどがっちりと固定される。
肝心の音なのだが、松下よりもやや地味になる。しかし、これは地味というよりも、松下が出していたいやな響きが取れたと行った方が正解。人の声がクリアで自然になる。特に音が消えていく様が非常にいい感触。松下も悪くはなかったが、ハッベルに比べると余計な付帯音が多目でやや派手な印象。もっともこちらを好ましいと感じる人は大勢いると思うので、どちらが上だとはいうつもりはない。
それともう一つ思ったのは、海外コンセントにあるプレートをセンターのネジで固定するという方法は、明らかに国産のコンセントプレートよりもがっちりと壁に固定できるという事。コンセント自体の差よりも、こちらの固定強度の方が音に与える影響が大きいような気もする。
コレでまあ…めでたしめでたし、となった訳なのだが、作業後風呂場で湯船につかりながらふと考えた。というのも、一つは壁コンセントボックス内の配線。元からある長さのケーブルをそのまま何も考えずに突っ込んだだけなので、ケーブル同士の接触とか、そういったことは何も考えていなかった。これらを、例えばアンプ内の空中配線のようにきちんとクロスさせずに配線すれば、もっと音質向上が望めるのでは?。それともう一つがアース側の配線なのだが、考えてみれば壁から二本出ているアースラインに、こちらも何も考えず二つのコンセントに一本ずつ並列に配線してしまった事。これはアースラインはなるべく一点に集中させて落とす…といった基本概念から外れている。
ということで、風呂からあがって再び作用開始。今度は壁コンセントボックス内の配線にもこだわってみることにした。
まずは取り外したコンセントを、位置決めのためプレートにマウントする。次はそれを裏返し、このようにクロスさせないようホットとコールドラインを配線する。これら二本のケーブルは2mm径の銅単線なので、配線というよりも針金細工をしているような感じ。被覆を傷つけないよう注意しながらペンチで慎重に折り曲げていく。本来導通ケーブルは、90度に折り曲げるてしまうと余計な磁界を発生させてしまうので良くないのだが、コンセントボックス内に綺麗に納めるにはこうするしかない。
それと、グリーンのアースのラインもこのような短いケーブルを用意して二つのコンセントを最短距離で繋ぎ、片方のコンセントから一カ所へアースを接地させることにする。ちなみにアースラインは縒線になっている。これら線材の種類はたしか法律で決められている筈。ということで、本来は屋内配線にリンブルーやイエローを使うのも法律違反なのです。
今回は壁への埋め込みにも気を遣う。無理矢理押し込んだりせず、あくまでもコンセント二個が自然にプレートの位置に来たがるかような、そんな配線を心がけた。
次の写真は完成写真。コンセントプレートの取り付けは、前回よりも楽に自然に収まってくれているので作業が楽だった。
まずは動作チェック。写真の状態で手持ちのテスターを使い電圧を測定したところ。ホット→コールド間の電圧は108V。コールド→アースライン間の電圧が1.7Vある。どうやらアースラインに微量の電圧がかかっている模様。逆に言えば、オーディオ機器の余計なノイズが、きちんとアースラインへアースされているということなのだろうか?。ちょっと気になる結果。
音質の方だが、激変とはいわないまでも確実に効果はある。音の伸びがより自然になったし、音場もやや広がっている。コンセント自体の交換も十分音質の変化をもたらすものだが、これらの配線に気を遣うだけでも、ちょっとした音質改善には繋がると思う。